□□□ 2018年7月の目次 □□□
猛暑を味方にするホール運営に取り組んでいますか?
28日から29日に台風が来たものの、過ぎ去るとまた猛暑日になっています。
先週発表された総務省消防庁の統計で、16日から22日の1週間で、
熱中症で搬送された人は、2万2647人、そのうち亡くなった方は65人と、
過去最悪を更新したとのことでした。
ニュース番組WBSで、7月24日の気温の高かった街を報告していました。
〇岐阜県美濃市・・・・・・ 39.3度
〇岐阜県多治見市・・・・・ 39.1度
〇愛知県豊田市・・・・・・ 39.1度
〇大阪府豊中市・・・・・・ 38.7度
その温度がどれくらい高いものかを視聴者に知ってもらうために、同じ日の海外の気温を紹介していました。
〇タイのバンコク・・・・・ 31.9度
〇シンガポール・・・・・・ 32.1度
〇インドのニューデリー・・ 36.0度
〇パキスタンのカラチ・・・ 31.5度
私は東南アジアやインドの方が日本よりも暑いのではないかと勝手に思っていたので、
このデータを見て、今回の暑さは気象庁が強調するように、異常な暑さだということが良くわかりました。
この異常な暑さは、消費に影響を及ぼしてきています。
WBSで紹介された事例は、
まず、出前を請け負う出前館で、注文が3割以上アップしているというものです。
暑さで外にでたくない人が多くなっているのが要因です。
個人的に面白いと思ったのが、揚げ物を買って帰る人が1割アップしているものです。
暑いので、台所で油を使いたくないので、買って帰る人が多くなっているとのことです。
また、男性用日傘も昨年に比べ6割以上売上がアップしています。
汗拭きシートも男性3割、女性5割アップしています。
そして家電量販店では、クーラーや扇風機の販売が好調なのはもちろんですが、
タニタが新しく出した「においチェッカーBS-100)」が意外に売れているとのことです。
購入していくのは男性で、猛暑で臭いを気にする人が増えてきているのでしょう。
それではこの猛暑はホールにとってプラスに働いているでしょうか?
家でクーラーをかけていても、気温がかなり暑いと快適な温度を保てません。
家全体を冷やしているところは別として、大きな建物の中での冷房の快適性と比べると家での冷房は劣ります。
だとすれば、高齢者の方などは、日中を快適に過ごすために、「今日はパチンコでも行こうかな」と思う人が増えるのではないでしょうか。
東京ディズニーランドは、この暑さで入場者が減るのではないかと予測され、
株価が先週3%ほど下がったと言ってました。
逆にパチンコは屋内なので、来店者が増えるのではないかと思っています。
日中の暑い中、ホールに来て涼しいサービスを受けると、「このホールは気遣いがあるね」とお客様は感じると思います。
もしそれが印象深ければ、「またこのホールに来てもいいかな」と思ってもらえるのではないでしょうか。
猛暑を味方に付ける取り組みは、新台よりも盆商戦に大きな影響を与える可能性が高いかもしれません。
特に高齢者の方は、健康しいては自分の命に関係するので、快適性を優先するように思えるのですが、みなさんはどう思われますか?
参考資料:日傘男子を広める会
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更新日:
企業は入社する人に伝えるべきものがある?!
先日、大阪の環状線に乗っていると会話が聞こえてきた。
「おまえ、もう決めたのか?」
「ぜんぜん」
「俺も」
「特にやりたいこともないし」
「・・・・・・」
「毎日、インターンの案内メールが来るだろう」
「うざいよね」
「興味がないから、全然無視しているけどさ。そろそろ動いた方がいいのかな」
「よくわからない」
「ま、いいか。ところで今度の日曜日だけど・・・」
おそらく大学3年生なのでしょう。
それらしい身なりの若者です。
特にやりたいことがないけれど就職をしないといけない。
今の時期は超売り手と言われ、学生には焦りはなさそうです。
ただ、『やりたいことがない』ということに関しては、多少いら立ちをもっているようでした。
世の中に出て”こういうことをやりたい”という明確な目的意識を持っている学生は多くはないと思います。
その原因はいろいろ考えられます。
その一つとして世の中にどのような職業があるのかをあまり知らないということがあります。
それと働くということに関して真剣に考える機会や時間を十分持たなかったというともあるかもしれません。
でも多くはこういう状態の学生なのではないでしょうか。
そしてそのまま卒業して就職していく。
会社の立場からすると、如何に彼らを教育し、会社の戦力として頑張ってもらうかを考えなければなりません。
これは、正社員だけのはなしではなく、アルバイトスタッフにも言えることです。
特に接客業ではその違いは顕著にでるような気がします。
自分の仕事に誇りを持ち、一生懸命に頑張っているスタッフと、
お金のためにしかなく働いているスタッフとでは、
必然的に大きな差が出てきます。
みなさんも雰囲気で、何となく感じるのではないでしょうか。
誇りをもって働いているスタッフばかりがいる店舗と
お金のために働いているスタッフばかりがいる店舗があるとすれば、
例えサービス内容が同じであっても、集客にも大きな違いが出るでしょう。
もしそうならば、なるべく自分たちがしている仕事に、誇りを持っている人を雇用することが大切です。
しかし、多くの就職者はそういう気持ちを持っていません。
それどころか、やりたい仕事でもないけど就職してくるのです。
そういう人たちが、自分たちの仕事に自然に誇りを持つというのは難しいかもしれません。
いかがでしょうか。
皆さんは今の若者が働いて2、3年経てば、自然に自分の仕事に誇りを持つようになると思いますか?
もし、ならないのであれば、誇りを持つように会社が仕向ける必要があるのではないでしょうか。
そのためのロジックをあなたの会社は構築する必要があります。
あなたの会社ではいかがでしょうか。
社長をはじめ、経営幹部の人間が、自分たちは誇れる仕事をしていると語れるでしょうか?
店舗責任者や役職者はどうでしょか?
昔見たカンブリア宮殿の中に、仏壇の「はせがわ」さんのお話がありました。
印象的だったので記憶が残っています。
九州の三井三池炭鉱爆発事故が発生して、多くの人(458人)が亡くなったとき、「はせがわ」の長谷川社長は急いで、その家族のところへ行ったというのです。
でも、多くの同業者は尻込みしていかなかった。
それは、人の不幸を商売にして儲けようと思われるのが嫌だったからです。
しかし、長谷川さんは違っていた。
必死で一軒一軒を回ったんですね。
なぜ、そういう行動をしたのか。
それは長谷川さんの仏壇販売に対する誇り、使命感がそうさせたのです。
長谷川さんは仏壇というのは、亡くなった人と家族をつなぐ唯一のアイテムだと考えていたんですね。
お父さんが亡くなって、心細い思いをしているにちがいない。
だからこそお父さんを身近に感じる仏壇を家に置いてもらって、
家族のこころのよりどころ、支えにしてもらいたいと考えたんですね。
訪問してお話をすると、はじめは怒っていた家族も長谷川さんの想いに納得し、仏壇を購入されたということです。
その数は80件以上と記憶しています。
自分の仕事に誇りを持つとは、自分の仕事の意味を自分自身がどのようにとらえているかということにほかなりません。
社会人になりたての人に”勝手に考えろ”ではなく、会社の社会的価値を正しく捉えて、若い人に伝えるべきではないでしょうか。
そうしないと彼らの人としての成長は確実に遅れるでしょう。
小耳にはさんだ若者の会話から、そんなことを考えていました。
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ルナテックという常識破りのフランス料理店から学ぶ!
東急二子玉川駅より徒歩7分のところに、ルナテックという人気のフランス料理店が多摩川の土手添いにあります。
みなさんはフランス料理店と聞くと、どういうイメージを持たれますか?
高級、値段が高い、サービスが良い、美味しいなど様々だと思います。
私はホテルの結婚式で食べる料理というようなイメージを持っています。
このルナティックというフランス料理店の特徴は、
美味しくて安い。特にコストパフォーマンスが高いということで、人気が出ているお店です。
例えば、メインディッシュの「牛肉フィレステーキのフォアグラのせ」でも1500円という値段です。
普通のフランス料理店なら2800円前後する食材を使っています。
食べに来た人は、これだけの高級食材を使って、この値段は安いよねとなるわけです。
このお店、土日は満席になり、待っているお客様が行列を作ります。
なぜ,こんな低価格で本格的なフランス料理が提供できるのでしょうか。
実はこのルナテックさんは、完全セルフサービスを導入しています。
料理は券売機で食券を購入します。
料理が出来上がると、マイクで番号を呼ばれ、お客様が厨房近くの受取口まで料理を取りにきます。
食べ終わると、お客様が食器返却口へお皿を持っていきます。
お客様がホールの仕事をすることで、コストを抑え、美味しい料理が食べられるのです。
フランス料理店の多くはフルサービスです。
食材にお金を掛けますが、人件費にもお金をかけているのです。
そして、高級感を出すには店舗の内装にもお金をかけています。
このようにいろいろとお金をかけるので、料理の値段が高くなってしまうのです。
この店のオーナーである會津社長は、高級な雰囲気の中でフルサービスを受けて、フランス料理を食べたいと思う人しかいないというのは、
店の思い込みであって、フランス料理の美味しさを楽しめれば、サービスが無くても満足する人もいるはずだ、と考えて作られたようです。
通常、私たちは多く目にするモノやコトを当たり前と思い、疑問を持ちません。
だから何かをする場合、多くの人がやっていることを、自然にマネをしてしまいます。
人と違ったことをするのは何となく危険と感じるのですね。
だから、ルナテックのようなお店はあまり見かけません。
でも、よく考えてみると違うことをしてはいけないという規則があるわけでもなく、
それはリスクではなく差別化のためのチャンスかもしれません。
この完全セルフのフランス料理店を見て、どこの業界でも同じように前例や常識に縛られているのではないか、
そしてこのお店のようにあえて常識に逆をすることもありなのではないかと思いました。
また、強くなるために総花的に強化するという考え方ではなく、
選択と集中を徹底するという考え方も、勝ち残るための選択肢の一つであることも
再確認させてもらったように思います。
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三菱重工の小型ジェットMRJの納期遅れを教訓とする!
先週、イギリスのファンボローで、国際航空ショーが開かれました。
そこで初めて、三菱重工の小型ジェット旅客機MRJがお披露目の飛行を行いました。
ニュース番組WBSのインタビューに観客は、「音が静か」とか「カッコイイ」など
初飛行を評価していました。
MRJの塗装自体は、ANAの仕様になっていましたが、
まだANAには納品されていません。
実はこのMRJですが、納期遅れが現時点で7年にもなっているとのことです。
一番先に注文したのがANAですが、ANAは7年も待っているということです。
テスト飛行を繰り返すと不具合が見つかるので、それを修正する。
修正してテスト飛行をするとまた見つかる。
飛行機の不具合はすぐに命にかかわるので、慎重に対処すべきですが、
このような状態で大丈夫なのか、誰しも懸念します。
そこで、WBSが三菱重工の宮永俊一社長にインタビューをしていましたが、宮永社長は強気の発言で、
「遅れても進んでいるので、追いつかれることは無いと思っている」と答えていました。
でも、本当でしょうか?
現実に航空業界の2強であるボーイング社とエアバスは、小型ジェット旅客機分野への攻勢を強めています。
ボーイング社はブラジルの小型機のトップメーカーであるエンブラエルと提携し、
新たな小型ジェット旅客機の制作に乗りだしています。
また、エアバスもカナダのボンバルディア手を組み、小型機市場を狙っています。
さらに中国のメーカーも小型ジェット市場をうかがっているようです。
このような状況を見ると、MRJの納期遅れは三菱重工にかなりの機会損失をもたらしていると考えるのが妥当でしょう。
機会損失とは、本来上げるべき売上などが上がらず、その差額を損失とみなす考え方です。
つまり、納期遅れが無ければ、MRJの受注をもっと多く取れていたと考えることができます。
これはホール運営でも身近に起きることです。
いろんな企画やサービスを間に合わず遅れることで、
本来上げるべき稼働が上がらないという状態を引き起こしている可能性は十分あります。
具体的に言えば猛暑に対するサービス対応などすぐにしているホールは、
気が利くねということで、集客が伸び、そうでないホールは伸び悩む。
しかし、これは一見見えにくいので、会議でも問題にならない。
他業界というか、身近な例で言えば、
被災地の寄付金の集まり方ですが、
寄付の呼びかけを行うサイトの立ち上げを、
被災から2日後にした自治体(約3118万円)と
被災から5日後にした自治体(約461万円)では7倍の違いが出ているとWBSで報告していました。
段取り不足で今月やるべきことを来月に先送りしているということは、
実は大きな機会損失をもたらしている可能性があるのではないでしょうか。
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ハザードマップからコミュニティ掲示板を振り返る!
西日本豪雨の被災地域の復興活動の様子が連日報道されています。
大きな災害があると、それに対する反省や改善点などを探し出し、
同じような状況になったとき、被害を最小に抑えられるように、
いろいろな検証が行われます。
ニュース番組のWBSでは各自治体が作っているハザードマップが、
本当に使いものになるのか、専門家の意見を聞きながら検証していました。
各自治体は、住民に安全を守るために、事前に危険を知らせたり、危険が迫ったときには安全に避難ができるように、
土砂災害警戒区域を示したハザードマップを作成しています。
今回のような土砂災害の危険に迅速にするために、住民に危険な地域ごとにどれだけあるのか危険区域をレベル別に地図上で表示をして、注意を喚起しています。
つまり、自治体からの緊急避難の呼びかけに対して、自分の家の危険度を知ることで、
素早く呼び掛けに応じるべきか判断できるようになっています。
WBSでは、被災地の住民にハザードマップの存在を知っているか聞いていました。
インタビューでは、ハザードマップ自体を知らないという人がいたり、
ハザードマップを町内会の回覧で見たことがあるが、こんなことになるとは思わなかったので、良く見ていなかったというような答えが返ってきていました。
要するにハザードマップは、実際にはあまり活用されていないということでしょう。
人間は目の前の危険や危機には必死で対応しようと思いますが、
いつ来るか分からない危険や危機に対してはどうしても関心が薄くなるので、仕方がありません。
だから仕方がないということで、自治体の責任は免れるでしょうか?
免れないでしょうね。
自治体としては、住民がハザードマップに関心を持つように、啓発をしていくことを求められるでしょう。
ということは、ハザードマップに対する啓蒙活動が課題となります。
それでは、課題はそれだけかというと自治体が作成しているハザードマップ自体にも、問題があると指摘しています。
山梨大学の地域防災・マネジメント研究センターの鈴木猛康教授は、不親切なハザードマップが多いと指摘します。
つまり、ハザードマップを作ることが目的化してしまい、ハザードマップの利用者のことを考えていないと言います。
例えばと言うことで、東京都のハザードマップの土砂災害の危険度の表示のことを指摘していました。
東京都は土砂災害の危険のレベルを4つに分けています。
レベル4:50KN/㎡を超える地域
レベル3:50KN/㎡を超えない地域
レベル2:土砂災害特別警戒区域
レベル1:土砂災害警戒区域
ネットでは、レベル1~4の表示はなく、4つが上記の順番で並んでいるだけです。
4つに分けてあるのは分かります。
レベル3やレベル4に地域も危険地域とは分かりますが、どれだけ危険度が高いのかまではわかりません。
専門化しか分からない用語を使っているので、一般人には意味不明の表記ということになります。
文言を見るとレベル1よりレベル2の方が危険度が高いことは何となくわかりますが、
レベル2とレベル3はどちらがどれだけ危険なのかは、良くわかりません。
とすれば、自分の家がレベル4の『50KN/㎡を超える地域』になっているからと言って、
自治体からの緊急避難の呼びかけにすぐに応じようと思うでしょうか?
良くわからないので、呼びかけにすぐには応じないと思います。
ちなみにレベル4の危険地域とはどのような地域かと言えば、
「この地域で、もしも土砂災害が発生したとすれば、家が転がりながら、あるいはジャンプしながら、
かなりの遠くまで流されてしまう非常に危険度の高い地域」という意味だそうです。
もし、このことを知っていれば、レベル4地域にある住民は、
緊急避難勧告が出た段階で、急いで避難するでしょう。
しかし、現在は危険を認識できるように書かれていないので、
様子をみてからの避難になってしまう可能性が大きく、
災害に巻き込まれる可能性は高いということになります。
別に、東京都に悪気があってそういう表示をしてるわけではないことは、みなさんもお分かりと思います。
でも、悪気がないだけになかなか改善ができないということになります。
鈴木教授は、この表示以外にも、文字の大きさや住民の自宅場所の確認のしやすさ、ネット上の操作のしやすさをあげていました。
利用者である住民の立場に立つと、これらのことは配慮すべきと指摘されていました。
一度、第三者的な目で自分達のしていること(ハザードマップの作成)が、目的を果たすものになっているかチェックをしてみる必要があると言うことですね。
これは相手に伝える行為全般に言えることだと思います。
例えば、コミュニティホールをされている方は、コミュニティ掲示板などをつくり、
地域情報やお客様に是非知って欲しいと思う情報を掲示していると思います。
それが、本当に見て欲しい人に見やすい形で提供しているのかということです。
よく見かけるのが、市民だよりをそのまま掲示板に貼っている。
しかも、どこを見て欲しいかのアンダーラインなどもない。
何を伝えたいか分からない。
もし、高齢者向けならば、老眼鏡を掛けなければ、おそらく見えない。
コミュニティ掲示板は歩きながら通りすがりに見る人が多いので、
読まれない可能性が高い。
読む人の立場に立てば、文字を拡大しておこうとか、
ポイントが分かり易ようにアンダーラインをつけておこう、
特にこの部分は重要なので、POPをつけて目に留まりやすいようにしておこうなど、
いろいろと工夫をすることになるでしょう。
そういう工夫をしているところを見ると、
店舗のお客様への心遣いがわかり、
お客様もこのホールに好感を持っているのではないかと感じます。
もし、店舗がいろいろな働きかけをしても、お客様の反応が薄いということであれば、
お客様の反応が鈍くなったと断定するよりも、自分たちの働きかけの在り方を見直してみるのも悪くないと思います。
今回のハザードマップの問題は、
店舗が発信している情報伝達の在り方等を振り返るのに、良い事例ではないかと思って見ていました。
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更新日:
星取県の取り組みを機種稼働向上企画の参考にする!
鳥取県は、4月24日、東京でキャンペーンを始めました。
鳥取県知事の平井伸治氏が先頭に立ち、
「ぜひ、星取県に来てほし(星)い」
と鳥取県の観光PRです。
発表会には、宇宙飛行士の山崎直子さん、天文宇宙検定3級や星空準ソムリエの資格を持つ「宙(そら)ガール」の篠原ともえさん、
浅草キッドのメンバーなどを招き、発表会を盛り上げていました。
鳥取県は全県で『天の川』が見えると言うことを資源と考え、
全国で初めて「星空保全条例」を制定したのです。
そして、この資源を活用して、全国から観光客を呼び寄せたいという考えです。
星空はどこにでもあると言えばあるのですが、
NHKの調査によると、日本人で『天の川』を見た人は3割ほどしかいないのです。
『天の川』という言葉を知っていても、そのキレイさを体験していない。
鳥取に来て、『天の川』のキレイさを体験してもらうことで、感動をしてもらい鳥取での旅の価値を上げる。
モノ消費からコト消費という流れにもマッチし、悪くない企画です。
旅行業者にも働きかけ、星空観賞を入れた鳥取ツアーは結構人気となっているそうです。
鳥取県の観光窓口には「星を一度も見たことがないが、本当に見えるのか」など多くの問い合わせが来ています。
企業とも積極的にコラボし、サッポロビールは「CATCH the STAR 星取県」という特別ラベルの缶ビールを限定販売しています。
県内の企業も乳飲料や緑茶、農産加工品など「星取県」商品を開発しています。
観光戦略課では、星景写真や星空SNS投稿のコンテスト、映画「蚤とり侍」とのタイアップなど次々と企画を打ち出しています。
そして星が良く見えるように、県全体で6月21日から9月12日まで、ライトダウンキャンペーンを展開。
さらに観測スポットを掲載した「星空マップ」を制作しています。
スマートフォンのアプリでは、自分が見つけた観測スポットを投稿できるようになっています。
いかがでしょうか。
星取県企画の質と量はかなりのものがあると思います。
よくある打ち出しは凄いが、中身が薄い企画とはだいぶ違うようです。
平井知事自体は、スタバ発言などユーモアのセンスもあり、
鳥取砂丘での位置情報を使ったポケモン探し企画など企業家センスに優れた知事です。
鳥取県の企画をリンクして、自店の企画に置き換えて考えると面白いヒントが得られると思います。
しかし、鳥取県の取り組みが凄いと思ったのは、
鳥取県人に対して、星空に関心を持つように働きかけをしていることです。
こここそ見習うべきポイントだと思います。
いくら県の観光課が星空をPRして、『天の川』を見ると感動をしますと言っても、
県民自体がなんら関心がないということであればどうなるでしょう。
県外から観光客が来て、
「鳥取で見える『天の川』って、すっごくキレイなんですよね」
と訊かれて、鳥取県人が
「あんなものいつも見ているから見飽きている」
と言ったらどうなるでしょう。
観光客はしらけるのではないでしょうか。
旅行代理店や県の観光課に騙されたと思うのではないでしょうか。
そういう思いで『天の川』を見ても感動は半減すると思います。
これを身近なパチンコ企画と置き換えれば、分かり易いと思います。
例えば、海に力を入れているので、ポスターを作ったり、景品イベントもしている。
屋台も出しているし、物産展もしている。
そして、スタッフも海を打つようにオススメしている状態です。
その時、お客様が海をススメしているスタッフに、
「あんたも海を打つの?」と訊かれて、
「申し訳けありませんが、私は海に興味はなんです」
と答えているようなものです。
お客様の心理状態は容易に察することができると思います。
こうならないように鳥取県は県民を星好きにするための施策も併せて打っています。
私が地元のテレビを見ていて聞いたのは次の3つです。
〇星空観察会
〇移動プラネタリウム体験会
〇天体望遠鏡の無料貸出
地味ですが、星空に興味を持ってもらうきっかけづくりになると思います。
参加者は子供だけというより、親子連れの参加も多いようで、県民の意識も徐々に「星取県」に向かっていくような感じがします。
県民が星好きになり、
県外から観光客が来て、
「鳥取で見える『天の川』って、すっごくキレイなんですよね」
と訊かれた時に、
「そうなんですよ。本当に『天の川』がキレイに見えるんですよ。毎日見ても見あることが無いですよね」
と言って星空の話を始めたら、観光客の感動もさらに高まるのではないでしょうか。
先ほどのパチンコ業界の海の事例を同じように置き換えることができると思います。
そう考えると、星取県の取り組みは、みなさんの機種運営にも大いに参考にすることができるのではないでしょうか。
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武田薬品工業の人財重視から勝ち組ポイントを考える!
武田薬品工業の「武田グローバル本社ビル」がのグランドオープンが7月の初めにありました。
地下4階、地上24階で総工費は約660億円もしています。
武田薬品工業の売上高は、約1.7兆円あり、日本の製薬会社のトップです。
しかし、世界は18位と上位に食い込めていません。
世界ランキング19位のアイルランドのシャイアを7兆円で買収すると、
売上は今の倍近くの3.3兆円になり、売上規模で言えば8位ぐらいになると予想されています。
ちなみに世界のベスト3は以下の企業です。
1位 ロッシュ 約6.0兆円(スイス)
2位 ファイザー 約5.8兆円(アメリカ)
3位 ノバルティス 約5.5兆円(スイス)
日本ではトップでも、世界で見ればさらに強い会社はたくさんあります。
新薬の開発競争で勝ち残るためには、大きくなり、開発を支える力が必要になります。
勝負は、競合相手よりも強くないと勝てないので、武田薬品工業も勝ち残るためにできる限りの手を打っているという状態です。
ニュース番組のWBSで、巨額の費用をつぎ込んで、「武田グローバル本社ビル」を作った理由を尋ねていました。
それに対してクリストウェバー社長は、製薬業界では世界レベルで有能な人材の争奪戦が始まっている。
有能な人材を確保した企業が、勝ち組企業なる。
今回建設した本社ビルは、有能な人材を取り込むための環境づくりをしているとのことでした。
勝ち組になるポイントは、資金や設備ではなく人財なんです。
これを言い切って、人財確保のために巨額の投資をしているのですね。
そして、優秀な人財を世界中から集める。
実際、武田薬品工業の従業員の8割は外国人です。
また幹部役員の14人中11人がやはり外国人です。
人財が勝ち残りの決定要因となるのは、製薬業界に限ったことではなく、
成熟しているどの業界にも当てはまることだと思います。
パチンコ業界も例外ではなく、出玉ができない、新台もあまりヒット商品がでず、集客力も弱まっている中で、
ホール企業が勝ち残るためには、何がキーポイントになるでしょうか。
設備が大きければ勝てるのでしょうか?
設置台数を多くすれば勝てるのでしょうか?
新台をどんどん買い替えれば勝てるでしょうか?
出玉をすれば人が集まるのでしょうか?
もし、それらをすることで、繁盛店が描けるのであれば、やってみる価値はあると思います。
しかし、今の時代は中々難しいと思う人が多いのではないでしょうか。
それでは、優秀な人財がいればどうでしょうか。
イメージを持ち易いように、例えばAKB交替でスタッフをしているホールならいかがでしょうか。
たとえそのホールが300台の小規模なホールであっても、お客様は満杯になるのではないでしょうか。
実際、コミュニティホールづくりの中で、同じサービスをしても、優秀なスタッフとそうでないスタッフはお客様の好感度は大きな差が出ます。
場合によっては正反対の結果さえ出ます。例えば、身近な挨拶を考えると良いかもしれません。
優秀な人財がいるというのは、何にもまして強力な武器になります。
別に店長がヨン様や福山雅治でも良いと思います。
たまにホールに顔を出してお客様に挨拶をするというだけで、お客様は満杯になるのではないでしょうか。
もし、勝ち残りポイントは人財だと思われるなら、あなたは会社や店舗は人を育てるためにどれだけのことをされていますか?
今、人財に投資をしてもすぐにリターンは無理かもしれませんが、5年後ぐらいはすぐ過ぎます。
5年後に後悔しないためには、戦略的人財マップを作り、今から人に対して投資をすることが大切なのではないでしょうか。
・・・ 👆目次
更新日:
ミズダコ「ラビオ」くん占いからお客様心理を考える!
ワールドカップはテレビで盛んに報道されています。
本日7月10日から準決勝が行われます。
どの国のチームが勝つか、サッカーファンは興味津々でご覧になっていると思います。
勝負は時の運ですので、分からないのですが、でも知りたいと思うのが人間心理です。
その思いが強くなると、どうなるか予測したいから、占いたいという気持ちになっていくのではないでしょうか。
予測はある程度根拠に基づく推論となりますが、それをいくら考えても結論はでないので、
一層のこと誰かに決めて欲しいということになるのではないでしょうか。
その方が気分が楽ですし、未来を楽しむということでは、それで十分だと思います。
そこで今回のワールドカップの日本代表チームの勝敗を占ったタコがいます。
みなさんはミズダコの「ラビオ」くんをご存知ですか?
北海道の小平町沖でとらえた体長70㎝のミズダコです。
漁師の阿部喜三男さんが6月19日に捕獲したものです。
そのタコに日本代表チームの勝敗を占わせたのです。
子供用にプールに水を入れ、試合を予想するカゴを置き、どのカゴを選ぶかで勝敗を占わせることにしました。
カゴは3つ用意し、日本、対戦国、引き分けと名札を付け、「ラビオ」くんがどのカゴを選ぶかで、占いとしたのです。
占いの結果は、コロンビア戦の日本勝利、セネガル戦のドロー、ポーランド戦の黒星、すべて的中しました。
そのことが話題になり、いろいろなところで話題に取り上げられました。
そのミズダコはどうなったかというと茹でられました。
すべて当てたにも関わらず、海に返してはもらえなかったのです。
可愛そうなお話です。
そしてベルギー戦では、別のミズダコが「2代目ラビオ」くんとして、占いをしました。
初代はこの世にいないので仕方がありません。
占いの結果は日本の勝利でしたが、結果は皆さんもご存知のとおり、負けてしまいました。
タコにしてみれば、当てても当てなくても茹でられるのであれば、まともにやってられないということかもしれません。
皆さんがこのタコの立場ならそうもったのではないでしょうか。
もちろん、この「2代目ラビオ」くんは試合終了後即、茹でられました。
人は、先が分からないと、何とか安心を得たい、希望を見つけたいと思い、いろんなことを勝負と結びつけてしまいます。
そういう意味で、このミズダコ占いは、いわゆる「験を担ぐ(げんをかつぐ)」というものだったと思います。
これは、パチンコユーザーでも同じだと思います。
ウィペディアによると「験を担ぐ」とは、ある物事に対して、以前に良い結果が出た行為を繰り返し行うことで吉兆をおしはかること。
また、良い前兆であるとか悪い前兆であるとかを気にすること。となっています。
例えば、あなたがパチンコをしたいと思いパチンコ店に車で行ったとしましょう。
〇朝一駐車場にゴミが落ちていたら、今日はラッキーと思うでしょか?
〇風除室に入ったら、ポスターが落ちかかっていたらどうでしょうか?
〇スタッフに遭ったときに、愛想がない挨拶だったらどうでしょうか?
〇遊技台に座ったら台が汚れていたことに気づいたときどうでしょうか?
恐らく今日はついてないと思うはずです。
そう思った瞬間、投資金額は減少するでしょう。
すると大当りをする確率は当然ダウンします。
このお客様は、やっぱり負けたと思って帰るでしょう。
そして、次の日、同じことが起こればどのような心理になるかは言うまでもないでしょう。
店舗でしているクリンリネス、挨拶、サービス等の質は、
お客様にとっては、今日の勝ち負けを占う判断材料になっている可能性があるということです。
運が絡んでくるゲームは、どうしても験を担きたくなるのが人情です。
そう考えると、クリンリネス、挨拶、サービス等の質は、お客様のパチンコ参加意欲に重大な影響を及ぼす要素になっている、と言えるのではないでしょうか。
・・・ 👆目次
更新日:
カルビーが「フルグラ」を順天堂大学と共同研究。
その趣旨を見習い、パチンコ業界もエビデンスの収集を!
皆さんは「フルグラ」ってご存知ですか?
フルグラとは、カルビー株式会社から販売されている「フルーツグラノーラ」というシリアル食品の略で、
200億円後半を売り上げるヒット商品です。
材料は乾燥果実や種実類で、オーツ麦やライ麦に、パパイヤ・レーズン・いちご・りんご・アーモンド・かぼちゃの種・ココナッツ等が入っています。
食物繊維も多く、ビタミンやミネラル等の各種栄養素を一度にまとめて摂取できるということで、健康志向の日本人に合い、人気商品となっていいるようです。
実際、近くのスーパーに行くと商品棚は品薄になっており、よく売れているようです。
このフルグラがどのように健康に良いのか、カルビーのホームページ上で、
病院の医師や歯科医などからコメントもらっており、
フルグラの良さの裏付けとして掲載していました。
通常ならそこで十分となるのでしょうが、
カルビーは順天堂大学の天野篤教授と手を組み、「フルグラの健康に与える効果に関する共同研究」を開始すると発表(2018年6月)しました。
日本の朝食には塩分が多いという特徴があるので、高脂血症、糖尿病、高血圧という三大生活習慣病に対して、
フルグラを食べることで、それらの予防効果がどれだけあるのかを、
しっかりとデータ収集し、検証して行く予定のようです。
学会で発表するレベルの精度の高い裏付け(エビデンス)をとることで、
フルグラのさらなる売上の拡大(目標1000億円)を目指すようです。
こういう取り組みをすると、
カルビーの社員自体も、我々は本当に結構に良いものを作っているという意識を強く持てると思います。
そして、効果や効能が具体的に明らかになった場合、
また販売している小売店なども、自分たちは健康に良いものを打っているという安心感や、
生活習慣病の恐れのあるお客様に対して、お客様のために商売を超えて、本気でオススメをすることができます。
この事例をパチンコ業界にあてはめると、
やはりパチンコやスロットで遊技をすることが、認知症の予防になるという長期にわたるデータ収集を、
大学と連携してとる必要があるのではないかと言うことです。
これまで日遊協の雑誌の特集などで、パチンコやスロットをすると頭の血流が盛んになり、脳が活性化されるという研究成果を取り上げています。
しかし、それは脳が活性化するということであり、イコール認知症の予防とは言えません。
脳が活性化すれば認知症の予防になる可能性が高いと推測されるというものですね。
栄養があるものを食べれば健康になるという程度のものです。
如何に栄養があっても消化をされないと話になりません。
消化をされても吸収されなければそこでアウトです。
吸収されても、新陳代謝が行わなければ、やはりだめなのです。
これをすべて満たして、これは栄養がある。食べれば健康に良いとなります。
パチンコの依存症のように悪い面だけが強調されていますが、
従来から言われている脳の活性化という良い面があるのです。
これをもっとデータ的な裏付けのものとに、強化していくことは業界にとって必要なことではないでしょうか。
具体的にはパチンコを全くしない人とパチンコをする人に分けて長期に追跡調査をするというものです。
アメリカなどではこの種の研究は盛んで、10年、20年のスパンで行ったりもします。
日本独自の産業、娯楽文化ということで、適度に遊ぶことは認知症の予防にもなり、
良いものであるということを科学的に証明することは大切だと思います。
そうなれば、急増している訪日外国人に対しても積極的なピーアールができ、
新たなパチンコ文化が花開くかもしれません。
大学の研究者は研究資金の捻出に四苦八苦しています。
資金は欲しいはずです。
でもパチンコについて研究をしたくないという研究者の方もいると思います。
しかし、業界として高齢化社会をにらみ、本当に国民の健康と安心を追求していくという確固たる姿勢があれば、動いてくれる研究者もいるのではないでしょうか。
もしかしたら、業界として既に長期の実証検証の取り組んでいるかもしれない???
そんなことを思いながらニュースを見ていました。
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「スナバ珈琲」の思いがけないサービスから考えること!
鳥取で50年に一度の豪雨に巻き込まれてしましました。
国道や県道は山間部になると至るとことで通行止めになり、中国自動車道も通行止めです。
5日は高速バスでいったん大阪に向かったのですが、通行止めのため途中で引き返してしまいました。
鳥取市内に仕方なく宿泊していましたが、雨はやみそうにありません。
翌日、JRも高速バスもすべて運休。
公共交通がすべて使えません。
でもこのままではJRの復旧は時間がかかる。
高速バスも土砂崩れのおそれは無くならいので、運休し続ける可能性は高い。
しかも、雨は止むどころか、大雨警報は出っぱなしです。
このまま鳥取に何日もいることになるのは辛いものがあります。
2泊目になって、よく考えると空路があることに気づきました。
飛行機なら地上にあまり影響されない。
しかしながら鳥取空港は羽田空港行きしかありません。
大阪は近すぎて飛行機は飛んでないんですね。
仕方が無いので、羽田空港まで行って、関西空港に戻ることにしました。
朝9時過ぎ、鳥取空港に行き、羽田空港行きで空席があるのが、14:55発の便だったので、そこまで待つことにしました。
私が予約をして30分もたたないうちに、「本日は全便全席満員になりました」とアナウンスあり、
早々にホテルを出て、急いでタクシーで空港に行ったのは正解だったと思いました。
しかし、9時過ぎから午後の3時ごろまで、小さな地方空港で待つのは結構つらいものがあります。
私は時間がもったいないので、待合所の椅子に座りながらパソコンをしていると、空港内にある喫茶レストランの「スナバ珈琲」のスタッフが声を掛けてこられました。
「いま、スナバコーヒーをお試しサービスをさせていただいています。
よろしければコーヒーはいかがですか?」
有難く私はコーヒーをいただきました。
身体は疲れていましたが、予想外のラッキーなことがあったので、少し疲れが吹き飛びました。
これはホールでも同じではないでしょうか。
お客様は店舗で予想外の良いサービスに出会うと気分が良くなり、よし頑張ろうという気になるのではないでしょうか。
お客様に喜んでいただくとスタッフも楽しいので、お客様にもっと何かしてあげたいという気になるきっかけを作ります。
そう考えると新しいサービスを創造することは、とても大切なことだと思います。
私は今度時間があれば「スナバ珈琲」で、ゆっくりコーヒーを飲もうかなと思いました。
ちなみに「スタバ」でなくて「スナバ」です。誤植ではありません。鳥取は「スナバ」なのです。
※今度新しく作った『アイデアタマゴ』のコーナーは、新しいサービス創造のヒントになることも意識しています。
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高卒者の3年以内の離職離の高さから考えること!
今週から高校生の就職活動が解禁となりました。
みなさんの会社でも高校の新卒者を毎年採用されているところもあるかと思います。
全国で高校を卒業して就職する人は約18万人です。
人手不足と言うこともあり、高校の求人倍率も高く、2.08倍と超売手市場となっています。
会社を選ばなければ、理屈の上では100%の人が就職ができるということになります。
高卒者の就職ができてたいへん喜ばしいこのなのですが、厚生労働省の調べでは、せっかく就職したのに3年以内に辞める人が40.8%もいるというのです。
5人のうち2人が辞めています。
この数値だけでは、多いか少ないかは判断できないので、大卒者と比べてみます。同じく3年以内に辞める人は32.2%となっています。
大卒と比べて8.6%も高くなっています。
皆さんはこの原因は何だと思われますか?
ニュース番組WBSでは、その原因を高卒者の希望と選んだ就職先の企業とのミスマッチと考え、
それを無くすためのビジネスをしている会社を紹介していました。
実際、高校生に対して企業が入りませんかと直接アプローチをすることは禁止されています。
基本的に高校生を採用する企業は、学校に求人票を出します。
学校は求人票を見て、生徒に希望を聞き、企業を斡旋するというような形です。
ここで問題となっているのが、所定の求人票では仕事の内容が分かりにくく、
企業自体もどのような社風なのかもわからないということです。
学校の進路指導の先生でさえも、自分の知識と経験の範囲内でしか把握しようがないというのが現状のようです。
特に最近は求人件数が増えているので、企業自体がどのような企業であるかを把握するのは難しいのです。
WBSで事例として紹介されていた横浜の高校では、求人件数が900件以上と言っていました。
もし自分が進路指導の教師の立場としたら、どうでしょうか。生徒のために全部把握して最適な企業をアドバイスできるでしょうか。
かなり難しいと思います。
WBSに出ていた高卒で就職した人は、先生からこの会社にしなさいと1社紹介されて就職を決めたと言ってました。
もちろん地方へ行くとそこまで求人は来ないと思いますが、例え100社でも把握するのは大変なので、状況は似たようなものかもしれません。
こんな状態なのでミスマッチが頻繁に起こる。
実際に就職したけれど思ってた仕事ではなかった。
会社の雰囲気が合わなかった。
そして、3年以内に辞めていってしまうというのです。
この現状に目をつけて、従来の無味乾燥な求人票ではなく、会社の雰囲気や仕事内容も分かる求人情報を高校生に特化して作った「ジンジブ」という会社が紹介されていました。
情報誌の名前は「JOBドラフト」と言います。
写真をふんだんに取り入れて仕事内容や会社の雰囲気を紹介しています。
そして実際に就職した先輩からのメッセージも載せています。
さらに、QRコードもついており、もっと詳しく知りたい人はスマホで追加情報も見ることができます。
現在、人手不足で困っている企業も多く、このビジネスは順調に伸びているようです。
さて、皆さんはこのビジネスが浸透し、分かり易い求人情報誌が高校に配れることによって、
3年以内の離職率はどれだけ改善されるでしょうか?
仮説を立て、対策を打つ。これでどれだけ改善されるかを事前に予測することは、費用対効果を考える上では大切なことですよね。
あなたはどう予測をしますか?
私の予測としては、3年以内の離職率が32%ぐらいになるのが精一杯ではないかと思っています。
理由は、大卒者の就職スタイルに近くなるだけであり、
大卒者と高卒者の人間力と知力判断力が同じとすれば、同じような結果になると思うからです。
ここで改めて高卒者の離職原因を、ミスマッチなのかと考えると疑問が出てきます。
それは高卒者がどんな仕事に就きたいのか明確にしているとは思えないからです。
何となく就職をしなければと思い、高校生活を漠然と過ごしている学生にどうしてもやりたいことがあるとは思えません。
だから、マッチするしない以前の問題で、つまずいていると考えるべきではないでしょうか。
要するに高校生ではありますが、社会に出る以上、どのような人生を歩きたいのかという問いかけをする必要があるのではないでしょうか。
同じことは企業側にも言えます。
求人企業が、どんな人を採用したいと考え、明確な人物像を持っているのでしょうか。
もしなければ、マッチするしない以前の問題でつまずいていると言えるのではないでしょうか。
取り合えず人手がいるから採用しておくということでは、すぐに辞めてしまうのは不思議ではありません。
それでは早期の離職を防ぐための対策はというと、高校生の人間力アップについては企業はなんともできないので、
採用を工夫するしかありません。
では何をすれば良いのか。
やはり、欲しい人物像の明確化だと思います。
何年後にこういう社員になってもらいたい。
例えば、10年後に店長になってもらいたいなどです。
それにぴったりな人がいると良いですが、そう上手くいきません。
だから、育成を視野に入れて、最低限どのような資質を備えていれば、育成ができるか明確にしておくことです。
ということはそれに対応した人財育成の計画を準備していくとが企業には必要だということになります。
業界が成熟し、商品や技術が成熟いてくると最終的な差別化は人になります。
WBSを見ながら、離職防止について改めで考えていました。
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日大アメフトではなく、東大アメフト部が改革?!
日大アメフトが危険な反則行為で大きな問題となったのは記憶に新しいと思います。
日大のアメフトをどう改革するのか、それよりも日大自体に大きな問題があると問題は広がりをみせるばかりで、
改革はあまり進んでいないような状況です。
そんな中で、7月2日に東大アメフト部「ウォリアーズ」を支援する法人が発足しました。
名称は「一般社団法人東大ウォリアーズクラブ」。
メンバーはOBやOG、選手の父母会で構成されています
東大アメフト部から委託を受けて、理事や監督の人事権をもち、寄付金を集めたり予算の管理などのあらゆる支援をします。
これまで大学の部活動の透明性は低く、何をしているのかが外部から見えなかったのが、
法人化することで、その活動を外部から見えやすくるのが狙いです。
そして、法人という組織実態を持つことで、企業が協賛や寄付をしやすくなると言います。
実際、発足時点で1億円以上の寄付や物品の提供があったとニュース番組のWBSでは報じていました。
これまで東大アメフトの予算は約2500万円ぐらいで運営され、予算は十分ではありませんでした。
そのため試合で使うヘルメットやプロテクターは選手が自前で調達するので、
選手の中に価格を優先した選択をしている学生もいたそうです。
しかし、今回、法人が設立し、資金が豊富になったことで、安全管理面だけでも2000万円の予算を割り当てるということです。
その結果、学生の安全の徹底ということで、ヘルメットやプロテクターは安全を最優先したものを法人が支給することになりました。
さらに、部員の健康状態の管理ということで、MRIなどの検査を定期的受けるなど、健康管理の充実も図っていきます。
東大ウォリアーズクラブの代表理事である好本一郎氏は、
東大アメフトと支援法人の連携が上手く行き、
支援内容を充実させることで、
優秀な選手を獲得する仕組みができ、
学生に一流のアメフトの面白さを味わってもらうことができるとしています。
そして、いずれは日大に代わり、関東リーグの一位、甲子園ボウルでの優勝を狙っていくようです。
ブログで、他山の石としないというような話をしていますが、
この東大アメフトの改革はそれにピッタリ当てはまるものではないでしょうか。
東大アメフトが不祥事を起こして改革をしたのではなく、
日大の閉鎖的な体質を見て、自らの判断で改革をしたので、さすがと思います。
もちろん、大学アメフト部の法人化による支援は、東大が初めてではなく、
すでに京大が2016年8月26日に「一般社団法人 京都大学アメリカンフットボールクラブ」を設立しています。
先例がすでにあり、それヒントにしているとは思いますが、思い切ってやる実行力は見習いたいものです。
日大の問題に対して、個人の問題と考え、
「監督やコーチには常識あるスポーツマンシップを備えた人を人選する」という文言を部の規則など入れることだけでも改革?かもしれません。
しかし、東大のように仕組みとして作り上げる方法もあります。
もし、あなたの会社ならどちらの方法を選ぶでしょうか。
問題のない会社はありません。
その解決策をどうのように、どんなスピードで行うかで、会社の強さは決まるのではないでしょうか。
行動がそのものの本質的な思考を表します。
「東大ウォリアーズクラブ」の発足会のニュースを見ながら、東大は良い大学なのだと、改めてと思いました。
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百貨店の「夏物2回セール」という販売戦略をヒントにする!
今年から百貨店の夏のセールが2回行われることになったのをご存知ですか?
ニュース番組WBSで紹介していましたが、
1つの百貨店だけが行うというのではなく、
ほとんどの百貨店が6月末と7月末の2回に分けて夏のセールを行うようです。
これをしかけたのは、日本アパレル・ファッション産業協会で、
百貨店に対して、今の消費者の意識の変化から、夏物を2回分けてセールをすることが有効であると提案しています。
その消費者の意識変化とは、「今が実需」「今買いたい」という人が多くなってきているというのです。
昔は、先を見越して買いものをする人が多かった。
だから欲しいものがあっても、セールまで我慢する人が多かった。
だから、今すぐに買う人は少なく、一見売れ残っている商品でも人気があるものが結構あった。
だから以前は、昔は夏のセールを心待ちにしており、人気があった。
しかし、今は消費者の意識が変わり、「今の需要」「今欲しい」を優先し、定価で購入する人が増えている。
したがって、百貨店でクリアランスセールをしたとしても、残っている商品は消費者が欲しくない商品であり、
それをセールしてもあまり売れないというのです。
矢野経済研究所の『繊維白書』によると百貨店の衣料品の売上は、2015年ごろから落ち込みが激しくなっています。
そこをアパレル業界が原因を分析して、
消費者意識の変化に対応できていないという結論を導きだしたようです。
ではなぜ2回セールスが有効なのか。
このセールの目的の一つは在庫処分です。
店頭に並べていても売れないものは在庫と同じです。
これを早めに処分することで、お客様の季節ニーズが高いうちに売り切ってしまうという狙いです。
これにより、陳列スペースを空けることができます。
回転の悪いものを並べて置くことは売上の邪魔をすることになるので、これを取り除くことを意味します。
そしてもう一つは、新商品の展示です。
「今買」「実需」の人が増えているので、夏物を売り出してすぐに消費者の傾向は確認できます。
それを基に7月に新作を投入できるということです。
それを見て欲しいと思った人はすぐに定価で買ってくれるので、売上がさらに伸びるという予想です。
新作投入量を多くすることで、百貨店の売上が伸び、そこに納品しているアパレル業界も潤うというものです。
「実需」を中心に商売を組み立てる。
良く考えて見ると、トヨタのジャストインタイムと似ていると感じませんか。
必要な時に、必要なものを、必要なだけ揃える。
それにより無駄を省き、生産を最大にする。
抽象化思考をして、製造業の手法を百貨店業界にリンクした事例では無いかと思います。
もちろんその背景として、アパレル業界の生産リードタイムがかなり短縮されているということがあると思います。
昔のように衣料品の生産をするのに半年以上も前から段取りしなければダメという状態なら、
今回のような2回セールは実現しなかったと思います。
ここから何を学ぶかということですが、
やはり消費者の意識の変化に、自店は対応しているのかということを
振り返るというのが一番良いのではないでしょうか。
特に景品イベントなどを考えている場合、
お客様のニーズを先読みして、
今欲しいものを取りそろえるということを、タイミングを考えて素早く対応する必要があるでしょう。
例えば先週6月25日に気象庁から3か月長期予報が発表されました。
予報では、今年の夏は例年より暑く、特に7月は例年になく暑くなると予想しています。
実際、私がいる奈良では室内は朝から35度を越えていました。
この情報を聞いてクールグッズを手配しているなどです。
この間TVで見かけた頭に掛ける冷やしスプレーなど、以外に面白いのではないかと見ていました。
あるいは十分条件の9項目目の地域との共生ということで、
地域のホームセンターや飲食店を調べ、地域の暑さ対策をコミュニティ掲示板で紹介するのも良いかもしれません。
皆さんの店舗に来られる方も普通の消費者です。
とりあえず来店させたいと、いきなり施策を考えるのではなく、
「実需」というキーワードを活用して、新しい来店動機付けを考える方が、
新しい発想が出て来るのではないでしょうか。
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トヨタの「つながる車」から業界の未来を予測する!
みなさんは「つながる車」ってご存知ですか?
先月トヨタからコネクティッドカー(つながる車)の新車発表会が在りました。
車とラインでつながり、スマホで会話ができるというものです。
会話と言っても、天気の確認をしたり、
事前に目的地をつげて目的地設定ができる。
もちろん食事をしたいなら店を探してくれるし、
必要なら予約もしてくれる。
また、車にライトが切れているとか不都合があれば、車が知らせてくれる。
オイルなどの消耗状態や交換時期も教えてくれます。
事故に遭い、エアバックが開くようなことになれば、車が自動的にトヨタの情報センターへ、
連絡をしてくれ、状況を伝えてくれる。
なぜこんなことができるかと言えば、DCMという専用通信機を搭載しており、
外部のネットワークと絶えずアクセスをとっているのです。
発表されたのはカローラ・スポーツとクラウンの2車種です。
このコネクティッドカーをトヨタはすべての車種に標準装備として考えているとのことです。
どれくらい力を入れているかと言えば、
この2車種の発表会に社長の豊田章男さん自身が登場し、車の楽しさの概念が変わったと高らかに宣言されたことでもわかります。
「いままで車は、走る、曲がる、止まるという機能だけでした。
しかしこれからは『つながる』という新たな機能が必須機能として加わりました」
こう話す豊田社長は、誇らしげでした。
そして、つながることで新たなトヨタの事業の可能性、社会的存在価値の高まりに興奮しているように見えました。
毎年、トヨタが100万台以上日本で売ったとすれば、10年もたてばどれくらいのビッグデータの量が、
トヨタという会社に蓄積されるか想像がつくと思います。
ビッグデータを解析すると、車の走行状態が手に入るので、ドラーバーの運転技術が分かります。
急ブレーキなども把握していますので、地図と合わせれば危険度の高い交差点がどこか、すぐに分かります。
また、ドライバーが一時停止をしない場所やスピードを出し過ぎる場所もすぐに分かります。
これだけでもちょっと考えれば、ドラーバーの運転技術がわかるので、リスク管理ができ独自の損保を作れます。
急ブレーキに掛けやすいところでは、道路標識など改善提案ができます。
また、道交法順守状態がわかるので、警察へリンクすれば、効果的なネズミ捕りの可能でしょう。
さらに言えば、道路の状況や交通状況が分かることで、自動運転技術にその解析データを活用し、
他社よりも早く自動運転技術を実用化できるかもしれません。
トヨタの豊田社長は100年に一度の大変革期と再三言われていますが、
今後、トヨタの会社は自動車産業の枠を超えて発展していくように思えます。
それでは、このコネクティッドカーの発想をパチンコ業界で取り入れるとどうなるでしょう。
メーカーならユーザーと会話ができる遊技台をつくるのではないでしょうか。
無味乾燥なナンバーランプの表示を見るよりも、
遊技台とつながると、台がいろんなことを教えて、
台選びの相談に乗ってくれたらどうでしょうか。
もちろん何時大当りになるのかは、言えませんが、
過去の大当りの回数やスタート回数など、台の調子などを教えて、
ユーザーに打ちませんかと声を掛けてくれると楽しいと思います。
島設備などもつながって、不都合があれば設備業者の方から、
連絡をとり対処をしてくれえる。
ホールコンの不都合も、自動的に対処してくれるようになれば、
ホールの設備メンテナンスは楽になって良いのではないでしょうか。
このように考えを発展させていくと、将来の業界の姿が見えてくるかもしれません。
ちなみにつながることで先行している企業は、「コマツ」です。
コマツのダントツ経営は有名ですので、そちらも調べておくと面白いと思います。
パチンコユーザーの減少は止められないし、
メーカーも面白い台を出さないと嘆いてばかりいると体に良くありません。
放っておくと夏の暑さでバテてしまいますよ。
リーダーは絶えず明るい未来を描かなければなりません。
希望を持たない上司の下で働く部下は、辛いものがあります。
たまには気分転換で、他業界の動きを参考にしながら、業界の将来について考えてみてはいかがでしょうか。
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