◆ミニコンセプトで特徴を出す!
パチンコ店はどこも同じで特徴がない!?
実際はそうでもなく、置いてある台や景品の種類がすべて同じということはありません。 それは運営している側は良く知っていることです。 だから、どこのパチンコ店も同じと言われると、「そんなことはない」と反論をしたくなります。
それでは、あなたが道行く人に自店の案内をすると思ってください。
あなたは声を掛けます。
「私ども、パチンコ店にいらっしゃいませんか?」
そのとき声を掛けられた人が、
「他ではなくあなたの店舗に、私が行かねばならない特徴は何かありますか?」
と訊かれたとしたら、あなたはどのように答えますか?
これがスーッと答えられないと、声を掛けられた人は、 あなたが自分のお店を勧める理由が分からないということになります。 つまり、声を掛けられた人は、あなたの店舗に行く価値がわからないということになります。 他の店舗と同じなら、あなたの店舗にあえて行く理由が無いということになります。
確かに同じ台や景品は置いていません。確かに違いますが、その違いがお客様を自店にお勧めするだけの価値が無いと、 店舗への来店動機とはなりません。
■ミニコンセプトで特徴をつくる
他店との違いを出すために、店舗全体でコンセプトを作り直し、それにあった内装の変更やオペレーションを開発するのは結構手間です。
予算と時間が十分あればできますが、業界全体が厳しい昨今では、なかなか難しいのではないでしょうか。。
そこで店の特徴を出すために「ミニコンセプト」をつくり、 それをお客様にPRし、同時にお客様の問題解決や好奇心を満たしてあげるというのは、 愉しいと同時に、自店の特徴、来店動機にしてもらえるのではないでしょうか。
☆アイデアタマゴ
例えば女性用トイレの洗面台を、『人気商品あるいは新商品の体験コーナー』と打ち出し、 市場で人気のあるハンドクリームなど、季節に合わせて女性が喜びそうなものを試供品として置くようにする。 期間限定でも、構わないと思います。 使い切れば、そこで終わりです。
ハンドクリームと書いたのは、たまたまニュース番組WBSの乾燥対策特集の中で、人気のハンドクリームを紹介していたからです。
この商品は、酸でもアルカリでも薬品から手を保護してくれる、男女ともに人気の高い商品ということでした。 そして、実際、食品工場をはじめ、いろいろな各種工場から病院・介護施設まで幅広く愛用されているそうです。 作業前に塗れば、水やお湯、石けんを使っても、保護効果が3~4時間持続するというすぐれものです。
もちろん、なぜこれを試供品としておくのかの説明が必要なのは言うまでもありません。 説明の仕方で効果はかなりの違い出るので、気を付けてください。
このように「女性用トイレは、話題商品の体験の場」というコンセプトを打ち出して、 毎週、あるいは隔週、毎月商品、場合によっては期間限定で変えていくという手法です。
特徴としては小さいですが、それでも「来週は・・・を試供品として、取り揃えますので、お試しに来て下さい」とスタッフは言えます。 お客様に来店してもらう理由があるからです。 新商品なども、買おうかどうかと迷ったら、あのホールに行けば体験できるというイメージを持ってもらえると、あえて行く動機にはなるのではないでしょうか。
もちろん、1万円以下のものならば、試供品の提供だけでなく、実際景品として販売もできるので、 販促にもなると思います。
例としてあげたのは、「女性用トイレ」でしたが、「カフェコーナー」でも「休憩室」でも構いません。 カフェコーナーなら、「最新のサプリの味を試せる場」でもいいでしょうし、 休憩室なら、「私たちの休憩室は、最新の新刊漫画が読める場」としていいかもしれません。
お客様のニーズを把握して、最新情報や最新の体験ができるのは、 手軽に店の特徴を出せる方法とは思いませんか。
■一言
提供する試供品等がいかに価値のあるものかが伝わらないと喜ばれません。
もちろん、テレビで話題となっており、誰もが使ってみたいと思っているようなものであれば、
説明はそれほど要らないとは思います。
しかし、そのような商品は少ないので、お客様の立場にたった丁寧な説明が必要です。
うまく行ったかどうかは、他の人に説明を読んでもらい、価値ある試供品と感じたかどうかを聞くことです。
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