◆５月のイベント・行事・記念日を活用する
５月は気候も良くなり、毎年大型連休と言うことで、多くの人が旅行に出かけたりする季節です。 新しく大学生に入った人、新入社員も環境変化に慣れてくるころですね。 また、農家の方は4月から6月にかけて田植えを行いますので、お客様の中には忙しくされる方もいると思います。
気候も良いし、外出して気持ちの良いところに出かけて生きたいという人も多いと思います。 コロナの脅威も去り、それが自由にできるという以前の素晴らしい世界が戻ってきました。 多くの人が連休を利用して、移動することでしょう。
しかし、この時期はどこも混雑することは明白です。
特にインバウンド需要が拡大しており、どこに行っても混雑する上に、観光地はインバウンド客を意識した価格設定なので、宿泊などの出費もバカになりません。
そう考えると、連休中は近場でパチンコなどをゆっくり連休を楽しみたいという人が必ずいらっしゃいます。
そういう方が連休中に求めているの何なのかを考えながら、連休企画を考えることが大切です。
それともう一つ、連休にどこか行かれたお客様が店舗に求めるものは何かを考えておきたいものです。
コミュニティホールをしている場合、
旅行に行くことで、スタッフにその話をしたいというニーズがあるかもしれません。
もしかしたら、旅行先で撮った風景を見せたいと思っているかもしれません。
そういうことを踏まえたうえでのイベント企画及びそのオペレーションを事前に考えておきましょう。
行事やイベントの情報は、詳しくはネット等で調べてもらうとして、そのきっかけになる主な行事などを掲載しておきます。
■５月の行事やイベントをネタにお客様の関心を引き出す！
＜＜５月のイベント、行事＞＞
・メーデー (5月1日)
・憲法記念日 (5月3日)
・みどりの日 (5月4日)
・子供の日 (5月5日)
・立夏（りっか） (5月5日)2024年
・母の日 (5月12日)2024年
・メイストームデー (5月13日)
・沖縄本土復帰記念日 (5月15日)－2024年：52周年
・小満（しょうまん） (5月20日)2024年
◎５月の大型連休
連休中のキーワードとしては、一昨年や昨年と同じように、感染予防、外出自粛、巣ごもり消費、宅配、出前、オンライン〇〇、ソーシャルディスタンスに加え、 巣ごもりストレス、運動不足、ストレス太り、買い物ストレス、同じようなものを食べる飽きなどが考えられます。 プラスのキーワードに対しては応援、マイナスのワーワードに対しては、それを緩和するものを提供するという発想は、 パチンコ店に来ていただいたお客様に歓迎されるはずです。
そういうものをテーマとし、5月の行事と絡めて提供すると季節感もあり、来店して良かったともってもらえるでしょう。 お客様が巣籠消費で何を求めるのかを調べ、 生産者応援企画なども絡ませて、遠方からの景品取り寄せ企画も悪くないと思います。
また、子供の日ということで、お子さんが遊べる玩具を揃えるのは一つの選択ですが、 実際どれだけ販売に繋がっているのでしょうか。 過去の販売実績を見ながら、景品を惰性でおくようなこことはヤメておいた方が良いでしょう。 たまに誇りを被ったオモチャを展示している店舗を見かけますが、店舗のやる気の無さが目立つので要注意ですね。 ホコリはすぐに溜るので油断は大敵です。 オモチャが売れないのであれば、子供が喜ぶ文具等を子供企画として紹介するのは悪くないと思います。
◎母の日
そして、母の日ですが、 母の日はプレゼントを連想させるので、景品イベントなどには最適です。 新型コロナウイルス感染のリスクのある中なので、何かひと工夫するモノが求められます。 お母さんの状況別にプレゼントを考える必要があるかもしれません。 子育てしている若いお母さんは、子育てストレスが溜まっているでしょう。 一方高齢の方でなかなか孫に合えないお祖母さんは、子供や孫との交流を希望しているかもしれません。 そういう意味では、少し工夫した母の日企画ができるのではないでしょうか。
◎沖縄本土復帰記念日
沖縄とくれば「沖海」なので、「沖海」を大切にしている店舗にとってはいろいろな企画を組みやすいと思います。 単純に沖縄のお土産品などを景品としておくこともできますし、沖縄を題材にした観光紹介やちょっと真面目に沖縄の歴史問題を紹介しても良いでしょう。 但し、一方的な情報提供は興味が持てないので、お客様がどう思っているかをアンケートなり投票で訊くのもありではないでしょうか。 もちろん、その絡みで、「沖海」と「大海」のファン投票をすることも悪くないと思います。 素材としては良いので、それを店舗の状況を俯瞰して、お客様を誘導していくかということがポイントでしょう。
◎その他
最後に2月14日のバレンタインデーや3月14日のホワイトデーに力を入れているのであれば、 4月14日のオレンジデーやパートナーデーに引き続き、5月13日のメイストームデーも力を入れるのも有りでしょう。 「メイストームデー」は分かれるタイミングのいい日なのだそうですが、 逆に相手にそういう気持ちを起こさせないために、プレゼントしてはどうですか、というアプローチもあると思います。 景品イベントの企画としては有りだと思います。
☆アイデアタマゴ①
5月の記念日で食品関係が2日の緑茶の日、6日のコロッケの日、7日の粉の日（小麦粉など）、8日のゴーヤの日、
9日のゴクゴクの日（ビールやジュースなど）、12日のアセロラの日、13日のカクテルの日ということで、
景品イベントをやる場合のネタにはなります。
この中で8日のゴーヤの日は沖縄を連想されるので、沖海強化を合わせての景品企画も可能でしょう。
射幸的な感じのする記念日としては、ラッキーゾーンの日となるでしょう。 実際、このラッキーゾーンは、野球のラッキーゾーンからきている記念日です。 後は、勝つということでは、27日の日本海海戦の日でしょう。 世界４大海戦の中に数えられ、その中でも完全勝利をした大海戦として有名です。 軍艦マーチが一番ぴったりする日かもしれません。
高齢のお客様の健康を訴えるなら、5月17日の高血圧の日でしょう。
高血の高い人も多いと思いますので、前後で健康週間として血圧計を擁したり、
血圧計をすでに設置している店舗では利用を促進したりするのも悪くないと思います。
でも、お客様はあまり血圧を計ろうとしないからと、このような企画に反対する方もいるかもしれません。
お客様がそうだからと諦めてしまう考え方はどうでしょうか。
そこが工夫のしどころではないでしょうか。
お客様にどう工夫して、自分たちの思うように動いてもらえるか、それはこのような企画ばかりではなく、
遊技台の稼働を上げる工夫をするのと本質的におなじことです。
良い機会と思って頑張ってみてはどうでしょうか。
すぐに２、３アイデアは思いつくと思います。
■５月の記念日等をネタにお客様の関心を引き出す！
＜＜５月の記念日＞＞
・緑茶の日 (5月2日)
・おもちゃの日 (5月5日)
・コロッケの日、ゴムの日 (5月6日)
・粉の日 (5月7日)
・ゴーヤの日 (5月8日)
・ゴクゴクの日 (5月9日）
・日本気象協会創立記念日 (5月10日)
・黒糖の日 (5月10日)
・メイドの日※ (5月10日)
・アセロラの日 (5月12日)
・愛犬の日、カクテルの日 (5月13日)
・世界高血圧デー，高血圧の日 (5月17日)
・ボクシングの日 (5月19日)
・サイクリングの日 (5月22日)
・世界亀の日(World Turtle Day) (5月23日)
・主婦休みの日 (5月25日)
・ラッキーゾーンの日 (5月26日)
・日本海海戦の日（旧海軍記念日） (5月27日)
・幸福の日 (5月29日)
・掃除機の日、ゴミゼロの日 (5月30日)
・世界禁煙デー (5月31日)
☆アイデアタマゴ②
記念日を見ていると、自店舗が強化したいと思っているものとイメージが重なるものが結構あるのではないでしょうか。 それは販促だけではなく、社内向けの強化企画にも使えます。 5月30日は掃除機の日なので、せっかくだからクリンリネスを見直そうとか、 みんなの健康を考えて世界禁煙デーを活用して禁煙キャンペーンをするとか、 いろいろなことができます。
◎メイドの日（追加：2022年）
最近ニュースで取り上げられているのが5月10日のメイドの日。 5月がメイ（May）で10日が（ト）ということで、メイドの日となっているそうです。 但し、正式な登録はされていなくて非公式ということです。 テレビのニュース（2022年5月）では、メイドカフェのメイドさんやメイドカフェに行った人へのインタビューなどを紹介していました。 非公式ですが、ニュースで取り上げるのは世間が注目しているからです。 ”メイド”とはどのようなものか知っているけど、実際見たことが無い人も多いのではないのでしょうか。 そうであれば、この日を店舗で演出すれば、インパクトはあるのではないでしょうか。 女性スタッフのノリにも関係するとは思いますが、面白イベントにできる可能性はありそうですね。
◎ボクシングの日（追加：2022年）
腹が立った時に思わず拳を振り上げてしまうというシーンを目にしたことがあるのではないでしょうか。 身体を使って、外部に対して物理的な衝撃を与えるという行為、簡単に言えば、パンチやケリはガス抜きの一つです。 実際に人を殴ると警察のお世話になってしまいますが、サンドバックやパンチングマシーンなどなら問題はありません。 ストレスが多い現代、こころを健康に保つためには、ストレス解消は大切なことです。 パチンコをストレス解消のレジャーとしている方も多いと思いますが、 このボクシングの日を利用して、ホール内にストレス解消コーナーとして、パチングマシーンを置くのはどうでしょうか。 ボクシングの日の前後は休憩室を整理して、パンチの日としてコーナーを設けて、お客様に利用してもらう。 地元でボクシングジムなどがあれば、コラボも考えられます。 パチンコの負けも、このコーナーでパンチとともにスッキリしてもらうのも悪くないと思いますがいかかでしょう。
◎サイクリングの日（追加：2022年）
5月の風は気持ち良く、サイクリング日和の日が多くあります。 サイクリングと言えば自転車なので、自転車での来店を推奨する日にしてはどうでしょうか。 また、自転車ということで、地元の自転車販売店とコラボして、22日前後で、自転車展示フェアをやっても面白いかもしれません。 高齢者の方には、自転車運転の安全のためのグッズを販売してはどうでしょうか。 地域の安全貢献ということでは、自転車運転の安全の呼びかけを警察と相談して店内に告知するのも悪くないと思います。
◎主婦休みの日
25日は主婦休みの日なので、ホールでノー残業でとして、奥さんがいるスタッフを定時に帰らせて、 奥さん孝行をしたり、奥さんやお母さんに店舗から何かプレゼントを持って帰らせるのも悪くないと思います。 働き改革が叫ばれているので、店舗として働き易い工夫を考える日としても良いかもしれません。
◎掃除機の日、ゴミゼロの日（追加：2022年）
30日はゴミゼロの日ということで、地元のゴミ拾いのボランティアを計画するのはいかがでしょうか。
小規模なら、この日はスタッフを多めに配置し、近隣のゴミ拾いを交代で行うというのはどうでしょう。
半径200ｍや300ｍなどと範囲を限定して行うという方法があります。
道路沿いのゴミを拾い集める運動です。
近所の人は何をしているのか分からないので、背中と前に「ゴミゼロの日」と書いたゼッケンかビブスを身につけて、
清掃を活動をすると周囲に安心を与えるので良いと思います。
また、制服が隠れるので、売名行為とみなされなくてすみます。
何回か行うことで賛同者が出てくれば、まず成功といえるでしょう。
地域貢献の一貫ですね。
場所は効率を考えると近くが一番ですが、こだわる必要はないでしょう。
砂浜の海岸、河川敷、駅周辺などへのゴミ清掃活動も悪くないと思います。
注意点としては持続可能かどうかです。
やりはじめると継続するかどうかで、店舗の姿勢を判断しようという人が必ず出てきます。
せっかくゴミ拾いをしても１回だけなどとなると、パフォーマンスと捉えられてしまいます。
店舗の善意を理解してもらうことが大切なので、無理をしないで出来る範囲を確実にしていこことをお奨めします。
■５月のオススメ季節性企画！
ニュースなどで何度も取り上げられる可能性が高いキーワードを含んだ企画です。 世の中の流れがあるので、お客様が共感して参加してくれる確率が高まります。
〇ゴールデンウィーク企画
〇母の日企画
■一言
初めてやる企画は新しい企画です。
新しい企画が多いということは、来年になると既に実証した企画が多くなるということです。
人工知能が能力アップするためには、いろんなことをいかに早く経験させることが必要です、
同じように店長をはじめスタッフの能力を向上させる方法は、新たな企画を取り組ませることです。
企画が上手く行かないことは大きな問題ではありません。
多くの企画を考えさせ、多く経験させることです。そして、そこから学ばせることです。
そのために正しいPDCAを回せる能力をまず身に付けることが大切す。
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