本当の地域密着店の作り方

店舗(パチンコホール)が地域のコミュニティ広場としての取り組みを始めた

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経営のヒントになりそうに思ったこと

 □□□ 2020年8月の目次 □□□

 新型コロナについての店内勉強会のススメ!

 夕方ニュースを見ていると、外国のコロナ事情ということで、 フランスの観光地で、海岸でマスクを付けずに日光浴をしてる人にインタビューをしていました。

 「あなたは、マスクを付けていないようですが、新型コロナウイルスの感染が気になりませんか?」 というモノでした。
 質問に答えた現地の人は「屋外だから感染しないと思う」 というように答えていました。

 このインタビュアーの質問は、マスクをすることが自己の感染予防になるような聞き方をしていましたので、驚きました。 市販のマスクを付けて、自己の新型コロナウイルスの感染を予防できないことは、当初から言われていることだからです。
 一般のマスクに使われている不織布の目よりウイルスはかなり小さいので、マスクを付けることでウイルスを吸い込むことを防止できません。 だから、自分が心が新型コロナウイルスにかからないことを目的として、マスクを付けることは心理効果以外あまり意味はありません。 ただ、自分の飛沫を他の人に飛ばさないという、他者への感染配慮ということに関しては有効なのです。 インタビューの仕方を見ていて、この海外特派員は、マスクに対しての基礎的知識がないのではないかと思いました。

 実は、テレビのワイドショーなどのフリートークが入るような番組を見ていると、 コロナについての基本的な知識がない人が結構いるように思います。 もちろん、あえてぼけを演じている人も芸人の中ではいるでしょうが、 アナウンサーの立場ではボケる必要もないので、知識不足だろうなと思ってみています。

 コロナ騒動が起こって7か月ほどが過ぎました。 新型コロナ対策をしていると思いますが、 だんだん惰性になってきていませんか? 消毒もやれと言われているから、ただ液をふり掛けて掃除をしている。 いつの間にかなぜこの液をふり掛けて掃除をしているのか分からなくなり、 洗剤と思っていつものように液を掛けているようなことが起こるとも限りません。

 新型コロナ対策がマンネリ化しなように、朝礼などで新型コロナについての勉強会をしてはどうでしょうか。 3分なら3分で、テーマを決めて、新型コロナウイルスの知識や感染防止について、 今やっている対策に興味が持てるようにスタッフを誘導する。 惰性でやっているコロナ対策と必要性を感じてやっているコロナ対策、傍目から見ると何となく分かるのではないでしょうか?

◎参考資料:新型コロナウイルスに対するマスクの効果

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 自民党に学ぶ危機を最大のプラスにする力!

 昨日安倍総理が辞任の意向を発表しました。 7年8か月の長期政権が終わります。 以前はこんなジョークが流行っていました。

 ある国の国民が「我が国にはリーダーがいなくて困っている」というと、 それを聞いた日本人が「わが国にはリーダーがたくさんいる。なぜなら毎年総理が交替している」と自慢げに言うというものです。

 ある種のブラックジョークですね。 自民党の1年政権時代から民主党政権、これも短命でしたが、その後、誰もが予想していなかった戦後最長の政権が誕生しました。 でも、いざ安倍総理が辞めるとなると、長期政権と言ってもあっと言う間に終わったような気になります。

 この長期政権は安倍総理の政治手腕によるところが大きいと思いますが、 個人的には、この長期政権を陰で支えたのは民主党だと思っています。 民主党が政権を取って行ったことがあまりにも酷(ひど)く、自民党以外に政権を取らせると、日本はダメになってしまうという印象を多くの国民に与えたように思います。 個人的には、中国漁船が日本の海上保安庁の船に衝突してきた事件を抗議もせずあやふやにした時点で、完全にこの政党には”正義”はないと感じました。 その後自民党政権になってからは、安倍さんがどんなことをしても、民主党時代よりましだろうと、無意識に思ってしまいます。 野党は完全に信用をうしなったので、自民党の安定感は凄く高く、安倍さんの長期政権を可能にしたのです。

 しかしながら、民主党が政権を取った時には、自民党は深く反省していました。 いずれはまた自民党が政権を取るとは思っていたとは思いますが、危機的な状況であるのは確かでした。 でも、今から思うとそのお蔭で、国民の信用が自民党に集まり、結果として自民党の黄金期を作ったわけです。 禍は、必ずしも不幸だけを持ってくるわけではないということです。

 新型コロナも大変な禍ですが、すべて100%の人にとって悪いということはないと思います。 また、新型コロナ問題もいずれは、過去のものとなっていきます。 その時、新型コロナがあったから、今は良くなったね、というような状況を、自民党にあやかって作り出しておきたいものです。

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 熱中症は災害レベルとの認識をする必要があるかも!?

 毎日暑い日が続いています。 熱中症で救急搬送をされる人が増えています。 下のグラフは総務省消防庁のホームページになるもので、 先週8月17日から23日の救急搬送数を昨年の同期間と比較したものです。 全体では今年の8月17日から23日の間に全国で救急搬送された人は12799人、昨年の同時期は5566人ですから、2.3倍になっています。

 救急搬送をするというのは多くの場合、熱中症の症状が顕著に出ているからであり、 そこまでいかなくても、軽い症状が出ている人は、その何倍もいるのが普通です。

 熱中症の程度は3段階に分けられます。

<Ⅰ度:現場で応急手当て>
・めまい ・立ち眩(くら)み ・生あくび
・大量の発汗 ・筋肉痛 ・こむら返り

<Ⅱ度:医療機関へ搬送>
・頭痛 ・嘔吐 ・倦怠感 ・虚脱感 ・集中力低下

<Ⅲ度:入院が必要>
・意識障害 ・痙攣(けいれん)

 熱中症はかかるとすぐにその場で症状が出るケースもありますが、 2、3日経って症状が出るケースもあるそうです。 お客様の中で、最近”めまい”がするとか、すぐ”大量に汗をかく”など、不調を感じておられたら、 一度熱中症を疑うことも必要です。

 最近特に問題となっているのが、屋内での熱中症です。 東京では熱中症で死亡した方(8月1日から20日)の94.6%の人が屋内です。 その中でエアコンを何らかの理由でつけなかった人の割合は、87.9%と約9割に達しています。

 熱中症対策の基本は3つあります。
   ・水分の摂取
   ・塩分の補給
   ・エアコンの活用
 でも、高齢者の方でエアコンが苦手な人は案外多いのではないでしょうか。 しかし、政府の熱中症予防のポイントにはエアコンの使用としています。
 羽鳥慎一モーニングショーで特集を組んでいましたが、 その中で、熱中症の専門家の医師(谷口英喜氏)も、睡眠時のエアコンの使用は奨めています。 睡眠時のエアコンは、28℃以下で自分が快適と思える温度を設定し、一晩中つけていくように言われています。 快適とは、暑くて夜中起きることがなくぐっすり眠れること、朝起きたときにだるくないなどをいいます。 注意点としては、エアコンの風を直接体に当てないことです。 また、寝間着は、肌は露出させない(長袖、長ズボンの寝巻)ものが良いようです。 寒く感じる時は、布団を使用します。 夜のエアコン使用のポイントは、カラダに冷たい空気を当てるのではなく、冷たい空気を吸い込むとで体温調節をするのがよいようです。

 エアコン使用の重要性は、高齢者ほど高くなっています。 それは歳を取ると筋肉量が減って来るからです。 筋肉が減少しているということは、体内の水分が少なくなっているのです。 つまり同じ汗をかいても、水分量が少ない人は熱中症になりやすくなります。 だから、エアコンで汗をかかないようにコントロールをすることが必要なのです。

 以上をまとめると、今年の今の時期は熱中症にかかりやすくなっている。 救急搬送されなくても、熱中症にかかっている、潜在的熱中症患者はかなりいる。 特にお年寄は、筋肉量が少なく無くなり、熱中症にかかりやすいうえに、エアコン嫌いな人が多い。 ということで、ホールのお客様の中にも、レベルⅠ程度の熱中症の方はいると推察できます。

 お客様が健康であってこそ、ホールへ遊びに来てもらえます。 逆にこの時期、熱中症で体調を崩すとホールに行く気も無くなり来店回数が減る。 或いはだるさや疲れを感じるので、せっかく来店しても遊技時間は短くなります。 こうなると稼働は伸びません。

 この時期、熱中症対策を徹底され、景品などで水分補給飲料を揃えたり、 扇風機などの暑さ対策グッズを揃えたりしていることと思います。 そうであれば、そう言った企画にプラスして、屋内も含めた熱中症予防のキャンペーンを展開してはどうでしょうか。 特にエアコンの使い方については、昔はエアコンが無かったからそういう習慣がないからと、夜中使用しない人も多いと思います。 そういう人に正しい知識を持ってもらい、快適な夏を過ごしてもらえるように、啓発する取り組みをすべきだと思います。 なぜなら高齢者の方が熱中症で来られなくなると、ホールに大きな打撃をもたらすからです。

 コミュニティホールをされている所では、是非アンケートを取って下さい。 目的は、隠れ熱中症の発見です。 もし、ホール内に隠れ熱中症の方が、いらっしゃるようであれば、早急に夜中のエアコンの適切な使い方など、情報提供が必要だと思います。 今の時期、改めてお客様の熱中症対策を徹底的にフォローし、自店の業績の向上、維持を繋げてください。

◎関連資料:お客様のために熱中症対策企画
     :残暑を乗り切る熱中症対策企画を考える?

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 社会が困っているからそれを助ける気遣い(献血)をする!

 献血者が激減しているのをご存知ですか? 新型コロナの影響で、献血をする人が大幅に減っているそうなんです。

 ニュース番組WBSによると、特に集団献血の減少が大きく、4-7月に予定していた集団献血の7割が中止か延期になったそうです。 リモートやテレワークで人が集まることをさけているので、人が集まり難いというのも要因のひとつになっています。 同時に、献血の際の新型コロナウイルスの感染対策をどのようにしたらよいか、これまで違う対応が必要となるので、 企業の担当者は慎重なようです。

 私が以前指導していた関東のホールでも、献血車を呼び、献血をお客様と一緒にされていました。 コミュニティホールしての社会貢献活動の一環として、スタッフの有志を募り、お客様に事前にお知らせして参加者を募り、営業時間中に行っていました。
 このホールでは、ただみんなで献血をするというより、スタッフが地域密着のパチンコ店としての在り方を考える機会としてとらえていました。 そしてお客様に対しては、一緒に献血という行為することで、連帯感と信頼を醸成することを目的としていました。 お願いして参加してもらうのと、意義を感じて一緒にやろうというのでは、同じ参加でも雲泥のさですよね。 そのために、地域の献血状況や献血する人のメリット、デメリットなども告知し、ただイベント的に献血しましょうというのではなく、 その意義をスタッフとお客様にも伝え、自主的な参加を増やす努力をしていました。

 現在、まだまだ稼働も元に戻らずたいへなホールも多いと思いますが、 コロナ禍のこういう時期だからこそ、お客様と一緒にパチンコホールの社会貢献という面を打ち出すことは意味があるのではないでしょうか。 コミュニティホールでは、非常時の時の地域支援の場とう位置づけをしています。 今回のようなコロナ禍という非常時だからこそ、献血などの社会貢献を積極的する意義は大きいと思います。

 平常時は娯楽があり地域のコミュニケーションの場ですが、 非常時はこれまで培ってきたお客様との信頼をベースとして、地域社会に貢献する。 そういうことを当たり前のようにすることで、パチンコホールは社会に無くてはならない存在になっていくと考えます。

 新型コロナ対策がたいへんだ、ということではなく、 献血業務を行っている日本赤十字社と連絡をとり、 コロナ禍でも安全に献血ができるノウハウを取得することで、 自店の新型コロナ対策のノウハウを進化させると考え、 献血に積極的に取り組んでみてはどうでしょうか。

 こんな大変な時、献血が不足している時だからこそ、頑張ってやる価値があると思います。 献血が少なくてたいへんな時だからということで、多くのホールが献血に参加することで、 パチンコ業界に対する世間のイメージが変わっていくのではないでしょか。

参考資料:社会性がある公共性があると納得する取り組み

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 「COCOA」から通知を受けるPCR検査が無料に!

 前回のブログで、、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の通知を受けた場合、無症状ではPCR検査を受けられないケースがある。 また、受けても無症状の場合、PCR検査が有料(2万円から3万円)になる、 というお話をしていました。

 この件に関して、8月20日に加藤厚生労働大臣が参議院厚生労働委員会で見直すという発言をされていたので、 注目してくださいと言ってましたが、さっそく見直されました。 あまりにも早くてびっくりしました。

 21日に厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策推進本部から都道府県に連絡が行き、その中の最後に「COCOA」の通知に関する新たな取扱いが書かれています。 内容は、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の利用者のうち、新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性があると通知を受けた者に対しては、 行政検査に対象とし、本人に負担を求めないとしています。 つまり、無料で検査を受けられることになりました。

 「COCOA」の通知を受けても、無症状だと不安を煽り、お金が出ていくリスクが大きいと愚痴っていましたが、それが解消されたわけです。 感染拡大防止は、感染者との濃厚接触があった場合、いち早く感染していないか確かめて、感染している場合は保健所の指示に従うことが大切です。 自分が無症状の場合、自覚がないので無意識に家族や会社、友人などに新型コロナウイルスを感染させてしまうのが問題でした。 感染リスクがあるところにいたと思っても、無症状は見た目は健康なので、わざわざ時間とお金を使って検査を受けにはいきません。 例え「COCOA」から通知が来ても、わざわざお金を払うと思うと気が引けます。 それは陰性の確率の方が高いからです。 みなさんも、無症状のお客様に、2~3万円払って、積極的にOCR検査を受けるようにお勧めしますか? 恐らく勧め難いと思います。

 これまで「COCOA」のダウンロードを積極的にお客様に勧めるような話をしてきませんでした。 お客様に有料のPCR検査を「捨て金覚悟で受けてください」と言えなかったので、店舗での「COCOA」の積極的登録推進についてはスルーしていまいた。 しかし、これからは、「COCOA」を勧めることの方が、お客様のメリットになると思います。 「COCOA」が検査のきっかけを与えてくれ、しかも無料で検査を受けることができる。 これを利用することは、自身の感染不安をある程度取り除くことができます。

 最後に念のためにPCR検査の偽陰性についてです。 新型コロナウイルスに感染していても、PCR検査で陰性と判定される場合があります。 これが偽陰性です。 その確率は70%~90%と言われています。 だから、厚労省のQ&Aの中に、検査の結果陰性となっても、「陰性を証明するものではない」と注意しています。 しかし、検査で偽陰性になる場合は、新型コロナウイルスを人に感染させる力が弱い場合が多いと言われていますので、 そういう点では陰性が出ると安心は安心です。

 接触確認アプリ(COCOA)ですが、早目に感染リスクを検知でき、検査が無料で受けられるということで、 コミュニティホールを目指されている店舗では、お客様の健康管理にために積極的におススメしてください。

参考資料:「COCOA」で通知を受けた者に対する行政検査等について
    :「COCOA」はパチンコ店の福音になるかも???

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 「COCOA」はパチンコ店の福音になるかも???

 みなさんのホールでは、厚生労働省のアプリ「COCOA」をお客様にお勧めしていますか? 「COCOA」は新型コロナ感染対策の一つとして作ったスマホアプリです。

 「COCOA」はスマートフォンの近接通信機能(Bluetooth)を使い、互いのプライバシーを確保しながら、新型コロナウイルス感染症の陽性者と濃厚接触した可能性が出た場合、通知をするというものです。 濃厚接触の基準は、半径1メートル以内に15分以上あった端末の所持者です。 陽性判定を受けた人がその旨を「COCOA」に登録すると、過去14日以内に濃厚接触条件を満たしている人に通知されるしくみになっています。

 「COCOA」に登録をすることで、感染拡大を防げる、そのためには国民の6割が登録すると効果が高い、最低でも4割の登録が必要などと報道されていました。 組合等の通達でも、「COCOA」の登録をお客様にお勧めするように促しているとこともあったと思います。 登録者数は8月20日17:00現在で約1405万件となっています。 登録件数は目標までにはかなり不足しています。

 新型コロナ感染拡大防止に熱心なホールではもしかしたら、「COCOA」を推奨し、お客様にアプリのインストール指導をしているとこともすでにあると思います。

 パチンコ店の場合、お客様同士が1m以内で15分以上いるケースは多いと思います。 稼働が高いホールでは、2時間も遊べば誰かの濃厚接触者となっている確率は100%あると思います。 それも一人だけではなく、複数人となるでしょう。 市中感染が高い地域では、アプリを登録しておくと、かなりの確率で、通知が受けられそうです。

 台と台の間に飛沫防止用シールドを付けるなどして、感染防止対策を徹底ているところでは、感染はなく、例え通知が来ても陽性の確率はほとんどないと思います。 しかしながら、通知を受けたお客様はイヤな気持ちになります。 大丈夫と思う反面、万一に備えPCR検査を受けて安心しておきたいという心理が働きます。 そこで保健所に連絡をしてPCR検査を受けることになります。

 ところでこのPCRの検査費用ですが、症状が出ていない場合は、有料となります。 たぶん2万円から3万円ほどで自腹です。 ホールに行って今月5万円勝ったとしても、「COCOA」から通知が来て、2回念のためにPCR検査を受けたら、今月の儲けはパーということです。 もし、あなたがパチンコユーザーなら、そんな「COCOA」をスマホに入れたいですか? 万一負けた月であったら、5万円の負けにプラスして5万円を支払うことになります。 合計10万円の出費です。 これは痛いですね。

 現在まだ市中感染がそれほど高くない地域もありますので、「COCOA」を入れておいても通知が来ることがないので大丈夫?というのは何かおかしいですね。 そして最近言われているのが、感染者数が増えて来たので、保健所に「COCOA」から通知が来たと言っても、今いっぱいだからしばらく待ってほしいとか、場合によってはPCR検査を受けなくても大丈夫でしょう、などと言われる所もあるそうです。 登録者に不安を煽っておいて、PCR検査を受けなくても大丈夫でしょうと言われる。 お友達内閣のメンバーでやっているので、このような状態になっているのは仕方がないと半分諦めていました。

 店舗にも今の「COCOA」をおススメするお客様のメリットがどうも見えない、 逆にお客様にコロナ不安を煽り、ホールから遠ざけてしまう恐れがあると考え、 店舗の新型コロナ対策演出として、「COCOA」推進キャンペーンの企画のようなものには触れてきませんでした。 私の中ではほぼないモノとしていました。

 ところが、本日読売新聞の4面にひっそりと8月20日の行われた参議院厚生労働委員会で、 新型コロナウイルス感染者と接触したことを知らせるスマートフォンアプリ(COCOA)について、 通知を受けた利用者が確実に検査を受けられるようにする方針を示したと載っていました。
 加藤大臣は、「しっかりPCR検査に行ける筋道を見せることが登録増加につながる。 近々(対策)を公表すると言われたそうです。 どういう内容が出て来るのかは注目です。

 もし、「COCOA」登録をした人が通知を受けてPCR検査を受けたいと言った場合、『症状が無くても無料で受けられる』という方針が出たなら、「COCOA」に対する対応を強化することをお勧めします。
 具体的には、「COCOA」登録キャンペーンをすることです。 現在、無症状感染者が多くいることが分かっていますが、PCR検査は行われていません。 もし、症状が出ていなくてPCR検査を受ける場合、先ほどと同じ有料となります。 ところが、「COCOA」を登録して通知が来ると、無料でPCR検査が受けられることになります。 要するに通知がくるという意味は。PCR検査無料券が当たったのと同じになるということです。

 里帰りをしたい、旅行に生きたい、けれどもし自分が感染していたら、人様に迷惑がかかるというのが一般的な発想です。 しかし、PCR検査を無料で受けれて、陰性となると里帰りや旅行に堂々といけるようになります。 「私は、この間PCR検査を受けたのでどこの行っても大丈夫です」という話ができます。 営業マンでも、PCR検査で陰性が出ているとなれば、堂々とお客様に会いに行けます。

 考えてもみてください、半径1メートル以内に15分以上いる状況を頻繁に作り出せるのは、パチンコ店が最も適しているのではないでしょうか。 もし、加藤さんが「COCOA」普及のために通知が来た人は無料でPCR検査を受けられるという方針を出せば、 PCR検査を受けたい人は、通知が来る確率が高くなるパチンコ店に行こうとするのではないでしょうか。 もしかしたらこの「COCOA」はパチンコ業界に福音をもたらすかもしれません。

 テレビを見ていると「COCOA」の通知を受けてPCR検査をする場合、無料にすべきという意見をいう人が最近増えてきました。 もしかしたら期待できるかもしれません。 今後の加藤厚生労働大臣に注目しましょう。 また、同時に、今から「COCOA」登録促進のキャンペーン企画を練っておくべきでしょう。

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 東京都と大阪府の新型コロナ重症者の定義が違う!

 最近、新型コロナ関連の報道で取り上げられるのが、重症者の数です。 重症者が置くなると医療機関がひっ迫し、医療崩壊を起こすというものです。 そして、東京は重症者が少ないのに、大阪は多いのはなぜか、というような問題提起がよくなされます。

 そんな時、ある人が言い出しました。 東京と大阪の重症者の定義が違う。 大阪は、厚生労働省の定義に添って、重症者をカウントして報告しています。 一方、東京では、厚生労働省の重症者の定義に含まれている、集中治療室にいる人を除外しているのです。 東京都庁の役人は、集中治療室に入っているのは病気の状態が固まっていないと見ているようです。 集中治療の結果、もしかしたらすぐ退院する人がいるかもしれない?ので、とりあえず重症者から外しているのかもしれません。 もちろん世間の大多数は、重症だから集中治療室に入っているという認識なので、しっくりこないと思います。

 問題は、新型コロナという日本全国で発生している問題に対して、 地方自治体が個々の判断で勝手に定義を作っている?変えている?ことです。 定義が違うと重症者のカウント数が違うので、重症者に必要とされるベッドの準備状況についての認識がバラツキ、同じ危機意識を持つことができません。 このような状況を放置して、指導できない国もいかがなものかなと思います。

 新型コロナと騒がれ始めてから半年たちますが、 正確な現状把握もでいないような数値管理をしていて、有効な対策を打てるのか心配になります。 実際、東京も大阪も有効な感染防止対策を打てていなように思えます。 感染防止に対しては都民や府民の皆さんにお願いし、各人の努力にすがるしかないような状況に見えます。

 新型コロナに感染する関係式は変わっていません。

◎新型コロナウイルス感染 = 接触回数 × 新型コロナウイルス接触

 新型コロナに感染するとは、感染者と出会い(背接触回数)、ウイルスを体内に取り込む(新型コロナウイルス接触)ことです。 感染しないとは、人との「接触回数」を少なくし、ウイルスとの「接触」機会を持たない、つまり感染防止対策を徹底することです。

 接触回数は以下の関係式に分解できます。

◎接触回数 = 外出回数 × 接触人数 × 地域の感染能力保持者確率

 経済を回すためには、「外出回数」や「接触人数」を抑える方法はダメだというのは、 緊急事態宣言を出して凝りているはずです。 だから、「地域の感染能力保持者確率」を小さくするしかありません。 要するに市中感染率をゼロにする方向しかないのです。 そうすればいくら外出しても、何人と合っても大丈夫です。 危険が無ければ、経済は自然に元に戻ります。

 具体的に言えばPCR検査等を行い、感染者を隔離してしまうことです。 武漢では990万人にPCR検査を一斉にやり、隔離してしまった後は、新たな感染者は出ていません。
 ニュース番組WBSで、武漢のプールイベント開催を報じていましたが、 プールに若者があふれ、マスクをすることもなく、社会的距離を取ることもなく、コンサートを聞いていました。 市中感染者をゼロにしているので、可能なのです。

 何度も言っていますが、これは政府にしかできないことです。 そして、下手な個々人の感染防止対策より絶対的に効果が高いものです。

 しかし、政府や地方自治体のトップが言うことは、みなさんの感染予防意識の向上です。 テレビでも、政府の太鼓持ち的なコメンテーターは、 安倍総理は責任感が強く頑張っている。 新型コロナの拡大防止は国民の意識の問題ですなどとしたり顔で発言しています。
 こういう人間を見ると太平洋戦争の時に、アメリカが日本に上陸したときに”竹槍”がいかに有効であるか、 日本の女子供に語り、訓練をさせていた人間を連想してしまいます。

 もうそろそろ、国民一人一人が優秀な人を選挙で選ぶようにしないと、たいへんな苦労をさせられそうです。 民主主義の良いところは、為政者を選ぶことができるということですが、 国民がしっかり政治を勉強しないと、バカな為政者を自ら選んで苦しむという因果応報的な面があるということです。

 感染防止の話が多くなってしまいましたが、 ここで取り上げたかった問題は、相手が使っている言葉が、どういう定義の基で使っているのか、確認する必要があるということです。 人間はともすると、自分と同じ定義や同じ意味で同じ言葉を使っていると思い込み、新ためて定義をあえて聞いたりしません。
 今回の東京の重症者は典型ですよね。 6月ぐらいから東京の重症者は少ないと言われはじめて、この重症者の定義が違うと問題になったのは最近です。 議論を進めるためには、知っているとか共通だとか思い込まず、まず言葉の定義を確認するようにしたいものです。

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 ヤカンにスポーツ飲料を入れて飲んだら食中毒!?

 毎日暑い日が続いています。 熱中症予防のためにスポーツ飲料を好んで飲むお客様も多いのではないでしょうか。
 コマメに水分をとるのは結構たいへんなのことです。 のどが渇いたからと言って、いちいちドリンクを買うわけにもいかない。 ジュースは甘いので、スポーツ飲料を水筒に冷やして入れておいて、咽喉が乾いたときにこまめに飲む。 ホールはそこまで咽喉が乾くことはないと思いますが、 お客様でも外仕事をする方は、水筒などを使ってこまめに水分補給をされるのではないでしょうか。 私が学生時代に建設現場で鉄筋工のアルバイトをしていましたが、3lのヤカンに麦茶と氷を入れて持って行き水分補給をしていました。、

 この水分補給ですが、スポーツ飲料等をペットボトルのまま飲むのであれば問題はないのですが、 金属製のヤカンに入れたり、金属製の水筒に入れたりして飲むとリスクがあるとのことです。
 羽鳥慎一モーニングショーよると厚生労働省はホームページで、
「ヤカンに入れたスポーツ飲料を飲んだことによる食中毒が発生しました。 金属製の容器(ヤカンや水筒)は酸性の飲み物と反応し、金属に溶け出すことがあります。 金属製の容器にジュースやスポーツ飲料を入れる時は、注意書きをよく確認しましょう」
と警告しているようです。

 実は先月6日に大分県の高齢者施設で、”やかん”に入れて冷やしたスポーツ飲料を、入浴後77~96歳の男女13人に提供したところ、吐き気や下痢を訴えるという事件が発生しました。 連絡を受けた保健所が調査したところ、飲料から1リットルあたり200ミリグラムの銅が検出されたそうです。 使用された”やかん”はステンレス製で9年間使用したものであり、内部に黒く変色した水垢(みずあか)が付着していました。 保健所によると、水道水に含まれる微量の銅が蓄積し、酸性のスポーツ飲料と反応して溶け出したと見ています。

 それを受けて厚生労働省は、水筒内の金属部分に傷がついている場合、 スポーツ飲料・炭酸飲料・乳酸菌飲料・果汁飲料等の酸性飲料を入れるのは良くない(危険がある)として注意を呼び掛けています。

 みなさんのお客様はどうでしょうか? お客様に中には、あまり気にせずに水筒にいろいろな飲料水を入れている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 お茶などを入れている場合は、問題なさそうですが、 水筒にスポーツドリンクと氷を入れて飲まれている方などは要注意かもしれません。 なお、水筒の中のはフッ素加工がしてあり、スポーツ飲料を入れても大丈夫という水筒も多く出回っているようです。 それでも長時間入れっぱなしにはしない方がよいようです。

<水筒でスポーツ飲料を安全に飲む方法>
 ①水筒の内部にサビや傷がないか確認すること
 ②水筒に長時間入れたままにしない
 ③定期的に新しく水筒を買い替える
               「・・・羽鳥慎一モーニングショーより」

 毎日暑い日が続くので、こういうことを知らずに、体調を崩す人がいるかもしれないと考え、ブログで取り上げて見ました。

 さて、ここからです。
 こういう情報を基に何を考えるか、何をするかです。 単に聞き流す人もいるでしょうし、 この話を元に景品企画アイデアを考える人もいるでしょう。 企画が思い浮かばないという人は、小さな情報を大きく育てることが苦手な人が多いように感じます。

 お盆も終わり、暑い日が続く中、お客様との自然な会話は、お天気ですね。 そして、新型コロナよりも身近な熱中症の話の方が、盛り上がりやすいと思います。 この情報を基に、水筒を思って来られるお客様に一言声掛けするのもありでしょうし、 9月1日の防災の日も絡めて、水筒点検をしてみましょうというような企画もできると思います。 ヤカンの買い替え企画があっても悪くはないと思います。

 情報を使っていかに楽しく、面白くお客様に伝えていくか、 その伝え方にお客様への気配りがあれば、最高ですね。 コミュニティホールとしての機能の一つは、有益な情報発信です。 自店のお客様にフィットしたタイムリーな情報を提供することで、ホールへわざわざ出かける価値が少しアップするのではないでしょうか。

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 若い女性スタッフがいるホールに最適対策グッズ!?

 朝、テレビを見ていて、「これは接客で使うと楽しいのではないか」と思うフェイスシールドが紹介されていました。 羽鳥慎一モーニングショーを見ていたのですが、たまたまその中でコロナに負けず新しい挑戦をしている企業を紹介していました。

 シャルマンという眼鏡フレームの会社は、売上が大幅に落ち込んだのですが、 これまで蓄積したノウハウを生かして新商品を開発してこのコロナ禍を乗り切ろうとしている。 そのノウハウとは、これまでメガネフレーム開発用に人間の頭の形のデータを10万件以上収集し、 頭にピッタリと合ったいろいろなものを作る技術をもっているというのです。 今までそれは眼鏡作りが主でした。 しかし、コロナ禍で何を作れば良いのか考えた時、人の頭にフィットしたフェイスシールドを作ることを思いついたそうです。

 開発したフェイスシールドの最大の特徴は、頭に無理なくフィットするというものです。 そのフィットのさせ方で、顔や頭に負担が無く、シールド自身も、医療用に使われる透明度が高く、低反射で曇り止め効果がある高機能フィルムを使用しています。 シールドは曇ることないので、視界はいつもクリアに保たれるようになっています。 6月から販売されましたが、評判は良く、10万本以上販売されています。

 そしてさらに改良を加え、8月13日に新しいバージョンのフェイスシールドが出来ました。 それは化粧崩れがしない新しいフェイスシールです。 女性が喜びますよね。 従来のモノは額でシールドを支えていたのですが、新しいタイプは頭でシールドを支えるので、 顔にフェイスシールドが接触しません。 だから、女性の化粧に影響を与えないというのです。

 これがホールの接客で採用すれば面白いと思った特徴ですが、 その頭で支える器具の形状が、ちょうど『猫耳』のように見えるのです。 テレビのアナウンサーがそのフェイスシールドを着けたのですが、なかなか可愛い感じでした。 もちろんそのアナウンサーはもともと可愛いので、それを引き立てたという感じもしますが、これはありかなと思いました。

 この商品は、「シャルマンシールド」のカチューシャタイプというそうです。 価格は、カチューシャタイプと専用フィルム1枚セットで1800円(税別)、 シャルマンシールド用の高機能フィルムは2枚入り1400円(同)だそうです。 少し値が張ります。 後はホールの価値観です。

 フェイスシールドが曇ることで、一生懸命に頑張っているホールを演出したいところもあるかもしれません。 逆にいつもクリアのフェイスシールドを使うことで、華麗な接客を目指しているところもあるでしょう。 また、『猫耳』ということで、エンターテインメント性を出したいと思うところもあるでしょう。 新製品なので話題性は十分あると思います。

 コロナ禍で”とりあえずフェイスシールド”という時代は終わろうとしているかもしれません。 マスクでもとりあえず着ければよいから、様々なニースが出てきています。 コロナ禍の今は、新型コロナ対策+アイデア(楽しさ、面白さ)が求められます。 なぜなら、人間面白くないことを、我慢強く続けるようにはできません。 みなさんが面白くもないドラマを見続けることができないのと同じですね。 こういう遊び心は、コミュニティホールには必要なことだと考えています。

◎関連資料:新型コロナ対策面白グッズ

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 暑いからと言って水だけを飲むと危険!!

 熱中症対策の時に気を付けなければならないことがあります。 それは水分の取り過ぎです。 熱中症対策のキャンペーンをしているホールもあると思いますので、 そんなとき会話のネタにもなる熱中症対策の注意点をお話ししたいと思います。

 水の取り過ぎと言っても、水を多く飲むということが危険というということではなく、 水分を多くとることで、体内のナトリウムイオンが薄くなってしまう状態が危険なのです。

 ナトリウムイオンの濃度は、カラダの体温と密接な関係があります。 人間は、カラダが暑くなるとナトリウムイオンを対外に出して、体温の上昇を抑えようとします。 逆にカラダが寒くなると、カラダの水分だけを排出して、体温を上げようとします。
 具体的には、夏にかく汗は塩っ辛く、汗と一緒に多量の塩分がカラダの外に出ていることがわかります。 つまり、ナトリウムイオンを出すことで、身体の温度を下げているのです。 一方、冬はトイレが近くなりませんか? それは体内の水だけを対外(膀胱)に排除して、ナトリウムイオン濃度を上げているのです。 それによって体温を上げ、寒さをしのいでいるのです。

 このように人間のカラダには外気に合わせて自動調節をしているのですが、 殺人的暑さとなると、意識してカラダのナトリウムイオン濃度を気にしないと大変なことになります。 暑いからと言って、汗をかき、水だけをガブガブ飲んでいくと、体内のナトリウムイオン濃度が薄くなってしまいます。

 ナトリウムイオンは新陳代謝に欠かせないものなので、 これが不足した状態では、細胞にエネルギーの補充ができず倒れてしまいます。 細胞が腹ペコで動けなくなるということです。 多くの場合、疲れる、身体にむくみがでる、力が入らない、などで済みますが、 ナトリウムイオン不足が深刻になると、命が危うくなります。

 今年も暑いですが、水分ばかりを取っていると、ナトリウムイオンが不足します。 だから塩分もとってくださいと言われるわけです。 要注意なのは、咽喉が乾いて水を飲むが、いっこうに咽喉の渇きが治まらない場合です。 これは体が塩分を欲しがっている証拠です。 これを無視して、水をさらに飲むと大変危険な状態になっていきます。

 そういう時は減塩などをしていない昔ながらの梅干などを食べるのが一番いいと言われています。 同じような働きをするのが経口補水液です。 私は、ナトリウム不足を感じると”卵醤油”を飲むことにしています。

 暑い日が続きますので、お客様が熱中症で倒れることが無いように、 塩分の必要性を知っておいて、お客様との会話のネタのするのもいいと思います。

 ヤフーニュースで、「熱中症予防でも水の飲み過ぎには要注意? “水中毒”の留意点を聞いた」という記事が8/16に出ていたので、 それを読んでおくと参考になると思います。

◎参考資料:熱中症予防でも水の飲み過ぎには要注意?

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 残暑を乗り切る熱中症対策企画を考える?

 毎日暑い日が続いています。 この夏は新型コロナと熱中症のダブルの対策を強いられます。 特につらいのが夏のマスクです。 マスクのお蔭で暑い夏がより暑く感じられます。

 では、今年の熱中症の救急搬送は昨年と比べてどうなのでしょうか? 総務省消防庁の統計によると、 8月3日~8月9日までの全国の熱中症による救急搬送人員は、6,664人(速報値)です。 昨年の同じ時期の救急搬送人員は、15,299人(確定値)となっています。 なんと昨年に比べ43.5%しかなく、大幅に減ってます。 今のところ基本的に喜ばしい結果となっています。

 これは新型コロナのプラスの影響と言えるかもしれません。 新型コロナ問題の関係で、熱中症への注意喚起が徹底されたこと。 同時にエアコンの使い方についても意識が向上し、適正に使う人が増えたのではないでしょうか。 熱中症にかかる場所で一番多いのが住居です。 暑いのを我慢して外で涼むことができないので、家を快適にして過ごす方が増えてのかもしれません。
 また、新型コロナの影響で外出を自粛する人も多い、学校のクラブ活動なども自粛ですし、 暑いところに密集することは避ける傾向になるので、行動様式が熱中症になりにくようになっているようです。
 でも何と言っても一番は、今、熱中症になると新型コロナウイルスの感染が疑われるということがあるでしょう。 個人的にも企業としても新型コロナと疑われることは避けたいのが本音です。 だから熱中症や夏風邪などももってのほか、と考えている人も結構いらっしゃいます。

◎参考資料:「新しい生活様式」を健康に!(厚労省、環境省)

 そう考えるとまだまだ熱中症対策グッズは手放せません。 残暑を乗り切るために、改めて残暑対策フェアをするのも悪くないと思います。 景品企画などする参考になるので、 株式会社CMサイトの「熱中症対策グッズおすすめランキング」のアンケート結果を紹介したいと思います。 調査人数は有効回答数13,425名で、10~60代の男女(性別回答しないを含む)を対象にインターネットで行っています。 調査日は2020年5月30日です。

 1位:経口補水液
 2位:扇子・うちわ
 3位:帽子
 4位:塩分を摂取できる飴やタブレット
 5位:冷感タオル
 6位:日傘
 7位:冷感寝具(タオルケットやシーツ、枕)
 8位:冷感スプレー
 9位:冷感インナー
 10位:からだに貼る冷却ジェルシート

 17位:ミストも出る水筒 ・・・・・個人的に興味有り

◎参考資料:熱中症対策グッズおすすめランキング

 1位の経口補水液は、水分補給ということで水の代わりに使用されいる方が多いので、当然と思いますが、 扇子やうちわが上位に来るとは思いませんでした。 ホールでうちわを配るところが多いですが、簡単な熱中症対策として見直しても良いかもしれません。 4位の塩分を摂取できる飴やタブレット等は、アメの変わりに配布されているホールも多いと思います。
 テレビのニュースでよく取り上げられているのは、6位の日傘ですね。 女性用は半径50cmほどですが、男女兼用は55~60cmと少し大きめで、ソーシャルディスタンスになるので、結構売れているそうです。 この順位は20位まであり、面白いものを取りあげて景品企画等ができると思います。
 17位の「ミストも出る水筒」を取り上げているのは、個人的に興味があるからで、 外仕事などで、水筒から水を飲むときにミスト(噴霧)が出てくると、ひんやりとして和むと思ったからです。 お客様の中に農業をされている、工事現場をされているなど、外仕事をする方が多い場合は、紹介すると喜ばれるかもしれませんね。

 いずれにせよ残暑はもうしばらく続きます。 お客様も夏バテぎみになているかもしれません。 お客様に寄り添い、残暑を乗り切り9月につなげていきたいものです。

 9月1日と言えば、防災の日なので、 そろそろ防災関連グッズの展示をされるとこともあると思います。 今は何と言ってもゲリラ豪雨ですよね。 今年の台風はどうなるか分かりませんが、そなえあれば憂いなしです。

◎関連資料:お客様のために熱中症対策企画

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 トランプ大統領再選の予兆は中国にある?!

 みなさんもすでにご存知のようにアメリカでは今年大統領選挙が行われます。 トランプ大統領が勝つのか?それともバイデン氏が勝つのか、世界は気をもんでることでしょう。 個人的にはトランプ氏の思い切った行動力に魅かれますが、 自己の利益のためには、平気で方針を転換しそうで安心はできません。

 米中の対立が続いていますが、これは目先の利益の対立でなく、中国を組み込んだアメリカ主導型の世界という枠組みを否定し、 中国を排除した形のアメリカ主導の世界に作り直すというものです。 欧米人の得意とするところはルールづくりです。 自分達でルールを作り、自分達にとって不利になりそうになるとルール変更を行う。 ルール=国際標準と言っても良いかもしれません。 欧米が世界で優位に立てる理由は、このルール作りのうまさにあります。

 中国はこのルールを上手く利用して、世界への影響力を強めてきました。 現在、多くの国際機関のトップに中国または中国の影響力のある国の人がトップになっています。 その最たるものが、世界保健機関(WHO)のトップであるテドロスさんです。 今回の新型コロナで中国よりの実態が鮮明になりました。 テドロスさんはエチオピアの外務大臣をしていた人で、エチオピアは中国に大きな借金があります。 中国を怒らせて、エチオピアを窮地に陥れたくないので、忖度(そんたく)が自然に発生してしまうという構造です。

 アメリカはそろそろルールの変更をかける時期ではないかと感じ始めているということです。 ここがアメリカ人というか西欧人に凄いところだと思います。 日本人はルールに縛られますが、欧米人は不都合ならルールを変更しようとします。 そのためには、ルール変更のための布石を早めに打つ必要がります。 長期的な将来を感じて、今必要な外交政策を行うことが大切です。 今回、トランプ氏、バイデン氏のいずれが勝っても、対中国政策は現在の流れが続くように思います。

 これに対して習近平氏は、これまでの5ヵ年計画だけだったのですが、これとは別に2035年までの長期計画の策定を指示を行いました。 習近平氏の政権が安定しているから長期計画を立てるというよりも、アメリカに勝つには長期的な戦略構想が無ければ、勝てないと判断したように思えます。

 このような対立関係にある米中ですが、ニュース番組WBSで次回大統領選を占うカギが中国のある村にあるという報道をしていました。 その村の名は呂南宅二村といい、中国浙江省にあります。 実はこの村では、アメリカの大統領選で使う旗などが作られる場所なのです。

 前回のトランプ、クリントン戦では、この村の人は最初からトランプが勝つと思っていたそうです。 理由は、クリントンの応援旗より、トランプ氏の応援旗の注文が多かったからです。 応援する人が多いのだからトランプが最終的に勝つと思っていたそうです。 現在の旗の注文状況は、バイデン氏に比べ、トランプ氏の方がかなり多いようです。 他の大統領応援グッズ(トランプマスク等)もトランプ氏のものが圧倒的のようです。 したがって、この村の人達はトランプ氏が再選されると思っているようです。

 もし、これが本当なら、どうでしょうか。 もし、あなたが習近平氏ならどうするでしょうか? トランプ氏が勝つのであれば、トランプ氏に恩を売るのも一つの方法です。 予兆を見つけることは、将来を見据えた手が打てることになります。 この予兆の手掛かりが敵対している中国に有るというのは面白いとは思いませんか?

 米中対立の話はこの辺で置いておき、ホールでの運営を考えてみましょう。 大きな出来事は突然起こるのではなく、起こるための小さな出来事が積み重なって発生する。 事前に積みかなるであろう事案を見つける努力をすることで、有効な対策が打てるようになります。

 例えば、総付け景品の成功不成功を考えてみましょう。

 成功とは総付け景品を配布する日の稼動が、通常の曜日の1.2倍に増えることとしましょう。 では、それが成功するための予兆とはなんでしょうか?
・総付け景品のポスター枚数なのか。
・総付け景品のポスターの前で止まった人の数なのか。
・総付け景品についての問い合わせの人数なのか。
・総付け景品をスタッフが案内した数なのか。
・スタッフが総付け景品を案内した時のお客様の好反応の数なのか。

 こういうことを考えて行くと、施策の精度が上がっていきます。 逆に、お客様は『企画が面白くない予兆』を知っているケースを考えても面白いかもしれません。 例えば、『スタッフが元気なく企画を案内する』などです。 この逆をやれば、お客様を呼び込めるので有益です。 いずれにしても予兆を大切にしてください。

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 最新の研究で新型コロナ感染予防の必要性を再認識する!?

 羽鳥慎一モーニングショーを録画して早送り見ているのですが、 今週月曜日(8月10日)の新型コロナの後遺症の放送を見て、これはマズイと思いました。

 ドイツ・フランクフルト大学病院研究チームの研究を紹介しており、 それいより新型コロナがただの風邪?ではないことが明白になってきました。 同研究チームが新型コロナに感染して回復した人を対象に 心臓のMRI検査をしたところ、約8割に人に心臓の異変が見られたのです。

 いわゆる後遺症というものです。 新型コロナは肺臓に打撃を与えるウイルスと思われていたのですが、 こっそり心臓にも打撃を与えていました。 心臓に異変で一番多かったのが”心筋炎”というもので、 心臓の筋肉に炎症を起こすものです。 研究対象となった100人中60人が心筋炎でした。

 心筋炎は、心臓の筋肉が炎症を起こすもので、症状が進むと心筋が壊れて、心臓の働きが低下します。 主な症状は動悸・胸痛・息苦しさなどになりますが、進行すると意識がもうろうとしてきます。 心筋炎は完全に回復するのではなく、後遺症が固法、慢性的な心不全や不整脈を引き起こす可能性が指摘されています。 要するの一生つきまとう病気になる可能性があるということです。 イヤですよね。 テレビに後遺症が残って苦しんでいる人の例として、息苦しさとか、胸の痛み等を上げる人がけっこういましたが、 新型コロナウイルスによって引き起こされた、心筋炎の可能性が高いのではないかと思います。

 若い人でも、無症状者の人でも、心臓に影響を受けることは分かっています。 恐いのは年を取ってから、ダメージを受けた心臓に負荷がかかることでの発病です。 今、若い人が大量に新型コロナウイルスにかかっています。 でも、多くは無症状であったり軽症で、回復(検査で陰性になる)をしています。 しかし、本当の回復ではない可能性がでてきました。

 政府は重症者だけを注視して、まだ大丈夫と言っていますが、本当に大丈夫なのでしょうか? 今、若者たちに撒かれた心臓病のタネが、30年、40年たって大きな問題になる可能性もあります。 政府がこの研究を精査して、無症状者を含む感染者の発見と隔離の為の施策(全国民を対象としたPCR検査の徹底)を打つことを願うばかりです。

 「赤信号、みんなで渡れば怖くない!」というブラックジョーク的な言葉があります。 同じように「新型コロナウイルス、みんなで感染すれば恐くない!」とやっていると将来、病院通いで苦労することになる可能性があります。 このことは会社の従業員や店舗のスタッフに伝えて、感染防止対策の徹底の大切さを改めて説明することが必要ではないでしょうか。

参考資料:最新研究:心臓に約8割の確率で、新型コロナウイルスの後遺症!

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 お盆営業の結果は?後は神仏に祈るだけ!?

 お盆が間近に迫っています。 今年のお盆は例年と違い、特別なお盆になるかもしれない。 コロナの感染が怖くてお客様が大きく減るのか、それともコロナにいって旅行など行けないことから、 近場で時間を潰(つぶ)す人が増えて、思った以上にお客様が来てくれるかもしれません。

 どうなるか分からない時、大きくわけて二つの考え方が出来ます。 非合理主義的な考え方と合理主義的な考え方です。

 非合理主義的な考え方の人はどうするのかというと、 自分達の手に負えない分からないことはある、それは何ともしようがないという立場に立ちます。 そして、それが良い方に転ぶか、悪い方に転ぶかは神仏のみぞ知るというように考えます。 今回のお盆の集客は、仏様の御心次第というよな感じです。 そして何をするかと言えば、願う、祈ることです。 人間を超越したモノの力に左右されるので、そのモノ(神仏)に慈悲を乞うというような感じです。 そして、行動はある程度までするが、後は神や仏に任せるしかないと考えます。

 合理主義的な考え方の人は、自分達が手に負えないことはないという考え方をしています。 但し、現時点では自分の知識や理解が不足しているので、分からないところや不明なところがある。 しかし、いずれそれらのことは解明する、またはされると考え、すべての物事をコントロールするために最善を尽くしていきます。 今回のお盆について予測ができない場合、顧客についての情報が不足している、 或いは顧客理解がでできていないので分からないと考えます。 ですから自分達の力不足を補い続け、自己の目標としている最大の結果を出すために努力をします。 何か超越的なものに縋(すが)るという考え方はしません。

 みなさんも経験がある受験で言えば、 前者の考え方の持ち主は、自分のできる範囲で精一杯頑張って、後は神仏のさじ加減と考える。 そして、ご機嫌を取るために神社に行き、お守りを買う。 そして、どうぞ自分が勉強したところが出ますようにと祈る。
 後者の考え方の持ち主は、自分の目指す大学なり高校に必要なレベルの学力をつけるために頑張る。 神仏ではなく、自分の努力がすべてと考えるので、神仏に祈るということはしません。

 でも、そういう人を見て、そうは言っても当日風邪を引いたりお腹が痛くなることもあるだろう、 電車事故で遅れて受験会場に行けない場合も有るかもしれない。 上手くいくためには目に見えない誰か(神仏)に守ってもらわないと人間生きていけないという人がでてきます。 もちろん、そう言う人は非合理主義の方です。
 一方、合理主義者の人にそういう話をすると、彼らはこう言います。 風邪を引いたり、腹痛が起こるのは自己の体調管理能力の問題だ。 また、電車の事故はこれまでも発生しており、それを見込んで朝早めに出るというリスク管理の問題です。 リスク管理が出来ていないのを神仏のご加護の問題というのは、責任転嫁ではないかと。

 みなさんはどちらの考え方を多く持たれているでしょうか?

 多くの日本人は前者であり、健康であること、仕事がうまくいくこと、豊作になること、 すべてに神仏のお蔭を感じ、感謝する。 だから感謝の儀式であるお祭りは、大好きな人が多いように思います。 自分の力を過信しない、いつも謙虚に神仏のお陰と感謝するのは日本人の美点です。 ここで「めでたし、めでたし」と言いたいところですが・・・

 ここで質問です。 もし、あなたが会社の社長で、店長にお盆の業績を聞いたとき、どちらの答えをより好ましいと思うでしょうか?
 まず、A店長。
「お盆は予想以上に人が少なかったです。私も何とか頑張ったのですが、新型コロナの影響を予想以上に受けました。 感染が収束してくれればよかったのに残念です」
 次、B店長。
「お盆は予想以上に人が少なかったです。新型コロナ対策の徹底度合をもっと地域にPRすべきでした。 感染が収束しないなら、うちに来て打つしかないというような、安全安心の打ち出しが不足していました。 申し訳けありません。今後のこともありますので、お客様が安全安心を感じるポイントを追求していきたいと思います」

 あなたの会社ではどちらのタイプの店長が多いでしょうか? 前者の店長の問題は集客できなかった原因を自分ではなと考えることです。 原因が自分ではないので、改善しようがありません。 ということは店長の能力は開発されずストップすることになります。 後者の店長は、問題が発生した場合、自分が原因と考えるので、問題を解決することが可能です。 そして、能力は徐々にアップしていきます。

 要するに自分の努力不足や能力不足を、神仏のご加護や運のせいにしてしまうと、 個人や組織の能力は停滞してしまうということです。 ということは経営は合理主義的な考え方が好ましいということになります。 この合理主義的考え方をもっていたのが欧米人で、今の近代社会を作り上げてきたベースの考え方です。
 お盆営業の直前ですが、自社、自店の盆営業への対応は後は神仏に任せるという気分ですか? それともまだまだ改善したいのに時間が足りないという感じなのでしょうか? もしも、前者なら・・・・・!

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 お盆営業の特別感をつくるノンアルカクテル!

 お盆の営業。 何か特別感を出したいと思うことはありませんか? 特別感ということは普通とは違ういう意味なので、普段やらないことを限定的に行うとこで特別感の演出ができます。

 女性フタッフに浴衣を着せて接客させるというのは、悪くありません。 それを見たお客様、とりわけ男性客は女性の浴衣姿を好ましいものとして見るので、 好感度がアップし、夏を演出し、それがお盆の期間だけであれば、特別感が増します。

 ホールの中には、多くの夏祭りが中止されているので、お盆の間だけでも 縁日気分を味わってもらうために屋台を呼ぶところもあるかもしれません。

 とは言っても新型コロナ以降、稼働が減少しているホールも多く、お金を掛けれないというホールもあります。 でも、せっかくのお盆です。 特別感をだすことで、お客様の期待感を上げて楽しんで帰って欲しいところです。

 特別感は普段やらないことをやることです。 先ほどの浴衣は、スタッフを特別にして特別感を出すやりかたです。 屋台は、駐車場または出入口演出を特別にして特別感を出すものと言えるでしょう。 つまり、ホールを構成している要素のどれか、あるいはいくつかの要素を特別にすると特別感を出せることになります。

 先週のニュース番組WBSを見て、特別を演出するのに面白いと思ったものを紹介したいと思います。 これはワゴンサービスを特別にすることで、特別感を出す演出です。 あなのホールでは、ワゴンサービスをメニューをどのようなものでしょか? もし、一般的なドリンクの販売しかしていないのであれば、十分特別感が出せると思います。

 お盆の期間ということで、ベースのコーヒーなどは残すとして、 メニューを一新し、「お盆期間ノンアルコールフェア」としてはどうでしょうか。 実はWBSの白熱ランキングのコーナーで、ノンアルコールカクテルの人気ランキングを紹介していました。

 1位 ノンアル・シャンディガフ
 2位 オリエンタルビューティー
 3位 ノンアル・モヒート
 4位 フローズン・ノンアル・チチ
 5位 ノンアル・ブラッディーメアリー
 6位 バージンブリーズ
 7位 シャーリーテンプル
 8位 ノンアル・モスコミュール
 9位 シンデレラ
 10位 ノンアル・カルーアミルク

 いかがですか? 知っているカクテル名はありましたでしょうか?
 私は、この中では5位のブラッディーメアリ―と8位のモスコミュールです。 番組の中でいくつか作り方を紹介していましたが、1位のシャンディガフは作り方は超簡単で、 ノンアルコールビール75mlとジンジャエール75mlを混ぜ和わせるだけで出来上がりです。

 私も早速1位のノンアル・シャンディガフを作って、夕食時に飲みました。 ノンアルコールビールの独特のある味が和らぎ、飲みやすくなりました。 カナディアン・ジンジャエールを使ったので、甘さはあまりなく、さっぱりした味でした。 次回は普通のビールとジンジャエールを使って、普通のシャンディガフを作って楽しむつもりです。

 ノンアルコール・カクテルの提供は、カクテル用の道具がいりますが、 今後も何かの折にすることを考えれば、わずかな投資で特別感が出せます。 シェイカーは演出に使えるので、ワゴンサービスコーナーなどで、 スタッフがシェイカーを振っていると人目を引くと思います。

 WBSによるとノンアルコール・カクテルはアメリカの禁酒法時代に盛んになったということです。 ホールでは飲酒はできないで、アルコールの提供はできません。 でも、ノンアルコール類は提供できるはずです。 今はまだノンアルコールはジュースとは違うと思っている人が多いと思いますので、特別感が出ると思います。

 最近はのノンアルコール系のカクテルやビールなどが、ビール各社からも出ています。 そう言うものを景品として販売しても悪くはないと思いますが、演出的には誰かがシェイカーを振るのが一番と思っています。

 ノンアルコール・カクテルランキングを見ながら、「特別な夏」の演出として面白いと思いブログにしてみました。

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 お客様のお子さんやお孫さんの思い出作り!

 今年は花火大会にいきましたか?
 そうですね。 多くの花火大会は中止となっています。 いつもなら、お客様も子供を連れて近くの花火大会に出かけて、夏の思い出をつくるはずですが、 今年はコロナの影響でそうもいきません。

 子供たちはコロナの影響で夏休みが少なく、そのうえ旅行も帰省もできない。 もちろん「GO TO トラベル キャンペーン」はしていますが、新型コロナが流行っているので安心して行けない。 そして近くの海水浴場が閉鎖しているかもしれません。 また、近くの花火大会もやっていない。 ある意味ただ暑いだけの散々な夏休みです。

 そういう中でけっこう売れているのが家庭用の手持ち花火だそうです。 花火大会は見れないけれど、その代わりの家で花火をしようという人が増えているそうです。 日中は暑くて何もできませんが、夕方は子供と花火をするのも、夏休みの家庭サービスとしては良いものです。 ということで、昼に来ているお客様に家庭用花火をお勧めするのはいかでしょか。 お子さんやお孫さんがいらっしゃるお客様に、 お子さんとの夏の思い出づくりのツールとして花火をお勧めするのです。

 ニュース番組のWBSで手持ち花火ランキングをしていました。 これは専門店「はなびかん」の6月の販売数ランキングです。 花火選びの参考になるかもしれません。

 1位 線香スパーク極(極み) 
 2位 サンダースパーク    33円
 3位 おっかけスパーク    55円
 4位 朝顔ススキ       55円
 5位 十変色すすき      165円
 6位 九州炭火        110円
 7位 たこおどり       220円
 8位 点滅ススキ       77円
 9位 日本一ながいスパーク  220円(2本入り)
 10位 20色変色すすき    330円

 線香花火が1位になるとは思いませんでしたが、 小さな子供でも怖がらずに楽しめるということでは、親としては与えやすい花火なのかもしれません。

 番組の中で井上玩具煙火の井上慶彦さんがオリジナル花火を紹介していました。 ワンセット3300円という高級花火で、箱に大型の4つの手持ち花火が入っているものです。 商品名は『義助』で、かんざしをモチーフとして作った花火です。 この商品には井上さんのこだわりがあるらしく、自社のサイトでのみ販売しているようです。 買っていただくお客様ひとり1人に、この商品の思いを伝えたいのでそうしているとのことでした。 1本800円弱の花火なので高級品です。 たぶん取り寄せるとその外見だけで期待感が高まるように思います。 遠出ができない分、プチ贅沢を味わうというものです。

 今年の夏は「特別な夏」なので、こういうモノをお勧めして、お子様のいるお客様の思い出作りに貢献してはどうでしょうか。 お盆の間、帰省をしないからといってパチンコばかりでは、家族の反感を買います。 お客様の家族サービスの支援をすることで、気持ちよく来店してもらう環境を整えることも大切なことかもしれません。

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 うっかりしていると間違って解釈する数値がある!

 ニュース番組のWBSを見ていて気になることがあります。 重症者の人数です。 最近の全国の重症者の数は次のようになっています。

     8月5日 104人(+16人)
     8月6日 115人(+11人)
     8月7日 131人(+16人)

 緊急事態宣言が出されない理由の一つとしては、重症者が少ないことがあげられます。

 WBSでは毎日感染者数や回復者数、死亡者数、重症者数をパネルで表示し、報告しています。 これを毎日見ているのですが、重症者数の総数だけは、実態がつかめない、ある意味誤解を招く数値ような気がします。 みなさんはどうでしょうか?

 最近は上記のように毎日16人、11人、16人と増えていますが、これは新重症患者となった人を意味しているのでしょうか? よく考えると違うことがわかりますよね。 この重症者数という数値は、ただの積み上げの数値ではありません。 重症者数は以下の式のような結果数値です。

 重症者数 = 既存重症者数-回復者数ー死亡者数+新規重症者数

 回復者、死亡者がゼロであれば、新規重症者は、毎日16人、11人、16人と発生していると言えますが、そうでない場合、 見かけ以上に新規重症者が発生しているということになります。

 全国の死亡者数は、WBSで毎日発表しているのでわかります。

     8月5日 1030人(+6人)
     8月6日 1036人(+6人)
     8月7日 1043人(+7人)

 もし、死亡した方は、すべて重症者が悪化したものとすれば、新規重症者の発生数は次のようになります。

     8月5日 22人 (+16人+6人)
     8月6日 17人 (+11人+6人)
     8月7日 23人 (+16人+7人)

 回復した方がいれば、上記数値にプラスした数値が本当に重症化した人の数となります。 重症化した人でどれだけの人が回復しているのかわかりません。 恐らく回復者がいないとは考えられないので、新規重症者の発生数は上記の数値より多いと思います。

 回復者は分からないので、死亡者だけに限定して話をします。 もし、医療機関が頑張って、重症者が死亡することを完全に防いだとしましょう。 どうなるでしょうか? 現在のペースで行けば、重症者数は、5日もすれば200人に達するでしょう。 10日経てば300人を超えます。 重症者はあっと言う間に増えていきます。

 政府の中で、重症者が少なく医療がひっ迫していない理由が、 死亡者数のお蔭で実現しているのであれば、本当にひっ迫していないと言えるでしょうか?

 国や地方自治体、テレビやインターネトなどでもデータは結構公開されていますが、 うっかり見ていると問題を見過ごしてしまうかもしれません。

 店舗でも台データや会員データがあふれているかもしれません。 しかし、そのデータの構造についての理解が無ければ、問題の本質を掴むことはできないでしょう。 それは重症者数の増減だけを見て、勝手に重症になる人は少ないと判断しているのと同じです。 くれぐれも気を付けてください。

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 マスクをはめても笑顔が分かる工夫が面白い!

 夕方食事時にニュースを見ていると、神奈川県の南足柄市役所の取り組みが紹介されていました。 それはマスクをはめていても笑顔が分かる取り組みでした。

 通常、マスクをはめてしまうと口元が隠れるので、笑顔の表現が難しくなります。 悪くするとマスクをしているために、ぶすっとしていると思われているかもしれません。 もし、市役所に来た人がマスクをはめた職員を見て、感じが悪いと思われるかもしれません。

 感じが悪いと思っている人から接客や接遇を受けて嬉しくないですよね。 市役所の職員も同じで、感じが悪い人から対応されても嬉しくないですよね。 それでは信頼される市役所は作れません。

 そこでマスクをしていても、自分たちは笑顔で接していることを伝えられないかと考えたのが、 インスタントカメラ「チェキ」でひとり1人の笑顔を撮り、 市役所の利用者がその写真を首などにぶら下げて応対していました。

 テレビで見ていても、対応に追われて笑顔が作れていない人でも、この写真があることで。 「本当は、けっこう笑う人で、気さくな感じの人ではないのかな」と感じさせ、 相手に安心感を好感をもたせているのが分かりました。

 ほとんどホールではマスクを付けて接客をしていると思います。 笑顔の対応を心掛けているとは思いますが、 それを確実に相手に伝えるために、この「笑顔の補助=自分の笑顔写真」は有効だと思いました。 なお、写真は大きな笑顔で撮ってもらう方が効果が高いと思います。

 特にコミュニティホールを目指している店舗では、是非この笑顔を写真で見せる取り組みをしていただき、 お客様との関係づくりをさらに深めていただけたらと思います。

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 パチンコ店の職場内クラスターの発生で気を引き締める!

 毎日どこかの都道府県で新型コロナの1日の新規感染者の過去最高を更新しています。 不思議なもので毎日過去最高と言われても、あまり緊張感を持てません。 流石に毎日新規とう状態では、新規というインパクトが薄れてしまいます。

 では身近な周りで感染者が出ているかというとそうでもありません。 私の住んでいる奈良でも毎日感染者が出ていますが、全く他人ごとになっています。

 上の図は東京都の新規感染者数の表です。 曜日ごとに集計の特性があるので、毎日の推移よりも曜日ごとの推移を見ていく方が、拡大しつつあるのか、縮小に向かっているのか分かりやすいと言われています、 実際、縦の列単位で見てみると、ほとんどの曜日で拡大を傾向を示していることが分かります。

 現実の動きと自己の認識が乖離しているとき、問題は発生しやすくなります。 いわゆる油断大敵です。 気を引き締めるには身近な事例ということで、ご存知とは思いますが、パチンコ店の職場でクラスターが発生していますので、その情報を紹介しいておきます。

 発生したのは「スーパーD'ステーション上越店」です。 7月29日に従業員の1人から感染が確認され、 8月4日に陽性者が出て、関係者合わせて5人が新型コロナウイルスの感染者となりました。 最後の1人は濃厚接触者として7月31日に一度PCR検査を行っていましたが、その際は「陰性」でした。 しかし、健康観察を続けていたところ3日に発熱し、4日に陽性が確認されたということです。 新潟県は「会社の中でクラスターが発生していた」との見方を示しました。

 このパチンコ店は改装準備中のため、7月13日から休業中だったということです。 Pワールド上では8月1日からの「新規会員募集」「入場整理券配布」となっていましたが、今日の時点では中止となっています。 最近のようにどこで新型コロナウイルスに感染してもおかしくない状況では、 この店舗の出来事は明日自店に起こっても不思議はありません。

 パチンコという商売自体では新型コロナに感染する可能性は低いと思っています。 いわゆる濃厚接触が発生しにくいからです。 濃厚接触は1m以内で15分以上の会話を基本としています。 通常営業で15分以上会話をすることはありえません。 そう考えると安心できる業種となります。

 しかしながら現在は市中感染の確率が上がっています。 そして、夜の街より家庭内、職場内での感染者が増えています。 事務所内、スタッフ休憩室、スタッフ喫煙室、スタッフ食堂などで感染防止対策を取っていない場合、 スタッフの誰か一人が感染者するとたいへんなことになります。

 それは感染したスタッフだけの問題にとどまらないからです。 濃厚接触者と判断されると、保健所から十四日間の健康観察と自宅待機を求められます。 もし、感染したスタッフ以外の数人が濃厚接触者と判断されたらどうなるでしょう。 下手をするとホールを回すことができなくなる可能性もあります。

 もしそうなったらどうなるでしょう。 店舗を閉めたことで、営業しているホールスペースがクラスターの発生場所と勘違いされる可能性が高いと思います。 そうなるとアソコのホールに行くと感染するかもしれないという噂が流れます。 最悪の場合、パチンコ店に行くと新規コロナウイルスに感染するという風評被害が発生します。

 そう考えると、スタッフの誰かが新型コロナウイルスにかかるのは仕方がないとしても、 職場内で感染者を出さない、もっと言えば濃厚接触者を出さないという覚悟は必要なのではないでしょうか。
 ホールでの感染対策をしているところは結構ありますが、事務所内などバックヤードになるとどうでしょうか? 今回、「スーパーD'ステーション上越店」でクラスターが発生したと県が見ているとニュースから、 もう一度、バックヤードの感染対策を見直す必要性を感じます。 対策が出来ているかどうかのポイントは、万一の場合、濃厚接触者と判断されないような対策をしているかどうかです。

 今日大丈夫なら、明日も大丈夫と思いたいのが人の自然感覚です。 「スーパーD'ステーション上越店」でも、まさかクラスターは発生するとは思ってもみなかったと思います。 何かきっかけが無ければ、行動を起こせません。 だからこそ、今日、バックヤードの感染拡大防止対策の再点検をしてはいかがでしょうか。

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 みなさんのお客様はお盆をどう過ごされるのですか?

 お盆が近づいてきました。 今年のお盆はどうなるでしょう? コロナ禍でもお盆の客足は伸びるのでしょうか?

 お盆の帰省に関しては、地方自治体と政府の間で認識の差があるようです。 政府の中でもニアンスが違ったりします。 「GO TO トラベル キャンペーン」をやりながら、帰省を自粛してくださいというのでは筋が通らないということになります。

 現在の「GO TO トラベル キャンペーン」の趣旨は東京以外の日本全国に行ってくださいというメッセージを含んでいます。 誰が「GO TO トラベル キャンペーン」を主導しているのかと言えば、国ということになります。 だから、国としては、東京都民以外は帰省しても構わないという方針を示しているいうことになります。 ということで私は残念ながら、子供が奈良に帰省することを諦めています。

 知事の中のは帰省を自粛してくださいというような趣旨のことを言われるところもあります。 実際に新型コロナウイルスの感染拡大状況を考えるともっともだと思います。 特に地方は医療機関が充実していないので、感染爆発が起こってしまうと対応ができません。 こういうことは多くの国民が理解していると思います。 おそらく皆さんのホールに遊びに来てるお客様も理解されていると思います。

 では、皆さんのお客様はお盆はどうなるのでしょうか? お盆休みに帰省をする旅行をされるのでしょうか? 家族や親戚の方は都心から帰ってくるのでしょうか?

 おとといの朝日新聞デジタルで「この夏の旅行や帰省を考えていますか?」いう内容のアンケートは、
 ・旅行・帰省する ・・・・・ 14%
 ・旅行・帰省をしない ・・・ 66%
 ・迷っている ・・・・・・・ 20%
となっていました。

 もし、お客様が旅行に行かないのだとしたら、お客様はどんな過ごし方をするのだろうか? お客様が帰省しないとしたら、どんな過ごし方をするのだろうか? お客様の息子や娘が帰省しないとしたら、お客様はどんな過ごし方をするのだろうか? そんなお客様はパチンコ店に何を求めるのだろうか? こう考えていくと、お客様の満足を上げるためのヒントが見えてくるのではないでしょうか。 それは面白企画の運営や端玉景品の取り揃えに影響してくると思います。

 しかし、自店のお客様はどうされるか分からないから、実際お盆にならないと手が打てない、 という人もいるかもしれません。
 分からないときはどうするか? そうです、学校で習ったように素直に聞けばいいのです。 お客様にお盆をどう過ごされるか聞いて、お客様が喜ぶサービスや景品企画などを考えることです。 現在、帰省について国民の関心が高く、絶好の会話のネタです。 それに事前にお盆のことを尋ねることで、お盆の企画に参加してもらう確率を上げることができます。

 コミュニティホールを作っていくためには双方向の対話が必要です。 お客様のニーズを把握して、それを形にすることで、信頼されます。 アンケート取るのも良いでしょうし、カウンタースタッフがお客様に尋ねてもよいと思います。 尋ねることでコミュニケーションがはかれます。 コロナ禍でも短い会話ならば問題ありません。 みんなが大変な思いをしている中での信頼の構築は、コロナ禍が去った後、大きな花が咲くのではないでしょうか。

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 通販業界の大物が明かす伝えるポイントとは!

 ”伝えたつもりで、伝わってない”ということありませんか?

 先週末のニュース番組WBSの「コロナに思う」というコーナーで、ジャパネットたかたの創業者である高田明さんが出演し、問いかけていました。

 コロナ禍の中で全社員一致団結して頑張らないといけない。 おそらく危機を前にして、多くのスタッフはそういう気持ちになっている。 そういう人たちに対して、経営者や部長、店長などは、危機を回避するために対策を練り、全スタッフの協力を得るために頑張る方向性を示す。 その結果、全社員、全スタッフが一丸となって頑張っているなら問題は無いのですが、 そうではない場合がある。

 高田明さんはそういうケースについて、もしかしたら”伝えたつもりで、伝わってない”という状況が発生していませんかと画面の中で問いかけていました。 過去にそういう経営者から相談を受けたことがあるにでしょう。 そう言う人にこの言葉を投げかけると、次のような言葉が帰ってくるようです。

 「けっこう説明したのになぁ・・・」

 私も会議指導の中でしばしば耳にします。
 例えば、ファン感でジャグラーの強化を打ち出しているのに、稼働があまり上がっていない。
「ファン感でジャグラーを強化することをスタッフは理解していますか?」
と尋ねると
「スタッフには〇〇主任が説明しました」
というような答えが返ってくる。
「ちなみにスタッフに内容が伝わったかどうか、確認してみましたか?」
と尋ねると黙ってしまいます。

 『伝わっていない?』といった時に『説明した』という答えが返ってくるのは、本人の中に『説明=伝わる』という思い込みが存在していることを意味します。 冷静に考えれば、内容を説明することと相手に内容が伝わることは同じで無いことは分かります。 この勘違いを放っておくと、コロナ禍で危機にある状態では、たいへんマズイことになります。 軍隊のような命をやり取りするところでは、必ず復唱させるなど確認作業をしています。 それは当然ですよね。 内容が伝わってなければ、全滅もありうるのですから。

 そこで、高田さんは”伝わった世界”を作り出すために大切にしていることということで、3つのポイントを紹介されていました。 高田さんが通販事業を通して身に付けられたもので、たいへん参考になると思います。 本質を理解すれば、会社の政策や店舗でイベント企画などの施策を説明する時に十分使える考え方です。

〇1番目、紹介する商品を徹底的に勉強した。

 「何を伝えるのか自分が十分理解しなくて相手に伝わるわけがない」といものです。 自分で考えた施策でも、あらゆることを想定していないと、十分理解したとは言えないと思います。 そういう意味では、施策を説明する前にこの施策のポイントは何か、キーになる行動は何かなど、整理しておくことが大切です。

〇2番目、伝える時には、本気度と情熱が大事。

 スタッフに対して口先の説明で動かすことはできないということです。 本気で説明し、情熱を分かってもらえた時、高田さんは『一体感』が生まれると言われてます。 みなさんも説明後の一体感の有無を目安にして、伝わり具合を判断してはどうでしょうか。

〇3番目、最後に伝えるための技術、テクニックを磨く。

 高田さんは、説明となると言葉の問題だけと勘違いする人がいるようなので、それ以外も大切とおっしゃってました。
「指もしゃべるし、手もしゃべる」
「体もしゃべるし、目もしゃべる」
「顔全体がしゃべる」
というように非言語(ノンバーバル・コミュニケーション)も重要な要素ですと話されてました。

 コロナ禍で売上が低迷していくと、経費も削減されます。 その中で無駄な施策は打てなくなってきていると思います。 無駄な施策を打つ確率を下げる方法は、全てのスタッフが施策を理解して、その効果を最大にするように動いてくれることです。 そのためにスタッフに施策内容を伝えるということは、とても大切なことです。

 もし、自社の部長や店長、或いは自店の役職者やスタッフが思うように動いてくれていないのだとしたら、 高田明さんの伝えるポイントを参考にして、今一度『伝えるという行為』を徹底してはいかがでしょうか。

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 自分の限界を超える簡単な方法とは!

 千葉に銚子電鉄という小さな鉄道会社があります。 鉄道の長さは銚子駅 - 外川駅までの6.4kmで、電車で片道20分ぐらいです。 カンブリア宮殿でも取り上げられた有名な鉄道会社です。

 何が有名かというと、生き残るために「やれることは何でもやる」という鉄道存続にかける型破りの取り組みにあるようです。 そのために経費の削減は徹底しています。 例えば社長のお給料は社員の給料より低く、パチンコ店の普通のアルバイトよりも低く設定しています。 何と月額10万円だそうです。

 銚子電鉄を語る時に出てくる言葉は、「崖っぷち」「倒産寸前」などという景気の悪い言葉ばかり。 これまでの何度も倒産の危機にありましたが、 今回の新型コロナの影響で、運賃は前年対比95.8%のマイナスです。 新型コロナ前の土曜日の収入は1日約40万円だったのですが、4月18日土曜日の運賃収入は1日4480円と激減しています。

 これまで何度か経営危機を迎えるたびにアイデアを出して乗り切ってきました。 例えば、銚子名物の濡れせんべいの販売を手がけたり、 うまか棒のヒットにあやかった「(経営が)まずい棒」を販売したり、 駅名の命名権を売ったりして、危機をしのいできました。 最近では、線路に転がっている石を缶詰めに詰めて、「線路の石」としてネットで売っています。

 そのために売上構成比を見ると、2018年度の売上は5億1550万円のうち、鉄道事業は1億750万円ほどで、20.8%ほどしかありません。 帝国データバンクという企業情報を取り扱うデータ会社では、鉄道業ではなく、米菓製造が主力事業として登録されているようです。 このことからも鉄道事業を続けるために、あらゆる努力をして事業を継続していることがわかります。

 現在、新型コロナで駅に来る人も減り、主力の食品(米菓などのお土産)もなかなか売れない状況になってきています。 そこで、6月には社員の袖山さんという若い女性をアイドル化し、グッズを作って販売したり、 7月には、社長自らユーチューバーになり、”銚子電鉄を助けてください”という動画をつくって日銭を稼ごうとしています。 そして、8月にはクラウドファンディングで資金を集め、『電車を止めるな』という映画を自作し、全国5カ所で映画を上映して売上を稼ぐ計画をしています。 正に何でもやって、事業を続けていくという情熱は頭が下がります。

 このコロナ禍で業績が低迷しているホールも多いと思います。 皆さん、何とか改善したいと頑張っていらっしゃると思います。 では、その頑張りのレベルはどうなのでしょうか?

 これだけ頑張っているのに結果が出ない。 お客様が反応しない。 そういう話はよくあります。 多くの頑張っている人は、自分を頑張っていると評価します。 しかし、その頑張りは本当に評価に値する頑張りなのでしょうか。 それを確かめるのは、他者と比較するのが一番早いと思います。 そういう意味では、この銚子電鉄の頑張りは、業界を超えてベンチマークするに値するものではないでしょうか。

 これで限界と思っても、もっともっと頑張っている人を見ると、まだまだやれることがあるのではないか?と思えてきます。 そう思えた時、やる気が出てきます。 その時自分を超えることができます。 日頃からこのような事例と接しておくことは、自分を鼓舞し、自分の限界を超える良い刺激になるのではないでしょうか。

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 あなたの身近に起こる問題を美談に変える恐さを考える!

 8月は終戦の日があります。 太平洋戦争をしているとき、ほとんどの国民はそういうものだとと思っていた。 そして、戦争の為ということで生活が困窮していっても、勝つためには仕方がないと、国の政策を疑うことをしなかった。 しかし、戦争に負けるとこれまでの価値観が音をたてて崩れ、今まで正しい、間違いないと思ていたことが急に正しくないと思ってしまった。

 戦後、なぜ、こんなことが起こってしまったのか、真剣に考えた人がいます。 そういう人たちは、戦前何も考えていなかった人ではなく、 戦前、戦争中の国の考えが正しいと信じきっていた人です。 もし、自分が真剣に考えて正しいと下した結論、それを人にも話して納得させていたような指導的な人だったとしたらどうでしょう。 それが後から考えたら全く間違っていたとしたら、衝撃を受けるのではないでしょうか。

 そういう人の中に、なぜ自分はそういう間違いを犯してしまったのかを、真剣に考える人が出てきます。 それを明らかにしないと、自分の考えに自信が持てないからです。 そういう人は、自分と同じ間違いを犯さないように後世の人に伝えたいと考えています。

 実はNHKで『100分で名著』という番組があります。 7月は吉本隆明という人の『共同幻想論』という本を取り上げていました。 その番組を見てなるほどと思ったので、紹介したいと思います。 ちなみに吉本隆明さんは、戦後最大の思想家と言われていた人で、西洋の受け売りではなく、自ら現実を見、昔からの日本を研究し、独自に思想を打ち立てた人です。

 何をなるほどと思ったのかというと
【安倍政権がこれほど迷政策を真剣に打ち続ける理由】
についてです。 今の政府の動きをこの吉本氏の共同幻想で読み解くと、腑に落ちるのです。

 安倍総理を見ていていい加減に政策に取り組んでいるとは思っていません。 安倍さんなりに一生懸命に考えて、閣僚のメンバーも一生懸命に考えて政策を考え取り組んでいます。 しかしながら、どうもおかしい、ピントは外れている。 コロナだけで言っても、突然の休校やアベノマスクからはじまり、給付金方針の突然の変更、国として必要な感染防止策を打たないどころか、 コロナ拡大下でのGOTOトラベルキャンペーンの推進。 傍から見るとこの政府で大丈夫なのだろうかとも思えてきます。 しかし、そういう声を無視して、いろいろな政策が場当たり的に進んでいます。 テレビなどを見ていると、分科会の集めた専門家の意見もあまり聞いていないような感じも受けます。

 なぜ、こんなことが起こっているのか不思議でしたが、『共同幻想論』という思考の枠で考えると、説明がつくように思いました。 私自身、吉本隆明の『共同幻想論』を100%理解しているわけではないので、 『共同幻想論』を参考にした独自の考えを説明していると思ってください。

 番組で伊集院光がたとえ話をしていました。 『あるお祖母ちゃんの死』の話をします。 お祖母ちゃんが無くなって、数日後にお祖母ちゃんが可愛がっていたインコ(鳥)が無くなった、ということがあったとします。 客観的に見れば、お祖母ちゃんの葬式でバタバタしてインコの世話を怠ったためにインコが死んでしまった、ということになります。 しかし、そんな話をしてもお祖母ちゃんの親戚(共同体)は喜びません。 そこで、インコの死について誰が言うともなく、こんな話が親戚の間で話されます。
「お祖母ちゃんは生前インコをたいへんかわいがっていた。 インコが死んだのは、可愛がってくれたお祖母ちゃんを独りぼっちにしないように、天国への道案内をするために死んだんだ」 要するに世話を怠ってインコを殺したという話が、インコの恩返しという美談にすり替わってしまうという話をしていました。

 共同体の中では共同体を続けていくために、事実を都合よく解釈してしまうことが自然に行われる。 それによって本来は問題と認識すべきものが、問題で無くなってしまう世界があるというのです。 極端に言えば美談になってしまう。 その前提としてはその共同体が維持したいという仲良しの集まりであるということです。 仲良しだから問題を指摘したくない。 何事も問題無くうまくいっていると思いたいというバイアスが働きます。

 安倍内閣はお友達内閣と言われています。 能力が優れているから大臣に指名しているのではありません。 安倍さんがこの人に大臣になってもらいたいという思い、もう少し広げると自民党の中のお友達グループの中で、 一緒に政府を動かしていきたいというお友達意識からできた内閣です。 だから不祥事もどんどん出てきますし、政策もお粗末なものが多い。 しかし、本人や内閣、自民党の幹部からすると、共同体意識が強く、共同幻想と言うべき空気に支配されていると考えられます。

 したがって現実に問題が起こっても、それは先ほどのインコに死と同じように、自分達の都合の良い解釈が付け加わり、 問題は起こっていないと本気で思っているのです。 つまり、安倍共同体の共同幻想の中にどっぷりつかって、問題意識もなく過ごしているのです。 そのお蔭で、菅さんも記者会見で自信を持って安倍さんの政策に問題ないとアピれるのです。 菅さんに、これにはおかしいと反論したとしてもどうにもなりません。 それは戦時中の狂った常識(大日本帝国の共同幻想)の中で、日本の今のやり方は問題があるというのと同じだからです。

 それでは今後どうなるのか。 恐らく現実が共同幻想の枠の中で収集ができない事態になるとき、破たんをするでしょう。 あの太平洋戦争の時のように。 身近で言えば、新型コロナによる死者数の激増です。 ここまでいくまでに、早く安倍さんには共同幻想の罠にはまっていることに気づいて欲しいものですが、外部からの強力な圧力が無ければどうしようもない気がします。

 この共同幻想は、集団で見る幻想で、なんらかの共同体を形成していると陥る可能性があります。 この安倍さんのようにお友達で内閣をつくるというように、個々の関係性を組織の目的の上位に置いた場合、発生しやすいのではないかと考察しています。 仲良し組織は要注意です。 この共同幻想はプラスに働くと、居心地良い場を提供しますが、 マイナスに働くと問題を認識させる能力を失わさせるものとなります。

 皆さんの会社ではいかがでしょうか。 組織の目的より、組織メンバーの関係性の維持を優先させると、会社で起こっている問題を見えなくしてしまいます。 新型コロナの影響も大きいでしょうが、問題が無いように思うのに業績が上がらないという場合は、 なんらかの共同幻想の影響を受けて、自社の問題が見えなくなっている可能性を考えてみるのも会社を救うことになるかもしれません。 くれぐれも『インコの美談』のようなものには注意してください。

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