本当の地域密着店の作り方・データ活用編

店舗(パチンコホール)が地域のコミュニティ広場としての取り組みを始めた

   

東大寺ほのかの疑問はて

分かっているようで、よくわからない会議資料

■ 東大寺ほのかの疑問はて?・・・の概要

 今回の連載の主人公はまだ社会に出ていない女子大生です。 年の離れた兄は経営している会社に、インターン名目でアルバイトとして無理やり頼み込んで気ままに働く主人公(東大寺ほのか)。 店長会議に参加し、兄と一緒に報告を聞くが、報告している店長達に納得出ない。 会議資料と報告の内容に違和感を感じる主人公はこれでいいのか疑問を持つ。
「はて?・・・もし、自分が社長ならこれで良しとするだろうか?」

 自分の資料の読み方が甘い可能性があると思いつつも、参加しているメンバー全員が納得顔をしているのがどうも腑に落ちない。 大学のゼミでデータ分析を散々やらされた主人公は、まず会議資料自体に疑問を持つ。
「はて?・・・本当にこのデータで経営の検証ができるのだろうか?」
 主人公は、社長直轄のデジタル推進室の人間に、データの意味するところがよくわからないと相談に行き、データ抽出の根拠を追求する。

 この物語は、主人公(東大寺ほのか)が自分が納得できるデータを探し求めることで、 会社の問題点を探し、会議指導の在り方や人材発掘のヒントを見つけるというものです。

 基本の登場人物は3人
 ◎東大寺ほのか ・・・社長の妹、大学4年生、取締役社長補佐
 ◎二階堂高志 ・・・デジタル推進室室長 元エリア長、古参、
           会員管理システム導入指導、店長会議議長役
 ◎南条弘也  ・・・デジタル推進室係長 元店長、Excelが得意
           各店舗のデータを分析して資料を作成

ほのかのなぜ?

 上記は読まれるときに会話がイメージしやすいよう作ったキャライメージです。

■ 東大寺ほのか のシチュエーション

 東大寺ほのかは、大学4年生。自分が納得できるまで考えるのが大好きな女の子。けっこう頑固もの。 大学では行動経済学を専攻し、その知識をマーケティングに活かしたいと思っている。 就活は早々と4年生の5月末に終え、来年の4月からベンチャー企業に勤める予定。
 15歳離れた兄(東大寺清隆)が父の跡を継いで、パチンコ店(アンダルシア・グループ)の社長をしている。 ほのかはお兄さんが大好きで、お兄さんの力になりたいと思っている。
 大学は週に1度行けば良いので、その間、会社経営を手伝いをしながら、経営の勉強をしたいと考え、父と兄に何度も頼み込み、 無理を言って、今期社長直属の社長補佐室を作ってもらい、そのこの室長になる。

 ほのかの父(会長)は、毎年パチンコ店の店長を自宅に招いて新年会をしていたので、ほのかは各店長とは顔なじみ。 小学生の時は今の古参店長に遊んでもらっていた。
 今回、ほのかが作ってもらった社長補佐室については、各店長もほのかの社会勉強の一環であり、単なる会社見学であり、 特殊なインターン学生という認識をしている。 父の家族みんなで会社を応援するという考え方から、20歳から登記上取締役になっていたので、取締役補佐室長という肩書も、 店長をはじめ全員気にしていない。 月1回の店長会議、個別の店舗運営会議の参加も、事前に社長からの通達があり、全員了承している。
 ただ近年パチンコ業界は縮小傾向なので、各店長とも最低でも何とか業績を計画通り達成したいと思っており、ほのかに業務の邪魔はして欲しくないと思っている。

■ 二階堂高志と南条弘也のシチュエーション

 二階堂高志は、大学時代からアルバイトをしていたアンダルシア店に就職。主任、副店長、店長を経て、エリア長になる。 新店の立ち上げを数店舗経験し、ホールコンピューターや会員管理システムの導入に詳しくなる。 知識の広さから2年前にデータ管理室に移動になり、室長になる。 1年前にデジタル推進室に改名。データを使った経営を全店に浸透させるように社長(ほのかの兄)から言われる。

 南条弘也は、新卒採用者。 大学時代にエクセルやパワーポイントを使っていたことから、データを加工して見やすくすることを得意としている。 店長をしていたが、デジタル推進室の強化いうことで、今年の春から配属される。 最初は嫌がっていたが、エリア長へのステップということで了承する。 全店の会議資料の改善やフォーマット化を担当している。

 以上のような設定で話を展開していきます。

本当の地域密着店の作り方

 

          日付:2023年7月18日

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