本当の地域密着店の作り方

店舗(パチンコホール)が地域のコミュニティ広場としての取り組みを始めた

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経営のヒントになりそうに思ったこと

 □□□ 2020年9月の目次 □□□

 第三のビール特需を活かした景品を考える!

 10月1日より、酒税法が改定され、ビールの酒税が7円下がり、その代わり第三のビールが約10円値上がります。 税金が上がるとなると、税金が上がる前に買っておきたいというのが人情ですね。 実際スーパー等では駆け込み需要が起きています。

 メーカーも価格に敏感なお客様が多いことを知っているので、 9月の第三のビールの製造を増やしています。 アサヒやサッポロは約30%アップ、キリン20%、サントリー約10%の増産です。 そして、販売面では第三のビールのケース買いをお勧めしています。 その証拠にケースで勝った場合にお得意になるように、”おまけ”を付けています。 例えば、「金麦」1ケースには「こくうまカレー」が、「のどごし」1ケースには「箱ティッシュ」が付いてきます。

 税金アップというマイナス回避効果とおまけによるプラス獲得効果で、 第三のビールを飲む家庭には、第三のビールケースが何箱かある可能性が高くなっています。 コロナによる巣ごもり消費もそれを後押しすると思います。

 ここで質問です。 第三のビールが家に何箱もある場合と無い場合、第三のビールの飲み方は違うでしょうか?

 恐らく第三のビールが何箱もあると、無い場合より飲む機会が増える。 あるいは飲む量が増える可能性は高まると思います。 そうなると不足してくるのは、第三のビール用の「おつまみ」です。

 そこで、第三のビールを多く買い込んでいる方向けに、 ホールで「おつまみ」景品の充実をしてみる。 ポイントを貯められているお客様が多ければ、ポイント交換用の商品を「おつまみ」にしてみる。 出来たら珍しいモノや人気のあるものをネットで調べておきたいですね。

 家に第三のビールがたくさんあるので、「おつまみ」を見るとピント来るお客様がいると思います。 朝からは飲めませんが、夕食時に第三のビールを飲みながら食べれるもの、 風呂上がり、夜テレビを見ながら第三のビールのあてになるもの、 シーンごとに提案しても良いかもしれませんね。

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 低価格PCR検査の実現から、今後のウイズコロナを考える!

 ソフトバンクグループの孫会長兼社長は、9月24日低価格でPCR検査が受けられる専用の検査センターを公開発表しました。 新型コロナウイルス検査センター株式会社という子会社を立ち上げ、千葉県市川市に東京PCR検査センターを開設します。

 通常PCR検査は2万円~4万円ぐらいの検査費用がかかります。 これを実費負担のみと言うことで、1回の検査費用を2000円(配送料を除く)で行います。 但し、診断はしないので検査結果が陽性であるか陰性であるかを知らせるというものです。 陽性の場合は、医療のPCR検査を再度受けて欲しいとしています。

 低価格の理由は、検査キットの大量(100万個)購入と診断をしないということで医師を雇う必要がなく、人件費等の諸経費を抑えられるというものです。 もちろん孫会長兼社長が要っているように、利益(儲け)を考えていないということも、低価格の理由の一つです。 孫会長兼社長は、社会貢献の為に作った会社であり、コロナが収束しだいこの会社は解散させると言われています。

 このようなPCR検査をする理由は何でしょうか?

 孫さんは、このようなPCR検査をする目的は、感染している無症状者を見つけること言われています。 感染している無症状者を見つけることで、コロナ感染者との接触の抑制し、感染拡大を防止することになるとしています。
 例えば、会社で人が集まる会議などでも、事前に陰性であることが分かれば、安心できるし、 陽性であれば自粛して、同僚などにコロナを感染させてしまうリスクを避けることができます。 実際、職場クラスターの発生は結構起こっているので、それを抑制するだけでも、感染者の発生を抑制することが期待できます。

 このPCR検査は当面、法人などを介して実施し、個人からは受け付けないとしています。 検査を希望する人は、自身で唾液を採取して容器に入れ、特定の配送業者を使って送付します。 検査の結果は、検査施設に到着後、最短2時間で結果がわかるといいます。
 使い方の例としては、会議のある日は、前々日ぐらいに検査をし、前日に結果を受けて参加不参加を確定することが出来ます。 実際、もっと短時間でできるなら、前日検査提出で良いかもしれません。

 例えば、パチンコ店でも、月に1回または2週間に1回くらいスタッフ全員にソフトバンクのPCR検査を受けて、陰性を確認するのも良いと思います。 今はそうでもありませんが、お客様の中で新型コロナを気にする人がいれば、定期的なPCR検査で陰性の確認をしていることが、 新型コロナの取り組み姿勢として評価されるかもしれません。

 いずれにしても経済を回していくという方向で日本国は動いています。 今回のソフトバックのような低価格のPCR検査の取り組みが盛んになれば、いろいろなシーンでPCR検査が準安全の証明として活用できるものになると思います。 実際24日のブログで紹介したクルーズ船「飛鳥Ⅱ」やツアーバス会社(うつのみや観光)のような事例は増えていくのではないでしょうか。 ちなみに栃木県の那須塩原市は、観光客に安心して来てもらいたいと、 来月から、月に1回、市内のホテルや旅館の従業員らのうち希望者を対象に、PCR検査などのウイルス検査を行うことにしています。
 このような取り組みがいたるところで見られるようになったとき、PCR検査は日常生活の中で必要な検査という認識が広まるように思います。

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 クルーズ船の新型コロナ対策から新たな可能性を考える!

 9月23日からクルーズ船「飛鳥Ⅱ」の乗船チケットが販売されました。 11月から国内クルーズを再開させます。 横浜、名古屋、神戸を起点に、1泊から3泊までの短期クルーズを設定しています。

 新型コロナが発生する前は、豪華客船によるクルーズはブームで、多くの方がゆったりとした船の旅を楽しんでいました。 ところが新型コロナで一変します。 特にダイヤモンドプリンセス号の惨状を見た人は、クルーズ船の旅はリスクが高いと感じたのではないでしょうか。
 政府の対応も、感染するまでは船から降りられないようなことをしていました。 まるで臭いものに蓋をするようなことをしていたように思います。 結果として大規模クラスターの発生です。 業界としては大打撃であったことは容易に想像できます。

 クルーズ船旅行の再開に対しては、余程しっかりとした新型コロナ対策をしないと参加する人は少ないのではないかと他人事ながら危惧します。 それを踏まえて新型コロナ対策をしているはずなので、参考になるのではないかと思います。 今回の開催に当たり実施しようとしている新型コロナ対策は次のようなものです。

 当面、乗客数を最大872人の半分以下の400人に制限して実施する。 乗船前に乗客全員にPCR検査を実施するほか、37・5℃以上の発熱がある場合は同行者も含め乗船を断る措置を取るというものです。

 いかがでしょうか? 「乗船前に乗客全員にPCR検査を実施」は、まさに究極の新型コロナの感染対策と言えるのではないでしょうか。
 旅行に参加した時、隣の参加者が新型コロナにかかっていないという証明があることは、大きな安心につながりますよね。 実はこのPCR検査ですが、栃木のバスツアー会社(うつのみや観光)でも始めています。 乗車前にPCR検査キットが旅行参加者へ送られくるので、事前に提出して陰性なら参加してもらうというものです。 地元の病院と提携し、検査をいてもらう仕組みを作っています。

 現時点で経済活動を止めるということは考えられません。 恐らく政府もある程度感染者が出ても、緊急事態宣言はしないと思います。 現在、厚生労働大臣をしている田村憲久氏は、厚労大臣の経験者であり、PCR検査の拡大を主張していた人物です。 恐らくPCR検査を普及するための体制とPCR検査価格の引き下げを行うと予想しています。 クルーズ船や観光バスのようにPCR検査を利用した新型コロナ対策を企画する会社は増えてくると思います。

 PCR検査キットの進化しています。 簡易キットが出てくる可能性はあります。 もしかしたらパチンコホールでもPCR検査を定期的に受けることで、 感染防止対策とするところが出てきてもおかしくないと思っています。 地域密着のコミュニティホールであれば、地域と連携して取り組むことも可能だと思います。 そのためには、地元の医療機関等との日頃の信頼関係の構築が必要です。 地域の高齢化問題は、医療機関と無縁ではありません。 高齢のお客様が多いホールでは、医療機関との連携を考えておいても損はないと思います。

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 高齢者向けに早期インフルエンザ予防接種をおススメする!

 新型コロナウイルスの感染が収束しそうで、なかなかそうはなりません。 そんな中GOTOキャンペーンに東京が加わるのはほぼ確実でしょう。 経済を回すためには、東京の参加は必須だからです。

 恐らく感染拡大の可能性は高いと政府も判断しているでしょうが、 これ以上日本社会が経済的に疲弊すると、政府の支援の限界を超えてしまいます。 限界を超えた国の借金は増税という形で国民に重くのしかかってくるので、経済の活性化しようという元気も無くなり、悪循環に陥ってしまいます。

 国民に何ができるのかと言えば、新型コロナの感染予防の徹底ということになります。 そして、冬になると身近な感染症であるインフルエンザが流行しますが、 医療現場に過度な負担をかけないために、インフルエンザにも感染しないことです。 政府もインフルエンザの予防接種を積極的に呼び掛けています。 特に新型コロナで重症化し易い高齢者には、優先的にワクチンの接種を受けるような政策をしています。

 ホールにおいてもこの政府の方針に沿った予防接種の案内をお客様にした方が良いと思います。 お客様の健康あってのパチンコですので、お客様の病気を防ぐための活動は積極的に応援するのが理にかないます。 国がわざわざ高齢者を優遇して、ワクチン接種が10月1日からできるようにしているので、 混雑を避けるためにも早目の接種をおススメすべきです。

 インフルエンザのワクチンは、半年ぐらい持ちますので、10月に受けておくと一番流行する1月から2月をカバーしてくれます。 まだ冬になってから接種するという発想ではなく、早目に摂取してこの冬の対策を完了出せておくことです。 26日以降になると高齢者以外の方も接種できるようになるので、病院は混み合うと予想されます。 この冬は新型コロナとのダブル感染を避けるため、インフルエンザワクチン接種者が多くなるとされています。 病院等での3密を避けるためにも、26日までに高齢者の方に受けてもらうように働きかけるべきではないでしょうか。

 コミュニティボードに「早目にインフルエンザ予防接種を受けましょう!」掲示してもよいでしょうし、 店内やトイレにその旨のポスターを貼ってもよいと思います。 地域密着企業として、適切な情報を発信することで、地域との共生を図って下さい。

参考資料:地域と共生する仕組み

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 メディアの菅氏の生い立ち報道から学ぶ!

 東京テレビと日経新聞が行った緊急世論調査で、菅内閣の支持率が74%となりました。 歴代の内閣の中でもトップクラスの支持率です。 でもなぜなんでしょうか?

 菅内閣は安倍内閣の継承をうたっています。 安倍内閣の直近の支持率は9月に入って40%代が、60%弱へと上昇。 そして、引きついた菅内閣が74%と急上昇しました。

 支持する理由のベスト3は次のようになっています。
   ①人柄が信頼できる  46%
   ②安定感がある    39%
   ③自民党中心の内閣  20%

 ここで疑問が出てきます。 国民の多くが菅氏の人柄が良いとしていますが、菅氏の人柄を知っている人がどれだけいるのでしょうか? 町内会や小さな市長クラスの選挙なら分かります。 知っている人、付き合いのある人がいるので、人柄が選ばれる理由になっても不思議はありません。 電話調査で菅氏に会ったことがある人、知っている人がどれだけいるのでしょうか?

 今回の調査は9月16日から17日にかけて行われ、回答は1007人、全国にランダムに電話をかけて行われました。 調査手法としては一般的なものです。 調査人数は少ないように思いますが、不十分とは言えないでしょう。 全国にランダムの電話をかけているので、菅氏周辺の人への調査ではありません。 でも、支持の理由に人柄が信頼できるが一番多い。

 これまで安倍総理を支える役割に回り、独自色出してこなかった菅氏。 森友学園、加計学園、さくらの会のいずれでも、終わったこととして、知らん顔を決め込んできた無味乾燥な答弁。 これ以外でも人柄をにじませるような発言は無かったように思います。 淡々と安倍総理の女房役に徹してきた人です。 それに総理への立候補も本人が前に出たというよりも、 派閥のパワーバランスの中、自民党の密室で決まった人物です。 本当なら『人柄がよくわからない』ということになるはずです。 ところが、世論調査をすると『人柄が信頼できる』の菅氏を支持するという人が格段に多い。 あなたは不思議に思いませんか?

 種明かしはするまでもなく、メディアの情報操作です。 総裁選の前の菅さんの紹介番組を思い出してみて下さい。 多くの特集やワイドショーで菅さんの苦労話をしていました。 安倍さんのようなセレブではなく、苦学して法政大学で学び、政界入りした。 政界に入ってからも挫折を味わい、やっとここまで来た。 だいたいがそういう話です。 昭和の田中角栄を思わせる苦労人として紹介しています。
 それに加えて、菅さんが関与した施策を実績として繰り返し報道していました。 その結果、菅とは何者か分からない?という多くの国民の空白をメディアが埋めていったのです。 そして、 苦労しているイコール、人の気持ちが分かる。 ダムの運用を改善を提案したイコール各省庁の縦割りを打破できる人物 (実際は、気象庁の予報精度向上により、官僚レベルでダムの運用見直しの流れは出来ていたようです)。 携帯電話料金を下げようとしているイコール国民の気持ちを分かっている。 などから、人柄が信頼できると錯覚していくというものです。 ナチスの宣伝大臣をしていたゲッペルスがあの世で賞賛しているかもしれません。

 実際は、菅さん以上に苦労している国会議員もいるでしょうし、 目立たないがいろいろな改革に取り組んでいる国会議員もいるでしょう。 しかし、報道されなければ、無いのと同じです。 逆に報道を多量に流されると、小さなものが大きくなり、大きな真実となっていきます。 俗いう洗脳です。

 メディアは国民が苦労話が好きだから盛んに取り上げたという面もあるでしょうが、 携帯電話業界に見られるように、菅氏からにらまれるとどのような難題を押し付けられるか話からないから、 菅氏に好印象を持たれる報道をしようという忖度(そんたく)が働いたのかもしれません。 安倍氏がいない今、菅氏を制する人はいません。 過去の菅氏の行動からも執念深く徹底するのは明らかです。 そう思うと、菅氏よりの番組を作るのはやむを得ないのかもしれません。

 菅氏が今後どのような政治を行うかは未来のことなのでわかりません。 だから、メディアが作った菅氏のイメージが妥当なものであったかどうかは何とも言えません。 この菅氏の高支持率から学べることは、トップの自己開示と好感度の効果についてです。 どのような信念を持っているか。 どのような努力をしてきたか。 これを適切に知らせることで、好感を持たれ、支持を得ることが可能ということです。

 コミュニティホール作りでは、店舗の考え方を知ってもらうことは、非常に大切なことだと考えています。 コミュニティホールの十分条件の第一番目にあげています。 店舗の考え方を知ってもらうことで、共感者を集め、納得して遊技をしてもらう。
 例えば、お客様にできるだけ還元したい。 そのためにゴト師やプロ集団を排除する。 その取り組みとして、〇〇を当店では行いので、協力をしてください。 また、不審者110番もつくりました。 というような感じですね。
 同じように、地元に一企業として地域の活性化に貢献したい。 そのためにコロナで大変な店舗の役に立つことをしたい。 その取り組みとして、当店では〇〇を行うので、協力してください。 というコミュニティを前面に打ちだしたものあるでしょう。

 いずれにしても、店舗の考え方を知ってもらうことです。 よく知ってもらうことで、ホールがやる施策に対して共感と納得をしてもらうことができます。 そして、共感と納得の先にある参加までお客様を持っていくことが出来れば、 コミュニティホールとしての機能を発揮することになります。 ここまでくると仲間になり、ホールを支えてくれるお客様になります。 いわゆるファンですね。

 菅さんについての報道のような共感を呼ぶ考え方や努力や苦労をお客様に伝えることで、 お客様の支持率を上げて行くことができます。 これを大いに見習って、お客様への店舗の想いを伝えていきましょう。 当然大前提として、これまでのホールの取り組みが共感と納得をよぶものであることが必要です。 決して、ウソをついてお客様を騙せという話ではありませんので、念のために申し上げておきます。

参考資料:ホール(店舗)の考え方を知ってもらう仕組み

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 コロナだからこそ季節を意識して運営する!

 コロナ対策に追われていると、その他のことまで手が回らないようになってしまいます。 そうなると、店の変化もなくなり、季節感も無くなっていきます。 味気ない店舗運営になります。

 世の中にはコロナ対策以外に季節ごとにやるべきことはたくさんあります。 それがおざなりになると、季節感が失われてきます。 先月はコロナがあってのお盆休み、そのため例年のようにお盆を楽しめたのかと言えば、そうではなかったのではないでしょうか。 コロナの為に子供が帰って来なかったり、単身赴任している人が帰れなかったり、 行きたいところにも行かなかったり、 そうこうしているうちに9月になって、それも半ばを過ぎている。

 この感覚を店舗の中に持ち込むと、お客様は店舗で季節感を感じることが無くなってきます。 季節感が無いと、店舗に来ること自体がマンネリ化し、店舗に対して飽きがきやすくなります。 それは、脳への刺激が無いからです。 店舗としては、お客様を飽きさせないために、これまで以上に工夫が求められています。 季節感を出すネタは探せばあるので、考えましょう。

 例えば、9月の21日から『秋の全国交通安全運動』が始まります。 今年はコロナなので、接触を避けるために交通安全の取締りを行いません!というようなことはないはずです。 一旦停止違反やスピード違反など、強化ポイントでは例年のごとく取り締まるはずです。 高齢のお客様は元気なようでも、忘れぽくなっている可能性はあります。 そろそろ『秋の全国交通安全運動』開始の予告をし始める時期なのではないでしょうか。

 政府の伝えたいことを伝えることでも、季節感は演出できます。 特に郊外型の店舗では来店客のほとんどが車を利用することになるので、この案内は欠かせません。 敬老の日(9月21日)で祝ってもらった帰り道に交通違反で捕まる。 秋分の日(9月22日)に墓参りに行って帰りに交通違反で捕まる。 ファン感謝デーに参加した帰りに交通違反で捕まる。 いずれのケースも避けたいと誰もが思うはずです。

 現在、コロナ収束していませんが、 そればかりではお客様の注意力も持ちません。 いずれにしても、日常を取り戻していく必要があります。 『秋の全国交通安全運動』など、お客様の為にタイムリーにPRしていきたいものです。 老婆心ながらブログで取り上げてみました。

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 菅政権のオープニングに注目して政治と店舗を考える!

 菅政権が誕生します。 なぜ、自民党の各派閥は、菅さんを押しているのでしょうか?

 「神輿は軽くて馬鹿がいい」という言葉があります。 例えば政治家が担ぎあげる、親分である総理大臣は、軽くて馬鹿の方が、担ぎ安くて動かしやすい、という意味だそうです。 なまじっか、しっかりして重たい人間だと、担ぐのは大変だし動かし難いから大変なんですね。
 石破さんは重い。いちいち文句を言ってきそう出し、過去の失敗も、国民の共感をよぶためにほじくり返すような気がする。 岸田さんも自分の政策を本にしてアピッているので、言う通りに動いてくれそうにない。 そこで、安倍総理の陰に隠れて目立たない菅さんなら、従来と同じで問題なくやっていけるだろうという思惑があるようです。

 しかしながら、そう上手くいくでしょうか?

 菅さんは神輿を担いできた人です。 一方、安倍さんは血統が良く、ボンボン育ちで典型的な担がれるタイプです。 担ぐタイプは、バカではできません。 頭が無いと担げないのです。 その菅さんが急にバカになることはできないと思います。 恐らく自分の独自色を出してくる可能性は高いと思います。

 東京テレビの総裁候補者3人のインタビューの際に、『消費税の引き上げ』について”やる”と言って一時、自民党が騒然となりました。 衆議院の解散総選挙がささやかれる中で、消費税の引き上げを明確にすることは、選挙の敗退に直結する大問題だからです。 実際、過去の選挙でも消費税を引き上げが絡むと、自民党は苦境に立たされています。 その後、菅さんは「安倍さんが10年間は引上げ無いと言ってので、それを継承する私も10年内の消費税引き上げは考えていない。 この間の消費税引き上げの発言は、それ以降について検討するという話」と訂正しています。

 心理学では言い間違いは、『本音』と言われています。 したがって、菅さんは本音は消費税を引き上げないとだめだと思っているのではないでしょうか。 また、10年先の話という言葉が本当なら、菅さんは10年以上総理大臣でいるつもりなのかもしれません。 いずれにしても、菅さんは軽くもなく、バカでもない可能性が高いので、 トップになって何かを徹底してやり遂げるかもしれません。

 新政権誕生は、パチンコ業界で言えば、新店または大型リニューアルに相当します。 最初が肝心です。 最初はいい加減にやって、後でキッチリやるという店舗は失敗しています。 特に、コミュニティホールをやる場合はそうです。 オープン時にスタッフが集まらないからと、オープン時の高稼働の時に接客との関係作りを怠ったホールは、稼働がダウンしても関係作りが中々できないのが実際です。 それは、オープン時にスタッフとの関係作りを望む、他店の絆客(超常連客)が来ますが、その間に関係作りができないと元のホールに帰ってしまうからです。 その後は、ホームとしている店舗から動くことはありません。 これがいわゆるその店舗に絆客です。 特に投資意欲の高い優良客ほど店舗に対する信頼は高いので、その傾向は強くなります。
 その結果、新店の稼働が落ち着いたころには、一番常連になって欲しいパチンコユーザー(絆客)は来ず、接客に力を入れても、 接客より出玉に感心が高いお客が中心になるので、効果が上がらないということになります。(※) これを挽回するにはマルハンさんがやるようなオープン直後の緊急リニューアルをやるしかないでしょう。

 今回の菅政権は国民の信用が得られるでしょうか。 安倍さんというフィルターを通すことが無いので、自分の独自色は出しやすと思います。 もしかしたら菅さんは、今回の神輿は国民と思っているかもしれません。 他者が作った民主主義にあぐらをかいている国民は、冒頭に述べた神輿にピッタリかもしれません。 最初に国民を納得させて、自分の政権のお客様(ファン)にできるかどうか、その手腕を見ていきたいと思います。
 厳しい業界であるパチンコ業界では、神輿的経営者や店長はいないと思います。 万一いた場合、担ぎ手を抜擢するとどうなるか、この政権で占ってみるのも面白いかもしれませんね。

※会員管理マスター養成講座のプログラムの「会員管理を武器とする成功する新店運用法」を参照してください。

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 NY株の代表的銘柄の交替から顧客管理を考える!

 先月(2020年8月25日、ニューヨーク(NY)ダウを構成している銘柄が替わりました。 最古参であるエクソンモービル(他2社)が除外され、セールスフォース・ドットコム(他2社)が入りました。

 NYダウは、ニューヨーク証券取引所に上場する国際的な優良銘柄30社で構成されています。 国際標準とも言える株価指数です。 1896年にダウ・ジョーンズ社が開発したもので、当初は12銘柄による平均株価としてスタートしています。 1928年以降は30銘柄で構成され、今の形なりました。

 エクソンモービルは現在の30銘柄体制になった1928年からずっと優良銘柄としてとあり扱われてきたのですが、 とうとうその座を明け渡すことになりました。
 エクソンモービルはテキサス州に本社を置く、総合エネルギー企業です。 石油メジャー最大手であり、スーパーメジャーと呼ばれる6社の内の一社で、 世界200カ国以上で事業を展開している大企業です。 日本でもガソリンスタンドで、その名前ぐらいご存知だと思います。
 一方、セールスフォース・ドットコムは、カリフォルニア州に本社を置く、 顧客関係管理(CRM)ソリューションを中心としたクラウドコンピューティング・サービスを提供する企業です。 時代の中心は、IT関連、デジタル関連へと流れています。

 セールスフォース・ドットコムが優良銘柄に選ばれたということは、 今後、顧客情報の活用が世界の経済を動かしていくと証券取引所が判断しているということになります。 顧客データを活用した会社運営は昔から言われ続けてきましたが、日に日にその比重は大きくなっています。
 日本の企業でも顧客情報の強化とデータ活用強化の動きは盛んで、最近では8月の末に楽天と東急グループが提携して、 10月から顧客データを活用した販売等の実用的検証をしていく予定になっています。 また9月10日には松竹とLINEが提携して、 顧客データの収集分析の強化と、それに基づく顧客別配信サービスの強化などを図っていくようです。

 顧客データが無くてもやっていける。 昔はそう思っている人が、どこの業界でも多かったと思います。 しかしながら技術の進歩とAIの発達で、競争優位のポイントは変遷しています。 その流れはパチンコ業界でも同じです。 コロナ時代はパチンコユーザーも減少し、生き残るために効果の薄い施策は改善した行かなければなりません。 自社の顧客管理システム(会員管理システム)を有効活用して、効果分析に取り組むべきでしょう。

※顧客管理システムで検証する癖をつけることで、効果が高い施策を考える力が形成されていきます。

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 論理的にダイエット商品を売る落とし穴!?

 あるクスリ屋さんの悩みが本に載っていました。 ダイエット商品を扱っているのに、売れない。 商品を買いやすいようにPOPなんかもつくっている。 ダイエットをしようと思っていてもなかなかできない人や、実際にやっているいるけど効果が出ない人、 そういう人の相談に乗るための準備もしている。 いろいろと努力をしているのにあまり売れないんですね。 ちなみにそのダイエット商品売り場の担当者はみんな太っているそうです。

 みなさんはそのクスリ屋さんのダイエット商品が売れない理由を何となくわかったと思います。 しかし、そのくすり屋さんに置いているダイエット商品と、 よく売れるクスリ屋さんに置いているダイエット商品に大きな違いはないはずです。 そして、太っている人の方が、太っている方の悩みをよく理解してくれて、効果のあるものを勧めてくれる可能性も高いのではないでしょうか? 冷静に考えれば、そのクスリ屋さんからダイエット商品を買ってもよさそうなものです。 しかし、誰も買おうとしない。

 これは人間の購買行動が、論理的になされているからではないからです。 直感的に、これを買えば痩せるかもしれないと感じるかどうかが問題なのです。 ノーベル経済学者のダニエル・カーネマンは人間の思考形態を、システム1とシステム2というように分け、 前者は直感的思考を行い、後者は論理的思考を行うという仮説を立てて研究していました。 そして、人間はシステム1で動き、それだけでは困難な場合システム2が動き出すとしています。

 ここでそのクスリ屋さんが陥っている罠が見えると思います。 クスリ屋さんは論理的に考えて、良い商品を仕入れ、POPを書き、相談もできるようにした。 しかし、お客様は直感で買うかどうかを決めていたということです。 直感は太ったスタッフを見てNGを出していたんですね。 その為にお客様の財布の紐を緩めさせることが出来なかった。

 みなさんのホールではどうでしょうか? これだけ新台を入れ替えたから恐らくお客様は来るだろうというのは論理脳の発想です。 これだけスタートを回すから、お客様は気づくはずだ!というような発想も、システム2の論理脳の発想です。 観察して、確かめて、確信を持って台を打つだろうという発想です。 しかし、お客様はそんなことは気にしていません。 もちろん、パチプロやヤカラは違うと思います。 彼らは論理脳を使うので、本当に出した時は集まってくるのです。 しかし、多くの善良なお客様は直感脳で動いています。 出ている雰囲気、勝てそうな雰囲気ですね。

 これを作ることができるかどうかが、お客様の満足度、次への集客へとつながっていきます。 みなさんの施策は、お客様の直感脳に訴えかける工夫がなされているでしょうか。 ビックリするような大きな装飾の工夫が、お客様の直感脳を刺激するかもしれません。 玉箱の並べ具合が、お客様の直感脳を出る店と判断させるかもしれません。 スタッフの挨拶一つでも同じです。 もちろん新台も出玉の有ですが、要するにお客様の直感脳を刺激するかどうかです。 直感脳を刺激できれば、逆に新台や出玉が無くても、問題ありません。

 どうもホールの調子が悪い、一生懸命に頑張って工夫しているのに上手く行かないということであれば、 冒頭に取り上げたクスリ屋さんのように、お客様の直感を刺激しない工夫になっているのではないでしょうか。 自分自身お客様になり切って、ここで打つべきという直感が働くか試してみてはいかがでしょうか。

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 自民党総裁選の政策発表を利用して頭を鍛える!

 自民党の総裁選挙が始まっています。 菅氏、石破氏、岸田氏の3人が立候補し、自身の方針と政策を有権者に訴えています。 でも、その発表している方針や政策が本当に有効なのか、お互いにロジックとデータを基に検証して欲しいと思っています。 ディベートとまでは行かなくても、政策の効果性などには切り込んで討論して欲しいものです。 それによって、国民の頭が鍛えられ、民主主義が上手く機能し、企業経営も上手くいくような気がします。

 例えば菅氏の発言です。 菅氏は立会演説会などで、少子化対策の一環として、出産を希望する世帯を広く支援するために、不妊治療に公的医療保険適用していくことを考えているという話をしています。 不妊で悩んでいる人はいると思います。 私の身近にも子供が欲しいのになかなかできない。 不妊治療で子供ができるなら、これは素晴らしいことです。 これを公的医療保険適用を適用することは、悪くないと思います。 ただこれが、少子化対策と言われるとハテナマークがつきます。

 一人でも子供が多く生まれれば、それは間違いなく人口増加であり、少子化対策に寄与していると主張は、 まるでアベノマスクと同じ論理展開です。 マスクはないよりあった方が良いという短絡的な思考ですよね。 これをまともな政策議論へと発展させることが出来るのでしょうか? つまり、不妊治療を公的医療保険の適用とすることで、人口を予測より何人増やせるかということです。

 実際、不妊で悩んでいる家庭がどれくらいあり、 不妊治療に有効性はどれくらいあるのか? 対象となる家庭数と、不妊治療をして妊娠できる確率がどれくらいあるかで、少子化対策としてどれくらい有効であるかがわかります。 その数を算出し、不妊治療を公的医療保険適用とした場合の費用がそれだけかかるのかを明確にすべきでしょう。
 厚生労働省によると、不妊治療の1つである体外受精と顕微授精による出生児数は、平成 18 年の約2万人から平成 26 年には 4.7 万人へと増加し、 総出生児数に占める割合も平成18年の1.79%から平成26年には4.71%へと増加しているます。 少子化対策なので、公的医療保険適用で4.7万人(実際は直近年と比較)からどれだけ増えるかです。 もし、同じなら少子化対策ではないでしょう。 それは出産関連の支援策でしかありません。

 同時にこれまでやってきた幼稚園や保育園などの無償化の推進等の効果も出すべきでしょう。 こうしたことを税金を使って進めた結果、どれだけ少子化が抑制されたか、出生率が改善されたか、という点ですね。 自民党は、若い人の支持を集めるために、若い世代に少子化対策と称して、お金をバラまいていると言われています。 ただ、バラまいているのではないことを、明確に示すべきでしょう。

 マスコミなども「菅氏 不妊治療に公的医療保険適用の考え」と話題性がある表面的なものを強調しますが、 実際それがどこまで少子化対策として有効なのか、問いかけもしません。 これではまともな政策の運営ができるわけがありません。 菅さんは、安倍さんを踏襲すると明言しているので、仕方がないかもしれません。

 ホール経営に当てはめて考えると、このように何かやればそれで良いという発想ではマズイのではないでしょうか?。 例えば、稼動向上対策と称して、ホール駐車場の花壇に毎日水やりをする。 ただそれだけを聞くと、大丈夫かなと思うのではないでしょうか。 花壇が大きく立派で、お客様のお気に入りで、パチンコを打たない日も花壇を見に来るというものであれば、問題ないでしょう。 しかし、誰も見ない花壇に水を毎日やっているだけなら、怒りますよね。

 施策を考える場合、同時に実行したときの効果を、予測する必要があります。 それを考えることで、論理的思考力がついてきます。 実際、施策実施後に検証してみることで、自分の考えや仮説の不備が見つかり、次回への改善へとつながっていきます。

 前から言ってますように、政治運営とホール運営は意外に共通点が多いものです。 総裁選の結果は決まっていますが、3人の論戦を聞き、本当に実際に役立ちそうな考え方とはどういうものか研究してみるのも、案外ホール経営にプラスになるのではないでしょうか。

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 楽天と東急の新会社の企画書の文言から考える!

 8月末に楽天と東急が提携し、両社の強みを生かして、新しいマーケティング会社を設立するという発表がありました。 楽天の強みは、1億人以上のネットデータ、東急はグループが持つ実店舗データ。 それをお互いが出し合って、お客様が求める「情報発信」「品揃え」「購買体験」を創造していくとしています。

 データが有ってもそれを十分活かした営業ができているかということになると、 またまだ活用されていないということだと思います。 今回ネットデータとリアルデータを融合することで、お客様により良い形で商品を提案できると考えています。

 ものを売っている企業はたくさんありますが、担当者がどういう機能を果たしているかは、その定義を知るとよくわかります。 この楽天と東急によるクロスチャネル最適提案の企画書の中に次のような言葉がありました。

 「商品企画・調達」:バイヤーの目利き:欲しい商品に出会える

 「商品企画・調達」でバイヤーとくると、多くの企業では売れる商品を調達する機能というような見方をします。 実際にバイヤーになったなった人は、売れる商品を探して東へ西へ日本中、或いは世界中どこでも行ったりします。 バイヤーは売れる商品の目利きが出来ないとダメなのです。

 しかしながら、楽天と東急の企画書では、(お客様が)欲しい商品に出会える場を作り出すのが、バイヤーの目利きとしています。 「売れる商品を探すこと」とせずに「欲しい商品に出会えること」としているところが、 今回の提携の趣旨を色濃く反映しています。

 売れる商品と欲しい商品は一見同じようですが、実は意味合いが違います。 例えて言えば、咽喉が乾いているとき、マズイ水でも売れます。売れる商品です。 ではその水が欲しいかと言えば、別に欲しくない、仕方がないから飲んでいるということになります。 これでお分かりのように、傍から見ると一見同じでも、やるべきことは違ってきます。 この欲しい水を見つける作業を効率的に行うために、楽天と東急が提携したということになります。 今後、売れる商品と欲しい商品のどちらのニーズが高まるかは、戦争でも起こらない限り日本では後者でしょう。 だから、今、楽天と東急がタックを組んで頑張ろうとしています。

 今回取り上げた会社機能の定義の重要性ですが、同じことはパチンコ企業でも言えます。 具体的な例として、パチンコ台の購入をどういう機能に基づいて行っているか。 遊技台選定とは何かとう問題です。 遊技台選定機能を、「稼働が上がりそうな台を見つけること」とすることもできますし、 「お客様に代わって、お客様の打ちたい台を見つけること」とすることもできます。 先ほどのバイヤーの例のように似ていますが、やることが違ってきます。

 前者は、メーカー等の稼働が上がるだろうと予想したものを購入することでしょう。 後者は、お客様に代わるわけですから、お客様を知るという作業がまず必要となります。 顧客観察や顧客管理です。 お客様の遊技履歴を見ながら、恐らくこの遊技台なら喜んでもらえるだろうと判断し、購入するということになります。 一見台の購入という点では同じですが、やるべきことはかなり違ってきます。

 会社や店舗の機能をどう定義付けるかによって、やるべきことも変わるし、 取り組み姿勢も変化します。 もし、現在やっていること、果たしている機能では、お客様の支持を受けられない、稼働が上がらない、或いはどうも競合店に勝てる気がしないということであれば、 あれこれ施策を考える前に、機能の定義を再度見直すことをお勧めします。

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 中国ドラマの登場人物の脳内思考から自分を内省する!

 最近、中国の歴史ドラマを録画してみています。 タイトルは「王女未央」で全54話。 時代は三国志を少し過ぎた時代で、宮廷内での女性の争いがメインです。 見ていて面白いのは、良い人と悪い人が明確に描かれています。

 悪い人には共通するモノがあります。 それは「悪い事ばかり考えている」ということです。 具体的に言えば、自分の気に入らない人間を殺す事ばかりを四六時中考えているということです。 刺客を放ったり、死ぬ確率の多い所に行かせたり、罠にハメて死刑になるように仕向けたりします。 主人公が女性だけに、その敵は女性が多く、相手を貶めることばかり考えています。 発想の中に自分の魅力や能力をアップして、相手を打ち負かすという思考はありません。 それだけに、どろどろしたストーリーになっています。

 人間、良い人とか悪い人という評価の仕方がありますが、 結局のところ、周囲の人の幸せとか良いことを考えている人が良い人で、 人の死や不幸などの悪いことを考えているのが悪い人ということになります。 結局のところ頭の中で考えていることが、その人の行動にでて、その人の評価を決めることになるのです。 ドラマだけに単純化して表現しています。

 良い人とはどんな人ですか?と聞かれると、あなたはどう答えますか?
 このドラマのように単純化して考えると、良い人とは日頃人のためになることや、人が幸せになること考えている人と言えます。 悪い答えではないと思いますが、いかがでしょうか?
 同じように悪い人とはどんな人ですか?と聞かれると、日頃人を蹴落とすことや、人が不幸になることを考えている人と言えます。 さらに言えば、面白い人とは、日頃から面白いことを考えている人とも言えますし、 面白くない人は、日頃から面白くないことを考えている人と言えます。

 思考が人を作ると言った人がいますが、まさにその通りだと思います。 みなさんはどう思われるでしょうか? ここまで、そんなものだ、そうかもしれないと思われた人は次の問いの答えは何だと思いますか?

 コロナ禍の稼働を向上させる人とは?どのような人でしょうか?
 頭の良い人でしょか? 経験の豊富な人なのでしょうか? それとも社長ですか? 部長ですか? 店長ですか? 役職者ですか? スタッフでしょうか?

 ブログの話の流れから言うと、いずれの人でもないということになります。 答えはご想像の通り、『コロナ禍の稼働を向上させるにはどうしたら良いかを、いつも考えている人』ということになります。 コロナ禍で稼働が落ちてもくじけず、必ず稼働を上げる方法があると信じて、 稼働を上げることを常に考え、挑戦していく人です。 実際考え続けていると、それに関連している情報やアイデアに気づきやすくなります。 だから、さらに考え続けます。

 実際どうなのか、自分の頭の中を見る(検証する)とよく分かると思います。 頭の中で、コロナ前の稼動に戻すことは不可能だといつも考えている人が、コロナ前の稼動に戻すことはまず無理でしょう。 不可能という自分の考えの正しさの証明をするために、自分の脳が関連情報や良いアイデアに気づかせないように盲点を作り出すからです。 その結果、いくら考えても良いアイデアが浮かばないとなります。
 そう言う人に質問します。 稼動上げるための施策(方法)について何時間考えましたか? ほとんどの人が正味2~4時間/月とほとんど考えていませんでした。

 さて、みなさんはいかがでしょか? 会社や店舗がコロナ前より良くなることを一所懸命に考えていますか? 考えていることが、現実として現れます。 もし、上手くいってないようなら、自分の思考はどのようなことを考えているか整理してみたらいかがでしょか? もしかしたら、打開策を考えているつもりで、あれも出来ない、これもうまくいかないなど、失敗ばかり考えているかもしれません。 考えていることがその人になると思うなら、今のうちに脳内思考を意識しておく必要があるのではないでしょうか。

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 新型コロナ対策で快適になった運転免許センター!

 朝、運転免許証の更新の為に奈良県の運転免許センターに行ってきました。 運転免許センターに行くまでは、結構混むのであまり行きたくないという気持ちと、 新型コロナでどのようなオペレーションに変わったのか知りたいという気持ちが交錯していました。

 朝は8時過ぎに運転免許センターに着き、玄関に行くとそこでは整理券を配っていました。 密にならないように、5分間隔で一定の人数を入れるため整理券です。 私は「8:20」という整理券を渡され、8時20分になったら声を掛けるので、玄関から入場するように言われました。 スタッフは全員マスクとファイスシールドをしており、飛沫防止の透明シートが、手続きや検査をするすべてについています。 そして床には、社会的距離を取るための白線をテープが至る所に貼られています。

 手続きと検査、写真撮影を済ましていくのですが、どこに並んでも一定の速度で人が流れていきます。 以前は早く書類確認が済んでも、次の検査や手続きで結構待ったりしていましたが、そう言うことが一切ありません。 一応窓口では並びますが、ストレスの無い速度で人が流れていき、自分の番が来ます。 最後の安全講習は、長テーブルに1人だけ座るようにしてあり、すべてテーブルが番号指定をされています。 スタッフに番号を見せると座席まで案内をしてくれます。 講習会は新型コロナの影響で講師がしゃべらないのが原則となっており、その代わり会場にはDVD映像が流れていて、そのれを見ればOKというものです。 この時期は「あおり運転」が施行されて間がないので、この部分だけは講師が少し解説をしていました。 時間にして5分ぐらいなものです。 そして、講習会場に30分ぐらい居ると免許が出来上がるので、15人づつほどが番号で呼び出され、スタッフに案内されて免許証を窓口に取りに行きます。 これで終了です。 所要時間は約45分(優良運転者なので)ぐらいなものでした。

 新型コロナの感染予防は当たり前なのですが、 オペレーションを工夫して、手続きに来た人が流れるように手続きや検査をしていける体制になっていたことに感心しました。 恐らく、新型コロナ直後にいろいろ試行錯誤をしたのではないかと思います。 そして、一定以上の”待ち”が発生すると密になることから、一定以上待たさないオペレーションを作り上げたのだと思います。 何となく、工場のプロセス改善をして歩留まり在庫を無くす、トヨタのジャストインタイムを取り入れたような感じを受けました。

 印象としては、運転免許センターのスタッフの対応が丁寧になり、 免許の更新をしに来た人を気遣っているような感じを受けました。 ”待ち”が少ないということで、免許更新者のストレスが減り、 適宜流れを維持するために積極的な声掛けや案内が、気遣いを感じさせてくれたように思います。

 奈良の運転免許センターは、新型コロナをきっかけに、よりよいオペレーションに移行した役所ではないかと思いました。 新型コロナ対策として、ただ飛沫防止シートを貼るだけをところもあれば、 同時にオペレーションも変えて、より快適な場所へと進化するところもあります。 是非とも後者になりたいものです。

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