本当の地域密着店の作り方

店舗(パチンコホール)が地域のコミュニティ広場としての取り組みを始めた

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経営のヒントになりそうに思ったこと

 □□□ 2017年5月 目次 □□□

 お客様へのお金の使い方が上手い店とは!

 同じお金の使い方でも、商売の上手い人とそうでない人は、 かなりの差が出ます。 商売がうまい人は、わずかなお金でも、お客様を喜ばし、 また来店させます。

 塚田農場という居酒屋チェーンさんの 話を聞いて、そう思いました。

 何かといえば、そこのホールのアルバイトスタッフは、お客様に対して、 一組あたりと思いますが400円までなら、 自分の裁量(自分の判断)で、何かサービスが出来るというのです。

 例えば、テーブルを見ると、サラダを頼んだお客様が、 それを結構残しているとしましょう。 スタッフは、もしかしたら生野菜に飽きたのかもしれないと考え、 それを下げて厨房で、野菜炒めにしてもらうことが、 独自の判断で出来るというのです。

 当然、それが自然に出来るように、お客様に対する接客時間は。 通常の居酒屋が2分から3分に対し、 7分から8分と十分会話ができるようなオペレーションにしています。

 お客様と会話をし、親しくなり、 お客様のテーブルの上を見て、自分が必要と思えば、 料理を温め直したり、料理に手を加えたりできる。

 そんなことをすれば、 お客様は確実に「ここのスタッフは良いスタッフ!」という印象を持つでしょう。

 その結果、通常居酒屋のリピーターの割合は3割という言われているそうですが、 この居酒屋チェーンは倍の6割だそうです。

 もし、400円の裁量があるということで、 お会計の時に、400円値引きをしたらどうでしょうか?

 確かに1回目は、喜ばれるかもしれませんが、 2回目からは、当たり前となります。 そして万一、400円の値引きを忘れたら、クレームを言われるでしょう。 お金を使って、クレームの種を蒔く。最悪ですね。

 こう考えると、この塚田農場(株式会社エー・ピーカンパニー)さんのお客様を喜ばす工夫は、見習う価値があると思います。 自店、自社に取り入れられないか考える価値があると思います。

 ホール言えば、出玉を△△するなら、そのお金で〇〇した方が、お客様は喜ぶよね、 というものを見つけるということです。

<蛇足>

 うちは、人手が足らないので、そんなことはできない、とおっしゃる方は、 なぜ、同じ人で不足と言われている飲食業界で、7~8分という接客時間がとれるのか、 その取り組みを研究してもらうと、参考になると思います。

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 医者が監修したレストランをヒントにする

 5月29日に、東京都港区虎ノ門に『医学会キッチン オーソモレキュラー』 というレストランがオープンしました。

 レストランの名前になっているオーソモレキュラーとは「栄養療法」「分子整合医療」とも称され、 投薬だけに頼らない根本治療を目指し、分子レベルで最適な量の栄養素を用いることで、 健康維持だけではなく、様々な病気を予防・治療する医学のことだそうです。

 ですから食材もオーガニック・ナチュラルのものにこだわったものになっています。

 このレストランでは、食事をすることはお腹を一杯にすることが目的ではなく、 病気を予防・治療が目的となっています。

 つまり、同じ食事でもお客様に提供する価値が違うので、新しい業態のレストランと言えます。

 似たような話は、「本当の地域密着店の作り方」のP.47に出てきます。 扱う商品やサービスを、どういう目的で使うのか提供するかで、 店舗の違いが出てきます。

 個性を出すとは、その目的をより鮮明にすることであるとも言えます。 周囲のパチンコ店との差別化を図りたいというのであれば、 自店の遊技で何を提供するのかを明確し、 それに沿った内装外装、設備、機種揃え、接客をすることになります。

 それでは、自店とって、遊技台のプレーとはなんでしょうか?
 〇リスクのあるお金儲け
 〇勝ち負けを楽しむこと
 〇パチンコというゲーム自体を楽しむこと
 〇ハラハラ・ドキドキすること
 〇ストレスの解消
 〇時間潰し
 〇脳の活性化
 〇コミュニケーションのきっかけづくり
 〇知り合いを増やすきっかけづくり
 いろいろあると思います。

 その目的を鮮明にするために接客をはじめ、 いろいろなことに力を入れると自然と個性が出てくるのではないでしょうか。

 逆にコミュニティホールと言いながら、 パチンコの目的を「リスクのあるお金儲け」と考えていたらどうなるでしょう? たぶん、その目的が優先され、コミュニティ化は難しいでしょう。

 ちなみにこのレストランは、オーソモレキュラーについての知識を深めてもらうために交流会を持つそうです。 レストランを単なる食事を提供する場とは考えていないようです。

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 第1回「生産性向上国民運動推進協議会」を開催

 5月24日に「働き方改革」の一環として、首相官邸で「生産性向上国民運動推進協議会」が 開かれました。

 パチンコホール業も就業時間の長さや残業の多さなどが問題となっています。 人手不足、アルバイトの賃金を上げても、なかなか人が来ないなどと言われます。 生産性を上げて、快適な職場を作る必要性に迫られています。

「若い時の苦労は買ってでもせよ」という言葉があります。 みなさんご存知のように「若い頃の苦労は自分を鍛えてくれる。それは必ず成長に繋がっていく」というものです。 でも、この苦労は過酷な労働環境で働くという意味ではありません。

 何の工夫も無く、生産性の低い仕事を続けていると、 人間はそれが当たり前と感じ、考えることをしなくなります。 うちの職場はたいへん何ですよと言って、改善を行わないと人が離れていきます。 もちろん、離れていく人は、優秀な人間です。 優秀な人間は、このままでは俺はダメになると感じるので、去っていきます。

 仏教ではこれを『愛別離苦あいべつりくく』(四苦八苦の1つ)と言います(私の勝手な解釈です)。 愛するものと別れるのは辛いですよね。そういう意味です。

 こいつは優秀だ、いつまでも会社に勤め、頑張って欲しい、 出来たら社員にという愛すべきアルバイトスタッフが、 お世話になりましたと突然去っていく。 辛いですね。これがそうです。

 ついでに言えば、『怨憎会苦おんぞうえく』(四苦八苦の1つ)という言葉も、あてはまるようになってきます。 これは嫌な人や憎んでいる人と会うのは辛いですよというものです。

 何の工夫も無く、生産性の低い仕事を続けていると、 それを快と思う人間が集まってきます。

 こいつは雇ったけど、ダラダラと仕方なく働いている。 こんなスタッフはいらないと思うけれど、居心地が良いので、 いつまでもホールに居ついている。 そしてモチベーションを上げるのに苦労する。 毎日、このやろうという人と会うのも辛いですね。これが『怨憎会苦おんぞうえく』です。

 こんなことをしていて、近所の競合店に勝てるでしょうか? 競合店も同じくらいスタッフの質が悪いから大丈夫だ! そんなことを言っていると、今は良くても、他の地域から優秀ホールがくれば、 あっという間にお客様を根こそぎ持って行かれてしまいすよ。

 話しがそれたので元に戻しますが、 今回の会合で、生産性向上のために選ばれた分野は、飲食、小売り、運送、宿泊、介護の5分野です。 業界は違いますが、その取り組みはパチンコホール業にも十分参考になるものです。

 抽象思考をして、リンクをしようという目で見ていただければ、参考になると思います。

 とりあえず、首相官邸のホームページを覗いてみましょう。

 ちなみに、生産性の向上では、日本の製造業が素晴らしいノウハウをもっているので、 それを活用していくことになると思います。

 生産性を向上を通して、優秀な役職者やスタッフを育てるという決意が、 いま求められているのはないでしょうか。

 コミュニティホールを推進するためにも、その取り組みは必要です。 まずは、「トヨタ」の考え方を知ることから始めてはいかがでしょうか?

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 AIを使って顧客満足度や従業員満足度を測定する!

 AI(人工知能)の活用は、いたるところで行われていますが、 AIによる音声認識で、人の感情を分析し、 顧客満足度を判断するシステムが作られているのはご存知ですか?

 富士通研究所で作られ、社内のコールセンターではすでに導入されているそうです。

 お客様と会話をしていると、画面にお客様の満足度が、 1~100までの数値でグラフ化して表され、 会話の内容で、お客様の感情がどのように動いてるのかを 可視化することができます。

 通販会社など電話を利用して、お客様と接する商売では大きな力を 発揮するのではないかと思います。

 可視化が出来ることで、瞬時にオペレーターは自分のお客様対応の善し悪しが分かります。 同時に、それはデータとして残ります。 つまり、何を言うと、満足度が下がり、 どう対応すると満足度が上がるのかデータに残るので、 それを分析して、オペレーターにフィードバックすることで、 より良いお客様対応が出来るようになります。
 しかも、会社としては、オぺレーターの対応力を、 より正しく評価することができるようになります。

 この技術は、お客様の声の感情分析だけでなく、スタッフの声に対してもできます。 ということは、スタッフが元気かどうか、 また、どのような気分で対応しているのかも判断できるということになります。

 ホールで使えば、インカムによる従業員満足度を測ることができるようになると言うことです。 従業員満足度が高いと、おそらくホールの雰囲気は良くなり、 稼働も伸びる傾向にあるなどというデータ分析結果が、公表される可能性もあるでしょう。

 実際、あるコールセンターの売上分析をしていたところ、 より多くの売上を上げるポイントは、 優秀スタッフを揃えることではなく、 オペレーターが、一緒に働いているスタッフととる休憩時間を、 如何に楽しく過ごせるかが大きな要因であったことが分かった、という例があります。

 IOTの発達で、今後ますます顧客満足や従業員満足のデジタル化が進み、 カイゼン効率がアップするしれませんね。

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 進化する自動ドア!?

 店舗の前を通り過ぎる人に対しては、ドアは開かない。 店舗の中に入ろうとする人に対してだけ、ドアを開ける。 まるで、ドアマンのような自動ドアセンサーが開発されているのをご存知ですか?

 オプテックスという会社が開発しているということで、 WBSの面白商品紹介コーナーで案内していました。

 通常の自動ドアセンサーは、赤外線で人の有無だけを判断して、 ドアの開け閉めをしていました。 進化したドアセンサーは画像認識で、人の進行方向を判断し、 ドアに入ろうとする人に対してだけ、ドアを開けるというものです。

 認識力は、一度に70人の人の動きを認識できるということなので、 繁華街にあるパチンコ店に取り付けると、 ただ店の前を通り過ぎる人には反応せず、 お店に入ろうとする人に対してだけ、ドアを開けてくれます。

 お客様から見ると、まるでドアの前にドアマンがいて、開けてくれるような感じになります。

 これを導入することで、無駄な開閉がなくなり、店内の空気の漏れを最小に防ぐことができますので、 効率的な冷暖房が出来ます。つまり、省エネになります。 特に暑い夏には電気代があがるので、これで少しは電気代を抑えられるかもしれませんね。

 パチンコ店内の休憩室の自動ドアに付けても、良いかもしれません。 店内を回遊している人と、休憩室を利用しようとしている人を見分けて、 ドアを開け閉めするので、休憩室の利用者にはうれしい機能となるかもしれません。 喫煙室では、煙の漏れを最小限に防いでくれるかもしれません。

 もし、自動ドアが必要以上に反応しているということなら、 この会社のことを調べてみるのも良いかもしれません。

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 音声認識技術が、多くの企業を窮地に追い込む!?

 AIスピーカーってご存知ですか?

 マイクとスピーカーにコンピューターを内蔵したもので、 言葉で指示を出すと、それを内蔵コンピューターがAIを使って認識し、 その答えをやはりAIを使って、スピーカーで答えるというものです。

 使い道としては、家電との接続で、 電気を消したり、TVのチャンネルを選んだり、エアコンのコントロールをしたり出来ます。 聞きたい音楽をリクエストすると、検索しその曲を流します。 また、料理のやり方を尋ねると、それに応えます。 ピザを注文したり、本も頼めます。

 このAIスピーカーは、価格も安く、アメリカで広まっており、 2016年末までに1100万台以上販売されています。 現在のシェアは、アマゾンが第一位で、次がグーグルです。

 日本にはまだ来ていないのですが、グーグルが日本での発売を最近表明してので、 日本にもAIスピーカーは普及していくでしょう。 価格は、2万円前半の価格のようです。 価格も安く使い勝手が良いので、今後どんどん普及が見込まれます。

 非常に便利なものなのですが、 企業にとっては大きな問題を持っています。

 それは何かと言えば、選択環境の変化です。

 従来、ネットでモノを選ぶ場合、視覚情報を基に選んできました。 視覚情報の世界で売上を伸ばすためには、 パソコンで言えば、第一画面に自社の名前が出ることが 成功のカギと言われていました。
 だいたい、検索上位5~6社の間に入っていれば、 選ばれる可能性は非常に高いと言えました。

 それでは、聴覚情報の世界で売上を伸ばすためには、 検索の上位何番目に入らないといけないでしょうか?

 そうです。スピーカーが音声で質問したユーザーに答える場合、 検索した上位2社の名前ぐらいしか言わないのです。

 それはそうですよね。 「●●にある美味しい豚骨ラーメン店を探して!」 と言ったら、だらだらと店名を言われると、 訳が分からなくなりますよね。
 だから、「豚骨の□□□屋にしますか?それとも△△△軒にしますか?」 という具合になってしまいます。
 つまり、脳に負担を掛けないために2つ、 多くても3つぐらいしか、検索結果を報告しません。

 ということは、検索ヒットしやすい少数の企業に売上が集中し、 そうでない企業や店舗の売上は伸びず、 淘汰されてしまう可能性が高くなるということです。

 これを避ける方法は、消費者に意識させる『特徴』を持つことです。 消費者が音声で、AIスピーカーに問いかける時、 この『特徴』を言ってもらうことで、選ばれる企業となることが出来ます。

 他社との差別化?特徴を出す?そんなの難しいと言っていては、 現実に大幅に売上がダウンする、あるいは淘汰される時代が、 もうすぐやってくると言うことです。

 これを他業界のことで関係ないととらえるのか、 自業界もいずれそうなると考えるのか、 考え方は様々でしょう。

 もし、特徴を出そうとするなら、 今なら長期で築くものに挑戦できます。 時間をかけたものは、簡単にまねされないので、 優位性を保ち続けることが出来ます。

 もちろん、イノベーション型コミュニティホールもそのひとつです。

 関連:グーグルホーム発売!”AIスピーカー”対策はお済ですか?

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 学生が入社したくない企業のタイプの変遷

 新聞のコラムに、就活生の動向について書いてありました。 現在は、みなさんもご存知のように学生が有利な「売り手市場」です。

 そんな中、電通の女性新入社員の過労自殺問題を機に、 学生の間で働き方への関心が高まっていると言います。

 労働厚生省も法律の順守強化を求めてきており、 5月10日には、労働基準関係法令違反し、 書類送検した企業334件をホームページ上で公開しました。

 従来は、各都道県の労働局が独自の判断で公表していたものを、 今回初めて統一の基準で一覧で公表しています。

 背景には、電通事件以降、世論が労働に対する違法に対して、 ゆるかな姿勢をしている厚労省に対して、 批判をしているというものがあるのでしょう。 ということは、労基法関係の取締強化は必然の流れですね。

 業績を上げるためには、多少の労基法上の違法は、仕方がないという企業の論理に対して、 労基法に対しても順守し、業績を上げる企業でなければ、 信用できないとなりつつあるようです。

 ※労基法は、守るべき最低ラインを書いているというものです。

 マイナビが調査した「学生が入社したくない企業のタイプ」では、 休日・休暇がとれない(少ない)会社と残業が多い会社の割合が上昇しています。


◆御社は、この流れに適応されていますか?

 アルバイト・スタッフの採用は、新卒採用とは違いますが、 人の考えることは同じようなことです。

 応募してくる場合に、そういう面を気にしてくることは十分考えられます。 時給さえ上げれば、いくらでも採用できる地域では、問題ないかもしれませんが、 そうでない地域では、労働条件面に対する改善の取り組みは必要です。 時給以上に重視している可能性があります。

 そして、これは採用後の定着化にも関わってきます。

「うちのアルバイトスタッフが辞めるのは、会社が問題ではなく、 本人がやりたいことが見つかったからだ。」 「家の事情で、どうして辞めるんだ」 という話はよく聞きます。 でもそれって本当でしょうか? 実際、店舗が嫌でやめる場合、同じことを言って辞めるからです。

 もし、労働環境が整備されていないということであれば、早目に整えることが必要です。 なぜなら、コミュニティホールはスタッフがいなければ、成り立たないからです。 スタッフがコロコロ入れ替わって、関係づくりはできません。 企業の人事戦略の中で、安心して働ける職場環境の整備プランが必要ということです。

「実際、残業を減らせと言っても、人手が足らない」という店長や経営者もいるでしょう。 でも、残業について研究し、業務を見直したり、今いるスタッフの生産性を上げるなど、 どこまで改善ができるのか取り組まれているところは、案外少ないように思います。 それは作業改善のためにデータ取りをしてる、などという話を聞いたことが無いからです。

 多くは、 「人手が無いから残業は仕方がない」 「人件費をこれ以上増やせないから仕方がない」 「昔からこの状態なので仕方がない」 諦め思考にとらわれている人が多いものです。 これでは誰もハッピーになりません。

 だから、今がチャンスです。業務改善や生産性の向上の機会と思って頑張ってください。 そして、求人には、時給ではなく、労働環境の良さをPRしてみましょう。 求職者の琴線きんせんに触れるかもしれませんよ。

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 受動喫煙防止法案からホールを考える

 塩崎厚生労働大臣が、5月15日に開かれる自民党厚労部会に出席し、 厚生労働省が作成した健康増進法改正案について理解を求めましたが、 混沌としているようです。

 これがニュースになったというのは、部会に大臣が出席すると言いうのが、異例だからです。 逆に言えば、それだけ政府が受動喫煙防止に力を入れているということになります。

 厚生労働省が作成した受動喫煙防止法案は罰則もあり、 世界のほとんどの国が採用している基準をベースとしています。

 自民党議員の多くは、内容が厳しい!??とし、多くの飲食店や会社などが困るとして、 厚労省案に難色を示しているのです。

 厚労省が強気で作成している背景は、みなさんご存知の東京オリンピックがあるからです。 WHO(世界保健機関)とIOC(国際オリンピック委員会)の合意(2010年7月21日)があり、 その中に『たばこのないオリンピック』を掲げているからです。

 この合意後、日本を除く全てのオリンピック開催国・開催予定国は、 罰則を伴う法規制を実施しています。

 政府としては、オリンピックを成功させるためには、是非とも通しておきたい法案ということになります。

 私は、世の中の大きな流れが、受動喫煙を悪としているので、 受動喫煙対策強化は避けられないと思っています。

 ここで、厚労省が受動喫煙防止対策強化の必要性 をホームページでも訴えています。
必要性①:国民の8割以上は非喫煙者。(平成27年国民健康栄養調査)
     (業界にいると実感は湧かないと思いますが・・・)
必要性②:喫煙率の大幅低下。1966:49.6%→2016:19.3%(JT資料)
必要性③:全ての国民を受動喫煙による健康被害から守る 。
     ○受動喫煙を受けている者の病気になるリスクは高い
     ○少なくとも年間1万5千人(交通事故死亡者数の約4倍)が、
      受動喫煙を受けなければ、がん等で死亡せずに済んだと推計。

 そして、こんな場所でこんなに被害にあってますよと言うことで、 過去1ヶ月間に受動喫煙に遭遇した非喫煙者の割合をグラフ化しています。

 1位;飲食店:41.4% 2位;遊技場:33.4% 3位;職場:30.9%

 そして、以上のような状況なので、努力義務によるこれまでの対策では不十分であり、 受動喫煙対策の強化が必要だとしています。


 ここまでくると、受動喫煙対策の強化は他人ごとではなくなります。

 こういうことが話題になる中で、コミュニティホールとして取り組むべき方向としては、 やはり受動喫煙の排除の徹底ということになります。 地域やお客様のためにそれを積極的に行うことで、健康を守っていくホールという考え方です。 そして、その努力や取り組みを地域やお客様に知らせ、安心してもらう。

 背景に大きな流れがあるので、たとえ遊技場が防止法の対象外としても、対象外であれば余計に、 受動喫煙防止に積極的に取り組めば取り組むほど、評価を受けることになります。 その理由は、ホールを取り巻く周囲の人が、 その店舗の地域やお客様に対する想い(思いやり)を感じるからです。

 受動喫煙対策は、既に多くのホールで実行されています。 ざっと考えても、いくつも出てきます。お金もかかります。

 分煙ボード付ける。台間を十分とる。空調をさらに良くする、 喫煙場所を設ける。禁煙休憩室や喫煙休憩室を設ける、 禁煙コーナーを設ける。ホールを全面禁煙にする。

 この中で、取り組むとすれば「喫煙休憩室」の設置が面白いと思っています。 ホールの中が禁煙で無くても、敢えて作る価値があると思っています。 それは、最近世間から虐げられている喫煙者が、本当に気持ち良く喫煙ができる場所を求めていると思うからです。

 周囲の環境が厳しくなればなるほど、「快適喫煙休憩室」は、愛煙家から評価を受けると思います。

 それに万一、遊技場が法律で全面禁煙になったとしても、 「喫煙休憩室」が事前に整備されているので、困ることはないと思います。

 受動喫煙対策は、将来の話しですが、いずれ来る確定未来と考えれば、 それを積極的に取り組むことで、地域密着のコミュニティホールを演出するのも 面白いと思います。

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 新連載の『スタッフの小さな成功体験』の補足

□□蛇足□□・・・連載がちょっと短かったので・・・

 人は自分の行ったことに対して、プラスの評価を受けると自分の行為に自信を持ち、 もっとプラスの評価を受けたいとやる気が出て、もっと頑張ろうとする。 これは個人の小さな成功体験です。

 掃除をすれば、
   誰でも声を掛けられる、褒められるのか?

 そんなことは絶対にありません。
 同じことをしても、評価に違いが出ます。

 優秀な現場監督者は、スタッフにこの成功体験を積ませるための工夫をする。 そのために何が必要なのかを考え、徹底した指導を行う。 例え、厳しい、そこまでやるのか、と思われても。

 では、声を掛けられる掃除の仕方とは、どのような掃除の仕方なのか。
褒められる掃除の仕方とは、どのような掃除の仕方なのか。

 それを自ら考え、スタッフにそうなるように指導が出来る現場監督者は、 やる気の循環が回り、好ましい結果を残します。 もちろん例外はあり、運のよい現場監督者は、スタッフが優秀で指導しなくても、 好ましい行動をとり、やる気の循環が回ることもあります。

 でも、うちのスタッフは言うことを聞かない。イヤイヤやる。ということであれば、

 『やっぱりのスタッフは質が悪い!』

 そう言っている間は、何も変わらないのはないでしょうか?!

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 三国志の曹操がいなければ歴史が変わった!?

 曹操の立てた魏の国は、中国の中でも肥沃な土地であり、 ライバルであった蜀の劉備や呉の孫権より、 恵まれた環境を手にしているラッキーな人物のように思っていました。

 私が三国志を読んだのは大学生の頃でした。

 吉川英治の三国志を読んだのですが、 やたら長かったという印象だけが残っています。

 最近、NHKの『100分de名著』という番組で、三国志をとりあげていました。 ちなみ、京都放送ではドラマ『曹操』を放映中です。

 その中で知ったのですが、 当初、曹操が拠点としていた兗州(えんしゅう)という地域は 黄巾の乱で土地は荒れ果て、人もあまりいなかったそうです。

 国力は経済力、経済力で動かせる兵力が決まります。 したがって、荒れ果てた兗州は基盤とするには良くない地域だったと言えます。 もっとも、その地域は誰も欲しがらなかったので、基盤にできたという側面もあります。 その不利な環境を逆手に取り、降伏させた黄巾軍を自軍に組み込み、 屯田制を行い、力を付けていきます。

 後に曹操が行った仕組みが隋や唐という大国をつくり 日本がそれを真似てつくった班田収授法へとなっていき、 大和の国の経済ベースを作るものになっていったということす。

 諸葛孔明は有名ですが、彼がいなくても歴史は変わらないが、 曹操がいなければ歴史は分かったと言われているそうです。

 環境が悪いからダメではなく、それを逆手に取ることで、 発展の基礎を築く、素晴らしいですね。

 しかし、言うのは簡単で、実行は難しい。 でも、そう思えばおしまいということです。

 この話で思いつくのは、周辺は高齢者ばかりで、 パチンコに足が遠のいている。 それなら、高齢者を迎えにいく仕組みを考えるというような感じでしょうか。

 高齢者運転の問題もあり、この問題は加速していくでしょうから。

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 リカバリーアイテムが面白い

 疲労がたまると早く家に帰りたくなる。

 人間、疲れるとやる気が起きません。
 早く家に帰って休みたいと誰もが思います。

 滞留時間の長さは、商売では売上に大きな影響を与えます。

 どんなに楽しくても、帰って休みたくなるのなら、 パチンコで勝っていても、 今日は早めにやめようということになります。

 もし玉積みをしているホールなら、疲れた人が勝つとたいへんなことになる。 せっかく玉が出て盛況感が出てきた、 これからと思った瞬間、 呼び出しランプがついてしまう。

 スタッフが行くと両手でバツのマーク。 「もう終わりですか」ということになってしまう。 残念な事態です。

 ここで質問です。
 あなたのホールでは、お客様が疲れないために、 どのような対策を打っていますか?

 明確に意識して、対策をしているホールは、 そうでないホールよりも、稼働が良くなる可能性が高いと思いませんか?

 企業の中には、こういうことにきっちり対策をしているところもあります。

 私が知っているのは、東京ディズニーランドですね。
 一見ただのコンクリート?に見える床が、実は弾力がある。 弾力ある素材を敷くことで、お客様の足にかかる負担を軽くして、疲労を抑えています。 いくらディズニーが楽しいと言っても、疲労には勝てないことを知っているんですね。

 ニュース番組WBSで白熱ランキングというコーナーがあります。 昨日、そこで紹介されていたのが、リカバリーグッズ。 リカバリーは回復なので、疲労回復グッズを紹介していました。

 いま、アスリートの疲労回復グッズを、一般の人が使い始めているらしいんですね。 高機能なので、値段が高くても利用されるとのことです。 それをメーカーが着目して、一般用にリカバリーグッズを開発しているというものです。

 見ていて面白かったのが、足首から段階的に締め付けることで、 足が持っている血液のポンプ作用機能を向上させる疲労回復を図るアンダーウェアとか、 靴の中に入れるインソールをオーダー成形して、 足の裏を支えるアーチ3点にフィットさせることで、 これも足が持っている血液のポンプ作用機能を向上させ、 疲労回復を図るというものでした。

 そう言えば、台の前にお客様が座っている時、 足の締め付けをして、血液のポンプ作用を上げることが出来たら、 疲れないので、粘ってもらえるかもしれない、 などと思いTVを見ていました。

 また、もしかしたら、リカバリー商品の中で、手軽なものが出れば、会員特典として、 遊技中に貸し出すことができるのではないかと思いました。

 リカバリー商品をホールが活用するもの『有り』ではないでしょうか。 アスリートの疲労回復商品は、疲れがたまっているサラリーマンには説得力がありますよ。

 ちなみに、WBSのリカバリー商品の1位はこの健康食品でした。

 『アミノバイタル トリプルショット サワーアップル味』味の素

 私がスポーツ用品通販で調べると、1個198円でした。 景品として仕入れる。総付けで、これを配る。 というのも手っ取り早くていいかもしれませんね。

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 台湾で一番有名な日本人の記事を見ながら考えたこと

 今朝、朝刊を見ていると、台湾で八田與一さんの銅像の修復が完了した、 とい記事が載っていました。

 みなんさは八田與一さんをご存知ですか?

 この方は、台湾でダム建設を指導した日本人技師者です。

 灌漑設備が不十分で、絶えず干ばつに悩まされていた台湾南部の嘉南平野にダムを作り、 豊かな穀倉地帯に変えました。

 これにより台湾の農業生産性は一挙に上がり、豊か土地になっていきます。

 その恩恵を受けた台湾の方は多くいらっしゃり、台湾で一番有名な日本人となっています。
 ちなみに東日本大震災のとき、台湾の方から、総額200億円にも上る義援金をいただいています。 何とこの金額は、どの国の義援金よりも多いそうです。 この義援金の中には、昔の八田さんの功績に恩を感じて、送られたものもあるのかもしれませんね。

 実は、私もあまり八田さんのことは知りませんでした。
 漫画で地元の有名日本人を知るという活動をしている友人がおり、 その友人から、例えば、こんな人がいるよと、 15年ぐらい前になりますが、八田與一さんの漫画本を渡されました。

 中学校の歴史で習ったと思いますが、 台湾は日清戦争以降、清から日本の領土に組み込まれました。

 日本の発想としては、西欧のように現状の植民地からどれだけ搾取できるのか、 というものではなく、豊かにしていくという考え方が、根底にあったように思います。
 そのために国を豊かにするいろいろなインフラ投資をしていきます。
 八田さんが行ったダム建設もこの一環です。

 インフラの一つとして重要なのが教育です。

 西欧列強は、植民地の人間に教育は不要だと考えていたように思えます。 一方日本は、現地での教育に熱心でした。

 台湾に最初に送り込まれたのは、教師だと聞いています。 大学にしても台湾に台北帝国大学を作ります。 設立は1928年で、大阪帝国大学の設立(1931年)より早く作られています。 これは戦前の日本政府が、台湾における教育の重要性を、 具体化したものではないのでしょうか。

 優秀な人を育てることが出来れば、国は豊かになっていく。
 企業も同じではないでしょうか?

 そんなことを考えながら、八田與一さんの記事を読んでいました。

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 コメダ珈琲を猛追する新コーヒー店!

 コメダ珈琲はみなさんご存知ですよね。
 全国に約750店舗展開している大手コーヒー店です。

 これを追っかけて急成長しているお店があります。
 まだ規模は小さく9店舗しかありません。

 休日の朝9時頃には、 モーニングを待っているお客様が20人ほどいる。まるで夕方の”くら寿司”のようです。
 400円のコーヒーを頼むと トーストとゆで卵がついてくる。
 これで、そんなに人気???

 そうなんです。
 モーニングだけで、なんと400人ほどの方が利用するそうです。

 午後3時半にはまた20人ほどの行列が出来ると言います。
 実は、アフタヌーンサービスもやっているんですね。
 400円のコーヒーを頼むと デザートが無料でついてくるのです。
 おばちゃんなんか大満足。

 昼は味自慢の自家製ビーフカレー。
 コメダ珈琲に通ってたけど、最近はここという人も。

 新しいお店の形態って、考える人は考えだすんですね。

 でも、そんなにサービスをしていたら、利益が出ないっじゃないかって?

 そうですよね。 だから、工夫をしてるんです。

 まず、ターゲットを明確にしています。
 ターゲットは、シニア(高齢者)です。

 シニアが来やすい店の作りにする。→広い通路。
 シニアが喜ぶ接客をする。→客の好みにこまめに対応。
 提供するサービスはシニアの喜ぶもの絞る。
        →モーニングに小倉あんが付く。アフタヌーンサービス。
 無駄をシニアのサービスに変える。 →パンの耳お持ち帰りサービス。
 開店閉店時間もシニアに合わせる →朝7時から夜7時まで。

 その結果シニアがファンになる。
 ファンにすることで、来店回数を増やし、売上を安定させる。

 シニアが喜ぶ接客を進めることで、同時にコストを削減する。
       →厨房スタッフがホールを兼務、品を客の好みに合わせる。
 シニアが喜ぶサービス以外をカットし、コストを削減。→夜7時に閉店。

 その結果、経費が抑えらる。
 売上安定し、経費を抑えることで、利益が出る。

 このお店の名は、『カフェヨシノ』と言います。
 2020年までに100店舗を展開するそうです。

 高齢者というキーワードは、多くのホールと共有するものです。 パチンコホールも、高齢者特化型があってもおかしくありませんね。

 また、こんな面白いコーヒー店があるなら、 自分の駐車場に誘致して、 コラボしようという発想を持たれるかもしれませんね。

 あなたはこの話を聞いて、どのような発想をされますか?

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 ミサイルの生産性を上げる!!?

 ホール経営が厳しくなっていく中、コスト削減という声をよく耳にします。

 そういう話を経営者から聞くと、 直線的に経費を削減しようという人もいますが、 そうではなく、一人当たりの生産性を上げて、 コストを削減していこうと考える人もいます。

 4人でしている仕事を、 生産性を上げて3人でこなせるようになれば、 人がひとり余るので、 人を一人雇う必要がなくなるというものです。

 そのために、やっている仕事の精度を上げていく、 速度を上げていく、そのような努力をしていく。 悪くはないと思います。

 ここで話がジャンプします。

 もしあなたが、軍事担当技術者で、 ミサイルの生産性を上げるように国から言われたらどうしますか? ミサイルの生産性となると、 『目標物を効率的に破壊すること』ですから、

 ミサイルの爆発力を強化する。 ミサイルの大型化を図る。

等が考えられます。

 ところが、ある人は高性能レーダーを開発します。

 高性能レーダーで、目標物に対して、命中精度が向上し、 通常破壊に3発いるミサイルが、1発で破壊できるようなる。 生産性が一挙に3倍になるというものです。

 生産性を上げるのは、そのもの自体ではなくて、 その生産性を上げる情報システムに投資をすることも 選択肢の一つとしてあるということです。

 昔、ヒューテックが扱っていた会員管理システムは、 このような側面を持っていました。 もちろん、そのように使わなければ、猫に小判ですけど。 あなたのお持ちのシステムはいかがですか?

 利益が上がらないから、単純にコスト削減では、 多くの社員やアルバイトスタッフの気持ちが暗くなります。 その暗さがホールに出ると、お客様の投資意欲を失わせます。

 視点を変えて、生産性を高める。 そのために投資を行うのは、積極策であり、 人にやる気を起こさせます。

 経営者や経営幹部は、社員に対して、 こういうサジェスチョンを行うことも、 大切なのではないでしょうか。

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 36年連続減少!世界最低!を考える

 5月5日はこどもの日です。5月4日に総務省統計局から、 子供の人口の推計が発表されました。

 人口1571万人で36年連続して低下。日本の人口における割合は、 12.4%で世界最低水準です。ちなみに子供とは15歳未満を指します。

 日本の人口が減っていくというのは、もはや日本の常識なので、 当然子供の数は少ないと推測されていると思います。

 このことから、益々若者が少なくなるということです。 ということは、企業は、益々若者を採用しにくくなるということです。

 需要と供給のバランスから言って、当たり前ですね。 当然、景気の影響でバラツキはあるとしても、 間違いなく、若者は採れなくなる。 取り合いになります。

 どんな商売でも継続しようとすれば、人手がいるわけですから。

 店長の中には、人が採れないのは、単なる時給の問題と思われてる方もいますし、 経営者の中にも、アルバイトの採用は、単なるお店の問題と勘違いされている方もいらっしゃいます。

 しかし、この大きな流れを視野に入れ、将来の存続発展を考えた場合、 今後、若者が働きたいと思える魅力的な会社を、 どのようにして作っていくのか、という戦略が無いと、 将来は無いことに気づかれると思います。

 あなたの会社は、このために、今、何に取り組まれていますか?

 今の行動が、将来を変えます。

 こどもの日、大型連休、今日の稼働も大切です。

 でも、せっかくの『こどもの日』ですから、 総務省統計局の出している統計を見ながら、 将来のことをいろいろと考えてみるのも、 悪くないかもしれません。

 総務省統計局 統計トピックスNo.101

 http://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi1010.htm

 ちなみに子供の割合が一番少ないのが秋田県、一番多いのが沖縄県です。

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 進化を続ける「道の駅」

 5月2日に『ガイアの夜明け』という番組で「道の駅」を取り上げていました。

 みなさんも名前は良くご存知と思います。 ウキペディアに寄りますと、道の駅は、各自治体と道路管理者が連携して設置し、 国土交通省(制度開始時は建設省)により登録された、 駐車場・休憩施設・地域振興施設が一体となった道路施設のことだそうです。

 2017年4月21日現在で、全国に1,117箇所登録されており、結構なペースで増えています。

 数が少ないうちは、もの珍しく、どこもそこそこ繁盛していた。 休憩する場所があり、地元の名産品を並べて販売する。食事の提供もする。 似たり寄ったりでも問題は無かった。

 しかし、数が増えてくると、ドライブの途中にいくつもの「道の駅」があり、 利用者は、その中のどれかを選んでいくことになります。 そうなると選ばれる価値が無い道の駅には、 ドライバーが寄ってもくれないということになります。

 そこで『ガイアの夜明け』という番組では、 価値を上げるために頑張っている2つのタイプの店舗を紹介していました。

 一つめは、商品力強化による店舗価値向上、来店価値向上です。 今までにない商品を置く。地域の特産などを生かした新メニューの開発。 これは珍しいからまた買いに来てくれる。また食べに来てくれるというものです。

 もう一つは、道の駅のコンセプトを変えて、来店価値を創造していくというものです。 取り上げていたのが、『うつのみや ろまんちっく村』。
 この道の駅は、『近隣ツアーの起点』というコンセプトで、 地域の面白体験や驚き観光が出来る26ものツアーバスの発着場になっていました。 この道の駅に車を停め、ツアーバスに乗って、観光や体験をする。 そして、その後、道の駅を買い物をするというものです。 これは目からウロコでした。この発想は勉強になりました。

 映像では、観光やツアー体験をし、ハイになったお客様が販売店で、 思わずいろんなものを買ってしまう。
 そうです。ディズニーランドの販売手法に似ています。 それをやっているのです。

 前者は、道の駅のコンセプトは同じなので従来の路線の延長です。
 道の駅 = 購買活動、消費活動の場所
 後者はそうではなく、コンセプトを変えています。
 道の駅 = 人が集まる = 人が集まって何かをする = ミニツアーに出かける場所

 どちらに魅力を感じましたか?

 ◆前者のケースをパチンコ業界で言えば、たとえ景品でもこだわりを持って、 お客様が喜びそうなものを集めるというケースですね。

 たまに業者に電話して、「探して!」と頼むことを、 自分が探していると錯覚している人もいるようですが、 それでは見つからないと思います。
 でも、これって普通なんですね。
 ある大富豪が人が言ってました。
『ふつうはつらい』って。

 わかりますよね。 普通のことをしていると、差別化も何もできないので、 ジリ貧になってくる。 ジリ貧って辛いですよね。

 もしかして、景品探しに、お台場のギフトショーや健康博などいろんなところに行かれたことはありますか? もし集客効果や差別化効果を期待して探すなら、徹底して探すことでしょうね。

 同じ休日にパチンコに行くなら、是非うちに来てください。 なぜなら、うちには隣のパチンコ店はおろか、この近隣でもなかなか売ってない、 ●●●がありますから、となればOKですね。

 ◆後者のケースをパチンコ業界で言えば、 イノベーション型コミュニティホールでしょうね。

 ホールを人々が集まる集合場所とし、待ち時間を過ごすコミュニケーションの場所とする。 サークル活動を展開する。 地域の問題を解決する場所とする。 集まるまでの待ち時間にパチンコをする。 夕食時間まで間があるから、パチンコを楽しむ。 という感じでしょうか。
 従来のパチンコ客にプラスαして呼び込むことで、稼働を上げる。

 これを読まれている皆さんは、この連休、いろいろと工夫をして店舗の価値上げて、 お客様を引き付けられていることと思います。

 「なかなかお客様が集まらなくて辛い?」 それって、たぶんいろんな意味で普通なんでしょうね。

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