本当の地域密着店の作り方

店舗(パチンコホール)が地域のコミュニティ広場としての取り組みを始めた

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経営のヒントになりそうに思ったこと

 □□□ 2019年 2月の目次 □□□

 蔦屋書店のイベントをコミュニティの参考にする!

 東京の代官山に蔦屋書店があります。 オープン当初話題となり、私も見学に行って「統計」の本と「問題学」の本を買った記憶があります。 一度行かれた方はお分かりと思いますが、大きな敷地で、書店の中にレストランがあり、 通常の本屋の造りとは一線を画しています。

 ニュース番組WBSの「行列」というコーナーで、この蔦屋書店がやっているイベントを紹介していました。 このイベントはテーマを変えて、毎月第二日曜日の午前7時から9時まで開催されているとのことです。
 番組で紹介していたのは、第74回の「メルセデス・ベンツ 初代Eクラス」というテーマでした。 この日は、初代Eクラスのベンツが50台ほど集まりました。 駐車場では蔦屋書店のスタッフが待機しており、インスタ映えを意識した駐車誘導をしていました。 おそらく、参加者が参加自慢をしてSNSなどに写真をアップした場合、カッコ良くみせることで宣伝効果を高める狙いがあるのでしょう。

 集まって来た人は、お互いのベンツを見せ合い、 部品交換をしたり、歓談をしたりと交流をしていました。 書店の中では、車に関連した特設コーナーを設けて、 車に関連する本に興味を持ってもらう工夫をしています。
 蔦屋書店としては、このイベントを含めて、車に対するライフスタイルを提案することで、参加者と書店との関係づくりに努めていました。

 もちろんベンツだけを対象にしているのではなく、
第29回のテーマ:「青い車」
第47回のテーマ:「ロールスロイス&ベントレー」
第51回のテーマ:「キャブレター車」
というように、いろいろ切り口を変えています。

 イベントに集まる人は、自慢の車を見せ合うことで、自然なコミュニティを作っていくようです。 インタビューの中でも、何回も通っているとか、親しく話している人とは、 昔このイベントで知り合ってから、交流を続けているなどと話していました。

 コミュニティホールを目指しているホールにとっては、参考になる事例だと思います。 郊外のパチンコホールには駐車場があり、それを活用するという話です。 もちろん、この蔦屋書店さんをそのままパクルのも有りでしょうが、 ポイントは自慢できるものを持ちより、見せ合うと考えれば他にもアイデアがでるのではないでしょうか。

 例えば、盆栽を持ち寄るなども良いかもしれません。 ホール内にスペースがあれば、展示をすることもできると思います。 自分の盆栽が展示されていれば、見に行きたくなるのでないでしょうか。 そしてついでに遊技台で遊んでもらう。

 この代官山の蔦屋書店さんのイベントは、第74回開催なので6年以上前から取り組んでいるものです。 できるならこんなに長く続けていけるイベントを企画したいものですね。

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 ナイキのバスケシューズ破裂事故から考える!

 アメリカのプロバスケット(NBA)で2019年ドラフト1位と言われているデューク大のザイオン・ウィリアムソン選手が怪我をしました。 2月20日に行なわれたノースカロライナ大戦で、ウィリアムソンは開始30秒で転び、膝を捻挫したのです。 原因は、履いていたナイキのシューズの破裂です。そのため踏ん張りがきかず足を滑らせたからです。 その時のビデオを見ましたが、シューズの底がぱっくりと外れていました。

 この報道を受けて、ナイキの株価は翌日暴落、一時2%下落しました。 時価総額の影響としては、約1600億円減少したことになります。

 ナイキはこの事故を受けて声明を発表しました。
 ”我々は明らかに懸念をしていて、ザイオンには迅速な回復を望んでいる
 わが社の製品の品質と性能が最も重要だ。
 これは稀な出来事だが、我々は問題の特定に努めている。”

 ナイキは原因の究明を徹底し、製品に対する信頼を回復させようとしています。

 信頼や信用を築くのは時間がかかりますが、失うのは一瞬です。 コミュニティホールは、会社や店舗の信頼や信用を築くことでできるものです。 一生懸命に会社や店舗の想いを伝え、お客様の為に努力をして、徐々に築いていきます。 それをやり続けることで、この会社なら安心、この店舗は他のパチンコ店とは違うというように、特別な存在となっていきます。

 ただ厄介なことに、その信頼や信用は途中1回でも手を抜けば、水泡に帰してしまうということです。
 今回のウィリアムソン選手の事故に対して、ナイキは真摯に向き合うことで、良いものを作り続けている姿勢を示しています。 それを見た消費者は、ナイキに対して再び信頼を寄せて来るでしょう。
 製造業の場合、どんなに努力をしても100%完全な製品ができるとはかぎりません。 それを消費者は理解しているということです。 だからこそ、このようなメーカーの真摯な態度は重要です。

 ではサービス業の場合はどうでよう。 サービス業の場合は、製造業と違い接客サービスにバラつきがあるのは、仕方がないとはお客様は思ってくれません。 接客サービスが悪ければ、この店舗はやっぱり信用できないと思われるだけです。
 何が言いたいのかと言えば、『信用は貯金ができない』ということです。 コミュニティホールの信用も、くれぐれもここまで頑張ったから、 今回は少し手を抜いても大丈夫、というような考えは危険です。

 そんなことを思いながらニュースを聞いていました。

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 スタッフの健康についての位置づけを考える!

 インフルエンザの対策は万全でしょうか? 今年の1月21日から27日にかけてのインフエンザの患者数は過去最多とニュースで報道されていました。

 インフルエンザに感染した女性(37)が、1月23日朝のラッシュ時に東京メトロ・中目黒駅のホームで転落し、死亡しました。 ふらふらと歩いたいたが、急にしゃがみ込んでそのまま線路に転落し、電車にはねられたということです。 通勤途中とみられ、インフルエンザにかかった従業員を出勤させるブラック企業があるということが問題として指摘されていました。

 人手不足の企業では、休まず出て来て欲しいところですが、 インフルエンザの場合は、お客様に感染させる恐れがあるので、 接客業をしている企業では無理に出てくるのは止めているのではないでしょうか。

 昨日、22日(金)に厚生労働省から発表された2月11日~2月17日までのインフルエンザ発生状況によると、 患者数は45.9万人(前週の推計値:約 98.3 万人)ということで、2月に入ってから、3週連続で減少しています。 地域差はあるもののインフルエンザ自体は収まる傾向にあるので、ひと安心です。

  ※参考資料:インフルエンザに関する報道発表資料

 さて、ここで考えるべき問題は何かといえば、スタッフの健康管理ということです。 スタッフが体調を崩さないように、自分の体に注意を図り健康を維持するような意識を持たせていくことが必要です。 皆さんの店舗ではどのような取り組みをしておられますか?

 若い時は少々無謀なことをしても、体は耐えられるということで、 遊びを優先し、睡眠時間を削ったり、暴飲暴食をするかもしれません。 無理をしても出勤したときには、気力が溢れていて頑張っているのであればとりあえず問題はないのですが、 実際、不健康な生活は長く続きませんし、大丈夫に見えてもダメージは受けています。

 個人の健康管理は、個人が意識して行うべきものです。 だから放っておいて良いかと言えば、そうでもありません。 十分にスタッフが採用できる店舗なら、自己管理のできないスタッフは辞めてもらう、でいいのかもしれません。 でも、スタッフがなかなか採用できない店舗では、そんなことをしていると業務に支障が出かねません。

 コミュニティホールを目指している店舗はなおさらです。 コミュニティホールにとってはスタッフが貴重な存在です。 なんせ良いコミュニティを形成するのは、良いスタッフが必要だからです。 社会人として節制し、ベストな健康状態でお客様に接するのが当たり前と考えるスタッフ。 健康を損なうことで、同僚や仲間に迷惑をかけないことが大切と考えるスタッフ。 素晴らしい接客をするためには、自分自身が健康でなければならないと考えるスタッフ。 こういうスタッフを会社の方針として増やして必要があります。

 そのためには、スタッフの健康管理は会社業務の一つと考える必要があります。 会社の業務という意識に立つと、スタッフが健康になるための工夫や投資もできるのではないでしょうか。 スタッフの健康は個人の問題ではなく、会社の問題。 そうとらえることにより、上司は部下に健康の大切さの話をし、健康を促す施策を思いつくようになると思います。 もちろん上司自身も部下の模範となるように、健康的な生活をすることが求められます。

 パチンコ業界は、今後将来にわたってどのような業界であるべきで、どのような人たちが働いていくべきなのか、 パチンコ業界を健全なレジャー産業であり娯楽産業と考え、 ディズニーランドと同じ存在にすると考えた場合、 スタッフの健康についての捉え方と会社の役割については、明確になっていくのではないでしょうか。

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 西武鉄道新特急車両の開発コンセプトから増客を学ぶ!

 西武鉄道が25年ぶりに新型特急車両「ラビュー」を作りました。 3月16日より、秩父から池袋の間を運行します。

 先頭の運転席部分が丸みをおびた車両で、車窓が大きいというのが外観の特徴です。 これまでの特急レッドアローと比較すると3割ほど大きく、膝下まで窓が広がっています。
 座席からの視界は良く、パノラマを見ているように、外の景色が広がって見えます。 座席もデザイン性のある一人掛けの椅子になっており、各座席にコンセントを付けています。 トイレも充実しており、障害者や乳児のおむつを替えることができる多目的トイレや女性専用トイレなどを設けています。

 西武ホールディングスの後藤高志社長は、この新型特急車両を単なる移動手段として作っていないと言っています。 コンセプトにしたのは、ラビューとは「乗ることが目的なる特急列車」ということでした。 だから、人々が乗りたくなる、乗ることが楽しみになる車両ということで、開発したということです。

 コンセプトが変わると、それに沿ったデザイン、素材、設計、装備が選ばれます。 もちろん最終的にはオペレーションも関係してきます。

 このような特急車両を開発した背景はどのようなものなのでしょうか。 それはこれから予測される人口減少に対する危機感があります。 秩父駅から西武駅までの沿線の維持活性化を図り、長期的な鉄道事業の安定を確保するためには、 多くの人に沿線に住んでもらう、あるいは住み続けてもらう必要があります。

 そのために特急車両を強化して、快適性を高める狙いが一つ、だから多くの人が乗りたい車両を作るという発想になっていきます。 それに加えて車窓を大きくし、沿線の景色や様子が乗客に良く見えるようすることで、 西武沿線に関心を持ってもらい、この沿線に住んでみたと思わせることです。
 人々が乗りたいと思う車両をつくり、乗って楽しんだ人が自然とに沿線住民となっていく。 上手い仕掛けづくりとは思いませんか。

 他業界のこのような考え方を理解することは大切なことです。 なぜなら、ホールに応用できるからです。 具体的に言えば、従来のホールはパチンコを快適に打つための設備でした。 だから、ほとんどの人が、パチンコを打つためにホールにやってきた。 これが特急列車でいう移動手段という表現されるものになります。 だからホールという建物はパチンコを快適に打つための手段ということです。

 これに対し、私が提唱するコミュニティホールは、ホール自体で愉しみたいというものです。 後藤社長がいう乗ること自体が目的という発想と同じように、ホールにくること自体を目的とするものです。 そうなればパチンコをする人だけでなく、パチンコをしない人も来店することができます。
 そして西武が結果として沿線住民を増やすと同じように、来店した結果、パチンコに親しみを感じ、遊技をし始めることを狙うものです。

 ニュース番組WBSの西武HDの後藤社長の話を聞きながら、『ホール来店の目的化とは何か』、 コミュニティホール研修を受講された方が、再度その重要性を思い出すきっかけになるニュースだと思い聞いていました。

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 フライデーナイトJリーグから思い込みの罠を連想!?

 みなさんの中にはサッカー好きな方も結構いらっしゃると思います。 先週2月14日に「2019Jリーグキックオフカンファレンス」が都内で開催されました。 Jリーグキックオフカンファレンスは、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の前夜祭的イベントで、 毎年リーグ開幕2週間前に日本国内のホテルで開催されることになっている行事です。

 ニュース番組WBSでその様子を紹介していました。 その中で金曜日に試合を行う、フライデーナイトJリーグの拡充などを発表され、 試験的に行った金曜日開催の試合では、客の1割以上が新規客だったと報告し、 今後金曜日の試合を増やしていくとしていました。

 また、ダゾーンの日本人の視聴者分析の結果、 プロ野球が好きな人が次に見るスポーツはメジャーリーグではなく、サッカーJリーグであることが分かったということで、 今後のJリーグについて明るい展望をもったれているようでした。
 インタビューの中でJリーグの村井満チェアマンは、日本人は非常にスポーツ好きであることが調査で分かったので、 今後は他のスポーツ団体とのコラボを行うことで、Jリーグを盛り上げていく可能性は話していました。

 Jリーグは先行きが明るいという感じですが、 ダゾーンがJリーグの放映権を取得したときには、『金曜日の試合開催を要求してくる』ので、対応が大変というような感じだったと記憶しています。 ですから、今回の「フライデーナイトJリーグ」は外圧でやってみたら思いのほか良かった、ということなんですね。 ということは、これまで金曜日の試合は人が集まらないのでダメだという思い込みで、トライさえしなかったということだと思います。

 人は思い込みで、自分の行動を制限してしまうことが多いものです。 それは楽だからです。 なぜならそれは行動しないという選択だからです。
 もちろん、以前やったけどダメだったということもあったのかもしれません。 しかし、経営環境は変わっていき、以前はダメだったが、今はOKというものもあるということです。 それにいち早く気づくことで活路が開けることは多々あります。

 もしかしたら、頭の中で「ダメだろう」と思っていたことが、 今は受けることがあるかもしれないということです。 新年度になり、運営が思うようにいかない手詰まりと思うなら、 これまで頭の中でダメだと思ってやらなかったことをやってみてはどうでしょうか。 業界の経営環境は変わっています。 もしかすると、起死回生の一打?一蹴り!となるかもしれません。

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 大塚家具を反面教師として自社を振り返る!

 15日にニュース番組WBSで、大塚家具の大塚久美子社長との単独インタビューを放送していました。 大塚社長と同席したいたのは、中国企業のハイラインズの陳海波社長です。

 大塚家具は経営不振が続いており、2018年12月期の最終損益は32億円の赤字となっています。 これで赤字は3期連続です。 この状況を打開すべく、大塚家具は決算発表と同時に、中国企業などが出資するファンドなどとの資本提携を発表しました。 内訳としては、大きく2つに分かれ、一つがハイラインズ日中アライアンスファンドで18億円の出資、 もう一つが米国のイーストモア・ストラテジー・リミテッドの20億円です。 この資本提携を通じて、海外へ進出し、活路を見出す計画のようです。

 インタビューの中で、大塚久美子社長は、海外に家具を売るためには、現地の人の生活を良く知る必要があり、 しっかしたパートナー企業と組むことが大切であることを強調していました。 確かにそうだとは思うのですが、発言を聞いていて、何か違和感を感じました。

 それは現地を良く知る優秀なパートナー企業と組むことが、最も大切であるということを強調するだけで、 何もかもうまく行くようなニアンスに聞こえたからです。

 編集の関係もあるとは思いますが、「優秀なパートナー企業と組むこと」の大切さを強調し、 具体的な中国市場の攻略の視点や、提携することによる大塚家具自身を強化するポイントや 提携した中国企業に大塚家具の理念を伝えるような話は一切ありませんでした。
 そのため今回手を組む中国企業に、ただ単に売上の向上と利益のアップを頼り切っているという印象を受けました。

 自己の強化を図らずして、他者の力に頼っている企業は強くなりません。 パチンコ業界で言えば、自ホールの力を強化することなく、ただ優秀な遊技台が出て来るのを待ち望んで、 遊技台を買い続けているホールのようなものです。 メーカーに命綱を握られているのと同じです。
 そして、たとえ良い台が出てきても、自己強化をしている企業に負けてしまうでしょう。 それは競合他社も同じ新台を購入するからです。 競合他社は新台プラス自己強化ですから、当然優位に立ちます。

 自社が生き残るための強化ポイントが見つからず、自社がコントロールできない何か他のものに頼る企業は、 経営環境に流されるだけです。 テレビを見ながら、大塚家具はいずれ中国企業の参加に入り、買収されてしまうのではないかと思いました。
 もちろん将来はどうなるかはわかりませんが、 大塚社長のインタビューは、知らず知らずに何かに頼って自社の強化を怠っていないか、 それを考える機会を与えてくれるものであると思いました。

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 『ストレス臭』対策グッズを使って稼働低下を防ぐ?!

 今週の水曜日に資生堂が、「エージーデオ24」という新商品ができたという発表会をしました。 この商品は、人間の『ストレス臭』を緩和させる成分が入っているというモノです。

 『ストレス臭』は昨年(2018年)の10月に資生堂が発見したというニオイです。 これは人間に心的なストレスをかけると体から発散されるニオイです。 これを嗅ぐと自分自身だけでなく、周囲の人にも心の混乱や疲労などの心理的な影響を及ぼすとされています。

 販売対象はビジネスマンなどです。 働いてストレスがかかる人に、これをスプレーすることで、嫌なニオイを消し、いつでも爽やかな人になれる。 そうなると、仕事が終わってからのデートも、爽やかにできる!? 少なくとも、疲れたニオイを出さずに人と会うことができるので、 ちょっと今日はストレスを溜めたというときにはもってこいのグッズです。

 新商品でもあり、景品として仕入れるのも一つですが、自店舗のスタッフに使ってみるのはどうでしょうか。 勤務時間が経つとストレスが溜まってくるかもしれません。 そこで、スタッフ用の身だしなみグッズとして置いておき、ストレスを感じたと思ったら使ってもらう。

 『ストレス臭』は回りの人に疲労感を与えるので、 スタッフがストレス臭を出したまま接客すことは、 お客様を疲れさせるきっかけを与えることになり、稼働時間を縮める原因になるかもしれません。
 実際、当たらなくてイライラしているときに、ストレス臭を嗅いだら、「今日は疲れたからもうやめよう!」と思うのではないでしょうか。 五感の中かで嗅覚はかなり強力に人の心理に働きかけるので、気を使った方が良いでしょう。

 本当はお客様自身に使用してもらい、特に仕事帰りなどはこの消臭スプレーでリフレッシュして、来店していただきたいところです。 それは、本人も気持ち良いでしょうし、周りの人にも迷惑をかけません。
 ということで、自身やスタッフで効果を確かめたら、最終的にはお客様に向けての景品販売ですね。 1000円未満なので、そんなに高額なものではありません。 もちろん最新ビジネスエチケットとして、情報提供でも良いと思います。 スタッフも既に自分で試して効果有りとなれば、おススメしやすいと思います。

 参考資料:「エージーデオ24」

     :『ストレス臭』みんなで発生させれば最悪です!

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 チョコレートに対する正しい認識が成功のカギ!

 2月の最大のイベントと言えば、バレンタインデーではないでしょうか。 明日14日はバレンタインですので、店舗としても景品コーナーにバレンタインデー用のチョコレートを置いて、 お客様におススメしているのではないでしょうか。

 バレンタインはチョコレートを贈るのが主流ですが、 皆さんはチョコレートに対してどのようなイメージを持たれていますか? もっと突っ込んで言えば、カラダに良いものと思っていますか?

 多くの人はチョコレートは美味しくて大好きだけれど、 カラダに良くないから、あまり食べないようにしている。 と思っている人が多いのではないでしょうか。

 カラダに良くないとはどういうことかと言えば、
〇チョコを食べると太る。
〇チョコを食べるとニキビができる。
〇チョコを食べると虫歯になる。
などです。このようなマイナスイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。

 イベントの定番だからと言って、好きな人にカラダに良くないものを送りつけるという行為は、問題かもしれません。 「モテる男はチョコレートを食べてカラダを悪くするのは天罰!?」 なんてモテない男が思って、悔しさを紛らわすネタになりそうです。

 美味しいというだけで、カラダに良くないものを勧めるのは気が引けるものです。 あなたのホールのスタッフはそんなことを考えていることは無いと思いますが、 女性はともかく、男性にもチョコレートに購入を奨めて、景品売上をアップするにはどのような方法があるでしょうか。

 また、総付けで来店しているお客様にチョコレートを配布するホールもあると思います。 バレンタインだからチョコ配りますだけでは、当たり前すぎて面白み欠けます。 チョコに対して上記のようなイメージを持っているお客様にとってはありがた迷惑かもしれません。 これを解消するにはどうしたら良いでしょうか?

 とは言っても、実際チョコレートの販売や配布にこだわる人は少ないと思いますが、 こだわる人のために有益な情報があります。 もちろん、チョコレートを販売しようとしている人すべてに有益な情報です。

 それは、「チョコレート」は健康に良いという情報です。 先ほどあげた、「チョコレート」は健康に良くないという情報は、どこから仕入れたのでしょうか? 家庭での会話や友達との会話、自分の体験からかもしれません。 偏った情報や思い込みで、チョコレートはカラダに良くないと一般的に思い込まれているんです。

 実は私もそう思っていたのですが、そうでは無いんですね。 NHKの「美と若さ・新常識」という番組で、チョコレートの特集をしていました。 それを見て、チョコレートについて持っていたイメージが、実際とまったく違っていたことが分かりました。

 チョコレートの発祥はメキシコの古代文明にまでさかのぼります。 そのころ王族が薬としてチョコレートを飲んでいたようなんです。

 チョコレートには大量のポリフェノールが含まれています。 このポリフェノールは抗酸化作用が強く、活性酸素など有害物質を無害な物質に変える作用があり、生活習慣病の予防に役立ちます。 番組では魚のブリの養殖のエサにチョコレートをまぜて食べさせている養殖場を紹介していました。 そのブリは刺身にしても鮮度があまり落ちず、そうでないものと比べると一目瞭然でした。

 チョコレートの原材料であるカカオを研究している大学教授などが出演して話をしていましたが、 その中でカカオによる予防効果があるとされている病気を紹介していました。
・心疾患
・脳閉塞
・糖尿病
・認知症
・がん
結構、いろんな病気を予防してくれるようです。

 番組の企画として、チョコレートを3週間、毎日『高カカオチョコレート』30gを食べるとどうなるのかを試していました。 実際に試して効果を確認していたのが、次の4つです。
・便秘・・・毎日トレイに行くようになった
・口臭・・・口臭が少なくなった
・冷え性・・・冷え性が改善された
・高血圧・・・正常値に近くなった。下がった。

 便秘の改善は、カカオに食物繊維が多く含まれてるからということです。 口臭は、カカオが持つ菌を抑制する効果があり、臭い菌の繁殖を防ぐからです。 ちなみに虫歯菌であるフゾバクテリウムも抑えるので、虫歯にもかかり難くなり、歯周病菌にも有効だそうです。 冷え性はカカオに含まれるテオブロミンが手足の抹消血管を拡張し、血を通りやすくするためです。 高血圧の改善に関して理由は特に話はされていませんでしたが、カカオ効果ということでしょう。

 また、番組の中で愛知県蒲郡市民347人に高カカオチョコレートを4週間食べて体重の変化を試した実験を、 愛知学院大学の客員教授である大澤俊彦氏が話されていましたが、体重は増えなかったそうです。 つまり、チョコレート(カカオ)は太る原因ではないということです。 そして、ニキビとの関係性も1970年代より因果関係はないという研究発表がなされているということでした。

 チョコレートは基本的にカラダに良いものと言えるということです。

 しかし、もうお気づきかもしれませんが、どんなチョコレートでも良いというわけではなく、 たびたび文章中に出てきている「高カカオ」チョコレートがおススメということです。 チョコレートはカカオの含有量で、区分されてています。

・カカオの含有量20%から40% ミルク チョコレート
・カカオの含有量40%から70% ビター チョコレート
・カカオの含有量70%以上   高カカオ チョコレート

 チョコレートの含有量が少ない分、砂糖などその他のものが混ぜてあるということなので、 砂糖が多ければ、カカオの抗菌作用より、砂糖による虫歯菌の活性化の方が優るということになります。 だから、健康志向の人は『高カカオチョコレート』がお勧めということになります。 『高カカオチョコレート』は、カカオの含有量が売りなので、含有量が何%あるか書いてあるのですぐ分かると思います。

 景品の総付けで、『高カカオチョコレート』を配り、 「健康に良いチョコレート配っていますので、おひとついかがですか?」 という案内をするのは悪くないと思います。

 また、『高カカオチョコレート』はあまり甘くなく、料理の深みを出すのに使えますので、 持って帰ってもらい、料理の食材としてもらうのも良いかもしれません。 チョコレートに合う食材として、番組で紹介していたのは、味噌やカレー粉などのしっかりした味の食材です。

 明日のバレンタインデー、昨年との違いを出すなら、健康食品としてピーアールするのも悪くないと思います。
 ニュース番組WBSで伊勢丹新宿店の取材を行い、バレンタインのトレンドの話をしていましたが、 その中で、男性がチョコレートを買って帰る。また配るというのも最近多くなっているということでした。 大好きな人、家族の健康を願って、あなたもチョコレートを贈ってみてはいかがですか?

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 キャンピングカーの多様性を経営のヒントにする!

 2月の1日から3日まで、幕張メッセで「ジャパン・キャンピングカーショー2019」が開かれていました。 全国からや70のメーカーが集まり、約300台のキャンピングカーが展示されました。 3日間で累計67,848人の方が来場され、盛況のうちに幕を閉じました。

 開催に先立ちニュース番組WBSでは、開催日の前日に展示されているキャンピングカーを紹介していました。 面白いと思ったのはキャンピングカーの多様性です。

 大型の移動ハウスと思わせるようなものから、軽自動車を改造したものまで、大きさも様々です。 それに加えて用途別のキャンピングカーなど、種類も豊富でした。 例えば、釣り用のキャンピングカーは、室内に釣り竿を収納できるように工夫された天井収納があったり、 魚や道具を洗うための水道が設備が付けられています。 単に宿泊するための車から、旅行の目的をサポートするための専用車などが作られているのです。

 さらにキャンピングというコンセプトを離れたようなキャンピングカーも展示されていました。
 例えば、サードプレイスとして車の提案です。 サードプレイスは、自宅や職場とは隔離された、心地のよい第3の居場所を指す言葉で、 製作者は、”子供の頃に求めていた秘密基地”的なものをイメージしているとのことでした。 車の中にトレーニング用品や汗をかいたときのシャワールームがあったりして、 自分の好きな場所に行って、自分の好きなことをして楽しむスペースとして作られています。

 他には、災害時の避難場所としての提案です。 三菱自動車のアウトランダー”PHEV”はプラグインハイブリッド車で、家電が使え、 防災目的で買う人も多いそうです。 熊本地震や西日本豪雨の被災地の取材などを見ていると、 車の中で寝起きをしている人が結構いらっしゃいました。 最近の日本は災害が頻発しているので、こういう需要は多いと思います。

 キャンピングカーの紹介を見ながら、キャンプをするという目的にとらわれない自由な発想で、 社会の変化に対応し、市場を伸ばしていることに感心しました。 このような自由な発想は新しいパチンコ様態を作るための参考になると思います。

 パチンコやスロットを賭博とみて、射幸心を煽ることに力を入れる考えもあるでしょうし、 同じものをゲームと考えて、勝ちを強調することもまた一つの考えです。
「モノ」から「コト」への消費傾向を踏まえて、パチンコやスロットを手段と考え、 ストレス解消をテーマにしたり、脳の活性化から健康をテーマにするのも悪くないと思います。 もちろん、このホームページで掲げているコミュニティとしての役割を追求していくことも選択肢の一つです。

 WBSの中で解説キャスターをしている山川氏が、「災害時の対策としてキャンピングカーを購入したい」と家内に言えば、 キャンピングカーを買えるかもしれない、と話していました。 「遊び」のお金は使えないが、「災害時対策」のお金を使えるということです。
 同じことはパチンコでも言えます。 パチンコも賭博に行くのは止めてという家族も、健康のためにパチンコホールに行くのはOKということもあり得ます。 奥さんも定年後の亭主がTVばかり見ていて、一日家に居るのを良しとしない人が多いのも事実です。 ゆっくり休まる時が無いで、どこかに亭主に行ってもらいたい。 だからと言って賭博にハマるのは困るが、そうでなければ許してくれるかもしれません。

 パチンコホールの多様性を追求していき、 いろんな業態を生み出すことで、多くの人から受け入れられるホールができるのではないでしょうか。

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 おばちゃんスタッフの関係づくりが繁盛店のカギ!

 女子高校生が群がる居酒屋ということで、ニュース番組WBSが、「ニューもっさん」という水戸市の居酒屋が紹介していました。 女子高生が群がる理由はお酒ではなく、そこで販売している「チーズハットグ」という韓国で人気にのあるテイクアウトの食べ物を買うためです。

「ハットグ」というのは、日本でいうアメリカンドッグのことて、串を刺したソーセージに、小麦粉や米粉などで作る甘めの生地を絡めて揚げたものです。 そのソーセージの代わりにチーズを入れたのが「チーズハットグ」です。

「ニューもっさん」のオーナーは、居酒屋を作る時に個性を出すために、 居酒屋の路面にテイクアウトコーナーをつくり、 「チーズハットグ」を販売することで、他の居酒屋との違いを出したかったようです。 ただの居酒屋ではなく、「チーズハットグ」を売っている居酒屋ということで、 特徴があるということで覚えやすくなる。
 加えて、その「チーズハットグ」にも工夫を施し、普通のチーズではなく伸びるチーズを使い、 食べた時にその伸びる様子が話題になるような仕掛けをしていたそうです。

 コミュニティホールの必要条件の3番目に挙げていますが、店舗にお客様が「誇れるもの」を作るというものです。 お客様が気に入り、他の人をわざわざ行ってみないかと誘う要素をになります。 繁盛店になるための一つにポイントです。

 しかし、WBSの紹介によると、最初全く売れなかったそうです。 まあ、「ハットグ」と言われても日本人にはなじみが無いので、誰も買わなかったそうです。

 では、なぜ今のような行列ができるまので人気が出たかというと、 居酒屋のスタッフをしている”おばちゃん”が、女子高校生にフレンドリーな対応をして、 親しくなり、女子高校生に一度「チーズハットグ」を食べてみてはと奨めたそうです。

 試食をする女子高校生が多くなるのと並行して、 伸びるチーズの伸び方が面白いと人気になり、 手べる様子などもLINEなどで拡散していき、 どんどん広がっていったそうです。

 注目したいのは、おばちゃんスタッフと女子高校生との関係づくりですね。 今では、おばちゃんスタッフは、女子高生とLINE友達になっており、彼女らの意見を聞いて、 「ラーメンチーズハットグ」「カレーチーズハットグ」などチーズハットグの新商品を作っています。

 お客様の意見を聞いて店舗や商品、サービスを改良をしていくことは、お客様をファンにする方法であり、 コミュニティホールの十分条件の6番目に挙げています。 誰もが自分の意見や要望を聞いて活かしてくれた店舗には好感を持ちます。 それは自分の意見や要望を聞いたということで、自分の自己重要感が上がるからですね。

 この居酒屋はコミュニティ作りの施策を考える上で、参考になることをいろいろしていると思いながら見ていました。 「誇れるもの」の大切さ。 お客様との「関係づくり」の大切さ。 「要望を積極的に取り入れる」ことの大切さ。 などがそれにあたります。

 コミュニティホールを作るための施策は進化していくことが大切です。 いろんな業種を参考にすることで、コミュニティホールを作り上げる、 あるいはもっとより良いものにすることができます。 皆さんも、いろいろな業界の事例を収集して、自店の運営に活かしてください。

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 マクドナルドのスタッフの掃除に学ぶ!

 一昨日、近所のマクドナルドで本を読んでいると、急に声を掛けられました。 顔を上げてみると、マクドナルドの店員さんです。

 ニコッと笑って、「隣のお席を掃除させていただいて、よろしいでしょうか?」と訊いてきたのです。 席は少し離れていたので、掃除をしても私の邪魔になることはなりません。 だから、勝手に掃除をしても特には問題はないのですが、あえて一声かけているのです。

 恐らく掃除をすると、私の読書の視界の中に入るので、一声かけてくれたのだと思います。 そして、店員の顔を見るとニッコリ笑って、顔から”幸せ感”が出ています。 ”幸せ感”が出ていると、その一言が私に対するこころから出た配慮だということが伝わってきます。
 私は急に気分が良くなりました。今日は来て得をしたという感じです。

 近所なので、ちょっとついでに立ち寄って、気分転換にコーヒーを飲んだりしています。 2階に席が120ほどあり、ゆったり座れます。 定期的に店員さんが掃除をしています。 これまでも掃除をする店員さんを見かけましたが、まさに”掃除をしています”というように、 掃除に熱心に取り組んでいました。 真顔で、真剣な掃除です。

 悪くはなのですが、それだけです。 たまに椅子を引く音やテーブルを動かす音が気になるくらいです。 掃除をしているから、少々うるさくても仕方がないという感じでした。 それが今回の店員さんの掃除は全く違うものでした。

 この店員さんは、掃除を通して接客し、マクドナルドの価値を上げていると思いました。 実際、少し観察していると、その店員はお客様がトレーをゴミ箱に運ぶのを見かけると、積極的に声を掛け、 トレーを受け取り、お客様の代わりにゴミを捨てていました。 もちろん、楽しそうに笑顔で対応し、お客様と短い会話をしています。

 ホールでも台の掃除を徹底しているところは多いと思います。 しかし、掃除をしているスタッフの状態は様々です。 あなたのホールのスタッフは、お客様に気遣いをみせて、”幸せ感”を持って掃除をしていますのでしょうか?

 真面目に掃除をやるだけでは、お客様の心は動きません。 なぜなら、スタッフの関心は台にあるからです。 それでは、店舗のファンは増えません。

 ファンが増えていく店と増えない店はわずかな差だと思います。 お客様に対する配慮と、働いているときの”幸せ感”。 マクドナルドのコーヒーを飲みながら、この話を指導先の社長や店長に、改めて伝えたいと思いました。

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 デサントと伊藤忠商事の対立から学ぶ?!

 今、デサントと伊藤忠商事が揉めています。 伊藤忠は、デサントの株を27.6%から30.4%と増やしていき、最終的には40%まで保有する意向を示しています。 そのためにTOB(株式公開買い付け(Take Over Bid))を行うとしています。

 伊藤忠の狙いは、33%を超える株を保有して、重大な決定事項を拒否できる権利を得るのが目的です。 伊藤忠の会見で鉢村剛CFOは、今までデサントに対して株主に対する説明責任をデサントに求めてきたが、 抽象的な回答しか得られず具体的な説明が無かったからと説明しています。

 ニュース番組WBSによると、伊藤忠がうるさくデサントに対して、事業の報告を求める理由は これまでのデサントと伊藤忠の過去の経緯から推察されるとしています。

 実はデサントは過去の2度ほど、経営危機に直面したことがあり、それを伊藤忠が助けているのです。 1回目の危機は、1984年に起こり、マンシングウエアの在庫を多く抱えすぎ、資金が回らくなり経営難に陥りました。 2回目の危機は、1998年にアディダスが日本への上陸をするにあたり、 アディダスがデサントのライセンスが打ち切りにしました。 当時、デサントはアディダスへの依存度が高く、売上の4割に達していました。 売上が一気に4割失う危機に、伊藤忠が物流や製造をバックアップし、危機を乗り越えました。 これまで伊藤忠は株主でもあり、デサントをいろいろと支えて来ました。 それなのになぜ、今、デサントと伊藤忠の関係がギクシャクしているのでしょうか。

 その大きな原因がデサントの売上構成にあると言われています。 2018年3月の決算で、デサントの売上高は1411億円ほどあるのですが、 その中で韓国市場での売上高が719億円と売上の50.9%を占めているのです。 売上の構成が韓国市場に偏り、韓国で何かあり、売上がストップすれば、会社は危機に瀕します。 過去の1回目、2回目とも、特定のものの依存度が高いために招いた危機でした。 1回目は特定商品、2回目は特定取引先、現在、韓国という特定市場に偏重しているため、 過去に起こった経営危機が起こる可能性が高いと伊藤忠は見ているのです。

 実際、日本と韓国との関係は、慰安婦問題、徴用工訴訟問題、最近はレーダー照射問題と問題が頻繁に起こっています。 韓国で日本製の不買運動や日本企業排除の社会的風潮が出やすい環境になってきており、 長年、商社として海外事業のリスク管理をやってきた経験があるので、 過去の例から言っても、デサントは非常に危険な経営をしているように映るのでしょう。

 WBSは韓国でデサントはどこの国の企業なのか尋ねていましたが、半数は韓国企業と答えていました。 日本企業と知っていたのは50人中4人で、ほとんどの人はデサントが日本企業であることを知りません。 調査の中でデサントが日本企業と知った人の中には、着ていたデサントの外装を脱ごうとしかけた人もいたので、 韓国の人の反日感情による買い控えは無いとは言えないかもしれないと思いました。 そうなると、伊藤忠が懸念している市場の偏りは危険があるということになります。

 でも、実際偏重していることで成功している場合は楽なんですね。 例えば、あなたが店長としましょう。他のスタッフが頼りにならない中、優秀なスタッフが1人いて、その人間に任せておけばうまく行く。 お客様のファンも多い。ジャグラーや海のファンを囲い込んでくれる。 他のスタッフが頼りにならなければならないほど、そういう人間は非常に有難いものです。 この状態が、海外売上のほとんどを韓国に頼っているデサントの状態です。

 ところが、何かの拍子にその優秀なスタッフが辞めてしまった。 最悪、競合店に行ってしまったらどうなるでしょう。 一気にお客様は少なくなり、あるいは競合店に移動し、経営が苦しくなるのは自明の理です。 これを伊藤忠は心配しているのです。

 2020年には東京オリンピックがあるので、デサントの経営に対しては追い風が吹きます。 日本政府もオリンピックは成功させたいので、あまり無茶なことはしないでしょう。 しかし、それ以降はどうなるか。 実際、立ち行かなくなってから対策を打っても遅きに失する結果となります。 だから、早目にリスク分散をさせたい。 その意向がデサントに一向に反映されないので、いら立っているのではないでしょうか。

 でも、上手く行っているときの方向転換は難しいですよね。 しかしながら、自社で偏重によるリスクが発生していないか点検することは可能です。 リスクが無ければOKですが、あれば対策を打つことを考える必要があるのではないでしょうか。

 優秀な〇〇に依存する。 そんな状態があれば、それがリスクになる可能性があるのかチェックすることが、リスク回避の第一歩<7strong>になることを、 この事例から学ぶことができます。

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 AI(人工知能)の仕組みを学んでホール経営に活かす!

 NHKの教育テレビ(Eテレ)で「人間ってナンだ?超AI入門」というAI(人工知能)の入門番組をしています。 現在は第2期目の第4回目を先週放送していました。 AIがすべての産業や生活の中に入っているので、 AIに関する理解を深めるための基礎知識を分かりやすく解説しています。

 第1期目の「人間って何だ」を見ていたので、面白いと思い今回の2期目も見ていますが、 第1期目の内容をかなり忘れているので、最近見返すようにしています。 その第1期目にディープラーニングというAIが画像を読み取り、その画像を何と認識するか、その手法を2分ほどで解説しているミニコーナーがあります。

 そのタイトルと解説内容を見ていて、AIの学習と人間の学習は良くいていると今さらながら思いました。
 タイトル名は
「第5回 世間が狭いと石頭になりやすい」
というものです。

 番組では、AIが”〇”図形をマルと認識するときの学習方法を解説してしいました。 世間が狭いという意味は、データが少ないという意味です。 データが少ないと”〇”図形をマルと認識するパターンが限られるので、それ以外はではないと判断してしまうというのです。

 例えば、正確にコンパスで描く円しか読み込ませなければ、 そういう図形のみマルと判断し、手書きで手振れがあるような図形は、マルではないと判断してしまうというのです。 つまり、正確に書かれたもの以外は、マルではないと言い張る、つまり、頑固になるというのです。

 これは人間も全く同じではないでしょうか。
 例えば、販促のやり方をパチンコ業界の販促しらなければ、 それ以外の販促は販促ではないと思ってしまいます。 だから、他の販促を考えて、稼働を上げるように指示しても、 他の販促は考えることができないので、行き詰ってしまう。

 AIでは石頭にならにようにどうしているかと言えば、 いろんな”〇”を読み込ませています。 手書きの”〇”でも、子供が書いたものから大人が書いたものまで、読み込ませます。 上手い”〇”から、マルにあまり見えないような”〇”まで、多種多様な”〇”を読み込ませます。 すると、どんな”〇”でもマルと認識し、反応するようになります。 つまり、様々なケースを数多く見せること、読み込ませることです。

 これを店長や役職者に当てはめて考えると、 なるべく多くの業界の販促を勉強させるというか、 日常の中で意識して、いろんなやり方を見聞きさせると良いということです。 でも、ディズニーランドの販促、USJの販促というようにするとアミューズメント業界の販促に偏ります。 これではいささか多様性に欠けます。 つまり、他店と差別化できる面白いという販促は考え難いといえます。

 だから、いろんな業界を増やし、ホテル業界の販促、レストラン業界、居酒屋業界などもマークする。 もっと、画期的な販促を考えたいなら、なるべく類似性のない業界の方が、発想が広がると思います。 だから、国家や製造業などの販促も学ぶと面白いと思います。 これらの業種を増やすというのは、横の広がりですが、 歴史に学ぶというのは縦に広がりになります。

 これは販促だけでなく、人事でも、サービスでも同じです。
 AIの学習パターンを学ぶと、自分たちの仕事の改善に結び付けるヒントがあふれているように思います。 皆さんも、今放送中のNHKがやっているEテレの「人間ってナンだ?超AI入門」という番組を参考にされてはいかがでしょうか?

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 コミュニティホールをしているのに成果が出ない理由?

 ニュース番組WBSを見ていると、中国共産党中央政法委員会が、自分たちがやっている汚職官僚の摘発や著作権侵害の取り締まりなどの取り組みを、 PRするために、インターネット上に動画を配信したというニュースが流れました。

 WBSが、わざわざのそんなニュースを取り上げた理由は、 その配信した動画がスーパーマリオのパクリにしか見えない動画であったからです。

 ウキペディアによると、中国共産党中央政法委員会は、情報、治安、司法、検察、公安などの部門を主管する機構です。 要するに遵法精神があり、国民や組織を正しい方向に導く機関です。 その機関が知的財産権の侵害の可能性が高い動画を配信したということでした。

 ネット上ではどうも任天堂に無断で?スーパーマリオと気づかず?配信したように書かれています。 産経ニュースでは、2日までにはYouTubeから削除された、と書かれていましたので、素早く対応はしたようです。

 取締をする本家本元がミスをするというのは、大きな問題です。 一企業ならそういう不届きものがいるので困るで済みますが、 監視基準を持っているところのレベルが低いとなると、 国家全体に対して、大丈夫かなという感情を持ちます。 それは、その基準で判断してOKまたはNOを出しても世界に通用しないからです。

 実は基準と言う点では、コミュニティホールづくりも同じことが言えます。 コミュニティホールであるための運営の基準が低いと、コミュニティができないのです。

 とりあえずコミュニティホールに取り組んでいるが全く効果が出ないというのは、 コミュニティホールに対する知識や見識が低いため、コミュニティ化できない可能性があります。
 取り組んでいるのに全く効果がでない、評判も良くならないし、業績も良くならないということであれば、 一度施策や運営をコミュニティホールについて見識のある第三者を入れて見直した方が良いと思います。

 中央政法委員会の動画配信のニュースを見ながらそんなことを考えました。

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 オリックス不動産の新ブランド戦略を手本にする!

 1月31日(2019年)にオリックス不動産は、新ブランドの説明会を行いました。 ブランド名は『ORIX HOTEL & RESORTS』。 オリックス不動産が運営する旅館・ホテルの中で国内の13の施設に新ブランド名をつけて、 理念やノウハウの共有化をはかり、同事業のさらなる発展を目指すとしています。 ブランドコンセプトは「また行きたい、と思っていただける場所」です。

 この新ブランドの13の施設をさらに4つのカテゴリーを設けます。
  「温泉旅館」
  「温泉リゾート」
  「シティ」
  「パークサイド」
 屋号はそのままですが、ブランドでくくり、区分をすることで、 各施設が自分の特徴を自覚し、個性を伸ばしやすくしています。

 この大枠の方向性を打ち出すことで、今後のリニューアルや施設の充実に際して、 何をすべきか、そうすることでブランド全体の価値をどのようにう上げるかが 明確になっていきます。

 多店舗展開をしていても、それぞれの店長が自分のやりたいように運営させている会社があります。 店長の裁量を重視し、力を発揮してもらうということでは、良いかもしれませんが、会社のイメージ作りという点では、問題があります。 同じ屋号でもやり方や運営スタイルが違えば、これが同じ会社なの?という感じを受け、お客様は会社のブランドイメージを持つことはできません。
 そういう意味では、オリックス不動産のように、会社がコンセプトを確立して、それを店長が理解して、詳細方針を打ち出すことは、 会社のブランドイメージを作り出すためには必要なことだと考えます。

 このオリックス不動産の新ブランドで面白いのは、さらに4つの区分に分けているとことです。
 立地条件や規模が違う店舗を複数持っている場合、統一ブランドとして1つのものとしてしまうと無理があります。 でも、このオリックスのように区分分けをして、それぞれの役割を与えると、 会社全体の中で、自分達が果たすべき役割が明確になり、 運営方針を考えやすくなります。
 同時にお客様も会社が考えているブランドコンセプトを理解しやすくなり、会社のブランドイメージを形成しやすくなります。

 会社の基幹店舗のA店の役割はこれこれで、駅前にあるB店の役割はこういうもので、それそれ求めらえているものが違う。 それに伴って、一律な業績比較ではなく、それぞれの役割を果たすことで、最大限の業績を上げているか、 或いは機種揃えや接客サービスに取り組んでいるか、が評価の対象となる。 これなら公平な評価ができるのではないでしょうか。

 もちろん課題はあります。 公平性を保つための評価基準を明確にしなければなりません。 それと店長にコンセプトや役割を理解し、それに応じた施策を考える力があることが前提となります。 どんなコンセプトや役割を設定しても、新台入替と出玉しか考えられないでは、意味がないからです。

 画一した店舗展開ができる大手企業と違い、不揃いの店舗を保有している企業の場合、 このオリックス不動産の新ブランド戦略を参考に企業運営を考えてみてはどうでしょうか。 それにより課題(できない理由)が見えてくることで、新たな手が打てるかもしれません。

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