本当の地域密着店の作り方(実践編)

コミュニティマネジメント研究所

アイデアのタマゴ

 アイデアを生み出すきっかけ作り

◆お客様を不快にさせないためのエチケット強化

 毎日猛暑が続いています。暑いと人間汗をかきます。汗をかくとどうしても臭いの問題が出てきます。
 人間の嗅覚は、犬などに比べると鋭くはありません。 しかし、臭いが気になる場合、その心理的影響は大きなものがあります。

 人間は視覚と嗅覚どちらを優先するでしょか?
 例えば、きれいな女性がいたとしましょう。 しかし、その人が近づくととても嫌なニオイがした場合、 その人に対して良い感情を持つかどうか考えてみてください。
 多くの人はより原始的な嗅覚を優先する傾向が見られます。つまり「彼女は美人であるがクサイ」これは結構致命的な欠点になります。 ですから女性はニオイに対してとても気を使います。 良いニオイは、人に好感を持たれるための必要条件なのです。

 洗剤の宣伝では、夏になると特に消臭や良い香り、汗のニオイを押さえる効果などを強調したものを良く目にします。 これはニオイを気にする人が多いことを裏付けています。

 ここで質問です。
 あなたの店舗では、ニオイについての対策をどれだけ取られていますか?

<チェックリスト>

 □スタッフのユニホームがにおわないか毎日チェックをしている。
 □ユニホームを洗うサイクルをホールが管理している。
 □ホールがクリーニング店と提携して、制服をすぐに洗濯に出せるようにしている。
 □スタッフ用にリセッシュなどを用意している。
 □朝礼、終礼でスタッフのニオイチェックをしている。
 □毎日の入浴を奨励している。
 □スタッフに汗拭きシートなどを支給している。
 □ホールの椅子やソファーに、リセッシュなどの消臭スプレーを使用している。
 □お客様用にリセッシュなどを用意している。
 □景品や端玉景品に汗拭きシートなどを用意している

■スタッフのニオイチェック

 夏場に自信を持って接客をしてもらうためには、体臭や汗のニオイがある一定以下であることが必要です。 ニオイを人から指摘されるのは、あまりいい気がしません。 そこで、自分でニオイを診断できるツールを店舗で用意して、 本人が確認できるようにしておくことが必要です。

<ニオイを測定する機器>

・タニタ:「においチェッカーBS-100)」 13824円
・コニカミノルタ:「kunkun body(クンクンボディ)」 30500円(アマゾン)

☆アイデアタマゴ①

 ニオイ測定器をお客様に使ってもらう方法を考えてはどうでしょう。 ニオイと関係している景品の販売やポイント交換時に、 ちょっと図ってみましょうとスタッフが測定しても良いでしょう。
 期間限定サービスとしても良いかもしれませんね。 また、女性向けサービスとして、女性用の洗面台の横に貼り出し、カウンターによってもらう施策にしても良いかもしれません。 スタッフがニオイ対策グッズに詳しければ、景品の販促になるかもしれません。

■お客様、特に男性客にニオイエチケットをアピール

 女性はニオイを気にしますが、男性はあまり気にしません。 しかし、その男性も相手が気にしますというメッセージを伝えるとニオイエチケットに敏感になります。 本当かな?と思っているなら試してください。

 〇若い男性に「ニオイチェックをしないと彼女から嫌われるよ」
 〇ビジネスマンに「ニオイに無関心だと、取引先に嫌われるよ」
 〇高齢者に「お孫さんから嫌われないように、ニオイエチケットをオススメします」

 こんな声掛けをされると、相手は自分のニオイが気になると思いませんか。

☆アイデアタマゴ②

 景品を汗拭きシートにするのはどうでしょう。 小分けをすることができれば、端玉景品にすることもできるかもしれません。 男性用、女性用がありますが、男性用を調べてみました。意外にたくさん種類があります。 無臭のものや、香料が入っているもの、シートの大きさや厚みも様々です。 人気のものを試しに仕入れて、カウンタースタッフから新入荷ですとオススメしてはどうでしょうか。

・ギャツビー:アイスデオドラント ボディペーパー アイスシトラス 347円 (税込)
・エージーデオ24:メンズボディシート(無香料) 398円 (税込)
・マンダム:ルシード リフレッシュデオペーパー 1,180円 (税込)
・ギャツビー:バイオコア デオドラントボディペーパー 無香性 360円 (税込)
・花王:メンズビオレ 薬用デオドラントボディシート 320円 (税込)
・大塚製薬:ウル・オス 大人のボディシート 574円 (税込)
・マーロ:プレミアムボディシート クール 300円 (税込)
・シーブリーズ:ボディシート無香料 327円 (税込)

■一言

 暑くなるとニオイに敏感になります。「爽やかなホール」になるためには、ニオイの管理は必須ではないでしょうか。 それを怠ると「胡散臭いホール」となってイメージダウンは避けられません。 もちろん視覚効果も大切なので、制服の洗濯やクリンリネスの徹底も併せて行う必要があるでしょう。 汚れた制服を見れば、ニオイがしなくても臭うものですから。

参考資料:今年は猛暑!?スタッフのエチケット強化の仕組みを考える
    :猛暑を味方にするホール運営に取り組んでいますか?

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