□□□ 2021年7月の目次 □□□
応援したくなる選手とそうでない選手の違いとは!
連日、日本選手のメダル獲得が報道されています。
時には号外として、街角で新聞を配るケースもあります。
多くの日本人は、日本選手なら誰でもほとんど無条件で応援するのではないでしょうか。
すべての日本人がすべて選手を知っているわけではありません。
でも、日本人であるというこの1点で応援してしまうという人が多いのではないでしょうか。
しかし、このような中でもあるものを欠くとその選手を応援したくなくなります。
いくら日本人であるとしてもどうでもよくなります。
そのあるものとは「感謝の気持ち」です。
この選手は家族や周囲に対する感謝の気持ちが無いと感じた瞬間に、なぜか応援したくなくなります。
ところで「感謝の気持ち」に反対語をご存知でしょか?
そうです「当り前の気持ち」です。
どんな凄い選手でも、応援されるのが当たり前、支援してもらうのが当たり前、オリンピックが開催されるのが当たり前、ということが分かったらどうでしょう。
この選手が金を獲ろうが、失敗しようがどうでもよくなるのではないでしょうか。
逆に金メダルを獲っても、予選で敗退したとしても、周囲の支援に感謝し、応援に感謝する姿や言葉を聞くとまた頑張って欲しい、応援したいと思うのではないでしょうか。
実際、選手のインタビューを見ていると、監督や支えてくれた人への感謝を口にする人がほとんどです。
このように「感謝」は多くの人を引き付ける重要な要素であり、欠くと致命的となるものです。
さて、この感謝の大切さは、店舗運営においても同じです。
お客様は店舗に感謝の気持ちがあるかどうかは気にしていない人が多いと思います。
しかし、感謝の気持ちが無いとなればどうでしょう。
勝負なので、感謝の気持ちは不要と割り切れる人は少ないのではないでしょうか。
なぜなら、多くの方は負けているからです。
負けているということは、店を儲けさせているのだから、感謝されても当然だという思いがお客様に出てくるのではないでしょうか。
そう考えると「感謝の気持ち」をお客様に対して持っていることを知らせることは、重要なことだと思います。
「知らせる」とはホールは感謝の気持ちを持っていると思わせることです。
こういうとパチンコ業界の人の中には「ファン感」をしているという人がいます。
しかしながら「ファン感」をしていることと、お客様にホールは感謝の気持ちが伝わっていることとは別物です。
もちろん「ファン感」を店舗の感謝を伝える場にしているホールもありますが、
「ファン感」をただの客寄せ道具としている店舗もあります。
もし、「ファン感」で感謝を伝えてようとしているなら、本当にそうなっているか検証をしてみる必要があるのではないでしょうか。
個人的には日々の接客オペレーションで感謝を伝えることができるのが一番ベストだと思っています。
恐らく、感謝の気持ちを持っているアスリートも、日々の練習や試合の中で、感謝の言葉や態度を示していると思うからです。
感謝は花の蜜と同じで、にじみ出ることによって、回りに人を集めるのではないでしょうか。
今後の五輪の選手インタビューを感謝という視点で聴いてみるのも悪くはないと思います。
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プロセスエコノミーを地元との連携に活用する!
「プロセスエコノミー」のサイトが先週ニュース番組WBSで紹介されていました。
「プロセスエコノミー」とは、何らかの作成プロセスもビジネスにするという概念です。
要するに作成プロセスを製品の価値づけに活用するというものです。
例えば、お茶碗が1個1万円で売っていたとしましょう。
店頭に1万円と値段がつけられて置けれているだけでは、多くの人は価値が分かりません。
1000円も出せば十分良いものが手に入ると思えば非常に高いものとなります。
ところがそのお茶碗をつくるのは、土の選定から溶剤の選定、絵付けの作業は細かく繊細なので1個8時間はかかり、1個作るのに1か月はかかるとしましょう。
それが、お茶碗の横に解説があり、その横でプロモーションビデオで実際の作者のお茶碗に向き合う真剣な顔が映っていたら、
みなさんは1万円という値段をどう思いますか?
買うか買わないかは別にして、それだけの労力や工程を費やすなら、1万円という値段をつけるのは当然だろうと思えてくるのではないでしょうか。
世の中に多くの製品や商品が出回っています。
しかし、その製品や商品が出てくるプロセスを知っている人はあまりいません。
知らないから、その値段だけで判断してしまうのです。
でもその過程を知れば、納得する人は多くなります。
つまり、プロセスを紹介することで、その製品や商品の価値をアップさせたということです。
コミュニティホールや地域密着型店舗を目指している方は、この「プロセスエコノミー」という概念を覚えておくと、とても役に立ちます。
なぜなら、地元の商店や企業とコラボしたり、製品や商品を販売するときに使えるからです。
例えば、地元の蔵元のお酒を紹介する時に、ただ商品を並べて紹介するのではなく、
蔵元に行って、そのプロセスやこだわりのポイント聞き出し、簡単なビデオにまとめたり、
POPをつくったりして紹介する。
これは「プロセスエコノミー」です。
ホールに来たお客様は、そのビデオを見て、商品の価値を高めます。
その結果、展示されていた製品や商品を”妥当な値段”と思って買って帰る確率が高まります。
注意点としては、プロセスがなるほど工夫されているね、たいへんな苦労をしているね、凄いね、
というような人が見て”なるほど”と思うようなものが含まれていることは必須です。
ということは、この「プロセスエコノミー」は地元で頑張って工夫しながら良い製品、良い商品を作っている人を応援する手段とも言えるのではないでしょうか。
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オリンピック選手紹介からファン作りを学ぶ
女子のソフトボールが金メダルを取り、北京オリンピック以来の連覇を達成しました。
女子ソフトボールには興味が無かったのですが、テレビで女子ソフトボールについての説明を聞くうちに興味が湧いてきました。
エースの上野由岐子(39)はアテネ五輪で五輪史上初の完全試合を成し遂げたこと。
北京大会でもエースであり、その時、2日間3試合で413球を投げ優勝し、金メダルを獲ったこと。
そして現在でも球速は早く重く、金属バットを折るほど威力があること。
テレビでは、金属バットが折れた瞬間の映像を何ども流していました。
また、控えピッチャーの後藤希友(20)は、中学3年生で最速100km/hに達していたが、ソフトボールの部員の人数が9人未満でまともの試合ができなかった。
しかし、能力がずば抜けているということで、愛知県選抜チームに選ばれて全国制覇したそうです。
高校3年生のときに日本代表に選ばれたということです。
ソフトボール界に少ない左投げピッチャーで、球速、コントロールも良く、4試合でリリーフ登板し、21奪三振、自責点0で、予選リーグでカナダ相手に6者連続三振をとっています。
加えて、藤田倭投手(30)は、大リーグの大谷選手と同じ二刀流で、2試合先発、自責点2、3試合連続ホームランを出している。
2016年の国内リーグで、投手部門で最多勝をとり、打者としては本塁打王と打点王になり、リーグMVPをとり、
2018年の国際試合では、準決勝の延長8回を一人で投げ抜き、決勝では2本のホールランを出しています。
このようにまったく知らなかった女子ソフトボールについての知識が出来てくると、
女子ソフトボールの決勝の試合が気になってきます。
そうなると試合時間を調べ、見る時間があれば見たいと思うようになってきます。
そして、金を獲ると良かったと思えるようになります。
みなさんはどうでしょうか?
みなさんが関心のあることはそれについての知識が結構あると思います。
野球が好きな人は野球の知識。野球でも自分の好きなチームの知識は一番多いと思います。
多くの人は自分が好きだから、多くの知識を持っていると思っていますが、
実は、何らかの理由で知識を持つことが原因で、好きになったり、興味を持ったりすることが多いのです。
ホントかな?と思う人もいると思います。
でもよく考えると、野球が好きになったのは、お父さんが家で野球を見ていたからなど、環境によるものが多いのです。
社会学者のブルデューは調査の結果、趣味と経済環境や階級・学歴に相関関係があると指摘しています。
例えば、魚釣りに興味がある人は身近に体験や友人やテレビから知識を得て好きになっていきます。
知って体験してまた知識を得るパターンです。
ではあなたはクルーザー遊びをしますか?そういう趣味はありませんか?と訊かれて、ほとんどの人は無いと答えるでしょう。
それはそういう環境にないからです。
多くの場合、そういう遊びをやっている人は、家でクルーザーを持っていた人、知人や友人にクルーザーを持っている人です。
そう考えると、知識を得る環境が初めにあって、興味を持ち、好きになっていきます。
何が言いたいのかと言えば、あなたがお客様に興味をもって欲しいと思うことに対して、知識を与えないと好きにはなってくれないということです。
逆に好きになってもらうためには、お客様に興味を持つように知識を与えることが必要だということです。
要するに知識を与えるということは、興味を持たせファンにするための手段の一つであるということです。
最近沖海5が出ました。
多くのパチンコユーザーが打つと思いますが、沖海5のファンがどれだけ育つかは、何もしなければお客様自身の関心度合に頼るだけです。
しかし、意図的に沖海5のファンを増やしたいと思うなら、沖海5の知識をお客様に与える活動をするという方法があるということです。
沖海5の稼動を維持したいと思っている店舗では、試しに挑戦してみる価値はあると思います。
注意点としては、沖海5についての知識と、それをお客様に興味のあるように伝える能力ということいなります。
ホールのスタッフ自体が、沖海5についてよく知らない、海シリーズは皆同じにしか見えないと言っているようでは、
お客様へ知識を提供することでファンづくりは難しいかもしれません。
先ほどの女子ソフトボールで言えば、上野選手はどこにでもいるピッチャーです。
後藤選手は若い選手です。
と伝えるだけでは、誰も興味を持ちませんよね。
伝えるだけの価値のある内容を発見するかまたは作り出す必要があります。
エピソードの発見などは正にこれですね。
この知識の提供によるファン作りは、遊技台だけに限りません。
店舗自体についての知識、ワゴンサービスについての知識、スタッフについての知識でも同じことが言えます。
お客様に興味を引き、ファン化させる補法として、知識や情報を与えるというのはメディアがやる常套手段です。
オリンピックでいろいろな選手が紹介されると思います。
紹介の内容や長さ、回数などで、自分自身がどれだけ好感度が上がるのかをチェックすると面白いと思います。
自分自身が良かったと思ったものについては、ホールでどのように活かすかを考えると、ホール運営強化につながると思います。
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オメガ無くして、オリンピック無し?
「オリンピックは”オメガ”無くしては成り立たない。それだけの技術を開発してきた」
この”オメガ”はスイスの高級ブランド時計メーカーの”オメガ”のことです。
オメガは1932年、ロサンゼルス大会でスポンサーになり、夏冬合わせて28回のオリンピックの公式時計となっています。
これまでオリンピックの公式時計となってきたという実績で、上記のような発言ができるものなのでしょうか。
世界に時計メーカーは数多くあり、オメガでなくても大丈夫のような気がしませんか?
先週ニュース番組WBSでオメガの取材をしていました。
取材目的は、多くのスポンサーがピーアールブースを断念した中で、オメガは予定通りピーアールブースを出すということで、取材をしたようです。
ブースの入り口には、1932年のロサンゼルス大会の時に実際に使用されたストップウォッチが展示されていました。
オリンピックでは、選手のタイムを競う競技も多く、正確な時間計測機能は必須です。
でも多くのメーカーが時間計測の技術は持っているので、「”オメガ”無くして成り立たない」という表現は少しオーバーのような気がしました。
みなさんはどうでしょうか?
実は、オメガが上記のような強気な発言をする背景があったのです。
WBSの取材でオメガ タイミングのアランソブリストCEOがオメガの技術について答えていました。
オメガはオリンピックごとに計測の新技術を投入していたのです。
1948年のロンドン大会では、
ゴールラインを選手が通過するとセンサーが反応して、自動でタイムを計測する技術
を作っています。
1984年のロサンゼルス大会では、
100m走などで使うスターティングブロックを開発しています。
もちろんこれはただのスターティングブロックではありません。
スタートの合図と足を蹴りだす瞬間の差を計測し、フライングを自動検知するシステムを内蔵したものです。
2016年のリオ大会では、テレビ画面の右下に表示される時間経過のタイム時計もオメガが開発した技術です。
2021年の東京大会では『モーションセンサーシステム』を初導入して、陸上などの競技をもっと楽しめるように考えています。
このシステムは、選手のゼッケンに僅か16gのセンサーを取り付けて、選手の加速、速度、移動距離などのあらゆるデータをとり、
競技の中で一番観客が知りたいと思っているデータを表示する技術です。
例えば、100m走で選手の走る速度がリアスタイムで表示されます。
ただ、見ていて誰が1番になったのか、そのタイムはいくらかを確認するだけではなく、
走っている選手の速度などがテレビ画面上に表示されるので、
1番先頭の選手以外でも、途中で追い上げようと頑張って速度を上げているようすとか、
逆にスタミナ切れを起こして、速度が下がってきてる様子などが数字としてわかるようになっています。
この東京五輪は無観客なので計測できませんが、よく観客に応援されて力が出たという話がありますが、それがリアルタイムで分かる優れものです。
応援することが本当に走っている選手の速度を上げることに繋がっているのであれば、応援自体ももっと楽しめるのではないでしょうか。
そして1位になったときの高揚感も今以上に味わえると思います。
WBSの取材を見ていて、「”オメガ”無くして成り立たない」と豪語するだけのことはあると思いました。
オリンピックにアスリートの努力は当然です。
誰もが一生懸命に頑張ります。
しかし、その頑張りは計測という技術が支えているということです。
計測して自分の結果が目に見える形で示されなければ、頑張れないと思います。
100m走などは、100分の1秒を争う競技になっています。
日々の練習で、測定をせずに、100mを全力で何回も走り続けられるかと言うと、無理だと思います。
なんせ100分の1秒の問題なので、ただの感覚では成果が分からない。
成果があるかどうかわからないのに、全力を出し続けられるわけがありません。
そういう意味では、計測技術の進歩による見える化が、今のオリンピックを作り上げていると言っても過言ではあません。
でもこの見える化技術の導入による成果のアップは、経済界では至るところで行われています。
もちろん、計測は時間とは限りません。
色々な計測があります。
身近なところでパチンコ業界を考えると、ホールコンは遊技台を計測し、遊技台の状態の見える化していますよね。
だから調子の悪い台を発見して、改善ができるという優れものです。
測定技術つまり見える化する技術を開発することは、その対象の能力アップを促します。
逆にある能力を改善したければ、それを測定する技術を開発することです。
もし、スタッフの接客能力を上げたければ、それを測定する方法を考える必要があります。
何かのシステムの導入もあるでしょうが、費用を掛けずアナログで定点観測をする場合もあるでしょう。
昔読んだ本の中に、トヨタ自動車も工場内の状況を把握するために、役職者が定期的に時間を決めてスタッフの動きを観察をしたという話を読んだことがあります。
オリンピック大会では新記録などが出ますが、その背景には測定技術、見える化技術があるということです。
自店をさらに良くしようと思われているなら、改善のための測定が行われているか、チェックしてはいかがでしょうか。
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なぜ、オリンピック選手を賞賛し応援したくなるの?
オリンピックが開幕しました。
テレビや新聞ではオリンピックの文字が踊ります。
多くの国民はトップアスリートの競技に熱中し、賞賛します。
スポーツは素晴らしい!
新型コロナウイルスへの感染拡大の懸念はあるものの、オリンピック一色に染まりそうな勢いです。
オリンピックの放映権を持つ米NBCユニバーサルのジェフ・シェルCEOは
「どんなオリンピックにも人々が心配する問題があるものだ。
私はロンドンに住んでいたが、みんな交通渋滞を心配していたし、前回はジカ熱が問題になった。
けれど開会式が終われば、みんなそんなことはすっかり忘れて17日間を楽しむ。今回もそうなるだろう」
と6月に予言していたが、まさにその通りになりそうな感じです。
ではなぜ、オリンピック選手の活躍に多くの人が興奮するのでしょうか?
心理学の研究で、人間は一生懸命に努力している人を応援したくなるという心理が働くことが分かっています。
でも、一生懸命に努力して頑張っている人は、たくさんいます。
例えば、一所懸命に汗だくになりながら家づくりをしている大工さん。
一所懸命に汗だくになりながら営業をしているセールスマン。
しかし、そいう人たちを見て、応援したくなったり、感動するかと言えば、そうとは限りません。
でも、一所懸命に汗だくになりながら走っているランナーを見ると感動します。
スポーツだけが特別なのでしょうか?
よく「スポーツの力」などという言葉を耳にしたりします。
特別視するような発言をするスポーツ関係者は多いように思います。
では、なぜ、スポーツだけは特別なのでしょうか?
それは本当なのでしょうか?
逆に先ほどの大工さんやセールスマンを見て、感動しない理由はなぜなのでしょうか?
汗だくで一所懸命にやっていても感動しない、応援したいとは思はない。
それは、ほとんどの人が彼らは自分の為、お金儲けの為にやっているからと思っているからではないでしょうか。
いくら一所懸命に汗だでやっても、自分の為、お金儲けの為では人は感動しないのではないでしょうか。
ここでオリンピックで汗だくで走っているランナーのことを考えて見ましょう。
もし、このランナーの目的が、オリンピックでメダルをとり、有利な就職先をゲットし、お金を稼ぐことだとしましょう。
それを知ったあなたは、この選手が日本人というだけで、無条件に応援したいですか?
もし、メダルをとったら感動しますか?
一緒に喜びたいと思いますか?
本音がそうだと分かれば、応援したくない、感動できないという人は結構いるのではないでしょうか。
以上のことを考えると、応援したくなったり、感動するためには、人々が共感する目的と頑張る行為の2つがそろう必要があることが分かります。
大工さんやセールスマンは、目的はお金儲け、自分の為という刷り込まれたイメージがるので、応援や感動はありません。
逆に言えば、スポーツ選手に対しては、見てくれる人の為、人間の可能性を追求する為に頑張っているというイメージが、多くの国民(人類)に刷り込まれていると言えます。
刷り込まれ過ぎていて、パブロフの犬のように、アスリートを見て感動したと自然に思えるようになっているのです。
それを知っているNBCのトップは、今回の東京五輪もノープロブレム、問題ないと自信を持って言っているのではないでしょうか。
これをある人は文化と言い、ある人は洗脳と言います。
ここに注目すべきホール運営のヒントがあります。
事前の好ましい刷り込みという考え方です。
店舗でも多くのホールスタッフが頑張って働いていると思います。
その頑張ている姿を見て、お客様はどう思っているでしょうか?
その姿を見て、お客様が頑張っているから応援したい、と思ってくれているなら、
スタッフの頑張る目的は、お客様の快適遊技の為、あるいはお客様の幸せの為という刷り込みが出来ているということになります。
逆にスタッフの頑張りを”当然”というような雰囲気があるとすれば、
スタッフの頑張りは、店舗の儲けの為、スタッフの利益の為、というような刷り込みになっている可能性があるのではないでしょうか。
もし、競合店に対して戦略的優位を勝ち取りたいなら、ホールスタッフが頑張る理由をついて、お客様にどのようなイメージ(刷り込み)を持ってもらいたいか、真剣に考えてみてはいかがでしょか?
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大会組織委員会の不祥事を他山の石とする!
開会式・閉会式のショーディレクターだった小林賢太郎氏が「ユダヤ人虐殺」をギャグにした発言が問題となり、解任されました。
先日、小山田圭吾氏が辞任したばかりです。
小山田氏で運営スタッフの問題は最後と思った人も多いのではないでしょうか。
しかし、現実にはさらに問題児が出てくる。
ここまでくると大会組織委員会は、オリンピック憲章を意識せずに、仕事さえできれば誰でも良いというスタンスで、人を集めたということではないでのしょうか。
委員会が表向きオリンピック憲章を重視していると言っても、このような状態ではその言葉を素直に信じる人はいないでしょう。
人は言っていることと、実際やっていることが違う場合、どちらを信じるかという実験を心理学等で行われています。
大人であれば、ほとんどの人が実際の行為を観て判断することが分かっています。
面白いことに子供の場合は、結構言っていることを真に受けて信じることが多いそうです。
こういうことです。
みなさんがお盆に親戚の家に行ったところを想像してください。
そこで叔母さんが「よく来たね。うれしいね」と言ったとしましょう。
しかし、お茶一杯も出なかった。
さて、あなたはその叔母さんがあなたを本当に歓迎してると思いますか?
ということですね。
ほとんどの人は、「内心では歓迎していないのだろう」と思ってしまいます。
しかし、子供の場合は、単純に「この叔母さんは僕を歓迎してくれている」と信じるそうです。
人の思いと行動の紐づけが十分出来ていないからではないでしょうか。
考えて見れば、親に虐待されても親を擁護することもがいますよね。
虐待の時に「これはおまえの為なんだ」と言われると、そうなのか僕のためなのか、そういう行動もあるのかと信じてしまうのでしょうね。
さて、この大会組織委員会から学べることは、理念を掲げたら行動と一致させないとマズイことになるということでしょう。
店舗の方向性や理念を掲げることは悪いことではありません。
地域密着店となる。
コミュニティホールとなる。
しかし、それを表明すると、必ず行動(運営活動とスタッフの動き)がそれに沿ったものになっているかをチェックされるということです。
「オリンピック憲章を大切にしています」と言えば、当然、そういう行動を取っているかチェックされるのと同じですね。
つまり、方向性や理念を明確にすると、それに応じた店舗の行動をお客様は求めてくるということです。
それに応えなければ、お客様(特にその理念や考えに共鳴したお客様)は店を信用しなくなります。
なんせ、ホールのお客様はみなさん大人ですから言動だけではごまかされません。
コミュニティホールの十分条件の1番目として、店舗の考え方をお客様に知ってもらうことを挙げています。
お客様が安心して来店するためには、店舗がどういう考え方で運営しているかを知ってもらう必要があるからです。
しかし、その方針や理念に沿った行動を取らないと、『お客様を騙そうとしている店』となってしまい、安心して来店できない店舗になってしまいます。
高い理想や理念を掲げる場合、それに伴う行動は必須と言えます。
素晴らしい店舗づくりを目指す方にとっては、今回の大会組織委員会の一連の不祥事は『他山の石』となるのではないでしょうか。
※他山の石(たざんのいし)は、四書五経のひとつ『詩経』の記述に基づく故事、慣用句。
「他人のつまらない言行、誤りや失敗なども、自分を磨く助けとなる」といった意味(ウィキペディアより)
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お客様の熱中症リスクを回避しよう!
暑い日が続きそうです。
昨日20日には、23府県で「熱中症警戒アラート」が発表されました。
ウィキペディアによると、
「熱中症警戒アラートとは、熱中症予防のために、2020年から気象庁と環境省が発表している情報。
2020年に全国に先駆けて関東甲信地方を対象に実施していたが、2021年4月28日より、全国で運用を開始した」
とのことです。
昔からやっているのかと思えば、そうではなく今年の4月から開始された出来立ての情報発信です。
ということは、ホールのお客様でも知らない人が多いのかもしれません。
それは「熱中症警戒アラート」という言葉でなく、それが出たらどうするの?という点です。
言葉を知っていても、だからどうすれば良いの?という部分が無ければ、意味はないと思います。
では、政府はこの警報を聞いたらどうして欲しいと言っているのでしょうか?
政府が呼びかけているのは次の2つです。
①不要不急の外出を控えるようにしてください。
②普段よりも熱中症予防をしてください。
具体的には外出自粛と意識して気を付けてレベルの呼びかけなので大したことはありません。
でも、ちょっとして注意で防ぐことができるので、こういう意識喚起は大切でしょう。
政府でポスターも作っているので、自分の地域に「熱中症警戒アラート」が出たら、入り口などに貼っておくのも良いかもしれません。
参考資料:政府の熱中症警戒アラートのコーナー
お年寄は体温調節ができ難くなってくると言いますので、
高齢者のお客様が多いホールでは、新型コロナと同様に「熱中症」に対しても情報提供をしていく必要があるのではないでしょうか。
暑くなり始めたこの時期、景品も「熱中症対策」関連が喜ばれるかもしれません。
ニュース番組WBSでもロフトを取材し、熱中症対策グッズの
「冷感マスク」、マスク用の「冷却スプレー」などが人気があると紹介していました。
小型扇風機の進化としては、女性のコンパクトにミニ扇風機を付けた「ミラーファンビュラス(2750円)」を紹介していました。
化粧直しをするときに、扇風機の風を受けながら、涼しく化粧直しができるという優れものです。
ロフトでは暑さ対策グッズが昨年の1.6倍になっているとのことなので、今が企画のしどきなのでしょう。
WBSで注目商品として挙げていたのが「クールバブバブ モア」(1320円)と「クールサマースノー」(1078円)です。
「クールバブバブ モア」はスプレーするとゲル状の冷却材が出て、それを腕に巻いたりなどのピンポイントで冷やすことができます。
見た目にインパクトがあるので、お試し品をお客様の目の前で使って見せると受けるでしょう。
今年は暑さが昨年よりきついのではないでしょうか。
コロナで体力が落ちているので、熱中症にかかりやすくなっている人が多いようです。
お客様に対する熱中症への気遣いは欠かせない夏になりそうです。
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小山田圭吾を庇う武藤さんを反面教師とする!
大会組織委員会は、問題のデパートのように次から次へといろいろな問題を作り出しています。
作り出すと言うより潜在的にあった問題が表面化してきています。
今回は小山田圭吾氏の問題です。
小山田圭吾氏の問題と言ってもいろいろあります。
個人的に整理すると次ような感じになるのでしょうか。
①小山田圭吾氏が、昔、障害者に対して行った悪逆で非道な行為
②小山田圭吾氏が、本当に反省しているのか分からない。
③組織委員会が、オリンピック憲章の反する人材を起用している。
④組織委員会が、人材を起用する時の審査が甘すぎる。
⑤組織委員会が、小山田氏の悪行を知っても、そのまま起用しようとした。
この中で最も問題となっているのが、⑤の小山田圭吾をそのままオリンピックの音楽担当者にしておこうとしたという点です。
もちろん①は問題ですが、小山田氏を庇いようがないと、まさに話にならないで切り捨てられています。
実際、私も小山田氏の所業は書きたくないので、障害者にどういう仕打ちをしたかはネットで調べてみて下さい。
また、だいぶ昔のことであり、今議論しても建設的なものにならないので、優先度を落としています。
⑤は今まさに起こっている問題なので、国民が納得する答えが何故すぐに出せないのかと、政府をはじめ多くの人がいら立っています。
結果としては皆さんもご存知のように小山田圭吾氏は辞任しましたが、それまでの大会組織委員会の動きに非難が集中しました。
武藤敏郎事務総長は、以下のように小山田氏の留任を明言していました。
「小山田さんが謝罪をされて、私どもも十分理解しました。
彼は今、現時点において十分謝罪をして、反省をして、倫理観を持って行動したいと言っておられます。
当初、そういうことを知らなかったことは事実ではありますけれども、
現時点においては、小山田さんの弁明というものをおうかがいして、引き続き、この(開幕直前という)タイミングでありますので、
彼には支えていただきたい、貢献していただきたいと考えています」
(日刊スポーツ 7月17日配信より)
以上を要約すると、武藤さんは『彼も反省しているし、開幕直前なので、担当続行しますね』ということですね。
もちろん橋本聖子会長もOKということです。
これに対して、みながおかしいと言い始めたのですが、その根拠がオリンピック憲章なんですね。
その中の『オリンピズムの根本原則』の一文に次ようなものがあります。
「その生き方は努力する喜び、 良い模範であることの教育的価値、 社会的な責任、
さらに普遍的で根本的な倫理規範の尊重を基盤とする」
要するにオリンピックは、人として恥ずかしくない模範的な人間によって支えられていることを大前提にしているということです。
もし、そうであれば、人として恥ずべき許されざる行為をした小山田圭吾が、オリンピックの運営のかかわる自体おかしいのではないかということになります。
これまでそういう理由で、森会長も辞任し、演出家の佐々木宏さんも辞めたわけです。
なぜ、今回の小山田だけがセーフなのか?
そういうことですよね。
では武藤さんはどう思っていたかというと、
『そんなことは言われなくても分かっている。
でも今この時期に音楽担当者が交代したら、まともな開会ができないかもしれないでしょう。
それは困るから、今回は目を瞑ってよ』
というような感じですね。
つまり、武藤さんの頭の中にはオリンピック憲章に反しても、開会式は成功させることが大切と判断したということです。
でも、この開会式が成功したとして、本当の成功といえるのでしょうか?
オリンピックの理念が分かっている人は「オリンピックが穢(けが)された」と憤るでしょう。
憲章の理念がどういうモノかを理解する能力は、コンセプチャルスキルと言います。
企業では経営者及びそれに準ずる人に求められる能力です。
理念という抽象概念を解釈して、具体的な事例に落とし込み、正邪を判断できる能力です。
オリンピックは世界的なイベントです。
今回の判断ミスで、日本の大会組織委員会はオリンピック憲章が理解できていないと思われたということです。
大会組織委員会のトップ2人がその能力が無い、低いというのは、
世界の人から見ると日本って危ない国じゃないの?と思われてしまう可能性があるということです。
日本国民からすると、人命を犠牲にしていい加減なオリンピックをするのかという感じなのかもしれません。
でも今回のようなジレンマは結構おきます。
例えば、接客抜群で仕事ができるスタッフではあるが、遅刻が多い、当日欠勤もする。
その時、そういうスタッフに対して断固とした姿勢で臨めるかというようなケースですね。
特に人手不足でみんなが大変という時に、「これ以上遅刻や当日欠勤があるなら辞めてもらうよ」と言えるかですね。
もし、「優秀だし、今は人手不足だから、大目に見よう」と考えるなら、武藤さんと同じということです。
武藤さんと同じように、とりあえず運営さえできれば大丈夫というものです。
それでは武藤さんのような人はダメなのか?
私はその所属する組織によると考えます。
武藤さんは運悪く?オリンピック憲章という理念を大切すべき組織、高い使命感を要求するプロジェクトの中で働いたということでしょう。
そうではなく、組織のための組織(例えば、天下りで下請け業者からピンハネするような組織)のようなところでは有用だったのかもしれません。
会社で言えば、儲けさえすれば何でもOKのようなところでしょう。
理念や使命に対する考え方は問われません。
逆に崇高な使命感や理念を持って、社会に貢献しようという企業では、考え方がまず求められるので、コンセプチャルスキルが求められます。
もし、自身の属している組織(会社、店舗)が、崇高な使命や理念を掲げているなら、この武藤さんは反面教師と考えて記憶しておいても損はないと思います。
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バッハ会長を批判するより良い人と解釈する?!
バッハ会長の行動が連日報道されています。
多くは批判的なものが多く、環境の変化(コロナ禍+緊急時多宣言)で従来と同じことをしていても、評価が180度違ってきています。
例えば、広島訪問などは通常なら世界の要人の訪問は大歓迎であり、
ニュースでも好意的に紹介され、県民も大歓迎となるはずなんですが、
今回はオリンピック反対の抗議集会もありで、さんざんな評価です。
ニュースを紹介したキャスターなども、リモートでも良かったのではと評価していません。
それどころか、バッハ会長はオリンピックは平和の活動という印象付けを行うために、
あえて広島を訪問し、自分達の活動の正当性を世界にピーアールす活動のツールに使ったのではないか、
と言われる始末です。
そして、バッハ会長がいなくてもオリンピックは回るのに何でわざわざ日本に来たの?という感じです。
もしも、コロナさえなければ、大歓迎されていたはずですが、行動がすべて否定的に解釈されています。
私が接客サービスの研修を行う時に、店舗のみなさんに言うことがあります。
それは、「どんなお客様を見ても、この人は良い人という解釈をするようにしましょう」ということです。
なぜなら、嫌な客と解釈した(思った)瞬間に、笑顔を作るのが難しくなります。
嫌なお客様のために一生懸命に働くことは、なかなか難しいものです。
そうするとそういう負の感情は相手に何となく伝わってしまいます。
しかし、お客様が本当に嫌な客かどうかは分からないことです。
一見そう見えることもあります。
それをいちいち否定的な目で見ていては、楽しく接客できません。
だから、頭の中でこの客は良い客であるという理由付けを強制的に行うのです。
例えば、ピカピカのホールに泥だらけの長く靴でくる人がいるのを見たら、
「この人は、ホールを汚すのを気にもしない自分勝手な人だ」という解釈をやめて、
「この人は、靴を履き替えるのも惜しんで来るくらい、うちのお店が大好きな人なんだ」というように解釈を変えることです。
こういう訓練をしていくと、誰に対しても嫌な目を向ける必要が無くなります。
このバッハ会長ですが、報道関係者の中に直接話をして親しい人はほとんどいないはずです。
今、緊急事態宣言下でバッハ会長をボロクソに言うと視聴者の好感が増すと思って、マスコミが煽っているような気もします。
みなさんも、マスコミの振り回されず、マスコミの報道を見て、「バッハ会長をどう解釈したら好感を持てるだろう?」と考える訓練をしてはどうでしょう。
この解釈の書き換えに慣れてくると、気持ち良く働けるようになると思います。
最後にただ一点、バッハ会長の発言の中で引っかかっているものがあります。
東京都知事の小池さんを訪問したときに、
「日本人の安全安心」と言うべきところを「中国人の安全安心」と言い間違いをしたことです。
言い間違いは、本音の表れとも言われています。
もしかしたら、バッハ会長の心は、批判渦巻く日本ではなく、来年の冬季オリンピックが開かれる中国にあるのかもしれませんね。
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デザイナーのいない服作りを運営のヒントにする
先月末に大手アパレルのオンワード樫山が新商品「ハッシュ ニュアンヌ」を発表しました。
ハッシュ ニュアンヌは「長く着られてイージーケア 多様な働き方をする女性たちと共に創る、新しい答えになる服」というコンセプトで、
特長は”デザイナーのいないブランド!”です。
通常はデザイナーがいて、それを起点に服を制作していきますが、
今回オンワード樫山は新しい取り組みとして、デザイナーによるデザインではなく、
消費者の声を集めて、それを洋服のデザインとして落とし込み、商品を作り上げていくという手法を取りました。
そのために改革開発から消費者に参加してもらい、いろいろな意見を出してもらい作り上げています。
参加した消費者は20~40代の一般女性で、延べ45人に参加してもらっています。
ニュース番組WBSのインタビューに対して、プレジェクトリーダーの田野井哉恵さんは、実際に使っている消費者目線での要望は作り手側では気づかないことも多く、
本当にユーザーに喜んでもらえる商品に近づけることができると、話していました。
一方参加した方(消費者)は「自分の意見が反映してもらえるのが楽しかった」と嬉しそうに答えていました。
いわゆる『共創マーケティング』と言われるものです。
この例は企業と消費者が協力して新しい価値(服)を作っていくというものです。
この最大の利点は相手を巻き込むことができるというものです。
この事例では、消費者です。
共創すれば必ず優れたものができるとは限りませんが、
少なくとも巻き込んだ相手は作ったものに好感を持ちます。
そして、あるべき姿にとらわれない(デザイナーがいない)ので、面白いアイデアが生まれる可能性もあります。
商売のポイントは何と言ってもお客様に好感を持ってもらうことです。
新台入替でもファン感でも、お客様に好感を持ってもらい、参加してもらわないと話になりません。
ではどのようにして好感を持ったもらうのか?
そのヒントがこの事例にあるのではないでしょうか。
そうです。
単純にお客様の意見を聞きながら何かを一緒に作り上げるいうことです。
人は自分がかかわると応援したくなってくるという心理が自然に働きます。
もうすでに台入替などでされているのではないでしょうか。
お客様に欲しい中古台などリクエストしてもらって導入するのと、店舗が勝手に選んで導入した場合、
どちらら方が参加してもらいやすいか。
お客様と関係が出来ているホールでは明らかなはずです。
このようにお客様の意見を積極的に取り入れてホールを運営するとファンが増えます。
例えば、ファン感の場合を考えて見ましょう。
「ファン感をもっと楽しめるものにしたいと思いますので、
ご協力をお願いします」として、いろいろな意見を聞けばそういことができます。
例えば、どのような当り商品を希望するか訊いてもいいですし、
抽選方法を尋ねて良いかもしれません。
抽選する時間を訊いてもいいかもしれません。
またファン感を盛り上げるために、前回当たりくじを引いた人などにお願いして、匿名で感想などを紹介するのも良いかもしれません。
逆に多くの人がもらえるハズレ商品のアイデアを訊くのもいいかもしれません。
最後に注意点としては、お客様とスタッフの関係が良くないと大きな効果は期待できません。
なぜなら、企画段階でお客様に参加してもらうためには、それなりの関係が出来ていないと、嫌がられるからです。
例えば、挨拶もロクにできないスタッフから「今度のファン感の商品は何がいいでしょうか?」と訊かれたら、
「どうでもいいからコロナ禍で近づかないで!」ということになってしまうからです。
少なくともホールスタッフが、接客5原則ぐらいは最低限出来ていることが必要でしょう。
コロナ禍で少しでも楽しく参加してもらえるホール運営を考えているのであれば、
共創という考え方を取り入れて、工夫してみてはいかがでしょうか?
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緊急事態宣言から考える施策効果の検証法とは?
4回の緊急事態宣言が出されました。
緊急事態宣言は効果あるのでしょうか?
あなたはどう思いますか?
このように訊かれても、良く分からない。
効果があると思えば効果があるようにも思うし、
効果がないと思えば無いように思える。
こういうものは、効果の測定がしづらいので、実際のところ何とも言えない。
ただ、緊急事態宣言は今回で4回目となるが、効果は薄れているのは間違いないと思う。
以上の答えはいかがでしょうか?
けっこう多くの人が、そんな感じであるとおっしゃるのではないでしょうか?
これを経営に当てはめるとどうなるでしょうか?
例えばチラシの配布のケースを考えて見て下さい。
あなたの会社やホールでは、チラシの効果はどれくらいありますか?
と訊かれたら、あなたはどれくらい自信を持って答えることができるでしょか?
「うちの場合は、〇〇〇〇の効果があるよ」と具体的に答えられるでしょうか?
有ると思えば有るし、無いと思えば無いような気がするのであれば、
安倍さんや菅さんが出している緊急事態宣言と同じような感じなのではないでしょうか?
もし、政府の緊急事態宣言を見ていて、話しにならない、総理をはじめ大臣は何をやっていると思っているとしたら、
チラシの効果を訊かれて答えられない方は、類似の経営をしていることになるのではないでしょか。
でも、実際チラシの効果を測定するのは難しいですよね。
最近はやっているLINE登録者に対する一斉メールも同じような感じではないでしょうか?
そう言えばDMも同じような感じがするなどと思う人がいるかもしれません。
効果は良く分からないが、やらないと不安になる。
もしかしたら、あなたは菅さんと同じ立場に立たされている?のかもしれません。
それでいいのでしょうか?
経営者という立場に立った場合、社員の無駄金を見過ごしていいはずはありません。
そうですよね。
ということは、効果が分かりませんという施策を、見過ごしていいはずはないのではないでしょうか。
多くの国民(主権者)が、菅さんに対してそう思うからこそ、内閣の不支持率が57%ぐらいにまで高まっているのではないでしょうか。
菅さんはいくら失敗しても、日本政府が倒産するわけでもなく、国民が辞表を提出して、他の国に移住するわけでもないので、ある意味気楽です。
菅さん個人としては年金も入るし、老後は安泰で、めでたしめでたしと終われるかもしれません。
しかし、経営者はそうはいきません。
無駄金を垂れ流していると倒産してしまいます。
ではどうするのか!?
発想を変えることです。
緊急事態宣言で言えば、全体的な効果を測定しようと思わないことです。
逆に言えば、『何のために、緊急事態宣言をだすのか』明確にし、施策の目的を絞ることです。
そうすることで、施策(緊急事態宣言)の効果を測定できます。
例えば、緊急事態宣言は『人出の抑制の為』に出すと明言すれば、効果を測定できます。
上のグラフは、渋谷の人出がどれだけ減ったかを表すグラフです。
このグラフを見ると、初回の緊急事態宣言の時は、人出がかなり抑制され、日を追うごとに効果が出てきていることが分かります。
政府が「人出を抑制すために緊急事態宣言を出した」と発表したとすれば、初回は確かに効果があったということになります。
しかし、2回3回4回と緊急事態宣言を出すたびに効果が薄れてきていることも明確に分かります。
もし、人出を抑えることが最大のポイントであるならば、緊急事態宣言という政府の決意(脅し?)だけではダメで、別政策が必要ということになります。
政策の目的を明確にすると、効果を測定することは比較的簡単にできることが分かります。
パチンコ経営で言えば、社長が店長に「今回、何のためにチラシをまくのか具体的な目標を言いなさい」と言えば効果が測定できるということです。
店長が、「朝の行列待ちを通常の20人から60人にするためにチラシをまくつもりです」と答えれば、
当日の朝の行列待ちがどれくらい増えたかを報告させれば、その効果が分かります。
最もその前に、朝の行列待ちを40人増やすために、チラシ代を30万円使うことが妥当なのかを検証できます。
仮に顧客データ管理をしていてお客様が平均1万円の利益をもたらしてくれると分かっていると、
30万円使っても40万円儲かるから、チラシに投資する価値があると判断できます。
このような判断基準を持っていないと、売上が上がらないから経費削減をすべきとばかり、チラシ代30万円をケチってしまうかもしれません。
30万円使わず良かったと社長に報告に来て、あなたが社長ならその経費削減を評価しますか?
「バカヤロー」ですよね。
しかし、施策の目的を鮮明にせず、ボチボチやっているとまともな判断もできず、経費削減を「よくやってくれた」と評価して、
会社を倒産へと近づけている行為を賞賛しているかもしれません。
知らぬが仏という言葉がありますが、これは非常にマズイ経営ですよね。
4回目の緊急事態宣言を出している政府を見て、大丈夫かなと嘆く前に、
自社の経営が政府のようなずさんな施策をしていないか、見直すことも必要なのではないでしょうか。
菅さんは失敗しても、日本国は残りますが、
会社は失敗すると残らないので、菅さんを見て安心をしていると足をすくわれるかもしれませんよ。
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ネスレ日本に学ぶお客様への打ち出しの上手さ!
ネスレ日本は食品ロス削減を目的として、
無人販売機「みんなが笑顔になる 食品ロス削減ボックス(以下、食品ロス削減ボックス)」の運用を、
先月6月17日(木)より全国5か所で開始しました。
参考資料:食品ロス削減ボックス
ネスレはスイス の ヴヴェイ に本社を置く、世界最大の食品・飲料の会社です。
ネスレ日本は、その日本法人ですが、商売が上手い企業としてはトップクラスなのではないかと思っています。
商売が上手い企業はやることが納得できます。
違和感を感じさせず、それに共感を呼びます。
今回の「食品ロス削減ボックス」もさすがにネスレ日本らしいと思いました。
このボックスは、納品期限が過ぎたコーヒーやチョコレートを扱う無人の販売機です。
賞味期限が短いので値引きして販売し、お買い得商品となっています。
もし、このボックスを「賞味期限まじかの訳アリ商品ボックス」として設置したらどうでしょう。
ネスレは商魂たくましく、賞味期限まじかの商品でも販売しようと頑張っていると思われるのではないでしょうか。
そこを『食品ロス削減』を前面に出し、SDGs活動の一環とし、消費者に呼び掛けているのです。
この呼びかけで、ネスレは地球環境のことを考えている、廃棄ロスのこと考えている良い企業というイメージを醸し出します。
同じものを売るなら、誰もがもっともだというような売り方を考えることは、企業のイメージ作りのためのは重要なことです。
これは食品業界のことだけではありません。
パチンコ業界でも同じことが言えます。
例えば、撤去する台があるとして、辛くしてこっそり撤去するのも1つの方法です。
逆に撤去することをお客様に告げて、
「後1週間で撤去します。店長として思い入れがあるので、この台でみなさんに感謝を伝えたい」などとして、
ファイナル企画をして、お客様を誘導するのも一つの方法です。
同じ撤去台でも印象が全く違ってきます。
もちろんどんな台でも出来るものではなく、ファイナル企画に値する台(人気のあった台)であることは言うまでもありません。
今回の「沖海5」にともなって、撤去する海をこういう企画で花道を作るのはありでしょう。
新台入替、出玉、景品企画などいろいろな場面で、打ち出しの良さ、悪さで大きな違いが出てくるものです。
商売の上手な人は、お客様に対する打ち出し(価値づけ)が優れています。
そういう企業の一つがネスレ日本だと思っています。
みなさんも参考にされたらいかがでしょうか。
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五輪をいろいろな立場から考えてみる!
日本にIOCのバッハ会長が来ています。
もうすぐ東京オリンピックが始まるで来るのが当然ですが、
テレビなどを見ているとあまり歓迎されていないことが良く分かります。
先週、お昼のワイドショーでコメンテーターとして出ていたロンドンブーツの田村さんは、
バッハ会長が先週日本に来て、車の中で外に向かって手をフルVTRを見て、
「僕は乗物から手をフル人には、必ず手をフルが、バッハ会長だけには例外」と不快感を露わにしていました。
彼は多くの日本人の心を代弁しているのだと思います。
バッハ会長は、日本の状況に関係なく、五輪の実施の強行の主張してきた人物なので、
日本の感染状況を憂う人にとっては、誠に許しがたい人物に見えるのだと思います。
そのバッハ会長ですが、とりあえず日本での五輪開催が決まったことで、
ご機嫌なのかというとそうではなく、最近は「無観客」について不満を漏らしています。
先週木曜日の5者協議の中では、
「東京などの感染状況が改善されれば、無観客を見直すべきだ」
とか、
「日本のプロスポーツが有観客で開催されている。五輪と別の対応で理解に苦しむ」
等と発言をしていました。
また翌日金曜日には、
「皆が無観客という決定を残念に思っている。
観客にとって、まっしてや五輪の雰囲気の中で、人生を謳歌できない選手にとってはなおさらだ」
とぼやいていたそうです。
商売で大切なのは相手の立場になって考えることが大切です。
お客様といってもいろいろな人がいます。
個別に対応したりするときには、相手の立場になって考えることで、相手を理解し不満などを取り除いたり、より良い対応が可能になったりします。
そこで揉めている五輪を活用して、それぞれの立場になる訓練をしてみてはどうでしょう。
バッハ会長の望んでいたのは、恐らく有観客で、通常の五輪と変わらない開催だったと思います。
それにより、五輪は至高の存在であり、新型コロナウイルスに打ち勝つ存在であると世界に示すことが出来たからです。
”有事にスポーツはありえない”という従来の常識を完全に壊したかったのではないでしょうか。
これを確立することで、最近及び腰になっている五輪誘致を是正したいと考えていたと思います。
日本が五輪に失敗すれば、五輪のリスクとして、世界の五輪熱が下がってしまいます。
1年前日本が五輪の延期を言い出した時には、バッハ会長は仕方がないと思う一方で、
来年は、つまり今年は完全な形での開催を夢見ていたのではないでしょか。
理由は、当時日本の感染は欧米に比べ格段に低く、すぐにでも収束できそうな感じだったからです。
そして日本政府も「新型コロナウイルスに打ち勝った証としてオリンピックをやる」と言っていました。
バッハ会長にするれば、日本の感染レベルは低く、世界第三位の経済大国に導いた優秀な政府がある。
そして国民皆保険などという医療体制も充実している。
世界の中でトップを切って、コロナの抑え込みに成功するだろうと楽観視していたと思います。
しかし、時間が経つにつれて、段々おかしな状況に気づいてきたのではないでしょうか。
日本の政府はコロナ対策を何もしない。
ただ国民に人流抑制をお願いするだけ。
PCR検査も拡充しない。
水際対策もザル。
国民へのワクチンの接種も中々始めない。
OECD加盟国の中でも最下位に近い。
その結果、新型コロナウイルスの感染が収束しない。
それどころか、肝心の五輪にタイミングを合わせる形で感染拡大をさせている。
もし、あなたがバッハ会長の立場ならどう思いますか?
大丈夫、大丈夫、世界一安心安全な開会をやりますよと言いながら、
後手後手の対応で最悪の状況を作り出す日本。
このような状態なので「無観客しかないでしょう」と言われる。
これが1年前ならバッハ会長もごねなかったでしょうが、
1年をただ無為に過ごした日本から、しかたないですねと言われたら、頭にくるのではないでしょうか。
そう考えると、IOCのバッハ会長をはじめ、IOCメンバーはいろいろと我慢しているのではないでしょうか。
外国の選手にしても、コロナ禍で東京五輪をやるつもりなら、
少なくとも五輪開催までに、ワクチン接種ぐらいは終えておいて欲しいと思っているのではないでしょうか。
ベースの安全安心が無くて、何が「お・も・て・な・し」だ。
おもてなしの前にワクチン接種をほとんどの国民がやり終えてから言ってくれというような感じではないでしょうか。
だから、バッハ会長の対応を見て、なぜバッハ会長はもっと日本政府や東京都に働きかけないんだと思っているかもしれません。
日本人の立場では、五輪より人の命が大切で、コロナが拡大している今、五輪開催はとんでもないというものですが、
世界から見ると、1年間無為に過ごした日本は世界をリードする資格のない信用できない国というように映っているかもしれません。
五輪の本番はまだですが、主催国としての責任を問われてくると思います。
今回の新型コロナウイルスへの対応で日本政府の信用はかなり低下しています。
今回の五輪でこれからもいろいろな問題が発生すると思います。
問題に対して1つの立場で物事を考えるのではなく、もし、私が外国人選手ならどう考えるだろう。
もし、私がバッハ会長ならどう考えるだろう。
などと、立場が違う人を思い浮かべて問題について考える訓練をすると、
お客様を理解することにつながるのではないでしょうか。
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マスコミが触れない無観客の判断が遅い理由!
オリンピックがとうとう基本無観客になってしまいました。
組織委員会や菅総理は決断が遅い、後手後手と言われ続けています。
テレビ等では国民の多くが開催の延期や無観客を望んでいたというように言われます。
国民の意思に反して、観客を入れることに何故固執するのでしょうか?
コメンテーターと言われる人たちは、組織委員会や菅総理は一体何を考えているのか、
なぜ早めに決断ができないのかといぶかります。
観戦チケットを買っている人が振り回されて可哀そうだいう話も聞きます。
構図としては、良識のある国民が、無能な政府や組織委員会に振り回されている。
端的に言えば、国民は善で、政府は悪みたいな関係です。
では、政府や組織委員会が無観客になかなか生み切れなかった原因は何なんでしょうか?
決断力がない!
確かにそうです。
では、なぜ決断力がないのでしょうか?
ここで無能と言うと、同じ抽象レベルの概念をくるくる回っているので、回答として良くありません。
深掘りして決断できない主な理由を考えて見ましょう。
①チケット収入が欲しい。
②五輪大会の見栄えを良くしたい。
③これまで五輪を支えてきた多くの人の期待に応えたい。
④アスリートのため
⑤チケット購入者の期待に応えたい。
などではないでしょうか。
私はこれに次の理由を付けくわえたいと思っています。
❻感染拡大の警鐘をならしても、チケット購入者がキャンセルしないから
いかがでしょうか。
個人的には、感染拡大の恐れがありますとほとんどの専門家がいった段階で、
チケット購入者の多くが観戦のキャンセルをしたいと言えば、政府や組織委員会は早めに無観客を決断出来たと思います。
いくら菅さんでも、キャンセルがどんどん出ているのに観客を入れたいとは言わないでしょう。
テレビ局やコメンテーターが言うように国民のほとんどが延期や無観客を望んでいるなら、なぜ観戦キャンセルの嵐が起きないかが不思議だとは思いませんか?
テレビの中で、感染拡大防止のために無観客にすべきだという人が、観戦チケットが当たった人になぜキャンセルしないのか問いかけません。
テレビ局や専門家、コメンテーターすべてが視聴者は気分の害することは言いません。
要するにバイアスがかかっているのです。
人間だれでも自分に不利となるような発言はしないのもです。
意識するしないにかかわらずそのことを隠そうとします。
聞く人は、それを鵜呑みにしてしまうと、真の問題点を見逃してしまいます。
会議で計画の進捗チェックをする時に、バイアスのかかった発言を見逃してしまうと、うまくいっているのに計画が達成しないという不思議な現象が起きてきます。
報告を聞く時にはバイアスがかかっていないか、肝心なことを報告していないようなことがないか注意することが大切です。
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科学的な根拠を意識すると施策に納得性が出てくる!
東京と沖縄に緊急事態宣言が出されることが8日に決まりました。
期間は7月12日から8月の22日までとなっています。
政策のコアは、お酒をともなう飲食の規制強化です。
今回はただ飲食店にお酒の提供をしないように呼びかけるだけにではなく、
飲食店にお酒を提供する卸業者にも、酒類の提供を続ける店と取引停止を要請しています。
さらに要請に応じない飲食店に対しては、金融機関に店舗情報を提供し、順守するように働きかけをしてもらうとしています。
なぜ、飲食店に対してここまでするのか?
第3回目の緊急事態宣言の時に、飲食店の酒類提供を自粛してもらいました。
その時に、感染者数が減ったのが理由と考えられています。
しかし、それは本当の原因なのでしょうか。
酒類の提供を控えた時に、たまたま感染者が少なくなったという相関性のみで、判断されているのではないだろうか。
そんなことを考える人も多いと思います。
もし、本当にお酒を抑制することが感染対策になるのであれば、酒屋やコンビニでお酒の提供をやめるべきという意見もあるでしょう。
政府が本気で飲食店に酒類の提供を規制したいのであれば、しっかりした調査結果などを行い、それを基に科学的根拠を国民に対して提示し、
政府の方針が妥当であることを示して欲しいものです。
そう思っていたところ、モーニングショーで政府が酒類制約の根拠としている資料?があることを知りました。
それは厚労省の「アドバイザリーボード資料」というモノです。
厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」は今月7日に、飲酒を伴う会食に複数回参加すると感染しやすくなるとの国立感染症研究所の分析結果を公表しました。
都内2医療機関の発熱外来を訪れ、検査をした284人にアンケートをして調べたものです。
解析結果では、過去2週間以内に「飲酒のある3人以上の会食2回以上」は「3人以上の会食0回~1回」よりも4.94倍感染しやすかった。
これに対して「飲酒のない3人以上の会食2回以上」は「3人以上の会食0回~1回」よりも2.49倍感染しやすかった。
つまり、飲酒をすると1.98倍感染しやすい結果となっています。
逆に、1人での外食やテイクアウトでは、2回以上でも感染しやすさは増えなかったそうです。
個人的にはアンケートに参加した人数が少ないことと、回答者のサンプルとしての妥当性に疑問を持っています。
加えて、この調査を科学雑誌などに投稿しているというメディアのニュースに書かれていないので、参考情報として提示されたものだと思っています。
もし、本格的に調査し、科学的根拠があるのものであれば、政府としては飲食店向けの説得材料として、使用すると思うからです。
昔、西洋に魔女狩りというものがありました。
不都合なことが起きた場合、魔女のせいにして酷いことをするというものです。
そして不都合なことがこれで終わると民衆を納得させて、一件落着。
もし、まだ続くなら、また魔女を探して酷いことする。
昔は科学的根拠などというものがなかったので、疑似相関や疑似因果関係が認められれば、正義の執行となったわけです。
そう考えると、科学的な根拠を示されず、雰囲気でターゲットにされている飲食店の現状は、昔の魔女狩りに似ているのかもしれません。
店舗の施策でも、同じようなことは起こるものです。
因果関係を確かめようとせず、断定して同じことを繰り返すのは、この魔女狩りのやり方に似ています。
施策を実行すると疑似的な相関関係や因果関係は出てくるものです。
それを見てすぐに分かったという気になりがちですが、自分の施策に対して、良くても悪くても、なぜそうなったのかを分析することは大切です。
そうすることで、間違った思い込みを避けることができます。
同じ施策を打つなら、ただの経験で施策を打つのではなく、検証して納得性のある施策を打ちたいものです。
最後に、感染拡大の原因について、私は個人的にメディアが影響しているように勝手に思っています。
宮城での感染拡大、広島での感染拡大、今回の東京でも感染拡大をグラフでまとめた見ました。
宮城では今年の3月11日が10年の節目になるので、メディアが特集を組み多くの局のスタッフが取材に行っています。
当然そこで泊まり込み、飲食をしているはずです。
広島の参議院補欠選挙では、河井議員の補欠ということで、当然自民党や野党も必死の攻防でした。
メディアも注目し、密着に近い取材に行っています。
どの候補者も有権者の票を集めるために多くの人と交流しているのは言うまでもないでしょう。
都議会選挙はこの間4日に終わりましたが、これも注目の選挙で、メディアは多くのスタッフを現場にいかしたでしょう。
取材を申し込み、多くの人と交流したと思います。
この交流の中に飲酒による飲食があった可能性は高いと思っています。
行動を起こしてから2週間後以降に感染の影響が顕著になってきますので、グラフで見るとそのような動きになっているように思いませんか?
そこから推察すると、東京との感染者はオリンピック大会が始まるころには、新規感染者の週平均は1200人を超えていると予測しています。
テレビ局などのメディアは、このような話は全くしません。
私も明確な因果関係は証明できません。がグラフを見ていると・・・そう思えてきます。
五輪で多くのメディアが動きまわるでしょう。
日本の局なら五輪の選手の故郷に行き、友達や恩師にインタビューしたりするかもしれません。
もし、メディアの活動が、本当に感染拡大の一番の原因であったら日本はどうなってしまうでしょうか。
菅総理が行っている『安全安心な大会』は夢のまた夢になってしまうかもしれません。
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スターバックスは信用される理由を作っている!
スターバックスは先月、「カップのシェアリング」の実証実験を、秋から東京・丸の内の店舗で始めると発表しました。
「カップのシェアリング」いうのは、繰り返し使えるカップをテイクアウトで使い、
購入者はそのカップを買ったお店、または他のスタバに返却してもらい、
その返却されたカップは洗浄し、他の客様にまたテイクアウトするというものです。
「ええ?カップを洗ってまた使う?」と思いますが、
通常、飲食店で出されている食器は、他の人が使用したものを洗浄して使っているので、
本質的にはそれと変わりません。
「でも、テイクアウトしたものでしょ?」という声も聞こえてきそうですが、
冷静に考えれば、出前のラーメン茶碗と同じです。
ただ、今スタバで使用している使い捨て容器のイメージが頭の中に強くあるので、
それを洗浄して使うの?と思ってしまいますが、
テイクアウト専用容器ということなので、実際現物を見ると違和感はないかもしれなせん。
スターバックスは単純にいい会社、信用できる会社と感じるのは、
取り組んでいることに誠意を感じるからのように思います。
誠意を感じる理由が、取り組みの継続性(続けること)、特に漫然と継続しているだけでなく、新たな取り組みを考え、進化させているところです。
SDGsという言葉は、もうご存知の方は多いと思います。
持続可能な開発目標のことですが、スタバはその一環として、環境問題を考えて、2018年7月9日に2020年末までに、
全世界のスターバックスにおいてプラスチック製のストローを全廃することを発表しました。
これ以外にもお客様にマイタンブラーやマイカップ での利用なども取り組みのひとつです。
そして、今回の取り組みです。
自社の中で取り合えず、何かSDGs的な取り組みをして、やっている感を出してそれでよしとする企業もあるでしょう。
しかしながら継続して新しいことを何もしなければ、それは惰性となり風景となっていきます。
そういう光景を見て、人はその人や店舗の本気度に疑問を持ってしまいます。
たとえば店舗でペットボトルのキャップを集めていたとしましょう。
それを何年もやっているが、それ以外の取り組みを何もしなかった場合、傍から見て、このホールの取り組みの本気度は分からなくなってくるのではないでしょうか?
”行為だけが取り残されている”ので、何のために取りんでいるのかも、よくわからないと感じてしまう。
リサイクルが目的ですか?環境改善が目的ですか?それとも寄付が目的ですか?という感じですね。
もし、そういう印象を与えているのだとすれば、「この会社は良いことしているには違いないが、ただのパフォーマンスではないだろうか」ということになり、
信用できる店舗とは見なされなくなってしまいます。
コミュニティホールを目指されている店舗では、地域貢献や社会貢献の為にいろいろとされていると思います。
しかしながら、スタバのように継続的に、しかも新しい取り組みを始めなければ、会社の誠意や本気度は伝わらないと思います。
昔、地域の人のためにやったけれど、今はやっていない。
同じことをただ繰り返しているだけ。
こういう状態は、お客様の信頼を失いつつある「ヤバイ!」状態かもしれませんね。
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お客様が泣いて喜ぶ景品企画を考えてみる??
人が外出もせず、自宅に居ることが多くなることによって、売上が伸びていく商品があります。
『巣ごもり需要』と言われるものです。
ホールに来られるお客様は『巣ごもり需要』と無関係でしょか?
恐らく、パチンコに行った後は、外食もせず家に帰って食事等をされていると思います。
ということは、『巣ごもり需要』に関係ある商品を景品として出せば、喜ばれる可能性があるということですね。
当然、多くのホールの方は、そういうものを見越して、景品の仕入れなどをされていると思います。
個人的に企画して欲しいと思うモノは、醤油です。
家で食事をするときに醤油は結構使います。
家でたまに食事をするぐらいなら気になりませんが、
毎日のように家で食事をするとなると、美味しい醤油(調味料)は食事の強い味方となります。
実は先月ニュース番組WBSで「醤油のランキング」を紹介していました。
それを見て、試しに購入してみたいという醤油がいくつかありました。
ランキングは、「職人醤油」という醤油専門店の販売数のランキングです。
1.透明醤油 580円
2.鶴醤 486円
3.玉子ごはん専用 432円
4.淡紫 540円
5.尾張のたまり 486円
6.卵に醤油 432円
7.木桶仕入しょうゆ 432円
8.菊醤 486円
9.しろたまり 432円
10.百寿 432円
1番の「透明醤油」はだいぶ昔からブログでも取り上げていた醤油で、景品としての販売をおススメしていました。
今回は2番の「鶴醤」に注目しています。
この醤油は通常の4倍の期間を掛けて熟成され、美味しさにこだわった醤油ということで、
刺身や肉、バニラアイスにも合うそうです。
一度試してみたい醤油です。
どうでしょうか、値段も手ごろで、ホールによっては端玉景品として使えそうな値段のものもあります。
旅行にも行けないし、せめて美味しいモノでも食べたい。
そうは思いませんか。
その美味しいものをさらに美味しくして食べたい!というウォンツというかニーズを満たすのものの一つがこの醤油です。
職人醤油の代表である高橋万太郎氏は、WBSの中で売上が2割ほど伸びており、
”クラフトビール”ならぬ”クラフト醤油”が注目を浴びていて、個性ある面白い醤油を作っているところが人気が出ていると言われていました。
美味しい醤油は、あなたのホールのお客様も興味があるかもしれませんよ。
酒好きのお客様なら、家でのお刺身がワンランクアップして美味しくなるかもしれませんよ!と言えば、喜んで購入してくれるのではないでしょうか。
・・・ 👆目次
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警戒レベルの出し方とパチンコ業界のある共通点とは
みなさんもご存知のように、7月3日、熱海市で大規模な土砂崩れが発生しました。
土砂崩れの映像は衝撃的で、テレビで繰り返し流していたのを見られた方も多いと思います。
土石流発生当時、熱海市が発令していた避難情報は、警戒レベル4の「避難指示」ではなく、警戒レベル3の「高齢者等避難」でした。
2日午前10時に発令したままで、警戒レベルの最も高い「緊急安全確保」を出したのは土石流が発生した後でした。
当初、熱海市の避難情報の出し方が問題となっていたように思います。
テレビ番組の中で「なぜ、熱海市は警戒レベルを上げなかったのでしょうか?」というような質問を、司会者が専門家やコメンテーターに盛んにしていました。
まるで警戒レベルを上げなかった市の対応のために人命が失われたような口ぶりに聞こえました。
そういう高飛車な主張の根拠は、気象庁から警戒レベルが高い「土砂災害警戒情報」が出ていたからです。
では、熱海市の対応は間違っていたと一方的に責められるべきものなのでしょうか。
市が警戒レベル情報を出すのは、市民に災害に対する注意を促すことと、適切な避難を行わせるためのものです。
特に、今回のような土石流が発生するような場合は、タイミングを外すことなく逃げる為です。
だからこそ、市長は迷わず、いち早く警戒レベル4の「避難指示」を出すべきだったと本当に言えるのでしょうか?
結果から見れば出すべきだったということになります。
しかしそれはあくまでも結果論です。
市長が高い警戒レベルを出すのをためらう理由は、高い警戒レベルを出しても住民が避難しなくなる事態を避けるためです。
要するに頻繁に高い警戒レベルを出すと、それに慣れてしまい、住民が避難しなくなる恐れがあるからです。
つまり、市が「オオカミ少年」になると誰も言うことをきかないからです。
実際、早目に避難勧告が出たとして、大きな災害が確実に起こるとは限りません。
10回に1回起こるか、20回に1回起こるかわかりません。
もし、大雨が降り、気象庁が高い警戒レベルの情報を出すたびに、市が自動的に「避難勧告」を出していたらどうなるでしょう。
あなたは、市が早めに避難勧告を出してくれたことに感謝し続けることができますか?
最初の1、2回なら、災害が起こらなかったことを喜ぶと思います。
しかし、何度も重なると、嫌になってくるのではないでしょうか。
少なくとも心の中で、『本当に危険がある時だけ避難勧告を出してくれ』と思うのではないでしょうか。
そして、本当の危険が迫っても逃げなくなってしまう。
そう考えると熱海市の対応が一概に悪いとは言えないと思います。
避難効果を考えて、誰もが納得するタイミングと真の危険を見据えて対応しているのであれば、一概に責めることはできないのではないでしょうか。
市が責任を取りたくないのであれば、気象庁に合わせて機械的に自動的に警戒レベルを上げて行けば済むことです。
しかし、そうなると市と住民の間に信頼関係はなくなるので、本当に危険な時に多くの人が避難をしないという事態になりかねません。
「避難指示」などの高い警戒レベル情報を何のために出すのか。
その目的を考えた場合、画一的な対応では市民がついてこない、なんらかの工夫がいるものだということが分かります。
この話を聴いて、ホールのあるものに似ていると思いませんか?
そうです。
ホールの煽り(=期待感の演出)です。
昔のように出玉営業を宣言し、出玉をしていたころは問題無かったと思います。
しかし、現在のように出玉営業が表立ってできないので、どうしても期待感の演出となります。
例えば装飾を変え、期待感を煽るとそれに見合う出玉をお客様は期待します。
でも、それに見合う出玉をしない場合は、どうなるでしょう。
「災害が来る」と言って「災害がこない」”高齢者等避難”のようなものになります。
せっかく呼びかけに応じて行ったのに無駄だったということになります。
これが続くと、お客様は信用しなくなり、装飾を変えてもお客様は動かなくなります。
この時今までの期待感を煽るやり方では動かいなので、さらにノボリを作ったりして大掛かりな演出をして期待感を煽るとどうなるでしょう。
今度は、「災害が来る」と言って「災害がこない」”避難勧告”のようなものになります。
期待感を無理に高めたことがさらなる失望をまねき、さらに信用を無くします。
まさに悪循環ですね。
ホールの期待感演出も、お客様の期待するレベルを見ながら、失望させないように丁寧にやらないと、集まらなくなります。
つまり、「煽り」を画一的なホール作業としてやっていると、警戒レベルと同じく人が反応しなくなってしまうのです。
期待感の劣化です。
そう考えると集客をするための期待感の出し方と防災の警戒レベルの出し方は似ているのではないでしょうか。
参考ブログ:避難情報が変更されていることを知ってますか?
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スシローのスタッフの対応から育成課題を考える
1か月前、カンブリア宮殿という番組で「スシロー」が取り上げられていました。
コロナ禍にあって過去最高の業績を残している、苦境にある飲食業界の優良児です。
多くの回転寿司チェーンがサイドメニューなどの力をいている中、
スシローは定番であるマグロやハマチなどの定番ネタの力を入れ、美味しさを追求しているという商売の基本を外さない、手堅い経営をしてます。
実際、私もスシローは好きで、良く行きます。
行く動機はやはりネタが良いということです。
商売は、商売の核になるものがしっかりしていないと支持はされません。
昔、K回転寿司が近くでよく行っていたのですが、ある日ネタがかなり悪い時があって、これはダメだと思いました。
ちょうど緊急事態宣言の中で、時短営業の終わりに近かったので、新しいネタを解凍しないで、あまりのネタで対応したのかもしれません。
実際、客数も少なく、もうすぐ閉める雰囲気がでていました。
しかしそれは店舗の都合で、客の立場で行った場合、この店はダメな店舗という烙印を押してしまいました。
それから、スシローに行くようになりました。
関係が出来ていないとこんなものです。
すぐにスイッチしてしまいます。
昨日のことですがそのスシローに行き、店舗で座席番号を発券して席に行くと、テーブルに行くと、テーブルの上に小さな水たまりがありました。
テーブルをしっかり拭いていない証拠です。
よく見るとテーブルに置いてあるメニューの上に、うっすらと醤油の膜があります。
醤油を垂らして、こすったような感じです。
コロナ感染防止対策として、完全非接触ということで、店舗の席番号をお客様自身が出し、会計もお客様がセルフで会計をするシステムを導入しています。
ところが感染対策以前の使用したテーブルの清掃が出来ていないのです。
多くの飲食店では感染防止の目的から、テーブルや椅子の消息をやっているところも多いと思いますが、
回転寿司業界NO1のスシローで、清掃もキッチリできたいないのかと思いました。
しかし、人間ミスはよくあることです。
いちいち気にしても仕方がありません。
私はトイレに行った帰りにテーブルを拭く布巾がないか探しましたが、
使った後の布巾かどうかわからないので、近くに立っていたスタッフに声を掛けました。
「テーブルを拭く布巾はありますか?」
スタッフは、きょろきょろと目を動かし、「これです」と指で差し示してくれました。
この時、スタッフが「お客様、何か気になる点がございしたでしょうか?」と聞き返していたなら、さすがは業界トップの企業となったところですが、
お客様を気遣うという気配はまったくありませんでした。
私は布巾を手に持って、自分のテーブルに行き、汚いテーブルをスタッフになり代わり、キレイに掃除をしました。
後で、布巾について尋ねたスタッフを観ていると、先輩スタッフからいろいろと仕事の仕方を指示されているようで、
もしかしたら今日初めてホールに立つ新人かもしれません。
そこは何となく救われた思いはしました。
ベテランスタッフが私にしたような対応をしていたら、恐らくスシローも評判を落とすでしょう。
お客がなぜわざわざ布巾を探しているのか、全くピントきていないのですから。
洞察力がないというか、気づきが起こらないスタッフのままでは、お客様との関係作りは難しいでしょう。
洞察力が育たなかったり。気づきが起こならいのは、いくつかの原因が考えられます。
①良い商品さえ出していれば問題ないという考え方
②スタッフ接客接遇教育が出来ていない
③上の立場の人がお客様を観察して対応するという指導をしていない
④見本となる優秀な接客スタッフがいない
これ以外にもいくつか考えらえるではないでしょうか。
私は余程のことがないとクレームは言わないようにしています。
それは気持ち良く過ごしたいからです。
お金を払ってまで不快な思いはしなくないからです。
これはパチンコ店のお客様でも同じではないでしょうか。
クレームを言ったときの安心感が無い店には、問題があっても何も言いません。
こうしてクレームはお客様のこころに深く沈み、やがて離反という花を咲かせます。
残念な社長や店長は、今日もクレームが無かったと安心して眠りにつくという構造ですね。
ブログを書くネタを与えてくれたスシローの〇〇店さんに感謝して、ブログを終わりたいと思います。
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「ホカンス」の事例をホール運営に活かす!
「ホカンス」という概念をどのように自分の思考に役立てていくか。
大きく考えていくと、いくらでも考えられるという話は昨日しましたので、
本日は逆に絞って考えてみることについて、話をしてみたいと思います。
学校でもないので、聞いたこと見たことをそのまま忠実に再現することが美徳とはなりません。
要するに必要なことは、見たこと聞いたことをどうビジネスに役立てるかということです。
そのためには”絞る”って考えるということも一つの方向性となります。
7月1日(2021年)のブログの中に「フォションホテル京都」は、全室に「グルメバー」を設置してありますと「ホカンス」の取り組みの事例の一つとして紹介しています。
確かに『部屋にいるとき、好きなスイーツやお菓子が自由に食べられる』ことは楽しさにつながります。
この考えは『遊技をするとき、好きなスイーツやお菓子が自由に食べられる』という文章に書き変えることができます。
確かに、遊技中に好きなお菓子を食べることができれば、お客様のハッピーさは増えると思います。
顧客満足につながります。
人間、うれしいものや楽しいことはいつまでも続けていたいものです。
ということは、もしパチンコ店でスーツやお菓子を食べ放題にすれば、楽しいので滞留時間が伸びる可能性が高まります。
だったら、ホカンスの中の事例の一つである「グルメバーの設置」に絞って、お客様にどうやってホールで提供できるか考えるというのも一つのやり方です。
食べ放題と聞いて、モノクレがダメなので出来ないと考える人もいますが、
柔軟な思考の人は、モノクレをしなければ可能だと考えます。
実際、スイーツやお菓子などが好きな人は、そういうものに価値を見出しているので、お金を出してくれる可能性はあります。
そこで、『1日食べ放題券』をワゴンサービスで販売するというアイデアが浮かぶかもしれません。
でも、わざわざお金を払って券を買うだろうか?
多くの人は支払う価値があると思えばお金を出します。
つまり、どういう商品を揃えるのか、それに対しどう値段を設定するのか、が肝になります。
もし、これは『1日スイーツ食べ放題券』を買うに値すると思えば買ってくれるでしょう。
ここで、『1日スイーツ食べ放題券』を購入したお客様はどうなるか想像してみて下さい。
『1日券』を買って1時間で帰る人がいるでしょうか?
おそらくもったいないと思い、長くホールに留まるでしょう。
つまり滞在時間が伸びるということです。
滞在時間が伸びた場合、通常稼動は上がります。
そう思うと、ホカンスという考え方、言い換えると「一つの場所(ホテル)に留まり楽しむ」という考え方は、パチンコ業と相性の良い言葉であるとが分かります。
遊技時間を伸ばしたいと思っている店舗にとっては、一つの切り口として有効な施策となるのではないでしょか。
もちろん、女性客を増やしたいという店舗にもぴったりですね。
後は知恵を使い、実証実験を行い、新サービスとしてチェレンジすることです。
何かひらめいたらチャレンジしてみることが重要です。
今回のように、ホカンスを絞り込んで一部の事例を活用するやり方は落とし込みがし易いと思います。
といってもクリアしないといけない問題はあると思います。
例えば、大阪のおばちゃんは食べ放題にしたら、お菓子をカバンに詰め込んで持って帰ってしまうなどという人がいるかもしれません。
このように問題を事前に見つけることは良いことです。
でも、だからダメ、出来ないではなく、こうしたらできるというアイデアを出すことが現場責任者の仕事です。
解決策として、スイーツやお菓子を出している横に『お持ち帰り禁止』を貼り出すという解決策を提案する人もいるでしょう。
そうではなく『1日食べ放題券+お持ち帰りつかみ取り券』にして、
帰りにつかみ取りをして券を回収すると同時に、お土産を持たせることで、最後の最後で少しお客様満足度を上げようと考えるところもあるでしょう。
スイーツ一つだけでも工夫しだいで、ホールに来たお客様の満足度を向上させることができます。
ホールの可能性はありますが、それに気づいて活かせるかどうかは、発想しだいでしょう。
3日間「ホカンス」をネタにブログを書きました。
今、コロナ禍ということでいろいろな業界で変化が起こっています。
その本質を自店に取り入れて、新しいホール作りにチェレンジしてみてはいかがでしょか。
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ホテル業界のキーワード「ホカンス」とは続編!
昨日のブログの最後で触れましたが、改善には積み上げ改善と上から改善があります。
一見同じことをしていても、その先にあるものは結構違いが出てきます。
例えば、景品企画について考えてみましょう。
コロナ禍なので、お客様は旅行に行けない、だから全国の名産品を集めて、景品として販売すると喜ばれるかもしれない。
だから、全国の名産品企画をしよう。
そうして全国の名産品を少しづつ取寄せて景品売場に置く。
これは、現場を見ていて、コロナ禍のお客様に何かしてあげたいと思い景品を改善するというものです。
次に同じ景品企画でもコンセプトを変えてやる場合はどうなるか思考してみましょう。
仮にパチンコ店は今後「パカンス」であるべきだと考えたとしましょう。
パカンス = PACHINKO(パチンコ)× VACABCE(バカンス)
ここから、パチンコ店自体でお客様が楽しめる場所にしたい、今、お客様は旅行に行けない、旅行に対するウォンツが高まっている。
だから、パチンコ店にいながら旅行気分を味わってもらっい楽しんでもらう。
それと、アフターコロナを見据えて、旅行に出かけるパチンコユーザーを手助けすることで、
旅行に行かれたお客様と楽しく会話ができる共通のプラットホームのよなものを作りたいと考えたとしましょう。
そういう視点から景品売場を見た場合、どこにでもあるありきたりなモノが多く並んでいて、
これではお客様は楽しめないから改善しようということになります。
そこで、今はコロナ禍で旅行ができないから、その代わりに旅行に行った気分になってもらい楽しんでもらうこと考えます。
その時、お客様のアフターコロナの旅行に役立つことを織り込むことで、積極的にこの企画に共感してくれるのではと考え、お客様の旅行企画応援をアピールします。
これにより、アフターコロナで旅行に行かれたお客様と旅行についての話ができます。
こうなると企画内容はただの商品の取寄せだけとはなりませね。
だって、名産品を景品として販売しているからといって、お客様は旅行気分とまではなりませんからね。
だから企画を進めていくと、名産品を中心として、その地域の情報も必要となってきます。
その土地はどんなところで、観光の人気は何か、その中でなぜこれが名産品となっているのか。
そう考えてくと、「名産品と地域案内」になるかもしれません。
さらに進めれば、その観光地に行ったことがあるお客様がいると思いますので、
そういう方を巻き込むことも共感を持ってもらう1つの方法として考えることができるでしょう。
具体的にはコーナーのこの観光地に行ったことがある人に、評価を尋ねることもできます。
景品コーナーに「ここに旅行された方は、評価をお願いします」として
お客様がボードにシールを貼るようにするのが良いかもしれませんね。
また、逆に行ったことがないお客様に行ってみたいかどうかを尋ねることもできます。
ただの景品企画からお客様の旅行意識を刺激する企画となっていきます。
高齢者の方はコロナで旅行に行けないので、アフターコロナでは旅行をしたいと思っている人が多いはずです。
そういう人が我慢をして身近な娯楽であるパチンコに来ている可能性は十分あります。
そういう方のウォンツやニーズの焦点を当てることで、パチンコ店のプラスαの楽しみ方を提案することができます。
このようなことは上(コンセプト)から改善していくと比較的容易に行うことができます。
そして、そのよう考えを発展させていくと旅行会社とコラボや行政の観光課との連携なども考えられます。
ここまでくると工数がかなり取られるので、会社として取り組むなら1店舗というより、別途の支援機能を作った方がよいでしょう。
前日のブログ「ホカンス」の補足として書いてみました。
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ホテル業界のキーワード「ホカンス」とは!
現在、ホテル業界は大変です。2020年1月には国内ホテルの稼働率が80%近くあったのですが、
現在(2021年5月)では29%しかありません。
昔、コンサル会社にいた時に聞いていたのが、地域のホテルの稼働率が70%を下回ると、その地域のホテルの参入はなくなり、
80%を超えると儲かる地域ということで、新規参入してくるホテルが出てくるという話です。
しかしながら、現在稼働率29%であるにも関わらず外資系ホテルが日本で次々に開業していきます。
ニュース番組WBSで紹介していた外資系ホテルは次のような感じですね。
〇フォションホテル京都(3月)
〇W Osaka(3月)
〇アロフト大阪堂島(6月)
〇ハイアットリージェンシー東京ベイ(7月)
〇ROKU KYOTO LXRホテル&リゾーツ(9月)
〇ヒルトン長崎(11月)
これらのホテルが開業していくと行くことは、やはり日本の観光産業自体が、アフターコロナ後急速に伸びると考えられているということでしょう。
当然、多くの企業が参入してくると、すべてのホテルが繁盛するというわけにはいきません。
その中で淘汰されてしまうホテルが出てくることは容易に想像がつきます。
これはどの業界も同じですね。
それが分かっているので、ホテル業界でも生き残るためのいろいろな工夫が生み出されています。
WBSで紹介されていたのは、ホカンス(HOCANCE)というキーワードです。
ホカンスとは、
HOTEL(ホテル) × VACABCE(バカンス)
を組み合わせた造語です。
Webのコトバペディアによると
「ホカンス(호캉스)とは、韓国発の言葉であり、ホテルとバカンスを組み合わせた言葉である。
つまり海外等に行かずともホテルでゆっくりと過ごすことを指す。
具体的には、ゆっくり過ごすことの他、誕生日パーティーをしたり、映画鑑賞をしたりすることをホカンスと表現する」
となっています。
ホテル内で楽しく過ごすという考え方はリゾートホテルなどがありましたが、
主目的を宿泊とした都市型のホテルに、ホテル滞在で楽しむという考え方を導入したものです。
コロナでターゲットが海外客ではなく、地元周辺客になったので、宿泊自体のメリットだけではお客様が呼べない、
そこでホテルに別のメリットを付加して集客のアップを図るというものです。
発症の地の韓国では、多くのホテルが苦境に立つ中で、ホカンスの方向に舵を切ったホテルは活路を見出しているようです。
そして、この流れがホテル業界に広まりつつあるようです。
大阪で6月28日に開業した「アロフト大阪堂島」この考え方を取り入れたホテルです。
ツインルームのベットの置き方も、従来のホテルとは違っていて、横の並べておくのではなく、縦に並べて置いてある部屋もあります。
理由は部屋にいるときの過ごし方を考えた場合、その方が有効に使えるからとしています。
実際WBSので紹介されていたときは、縦に並べたベットの間がミニテールのような役割を果たし、
お互いがベットに腰かけながら話す様子が映像化されていました。
そのイメージからは友達同士で宿泊したときを想定してるように見えました。
ホテル内では定期的にライブが開かれ、それがネット配信されています。
客室からもその様子を見ることができ、生演奏が聞きたければ、会場に行けます。
ホテル内の施設(ダイニングキッチン、テイクアウト専用ショップ、エクササイズルーム)も充実させています。
また京都で3月16日に開業した「フォションホテル京都」は、全室に「グルメバー」を設置しており、
スイーツやお菓子が食べ放題となっています。
客室で長く過ごすホカンス客向けサービスとして人気となっています。
そして、発祥の地である韓国の「ラマダ・ソウル東大門」ホテルでは、屋上にグランピング施設を作り、それを宿泊客に貸し出しています。
グランピン施設の内訳は、大型テント、子供向け大型遊具、バーベキュ―設備、簡易プールなどがあります。
利用者は、最大6時間まで使用できます。
コロナで子供を旅行に連れて行けない家族などに人気のようです。
売り出しはグランピング付き宿泊プランとなっています。
ホテルという建物を寝る所という位置づけから、楽しむところという位置づけに変化させて、新しい顧客ニーズを取り込むという発想は、
パチンコ業でも取り入れることができると思います。
パチンコ店は遊技台で勝負をする場所から、パチンコ店は余暇を楽しく過ごす場所と発想を変えることで、
今の設備やオペレーションの改善すべき点が見えてくるのではないでしょうか。
つまり、パチンコ店のコンセプトを変えることで、パチンコ店を進化させるというものです。
現場を見て何か改善したいという積み上げ改善もありますが、
コンセプトを見直して、改善していくという上から改善という方法もあります。
自店が今のままで十分勝ち残っていけるなら、コンセプトの改善は不要ですが、
そうでないのなら一度自店はお客様にとってどうあるべきなのか、考えて見る価値はあると思います。
「ホカンス」という考え方から、「パカンス = パチンコ × バカンス」という発想をして、新たな運営を目指すのも悪くはないとは思いませんか。
・・・ 👆目次
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