<<新型コロナウイルス感染症とは>>
ウイルス性の風邪の一種です。発熱やのどの痛み、咳が長引くこと(1週間 前後)が多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える方が多いことが特徴です。 感染から発症までの潜伏期間は1日から12.5日(多くは5日から6日)といわれています。(厚生労働省の資料より)
関連資料:新型コロナの最新の知見(最近更新日:2022年 2月 6日)
参考資料:どんなウイルスで、どのように感染するのか?
参考資料:新型コロナウイルス感染症対策(内閣官房リンク)
参考資料:PCR検査について
◆ INDEX ◆
◆新型コロナウイルスの主な特徴
新型コロナウイルスの全容は分かっておらず、世界中で実態の研究が行われており、新しい事実が徐々に分かってきているという状態です。 情報は日々更新されていますので、情報収集は絶えず必要です。
・感染後、症状が出るまでの潜伏期間は1から17日とバラツキがある
(平均潜伏期間:5~6日程度)
・感染しても30~50%では症状が出ない
(無症候の割合はもっと高い可能性もある)
・感染してもPCR検査で陰性となる場合がある
・発症しても多くの場合は発熱や咳などの軽症
・味覚・嗅覚異常が主症状のことがある
・新型コロナウイルスは唾液の中に多くいる
・発症から7~10日程度経つとウイルスが検出されてもほとんど感染
する力がない(これにより国の退院基準が変更 5月29日)
・発症の2,3日前から人に感染させる力がある
〇関連資料:イギリス型変異株の感染症状
◆新型コロナウイルスの感染拡大の基礎知識
新型コロナウイルスに感染するメカニズム(経路)を知ることで、防止策を考えることが出来ます。 感染に関わる因子を関係式で表現すると以下のようになります。
◎新型コロナウイルス感染 = 接触回数 × 新型コロナウイルス接触
「接触回数」と新型コロナウイルス接触濃度」は以下のように分けることができます。
◎接触回数 = 外出回数 × 接触人数 × 地域の感染能力保持者確率
◎新型コロナウイルス接触 = 飛沫感染 + 接触感染
外出自粛は、「外出回数」を抑制することで感染を抑制するものです。
自粛期間中外出したいので、人のいない公園や海なら大丈夫だろうというのは、「接触人数」をゼロにすることで、感染リスクをゼロにできるという発想です。
県外者を規制しようという意味は、「地域の感染能力保持者確率」を上げないためです。
現在指摘されている主な感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」です。
「飛沫感染」は、ウイルスが唾液や気道分泌物に含まれた状態で、空気中に飛び出して別の人に感染することを指します。
「接触感染」は、ウイルスの付いたものを触るなどし、その状態で目、口、鼻に触れ、感染してしまうものです。
これは足し算の関係なので、どちらも抑え込まないと感染リスクは無くならないことを表しています。
関係式は、考えると思考の整理に役立ちます。よく感染防止と経済活動の対立の話を耳にすることがあると思いますが、
上記の関係式から判断すると「地域の感染能力保持者確率」を下げることが出来れば、他の施策(外出制限や感染防止対策)がなくても感染リスクを下げることができます。
つまり、国民負担や経済的打撃を最小にした感染予防ができます。
これはPCR検査体制の強化などで、発症前の感染者も含めて早期に発見し、隔離するというものです。
今回のように国が何兆円も使うなら必ずできるはずです。
私はこれが一番良いと考えます。
ちなみにこれ以外の施策は国民に多くの不便を強いるものとなっています。
無理にしいると潰れる業界や業種が出ててきます。
半分の席数で採算がとれる映画館や飲食店などがそれだかあるか少し考えれば分かるはずです。
〇参考資料:新型コロナウイルスを防ぐには
◆政府や専門家会議からの新型コロナウイルス感染対策
政府や専門家会議から新型コロナウイルスにかからないために、感染予防策や提案がされています。
★一人ひとりの基本的感染対策
①人との距離は、できるだけ2m(最低1m)空ける
②症状がなくてもマスクを着用
③手洗いは30秒程度かけて水とせっけんで丁寧に洗う
★日常生活を営む上での基本的生活様式
①まめに手洗い、手先消毒
②せきエチケットの徹底
③こまめに換気
④身体的距離の確保
⑤「3密」回避(密集、密接、密閉)
⑥毎朝、体温測定し、健康チェック。
発熱又は風邪の症状がある場合はムリせず自宅で療養
★内閣府で生活様式の動画を作っています。
〇政府の動画広報:新しい生活様式(外出編)
〇参考資料:人との接触を8割減らす、10 のポイント
〇参考資料:国民の皆さまへ(予防・相談)
〇参考資料:「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(令和 2 年 5 月 14 日)
◆政府や専門家会議が提言する「新しい生活様式」
政府や専門家会議から感染防止のための取り組みを前提とした日常生活の様式が紹介されています。
〇参考資料:新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」
〇参考資料:「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント
◆パチンコ業界で行われる新型コロナウイルス対策
ガイドラインは出ていますが、実際に具体的に店舗に落とし込む段階になると、違い出てきます。 素早く対応するためには、他店の対策を取り込むのも一つの方法です。 大きな視点に立つと、業界でクラスターを発生させないことが何より重要です。 ということで業界の新型コロナウイルス対策を集めています。
〇参考資料:パチンコ業界のコロナウイルス感染症対策の事例
◆各業界や業種での感染症拡大防止対策の取り組み
新型コロナウイルスの感染防止は、すべての業界で行われています。 業界が違うだけに、非常にユニークであったり、自分の発想を超えた感染防止策をしている可能性があります。 そういう事例は面白く、自社の感染防止策を進化させるヒントになります。 この項目ではそういう事例を集めています。
〇参考資料:他業界のコロナウイルス感染症対策の事例
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◆新型コロナウイルスの対策について一言
新型コロナウイルスは人類にとって非常に危険なウイルスということで、感染拡大防止のためにあらゆる施策がとられています。 危険という意味は、死をもたらすものであること。 そして重篤になる確率が高く、治療薬がまだ検証段階であること。 そのために長期入院などで医療資源を使用し、医療崩壊を招く恐れがあること。 また、健康に問題がない無症状の人もおり、意図せずにウイルスをまき散らす恐れがあること。 等が挙げられます。
特に最後の新型コロナウイルスを持っているが健康な人(無症状の人)に関しては、現状では発見が難しく大きな問題となっています。 本来なら、このようなウイルスを持っている人を発見し、隔離してしまえば、感染拡大は抑えられるのですが、日本にはその体制がとれていません。 PCR検査数が外国と比較して圧倒的に少ないという状況は、皆さんもよくご存知と思います。 そのため緊急事態宣言のように全国民が外出しないことで、新型コロナウイルスを現在持っている人の中に抑え込み、 その人の免疫力で新型コロナウイルスを押さえ込むという考えになっています。
しかしながら実際問題、感染を100%防ぐことができるのかと言えば、無理と言うことになります。 ということは新型コロナウイルスに新たに感染し、そのウイルスを保持者し続けている人が何人かいると考えられます。 また、海外から新型コロナウイルスが持ち込まれる可能性があります。 つまり、新型コロナの火種が残り続けるということになります。 しかしながら、現時点ではそれを見つけることが困難なので、すべての人に対して警戒することで、感染爆発を徹底的に予防しようとする方向に進んでいます。
要するに新型コロナウイルスという”ババ(ジョーカー)”を誰が持っているかわからないので、そのカードを引かないように、すべての人を警戒しながらババ抜き(接触)を行う社会に変容したということです。 今後あらゆるところで、すべての人(お客様や従業員、協力業者、地域の人、家族)が、すべての人からババを引かない工夫をしなければならないゲームへの参加が義務づけられたようなものです。
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