本当の地域密着店の作り方

店舗(パチンコホール)が地域のコミュニティ広場としての取り組みを始めた

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経営のヒントになりそうに思ったこと

 □□□ 2022年3月の目次 □□□

 物価上昇が店舗営業に及ぼす影響を考えてみる!

 4月から多くのものが値上げされます。 みなさんもご存知かもしれませんが、念のため主なものを紹介してみます。

 ・輸入小麦 17.3%
 ・コーヒー(スターバックス)10円から55円程度
 ・電気 大手10社のうち7社値上げ
 ・ガス 大手4社値上げ
 ・ドレッシング
 ・トマトケチャップ(カゴメ)9%
 ・ティッシュ(箱) 10%以上
 ・チーズなどの乳製品 3.4%~20%
 ・給湯器、暖房機器(リンナイ) 5%~10%
 ・首都高速道路 上限料金の引き上げ

「みずほリサーチ&テクノロジーズ」の試算によると2人以上世帯家計負担は、年間平均6万387円になると羽鳥慎一モーニングショーで紹介していました。 すでにガソリンの価格の高騰で家計が圧迫されているのに、さらに追い打ちをかけられている状態です。 新年度に入り昇給もあるかもしれませんが、身近なものの値段が上昇してくるとどうしても倹約という言葉が、頭をよぎります。 奥さんから家計が苦しいからと小遣いを減らされる人も出てくるでしょう。

 さて、この状況はパチンコ業界にどういう影響をもたらすでしょうか? 私は信頼できる店舗、安心感がもてる店舗とそうでない店舗の格差が一段と広がっていくと予測しています。
 信頼できる店や安心感が持てる店舗の特徴は、お客様が粘り、投資が伸びるという点にあります。 物価が上昇し、倹約という意識があっても、あと少し打てば大当りするかもしれないという思いで頑張ります。

 一方、信頼や安心感が無い店は、損失を最小限に抑えたいと考え、投資をしなくなる傾向になります。 投資をしなくなると大当りをする確率は下がります。 スタートを少々回した程度では、大当り確率を投資減少を補うことはできません。 設定を良くしても、投資金額が維持できなければ、大当りする確率は減ります。 その結果、『ここは当たらないホール』『ここは勝てないホール』という意識がお客様に芽生えます。 そして、さらに投資を抑制し、負のスパイラルが働いていきます。 その結果、良い店舗と悪い店舗の格差は、一段と開いていくと考えます。

 4月に入るとお客様の投資意欲を阻害する要素は、徹底的に排除する必要があるでしょう。 例えば、遊技台の不具合の整備、クリンリネス、接客接遇などの徹底は基本中の基本でしょう。 そして、お客様に気持ち良く投資を伸ばしてもらう施策を考え実行することが大切です。
 大当りをするまでに必要な投資をお客様にいかにしてもらうか、これをうまくやり切る店舗がお客様からの信頼を得て、生き残る店舗になるのではないでしょうか。

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 ニュース等で紹介するロシア国民の現状から考える!

 みなさんもご存知のように、ロシアのウクライナ侵略は相変わらず行われています。 テレビのニュースをはじめ、モーニングショーや昼のワイドショーなどでは、ウクライナからの情報(動画)とロシアからの情報(動画)の両方を紹介しています。 そして、司会者やコメンテーターは、 「ロシアは自分達に都合の良いことしか言わない」とか、 「事実を捻じ曲げて報道している」 「多くのロシア人はプロパガンダを信じていて、自分達は正義だと思っている」 そして、「戦争を反対をする人たちを一方的に弾圧したり、拘束している」 などと言い、とんでもないひどい国であるように言います。

  本当にそうなのでしょうか?

 私は紹介されるロシア国内の様子を見るたびに、太平洋戦争前の日本と非常によく似っていると思いながら見ています。 戦争はすべて上手く行っているという大本営の発表。 戦争での残虐な行為は一切発表されない。 日本国内で日本人が戦争反対と表立って叫ぶと特高警察からにらまれ、拘束される。 あるいは回りの日本人から非国民として非難される。 正に今のロシアとそっくりな国が戦前の日本だったように思います。

 我々日本人は、本質的にとんでもなく酷い人間だったのでしょうか?
 中には酷い人間もいるかもしれませんが、ほとんどは善良な人々です。 そういう人が、ある状況に置かれると、酷いことをする、酷い態度を取ってしまうということでしょう。

 そのある状況とは、情報が自由に取得できない状態です。 それと事実に対する間違った判断をする”思考プロセス”の強要です。 いわゆる偏見を持たせる思考誘導ですね。
 少し分かりにくいので具体的に言えば、「病院を攻撃した」という事実があるとしましょう。 その事実というか結果は変えようが無いのですが、 「ウクライナ軍は病院を偽装にして、ロシア軍の攻撃逃れをしている」 とロシア国民に吹き込めば、病院への攻撃は仕方がないと思うのではないでしょうか。 もっと言えば、「病院を攻撃したのはウクライナ軍で、ロシア軍が攻撃をしたように見せかけて、西欧諸国にロシアは『悪』だというイメージを植え付けようとしている」 と吹き込めばウクライナの非人道的対抗手段に怒りを爆発させることもできます。 いかがでしょうか。 この二つが組み合わされると、傍から見るととんでもなく酷い善意の人間を作り上げることができることが分かると思います。

 ここでこの考えを逆から見ると、酷い人間とはその2つの要因の条件下におかれた人間ということができるのではないでしょか。 ある意味、酷い人間とは2つの要因がもたらした犠牲者と言うことができるかもしれません。
 これを経営に置き換えるとどうなるでしょう。 社長の話の中に、打ちの社員は会社の危機に何も行動しない、ある意味「酷い社員」ということをいう人がいます。 店長の中にも、部下やスタッフが全然頑張ってくれないある意味「酷いスタッフ」という人がいます。

 では、どうしてそうなったのか。 そこで質問です。 会社の情報公開は社員やスタッフに対して、どこまでされているでしょうか? 結果についての解釈はどのように社員やスタッフに説明しているのでしょうか? この2点を見れば、社員やスタッフが頑張らない理由が見えて来るかもしれません。

 例えば、自店に必要なアウトや稼働数などを言わない。 今日頑張ったけど、良かったのか悪かったのか共有されていない。 悪ければ問題意識を持ちますが、分からなければ問題意識はもたないので、良くするための行動は起こせません。
 また、最近お客様が目に見えて少なくなっている状況に対して、 「出玉をしていないからしかたがない」 あるいは 「新台を入れてないからしかたがない」 と言ったらどうでしょうか。 言わゆる事実に対する解釈の刷り込みですね。 稼働が下がるイコール出玉が無いから、 稼働が下がるイコール新台が無いかた、 と刷り込まれたら、誰も他の原因を何も考えなくなるではないでしょうか。 もっとも店長自身が昔の上司から洗脳されてしまって諦めムードになっている場合はさらに重症です。

 もし、現在の社員やスタッフが酷い状態にあると感じるなら、 これまでの情報提供とみんなに伝えてきた事実(現実、結果)に対する解釈の仕方が間違っていた可能性があるということです。 社員やスタッフの現状を正すためには、現社員やスタッフをただ頑張れ、考えろと叱咤激励するのではなく、情報の共有と事実に対する解釈の仕方を変える必要があるのではないでしょうか。

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 スタバの環境問題に対する本気の姿勢を見習う!

 みなさんの近くにスターバックス(スタバ)はありますでしょうか? 昔、鳥取県だけスターバックス コーヒーが無い時期がありました。 その時言われた「鳥取は”スタバ”はないけど”スナバ(鳥取砂丘)”はある」という言葉が、印象に残っています。 今はすべての都道府県にスタバがあります。 ネットで調べてみると、2021年時点では、鳥取県に4店舗のスタバがあるようです。

 さて、そのスタバですが、4月18日から店内の飲物のフタが無くなるということです。 とりあえず113店舗で実施し、問題が無ければ全国に広めていくということです。 これは経費削減の一貫?ではなく、廃棄物削減の取り組みの一貫ということです。 スタバは、以前からプラゴミ削減など、環境問題に積極的に取り組んできましたが、 今回もその流れをくむものです。

 ニュース番組WBSはスタバに関するニュースを結構取り上げていますが、 ニュースを見るたびに、スタバの環境問題への取り組みは本物だと感じます。 一時的に取り組む企業もあります。 自社の業務の中の一部だけで取り組んでいる企業もあります。 しかし、継続的に自事業のいろいろな部分で、改善を続けている企業はそれほど多くないように思います。 そういう企業は、ただのパフォーマンスやプロパガンダとしてやっている企業ばかりではないとは思いますが、 一時的、部分的という状況をみると、やはり本気の度合いとしては薄いのではないかと思ってしまいます。 それは誰もが、本気なら一時的、部分的で良しとしないと心の中で思っているからではないでしょうか。

 そう言えば、今年『直木賞』を受賞した今村翔吾さんについての記事が読売新聞に載っていました。 今村さんは、『直木賞』を獲ると公言していたそうです。 最初は誰も本気とは思わず、作家の相棒たる文芸編集者たちも相手にしていなかったそうです。 ところが、今村さんが毎朝午前7時に起き、すぐに原稿を書き始め、寝るのは深夜午前2時3時の生活。 講演や取材の時を除いて、電車は飛行機、タクシーの移動時間でも10分あれば原稿を書く。 2018年の正月からそれを1日も欠かすことなくやり続けたそうです。 そういう姿を見て、回りの人が今村さんの『直木賞』に対する本気度を理解し、対応が変わっていったそうです。

 どこまで徹底してやっているのか。 その姿勢を見て誰もが本気度を判断するのではないでしょうか。 これは地域密着店やコミュニティホール作りでも同じことが言えると思います。 どれだけそれに向かって努力をし続けられるのか、その思いは努力の改革状況を見れば分かります。 新たな取り組みをし続けているということは、目標に対する熱意がある証です。 逆に言えば、昨年と同じことをしているということは、目標に対する熱意が無くなっているとみなされるということですね。 本人はやっているつもりでも、傍から見るとやっているように見えないケースの典型です。

 スターバックスは継続的に環境問題に対する新たな取り組みを打ち出しています。 (環境問題に対する)本気の姿勢、この姿勢は見習うべき価値があると思ってみています。
 なお、フタを無くす件ですが、温かい飲み物や持ち帰り用はフタ有での提供です。 理由は、温かい飲み物はこぼすと火傷のリスクがあるかで、持ち帰り用はフタがないと中身がこぼれるからです。 いずれもお客様への配慮と環境問題とのバランスを考えて取り組んでいることが分かります。 これが受け入れられるか、113店舗でお客様の反応をみて判断するようです。 あくまでも、お客様を主体として経営していく方針は変わっていないようです。

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 機能性表示食品のノンアルでお疲れ様企画を考える!

 サッポロビールから機能性表示食品と表示されたノンアルコール飲料が出ました。 商品名は『サッポロ レモンズフリー』122円(税別)です。

「機能性表示食品」という言葉はよく聞くと思います。 これは事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品のことを言います。 もちろん国が定めるルールに基づき、販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などを消費者庁へ届け出ています。 ざっくり言えば、効果について誇大広告をしていないということですね。

 『レモンズフリー』はどのような効果があるのかというと、「疲労感軽減」です、 クエン酸の働きで、飲んだ人の疲労感が軽減されるというものです。 クエン酸は、レモンに代表される柑橘類などに含まれる有機化合物です。 爽やかな酸味を持つことから食品添加物として使用されたり、サプリメントでも使われています。

 サッポロビールの調査では、家飲みが増加して、アルコール摂取量を気にする人が約4割もいるとニュース番組WBSで紹介していました。 店舗に来ているお客様の中にもそういう方がいらっしゃるのではないでしょうか。 そう考えると、この商品を端玉景品として販売するのは、お客様に喜ばれるかもしれません。 まず、新商品であるということで、興味を引きます。 続いて「機能性表示食品」ということで、健康を気にするお客様が興味を持ちます。 とりあえず試しても悪くはないと思うのではないでしょうか。 ノンアルなので帰りの車の中で飲んでもらってもノープロブレムです。

 もし、夕方のビジネスマンの来店強化を狙っているなら、この商品を利用することも可能ですね。 例えば、金曜日の18時からお疲れ様企画として、ワゴンで販売してもらうなどです。 栄養ドリンクなどのような即効性はないと思いますが、 一週間の労働をねぎらっているという演出は出来ます。 栄養ドリンクは好きになれない方に、おススメしても良いかもしれません。

 健康に関連する商品はお客様のためということで、おススメしやすいと思います。 そういう新商品発売の情報を聞いて、どのように活かすか、取り組んでみてはいかがでしょうか。

参考資料:サッポロ レモンズフリー HP

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 ゼレンスキー大統領の演説で今こそ行動を起こす!

 今日、国会でウクライナであるゼレンスキー大統領のオンラインによる演説がありました。 事前の打合せ無しの演説なので、与野党から懸念する声が多く上がったと言われています。 これまでゼレンスキー大統領は、いろいろな国の国会で演説をしてきました。 その中で厳しい批判や武器の提供などを求めたりしていたので、日本に対してもそういう論調でこられるのではないかと危惧していたそうです。

 日本の立ち位置を考えると、ベラルーシと結構似ています。 ベラスーシは、ロシアの軍隊を駐留させています。 経済面でもロシアに大きく頼っています。 ロシアの意向を無視してベラルーシが独自の外交が出来ない状態です。 同じように日本は、アメリカの軍隊を駐留させています。 経済面でアメリカに大きく依存しています。 アメリカの意向を無視して、勝手な外交をする選択肢はない状況です。 その日本に無理な要求を突き付けられたら正直日本は困ってしまいます。

 実際のゼレンスキー大統領の演説は、日本に対しての感謝と経済制裁や人道支援など、日本ができる範囲ないので要求だけでした。 テレビのインタビューを見ていると、岸田総理をはじめ日本の閣僚や国会議員は胸を撫でおろしたようにも見えました。 私は、岸田総理が自政権にリスクがあるかもしれない直接演説を受け入れたことを評価したいと思っています。 すくなくとも自分の立場より、戦争災害に合っているウクライナの大統領の言葉を優先したことは、 日本国民をはじめ、世界に日本がロシアのウクライナ侵略に対して重大な懸念を持っていることを伝えることが出来たと思います。

 演説の内容は、日本国に寄り添った日本国民が自分達の窮状をイメージしやすい言葉を選んたものとなっていました。 まず、ゼレンスキー大統領は感謝から入りました。 ホールでも感謝の言葉を口にするスタッフが多いと思います。 感謝の気持ちの無い人間を応援したいと思うほど、人間の心は広くありません。 そう言う意味では、ゼレンスキー大統領の出だしは、日本人に話を聞こうとする姿勢を作ったと思います。

 感謝の内容は、人道支援と経済制裁ですね。 ロシアに対する経済制裁について、アジアで最初に行動をとった国として、感謝し、アジアのリーダー国と持ち上げて、さらなる経済制裁をお願いしてます。 そして、ロシアの侵略を止めて欲しいと訴えます。

 ゼレンスキー大統領は、ロシアの侵略を『津波』と表現しました。 日本人にとって『津波』という言葉は、悲惨な状態をイメージさせるキーワードです。 ウクライナにとっては、『津波』が1か月近く、毎日来ている状態におかれていると訴えているのです。 多くの人、特に津波を経験した東北に方は、人々を苦しめる津波(ロシアの侵略)はすぐに終われせるべきだと思たのではないでしょうか。

 そして、チェルノブイリ原発事故とロシアによる原発制圧を福島原発事故の悲惨さとリンクして、その危険性を訴えています。 唯一の被爆国であり、災害による原発事故で帰る土地を失った国民がいる日本に、改めてロシアの非道なやり口を印象付けました。 加えて生物化学兵器の懸念を「サリン」という具体的な名前に言及することで、日本で起きたサリン事件の残忍さを日本人に思い出せています。 日本に起きた最悪の数々が、今まさにウクライナで起きている、起きようとしていると訴えています。

 人間は自分の体験や経験を通してしか、他者の惨状を理解することができません。 逆に言えば、自分の体験や経験上で起こったことは、しっかり理解できる、少なくとも他人事という意識は無くなります。 その上で、ゼレンスキー大統領は、ロシアを止めて欲しい、ロシアのような軍事大国を止める為の国際機関が必要だと訴えています。 実際、常任理事国が戦争を始めた場合、止めるための有効な手段がりません。 プーチンは誰でもわかるその盲点を有効に利用しているのです。 これを許しておくと次は中国が動いたときに、同じことが起こると暗に示唆しているように思えます。

 そして、ゼレンスキー大統領は言います。 「ウクライナ そして世界のため、日本のリーダーシップは欠かせません」 そして「ありがとうございます」との日本の感謝の言葉で最後を締めくくります。
 見事な演説だと思いました。 この演説の終了後にこの演説に対する与野党の党首インタビューを聞いていましたが、ウクライナ支援に対する意識を強めたように感じました。 今回のゼレンスキーさんの演説を聞いた多くの人は、そういう思いをもったのではないでしょか。

 世の中の流れはウクライナへの支援という方向にあります。 こういう時に、地域の人に手軽に支援に参加できる仕組みを提供することは、大いに意義があると思います。 実際、行動を起こそうとしても、手間がかかるとどうしても億劫になってしまうのが人間です。 その時、手軽にウクライナへの人道支援に参加できれば、喜ばれると思います。 大きな募金は無理でも、端玉を募金にしても良いと思っているお客様は多いのではでないでしょうか。
 本当はパチンコ業界全体で取り組んでもらえると、業界イメージも向上し、大きな支援金額になると思いますが、時間がかかるかもしれません。 地域密着型やコミュニティホールを目指されているホールのお客様は、結構共感する方が多いと思います。 改めて、自ホールでウクライナ人道支援募金を募り、日本赤十字などに寄付をされてはいかがでしょうか。

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 ロシアの力に対抗するウクライナの力を考える!

 ロシアによるウクライナへの侵攻は、3週間以上経過した今でも続いています。 どちらの勝利となるでしょうか? テレビの中では、”力”と”正義”の戦いのように考えて、”正義”が勝って欲しいというような発言をする人もいるようです。 では”正義”は”力”に勝てるのでしょうか?

 仏の世界で”正義の神”と”力の神”が戦争をした話が華厳経の中に載っています。 結論から言えば”力の神”が勝利しました。 ”正義の神”と”力の神”に何度も戦いますが、1度も”正義の神”は”力の神”に勝つことはできませんでした。 経典から推察される仏の教えでは「正しいから力に勝てるということはない」ということです。

 それではなぜロシア軍はウクライナを征服できないのでしょうか? 結果から言えることは、ロシアの力とウクライナの力は現状ではロシアの方がわずかに優っているが、 ある意味拮抗しているということができます。 この”力”とは何かと言えば、武力だけではないということです。 経済力であったり、情報力であったり、複数の力が存在します。 これらを総合的に活かす知力もその中の一つかもしれません。
 こういうものを駆使し、ウクライナは国際社会に働きかけて、武力や経済力、情報力を絶えず補充して、”力”(国力)をロシアと拮抗させています。 そういう意味では、ゼレンスキー大統領は国際社会を自国の”国力”強化に利用している稀有な能力を持った人なのかもしれません。 それに対してプーチン大統領は、国際社会の中で孤立感を深めています。 つまり国際社会の支援による”国力”強化ができにくくなっているということです。

 ゼレンスキー大統領は相手が強いからと言って諦めない。 現実を見つめ、勝つための条件を絶えず探して、手を打ち続けているように思えます。 この諦めない姿勢は、政治の世界だけではなく、経済の世界、会社経営や店舗経営でも大切です。 見習いたいものです。
 なぜ、大切なのかというと、この諦めない姿勢は”知恵の神”が最も好むところだからです。 ”知恵の神”を味方にすれば、あらゆる”力”を強化できます。 業績を改善する知恵がなかなか出ないと思った時、「絶対に諦めない!」と自分は思っているか問いかけてはいかがでしょうか?

 それにしてもこのロシアによるウクライナへの侵攻は、武力によらない世界秩序の維持のために、ウクライナの大勝利で一刻も早く終わって欲しいと心から願っています。

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 サブスクを利用して店舗課題改善を考える!

 世の中にサブスクがいろいろなところで利用されています。 サブスクとはご存知のように『サブスクリプション』のことで、英語では「予約購読」「定期購読」「会費」という意味の言葉です。 月額課金や定額制でサービスやモノの使用などの便益を受ける契約を指します。

 利用者にとっての魅力は、定額で利用し放題のため、利用頻度が高いほどコストパフォーマンスが良くなることです。 デメリットは、あまり使用しない時でも一定金額を支払う必要があるので、1回の利用料が割高になることです。 また、利用契約期間に他に良いものがあってもスイッチしにくいことを挙げる方もいます。 メリットとデメリットがありますが、サブスクの広まりを見るとメリットが大きいのだと思います。

 基本的に日本人は『〇〇し放題』というのが大好きな国民性があります。 かなり昔ですが、韓国に旅行に行った時に、韓国の大学生にソウルなどの街を案内してもらったときに、 「焼肉の食べ放題はないの?」と訊くと、「そういうものは韓国ではありません」と言われたことが記憶に残っています。 当時、私は本場の焼肉大国の韓国に当然あると思っていたものが無いのでちょっとショックでした。 サブスクとはちょっと違いますが、定額でやり放題という意味では似てるところがあると思います。

 料金を気にしないで何度でも利用できるという契約は、経済的にリーズナブルになるという思いと、 少しリッチになって常連になったような感じがして、少し気持ちがいいという面があります。 お客様を気分よくさせる効果はあるのではないでしょうか。
 今、サブスクのサービスを調べると、いろいろなものがあるので驚きです。

 ①飲食に関するサブスク
 ②本・雑誌・マンガのサブスク
 ③ライフスタイルに関するサブスク
 ④家具・家電のサブスク
 ⑤映画・ドラマ・動画配信のサブスク
 ⑥ミュージック・音楽配信のサブスク
 ⑦服・ファッションのサブスク
 ⑧仕事・ビジネス・学習のサブスク
 ⑨子育て・おもちゃに関するサブスク

 サブスクの商店や企業としてのメリットは何と言っても一定の売上の確保と常連化ですね。 パチンコホールにとってのメリットは、何と言っても常連化ですね。 習慣的に来たもらうことによって、一定の稼動が確保できます。 これを活かさない手はないと思います。 ワゴンサービスとしてお客様へのサブスク提案は有効なのではないでしょうか。

 サブスクサービスはすぐに始めることはできますが、問題はそのサービスの設計です。 サービスの設計をいい加減にしてしまうと、あまり効果が期待できず、過剰サービスになってしまいます。 サービス設計は、ホールの問題を解消したり、課題を達成するために行うという意識が大切です。 とうことは、サブスクで何をしたいのかを明確にし、サービスの設計をするということになります。
 例えば夕方のお客様を増やしたいということになれば、夕方18:00から使えるサブスクになるでしょうし、 来店回数が週2回以上のお客様を増やしたいなら、月8回利用を前提とするもの(1日1杯で、月8杯まで無料)にすれば、 そのサブスクを利用した人は、最低でも8回来店をしてくれる可能性が高まります。 超常連さんへのサービス向上なら、1日1杯まで無料の飲み放題サブスクを月額で販売することもできます。 コーヒーに限らずパンなどの食べ物のサブスクも考えられます。 あなたのホールでも、自店の課題を解決するために、サブスクを利用してはいかがでしょうか?
 但し、自店が設計したサブスクが思い通りの成果を生まないケースもあるので、念のために『実証実験』という形で期間限定というスタイルで始めることをお奨めします。

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 店舗運営をウクライナ危機と比較して考えるてみる!

 毎月店舗の運営計画を立て、施策を実行していく。 その施策が思った通りに行かなかった場合、どうしますか? 代替案を立てている人とそうでない人がいます。 もちろん、万一に備えて、いろいろ準備をしておくことは必要です。 特に戦争の場合、一度戦うと膨大な損失が発生するので、事前シミュレーションを行い、どのような状況でも即応するように訓練します。

 今回、プーチン大統領は計画が甘かったと言われています。 約20万の軍隊を用意していますが、それだけではウクライナ軍とほど同数です。 もちろん武器と言うか火力は、ロシア軍の方が優っています。 そのためロシア軍はじわじわとウクライナ中心部へと進み、キエフをはじめ主要都市を包囲し陥落させようとしています。 ニュースでは、ロシア軍以外に外国兵を雇用し、ウクライナ侵攻に参加させようとしています。 専門家の中には、シリアで募集した兵隊は訓練も不十分で、ロシア語も分からない、本当に作戦を遂行する上で役に立つのかと疑問視する人もいます。 ただ、ロシアは市街戦に備えて、準備をしていることは確かです。

 もし、あなたがプーチンなら市街戦を効率よく攻略するためにどのような方法を考えるでしょうか? 効率よく攻めるためるためには、市民がいるとそれができません。 ロシアがウクライナは「市民を盾にしている」と非難している理由はそこにあります。 ではどうするのか? ヨーロッパには悪魔の書と言われたニッコロ・マキャヴェッリの「君主論」があります。 この書に書いていることを実践するとロシアは「市民を盾」問題を解決できます。 しかし、大惨事になります。

 その最悪のシナリオとは、外国人傭兵部隊に、ウクライナ市民を大量虐殺させることです。 文字通り皆殺しです。 ウクライナの市民に恐怖をまず植え付けます。 そして、それを見届けてから、ロシア軍がシリアなどの傭兵部隊を殲滅(せんめつ)します。 証人を残さないように一人も生かさないようようにするのではないでしょうか。 死人に口無しです。 そして、世界に発表します。 暴走した傭兵がウクライナ市民を大量虐殺した。 ロシア軍はそれを阻止した。 我々は、平和を願う正義の軍隊であると。
 対外的に正義を語り、ウクライナ市民に恩を売りつける。 ウクライナの市民は、残虐なシリア人よりロシア人の方がまだましと印象づけることができます。 ロシア兵には同族を守ったということで、再び誇りを持たせることができます。 そして、シリアなどの傭兵に対して、命令違反をしたことで戦争犯罪人の汚名を着せ、報酬は一切支払わない。 その代わりに遺族には責任がないとして、人道主義のもとルーブルで支援金を渡すことでしょう。 ここでも恩を売れます。 シリアの過激な若者を抹殺することで、シリアの国力を削ぎ、ロシアが統治しやすいようになる。

 もっともこれは大きな賭けで、実態を知られるとロシアは世界からいっそう排除されるでしょう。 この策でロシアが戦争を終わらせられなかったら、ロシアは世界を完全に敵に回すことになるでしょう。 EUは、この残虐行為を見逃すと『大義』がなくなるので、おそらく参戦することになるでしょう。 ロシア国内でこの事実が漏れるとクーデターや革命が起こるかもしれません。 賭けに負けるとプーチン政権は崩壊する可能性が高いと思います。

 昔、第二次世界大戦の時に、ソ連軍はドイツ軍を撃退するために、ソ連市民を犠牲にしているという戦記を読んだ記憶があります。 ある攻防戦では、真夜中にソ連市民を避難と称して、ドイツ軍陣地へ誘導し、ドイツ軍に市民を皆殺しさせたと言われています。 真夜中で何も分からず、人影が迫ってくるので、ドイツ軍はソ連軍の夜襲と思い込み攻撃をし続けた。 朝になって、大量のソ連市民の死体があるのが分かって愕然としたと言います。 ソ連軍は、「ドイツ軍が市民を大量虐殺した」と、世界に宣伝(プロパガンダ)し、玉を打ち尽くし反撃ができないドイツ軍に向かって攻撃をして勝利したとされています。 真偽はともかく、第二次世界大戦におけるソ連の死者数が2000万人から3000万人とかなりの人が犠牲になったと発表されていますので、可能性はあると思っています。
 もっとも民間人を犠牲にしたという点では、太平洋戦争の沖縄戦も同じなので、ソ連特有のものではないかもしれません。 しかしながら近年になっても、ロシア軍が民間人を攻撃した事例が報告されていますので、 ロシア軍による最悪のシナリオの可能性はゼロではないと思っています。

 「君主論」は過去に欧州で行われてきた統治の成功と失敗例を善し悪し抜きに分析、評価したものです。 そこには「正義」ではなく「支配」の実行の仕方が書かれています。 戦争では想定を超えることが起こらないように想像力をたくましくし、対応策を考えなければなりません。 戦争に比べるとホール運営で起こる出来事は、想定範囲内がほとんどではないでしょうか。 だから、簡単だとは思いませんが、ウクライナ危機に比べると、なんとかなりそうな事案ではないでしょうか。 「なんとかなりそう」と思うと知恵がでてきます。 毎日の運営がたいへんと感じるなら、ウクライナの状況と比べるのも一つの方法だと思います。

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 軍事大国ロシアが勝てない理由を考える!

 トルコやイランが親日の国と言われています。 なぜ、アジアの東の果ての小国に対して親しみを感じるのでしょうか? 昔は私も全然知りませんでした。 高校の時に世界史をとっていなかったので、世界の歴史の流れはあまり知らなかったのです。 もっとも世界史を高校で習うと分かったのかと言われると微妙だとは思いますが・・・。

 5年ぐらい前にテレビがきっかけだと思いますが、世界史を分かりやすく解説している参考書があることを知り、買って読みました。 参考書の名前は「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」というもので、山崎圭一さんという福岡県立高校の教諭の方が書かれたものです。 確かに分かりやすく、ヨーロッパ、中東、中国などの発展流れを中心に書いているので、どうして今の世界ができてきたのかが、頭に入りやすいようになっていました。 通常の世界史の本は、年代ごとにヨーロッパ、中東、中国を解説しているので、出来事の羅列に感じられ、流れが理解しにくかったように思います。
 その世界史の教科書を読むとトルコやイランがロシアの南下政策に苦しめられ、たびたび戦争を起こしていることが分かります。 その中にこのような文章がありました。

 日露戦争の間、ロシアの圧迫が緩んだため、トルコやイランは日本に深く感謝しました。 また、「私たちも議会や憲法を持ち、国民の力を結集して近代化を図れば、ロシアの勝てるかもしれない!」 という希望をトルコやイランに持たせたことが、両国が現在においても親日国の理由なのです。(P.280)

 トルコやイランからすれば、この間まで鎖国をしていた後進国が、大国ロシアに戦争で勝つということは、信じられない出来事に映ったことは容易にイメージできます。 実際、日本が勝てたのは本当に奇跡に近かったのではないかと思います。
 日本の帝国海軍がロシアのバルチック艦隊を破ったのは有名な話ですが、日本の帝国陸軍もロシア陸軍を奉天で破っています。 戦いは1905年2月21日から3月10日にかけて行われ、ロシア陸軍が退却したことで、日本の勝利とされています。 しかし、実際武器弾薬は底をつき、追撃ができなかったとも言われています。 ロシア軍が逃げてくれてホットしたのが実情のようです。 ちなみに戦前は、奉天会戦終結の3月10日は『陸軍記念日』とされていました。 大国ロシアを破ったことで日本の帝国陸軍は、世界一級の陸軍というお墨付きをもらったと考えたのだと思います。

 では本当に日本はロシア陸軍より強かったのか? 実は、30年後(1935年)に、ソ連となったロシア軍とノモンハンで戦っています。 はっきり言ってボロ負け状態で、それ以降日本の帝国陸軍はソ連との戦争を回避し続けます。 やはり、ロシア軍(ソ連軍)は強いのです。

 ロシア軍のウクライナ侵攻は今なお続いています。 しかし、ロシア軍の侵攻は予想以上に進んでいない。 軍事力だけ考えると、すぐにウクライナは制圧されてもおかしくないのですが、 そうなっていないは、ウクライナ自身の要因が大きいと思います。
 まず第一は、士気が落ちていない。 ゼレンスキー大統領を中心に国民のウクライナを守るという意識は高いものがあります。 第二に、戦車や装甲車が無くても、それに対抗できる兵器を補充し続けている。 このためロシア軍の被害は想定以上に拡大している。 第三に情報戦争では互角以上に戦っている。 実際国際世論はウクライナの味方になっています。 粘り強くウクライナが頑張ることで、世界のウクライナを応援する声が大きくなっています。

 今回、このウクライナ危機から学ぶことは、不利な状況でも諦めず、工夫し続けることを挙げたいと思います。 市場が縮小すると、必ず起こるのが弱肉強食の世界です。 強い会社が生き残り、弱い会社が淘汰される。 しかし、弱い会社が一斉に淘汰されるわけではありません。 弱い会社の中でもダメになる会社と生き残る会社に分かれます。 ダメになる会社の特徴は、「諦め」です。 トップの士気が低く、これはダメだと諦めている。 そういう会社からダメになっていきます。
 パチンコ業界で言えば、店長が競合店に対してかなわないと諦めている状態ではないでしょうか。 「諦め」ているかどうかは、現状を打開するための知恵が出ないことで分かります。 たまに「良い知恵がでないから諦めた」という言い方をする人がいますが、それは逆です。 諦めないから、人間何らかの打開策を思いつくのです。 もし、競合店に押され、苦しい立場にあるなら、自己を鼓舞するために「ウクライナよりはマシかもしれない」と思ってみるのもいいのかもしれません。

 もう一つ学べるとすれば、ロシア軍の状態を見て、いくら力があるからと言って、万能ではないことを再確認することでしょうか。 会社に資金力があるからと、大型店を出し、新台を入替、出玉をしたとしても、勝てるとは限らないということです。 やはり、勝つための条件をしっかり見極めて施策を実行しないと、足をすくわれるかもしれないということです。

 今後、ウクライナ危機はどのような推移をするか予断を許さない状況です。 心情的には、奇跡が起こって、ロシア軍が早期に撤退をして欲しいと願うばかりです。

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 伸びているノンアルで景品企画を考える!

 サントリーは2月21日にノンアルコール飲料を2倍にすると発表しました。 なぜか? 理由は簡単です。 ノンアル市場が伸びているからです。 ある調査によると21年の市場規模は986億円と試算されています。 20年に比べてかなり伸びています。

 伸びている理由は、コロナ禍による運動不足とそれに伴う健康志向の高まりです。 お客様と雑談をしていると、来店されている常連さんもおなじような状況ではないでしょうか。 それに加えてビール各社等が、どんどん新商品を開発しているという事情もあります。 なぜ開発しているのか? それは市場が伸びているからです。 これが表の事情です。 裏の事情は、飲食店での酒類の販売がダウンしているからです。 伸びている市場に力を注ぎ、売上と利益の確保を図るという必然的な行動が見て取れます。

 この状況を見てチャンスと思う人もいるかもしれません。 なんのチャンスなのかと言えば、景品企画のです。 景品企画を充実させたい、景品企画でお客様に喜んでもらいたいと思っているなら、 このアルコール飲料各社のノンアル開発を利用しない手はないと思います。

 新台導入でお分かりのように、人間新製品や初物に対しては、敏感です。 好奇心が旺盛なんですね。 でも、お客様が欲しいと思っている新製品を探すのは骨が折れるものです。 ところが、ノンアル市場が拡大しているということは、かなりの確率でお客様が、ノンアルを欲しいと思っている、或いは興味を持っているということです。 そういう分野で、新製品が毎月のように出てきたらどうですか? それを紹介していくだけで、お客様の興味を引くことができます。

 コミュニティホールを目指しているなら、 スタッフの新製品を飲ませ、感想を書いて評価してもらうことです。 それをベースに景品として仕入れたノンアル製品について、会話を促進させることができます。 また、スタッフによるおススメランキングも作ることができます。 スタッフが40人いるとして、1日150円の新製品が毎月5本出るとすれば、3万円ほどで店内の企画宣伝資料が出来ます。 そして、福利厚生の充実にもなります。
 景品宣伝の演出をしっかりやり、お客様にも簡単な投票をしてもらうと、お客様参加型の企画になります。 ジュースを飲む代わりに、ノンアルを飲んで企画に参加してもらう。 ワゴンサービスを巻き込ん実施できます。 もちろん、完全アルコールゼロであるものに限定してやってくださいね。

 先だって3月9日にニュース番組WBSで、サワーカクテルテイスト飲料の『LOHACO』でのビール系を除いた売上ランキングを紹介していました。 女性を視野に入れたノンアル企画をやる場合は参考になるかもしれません。

1.のんある晩酌 レモンサワー サントリーS           132円
2.ゼロハイ氷零 グレープフルーツ キリン           132円
3.氷零カロリミット グレープフルーツ キリン×ファンケル   132円
4.酔わないゆずッシュ チェーヤ梅酒              153円
5.スタイルバランスプラス香り華やぐハイボールテイスト アサヒ 132円 
6.酔わないウメッシュ チェーヤ梅酒              153円
7.スタイルバランス プラス完熟りんごスパークリング アサヒ  132円
8.ゼロハイ氷零 シチリア産レモン キリン           132円
9.スタイルバランス ゆずサワーテイスト アサヒ        132円
10.スタイルバランス レモンサワーテイスト アサヒ        132円

 簡単に解説すると5,7,9,10位は『機能性表示食品』です。 『難消化性デキストリン』という天然のでんぷん由来の食物繊維が入っていて、食事の脂肪や糖分の吸収を抑えます。 体脂肪が気になる人やダイエットをしている女性にもおススメですね。
 6位のウメッシュは梅酒本来の味わいを出すために研究し、最後にたどり着いたのが、梅の種子を粉にして入れるという手法だったそうです。 一度は試してみたいですね。
 2,8位の氷零は。飲食店が酒類の代わりに販売して人気が出たようです。
 3位はキリンが化粧品やサプリメントを作っているファンケルと組んで開発したもので、糖と脂肪の吸収を抑える機能を持っています。
 1位はサントリーで特徴はレモンのフレッシュな香りと取り出しに成功した焼酎のエキスを配合しています。 各社工夫しているので、試飲をしているとお客様との会話が弾み、面白いと思います。

 いかがでしょうか? ちなみにノンアル飲料倍化計画を発表したサントリーは、3月1日にノンアルのワインを発売しています。 ノンアルを使った企画はいろんなバリエーションが考えられます。 今後、過熱が予想されるノンアルで景品企画を立てるのも面白いと思います。

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 東日本大震災を伝え続ける意義を考える!

 11回目の3月11日がきました。 東日本大震災が発生して気が付くと月日がどんどん経っていきます。 東日本大震災では、18,425人の方が、死者・行方不明者となっています。 平成23年(2011年)3月11日を教訓として、忘れることがないようにしていく活動は各地で行われています。 でも本当に教訓は生かせるのでしょうか?

 先日テレビを見ていると昭和8年(1933年)3月3日に起こった「昭和三陸地震津波」について取り上げていました。 発生は真夜中の午前2時30分です。 被害は、死者・行方不明者3064名、負傷者1万2053名、家屋全壊7009戸、流出4885戸、浸水4147戸、焼失294戸に及んでいます。 たいへんな被害が出ており、これを教訓にしようと石碑が建てられたそうです。 これが東日本大震災に活かされていなかった。 言い換えると78年前に起こった大惨事が活かされなかったということになります。 テレビでは東日本大震災の後片付けをしているときに、「昭和三陸地震津波」の石碑を発見し、ぞっとしたと地元の人が語っていました。

 実は、「昭和三陸地震津波」の前にも「明治三陸地震津波」というものがあったのです。 明治29年(1896年)6月15日、午後8時ごろ三陸沖で発生した地震に伴う大規模な津波により、 三陸沿岸を中心に、死者約2万2千人、流出、全半壊家屋1万戸以上、という大きな被害が発生しました。 これは、「昭和三陸地震津波」が起きる34年前の出来事です。 「昭和三陸地震津波」の被害を考えるとやはり「明治三陸地震津波」の教訓はあまり活かされていなかったようです。

 結果から見るとそうなるのですが、実際は津波の後は多くに人が津波を警戒して、海岸から遠い高台に家を建てたそうです。 海岸に住んでいた人は、漁師の方が多く、震災後も当然漁師をつづけることになります。 初めは安全のためにと思い津波の教訓を活かして、我慢して高台から海岸へ通っていたのですが、不便です。 何年か経つと海岸に家を建てる人が出始め、次第に海岸近くに家を建てるのが当たり前となり、 海岸沿いに元の街が作られたようです。 そしていつしか津波の恐さについては忘れ去られていった。 やはり目先の便利さの誘惑に打ち勝ち、いつ起こるかもしれない災害に備え続けるというのは、難しいということです。

 そういう意味では、今回まだ11回目と言った方がいいのかもしれません。 これから何年伝え続けられるかが問題です。 世の中いろいろなことが発生します。 近々に起こったことの方がインパクトがあるので、ついそちらに注意がいってしまいそうです。 直近ではウクライナ問題ですね。 しかし、過去に起こった教訓を今に活かすためには「継続は教訓を活かす」という信念を持って、 「またか!」と思われても、「東日本大震災(3.11)」を含め「阪神淡路大震災(1.17)」「関東大震災(9.1)」について、 地域の方に注意を呼び掛け続けることは大切なのではないでしょうか。

 同じことを繰り返し伝え続けることはたいへんです。 お客様を飽きさせないための工夫がいります。 たいへんですが、地元密着型店舗として、地域の方に役立つ活動ということでは、震災の教訓を伝える活動は大切な活動だと思います。

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 プーチンさんの施策を戦費から見て妥当性を考える!

 ロシアは軍事活動をしています。 軍隊を動かすというのはお金がかかります。 ミサイル1個でも数千万円、大砲の玉、機関銃の玉にも相当なお金がかかります。 これらは消耗品なので、戦闘になればなるほど、お金が必要となります。 消耗品ではないのですが、戦車では億単位、戦闘機になるとさらにお金がかかります。 これらが破壊されると大きな損失です。 また、軍隊の人件費も相当なものです。 恐らく戦時手当が付くと思いますので、15万人以上動かしているということで、これも大きな負担です。

 ロシアの戦費負担について、ヨーロッパのコンサル会社Consultancy.euが試算をしています。

    何んと!1日当たり約2.3兆円! 

 凄い費用です。 これだけの大金を払って、プーチンさんはロシアの安全?を確保しようとしているのです。 2.3兆円といってもロシアは大国なのでびくともしないと思っている方もいるかもしれません。 本当にそうでしょうか。
 ロシアの国家としての収入である歳入は約37.5兆円しかありません。 ちなみにGDPは約200兆円で日本の半分以下の国です。 軍事的には大国ですが、経済的には小国とまでは言いませんが、規模はしれています。

 この状況をパチンコ業界に置き換えると、 プーチン社長は店舗を立て直すために、毎日出玉の2.3兆円していると言いかえることができます。 これだけの出玉をすれば、2、3日でお客様は戻ってきて、店舗は繁盛になるとプーチン社長は判断していた。 ところが、1週間を経過してもしてもお客様が戻って来ないという状況です。 1年間の会社の利益が37.5兆円しかないのに、既に23兆円も使ってしまった。 さらに1週間も経過すると1年の収入は使い果たしてしまうという状況です。

 さて、あなたならどうしますか? 集客できるまで出玉をしつづけますか? 会社にお金が無くなれば、銀行から借り入れをするしかありません。 ロシアは国家なので、国債を発行するという感じですね。 でも、ロシアの国債を引き受ける企業や国がいるでしょうか? ロシアの貨幣であるルーブルが下落しているので、嫌ですよね。 他には増税という手もありますが、プーチンさんとしては、国民の反発を心配して、それはやりたくないでしょう。 もっと別な方法としては、自分の政策に反対しているお金持ちの資産を取り上げるということでしょうか。 実際、ロシアの富裕層はEUへの脱出を図っているという人もいますので、可能性はあるでしょう。 いずれにしてもお金に困ることになります。

 では、ウクライナ侵略を中止しますか? 中止したらこれまで持ち出して費用の回収はほぼできなくなります。 出玉をして、稼働がもどらないうちに出玉を止めると、すべてが無に帰すというのと同じです。
 莫大なお金を使って何も成果を上げない大統領をロシア国民は許すでしょうか? 自分たちが収めた税金を捨てているようなものなので、納得できません。 プーチンさんが大統領を辞めても、責任は追及されるでしょう。 逆に、辞めると責任を追及されるので、辞められないと思います。 また、ロシアの一方的な侵攻による破壊行為に対して、ウクライナは賠償金を求めるでしょう。 当然、かなり巨額となります。
 進んでも地獄、引いても地獄が待っています。 ウクライナを完全に支配下に置いたとしても、ロシアは巨額の負債は免れないでしょう。

 まともな経営者や店長なら、プーチンさんのような砂糖に蜂蜜をかけたような甘い判断で店舗を運営しないと思います。 施策を信じて実行するのはよいのですが、それが上手く行かなかったときのことは考えておかなければたいへんなことになります。 出費と効果のバランスは大切です。 施策の効果は必ず検証し、無駄な出費は極力抑えたいものです。

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 震災にあった時に必要なものを提案する!

 もうすぐ3月11日です。 東日本大震災が近いので、防災グッズを景品として、お客様に提案する店舗もあるのではないでしょうか。 防災グッズも様々あります。 でも、最近のロシアのウクライナ侵略を見ていて思ったのが電源の大切さです。

 ロシアは原子力発電所を攻撃しました。 この攻撃は世界が驚きました。 そこまでやるのか!という印象です。 ロシアの目的はもちろん原発を破壊することでありません。 原発を利用して、ロシア側の有利な証拠(捏造?)を探し出すこと。 そして、ウクライナ国民への圧力を高める為です。 電気は高度文明社会においては不可欠なものです。

 電源が無いと一番困るのはやはりスマホが活用できなることではないでしょうか。 スマホは災害にあった時の現状を伝え、救助や支援を訴えるための重要なツールです。 ウクライナは震災ではなくプーチンさんという人災に見舞われて、たいへんな状況ですが、 スマホがあるので世界はその状況を憂い、手を差し伸べるための行動を起こせます。 もし、スマホなどの通信手段が無ければ、どんな悲惨な状況になるか、少し想像するだけで分かると思います。

 そう考えると非常時の電源確保は必須です。 日本の停電解消は迅速だと思いますが、万一を考えると手元に電源があると安心できるのではないでしょうか。 非常用電源として携帯用にバッテリーを使っている方も多いと思いますが、使い切れば終わりです。 個人的には使っても補充される電源があれば安心だと考えます。

 そこで携帯用太陽電池はどうでしょうか? もちろん太陽が出ないと話になりませんが、 昼にソーラーで充電池に電気を溜め、スマホの非常用電源とする悪くないと思います。 実際、私も携帯用太陽電池を買っています。 車の乗せておいて、充電したりUSB扇風機を回すこともできます。 エンジンを切っても使えますし、車のバッテリーに負荷をかけません。 これから日差しが強くなるので、太陽電池が活躍する場は増えると思います。

 いかがでしょうか? ロシア軍が日本に来ることはないと思いますが、万一に備えて携帯用太陽電池をお客様に提案するのは悪くないと考えます。

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 ウクライナへの人道支援を考えてみる!

 ロシアのウクライナ侵略は止まりません。 戦争が長引くことで、市民に大きな被害が出始めています。 毎日のようにウクライナを脱出してくる人々の映像が流れています。 ウクライナ脱出をする多くの人は、必要最低限のモノしか持って出ることができません。 戦争が長引くほど、こうした難民の方は増えていくことでしょう。

 テレビを見ているとコメンテーターの中には、市民に被害が出ているから、ウクライナはなるべく早くロシアに降伏すべきだと主張する人もいます。 一つ目の理由としては、命より大切なモノはない。 二つ目の理由としては、太平洋戦争のときに日本も早めに降伏したことで、多くの犠牲を回避できたという主張です。

 みなさんはこれを聞いてどう思われるでしょうか?
 テレビ局に招かれていた専門家は、今回のケースと太平洋戦争における日本とはケースが違うと、局のレギュラーコメンテーターに反論していました。
 そうですよね。 太平洋戦争は日本が始めた戦争であり、戦争開始責任は日本ですから、ゴメンナサイと言って降伏するのは世界の平和につながります。 今回のウクライナはロシアが戦争をしかけてきたので、自己防衛をしているという状態です。 そのウクライナに市民が犠牲になるからと降伏を勧めてどうなるのでしょうか。 世界の平和が来るとでも思っているのでしょうか? ロシアがさらに他国に侵略していくかどうかはわかりませんが、 ウクライナ人は悲惨なことになるのは目に見えています。

 戦争犯罪という名のもとに、ウクライナの軍隊や銃をとった市民に対しての虐待が始まるでしょう。 太平洋戦争の末期に、ソ連軍が日本軍に戦争を仕掛け、捕虜としてシベリアの極寒の地で強制労働をさせ、 多くの犠牲者が出たことを知っている人はまだ生きていらっしゃいます。 ロシアは正義を掲げて侵攻しているので、悪を罰するという演出はどうしても必要となります。 恐らく大戦後の東京裁判のようなことが、ロシア自身の手で行われるでしょう。 ゼレンスキー大統領は大犯罪人になるので、死刑になるのではないでしょうか。 もちろん、政府幹部も連座ということになるでしょう。 そうでなければ、戦争は完結しないのが悲しいところです。

 いずれにしてもウクライナ人は自由を奪われ、ロシアの圧力の中で暮らしていくことになります。 これに対してレギュラーコメンテーターは、第二次世界大戦では、ベルギーもフランスも降伏したけども、解放されたと主張し、 辛抱して入れば、そのうちロシアが経済制裁で疲弊し、譲歩してくるでしょうと楽観論を展開していました。 それに対して専門家は、可能性ゼロとは言わないが、何年先になるかは分からないよ、と言ってました。

 人の感じ方や考え方は様々です。 確かに「命より大切なモノはない」というのは大原則です。 では命を長らえるために、奴隷や家畜の生活をしいられ、それが子々孫々に及ぶことを肯定する人がどれだけいるのでしょうか? 「命より大切なモノはない」という大原則の大前提は、人権が守られる保証があるということではないでしょうか。 人権という概念は、西洋で発達しました。 それは、西洋で人権を侵害する行為が多々あったからだと思います。 だから人権というモノを作り、それを広げていった。
 ヨーロッパの人々とって、今回のロシアの侵略行為は、世界秩序と人権に対するプーチンの挑戦というように受け取っていると思います。 となれば、ウクライナが早々にロシアに無条件降伏をすることがあれば、”人権”を守らなかった国民という扱いを受けてしまうのではないでしょうか。 私は、今回のウクライナの抗戦は、ヨーロッパの人々が自分達の代わりにロシアと戦っていると感じているように思います。 だから同志として、全面的な支援を惜しまないのではないでしょうか。

 以上のようなことを考えると、この戦争は長引くような気がします。 長引くとウクライナ国民は計り知れないダメージを受けることは間違いありません。 少なくとも日本で出来ることは、生活に困るウクライナ人への支援ではないでしょうか。
 ご存知かもしれませんが、あのドン・キホーテは早々とウクライナ難民の支援を表明しました。 住居の提供と職場の提供です。 そこまで行かなくても、赤十字を通しての支援金を渡すことはできます。 企業の中には、お客様から寄付を募る募金箱を設置したところもあります。
 娯楽のベースは平和です。 平和であってこそ、パチンコやスロットを気軽に楽しんでいただけます。 パチンコ業界も平和を願って、ウクライナへ人道支援を行うことは、理にかなっているように思います。 このような情勢なので、社会貢献として、ウクライナへの人道支援金をお客様に呼びかけ、 一緒に赤十字に寄付するという選択肢もあるのではないでしょうか。

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 プーチン大統領の「誤算」から店舗運営を考える!

 今日はひな祭りですが、ウクライナ侵略の話をしたいと思います。
 みなさんご存知のように、ロシアのウクライナ攻撃が止まりません。 最初の大規模攻撃で、すぐにウクライナが降伏するというプーチンさんの予定が大幅に狂っていると言われています。 仕方がないので、さらなる攻撃をしている。 しかし、戦争終結の目処が立っていない状況です。

 パチンコ店で似たような状況ということでは、 社長が絶対にお客様を呼び戻すという決意の基に、店長に大規模な出玉をさせるというものが近いように思います。 当初、短期間の出玉で、お客様がアッという間に戻って生きて、後は通常営業に戻すつもりだったというところでしょうか。 しかし、大規模な出玉をしてもお客様の戻りが少ない、これだけお金を掛けてこの人数では話にならない。 だからと言って今やめてしまうと、これまで費やしたお金が無駄になってしまう。 そこで、追加の出玉をしている状況という感じです。 これでお客様が戻ってくるのか? 最初の大規模な出玉で戻って来ないのに、本当に戻ってくるのでしょうか?

 話をウクライナに戻すと、ロシアは戦争を継続して、ウクライナを降伏させることができるでしょうか? ということですね。

 当初の計画が上手く行かないのは、計画や実行の段階で読み違え、「誤算」があるからに他なりません。 プーチンさんの「誤算」ということでは、読売新聞が3月3日の朝刊に以下のような項目を挙げていました。

◆ウクライナ侵攻で指摘されるプーチン露大統領の「誤算」

 ①ウクライナ軍やゼレンスキー政権は弱い
   ⇒激しい抵抗に遭遇
 ②ロシアは世界屈指の軍事大家国
   ⇒士気が低下し行動がもたつく
 ③欧米は一枚岩になれない
   ⇒迅速に厳しい対露制裁で一致
 ④ロシア国民は軍事行動を支持する
   ⇒国内で反戦機運が高まりデモが頻発

 上手く行く計画は、前提条件をしっかり把握して、その上に立脚したものでなければなりません。 また実行自体も、計画をうまく実行できるだけの訓練や技術が前提となります。 先ほどパチンコ店で言えば、大規模出玉の前提条件として、お客様は出玉を第一と考えている。 多くのお客様は出玉を明確に認識できる。 かなり多くのお客様に勝ち体験をさせることができる。 勝ち体験をしたお客様は、店に居ついてくれる。 というようなものではないでしょうか。 そして実行の前提条件としては、多くの人が勝ち体験をさせる技術がスタッフにある、というようなところでしょう。

 しかし、実際は、お客様は出玉に興味があるが、それだけで動くとは限らない。 そして、店舗がしている出玉を明確に認識できるかと言えばそうではない。 表立って出玉イベントもできす、各台計数機を使用していればなおさら分かりにくい。 そして、出玉をして多くの人を均等に勝たせる技術は難易度が高い。 実際、億近くの出玉をしたホールの勝ち体験率は、5割を変えるかどうかという感じです。 もちろんその会社の常務は、お客様は7割以上勝っていると言われてましたが、 実際に会員の勝敗で確認して見てみると、そんなものでした。 多くの場合、出玉をしても一部の大勝客が増えるだけで、勝ち体験率はそれほど増えないのです。 ということで、前提条件や実行条件をクリアできず効果がなかなか出ない。 効果が出ないからと言って同じことを繰り返しても間違ったことをしているので効果はでない。 だからといってそこで中止をしてしまうと、また元の稼動に戻ってしまう。 要するに前提条件を間違えている、または実行条件をクリアしていないので、お金の無駄遣いとなってしまうわけです。

 さて、プーチンさんはどうなるでしょう。 ②と④は自国のことであり、自身が直接関与できる項目です。 ①はどうしようもありません。 ただ③については、外交の駆け引きで働きかけができると思いますが、 2日に行われたロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐる国連総会の緊急特別会合で、ロシアを非難し、 軍の即時撤退などを求める決議案が、欧米や日本など141か国の賛成多数で採択されました。 反対は当事者のロシアなど5か国、中国など35か国が棄権しています。 ③についてはプーチンさんにとって、次第に悪い状況になっていきそうです。 個人的にはあの永世中立国のスイスが制裁に加わったことで、③の目論見は完全に外れるように感じています。

 もしかしたら歴史の大転換点に来ているかもしれません。 ということで、ウクライナ情勢についての話が多くなっていますが、 学ぶべき点もたたあると思います。 今回は、プーチンさんの「誤算」から、大掛かりな販促などの施策を行うための前提条件や実行条件をチェックすることの大切さに焦点を当ててみました。

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 ゼレンスキー大統領の危機対応の姿勢に学ぶ!

 テレビをつけるとウクライナの話題という状況になってきています。 連日、ロシアがウクライナを攻撃する映像が流れ、被害状況の映像、立ち向かうウクライナの兵士や市民の映像、 そしていろいろな国で行われているロシアのウクライナ攻撃即時停止を求めるデモや一般市民の声の紹介などが報道されています。

 当初、ロシア軍の攻撃に瞬く間にウクライナの首都キエフが陥落し、ゼレンスキー大統領が国外に退避して、収束の方向に流れていくと思っていた人が多かったのではないでしょうか。
 そして、そんな混乱の中でロシアは新たな親ロシア政権が無理やり誕生させ、その政権の下で、いろいろな規制強化の法律をつくり、法の名の基、反親ロ派の政治家や団体を排除して、ウクライナの反抗する力を無くしていまう。 アメリカやEU加盟国は抗議をするも、他国への干渉と言い放ち、ウクライナは法に基づいて、適正な国の運営をしているとして、ロシアは断固親ロ政権を擁護し、断固譲らない。 そのうちウクライナで、反ロシアの声をあげる人がいなくなり、西側は手を出せなくなる。 プーチンさんにとってはめでたしめでたし。 西側にとっては最悪のシナリオ。

 ところで、ゼレンスキー大統領の前の職業をご存知でしょうか? そうです。 コメディアン&俳優業です。 『国民の僕』というドラマでウクライナ大統領役を演じ、絶大な人気となり、 このノリで大統領選挙に出馬し、勝利。 本当にウクライナの大統領になってしまったという人です。 役者が政治家になる例は、アメリカのレーガン大統領が有名ですが、アーノルド・シュワルツェネッガーさんもカリフォルニアの州知事になったりしています。 日本でも横山ノックさんや東国原さんが知事になっています。 なので前職俳優は珍しくないのかもしれませんが、俳優からいきなり?大統領というのは、珍しいとは思います。 今回のウクライナ侵攻で、『国民の僕』というドラマは日本でも放映されるのではないでしょうか。

 さて、このゼレンスキーさんですが、プーチンさんはだいぶバカにしていたようです。 実際、以前のゼレンスキーさんの国民からの支持率は低く、国際社会への対応もあまりうまくいっていませんでした。 老獪な政治家であるプーチンさんに比べれば、大人と子供ほど違いがあるのかもしれません。
 プーチンさんの目から見たら、まったくお話にならない、ちょっと脅せば化けの皮が剥がれ、ウクライナ国民もプーチンさんを支持してくれると思っていたのではないでしょうか。 ところが、ロシアが侵攻しても逃げない、徹底抗戦を叫び続ける。 脅しても主張を変えようとはしない。 プーチンさんからしたら、「何を考えているんだ!早く負けを認めて楽になれ!」というようなものでしょうか。

 今回の状況を例えると、 腕力のある不良が、クラスで目立つが人気があまりない男子を体育館裏に呼び出して、ボコボコにしている状態ですね。 ボコボコにしたので、降参して言うことを聞くのかと思っていたら、なりふりを構わず反撃をしてくる。 それもしつこい。 騒がしいので、回りが気づいて体育館裏に駆けつける。 そして不良に対して、集まった人がやめろと言っている状態です。 満身創痍でも不良に屈しない男子に対して、よくやっている暴力に屈するな頑張れと応援している状態です。 しかし、焦った不良はイライラして、ここでナイフ(核)をチラつかせてきた。 という感じですね。
 もし、ナイフで相手を刺したらどうなるか。 目立つ男子を生意気と思っていた人も、やり過ぎだと一斉に不良に対して避難をし、捕獲に協力する事態になるのではないでしょうか。 要するに完全に警察沙汰ですね。 その警察の役割はロシア抜きの国連軍ということになるかもしれません。

 ゼレンスキーさんは国の代表なので、彼の判断で国民の意思とは関係なく、降伏ができます。 その時点ですべてが終わります。 これがベストシナリオです。 プーチンさんはこれを期待していたと思います。 次がゼレンスキーさんの国外退避。 要するに現場から逃げ出すという行為です。 戊辰戦争で、徳川慶喜が誰にも告げず江戸に移動した(逃げ出した)ことで、一挙に幕府の戦線は崩壊したことを思い出す方もいると思います。 この状態になれば、プーチンさんは、ゼレンスキーさんが国を守る責任を放棄したとして、糾弾し、新たなウクライナの代表代理人を立てるでしょう。 3番目がゼレンスキーさんの拘束又は暗殺というところでしょうか。 国の代表がいなくなれば、こっちのものです。 プーチンさんは次善のシナリオと同じく、新たな親ロシア派のウクライナの代表を立てるでしょう。

 さて、この事例で学ぶべきは、ゼレンスキーさんということになります。 危機に対するトップの姿勢としては、学ぶべき点が多いと思います。 彼がウクライナに残り、国民とともにあることを示し、国民を守るために各国へ支援を訴える姿は、ウクライナ国民の希望の光と映っているでしょう。 それは支持率が一挙に高まったことからも伺えます。 正にドラマで求められている確固たる信念と意志を持った大統領を演じています。 これはプーチンさんに取っては最大の誤算だったと思います。

 企業経営でも同じことが言えると思います。 危機に際しては、経営者や店長がスタッフとともに断固頑張るという姿勢を見せることが大切だということではないでしょうか。 もちろん、現状を打破するための構想や戦略が無ければなりませんが・・・。

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