※最近ちょっと気になること
あるアニメの冒頭に次の言葉が毎回出てきます。、
『同じ場所にとどまるためには、
絶えず全力で走っていなければならない』
赤の女王仮説
生物の種は絶えず進化していなければ絶滅するという仮説です。
コロナ禍で経営環境が急激に変化する中で、いろいろな業界で切実に感じている言葉だと思います。
キリンの磯崎社長はカンブリア宮殿と言う番組の中で、「シェア」に意味はない、と言われていました。
確かに、コロナの影響で業界がどうなるか分からない中で、シェア争いをしているのは無意味です。
危機にさらされている業界は、「シェア」よりも大切なのは、世の中における自社の存在意義なのですから。
<ちょっと前に気になったこと>
人がパチンコ店に行く動機はいろいろあると思います。ところで、
皆さんは、パチンコ店で勝つ以外の満足をお客様に与えていますか?
もし、勝ち以外の満足しか与えていないのだとしたら、それは賭博業ではないのでしょうか。
負けてこのホールに来て良かった、そういう思いは決して生まれないと思います。
来店した人すべてに喜んでももらうために努力をするパチンコ店は、エンターテインメント業しているのだと思います。
<もうちょっと前に気になったこと>
新型コロナの影響でしばらくは元の生活に戻ることはできないと言われています。
生活様式や経営環境が大きく変わってしますからです。
生き残るためには、いち早くその新しい世界「ニューノーマル」とはどういうものか考え、それに順応していくことです。
今回の波を降り超える指針は、まさにダーウィンの言葉がぴったりくるのではないでしょうか。
生き残る種とは、最も強いものではない。
最も知的なものでもない。
それは、変化に最もよく適応したものである。
<少し前に気になったこと>
接客の基本五原則を徹底すれば、お客様との関係づくりができると短絡的に考えている人が多いような気がします。
ANAやJALのアテンダントさんは、接客の基本五原則を徹底しています。
では、彼女たちはお客様と関係づくりができているのでしょうか?
あなたは彼女たちと関係づくりをしたいと思うのでしょうか?
そう考えると、お客様との関係づくりのためには、接客基本5原則の徹底だけでは限界があるということにお気づきになると思います。
関係づくりのためには、それにプラスするあるものに取り組む必要があるということす。
<もっと前に気になったこと>
パチンコ業界では新しい発想が求められています。
新しい発想を出すために若い人を責任のあるポジションにつけて頑張ってもらう。
悪くはありませんが、若い=新しい発想と思い込むと足をすくわれると考えています。
新しい発想ができるかどうかは、その人が持っているパチンコ業界に対する世界像が関係してきます。
古い業界の世界像しかもっていない人は、いくら年が若くても新しい発想はでません。
世代交代も必要ですが、若い=新しい発想と思い込むのはリスキーだと思います。
まず、従来のパチンコ業界の常識にとらわれていないかどうかが、新しいことをさせる人の重要なチェックポイントだと考えています。
◆経営者と現場が構造的に遮断されている会社は没落する!

この言葉は、2017年の年末にカンブリア宮殿という番組の中で、村上龍が言った言葉です。
この時取り上げられていた企業は、日本マクドナルドと西武グループでした。
どちらの企業も業績が落ち込み、Ⅴ字回復をした企業です。 どちら企業も社長が現場を回ることで、経営改善のヒントを掴み、社員の自主性を発揮させて、改革に成功した企業です。
番組の中で村上龍が、「経営者が”現場の声”を聞かなければいけない時代になった」のではないかと感じていると言ってました。
昔はどこの店舗もそうだったのではないでしょうか。決断も動きも早かった。業界が伸びていた時代ですよね。
もしかしたら組織ができて経営者と現場が離れていったのが、業界低迷の一つの要因かもしれませんね。
そんなことを思いながら番組を見ていました。