本当の地域密着店の作り方

店舗(パチンコホール)が地域のコミュニティ広場としての取り組みを始めた

取り組みの注意点

コミュニティを進めていく上での落とし穴・・・

現場で、これは問題と気になったこと

 おそらく、このホームページをご覧になっている方は、 それなりの取り組みをされてきた方とは思います。 ただ、店長や社員にコミュニティ化を取り組ませて、 やっているのにどうも効果がでないとお感じなら、 以下のような落とし穴にはまっている可能性があります。 参考にしてください。

◆コミュニティの施策にはレベルがある

 仕事のレベル差を意識していますか?

 レベル差があるとは、同じ行為をしたとしても、’効果’に違いがあるということです。

「やってますが、ダメなんです」
「やってますが、効果がありません」

 施策を実行することと、施策が目的とする効果が出ることは別のことです。 質の悪い施策を実行しても、効果は出ません。

 例えば、ニュースレターですが、 お客様の心をとらえて書くことができるると、 「店長のニュースレターを楽しみにしているよ」とか 「店長に、この企画は良かったよ、と言っておいて」など 結構、お客様から反響がでたりします。
 また、外部の人から、社長に 「お宅の店長は凄いですね。感心しました」 などと言われたりします。

 逆に、内容がマズイ、敬語も使えないとなると お客様から何も反応がない。 お客様は黙って、この店舗、大丈夫かな等と思われたりします。

 コミュニティの必要条件をやっている。 十分条件をやっているが効果がない。 あきらめる前に、施策の中身、そのレベルを確認する必要があります。 効果が出ないレベルの施策を実行しても、効果がでないのは、普通だからです。


◆コミュニティ施策は、継続して取り組む必要がある

 あなたに部下がいるとして、頑張って仕事するときもあるが、 気分が乗らなかったり、忙しくなると仕事に手を抜いてしまうとします。

 その部下に、あなたは信頼を寄せるでしょうか?

 どんなに良いことをしても、継続してやらないと信頼は得られません。 継続とは、変わらないということです。 老婆心ながら、継続には単位があります。日単位のもの、月単位のもの、年単位のもの。 例えば、「毎年年末にお餅を配る」これは年単位のものです。 年末に、お餅を配る年もあれば、配らない年もある。これを継続していないといいます。

 コミュニティ推進のために施策を取り組むのは良いのですが、 継続性がないと、逆効果になるので、注意してください。

 ※お客様は、意外にそういうところを見ています。 それは人の心に『一貫性の原理』と言われるものがはたらくからです。


◆コミュニティ施策の充実の順番

 コミュニティ推進のための施策として、必要条件と十分条件を本の中で取り上げています。 見ていただくと、店舗でまったく取り組んでいないものはないと思います。 ですから、’充実’という言葉を使っています。

 つまり、レベルを上げる順番です。 まず、商売の基本である必要条件の’安心’です。
 「品揃え(機種揃え)」
 「台整備」
 「接客・サービス」
 「客質」

 次に、必要条件の’コミュニケーション’です。

 その次が、十分条件の①から⑩までと、必要条件の’誇れるもの’となります。


◆コミュニティの十分条件は全体的に行う必要がある

 店舗に信用をしてもらい、信頼をしてもらうためには、トータル的な安心感を与える必要があります。

 それは少し考えてみるとわかります。

〇仕事はできるが、女癖が悪い部下
〇きれいで性格は良いが、金遣いがあらい妻

 あなたは、全面的に信頼できますか?という話です。

 これを店舗に置き換えると、 取り合えず一部の仕組みだけ充実させたとしても、 お客様から全面的信頼を得られない と厳しく考えておくことが大切です。

 例えば、ニュースレターで、皆様に喜ばれ、 地域に役立つ店舗を作りを目指すと書いていたのに スタッフに笑顔がないとか、あっても一部のスタッフは笑顔がない。 また、具体的に地域のために何も行動を起していない。 そのため、この店舗は嘘があると思われている。

 あるいは、一生懸命に努力をしていることを伝えてはいるが、 感謝を伝える仕組みが全然できていないので、 お客様から感謝の気持ちがこの店舗にはないと思っている。 その結果、この店の努力は新手の客寄せ手法と警戒されている。

 コミュニティホールの推進者は、このようなことならないように、 綜合的な気配りが求められます。

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