本当の地域密着店の作り方

店舗(パチンコホール)が地域のコミュニティ広場としての取り組みを始めた

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経営のヒントになりそうに思ったこと

 □□□ 2023年12月の目次 □□□

 NHKの紅白から販促作戦を考える!

 大晦日と言えば『紅白歌合戦』! 昔はそうでした。 今は多様性の時代なので、テレビを見る人自体が減ってきています。 その中で『紅白歌合戦』見る人の割合は、減少してきていると思い調べてみると、やっぱり減っていました。 過去の視聴率を見るとこんな感じです。

 1963年 81.4%
 2017年 1部35.8% 2部39.4%
 2018年 1部37.7% 2部41.5%
 2019年 1部34.7% 2部37.3%
 2020年 1部34.2% 2部40.3%
 2021年 1部31.5% 2部34.3%

 昔はテレビを見る家庭が多かったので、1963年の視聴率81.4%という数字は、 国民のほとんどが見ていたということを意味していたと思います。 近年は視聴率が落ちているとは言え、30%以上の視聴率をキープしているのは大したものです。

 NHKはどのようにして、30%以上をキープさせているのでしょうか?
 一つは番組自身の強化です。 『紅白歌合戦』自身の魅力を上げ、なるべく多くの人が観たいという気にさせることです。 そのために一番重要なのが司会者の選定や出場者の選定をです。 その次が番組の中のミニ企画の強化という感じですね。
 もう一つが販促の強化です。 『紅白歌合戦』を国民にPRするための関連番組の作成です。 『紅白歌合戦』の露出頻度を上げることで認知度の向上を図り、 紅白に関連する多くの情報を国民に与えることで、番組への興味を持たせ好感度をアップさせます。 こんな感じですね。

■『Venue101 紅白SPECIAL』 30分
  紅白出場歌手をゲストに迎えてのトーク番組
  紅白出場歌手発表会見の裏側に密着

■『紅白なび』 全11回 2分
  今回司会を務めるアナウンサーが最新の紅白情報を伝える番組

■『SONGS 紅白スペシャル』 45分
  紅白出場歌手をゲストに迎える音楽番組
  歌手初出場の大泉洋の紅白出場発表会見の密着

■『有吉のお金発見 突撃!カネオくん 
 「年末クセつよ祭り&紅白SP!お金のヒミツ」』 78分
  紅白歌合戦をカネオ目線で徹底的に深掘りする番組

■『アナウンサー百年百話 紅白特集』 15分(ラジオ)
  放送100年の歴史を振り返る「アナウンサー百年百話」の紅白特集
  司会者の役割や知られざるラジオ実況についてのトーク

■『あさイチ 今日はとことん語りたい!
    朝ドラと主題歌と私 あいみょん編』 35分
  紅白出場歌手あいみょんが連続テレビ小説『らんまん』主題歌「愛の花」
  に込めた思いや舞台裏について語る

■「ひるまえほっと」24分 「首都圏ネットワーク」60分
    #わたしのいちオシの街~東高円寺~
  紅白の司会を務める有吉弘行さんの原点の街を紹介しながら、
  苦しい時期を語る

■「首都圏ネットワーク」おかえり天気
    「潜入!準備進むNHKホール」 60分
  紅白の本番に向けて、準備が進むNHKホールの模様を少しだけ紹介

■『ミュージックライン 紅白スペシャル』 115分
  初出場アーティストの番組独占コメントをオンエア

■「有吉弘行 いざ紅白司会! ~上島竜兵さんへの思い胸に~」 10分
  有吉弘行さんに紅白司会への思いを聞く番組

■『アニソンプレミアムRADIO』 180分
  アニソンを取り上げ、紅白での見どころを紹介する番組

■『まもなく紅白!今年もすごいぞスペシャル2023』 110分
  今年の紅白の見どころを、出場歌手をスタジオに迎え、最新の情報を
  たっぷり伝える番組

 以上がNHKが発表している関連番組です。 どれだけ紅白に力を入れているかが分かると思います。 詳しく載せたのは、紅白をいろいろな視点から関連性を引き出し紹介しているところが面白いと思ったからです。

 抽象度を上げてもらうと、メインイベント企画に対して、構成要素からのアプローチ、過去からの歴史的アプローチ、 企画の背景からのアプローチ、メインイベント企画の準備経過からのアプローチなどを行っていることがわかります。 これにより、メインイベント企画の情報量が格段に増え、関連番組を見た人が、 メイン番組に興味を持ち、少しだけでも見てみてもいいかなという流れを作っています。
 このメインイベント企画を自店が強化したい「機種」に置き換えると、 強化してい機種のアプローチ方法がいくつもあることに気づくと思います。 もちろん「周年」に置き換えることもできます。
 例えば「海物語」を強化したいと思い、単純に「海物語を打ってください」といよりも、 ”大当たり”の種類からのアプローチや”キャラクター”からのアプローチが有効化もしれません。 或は過去の海物語から見て、現在の海物語へのアプローチもできますし、 現状の海物語の全国の稼働状況から見てのおススメアプローチもできるでしょう。 他業界の工夫を取り入れることで、発想は広がります。

 出玉で人を呼び寄せることはできますが、出玉が終われば興味は薄れます。 それよりもメインとしている機種やイベントの情報をいろいろな角度から工夫して伝えることで、 機種やイベントに興味をもってもらい、参加してもらう方が、持続可能な取り組みなのではなでしょうか。 そう考えるとNHKの関連番組作りの視点は、ホールの集客施策の参考になると思います。

参考資料:<紅白歌合戦の関連番組が決定!>

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 ネットの購入基準の変化から営業戦略を考える!

 ネットでのものの売り方が変わった!?
 ニュース番組WBSにNEXTというコーナーがあります。 Z世代に着目し、世の中の新しい流れを紹介する企画です。 そのコーナーに台東デザイナーズビレッジの鈴木淳村長という方が登場しました。 この方は若きクリエイターに営業ノウハウを教えて、自分のブランドを立ち上げることができるように支援している方です。 その鈴木村長が発言した内容の一部です。

 昔はクリエイターが自分のブランドを立ち上げるためには、良い商品を作って、バイヤーに見つけてもらうことが最大の課題だったといいます。 バイヤーが認めると、バイヤーからの注文が来て、自然に店舗などの自分の商品が並びました。 しかし、新型コロナ後は、お客様が店舗に行かなくなり、SNSなどで商品を買う機会が多くなった。 ところがネット上には商品があふれ、どの商品がいいのか選べなくなったといいます。 そこから徐々に消費者の購入の目安(基準)が変わっていったそうです。

 着目したのは商品そのものより、 どのような人が、どのような場所で、どのように作ったのか、どういう想いで作ったのか、 という商品のできた背景や作り手に関する情報で、 それらを基に商品を選択する人が増えたと鈴木村長は指摘します。

 そのため、今は作り手自身のことをメッセージとして届けることが大切になったといいます。 消費者は、自分が気にいている”推しの人”が作っているものなら、 何でも良いというような風潮になってきているそうです。 要するに商品の違いが分からなくなったので、「人」を見て買うようになってきているのです。

 単純に商品のすべてが同じなら、商品の違いが見いだせないなら、その商品を作っている人の好感度で選ぶということです。 この流れは、クリエイターが作る商品だけの流れだけでしょうか? 私はパチンコ業界でも同じような変化が起るように思います。
 実際、他店との圧倒的な差別化ができない場合、お客様の店舗選択基準は人へと移行する可能性は高いのではないでしょうか。 どこに行っても同じなら、ここのスタッフなら安心できる、ここの店長なら安心できる、そんな基準で選ぶ人が増えてもおかしくありません。 そこに気づいて、お客様との関係づくりを強化し、好感度を上げておくことは将来の優位性を確かなものにすることになると思います。

 コミュニティホールに取り組んでいる方は、ネットによるお客様の購入目安の視点を、コミュニティ企画の施策に活かして、お客様の好感度をアップしてください。 コミュニティホールの十分条件の1、2、3、4そして6番目の施策強化の参考になると思います。

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 『サンタパレード』から店舗の文化創造を考える!

 クリスマスと言えばイエス・キリトより、サンタクロースをイメージする人が多いのではないでしょうか。 12月と言えばクリスマス、クリスマスと言えばサンタということで、季節感の演出にサンタクロースは欠かせません。

 読売新聞の夕刊を見ていると「サンタ大勢 お店で会えた」という見出しが目につきました。 見ると総勢20名のサンタクロースが、手を振りながら百貨店内の長いエスカレーターを降りてくる様子を写真が捉えていました。 記事には、サンタクロースを見た買い物客が歓声を上げたと書いてありました。

 ネットで調べると百貨店「ジェイアール京都伊勢丹」が、2021年より行っているイベント企画だということです。 従業員がサンタになりきり、館内でお菓子を配ったり、お客様からの写真撮影に応じたりする、遊び心があふれる内容となっています。 イベント名は『サンタパレード』、今年は12月9日から24日までの土・日曜日に行われました。 パレードは1日1回午後3時から30分ということです。

 私は毎年同じイベント企画をしながら、新聞の記事なるということに感心しました。 イベント企画の多くは、最初は注目されますが、その後は見向きもされないものが多く、記事にはなりません。 毎年のように記事になるということは、毎回そのパレードに感激する人や感心する人がいるということでしょう。 昨年見た人も、このパレードを見ると、今年もクリスマスの季節になったと感じ、ほほえましく見守っているのではないでしょうか。

 ところで、あなたの店舗では、毎年恒例となるようなイベントをいくつ持っているでしょうか? 季節感があり、お客様が楽しみにしているようなイベント企画を持っていると、 パチンコ業界はエンターテインメント業界ですという言葉に、納得性が生まれるように思います。 そういうようなイベント企画は、その店舗の”文化”と呼べるのではないでしょうか。 お客様が楽しみしている年に1回のエンターテインメント企画を作って行ってはどうでしょうか?

参考資料:京都に「サンタクロース」御一行!? 曜日限定でパレード実施

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 銭湯再生の工夫からホール活性化を考える!

 寒くなると暖かいお風呂は冷えた身体を温める最高のツールです。 昔は多くの家庭にお風呂が無く、銭湯に行くのが当たり前でした。 昔、鳥取の私の家には薪で沸かす五右衛門風呂があったので、銭湯が休みの時など、 たまに近所の人がお風呂を借りに来たのを覚えています。

 お風呂屋さんは衰退産業の典型です。 各家庭にお風呂が当たり前になったので、利用客がどんどん減りました。 銭湯は1968年には全国で17,999件あったのですが、今は何と1,755件と10分の1になってしまっています。 これから考えると、パチンコ店の件数はまだまだ残っていると言えるかもしれません。

 以前ニュース番組のWBSでこの銭湯の再生を請け負う人が紹介されていました。 ニコニコ温泉社長の真神友太郎さんです。
 銭湯の入浴料は、物価統制令により、各都道府県で上限料金が決まっています。 東京都なら520円/回です。 勝手入浴料を上げることはできません。 価格の上限が決まっているところは、何となくP業界に似ています。 こういう中で、経営が行き詰った銭湯の経営を代行し、売上をV字回復させています。
 銭湯のオーナーに賃料を払って銭湯を借りる方式なので、 基本的なやり方は、浴場そのものを変えるというよりも、お風呂をあがった後の魅力をアップすることで、集客と客単価を上げています。 請け負った銭湯の中には、売上が以前の4倍にもなった銭湯もあるそうです。

 では具体的にどのような工夫をしているのでしょうか。
 例えば、東京浴場(品川区)のケースでは、集客のためにマンガを7000冊そろえています。 これはパチンコ店でもよく見かけますが、量が半端ないですね。 7000冊がお客様から見た場合、どういう意味を持つのか考えると、なるほどとなります。
 それに加えて、風呂上りにゆっくり過ごせるように、一人や二人で過ごす小スペース空間を作っています。 この小スペースがいいですね。 他の人と顔を合わせる大きな休憩室では、落ち着いて何もできませんが、 完全な個室でなくても、ある程度の囲いがあるだけでも、自分だけの空間を意識し、ゆっくりマンガを読んだり、 仕事や勉強ができるようにしています。
 ホテルの休憩室をイメージしているP店も多いと思いますが、これなんかお客様の満足度を上げるヒントになると思います。

 また、ロビーの一画には貸し棚をつくり、月額4000円で貸しています。 その棚で何をするかというと、自分が売りたいものを置いて販売できるというものです。 要するに貸し棚でミニ店舗が持てるようにしています。 借りた人は、本や雑貨をそこに置いて売っています。 恐らく会計は番台でやってくれるのだと思います。 貸し棚を借りた人は、銭湯に足を運ぶことになります。
 実際このような棚貸しで本屋をしている業態もあります。 少し工夫をするれば、P店でもできると思います。 弊所としても、以前からおススメしている集客策の一つです。

 そして、サウナブームなので、脱衣場に1人用のサウナを作っています。 予約専用としており、90分1100円で利用ができます。 一見狭く閉塞感があるように思いますが、一人でリラックスしたい人に人気があるとのことです。 以上の工夫は既存の建物の中の空きスペースを無駄なく利用しているところがいいところです。 請け負った他の銭湯では中二階や屋上なども利用して、寝転べるゾーン(有料)や外気浴スペース(有料)を作ったり、 入浴後の快適さを上げる工夫をしています。

 さらに、風呂上りに一杯飲みたいと思う人のために、クラフトビール(4種)の飲み比べセット(980円)を始めたり、 クリームソーダの販売もしています。 クラフトビールを出すトレーを工夫し、飲み比べをする雰囲気を出していますし、クリームソーダもカラフルにして、 いずれもインスタ映えを狙っています。 今の若い人は、ちょっとした工夫でも、「いいな」と感じれば反応して拡散してくれるので、 そこをきっちりと押さえているという感じです。

 とにかく、お客様の立場に立って、こんなのがあったら喜んでくれるかも!ということをどんどんしています。 顧客満足度を、入浴前、入浴中、入浴後と分けて考えると、この再生請負の力点がどこに置かれているかよくわかると思います。 社長もアイデアマンですが、スタッフもモチベーションが高く、いろいろなアイデアを提案してくるとのことです。 ニコニコ温泉チームが一丸となって、既存の銭湯を楽しい憩いの場所に変えているという感じですね。

 パチンコ店で言えば、遊技の設置台数は変えられないし、遊技機自体はメーカーの開発を待たなければならない。 でも、パチンコ店そのものをどう快適にし、楽しく演出するかは自分たちの工夫次第ということになります。

 店長の中には今の遊技台数や新台の入替がすべてと思い込み、自らホールの運営を工夫しない人もいます。 それはもったいないですよね。 お客様の満足度は、台数と機種だけできまるものではありません。 他業種の工夫された経営をそれを教えてくれています。 他業種の工夫にもうひと手間加えて自店で使うことを私は”リンク”と言っています。 東京浴場の工夫を応用するだけでも、いくつものアイデアが出てくると思います。 是非、他業界から店舗運営を工夫するヒントを掴んでください。

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 裏金問題を反面教師として信頼されるホールを考える!

 ニュースを見ると相変わらず裏金?問題です。 厳密には政治資金規正法に違反の問題です。 疑惑の国会議員をはじめ、元国会議員や元秘書などの話も出ますが、 話を聞いていくうちに日本の国会議員やその関係者が、映画「万引き家族」と重なって見えてくる感じがしています。

 どちらも違法と知りながら、生きるためにやっている。 それが慣習というか申し送りになっており、違和感がない状態になっている。 そして、どちらも仲間(家族)同士、助け合い、幸せに暮らしている。 そんな彼らを責めるのが、何となくかわいそうになってきます。

 今回大きな問題になっているので政治資金規正法を改正しようとするでしょう。 でも時間がかかると思います。 何故なら、外部から見えないようザル法をつくるのは大変だからです。 本当にザルにしたくなければ、5万円以下とか20万円以下などの制限を撤廃すれば終わりです。 これはすぐできますが、これでは快適な政治生活?が成り立たないので、やらないでしょう。 誰もが自分の首を自分で締めたくないのは当然です。 企業にインボイス制度を導入したばかりで、個人事業者や中小企業の怒りを買うとは思いますが、 大義名分は、国会議員は忙しく大変なので、細かいお金の管理は負担が大きい、 そのために政治活動に支障をきたすということになるでしょう。
 収支報告書もアメリカのように透明性を高め、いつでも見えるようにすれば良いのですが、 日本は年末に締めて、なんと翌年の5月に開示です。 大企業でも3か月で決算を出すのに、それでは間に合わない。 収支発生件数は大企業に比べてかなり少ないはずなので、もしかすると帳尻を合わせるのが大変なのでしょうか? アメリカにできて日本にできない。 不思議な話です。 「万引き家族」の生活の大変さを思うと、やっぱり仕方がないのかなと思ってしまいそうです。

 国会議員や元国会議員に対して、なぜそんなにお金がかかるのですか? というような質問をテレビの中で司会者やコメンテーターがします。 ほとんどの人は、国民(地元の人)の声を聴くために事務所を複数持つ必要があるとか、 そこで働いてもらう人の人件費もバカにならない、当然、交通費やガソリン代もかかるというような話をします。 また、お葬式の香典や祭りの寄付なども必要などと言っています。 地元との付き合いをするから1票を入れてもらえる。 確かにそういう面もあるでしょう。

 だから、お金がかかるんです、というのですが、わざわざに裏金にしなくてもそのような費用は堂々と支払っても、 誰も文句は言わないと思います。 裏金で支払うのは、表に出ると都合が悪いからですよね。 例えば、秘書の人件費を裏金で渡すというのは、どういう意味でしょう。 秘書が収入を隠す。 何故隠すのかと言えば、その目的は所得税をごまかしたいとしか考えられません。 いわゆる脱税ですね。 脱税を幇助する国会議員が法律を創る? まさかそんなことはしていないと思うので、表金の部分を強調して、国民の目を欺くための言い訳をしているように見えてしまいます。

 国会議員にお金がかかる理由で、一番納得性が高かったのが、元検事で元国会議員の若狭勝さんが話していた内容でした。 国会議員は、県会議員や市会議員の応援を必要とする。 だから政治活動資金という名目でお金を渡す。 しかし、それが表に出ると、議員同士プライドがあるんで、俺のもらったお金が多い少ないと文句がでる。 これではせっかくお金を配っても反発されるので、渡したお金は非公開にする必要がある。 非公開ということは収支報告書に書けない。 つまり、表のお金は使えないので、裏金を用意することになる。 いかがでしょうか? それならお金が大量に必要とし、裏金にする必要性があることに納得感があるように思いました。 もしこれが真実なら、こういうことをしている国会議員の方は大変でしょうね。

 よく「政治にお金がかかる」とか言う人がいますが、 「政治活動」ではなくて、「議員維持活動」にお金がかかるということなのでしょう。 もし、本当にお金を使わないと「政治活動」ができないのであれば、民主主義の根幹を揺るがす大問題ですよね。
 昔、ある国会議員が言いったそうです。 「サルは木から落ちてもサルだが、議員は選挙に落ちればただの人なんだ!」 国会議員を続けて、世の中の役に立つためには、仕方がないということでしょう。

 では国民はそれをどう思うのでしょうか? その国会議員を信頼に足る人物と思うのでしょうか? 基本的に良いことをしたとしても、悪い部分があると結構叩かれます。 90%良くても10%悪ければ、ダメだと判断するのが一般的な判断です。 世間が信頼に足る人と認めるのは、トータルで良い人でないとダメなんですね。 サービスの100-1=0と似ています。

 そういう意味では、今回の裏金問題を反面教師として、あらゆる面での遵法を徹底することが無難なようです。 ある国会議員は”文化”と言いましたが、昔からの”申し送り”の中には地雷があるかもしれません。 風向きが変わり、いつの間にか「万引き家族」になってしまわないように、業界の慣習や”申し送り”の鵜呑みは避けた方が良いということでしょう。
 あるホールでは、地域の人から信頼されるために、スタッフは世の中の規範を守る模範的な市民であるべきとして、 店長がスタッフに対して、店内だけでなく店外でのスタッフのあるべき姿を研修していました。 ディズニーランドと同じように、細かなところまで徹底するこで、自分たちの地域への想いを伝えようとする努力には、頭が下がる思いがしました。

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 太宰治の「走れメロス」から店舗運営の理解を深める!

 みなさんは「走れメロス」という太宰治の短編小説をご存知でしょうか? 中学校の国語の教科書にも採用されている有名なお話です。 要約して言えば、国王に捕まったメロスが、妹の結婚式に出席するために、友人を人質にするというお話です。 その時、条件として期限までに戻らなければ、友人をメロスの代わりに処刑するというものです。 私も初めて「走れメロス」を読んだときは感動しました。

 先だって読売新聞の「編集手帳」というコラムを見ると、太宰治と檀一雄とのエピソードが書かれていました。 二人は熱海に遊びに行くのですが、宿代が払えなくなります。 そこで檀を人質に残し、太宰が東京に金を借りに帰ります。 ところが、太宰は何日経っても熱海の旅館に戻ってきません。 仕方なく檀が太宰を探しに行くと、井伏鱒二の家でのんきに将棋を指しているのを見つけます。 檀が「何だ、君、あんまりじゃないか」と怒鳴ると、太宰は次のように言ったそうです。

 「待つ身がつらいかね。待たせる身がつらいかね」

 この事件から3年半年後に「走れメロス」は生まれました。

 考えてみると「待つ身」は基本的に何もすることはありません。 ただじっと待つだけです。 それは檀さんの場合も、走れメロスの場合も同じです。
 ところが「待たせる身」は、必死の努力が要求されます。 太宰が死に物狂いで金策をしたかどうかは知りませんが、 少なくともお金を工面しなければならないというプレッシャーはあったはずです。 メロスに至っては、走りづめで体はボロボロになりました。 「待つ身」は「待たせる身」の苦労を知らない限り、不満たらたらです。 メロスがたまたま刻限に間に合い、しかもボロボロの状態だったので、 友人も大いに感動し、メロスをたたえることができました。
 しかし、これだけ頑張っても、万一刻限に遅れればどうなるでしょう。 「あいつ(メロス)はどんでもない奴だ!」と非難をされたでしょう。 友人などは処刑されてしまうので、メロスに騙されたと恨んで死んでしまうことになります。 メロスの努力は一切知られることは無く、人でなしの烙印を押されてしまうことでしょう。 そう考えると、太宰治の言葉は、もっともな言葉だといえるのではないでしょうか。

 この「待つ身」と「待たせる身」は、お客様と店舗の関係に似ているのではないでしょうか。 お客様は店舗に来て、店が考えた遊技やサービス、接客を受けるだけです。 それに対して、お店はお客様のためにいろいろな努力をして、遊技の用意をし、サービスや接客を行います。 お客様が期待したものでなければ、否定されてしまいます。 正に遅刻するメロス状態です。 これは結構つらいものです。

 もし、メロスが遅れたとしても、メロスの友人がその奮闘ぶりを知っていた場合はどうでしょうか? もしかしたら、これだけ頑張ってくれたのだからと寛容な気持ちになる可能性があるではないでしょうか。 そう考えると、自分がしている努力を相手に知ってもらうことは、たいへん価値があることだと思います。
 例えば、トイレを毎日頻繁に掃除をしているという情報を伝えておけば、 トイレが汚いのは、店舗が掃除をしないからではなく、トイレを汚す人がいるからだと分かり、 店舗を非難することはなくなります。 努力をしているという情報を相手に伝えることで、思い込みや誤解を防ぎ好感を持たれます。
 コミュニティホールの十分条件の3番目として、 ”ホールの顧客満足に対する努力を知ってもらう仕組み”を掲げている理由は正にこれです。

 太宰はメロスを通して、「待たせる身」の大変さを檀さんに伝えたかったのかもしれません。 そうなると「走れメロス」は、熱海の宿代未払い事件の言い訳を、 太宰がねちねちと考えた結果生まれた小説の可能性もあるのではないでしょうか。 熱海では「戻らないメロス」を演じましたが、小説では「戻るメロス」を演じ、溜飲を下げたのかもしれませんね。

関連資料:コミュニティホールの十分条件の3番目「努力」

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 鈴木淳司前総務相の”文化”発言について考える!

 相変わらず裏金問題でもめています。 14日辞めた鈴木淳司前総務相は、 販売ノルマの超過分に対する派閥からのキックバック(還流)について 「この(政治の)世界で、文化と言えば変だが、そういう認識があった」(朝日新聞デジタル) と述べています。
 鈴木さんは、2018~22年の5年間に60万円の裏金を受け取っていたらいいのですが、 自民党安倍派から政治のお金の流れは、このような形もあるのかという理解で、 裏金との認識は全くなかったということです。

 基本的に人は知らない世界、例えば学校やクラブ、会社、業界などの入れば、 その組織で行われていることを学んでいきます。 何を学ぶかと言えば、技術やルール、それらを含めたその団体の価値観ですね。 そうすることによって、その組織のメンバーと仲良くやっていけるように自分を変えていきます。 それをおかしいかどうか、個人が判断するのは難しいと思います。 なにせ周りは、その価値観、もう少し拡大して言えば、その組織の文化に順応した人達ばかりなので、 下手なことを言えば、組織から排除されてしまいます。

 鈴木さんも1年生議員の頃があったので、その頃は周りから政治の世界に順応しようと頑張っていたと思います。 派閥の長や先輩から、こういうモノだよと教えられれば、少々疑問に思っても、 自分がまだ知らないだけで、そういう例外があるのかもしれないと考え直し、受け入れていたのかもしれません。 派閥の長や先輩は、1年生議員からしたら『権威者』です。
 人は『権威者』から指示されると、自分が知らないだけで、そういうことはあるかもしれないと勝手に解釈し、 従ってしまうということは、心理学のいろいろな研究で明らかになっています。
 研究実験の一つは、医師が看護婦に対して致死量に薬を患者に飲ませるものがあります。 実験前は、いくら何でも看護婦は指示に従わないだろうと予想していたのですが、結果は真逆でした。 看護婦も知識があり、この薬をこれだけの量を飲ませると死んでしまうと知ってるにも拘らず、 医師『権威者』から飲ませるように指示があると、その量を患者に飲ませてしまうことが明らかになっています。

 鈴木さんが5年間で受け取った60万円を政治資金収支報告書に記載しなかったのは、 裏金になることを本当に知らなかったからだと思います。 政治資金規正法を遵守させる監督省庁は、総務省らしいのですが、 まさか鈴木さんも自分が大臣をしながら、規正法を遵守していないとは、思わなかったのではないでしょうか。 実際、60万円の裏金で何ができるのかと言われると何もできないですし、リスクが大きすぎます。 そう考えるとある意味、鈴木前総務大臣も被害者かもしれません。

 伝統や文化と言えば聞こえは良いのですが、すべて正しいということではないということです。 その組織や団体に入った当初、「これはおかしいのでは?」と感じたものは、 外部の目、世間の目から見て、おかしい可能性があります。 その時の違和感を無理につくろわないで、その違和感の基を明らかにしておくことが、 会社としても、個人としても、万一の事態を逃れるために必要なことかもしれません。

 赤信号、みんなで渡っても、やっぱり怖い

 というのが、今回の事件なのではないでしょうか。

参考資料:裏金認めた鈴木前総務相、キックバック「政治の世界では文化」

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 裏金問題の問題について考える!

 日本では政府の混乱が続いています。 ニュースなどで政治資金規正法に違反していると思われる大臣や国会議員について、あれこれと報道されています。 岸田さんにすれば、また自民党全体にかかわる大きな問題が発生してしまったのか、という感じではないでしょうか。 少し前までは、統一教会と自民党の関係が大きな問題となって、世間を騒がしていました。
 それが一段落したと思ったところ、またしても大問題の発生です。 国民とすれば、政府や国会議員に対して、清く正しい政治家であって欲しいのに、何をしているんだ!ということになります。 内閣支持率がどんどん低下していく中で、最悪の状況なのかもしれません。

 では、何が問題なのでしょうか? 政治家が裏金を作るのが問題なのでしょうか? 政治を知る人の中には裏金がないと政治はできないという人もいます。 この言葉は微妙で、本当に政治ができないことを言っているのか、 それとも自分自身が国会議員というポジションの維持ができないことを言っているのか、よくわかりません。

 それでは、裏金を賄賂に置き換えるとどうなるでしょう。 どちらも隠れてこっそりと渡すものです。 どちらも渡すことで、自分の願いを聞いてもらうためです。 賄賂が無いと政治ができない国となるとどうなのでしょうか? 日本国民は納得するでしょうか。 また、世界の国々は日本をまともな国とみるでしょうか。

 正義感のある人は、裏金はけしからんという見解でしょう。 多くの人がここぞとばかりに、政府や自民党に不満をぶつけるかもしれません。 でも、もしこれら一連の騒動が他国から仕掛けられたものである場合はどうでしょう。 岸田政権が弱体化すれば、国としての決断力が鈍ります。 実際に国防費の財源の話が先送りになっています。 また、万一有事が起こった時の対応が、後手に回る可能性が高くなります。

 ウクライナとロシアが戦争をし、イスラエルも本格的な戦争をしている。 アメリカとしては支援が手一杯になっています。 EC各国も支援疲れをしています。 そんな中で、もうすぐ台湾では総統選挙が始まります。 選挙の結果によっては、中国が動くかもしれません。 そう考えると、近年大きな政治問題が噴出するのは、 第三国から仕掛けられている可能性についても考える必要があるかもしれません。 そのように考えると、岸田総理や自民党が困っている姿を喜んでみている場合ではないと思います。

 昔、「ジョーカーゲーム」というアニメがありました。 その中で、見せかけの事件にとらわれて、事件の本質を見抜けないと、負け組になってしまうという話をしていました。 「事件」を「問題」と読み替えると分かり易いと思います。 会社でも店舗でも、発生した問題について、これは見せかけの問題で、 本質的な問題が別にあるかもしれないという意識は、常に持った方がよいのではないでしょうか。 最近の連日の裏金報道を見ていると、ついそんなことを考えてしまいます。

 

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 お客様に「今年の漢字」を尋ねてみよう!

 今年の漢字が12日に発表されました。 今年の漢字は「税」です。 「税」と聞いて感慨深い人もいるかもしれませんが、自分にとっては全く関係ないと感じる人も多いと思います。 この「今年の漢字」ですが、どのように決めているかご存知でしょうか?

 今年の漢字は、京都市東山区にある清水寺の森清範 貫主さんが大きな和紙に「税」の字を一気に書き上げます。 清水寺のTOPが、独断と偏見で決めているのでしょうか? もちろんそんなことはありません。 今年の漢字は、公益法人 日本漢字能力検定協会が、その年の世相を表す漢字ひと文字を一般から広く募集し、 その中で最も多かった字が選ばれ、森貫主さんに書いてもらっているというものです。

 募集は11月1日から全国で行われ、今月6日までの14万7878票の応募がありました。 最も多かったのが「税」という文字で、5976票で一位になっています。


 協会は、「税」の字が選ばれた理由については、1年を通して増税の議論が行われたことや、 所得税などの定額減税が話題になったこと、 また10月にはインボイス制度の導入が行われ、やふるさと納税のルールの厳格化されるなど、 「税」についての様々な改正や検討が行われたことなどをあげています。 そういえば岸田さんのニックネーム「増税メガネ」の影響もあるかもしれませんね。

 もし、あなたのお店のお客様に今年の一文字をあげてもらうと何が出てくるでしょう。 おそらく様々な漢字が出てて来るのではないでしょうか。 その漢字を知ることで、お客様のことを今少し知ることができると思います。 コミュニティホールの十分条件の5番目ですね。
 お客様を知るために、いきなり質問をすることはできません。 しかし、「お客様にとって今年を漢字一文字表すと何でしょうか?」などと簡単なアンケートなどを取ることで、 お客様のこと知る会話のきっかけになるのではないでしょうか? パチンコ以外の会話をすることが、お客様との関係を深めることにつながるので、お勧めです。

関連資料:11月のイベント・行事

 

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 経済開発機構の学習到達度調査から考える!

 今月の初めに経済協力開発機構(OECD)が、 世界81か国・地域の15歳計約69万人を対象に2022年に実施した「国際学習到達度調査(PIAS)」の結果を発表しました。
 PIAS(ピザ)は15歳を対象に義務教育で身につけた知識や技能の活用力を測る調査で、 2000年から3年に1回実施されています。 今回の調査は本来2021年に行われるものでしたが、新型コロナの影響で1年ずれています。 調査内容は、読解力、数学的応用力、科学的応用力の3分野です。

 今回2022年の各分野のベスト5の結果は次の通りです。

◇読解力
 (1)シンガポール    (2)  543点
 (2)アイルランド   (8)  516点
 (3)日本       (15)  516点
 (4)韓国       (9)  515点
 (5)台湾       (17)  515点

◇数学的応用力
 (1)シンガポール   (2)  575点
 (2)マカオ       (3)  552点
 (3)台湾       (5)  547点
 (4)香港       (4)  540点
 (5)日本       (6)  536点

◇科学的応用力
 (1)シンガポール   (2)  561点
 (2)日本       (5)  547点
 (3)マカオ      (3)  543点
 (4)台湾       (10)  537点
 (5)韓国       (7)  528点

 調査結果を見るとアジアの国々が優秀なことが分かります。 日本もいずれの分野も5位以内に入っており、優秀そうに見えます。 ただ今回の調査では1位常連の中国が新型コロナの影響で不参加となっており、 単純に順位が上がったからといって良かったということではなさそうです。

 でも、なぜOECDが学力調査をしているのでしょうか? この調査をすることで、教育方法の国際比較をすることができ、教育方法を改善し、 標準化に寄与することを目的としているようです。
 でも、なぜOECDがそんなことをするでしょうか? この調査をやり始めた理由は、経済支援をしても上手く行かない理由を説明するためなのではないでしょうか。 OECDが経済支援をしても上手く行かない国が結構ある。 そうするといろいろと支援リソースを提供してる国から、何をしてるのか!と非難をされる可能性は高いと思います。 その時に、お金や技術の問題だけではない、その国の国民の教育水準も、経済発展に関係しているということで、 教育問題に足を突っ込んでいるのではないでしょうか。

 国を発展させるには能力の高い優秀な国民が必要というのは、もっともだと思います。 いくらお金や技術を支援しても、それを上手く使いこなさなければ、国は発展しません。 これは企業でも同じです。 いくらお金や技術があっても、上手く使いこなさなければ、会社は発展しません。 会社や店舗が発展しないのは、お金や技術の問題ではなく、人材力の問題かもしれないからです。 そういう意味では優秀な人材の確保は最重要課題と言えます。
 もちろん優秀さの質は、職種や役職によって異なりますが、 現在の人材の能力がどうなっているのか、毎年上がっているのか、それとも下がっているのか調査をし、 自社の人材力を把握しておくのは意味があります。 なぜなら、社員や役職者、役員等全員の課題が明確になり、人材の育成と業績がリンクしていくからです。

 蛇足ですが、OECDの調査対象は15歳ですが、30歳から40歳ぐらいの社会人の能力調査があれば面白いと思います。 企業でも試験の内容を活用できれば、自社社員の能力の客観的な物差しができるので、 企業競争力と人材力の関係が分かり、いろいろな活用ができると思います。

参考資料:OECD生徒の学習到達度調査(PISA) 

 

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 日本の「化石賞」受賞から考える!

 みなさんは「化石賞」という賞を聞いたことがあるでしょうか?
 12月3日、日本は、日本やアメリカ、ニュージーランドとともに化石賞を受賞しました。

 夏日が11月にも発生し、地球温暖化の影響?が結構意識されています。 国連では気候変動対策を話し合う「COP28」が開催され、 各国がどのように温暖化防止等に取り組むのか話し合われました。 そこで岸田首相が気候変動対策について講演し、見事に「化石賞」に選ばれたということです。

 「化石賞」とは、世界各国の環境NGOが作る団体「気候行動ネットワーク」が、COPの期間中に、 自分たちが気候変動対策に消極的だと判断した国を毎日選び、皮肉を込めて贈っているというものです。 受賞した主要な理由は以下の3つです。

1.日本が石油、ガス、石炭などの化石燃料に対して、世界最大の公的支援をしている。
2.アンモニア利用によって火力発電の延命を図ろうとしており、しかも海外へ輸出しようとしている。
3.岸田首相が前回のCOP27不参加であった。

 岸田総理が気候変動対策などに対して消極的とは思いませんが、世界では酷い評価を受けているようです。 実際、ニュースなどの解説を聞くと、ウクライナでの戦争が始まってから、 エネルギー事情が大きく変化しています。 特にドイツはロシアからの天然ガスの購入を差し控えたので、その代替として世界中から天然ガスを購入しています。 その結果、アジア諸国が購入する天然ガスが不足し、石炭などのエネルギーを活用せざるを得なくなっています。 そういう国々に対する支援も1の公的支援には入っています。
 そしてそういう石炭から出るCO2を削減するために、燃焼効率を上げることを考え、アンモニアと石炭の混合燃料を作るという技術を広めようとしています。 従来の石炭のみによる火力発電よりはCO2を削減します。 しかし、これが火力発電の延命策をしているという非難の対象になっています。 この論調で言えば、ハイブリッド車を作った日本の自動車メーカーは、ガソリン車の延命を図っているというとんでもない国ということになるのでしょう。

 国や人がやる行為は、実行すればそれは確かに存在しますが、それをどう評価するかは評価する人が自分のロジックで決めていきます。 つまり、自分で正しいと思ったことは、世間が正しいと思うかどうかは違うということです。 岸田さんは、本気で気候変動対策に取り組もうとしていると思いますが、世界の評価は得られていない、少なくとも環境団体の評価は得られていないということですね。 最近、内閣支持率がどのどん低迷し、国民に見放されている岸田さんは、こういう場でも悪意を頂戴するというのは、運気が弱っているのかもしれません。

 これを教訓とするならな、地域密着型やコミュニティホールなどのコンセプトに掲げて取り組んだとしても、お客様がどのように評価をしているかは、全く別だということです。 ホール運営には、「気候行動ネットワーク」のように別視点から、評価をしてくれるわけではありません。 お客様の評価は自分自身で見極めなければならないということです。
 地域ため、お客様のためにいろいろなことをやっているのにも関わらず、 お客様の支持が得られないのであれば、どこか間違っていると考えるのが妥当でしょう。 やっていること自体が間違っている場合もありますし、やっていること自体は間違っていないが、お客様への伝え方が間違っている場合もあります。 いずれにしても、自分は正しいことをしてるという思い込みはなくし、お客様目線で何事も評価する必要があるのではないでしょうか。

 

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 日大アメフト部の存続問題から組織と個人を考える!

 日本大学のアメリカンフットボール部の廃部問題が毎日のようにニュースやワイドショーで取り上げれています。 日本大学の競技スポーツ運営委員会は廃部の方針を出しましたが、それに反対する声も多くあり、一度決めた廃部の方針がどうなるのか、注目が集まっています。 現在は最終決定を下す理事会で審議中という状態です。

 日大も当初は違法薬物問題で逮捕者を2人出したものの、何とかアメフト部の存続を模索していたそうですが、 さらに11月27日に、警視庁が新たに1人を逮捕ことで、これ以上アメフト部を支えることはできない、と判断したとのことです。
 日大アメフト部は、1940年に創部し、「フェニックス」(不死鳥)のチーム名で知られる強豪で、学生王者を決める甲子園ボウルで過去21回の優勝しています。 部員は8月時点で約120人。 実績もあり、日大の看板スポーツ部でもあり、本音は潰したくないというところでしょう。

 廃部は、部員以外の7万人の学生への影響、世間における不祥事に対する処分の妥当性を考えて決めたようです。 いくら伝統があり、実績がある名門のスポーツ部とはいえ、複数の部員が違法薬物に関与したことから鑑みて、 アメフト部という組織の体質自体に問題があったとして処分をすべきと判断したということなのでしょう。
 偶発的に起こった暴力事件と違い、違法薬物は突発的な一時的な事件ではなく、違法性を知りながら何度も法を犯すという常習性があります。 そういうものを許容する体質が組織に無ければ、このよな不祥事は起こらないだろうということかもしれません。 したがって、部という組織を無くすことで、憂いを断つことを決断したと見えます。
 このような厳しい対応をすることで、日大の違法薬物に対する厳しい姿勢が実感できます。 そして、大学にある程度自治が認められている理由が納得できるものなり、 大学に子供を預ける親の立場から見ると、こういう姿勢を示すことは子供を預ける安心材料になると思います。

 一方廃部に反対の人は、違法薬物に関与していない部員の未来を閉ざすことになり、かわいそうだという意見もあります。 確かに違法薬物について何も知らない、そういう部員との接触も無かった部員もいますが、だからその人達のために部を残すべきなのでしょうか? さらに言えば、自分はアメフト部に属しているが、組織に対する責任は全くないと言い切れるのでしょうか?
 ある組織に所属するというのは、その組織の構成員になることであり、組織が持つ様々な便益を受けことができると同時に、組織に対する責任を負うことになります。 コインの裏表の関係です。 それは1年であっても4年であっても同じです。 ゆえにどのような組織に属するのかということは、たいへん重要なことで、自身が希望して入部したのであれば、自己責任ということになるのはないでしょうか。
 また、違法薬物に対する指導ができていない大学側の指導の問題を言う人もいますが、違法薬物が悪いものだと知らないようなレベルの低い人が、日大に入ってきているとも思えません。 もちろん大学としては危機管理として、違法薬物に手を出さないような仕掛けや万一手を出した場合の早期発見などの仕組みは必要だとは思いますが、 だからと言って部を存続させる理由にはならないと思います。 逆にそういうこともできていないのなら、部の存続させるべきでないということにもなるのではないでしょうか。

 個人的には、大学の毅然とした態度で、最高学府としての社会的な存在意義を考えて、決断を下して欲しいと希望しています。 その決断を見て、今後学生自身が自らの行動について責任を持ち、社会の一員として甘い考えをしないようになればと願っています。 一個人が、組織に対してどれだけの影響を与えるのか、 また、組織のメンバーの違法な行為に無関心であることが、どれだけ自分自身に降りかかってくるのか、を考えるいいきっかけになっていると感じています。
 これは大学だけでなく、会社でも同じことです。 会社の理念や方針がしっかりしていても、一個人がそれに反する行いをすれば、その矛先は組織にも向かってくるということです。 私はきちんと会社の方針通りにやっているから、同僚が何をしようが問題ない、ということにはならないということです。
 この日大アメフト部の問題は最終的にどうなるかは分かりませんが、「さすが日大」というような結末を迎えて欲しいと願っています。

 

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 ノルウェー大使館のサーモンのPR戦略から学ぶ!

 11月29日はいい肉の日ですが、ノルウェー大使館が11月28日から「第4の肉」をPRしています。 肉と言えば、牛、豚、鶏ですが、それに加えて第4の肉として、「ノルウェー産サーモン(鮭)」を推しています。 「脂がのったとろける味わい、ノルウェーサーモンは、美味しいだけでなく、美容と健康にうれしい栄養がいっぱい」と強気です。 イベント期間は11月28日から12月2日までで、期間中にサーモンのステーキやカツなどを無料で配布しました。

 サーモンと言えば「鮭」なので、肉ではなく、魚です。 しかしそれをノルウェーはあえて肉としてPRしているところが面白いところです。 大使館の水産部が渋谷センタービル1階に「さも、肉屋」という名前の店舗をオープンし、 ノルウェーサーモンを使ったサモテキ(サーモンステーキ)、サモカツ(サーモンかつ)、サモタル(サーモン南蛮) など、いずれも肉のように加熱した料理を来店者に配布しました。 ニュース番組WBSでその様子を取材していましたが、 料理を食べた人は、「サクサクでボリューミー、豚肉に本当に変わるな・・・」とか、 「魚と言われなければ気が付かない、肉にも引けを取らない」など好評でした。

 ノルウェーは何故、サーモンを魚ではなく、肉として売り出したのでしょうか? 現在ノルウェーはサーモンはお寿司のネタとして使用されてます。 もちろん、生が主流です。 ノルウェーが消費者に「サーモンを買ってくれ」と言えば、刺身で食べるか、手巻き寿司のネタ、 もしかしたら煮たり、焼いたりするかもしれませんが、食べる発想は「魚料理」の範疇でしょう。 それでは、日本産の鮭や鯖などとの差別化はできませんし、第一インパクトがありません。
 ところが”肉”として打ち出せば、日本産の魚との違いを強烈に与えることができます。 そして言っていることが本当なのか、肉好きな人も、魚好きな人も確かめたくなります。 必然的に味や食感が本当に肉に似ているのか、意識して食べます。 WBSのインテビューを見る限りでは、手ごたえがあったように思います。

 同じものでも、枠組み、フレームワークを変えると、人はその枠を通して考えるので、インパクトを与えることができます。 これはどの業界でも同じです。 例えば、海のお客様向けにクジラッキーのぬいぐるみを仕入れたとしましょう。 仕入れて、ただ景品コーナーに置いてもあまり売れないし、それを海客が喜んで、海物語を長時間打つとは考えられません。
 しかし、「今回、大漁大当たりの祈って、クジラッキーを仕入れました!」というPOPをつけると、 クジラッキーのぬいぐるみは、ラッキーアイテムということになります。 ただの景品というものから、ラッキーアイテムに変わったことで、共感する人は、いつもより海物語を長めに打ってくれるかもしれません。 また、縁起がいいからとクジラッキーのぬいぐるみを買って帰る可能性は高まると思います。 余談ですが、もし関西なら「阪神タイガースの優勝にあやかり、クジラッキーを仕入れました!」という方が受けるかもしれませんね。

 自店で売ってるもの、サービスでも同じです。 それについて何も言わなければ、お客様は自分の中のイメージ(フレーム)の中で、商品やサービスの価値づけをしてしまいます。 それが自分の意図したものなら問題はないのですが、そうでは無い場合、積極的にフレームワークをお客様に与えて、 自分の意図する方向へ、導くことが必要です。
 今回のノルウェーのサーモンのPRはよく考えられているので、日本での消費拡大は間違いなのではないでしょうか。 大使館員のヨハン・クアルハイムさんは、 「ノルウェーサーモンが世界に広まったのは、日本の寿司職人がいたからこそ! 日本の食文化と合わせてもっと広めていただきたい」 とWBSの取材に答えていました。

 

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 「蛙化現象」からホールの運営を考える!

 1日発表された新語・流行語の中に「蛙化現象」という言葉があります。 この言葉は、「Z総研」というZ世代を研究するシンクタンクが6月に発表した「Z世代が選ぶ2023年上半期トレンドランキング」で1位になった言葉です。 みなさんもこの「蛙化現象」という言葉を、聞かれたことがあるのではないでしょうか。 実はこの言葉、2年前から本来の使われ方と違う意味で使われ始め、それが流行語になったという、 正に言葉は時代とともに変化するというお手本のような言葉なんです。

 もともと「蛙化現象(かえるかげんしょう)」という言葉は、心理学で使われていたようで、ネットで引くと 「好きな人が自分に好意を持っていることがわかると、その人に嫌悪感を持つようになる現象」というように解説が出てきます。 ところがこの「蛙化現象」という言葉は、2020年代に入って「恋愛感情や好意を抱いている相手のささいな言動が気になり、気持ちが急速に冷めてしまう」という意味で使われようになります。
 これは個人的な憶測ですが、おそらく誰かが、友人などの恋愛話で、好きな人を嫌になったという話を聞いて、「それって蛙化じゃない」と言ったのではないでしょうか。 グリム童話に「かえるの王さま」の話があるので、 小さいころのあやふやな記憶から素敵な王子が蛙になったという童話があったとなり、 蛙=嫌なモノから、好きな人が嫌になったのは、好きな人が蛙になったという風に連想して、嫌いになったのは好きな人が蛙になったからだ、つまり蛙化したというように発展していったのではないでしょうか。 そしてそれを誰かが、心理学用語の『蛙化現象』という言葉とドッキングさせたように推察しています。

 昔、「花さか爺さん」の話をどれだけ知っているか、会社の後輩や周囲の人に聞いたことがありますが、 正確に答えられた人はほとんどいませんでした。 ココ掘れワンワンのポチは知っていても、そこからお爺さんがサクラの花を咲かせるまでのストリーは知らないという感じですね。 人の記憶というのは曖昧なものです。 だから、「それって蛙化じゃない。昔、そんな童話を読んだことがある」と言われると「そうなんだ」となったと推察しています。 もちろん「蛙化」という響きが、まさに自分が相手を嫌う理由を的確に言い当ててくれていると感じたので、 それを聞いた人がいたるところで使いだしたのではないでしょうか。 特にSNSで拡散されると広がりは早いと思います。 多くの人がそういう使い方をすると、それが真実として定着してしまいます。 ある意味怖い話です。

 この「蛙化現象」という言葉は、「好きな人が」というように「人」に対して使っていますが、 そのうちブランドや店舗にも使われるようになるのではないでしょうか。 「推し」という言葉が流行りましたが、この「蛙化現象」はそれと真逆の言葉で、 「推し」を何故やめたのか、という理由に使えそうな言葉だと思います。 「私は○○を推していたがそれを止める。なぜなら、△△のようなことがあったから・・・。一言で言えば『蛙化現象』かな」 というような感じですね。

 Z世代の若い人は、一部が良ければ良しとせず、すべてが良いことを求めると言われています。 本物志向、完璧志向です。 もしかしたらSDGsや環境問題等の教育で、 一部だけ良ければそれでいいという考えは、地球にやさしくないというようなイメージを持っているのかもしれません。
 考えすぎかもしれませんが、パチンコ業界がZ世代から支持されるには、 あらゆるところでいい企業になる必要があるのではないでしょうか。 少し地域密着をやっている、少しお客様との関係づくりに取り組んでいるというような感じでは、 逆にできていないところが目について、「あざとい」と思われて、「蛙化」の烙印を押されてしまう恐れがあるかもしれません。 考えすぎかもしれませんが、お客様が見て不快に思うようなことは、すべて無くす努力が求められているのではないでしょうか。
 毎日のように来ていた常連さんが突然来なくなる! もしかしたら店舗に対する「蛙化現象」が起こっているのかしれませんよ。

 

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 新語・流行語大賞になった「アレ」を運営に取り入れる!

 1日に今年の新語・流行語大賞が発表されました。 年間大賞には、プロ野球で日本一に輝いた阪神の岡田彰布監督の言葉が選ばれました。 「アレ(A.R.E.)」という言葉で、岡田監督が優勝を表現した言葉です。 阪神を38年ぶり日本一に導いたという点と、その合言葉が日本中に浸透したということが評価されたということです。

 岡田監督の合言葉を作って、自分たちの使命や目標を徹底するというやり方は、うまいやり方だと思うのですが、いかがでしょうか?
 会社の経営理念や年間目標もあると思いますが、四六時中社員やスタッフ全員がそれを気に留めているかというとそうでもありません。 たいていは記憶の奥底に漂っている状態ではないでしょうか。 経営幹部になると、記憶の底から取り出す機会は多いと思いますが、一般社員やアルバイトスタッフになると、なかなか意識するという機会は少ないと思います。 それでも店舗は日々運営され、大きな支障は何も発生しません。

 では日々の活動に、使命や目標は無くてもいいものなのでしょうか?
 例えば、接客5原則と言われるものがあります。 挨拶や笑顔の接客における基本的事項ですね。 もし、使命や目的が無ければどうなるでしょう。 ただ、挨拶をする。 ただ、笑顔をつくる。 ということになります。 ロボットの表情作り、挨拶言葉と変わりません。 もし、あなたがお客様の立場なら、そのロボットを見てどう思いますか? 最初は物珍しく、よくできている、きっちりしていると評価するでしょうが、数回もその対応を受けると関心を持たなくなるのではないでしょうか。
 同じように挨拶や笑顔を作っている場合でも、スタッフが来店してくるお客様に楽しんでもらいたい、気持ちよく遊技をしてもらいたいという思いや目的意識がある場合はどうでしょう。 毎回そのように思いながら、挨拶や笑顔を作ってくれるなら、その行為に対しては、人は心地良さを感じるのではないでしょうか。

 阪神選手もバッターボックスに立つたびに、或は守備につくたびに、「アレ」のためにしているという意識があると、 単なるプレーではなく、優勝のためのプレーを意識するようになり、 試合の反省にしても、自分は優勝するにふさわしいバッティングをしてのか、優勝するにふさわしい守備をしたのかと、 高いレベルでの反省ができたのではないでしょうか。

 日々の活動が未来を創っていきます。 日々自分達の使命や目標を思い出すことで、 日々の自分の行動が少しでも良くなる可能性が上がります。 その積み重ねが自分達の未来をを高い目標へといざなってくくれるということですね。 そう考えると、自分達の目標を岡田監督のように短い言葉に集約して、組織で共有するというやり方は、真似をする価値があると思います。
 アルバイトスタッフに自社や自店の使命や目標を尋ねて、即答できないようであれば、 この岡田監督が実践した合言葉による意識づけは実践してみる価値があるのではないでしょうか。

 

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