本当の地域密着店の作り方

店舗(パチンコホール)が地域のコミュニティ広場としての取り組みを始めた

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経営のヒントになりそうに思ったこと

 □□□ 2024年1月の目次 □□□

■投資バーの「ストックピッカーズ」から学ぶ!

 今年1月から新NISAが始まりました。 個人投資家の優遇措置として、政府が力を入れている制度です。 ニューズ番組のWBSは報道の中で投資家が集まる店を紹介していたのですが、 その店舗がユニークなので取り上げたいと思います。

 店舗の名前は「ストックピッカーズ」(東京・銀座)と言います。 カクテルバーです。 ストックピッカーズとは、銘柄を選択する人ということで、投資家を意識した店舗名になっています。 もちろんメインターゲットは投資家のみなさんです。 店舗内の会話は、投資に関する会話がメインで、投資談義に花が咲いている状態です。 また、投資に関するイベントもいろいろとされています。

 私が面白いと思ったのがメニューです。 投資家をメインターゲットとしているだけあって、 オリジナルメニューには投資に関連したカクテルの名前とその名前の由来が書かれています。 例えばこんな感じです。

 ●リーマンショック  1570円
           テキーラベース 
           アルコールの強さ ★★★★★

 2008 年9月、米証券大手であったリーマン・ブラザーズが破綻したことで起きた世界的な金融危機のこと。2007年には18,000円台をつけた日経平均株価も一時6, 000円台を記録した。証券会社は「リーマンショックがあっても回復している…」といい、保険外交員は「リーマンショックなどが起きるから安心な貯蓄性保険を・・」と営業トークを繰り出す。 (ストックピッカーズHPより)

 その他には、

 ●ITバブル      1210円 ノンアルコール
 ●青天井       1450円
 ●アベノミクス    1450円 などがあります。

 

□参考資料:ストックピッカーズHP メニュー

 この投資家をターゲットとしたバーを取り上げたのは、みなさんに新NISAをおススメするためではありません。 このバーの投資家を意識した店作りがホールの運営に参考になると思ったからです。 投資に熱を上げている人が「ストックピッカーズ」に来店し、オリジナルメニューを見た瞬間、 思わず「ニタッ!」とするのではないでしょうか。
 恐らくこの店舗のオーナーは相当な投資好きだと思い好感を持つと思います。 自分が大切にしているものを同じように大切にしてくれている。 自分が良いと思っているものを同じように思ってくれている。 こういう人に人は好感を持ちます。 例えるなら阪神ファンが、阪神が好きと言う人に出会うような感じですね。 好感をもたないはずがありません。

 このお客様の好感度上げる演出が、ネーミングでできるということです。 みなさんのホールにワゴンサービスや飲食コーナーはあるでしょうか。 もしあるなら、この「ストックピッカーズ」のやり方は、簡単にパクル(リンク)することができると思います。
 例えば、メニューにコーヒーがあるとしたら、 アメリカンやカフェオレに混じって、自店特性ブレンドコーヒーを”オオアタリ”という名前にするなどですね。
 海物語を大切にしている店舗であれば、 ”コーヒーマリン”や”コーヒーサム”というネーミングのドリンクを作ってはどうでしょう。 コーヒー券もただのコーヒー券とするより、”クジラッキーコーヒー券”としても良いかもしれません。 また、ファン感でクジを引いてもらうときには、クジラッキーをデザインしたクジ箱用意して、 みなさんに福が来るように”クジ・ラッキー箱”にしましたとするのものありではないでしょうか。

 考えるとイベントであろうが、景品だろうが、何にでも名前は付けられます。 同じことをしても、ネーミングが良ければ、効果は何倍にもなると思います。 「ストックピッカーズ」を見習って、店舗でできるネーミングを考えてみてはいかがでしょうか。

 

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■拡大している「出社したい」オフィスを考える!

 コロナ禍でテレワークが拡大しました。 コロナ前まではオフィスに行くのが当たり前で、誰もオフィスへ出社することに疑問を持たなかったのですが、 テレワークの普及と共に、オフィスというものに対する意識が変容していってるようです。 その証左が、企業のオフィスの改革です。
 コロナ後はテレワーク社員をオフィスに呼び戻すために、あるいは人材不足を解消するために オフィス改革に取り組む企業が増えており、「出社したい」オフィスを作る動きが広がっていることです。

 昔は、オフィスは労働の場であり、行きたかろうが行きたくなかろうが、オフィスに行くのが当たり前でした。 もちろんオフィスの利便性などを向上させ、出社しやすい環境を整えるという配慮はあったものの、 あえて「行きたくなるオフィス」を考えるという発想はほとんどなかったと思います。
 しかし、コロナ禍でオフィスが無くても通常の仕事ができることがわかり、 それなら何のために毎日オフィスに行く必要があるのかという疑問が湧いてきました。 会社としても、社員が来ないと通勤費や光熱費は削減できるし、 仕事が回るなら問題ないという発想が出てきても不思議はないと思います。 ここで、会社としては、なぜオフィスがいるのかを改めて考え直したというところでしょう。

 社員同士が顔を合わせて意思疎通をすることの価値とは何か? オフィスが社員に貢献するものは何か? よく言われるのが創造性の向上とか生産性のアップという点ですね。 そう考えたときに、社員がイヤイヤオフィスに来て、創造性が向上するのか、生産性が上がるのか言えば、 当然、ノーということになります。 そこから、「いやいや出社するオフィス」から「進んで出社するオフィス」への改革が始まったのではないでしょうか。

 新型コロナで当たり前であった”出社”が当たり前でなくなった時、 ”出社”の意味や価値を改めて考えることができたということでしょう。 人は習慣的に行っていることについては、 いちいち大脳を使いません。 顔を洗うたびに顔を洗う意味をいちいち考える人はないのと同じです。 しかし、一度立ち止まって、改めて何のためにやっているのかを考えること、新たな気づきが得られるものです。
 創造的な仕事をする企業にとって、創造力のアップは会社の命運を左右します。 生産性の向上についても同じことが言えると思います。 オフィスを改革することで、創造性や生産性が上がるなら、 オフィスの改革が優位性を作りだすベースになる可能性もあるのではないでしょうか。 確かにオフィス改革を先行させているGAFAと呼ばれるアメリカのIT大手が優位に立っているのも事実です。

 普段当たり前と思っていることが、目的的に考えると大いに改善の余地がある可能性があるということです。 単純にこの発想をパチンコ業界に持ってくれば、事務所やスタッフのバックヤードは、 社員やスタッフの力を最大限発揮させるものになっているでしょうか。 さらに言えば、ホール自体がスタッフが進んで働きたいと思うようなものになっているでしょうか。
 コミュニティホールなどの地域密着型の店舗づくりには、スタッフのやる気は必須です。 自社や自店でのスタッフが働く環境について、一度考えてみるのも悪くないと思います。

 

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■今年のバレンタインのコンセプトを考える!

 あっという間に1月も終わり、2月がやってきます。 2月の定番イベントと言えば、バレンタインデーですね。 バレンタインデーと言えば、”愛の告白”などと考えるのは、昔話になりつつあるかもしれません。

 女性誌の「婦人画報」を発行しているハースト婦人画報社が、約4000人に実施した調査によると、 バレンタインチョコレートを贈る相手を「自分」と回答した人が、61%と前年の調査より4ポイントも増加しています。 どうもバレンタインの意味合いが、”愛の告白”から”自分ご褒美”へとシフトしていってるようです。
 チョコレートの購入予算も、「恋人用」の本命チョコが3131円に対して、「自分用」が3352円と200円程上回っています。 実際、男性の高いチョコレートを送ってその価値が分かるか?と言えば、あまり分からないのではなでしょうか。 正に猫に小判状態?
 それに比べて甘いものが大好きな自分(女性)は、味の違いが分かり、”自分ご褒美”なら当然良いモノを食べたいと思うのは当たり前。 そう考えると「自分用」のチョコレートの価格が「恋人用」を上回って当然ですよね。 女性の立場から考えると「自分用」の方が値段が高いというのはもっとも話だと思います。

 ところであなたの店舗では、バレンタインデーにちなんだ企画を考えていますでしょうか?
 店舗運営の中で季節感を出すのは、店舗に変化を持たせ、お客様に来店を促すためには大切なことです。 バレンタインは日本人にとって定番中の定番なので、チョコレートの景品を取り寄せるなど、 何がしかの工夫をしている店舗も多いのではないでしょうか。
 そういう中で、バレンタインの意味が変わりつつあるというのは、トピック(話題)として悪くないと思います。
 いつものように「バレンタインチョコレートをご用意しました」などと書いて、 バレンタイン用のチョコを置くよりも、 「バレンタインの意味が変化しているのをご存知ですか?」など銘打ち、 「今回、”自分ご褒美”用のチョコを用意しました」などとして、 端玉景品チョコや取寄せ景品チョコを用意したり、ポイント景品チョコを用意するのも楽しいかもしれません。
 また、それに加えて、お客様のバレンタインデーに対する簡単なアンケートを取ったすると、 無理なく会話が弾むと思います。 もちろんアンケート結果は、2月14日に公表という感じですね。 恐らくアルバイトスタッフも含めて企画を考えると、いろいろなアイデアが出ると思います。

 普通に考えれば、パチンコ店で本命チョコを探す人はあまりいないと思うのですが、どうでしょう? それならいっそ、”自分ご褒美”を主軸とするのも悪くないと思います。
 もちろん、いきなり”自分ご褒美”と言われてもピンとこない人もいると思いますので、 先ほど紹介したハースト婦人画報社のアンケート結果などのデータをポスターやポップに掲載し、 なるほど感を演出して、アプローチすると良いのではないでしょうか。

 

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■松本人志さんの訴訟から世間の変化を考える!

 ダウンタウンの松本人志さんが、性加害疑惑を書いた「週刊文春」(文藝春秋)に対し、 名誉毀損による損害賠償と謝罪広告の掲載などを求めて東京地裁に提訴しているのは、ご存知と思います。 事件は2015年に起きたとされています。 では、なぜ今頃週刊誌の記事になっているのでしょうか?

 2015年の世の中の常識というか日本人の共通意識が、2023年頃には大きく変わったからではないかと私は考えています。 2015年頃には許されていたことが、2023年には許されないことになってしまう。 世間の常識は変わらないように見えますが、いろいろな事件が起きるたびに微妙に変化していってます。 その共通意識が法律などで変わる場合は、認識しやすいのですが、そうでない場合、気が付くといつの間にか変わっているということはよくあることです。 その変化に気づかずに以前と同じようなことをしている人間が突然パッシングに遭ってしまいます。

 性加害問題で言えば、大きな事件はジャニーズ問題ですよね。 これまでもセクハラ事件はいろいろあり、セクハラの基準がどんどん厳しくなっていったように思いますが、 ジャニーズ事件で日本人の潜在意識としては、性加害の悪質性はかなり深いモノになったと思います。 男性であっても性加害は許されることではない。 ましてや女性に対する性加害はなおさらである。 という感じでしょうか。 そういう世の中の流れを踏まえて「週刊文春」側は、2023年に仕掛けてきているように思えてなりません。

 自民党安倍派の慣例となっていた裏金問題ではありませんが、 これまでは問題なしとして済ませていたものが、 ある日大きな問題として認識されてしまう。 そういえば、安倍さんの殺害事件から、 これまで問題とならなかった自民党と統一教会との関係が大きな問題となったのも、 似たような事例と言えるかもしれませんね。

 これまで問題とならなかったことは、これからも問題とならないとは限らない。 最近の大きな事件はそういう類いのことが多いように思います。 そう考えたとき、松本人志さんが無実を獲得することは、結構厳しいのではないかと推測しています。
 法律ならその時にどのような法律が施行されていたかで、それを基準として判断できますが、 世間の常識となるとその時の常識というものが実態のないものだけに始末が悪いと思います。 その時常識がそうだからと言って、今は性加害になるが、 その時なら性加害にならないですよ、などというとは思えません。 そう考えると松本人志さんは厳しい立場に立たせるのではないでしょうか。 吉本興業が急に一歩引いた対応を取り出したのも、性加害に対する世間の常識の変化に気づいたからではないかと私は見ています。

 世間の常識は不変のように見えて、実は徐々に変わっています。 パチンコ・パチスロユーザーの常識も例外ではありません。 大きな事件や出来事が起きるたびに影響は受けていると思います。 そういう意味では、今のお客様は不変で、これからも同じように来店し続けてくれるというのは、幻想かもしれません。
 川はいつも同じように見えて、同じ水は流れていないと例えとして言われています。 お客様のパチンコに対する意識の変化については、絶えず注意を払いましょうと言いたいところですが、 それはなかなか難しいものです。 少なくとも、今までやっていたことに対する反応が変化したというようなときには、 お客様の変化の兆しが現れたと考えて、これまでの運営方法を再チェックし、お客様の変化に適応していきたいものです。

 

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■バーガーキングのSNS活用戦略を参考にする!

 WBSの「WBSNEXT」というコーナーにバーガーキングが取り上げられていました。 このコーナーはZ世代と上手くやっている企業を取り上げて、その理由を探るというようなコーナーです。 みなさんの近くにこのバーガーキングというハンバーガー屋さんはあるでしょうか? 奈良市内に2店舗ほどありますが、家からは少し離れているので、利用したことはありません。 でも、名前は良く知っていました。

 このバーガーキングですが、1993年に日本に初上陸したのですが、すぐに撤退。 2007年に再上陸したのですが、一時大量閉店に追い込まれるなど、結構苦労しているハンバーガーチェーンです。 最近は好調のようで、2019年5月の77店舗から順調に店舗数を伸ばし、2023年には207店舗まで成長しています。 日本には、日本マクドナルド(約3000店舗)やモスバーガー(約1300店舗)などがあるので、なかなか厳しい戦いをしているようですが、 その戦い方がユニークなので、WBSで取り上げたようです。

 どのような戦い方かというとSNSを最大限に利用した販促です。 SNSを通して、バーガーキングに対する興味と認知度の向上を図っています。 ポイントはリツイートしたくなる仕掛けにあります。

 WBSの紹介していた事例としては、 バーガーキングの利用者が、バーガーキングに対して、
”バーガーキング下北沢店作ってくれや”
とメールを出したら、7か月後、
”作ってんで!オープン初日にお待ちしています”
と返信があったそうです。 すると間もなく多くの人からメールを見たと声を掛けられ、 実際、店舗の行ってみると自分のメールが、店舗の窓にデカデカと掲げてあったそうです

○参考資料:下北沢経済新聞 工事中のバーガーキング店舗の風景

 参照資料で確認してもらえば分かると思いますが、これは面白いと思いました。 こんなのは見たことが無いので、思わず誰かに教えたくなります。
 みなさんはいかがでしょうか?
 工事中店舗のSNSの貼り出しを見た人がリツイートしまくり、その件数は何と106,977件。 注目度は抜群だったと思います。

 バーガーキングはこの企画で、お客様の要望にまじめに答える企業というイメージを消費者に植え付けることができたと思います。 そして、これまで誰もやったことがないユニークな宣伝手法に、一度行ってみたいという興味を喚起したのではないでしょうか。
 投稿した本人は、「自分の投稿がこんな形で活用されるとは思ってもみなかった」とWBSのインタビューに答えると同時に、 自分の要望を聞いてくれたバーガーキングに対して「愛着が湧いてくる」と話していました。 他にも面白い事例を紹介していましたが、WBSのアーカイブで見てもらえばとおもいます。

 この事例を取り上げた理由は、これを「店舗とお客様のやり取りを活かす活用事例」として、 みなさんの店舗でも使えると思ったからです。 お客様の要望をただこなすだけではなく、これは面白いとかお客様みなさんに知って欲しいと思った時、 お客様との会話をデカデカと書いて、注意を集めることができると思います。
 例えば、店舗メールなら、メールで問い合わせがあった大切なことを、 デカデカ貼り出して、お客様に知らせるなどですね。 電話なら、電話と銘打って同じようにデカデカと貼り出すという感じですね。 ただ単に店舗のお知らせよりインパクトがあると思います。

 それともう一つ。
 コミュニティホールの十分条件の6番目にお客様の要望を聞くことをあげていますが、 この事例のように、要望を聞いて真摯に対応すると、要望を出した人が店舗に愛着を持ちます。 コミュニティ基本講座を受けた方には、その効用を再度確認してもらいたいと思ったからです。

 バーガーキングのSNSを活用した販促は面白いので、注目してもらうと店舗運営の参考になると思います。 2月から始まる「バーガーキングを増やそうプロジェクト」も面白そうなので、私は注目しています。

 

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■アサヒビールの事業方針発表から考える!

 アサヒビールの事業方針発表会が、今月の10日にありました。 2024年の事業方針は次のようなものです。

 「もっともっと面白くなるアサヒビール」

 お客様のわくわくを生む独自価値、新価値を追求していく

 この事業方針を見て、アサヒビールはエンターテインメント業界の企業のような方針を打ち出していると思いました。 どうでしょう。 ”アサヒビール”のところをあなたの会社名に入れ替えても通用するのではないでしょうか。

 アサヒビールの松山一雄社長は、
「お客様が真の意味で、ワッーと驚いて、わくわくするようなものを作らないといけないというのが、 私たちの考え方ですね」
とニュース番組WBSのインタビューに答えていました。
 でもこれはエンタメ業界の社長のトークなのではないでしょうか? ビールという食品業界の社長なら、「美味しいものをつくらなければいけない」という答えが返ってくるのが普通です。 しかし、その発想はもう古い、当たり前すぎるということなのでしょう。 アサヒビールはその先をいく企業であるという自負と誇りを感じます。

 しかしながら、世の中にはいくら高い目標を掲げても、目標倒れになってしまう企業もあります。 アサヒビールはどうなのでしょうか?

 私は思った以上のことをしてくるのではないかと期待しています。 その根拠は、今年の6月11日に発売を予定している『未来のレモンサワー』を同時に発表したからです。
 このレモンサワーは、スーパードライ生ジョッキ缶と同じ缶を使用します。 缶の蓋を開けると「泡」が出てくる!だけではなく、 なんと炭酸の泡と一緒に「本物の輪切りのレモン」が缶の底から浮いてきます。 輪切りのレモンが入っている缶酎ハイは世界初だそうです。 缶を開けた人は世界初の体験なのでわくわくします。 まさに事業方針に沿った商品そのものです。

 パチンコの端玉景品として、お客様に世界初の缶酎ハイですと言って『未来のレモンサワー』渡すと、 お客様が喜んで受け取ってくれる姿が目に浮かびます。 価格は298円と同じサイズの缶酎ハイより高めですが、満足度は高いと思います。 ただこの『未来のレモンサワー』は1都9県で、しかも数量限定での発売ということなので、 お目にかかれない地域もあるようです。 ということは、新規性と希少性という高い価値を有する缶酎ハイと言えます。 地域によっては、上手く取り寄せることができれば、集客ネタになるのではないでしょうか。 もしかしたらプレミアムが付くかもしれませんね。

 こういう今までいないわくわくする商品を出してくれる企業は、 お客様にワクワク感やドキドキ感を売りにしている企業と相性が良いと思います。 アサヒビールの新商品は注目しておく価値がありそうです。

 それと運営面で見習いたいのは、このアサヒビールの事業方針ですね。 おそらく彼らは、商品開発をするとき、
「お客様は、この商品のどこにわくわくするのだろうか?」
と自問自答するはずです。 この問いかけが大切です。 もし、自社がこのような方針を打ち出せば、方針に基づいて問いかけをすることになります。
「お客様は、このイベントでわくわくするのだとろうか」
「お客様は、この景品でわくわくするのだろうか」
「お客様は、この装飾でわくわくするのだろうか」
この問いかけを頭の中で繰り返すことによって、工夫が生まれ、施策のマンネリ化を防ぎます。

 アサヒビール、いろいろと参考になる企業ではないでしょうか。

参考資料:アサヒビールHP『未来のレモンサワー』

 

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■「お客様視点 うわべだけ」の記事から考える!

 「お客様視点 うわべだけ」

 これは損保ジャパン最終報告書を記事として取り上げた1月17日の読売新聞の見出しです。
 SOMPOホールディングス(HD)は、ビッグモーターによる保険金不正請求問題を受けて、 社外弁護士による調査委員会を立ち上げて、参加の損保ジャパンの同問題に対する実態調査を行いました。 その報告書が16日公開されたのです。

 報告書によると損保ジャパンは2022年7月時点で、ビッグモーターの不正の疑いを認識しながら、 30分程度の役員ミーティングで取引を決め、取締役会では議論せず、親会社のSOMPOHDにも報告をしていませんでした。 報告書の中で、「顧客利益の視点を欠き、売上高の確保という自社都合を優先する意識が存在した」と指摘しています。

 多くの業界、企業で「お客様を一番に考える」というような方針を出しています。 お客様利益と業績の確保が矛盾しない場合は、問題は無く、お客様第一主義が貫けれます。 問題は、お客様の利益と会社の業績が両立しない時ですね。 どっちを優先させるべきか?
 多くの人は会社の業績を優先させてしまうのではないでしょうか。 それは、自分の利益を考えた場合、お客様の利益よりも会社の業績との連動が強いからです。 そのため、会社が儲かるとなると、即座にその報告に舵を切りたくなります。 でも本当でしょうか? こういうことを言うと反発される方も結構いると思います。
 実際、多くの人と書きましたが、実はそうではないとも言えます。 それは、自分の利益を考えた場合、会社の業績よりお客様の利益との連動が強い人がいるからです。 それは概ね現場で働く人です。
 お客様が喜んでくれることが励みになってる、やりがいになっている人は結構います。 そういう人は、会社の業績よりお客様の利益に強い関心を持ちます。 会社の業績を優先させてしまって、お客様からクレームをもらうのは、現場で働く人です。 なので、告発などは下から起こるケースが多いのではないでしょうか。

 今回の損保ジャパンのような誘惑は、どこでもありそうです。 パチンコ業界も例外ではないように思います。
 「地域密着店 うわべだけ」
 「コミュニティホール うわべだけ」
こんなことを言われるのは最悪ですよね。

 地域密着店やコミュニティホールとして、お客様との信頼関係を築くために、お客様視点を持ち続ける必要があります。 そのために幹部と一般社員、会社としてどちらの教育に力を注ぐべきかは言うまでもないと思います。
 役職が上がると会社や店舗の業績責任がいっそう問われてきます。 その中で「お客様第一主義」を実践し続けるためには、目先の利益に惑わされない、 しっかりした信念の醸成が必要とされることを教えてくれる事例なのではないでしょうか。

 

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■神戸市職員の震災支援の在り方から考える!

 1月の17日は阪神淡路大震災の日です。 今年は元旦に令和6年能登半島地震があったので、TVニュースは従来とは違い、 能登半島地震と阪神淡路大震災との接点を報道する番組が多かったと思います。

 そんな中で印象に残ったのが、神戸市の職員の話です。 神戸市は阪神淡路大震災で、壊滅的な影響を受けました。 そして、多くの自治体から支援を受けて立ち直りました。 各地からの支援に感謝し、その想いを「どこかで震災があれば、その地域に一番に駆けつけて支援をする」という行動指針へと昇華し、 神戸市の職員全員が、いつもその想いで働いているとTVのインタビューに女性の職員の方が答えていました。 震災から29年経つのですが、その想いを持ち続けている方々は凄いと思いました。

 そして、震災の支援をしてもらった時に感じた問題点を記録し、 自分たちが震災地域へ支援に行く時には、その対策を考えて望んでいると言います。
 例えば、阪神淡路大震災の時に、応援に来てくれた自治体の職員の人たちが入れ替わった。 具体的に言うと、各地の自治体から派遣された職員は一定期間支援してくれると帰っていき、同じ自治体から別の職員が入れ替わりで派遣されてくる。 そうなると、最初に説明した状況や支援の仕事について、また初めから新しい職員に話さなければならなくなる。 震災で人手が足らないときに、誰かがまた一から説明するのは、手間がかかり震災対策業務を圧迫する。 これが結構市の職員には負担だったということです。 それが分かっているので、神戸市は職員の派遣を被らせて、現地に人の手を煩わせることなく、自分達で現地の仕事の引継ぎをして支援をしてるそうです。
 震災を経験しているだけに、被害を受けた地域の市の職員が何をして欲しいか分かるので、それを念頭に置いた支援をしている。 その心遣いを聞いただけでも、困った時に助けてもらったときの感謝の気持ちを持ち続けていることが分かります。

 感謝という言葉は企業のイベントでもよく使われます。 企業によっては、値下げをすれば感謝になる、何かをあげれば感謝になる、というように、 相手に得をさせれば感謝になると思っていると考えているところもあるようです。 でもそれでお客様は、本当にこの企業や店舗が感謝の気持ちを持っていると感じているのでしょうか? モノクレでも人は集まりますが、それだけです。 地域密着店やコミュニティホールを目指すなら、お客様に「この店舗は感謝の気持ちを持っている」と感じてもらう必要があります。 感じてもらうことで、信頼関係が構築され、ファンができるからです。
 感謝を感じてもらう要素として、相手に対する心遣いや気配りは重要です。 本当に感謝していれば、自然とそのようなものは出てくると言いたいですが、 店舗として取り組むためには、スタッフ全員の共通の意識が大切です。 本当の感謝企画をする際には、どうすればお客様に感謝の気持ちが伝わるか、共通の認識を形成する工夫が必要なのではないでしょうか。

 

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■お客様は何に対してお金を支払っているの?

 ニュース番組に”トレたま”というコーナーがあります。 将来有望な新商品や新技術を紹介するコーナーです。 先月の話ですが、明治大学の宮下芳明教授が、赤ワインを白ワインの味に、 白ワインを赤ワインの味に変える装置を作ったということで、 タレントのウエンツ瑛士さんが現場へ取材に行っていました。

 味を変える装置とは、ワインの味を構成している5要素(酸味、苦味、塩味、渋み、甘味)の強弱を分析し、 各要素の強さを調味料を使って操作することで、目的のワインの味を生成するというものです。 ウエンツさんが、赤と白ワインを飲み、味を確かめた後、 赤を白に、白を赤に味を変えて飲んでもらい体験してもらうというものです。 実際、味がその場で変わってしまうので、見た目との違和感に彼も目を白黒させていました。

 すると宮下教授が「実は安いワインを高級ワインの味に変えることもできる」と言い、 その場でウエンツさんに高級ワインの味を試飲してもらい、同じ味を安いワインで再現し、 ウエンツさんに飲んで比べてもらうと、確かに同じ味とまた驚いていました。

 ウエンツさんが”トレたま”の取材の感想として、最後に言った言葉がとても印象に残りました。 ウエンツさんの言った言葉は、「物の価値について改めて考えさせられた」というものです。
 このワインを例にとると、高級ワインは2万円のワインだったと思いますが、 2万円を支払う価値は、本当に”味”にあるのだろうかということです。 安いワインの味を調整して、高級ワインと全く同じ味にしたとしましょう。 あなたは、その調合された安いワインに2万円を払いますか?
 もし、”味“に価値があるなら2万円を払うはずです。 高級ワインの味に変えた安いワインに2万円を払いたくないということであれば、 その価値は”味”ではない、少なくとも”味”がすべてではないことになります。 では、あなたは高級ワインの”味”以外の何にお金を払っているのでしょうか?

 普段漠然と払っているお金ですが、自分が何に対してお金を払っているかを、改めて考えてみてはいかがでしょうか。 自分が価値と判断しているものがよくわかると思います。
 また、パチンコ店では、お客様の3分の2が負けて帰ります。 そのお客様は、何を対価として、お金を支払っているのでしょうか? また、負けてもこのお店なら納得するとは、お客様は何に対してお金を払っていると考えられるのでしょうか? それらを明確にすることは、店舗の魅力をアップさせるヒントになると思います。

 

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■ダイハツの不正の原因は強烈なプレッシャー???

 クルマを運転していてダイハツのクルマを見るたびに、今回の不正のニュースが思い出されます。 自動車の安全性についての不正を長期に渡って行っていたということで、社会に大きな衝撃を与えました。 社員は悪いことであることを知りながらなぜそういうことをしてしまったのか、 これについて第三者委員会は、短期開発の強烈なプレッシャーの中で追い込まれた従業員が、 やむを得ず不正行為を行ったとして、追い込んだ経営幹部が第一の責任と言っていました。

 この報告について考えてみたいと思います。 もし、強烈なプレッシャーを掛けなければ、不正は起こらなかったのでしょうか? 焦る必要はないので、安全試験を行う時間は十分確保できた。 安全試験データを捏造ねつぞう改竄かいざんしなくても、良いデータを取ることができた、 と第三者委員会の主張と言い換えることができます。 本当にそうなのでしょうか?

 またこの報告書をそのまま受け取ると、強烈なプレッシャーを与えた従業員は、 不正を行う可能性があるとも言えます。 もし、これが正しいとすれば、業績に対して目標を達成するようにプレッシャーを与えることは、 不正を行う社員を生み出す可能性をアップさせることになります。 喫緊で言えば、ビッグモーターでしょうか。 そう考えると、強烈なプレッシャーを与えるのは悪いことにように思えます。 でも本当にそうでしょうか?

 それでは強烈なプレッシャーを与えている会社は、みな不正をしている!と言えば、 それは違うという人が多いのではないでしょうか。
 目標を達成するために強烈なプレッシャーがあるとき、諦める人と諦めない人に分かれます。 諦める人は、不正をする必要がないので、不正しません。 問題は諦めない人です。 目標達成を諦めないのは良いことです。 ビジネスマンに必要な能力ですが、そのとき不正をして達成しようと思うかどうかは、 組織の風土に左右されるのではないでしょうか。

 組織の中に小さな不正は仕方がない、お客様の安全より業績が大切などの価値感が醸成されていた場合、 追い詰められた人は、悪いことは分かっているがこの際仕方がないというようになるのではないでしょうか。 無から有は生じません。 日頃そのような種や芽があったので今回、強烈なプレッシャーを「縁」として、 安全ついての不正が「起こった」というように考えることができます。

 第三者委員会は、経営幹部の強烈なプレッシャーを不正の根幹のように言っていますが、 そうではなく、お客様の安全が第一という考え方や不正を拒否する体質の醸成を行わなかったことが、 最大の要因のように思えます。
 世の中を見ると強烈なプレッシャーがあったために、 革新的な開発や改革を行い、目標を大きく達成した企業もたくさんあります。 そう考えると、マーケットが縮小する日本では、『プレッシャーを組織にかけない』ことより、 プレッシャーをかけても『不正を拒否し、改革や改善を行い目標を達成しようという組織』の醸成こそが必要なのではないでしょうか。
 ダイハツのクルマは面白いと気に入っていたので、早く立ち直って市場に戻ってきて欲しいと思います。

 

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■8000万人国家を目指して本当に大丈夫?

 2100年に向けて日本の人口は8000万人を目指すべきとして、 民間の有識者でつくる「人口戦略会議」が岸田総理に対する提言を発表しました。
 我が家が取っている読売新聞の1月10日の朝刊の1面に載っていました。 今の人口は約1億2000万人なので、4000万人の減少を目途にストップさせましょうということですね。 日本の人口が3分の1になるというお話です。 8000万人で安定化させる理由としては、市場の縮小によって、 あらゆる経済社会システムが現状を維持できなくなり、 先行して人口が減少する地方で消滅する自治体が相次ぐと指摘しています。

 「人口ビジョン2100」のポイント:

   安定的で、成長力のある8000万人国家!

 ちなみに厚生労働省の「国立社会保障・人口問題研究所」は、2020年の国勢調査の結果を基に、 日本の人口が2056年には1億人を下回り、 2100年にはおよそ6300万人に半減するという推計をまとめています。 この推計から見ると人口を予測よりも1700万人も多くするという意欲的な計画??のつもりなのかもしれませんね。

 この国の人口の話を企業に置き換えると、こんな感じでしょうか。 企業で言えば、現在1200億ある売上が、将来的に630億と半減するというお話ですね。 そうなると会社の維持ができなくなります。 みなさんの雇用もどうなるかわかりません。 誰もリストラされない目安は売上800億円です。 だから、みなさんで頑張って売上800億円を目指しましょう、というような感じです。

 この企業に勤めていて大丈夫なのでしょうか? 大丈夫かどうかは、競合の売上によって左右されますよね。 このヒントは国連の資料にあります。

 国連はかなり昔から2100年までの各国の人口を推計しています。 これによると日本の人口は5972万人で、日本国の推計よりシビアに見ています。 日本は2017年の人口が1億2836万人で10位でしたが、2100年には38位と大きく後退します。 世界の人口は増加していくことで、食糧危機が叫ばれていることはご存知と思います。 つまり、競合している国(企業)の人口(売上)はアップしていきます。 国力は企業の売上と同じです。 競合の売上(人口)が上がれば上がるだけ、自社の力は相対的に低下していきます。

 人口の縮小はイコールマーケットの縮小を意味します。 基幹産業といわれるようなものを育成するためには、国内市場が大きくないとなかなか育ちません。 隣国の韓国は日本の後塵を拝していますが、大きな要因の一つが人口差です。 日本人は韓国人より優秀というより、人口という環境要因がかなり大きいと思います。 2022年の韓国の人口は5169万人です。 日本は韓国の倍以上の人口があったので、国内でそれなりの市場規模を形成することができ、 世界に出ていくまでに国内の企業が体力をつけることができました。 しかし、人口が少なくなると、国内での産業育成が難しくなります。 人口というアドバンテージを失う中で、安定的で成長力のある国家が本当にできるのか疑問です。

 今回の提言は、国際社会における日本のポジションをどのようにあるべきかを考えた上での提言なのでしょうか? 国際社会におけるポジションは、業界における企業のポジションと似ているように思います。 シンガポールのように人口が563万人と少なくても高所得の国があります。 しかし、それは人口がそのレベルの規模だから実現できていると考えるのが真っ当ではないでしょうか。 タンカー並みの規模で、タグボートのような軽快な動きを目指すと言っても、 実現的には不可能なのではないでしょうか。

 国家の繁栄とは、人口の増加と国民の所得の増加が不可欠のように思います。 自国の人口が少なく、国民の所得が低い国は弱い立場に立たされます。 現在、ロシアの侵略されているウクライナの人口は3800万人です。 大国の都合で侵略されていますが、基本的に人が少ないので、消耗戦を仕掛けられると、 抵抗することが段々困難となってきます。
 少なくとも世界の中で影響力を持ち、大国の不当な侵略を阻止し、他国を助ける存在を目指すなら、 人口と所得、この2つはともに必要なのではないでしょうか!

 国際秩序が大きく揺らいでいる中で、二等国、三等国を目指すような目標が、本当に正解なのでしょうか?
 確かに日本の国土は狭く約37万平方キロメートルしかりません。 世界で62番目の小さな国です。 しかし、領海と排他的経済水域を合わせた面積は世界6位の海洋大国なのです。 これで海洋大国の責任が果たせるのでしょうか。
 パチンコ業界をはじめ、すべての業界が活性化するためには、 人口が増加して、市場が成長することです。 人口を8000万人を底として、増加をしていくという目標ならいざ知らず、 安定的に人口を8000万人とする目標を打ち出したとして、 それで今までような国力が維持できるのでしょうか? 他国の圧力に対抗できるでしょうか? 日本国民の子孫のことを考えると、8000万人で良しとする考え方は大きな疑問符が付きます。

 もう一度言います。 将来の売上目標を3分の2に設定している企業の社員は、希望を本当に持てるのでしょうか? 「人口戦略会議」の安定的8000万人の提言を思考を深堀させる触媒としてとらえ、 自社や自店の将来目標について、改めて考えるのも悪くないと思います。

※国連の各国人口推計は今後の各国の国力の参考になると思います。

 

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■インパクトサークルという会社の取り組みに学ぶ!

 昨年、ニュース番組のWBSで「インパクトファイナンス」を行う”インパクトサークル”という会社が紹介されていました。 「インパクトファイナンス」とは、貧困の削減や困っている人の就業機会の創出など、 ポジティブな社会的インパクトを生むビジネスの支援を目的としている投融資のことです。

 インパクトサークルは、フィリピンのオランゴ諸島の漁師に対して、漁に出るための小型ボート購入の融資などをしています。 オランゴ諸島の漁民は貧しく、沿岸で魚を取っても1日500円ほどしかなりません。 沖に出て、漁をすることができれば、その3~5倍ほど儲けることができるそうです。
 しかし、沖に出るためのボートが買えないのです。 購入するためにお金を借りようとしても、銀行は資産と現在の収入で判断するの借りることができません。 インパクトサークルは、就業環境と借入をすることで増加する収入で判断し、低所得者にもどんどん融資をしています。 基本は漁師が漁に出るためのボート融資(20~25万円)です。 融資を受けた漁民は、ボートを買い沖へ漁に行き、収入をアップしてローンを返すと同時に、生活を豊かにしています。 お金を困った人のために役立てると同時に、自分達も儲け、インパクトサークルへの出資者も収益が得られます。

 ここで参考になるなと思ったのが、インパクトサークルは投資家への説明のために、 貧しい人々が、貧困から抜け出す姿を「可視化」していることです。 要するに、

 「あなたのお金は貧しい人のために有効に使っています」
 「あなたの投資資金で、多くの人が生活が楽になったと喜んでいます」

という抽象的な報告はしていないのです。
 もし、あなたが投資家なら、そういう報告を投資会社から受けて、 俺のお金は世の中のために立っていると、ワクワクするでしょうか? 誇らしく感じるでしょうか?
 おそらく、多くの人はなんとなく良いことをしていると思うだけで、 お金を有効に使っているという実感はわかないと思います。 人は抽象的な話をされても、リアルをイメージできないからです。 社会に貢献したいと思い投資資金を出している人にとっては、このままで本当に大丈夫だろうかというような感じを持つのだと思います。

 これがパチンコ業界とどう関係があるの?という声が聞こえてきそうですが、 社会貢献や地域貢献として、お客様の協力をもらいながら活動している地域密着型ホールや、コミュニティホールにとっては、 大いに関係がある事例になると思います。
 例えば、お客様から端玉景品を寄付してもらい、いろいろな施設に届ける場合を考えてもらうと、 先の事例が参考になることが分かると思います。

「○○施設に寄付を持っていきました。
 みなさん、たいへん喜ばれました。以上」

というような報告でお客様が良いことをしたと実感し、また寄付をしたいと思うのか?ということです。 持続可能な社会貢献をするためには、協力してくれる人が納得し、喜んでくれるようフィードバックが必要ということです。

 インパクトサークルは、融資対象客に細かなアンケートをとり、それを基にインパクトレポートを作成しています。 どのようなアンケートなのか、その一部を紹介します。

○ボートを得てこらから実現したいことは何ですか?
・自然を守ること
・子供の道具(教科書、文具など)を購入すること
・子供の中学校や高校の授業料の支払い
・子供の小学校の授業料の支払い
・病気の治療をすること
・家を修理すること
    ・
    ・

 いかがでしょうか、かなりの項目(少なくとも30項目以上)がありますが、丁寧にアンケートをとり、融資対象者と目的や目標を共有すると同時に、 投資家へ具体的な社会貢献の状況の報告資料としています。

 もう取り組まれている方もいらっしゃるかもしれませんが、 もし、あなたのホールがお客様の協力のもとで社会貢献や地域貢献をしているということであれば、 貢献内容の具体的な「可視化」によるフィードバックをおススメしたいと思います。

 

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■有馬温泉の最古の旅館のクレーム改善に学ぶ!

 有馬温泉と言えば、日本有数の温泉地です。 テレビを見ているとその有馬温泉でも最古と言われる旅館が取材の対象となっていました。 旅館のオーナーの話の中で「これは凄いなぁ!」と感じたことがあります。 それは顧客サービスの向上についてですが、 オーナーは顧客満足を上げるために、お客様からの不満やクレームにを一つ一つ改善していってるとう話をされていました。

 その中で、『おひつ』に対するクレームがあったそうです。 その旅館では、部屋で食事をする場合、『おひつ』に炊き立てのご飯を入れて、 料理と一緒に持っていくそうです。 お客様が好きな時に好きな量を食べてもらうことを目的としています。 『おひつ』は旅館での御膳を引き立てるツールのようなものです。

 お客様は部屋に運ばれた料理をすぐに食べ、早々に『おひつ』のご飯をお茶碗によそいますが、 中にはお酒を飲んだり、話に熱中したりして、 『おひつ』からご飯をお茶碗に入れるタイミングがだいぶ遅れるお客様もいます。 そんな時は、『おひつ』のご飯も冷たくなってしまいます。
 多くのお客様は、それは自己責任として、特にクレームを言うでもなく、そのまま食してしまうのですが、 中には「『おひつ』のご飯が冷たいのがけしからん」とスタッフにクレームを言うお客様もいるそうです。

 もし、みなさんが旅館の支配人ならどうしますか? 最初に『おひつ』を部屋の持って行ったときには、熱々です。 それを冷たくしたのはお客様の責任です。 ありていに言えば、お客様が悪い! 多くの場合、クレームは聞くが、お客様に自身に問題ありとして処理してしまうのではないでしょうか。
 ところがこの旅館は、問題は旅館にあると考えて、『おひつ』の改造に取り組みます。 そして、『おひつ』を二重底にし、一番下に保温剤を入れるようにすることで、 時間が経っても暖かいご飯を食べられるように工夫したというのです。
 もし、問題をお客様のせいにしていたら、このような改善はできなかったでしょう。 私ならそうしたと思ったとき、この旅館の顧客満足の取り組みは一段上をいっていると感じました。

 お客様のクレームがあった場合、お客様の言い分は正しいかどうかを判断しようとします。 それは、不当なクレームはお客様自身の責任であり、店舗としては対応できかねるという姿勢が 根底にあるのではないでしょうか。 そうした場合、こちらに責任があると考えられるだけの改善しかできないことになります。 改善幅が小さい。
 しかし、この旅館のようにすべてのクレームを自店の責任と考えて対応する と、改善幅が広がります。 お客様の満足を上げようとした場合、どちらの考え方の方が役に立つは言うまでもないでしょう。

 この有馬温泉の老舗旅館は、創業から830年以上経っているとオーナーが言っていました。 そして、この旅館のサービス改善の取り組み事例を聞いたとき、なるほどと納得しました。

 

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■新年なのでスタッフに仕事の意義を語ってみる!

 新しい年になり、スタッフの気持ちも一新され、元気よく働いているという店舗もあると思いますが、 昨年の空気を引きずり、漫然とスタッフが働いている店舗もあるのではないでしょうか。 スタッフが元気よく働いている店舗と、スタッフが漫然と働いている店舗、あなたがお客様だとしたら、どちらの店舗に行きたいでしょうか? 多くの方は前者の店舗に行きたいと思うのではないでしょうか。

 だとすれば、スタッフを元気よく働いてもらう必要があります。 パナソニックを創業した松下功夫助さんは、工場などで働いている従業員のやる気を引き出すのが上手かったそうです。 やる気を出すために、特別給を出したわけではありません。 実際問題として、金銭でのやる気は、長持ちしません。 考えてもみてください。 自分のお給料が上がったといって、長期間やる気が出たでしょうか? 普通は、昇給しても2,3か月経つとそれが当たり前になり、やる気は出なくなってしまいます。 ハーズバーグというアメリカの心理学者が、それを証明しているので、多くの人に当てはまると思います。

 では、松下幸之助さんはどうしたのでしょうか? 彼は、工場で働いている人に「あなたのやっている仕事がどのようなものか」を説明して、やる気を引き出していたそうです。 例えば、電球を作っている工場のスタッフに、あなたは何を作っているか問いかけたそうです。 ほとんどの人は、電球を作っていると答えるのですが、幸之助はそれを否定します。 あなたが本当に作っているのは、電球ではなく明るい家庭を作っている、幸せな家族をつくっていると言ったそうです。 単なる電球作りでは、使命感や誇りは持てません。 しかし、電球を通じて食卓を明るくし、楽しい家庭、幸せな家庭を作っていると考えると、自分の仕事に誇りが持てます。 誇りを持てる仕事に対しては、人は使命感ややる気がでます。
 松下幸之助さんは、会社のスタッフに自分たちの仕事とは何かを教えることで、やる気を引き出しました。 もし、自店のスタッフに活き活きと働いてもらいたいと願うなら、幸之助さんのやり方を真似てみてはどうでしょうか。

 そのためには、まず自分自身がパチンコを通じて何をしているのかを明確にしておく必要があります。 例えば、私たちの仕事は、パチンコを通して、多くの人に幸せになってもらうことだ、といような感じですね。 そして単に「お客様に挨拶を絶対にしてください」というのではなく、
「私たちの仕事は、多くの人に幸せになってもらうことです。
 挨拶一つでも、お客様に幸せ感を与えることができます。 みなさんが親しい人を迎えるような満面の笑みで挨拶をするだけで、お客様は歓迎されていると感じ、少しだけ幸せな気分になります。 人を少しでも幸せにするのが、私たちの仕事です。 本日もよろしくお願いします」
と言えば、何のために挨拶しているか理解し、挨拶を大切にしようと思うのではないでしょうか。

 多くの人は目先の作業に心を奪われ、何のために作業をしているか、忘れてしまうことがしばしばあります。 そうなると惰性となり、漫然とした仕事になってしまいがちです。 スタッフに作業の意味を繰り返し語ることは、使命感を醸成し、やる気を育てる近道なのではないでしょうか。

 

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■羽田空港の航空機衝突事故から学ぶ!

 羽田空港で大きな事故があったのはご存知と思います。 日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機(海保機)が空港内で衝突しました。 2日の夕方にテレビをつけると、繰り返し衝突の映像が流れていました。 私がテレビを見たのが事故発生から10分ほど経過したころでした。 その時には正確な情報が入っていないので、着陸した航空機が何らかの原因で爆発炎上したようであるという報道を繰り返していました。

 この事故は通常ありえないことであり、ヒューマンエラーが偶然にもいくつも重なり発生したと後日専門家が解説をしていました。 ヒューマンエラーの重なりとはどのようなものでしょうか。
 ①まず管制官ですが、自分の出した指示が実行されたかどうか確認する義務を怠ったというものです。 管制官は海保機に誘導路上の停止位置への走行を指示し、海保機側が復唱したのですが、 それが実行されたかどうかを確かめる必要があったのですが、それをしなかったというものです。 もしかするとしたのかもしれませんが、停止位置に行くのを見届けただけで、停止まで確認するのを怠ったのかもしれません。 店舗でよくあるのが、店長が出した指示を主任が実行するのですが、後で確認すると指示と違うことをしていたというようなケースですね。
 ②次が海保機が管制官の指示を聞き間違えたことに気づかなかったというものです。 海保機の機長と管制官の会話を副機長の聞いているはずなので、どちらかが自分たちの行動が管制官の指示と違うとことをしている、ということに気づけば回避できたのに聞き逃してしまった。
 また、副機長席からは着陸してくる日本航空の姿が確認できたかもしれないが、それに気づかなかった。 もし気づいていれば、衝突回避行動をとることができたというものです。 もしかすると日航機を確認していたが、管制官が着陸を許可するはずがないと勝手に思い込んでいたのかもしれません。 管制官が各飛行機の位置を確認しているはずという思い込みです。 これも店舗であるとおもいますが、朝礼での指示を誤って理解しているスタッフがいて、後で注意するようなケースですね。
 ③そして、日航機機長と副機長の滑走路の確認ミスです。 両機長は滑走路上に何もないことを確認する義務があります。 万一障害物があった場合にはすぐに回避行動をとることが義務付けされているはずですが、滑走路にいる海保機を認識できなかった。 見落としです。 似たような事例でいうと、遊技機の不良や故障、椅子などの不良を何日も気づかないような場合ですね。

 こうしてみると、それぞれのヒューマンエラーは店舗の日常にもありそうなものばかりです。 航空業界は、事故に対しては人一倍気を使っている業界なので、上記のようなヒューマンエラーはほとんど無いと思いますし、 それをカバーする仕組みも作っていると思います。 それでも漏れが生じたというのが今回の事故なのでしょう。 この事故からの教訓としては、安全対策などはバージョンを上げ続けていく必要があるということでしょう。

 ①の管制官のミスも、デジタル化をし、各航空機の位置情報が分かるシステムを開発し、 滑走路上に何かがあると着陸許可にアラームを自動的に出すことは可能ではないでしょうか。
 ②の海保機の機長や副機長に対して、音声だけでなく、目視確認もできるように、 音声を文字に変換する確認メールの開発も可能だと思います。
 ③については航空機に赤外線やレーザーのセンサーを搭載し、滑走路の障害物の有無を判断するシステムもできそうです。 クルマも衝突回避よりもだいぶ性能を向上させないといけませんが、軍事技術からの転用もできるのではないでしょうか。
 以上のようなことが今の技術で出来るとしたら、現在大丈夫だからと”安全対策を現状のまま放置していた”ということが問題とも言えると思います、

 パチンコ業界は、航空業界のようにミスがすぐ重大事故につながることはないと思いますが、 お客様を不快にさせて、離反をさせてしまう可能性はあると思います。 今まで大丈夫だから何もしなくていいというのは、単にリスクが表に出てきていないだけかもしれません。 安全はもちろんですが、クリンリネスでも、接客やサービスでも、 ヒューマンエラーを無くす取り組みをやり続けることは、大切なのではないでしょうか。

 

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■新年明けましておめでとうございます

 明けまして、おめでとうございます。 元旦は気持ちを切り替えて、新たなスタートを切るのに最適な節目です。 その気持ちの切り替えの演出が、初詣という行事です。 神仏にお願いをするという願掛けに行く人もいるかもしれませんが、 私は基本的には気分転換がメインで、お参りした先で、”お礼”および”感謝”を表します。
 余談ですが、昔読んだ本の中に、お願いをして、願いがかなった場合、その神社仏閣にお礼に行かなければならないと書かれていました。 人間でもお願いごとをきいてもらったら、お礼を言うのが当たり前です。 神様や仏様も同様のようです。
 注意点としては、Aの寺社とBの寺社、どちらも同じ神様や仏さまを祭っているからといって、A寺社でお願いして、B寺社にお礼をするのはダメだそうです。 名前が同じというのは、人間社会で言えば、会社名が同じというだけで、派遣されている神様や仏様は別らしいのです。 同じ会社だからと言って、恩を受けた人と別の人にお礼を言っても意味がないのと同じだそうです。 本当かどうかわかりませんが、個人的にはなるほどと思っています。

 さて、みなさんは今年、どこにお参りをされた、或はされるのでしょうか?
 私が今年、まずお参りしたのは東大寺の大仏さまです。

 県民だよりに、東大寺の参拝料が元旦の0時から朝8時まで無料と書かれているのが目に留まったので、縁があると思い行くことにしました。 散歩で東大寺に行くこともありますが、大仏殿の中に入るためのは拝観料がかかるので、通常は中には入りません。

 朝4時に起きて、朝食を済ませ、朝6時過ぎに家を出ました。 家から東大寺の入り口までは歩いて20分ちょっとかかります。 途中、奈良公園を抜けていきますが、6時頃は人通りが少なく、出店も一時休んでいるところも多く、暗がりを抜けていく感じです。 南大門を通り抜け、大仏殿へ歩いていくと、普段は閉まっている正面の門が開放されています。 そこを通り抜けて大仏殿を見ると、大仏殿の上方につけられている窓の扉が開いているので、大仏様を拝顔できます。 中に入っていくと、おなじみの大仏様がいらっしゃいます。

 大仏さま(盧舎那仏)の横には、勢至菩薩と観音菩薩がいらっしゃいます。 人が少なかったのでゆっくりお参りができました。 家を出る時には、小雨が降っていましたが、参拝が終わるころには、お月様が見えるくらい、空が晴れてきました。 朝早くの参拝は気持ちの良いモノです。

 昼からは少し遠いのですが、毎年参拝している石上神宮へ行きました。 正確には行こうとしましたが、午後3時というのに車が混んで進みません。 田舎のいいところは混まないことなのですが、この日はやけに混みました。 日本最古の神社の一つと言われていますが、なぜか毎年混雑がひどくなっています。 リピーターが多いということでしょう。 もしかしたら本当にご利益を実感できるのかもしれませんね。

 仕方がないので、すぐ横にある神社に行ったとき、緊急地震速報の警告音がなりました。 揺れが長かったので、一瞬阪神淡路大震災の記憶がよみがえってきました。 実際、能登で大きな地震があり、たいへんなことになっています。 もうすぐ阪神淡路大震災の日が近いので、店舗でもそれに合わせた防災企画をするようなブログを書こうかなと思っていたところでした。
 平時は”コミュニティホール”として機能し、緊急時には”防災対策拠点”なるというお話をしていましたが、 やはりその方向性は間違っていなかったと思っています。 令和6年能登半島地震を防災強化の警告と受け止めて、地域の方々との関係づくりやコミュニケーションの強化、 防災のための取り組みの大切さを発信していきたいと思いました。

参考資料:阪神大震災の教訓から自店のトイレ機能を考える!
    :阪神淡路大震災の日から店舗の災害対策を考える!
    :阪神淡路大震災の日を積極的に活用する!

 元旦、多くの人が参拝に行っているのに、なぜこんなことが起こるの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
 神仏からのご加護で、「大難を小難に、小難を無難に」していただけるというものがあります。 実際、大難が小難、小難が無難になるというより、今起こっている災難が神仏のご加護で、 少しでも軽減されていると考えることで、心が少しだけ軽くなります。 同じ被害にあっても、”私は護られている”と感じることが、明日への希望につながっていくように思います。
 今回の震災で被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

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