本当の地域密着店の作り方

店舗(パチンコホール)が地域のコミュニティ広場としての取り組みを始めた

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経営のヒントになりそうに思ったこと

 □□□ 2025年6月の目次 □□□

■生成AI導入で、アマゾンが管理部門大幅削減!

 アマゾン・ドット・コムのアンディー・ジャシーCEOは、 「生成AIエージェントを導入することで、私たちの仕事の仕方は大きく変わる」と述べました。 生成AI導入による本格的なビジネススタイルの変革をはじめようとしています。
 これだけなら、アマゾンはさらに発展して、従業員すべてがハッピーということになるのですが、 その後に「管理部門の従業員が減少する可能性があると予測している」と言っています。 もちろん、単純に従業員をクビにすると言っているわけではありません。

 ニュース番組WBSのよると、アマゾンの総従業員は約156万人、うち管理部門約35万人いるそうです。 今後数年間で、約35万人いる管理部門の人がどうなるのかが、注目です。
「現在の仕事の一部は、より少ない従業員で、そして、他の種類の業務は、 より多くの従業員で行うことになる」という発言から、 管理部門から現場などへの移動があるのではないかと予想できます。 生成AIの導入で、求められる能力が変化してくるのは間違いでしょう。

 WBSで日本工業大学大学院の田中道昭教授が話をしていましたが、 アメリカでは大学専別の新卒社会人の失業率のワースト10が入れ替わったそうです。 その中入っていたのが意外な学部が次の2つです。

 ワースト3位 コンピューターエンジニアリング 7.5%
 ワースト7位 コンピューターサイエンス    6.1%

 コンピューター社会、IT社会で必要とされてきた能力のはずですが、 すでに同じコンピューター関連学部でも、必要度の差ができつつあるようです。 ちなみにアメリカ全体の失業率が4.2%(5月)なので、この2つの学部の数値が悪いのは明らかです。
 私はコンピューター関連の学部であれば大丈夫だろうと甘い認識を持っていたのですが、 それが間違いであることが分かりました。

 実は一時期高い人気を誇ったビジネススクール(MBA)の卒業生についても、 変化が起こっているとのことでした。 トップクラスのMBAの卒業生の失業率が、なんと20%になっているそうです。 MBAの卒業生はコンサルティング会社が大量に採用していましたが、 今はそうでもないそうです。 MBA新卒者に任せていた、分析や資料作成はAIがやってくれるようになったので、 それだけしかできない人は、不要になってきているのです。 これからは分析した資料から真の問題を洞察できる能力、 問題を改善するための交渉力、コミュニケーション能力、 新しいアイデアを生み出す想像力が必要とされるフェーズに入ってきているようです。

 アマゾンも現場と経営者をつなぐ役割を担ってきた管理部門は、 生成AIが代替していくので不要になっていくのでしょう。 今後必要とされるのは、現場力を高める人材と企業や店舗の戦略を生み出す人材です。 アマゾンはいろいろな意味で最先端企業であり、多くの企業の将来を映す鏡です。 将来必要とされる能力について、アマゾンの動向から推察してみるのも悪くないと思います。
 10年後を考えて、自分に必要とする能力を考えて能力を開発していくことは、 個人として勝ち残る戦略となるのではないのでしょうか。

 

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■フジの信用失墜を反面教師として学ぶものは何?

 6月25日にフジテレビの親会社「フジ・メディア・ホールディングス」の株主総会が開かれました。 総会で会社側が提案した11人の取締役の候補者を選任する案が可決されました。
 25日付けで就任した清水賢治社長は、 「新しい経営体制が株主の皆様からのご信任をいただけたことで、 今後の経営方針である改革アクションプランを着実に実行していくための環境が整った」 とこれからの意気込みを述べています。

 中居正広氏と元アナウンサーの女性への対応をめぐる一連の問題で、 信用を失墜させたフジテレビと親会社は、ガバナンスの立て直しなど再発防止策に取り組むとともに、 社会に対する信用回復するためスタートしました。

 企業風土は一朝一夕につくれるものではなく、 企業独特の価値観や考え方は社員ひとり1人に浸透しているので、 これから大変だと思います。
 折しも、23日フジテレビ・バラエティ制作部企画担当部長(44歳)が、 常習的に賭博をした疑いで逮捕されています。 過去に「お笑い向上委員会」や「ホンマでっか!?TV」「ぽかぽか」の演出を担当し、 バラエティ番組のエース的存在だったようです。
 供述によると「職場の先輩から誘われた。 周りでオンラインカジノをしている人がたくさんいて、自分も大丈夫だろうと思っていた」 ということなので、フジテレビの社員の中にも、 オンラインカジノをしていた人が多数存在していることを示唆しています。 そして、24日にはフジテレビの男性アナウンサー(27歳)が、 オンラインカジノで640万円を賭けていたとして、 賭博の疑いで書類送検されました。 ガバナンスの前にコンプライアンスは大丈夫なのか?という状況です。

 面白さを第一に掲げた日枝さんのDNAを一番受け継いでいるのは、 バラエティ制作部門ではないでしょうか。 面白さを優先する価値観が、社会に受け入れられないほど肥大化してしまっているように感じます。 もちろん、この価値観を良しとさせたのは、そういう番組を嬉々として見ている視聴者であることは、 間違いないでしょう。 視聴者が多いからそのテレビ局は評価される。 評価されるから、CMスポンサーが多く集まる。

 総務省から行政指導を受けていたフジテレビと親会社は、5月に再発防止策の進捗を報告しました。
 その報告の中で、CMを継続中や再開、また再開の意向があるスポンサー企業が63社、 他社や世論などの動向を見て判断するとした企業が137社であるとしています。 当たり前ですが、元スポンサー企業は今後のフジテレビの動向を注視しています。 この企業が戻って来た時、初めてフジテレビの信頼が回復されたと言えるでしょう。

 フジテレビを反面教師として学ぶとすれば、 日々の運営における価値観の明確化と優先順位の共有化ですね。 人間、道徳的なこと、倫理的なことを最優先として、企業運営を考えるというのは、 反社会的勢力でもない限り、当たり前のことです。
 わかり切ったことは言わない。 しかし、言わないことに本質的な価値があることを、 思い出す機会を定期的に設けることが大切だということです。 例えば、企業の理念についても、道徳的倫理的観点から、定期的に会社の幹部や店舗のトップが、 スタッフ全員に伝える必要があるのではないでしょうか。

 

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■お客様と地域のために応急手当は必須の技術!

 下記のポスターは、先だって東京に行った時、地下鉄の駅で見つけました。 東京では、応急手当が身近なものとして、扱われているという感じがしました。

 総務省消防庁が24日公表した1週間(6月16日~6月22日)の全国の熱中症による救急搬送人員は、 8,603人。この搬送者数は前週比の約9倍の数値となります。

 搬送者の内訳を、初診時の傷病程度別でみると、 外来診療のみの軽症が5,260人(61.1%)、 短期間の⼊院が必要な中等症が3,032⼈(35.2%)、 3週間以上の⼊院が必要な重症が210人(2.4%)、 その他が83人(1.0%)だったそうです。

 暑さが毎年厳しくなっています。 多くの人がそれを知っているはずですし、備えているはずですが、この数値です。 都道府県別の搬送者数をみると、東京がやはり最多で、896人。 次いで、愛知が706人、埼玉が648⼈、大阪が604人、神奈川が483人となっています。 東京消防庁が、応急手当をマスターするように、都民に積極的に働きかけるもの頷けます。

 これを年代別みると、65歳以上の高齢者が5,316人で61.8%、 次いで18歳以上65歳未満の人が2,583人で30.0%となっています。 高齢者を主要なお客様としているホールでは、 熱中症は身近な問題として考える必要があるということではないでしょうか。 ヘビーユーザーに高齢の方は結構いらっしゃいますが、 その方が熱中症で来店できなくなるとどうなるか、 もし、そういう方が複数いらっしゃれば、稼働への影響は避けられないと思います。

 熱中症の発⽣場所を見ると、住居が最多で3,464人(40.3%)、 続いて道路が1,832人(21.3%)、そして公衆(屋外)が943人(11.0%)などとなっています。 ちなみに田畑等での作業中の人の搬送者数は175人(2.0%)でとなっており、 農作業に従事されている高齢のお客様がいるホールでは、 熱中症対策の呼びかけをしておくことは大切なことだと思います。

 データから見ると、店舗に涼みに来てもらうのが一番良さそうですね。 それから万一のことを考えると、ホールスタッフは、 応急手当のやり方を知っていることがベターです。 店舗で救急講座をされているところは、すでに体制ができていると思います。 店舗でされなくても、消防署で定期的に救急講座が開催されているので、 主要メンバーは受講しておくのがおススメです。 高齢化プラス夏の猛暑は、全国的に応急手当ができる人が必要となってきていると思います。

 なお、救急講座も定期的に受けないと、やり方を忘れてしまいます。 とっさの時の対応をするには、何回も繰り返し、訓練が必要です。 私も、救急講座を再受講したいと思っています。

 

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■手当を活用して、戦略的に人材を集める!

 なかなか良い人材が集まらない。 どこも人手不足だから仕方がない。 高い時給を出せば来る? そうかも知れないけど、会社や店舗の人件費の負担がバカにならない。 エリア市場は縮小しているし、人件費の増加分はペイできない。 現状、我慢するしかない。

 でも、これは多くの業界でも同じような感じですね。 インバウンド客が多く訪れる地域では、英語や中国語、韓国語を話せるスタッフが欲しいところですが、 そういう人間をアルバイトで雇うのはなかなか難しいのではないでしょうか。 日本のパチンコやスロットは日本独特の遊び、いわゆる広い意味で文化なので、 体験したい人はいると思います。 しかし、素人から見ると遊び方が複雑です。 日本人でもパチンコやスロットをまったくやったことがない人が、 遊技をしようと思ってもハードルは高いのに、外国人ならなおさらですよね。
 そんな時に、流ちょうに外国語をしゃべるスタッフが、手取り足取り遊び方を教えてくれれば、 インバウンド客にとってはありがたい話です。 インバウンド客も買い物から体験へとニーズが移っていますので、需要は大いにあると思います。

 店舗として戦略的にインバウンド客に狙いを定めたとしても、 その体制に必要な外国語を話せるスタッフを揃えるのはハードルが高そうです。 今から社員を含め、アルバイトスタッフに英語や中国語を教えて育てるのは、難しいのではないでしょうか。 全員に翻訳端末を持たせるのもありでしょうが、一人くらい外国語に精通している人材が欲しいものです。 人材の獲得は、成長分野へのシフトへの大きな課題となっているように思います。

 実は、この課題解決の糸口になる取り組みをしているのが、家電量販店のノジマです。 ノジマは、英語のレベルテストのTOIECのスコアに応じて、手当を支給しています。 750点以上の人が対象ですが、TOIECの試験を受けてる人にとっては、それだけで時給があがるので、 資格を活かすという意味では、ノジマは魅力的な職場と言えます。
 ノジマは、元々手寧な説明接客で有名でした。 お客様に納得して商品を買ってもらうのが基本的な考えです。 お客様にインバウンド客が増えたことによって、丁寧な商品説明ができにくくなってきた。 そこで考えたのがTOIEC手当です。 TOIECで750点以上持っていれば、外国人との日常会話は十分できる。 その能力に対してお金を払っても十分ペイできるという判断です。
 この手当はアルバイトにも社員にも適用されます。 頑張ってTOIECを受ければ、給与が増えるということになれば、 語学取得に励みになります。 また、手当で支給すれば納得性もあり、 他の社員やアルバイトの給与や時給をわざわざ上げる必要もありません。
 ニュース番組WBSで、ノジマの様子を紹介していましたが、 上手い方法だと思いました。

 この考え方を応用すれば、例えば店舗が熱中症に取り組む安全安心を打ち出すなら、 救急救命講座の受講資格者に対して、手当を払うとして、人材募集をすれば、効果があるかもしれません。 毎月、消防署で講習をやっているので、時給を上げたい人は、自主的に受講するかもしれません。
 うちの店舗は高齢者が多いからと言うことになれば、医療関係や福祉関係の資格を持った人に対して、 手当を付けるとして募集すればよいのではないでしょうか。 近くに福祉関係の学部がある大学や短大があれば、資格を持っている学生の気を引くのではないでしょうか。 ヘルパーなどの資格を持っている主婦なども応募してくる可能性があるかもしれませんね。
 手当を活用して、人材募集を行い、自社や自店の強みを戦略的に作っていくのも、 「あり」ではないでしょうか。

 

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■店舗を使って地域の熱中症対策に貢献する!

 最近、暑い日が続いています。 6月でこの暑さなので、7月、8月の暑さを想像するとうんざりですね。
 先月、WMO(世界気象機関)は、観測史上最高になった2024年の平均気温を、 2029年までに80%の確率で更新するだろうと予測しています。 さらに、2025~2029年平均気温の上昇は、1.5度を超える可能性は70%としています。 端的に言えば、ますます暑くなるということですよね。

 総務省消防庁によりますと、6月1日から7日の1週間に、 熱中症とみられる症状で救急搬送されたのは全国で9105人。 1週間前の約4倍で、去年の同じ時期と比べると2倍超に増えています。 亡くなった人はなんと19人ということです。 このペースでいくと、今年は昨年以上にたいへんな結果になりそうです。

 ところで皆さんの店舗では、この暑さからお客様を守るため、 すでに集客の準備を打たれているでしょか? 熱中症は、65歳以上では自宅(居室)での発生が特徴とされています。 つまり、自宅にいるよりも、クーラーの効いた涼しい店舗に来てもらう方が安全なのです。 だから、来店しやすい環境を如何に整えるかが課題です。 つまり、ホールに来たらパチンコやスロットをしないとダメじゃないのか、 などという心理的障害を取り払って、気楽に立ち寄ってもらえる環境をつくることです。

 そのためには、店舗がパチンコやスロットをしなくても、 来店自体を歓迎しているという意思を示す必要があります。 方法はいくらでもあると思います。 例えば、休憩室のドアに「みんなで熱中症を防ぎましょう。 ○月○日から○月○日まで、休憩室開放中。 遊技に関係なく、お気軽にご利用下さい」 などと書いておけば、趣旨が伝わるのではないでしょうか。 もちろんポスターにしておくのもいいでしょう。 文言ももっと気の利いたものがあると思います。 隣に、厚労省や環境省の熱中症ポスターを貼っておくのも、分かり易いかもしれませんね。

 しばらく来店していない人で、ポイントが貯まっている人に対しては、 DMでポイント景品企画の案内をすると同時に、 「遊技OFFでも大歓迎!涼みに来ませんか!」 という案内も悪くないと思います。 特に65歳以上の方は、熱中症の自宅リスクを訴えて、 店舗の熱中症対策の取り組みを伝えるのもいいかもしれません。

 これから暑さが本格化していきます。 お客様や地域の皆さんに店舗が地域貢献の一環として、 熱中症対策に取り組んでいることを早めに知ってもらうことは、大切だと思います。

関連資料:お客様のために熱中症対策企画
    :お客様が喜ぶ「暑い日企画」を考えてみる

 

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■エアビーの災害対策新サービスから考える!

 Airbnb(エアビー)という民泊仲介サイトがあります。 このエアビーが、6月2日に日本で津波や自然災害が発生した際、緊急避難先となる宿泊施設を、 支援の確定から24時間以内に提供するすると発表しました。 エアビーと言えば、アメリカの民泊仲介大手ですが、世界で初めて日本でこのサービスを実施するということです。

 なぜ、日本? 理由は簡単です。 日本は災害が多いからです。 それに加えて、空き家やセカンドハウスが多いので、このサービスを実施しやすと判断したとのことです。
 災害大国日本と言われていますが、 実際、日本を旅行しようという外国人も、なんとなく危険を感じているのでしょう。
 南海トラフ巨大地震が起こる確率が、80%(30年以内)と言われています。 単純に考えると、旅行でハッピー体験はしたいと思いますが、 震災に巻き込まれて悲惨な体験をしたいと思う人はあまりいないでしょう。

 今、災害を一番怖がっている外国人と言えば、香港の方ですよね。 香港で著名な風水師の方が、7月に日本で大災害がかなりの確率で起こると言っているそうです。 その結果、日本への旅行を断念する人が増えているということです。 実際、飛行機も減便になっています。 その騒ぎが大きくなり、台湾の人も日本行きを怖がっているということです。
 昔、「ノストラダムスの大予言」というものがありましたが、 それを彷彿とさせます。 香港の風水師さんが言っている根拠の元の元を辿ると、 東日本大震災を予知したとされる日本のマンガ家の方の本がベースとなっているという話です。

 実際に災害が起こるかどうかは分かりませんが、 そういう噂が流れると、大丈夫だろうと思っても内心は不安なものです。 その不安を何らかの形で担保しておきたいと思うのは、人の自然な心理だと思います。 それにすーッと寄り添ったのが、このエアビーのサービスですよね。 実際、使うことはないと思いますが、あると思うと安心できます。 これはエアビーを選択する理由になり、他社との差別化ポイントになります。

 さて、これを自店のサービスに取り入れることを考えてはどうでしょう。 東日本大震災の時、私は栃木県のホールの事務所で店長と打ち合わせをしていましたが、電気がいっきに消えました。 停電です。 地震発生の時は、パチンコやスロットの勝ち負けなんかどうでもいい、 避難をすることが、お客様の最優先事項になりますが、 落ち着いて、身の危険がないとなると、「俺の大当たり、どうなるんだ!」などと思うのではないでしょうか。

 例えば、「急な震災が来ても大丈夫です。みなんさんの遊技状態はキープされます。」となれば、 お客様にとってはありがたいのではないでしょうか。 また、うちの店舗は非常発電を持っています。だから、夜の遊技も安心して打てます。」というもの悪くないと思います。 万一、震災などの災害が起こった時、それに対する対策をしっかりしていることをお客様に周知することができれば、 同じパチンコをするなら、このお店となるのではないでしょうか。
 震災後の地域支援も重要ですが、ホール選択理由になる可能性がある『震災発生時の安全安心』を提供する体制を整えることもおススメです。

参考資料:Airbnb、日本で全国的な災害対策プログラムを設立。

 

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■SDGsの観点から、傘サービスを一新しよう!?

 日本のほとんどの地域が梅雨に入りました。 現在は、梅雨前線が消滅しているらしいのですが、一応梅雨です。 梅雨の必需品と言えば、傘ですね。 ニュース番組WBSで、東京メトロは各駅に順次、 傘のシェアリングサービスの箱を置くというニュースを報道していました。

 傘のレンタルですね。 サービス名は『アイカサ』という名前で、24時間140円で傘を借りられるというものです。 時間内であれば、何回でも借りられるので、東京メトロの駅で傘を借り、 用事を済まして駅ですぐ返却し、また別の駅で借りるというようなことができるようです。 濡れた傘を電車に持ち込む必要がないので、便利と言えば便利です。
 このサービスを開発したのは、ネイチャーイノベーショングループという会社です。 日本初の傘レンタルサービスとして、全国でこのサービスを展開しています。 現在、アイカサに登録している人は、75万人います。 会社としては、2030年までに登録者を1000万人まで伸ばしたい考えです。 WBSのインタビューの中で、代表の丸川照司さんは、この梅雨の時期にタイミングを合わせて、 レンタルBOXの設置を推進していると語っていました。

 みなさんは、毎年ビニール傘がどれくらい消費されているかご存知でしょうか? 実は、約8000万本と言われています。 ビニール傘は、ちょっと傘を忘れてしまったときや急に雨に降られたときに、重宝します。 価格も安く、忘れても、無くしても気になりません。 裏を返せば、この便利なビニール傘は大量に捨てられているということですね。 地球環境にとっては良くありません。 持続可能な社会をつくるためには、このビニール傘の大量消費は大きな問題と言えます。

 この『アイカサ』は、企業のSDGsの取り組みを後押しするものとなっています。 東京メトロも、お客様のサービスとなり、環境にも優しく、SDGsに良いとなれば、 前向きに導入するのは自然な流れなのではないでしょうか。

 さて、みなさんのホールでも、お客様サービスとして、 ビニール傘の無料の貸出などをされているのではないでしょうか。
 もし、会社がSDGsの推進をされているなら、 ビニール傘を無料で配布するというスタイルは、 好ましくないことに気づかれていると思います。 もし、問題ありと思われるなら、傘サービスの在り方を変えてみることをおススメします。

 コミュニティホールに取り組んでいる店舗には、昔からお薦めしたいたのですが、 ちゃんとした普通の傘の貸出です。 会員サービスの一環として、傘の貸出をし、きっちり返却をしてもらうというものです。 会員は住所や電話が分かっているので、傘を返してもらい易いと思います。 折りたたみ傘でも大丈夫ですね。 お客様のニーズに合わせて貸し出すことができます。 貸出と返却の時にスタッフとコミュニケーションがとれますし、 傘の返却自体が来店動機になるので、集客に対してプラスになります。

 傘のサービスの変更は大々的にやるのがおススメです。 「持続可能な社会を築くため傘サービスを一新しました」 などと謳い、企業イメージを上げるための周知活動をしっかりやりましょう。 実際、知ったからといって、傘を借りる人は多くないとは思いますが、 社会的にしっかりした企業であるという印象は、残るのではないでしょうか。

 

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■おコメ騒動!ビジネスチャンスにしていますか?

 今、消費者が関心を持っている商品と言えば、”おコメ”ということになるのではないでしょうか。
 セブンイレブンは6/11~6/14まで、おにぎり・寿司スーパーセールをしていました。 おにぎりなど約40の商品を値下げしての販売です。 183円までなら、なんと108円で買えるという太っ腹。
 物価高騰で消費者が価格に敏感になっている。 特にコメについては、毎日話題になっていて、 基本的に消費者が嫌がるはずの古いお米に注目が集まっています。 セブンイレブンも備蓄米を販売していますが、その人気を見て、 期間限定ですが、コメ商品の値下げを断行。 この人気を利用して、お客様をセブンイレブンに呼び込もうという作戦を実施しました。

 なぜ、おにぎりを安くするのか、それにはセブンイレブンの計算された理由があります。 ニュース番組WBSのインタビューに、セブンイレブンの岡嶋執行役員が答えていましたが、 おにぎりを買う人は、おにぎりだけを買うのではなく、 それ以外に様々な商品を合わせ買いをすることがデータから分かっているそうです。 なので、コメの注目度アップを商機と考えて、このような販促をしているとのことです。 おにぎりの利益が減っても、合わせ買いをしてもらえれば、トータルで店に利益アップになるというわけです。

 今回のコメ高騰、備蓄米騒動を商機と考えているのは、コンビニ業界だけではなく、 家電業界や日用雑貨などを販売する小売店もそう感じ、動いています。
 ビッグカメラでは、炊飯器の見出しPOPを「古米を美味しく食べたい」というように変えました。 そうです。 古米を美味しく炊ける炊飯器を求める人がいるだろうという判断です。 今回の備蓄米を一時的と思う人もいますが、もしかしたら、 古米を食べることは特別なことでなくなるのではと思う人もいるということですね。
 恐らく炊飯器メーカー各社は、カリフォルニア米などの外米を、 美味しく炊ける炊飯器の開発を急いでいるのではないでしょうか。

 ニトリでは、コメの保存容器の販売が好調ということです。 また、古いコメでも問題なく洗える、ヌカの臭いがコメに移るのを防ぐ、 コメとぎ用の専用ボールなども販売しています。 今回の騒動で、コメが長持ちしたり、美味しくアイテムが求められていると考え、 コメ関連商品を充実させることで、売上アップを期待しているようです。

 みなさんの店舗では、このコメ騒動をビジネスチャンスとして、活かしていますのでしょうか?
 すでにポイント企画として、「おコメの詰め放題」などをされているかもしれませんね。 ある道の駅で行われた、コメ詰め放題の店は話題になり、ニュースで紹介されました。 パチンコ店でも、同じ行くなら、コメをもらえる店舗に行きたいというお客様もいるのではないでしょうか。
 女性ユーザーの反応は間違いないと思いますが、 奥さんがいる男性ユーザーにも受けるのではないでしょうか。 もし、DMで「おコメ詰め放題」を送ったのであれば、奥さんから旦那さんに、 「パチンコ店に行くなら、この○○に行ってね」と言われるかもしれませんね。

 

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■リスク回避のために善行を妄信しない!

 フランスの貴族で、ラ・ロシュフコーという人がいます。 モラリスト文学者で、厭世的ですが辛辣で鋭い人間心理の分析に定評があります。 その人の言葉に、こんなものがあります。

 「善、極まれば悪となり、悪、極まれば善となる」

 良いことだと思ってやっていても、それをとことんやると悪いことに変わってしまう。 逆に、悪いことをとことんしていると、いつの間にか良いことになっている。 世の中はそういうものがあることを忘れるなということを言っています。

 人は単純に良いことはどこまで行っても良いことであるように錯覚してしまいがちです。 ですが、世の中はそうは出来ていないということを頭に入れておく必要がある。 それを知っていて、とことん追求させないことが、世の中をうまく渡っていく秘訣だということです。

 例えば、今回のコメの高騰、JA(農業協同組合)は農家の利益を考えて、 コメの価格が高くなることを望んだと思います。 その想いの根底には、日本の農家を守りたい、零細農家を支援したいという使命感があったと思います。 農家を守るためにJAは頑張った。 これは、JAにとっては農家への善行ですよね。 ただこれを今回やり過ぎたということでしょう。
 その結果どうなったのかと言えば、外国米の輸入拡大です。 高い関税を払っても、外国米の方が大幅に安くなるからです。 イオンなどは、カリフォルニア産のカルロース米の販売をやり始めました。
 JAは日本の米農家を守るために、外国米の輸入は「悪」であったはずです。 結果として、JAの行動は、外国米の輸入拡大を促進させたということになります。 JAはコメ価格の上昇という善行を極めた結果、大きな悪行を行ったという感じになっています。

 でも、こういうことは身近にあるのではないでしょうか。 例えばお酒。 適量を飲むのは良いのですが、飲み過ぎは身体を悪くすます。 これなんか単純で分かり易いと思います。 自分で意識すれば、なんとかなりそうです。

 問題なのは、人の好意の中にある善行ですね。 先ほど挙げたJAさんは、農家の人のためになると思ってやってくれた。 農家さんにとって、JAさんは自分達を支援してくえる良い人です。 農家さんは、そんなJAさんに意見をすることができるでしょうか? できないですよね。 何せJAさんは自分達に良かれと思って、やってくれているのですから。 人の好意に意見をすると嫌われます。 逆に怒りを買って意地悪をされるかもしれない。 そんなリスクは犯したくないというのが人情ですよね。

 人に頼って何とかしてもらう、というところに身を置くことは、 自分で考える必要がなく、楽と言えば楽です。 頼る相手が善人なら、なおさらです。 しかしながら、それはリスクを回避することにつながるとは限りません。 何事も自ら考え、施策の先の先を考えて、判断していく行くことが大切なのではないでしょうか。
 考えるのは、施策を進める人が善意かどうかではなく、施策そのものの洞察的判断です。

 

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■東京ディズニーランドの動きに注目!

 レジャー産業の最大手と言える東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが、 東京ディズニーランドや東京ディズニーシーのチケット価格の見直しを、 検討することを今月6日に明らかにしました。
 現在、2021年3月から曜日や時期によってチケット価格を変える仕組みを導入していて、 7900円から1万900円の間で、6つの価格が設定されています。

 今年4月に社長に就任した高橋渉さんは、 「6つの価格帯でやっているところも当然見直しながらということで考えている。 ただ一本やりでチケット価格を急に上げるとか、そういったことは考えていない。 いろいろな券種を投入することなども考えている」 とインタビューで答えています。
 これまでの単純な高単価シフトによる収益を拡大戦略を点検し、 好ましい成長戦略への修正を行うのでしょう。

 東京ディズニーシーに、去年6月に新エリア「ファンタジースプリングス」を開業しました。 開発総額は3200億円。 30億円クラスのパチンコ店なら100店舗以上作れるという凄い規模です。 しかしながら、今年の3月までの1年間の入園者数は、前の年に比べて0.2%の増加にとどまっています。 もし、集客数の拡大を目的として投資していたなら、大失敗となったところですね。
 高橋社長は、「入園者数に焦点を当てる考え方を変え、満足度を伴った形で来てもらいたい。 パークの付加価値をさらに高めていきたい」と話していましたので、これはこれでいいのかもしれません。 もちろん、新エリアが顧客満足度を高めたということが前提ですけど。
 ちなみに株価は2024年には株価は5000円以上したのですが、現在は3200円ぐらいになっています。 現在、創業65周年企画として、2025年9月末日までに100株以上購入すると、 通常の配布枚数に追加して、1枚「東京ディズニーランド」または「東京ディズニーシー」で使用可能な1デーパスポートがもらるようなので、 ディズニーファンには、お買い得かもしれませんね。

 さて、オリエンタルランドは、どのような価格設定をするのでしょうか。 物価高による暮らしへの影響なども見極めながら、現在の価格の幅を変更するか検討するとしています。 検討した結果、値上げをしていくのか、それとも価格を下げるのか、 オリエンタルランドはレジャーに対する国民の支出を分析すると思いますので、 同じレジャー産業に属するパチンコ業界のユーザーの動向の参考になるかもしれません。 果たして、物価高騰に関係なく、日本国民はレジャーを楽しむことができると判断するのでしょうか?

 

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■ホールの仕事を楽しくしよう!

 みなさんの店舗の仕事は楽しいでしょうか? だんだん人手不足が深刻化してくると言われています。 だからと言って、会社が人を無理やり入社させることはできません。 人手不足が深刻化とは、働く人が会社を選ぶ自由度がアップすることを意味します。

 働く人に、苦労して働いて賃金をもらうのがいいですか? それとも、楽しく働いて賃金をもらうのがいいですか?と尋ねると、 多くの人は、楽しく働いて賃金をもらうのがいいと言います。
 社長からすると、苦労するから賃金を出すんだ! 楽しかったら逆にお金をもらわないといけない!と思うかもしれません。 多くの会社で、我慢して頑張ってくれたその見返りとして、 お給料を払っているという感覚があるのかもしれません。

 やりたがらない仕事をするから賃金も多めに払う。 昔、私の学生時代は、一番お金になる仕事と言えば、 解剖用のホルマリン漬けの死体沈めだ、などと話していました。 一回行けば、しばらく食欲も無くなるので、ダイエットにもなるなどと、 冗談交じりに言っていたものです。
 社会人となり、そんなことはまったく忘れていましたが、 子供が大学時代に喪服がいるというので、理由を聞くと、 解剖で使った死体を供養するためというので、 あらためて死体沈めのアルバイトのことを思い出した記憶があります。

 昔、3K時代にパチンコ業界でもそういう傾向があったと思います。 パチンコのスタッフは、誰もやりたがらない、結構重くてきつい仕事、 それを頑張ってやってくれているから、賃金は多めに払ってスタッフに報いているという 経営者の方もいらっしゃいました。
 今は店舗もキレイになり、各台計数など、機械化も進み、重労働も少なくなりました。 快適な職場環境になったので、人が来るのかと言えば、そうでもありません。 他業界も結構改善され、快適な職場環境になってきているので、 快適な職場環境自体だけでは、差別化要因とはならなくなってきています。

 人手不足が深刻化とは、同業者間での人に取り合いではなく、 異業種間での人の取り合いになってきています。 賃金もどんどん上がって来ているので、大きな差別化要素ではなくなってきました。 そんな中で、自社や自店を選んでもらう選択理由を何にするか、 そういうことを真剣に考えないといけないようになってきています。

 そこで提案したいのが、楽しい仕事がある職場です。 今の仕事を如何に楽しい仕事に変えることができるか取り組んでみるのはでしょうか。

 大阪大学大学院教授の松村真宏さんが、「しかけは世界を変える‼」と言う本で、 紹介されていた『プレイポンプ』何かは面白いと思いました。
 アフリカでは”水汲み”が子供たちの仕事になっています。 子供たちは川の水を汲みに行くのが日課です。 重いし辛い仕事ですが、家族のために頑張ていました。
 この問題の解決策として考えられたのが『プレイポンプ』です。 子供たちが回転遊具で遊ぶと、それがポンプを動かし、 地下水が組み上げられるという仕組みです。 子供たちは、遊ぶことで、水汲みの仕事ができるという画期的なアイデアです。 子供たちは、遊び、家族は喜ぶ、加えて衛生的な水が手に入る。 Win-Winの関係です。

 人手不足が深刻化していくにつれて、 仕事のやり方を『プレイポンプ』のようなやり方に、変えていく必要が出てくるのではないでしょうか。 仕事が遊びのように楽しくする、 IT化や自動化が進んでいく中、店長に求められるのは、こういう発想ではないのでしょうか。

参考資料:水不足に直面する学校に水を届ける - 「プレイポンプ」

 

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■小泉大臣に学ぶ『錦の御旗』の大切さ!

 今回のコメ高騰問題が、今後どのような結末を迎えるかはわかりませんが、 現時点で、小泉進次郎農林水産大臣は上手く対策を行っていると思います。 私は、その一番の要因が『錦の御旗』を掲げることに成功したことにあると思っています。
 『錦の御旗』とは、赤地に金色や銀色の日月を刺繍した旗で、 日本の最高権力者であった天皇が、敵を討伐するお墨付きを与えるというものです。 天皇イコール絶対的な正義ということで、これに逆らうものは悪という感じですね。 ここから『錦の御旗』とは、誰も逆らうことができない、大義名分的なものとなっています。

 小泉さんは、今回の備蓄米の随意契約による低価格放出に対して掲げたのは、 「国民の生活を守るため」ではありませんでした。 これでも、大義名分になりそうですが、今回のコメ高騰問題ですが、 すべての国民が困っているわけではありません。 現状で、おコメを十分以上に持っている人も存在します。 江藤前農水大臣!?もそうですが、コメ農家やその関係者の方です。

 でも、JAなどのコメの集荷業者が、農家にはもうおコメがないと言っている、 と反論する方もいるかもしれませんが、そのおコメとは販売するおコメはないという意味です。 最近のニュースで、コメ農家で米の盗難が報告されています。
 例えば、広島ではの家から玄米250キロが盗まれました。 長野でも330キロ、福島でも180キロなど、いたるところで盗難事件が起きています。 多くの米農家の方は当たり前ですが、自分が食べる分は備蓄しています。 人によっては、自分の子供や親戚、親しくしている人のために、 おコメをキープしています。 売ってもたいした利益にならないので、 喜んでくれる人のためにキープしておくのは、当然だと思います。 昨年からのコメ不足を考えると、少し多めにキープしていても不思議ではありません。

 農林水産省の統計によると、2020年の日本の農家数は107万経営体、 うち70%がコメを作っているということです。 単純に計算すると74.9万経営体がコメを作っています。 ほとんどが個人経営の農家さんなので、世帯数では74万世帯ぐらいになるのではないでしょうか。
 その農家さんに、子供や孫、それに親戚がいるとすれば、少なくとも近しい関係者は、 一世帯あたり15人ぐらにはなると仮定すると、 74万世帯×15人/世帯=1110万人ぐらいの人は、コメ高騰とは関係の無い人です。 それどころか、これまでコメの売価が安かったと不満を持っている可能性が高いグループです。

 彼らからすると、「国民の生活を守るため」という切り口では、納得できない。 自分達も日本国民なのに、自分達は守られていない、それどころか犠牲にするのかと反発してきます。 国民の約1割が強く反発するということです。
 地方に行くと、農家関係者の比率は高くなり、2割、3割の人が反発することになります。 農家関係者は、組織票の構成員です。 だから、地方を地盤とする農林族と言われる議員が一斉に騒ぎ出します。 こうなると収拾がつきません。 なので、「国民の生活を守るため」というスローガンは『錦の御旗』にはなりえないのです。
 それを小泉さんは良く知っていた。 だから、今回打ち出したのが、 「国民のコメ離れを無くすため」というスローガンを掲げたということです。

 やることは備蓄米を低価で販売させること。 そして、コメ高騰で不満を持っている消費者に政府の取り組み姿勢を見せること。 掲げたのは「国民のコメ離れを無くすため」というスローガン。
 このスローガンに対して農家は反発しないし、族議員も反発できない。 逆に応援せざるを得ない。 消費者もコメを安くする取り組みなので大歓迎。 世の中の流れを、備蓄米低価格販売へと導いていったという感じですね。 族議員の反発も、「事前相談が無かった」ぐらいしかできなかった。 何を大義名分として掲げるかは大切なんですね。 私は、大義名分の中で、誰からもケチを付けられないのが『錦の御旗』だと思っています。

 パチンコ業界でも『錦の御旗』は必要だと思います。 掲げているスローガンやキャッチフレーズが、誰からも反発されず、 賛同を得られるものかどうかは、検証してみる必要があると思います。
 例えば、今やっている「ファン感謝祭」というネーミング、問題はないのでしょうか? 「ファン感謝祭」と聞いて、日頃パチンコをしない人はどう感じると思っていますか?
 ファンとは、特定の人や商品、ブランドに対して強い支持や愛情を抱き、 積極的に応援する人々のことを言います。 「ファン感謝祭」の文言を見ると、そういう人に感謝をする日ということなります。 つまり、この文言は、ファン(常連客)とファン以外(試用客)の分断を招く可能性がある、 ということです。

 「ファン感謝祭」、もしかしたら、パチンコをあまりしない人は、 行きにくいと感じるのではないでしょうか。 滅多に店に来ないのに、当たりくじでも引いたら、店舗からどんな目でみられるのか、 わかったものではありません。 あなたが競合店に行って、ファン感で1等を引いたらどんな感じになるか、 想像してもらうのは良いかもしれませんね。
 人によっては、こういう日に行っても、当たりくじは引かせてもらえないから、 行く意味はないと思うかもしれません。 実際問題、店舗としても滅多に来ない一見さんのような人が、 1等を引いたら「しまった!」と思うのではないでしょうか。 そういう空気感をお客様は感じると思います。

 「ファン感謝祭」を常連客の深耕と割り切っているなら、別に問題はないと思います。 でも、それってジリ貧になっていくばかりではないでしょうか。
 パチンコ業界の課題は、一人でもパチンコをする人を増やすことです。 もし、「ファン感謝祭」にそういう意図があるなら、 ネーミングを修正した方がよいのはないでしょうか? このままでいくと『ゆでガエル』になってしまいます。
 小泉さんのように、誰からも反発や拒否がでないような『錦の御旗』を掲げることは、 業界活性化のために必要なのでないでしょうか。

 

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■長嶋茂雄さんに学ぶ未来の描き方!

 長嶋茂雄さんが6月3日にお亡くなりになりました。 「ミスタープロ野球」「燃える男」と呼ばれた昭和の大スターであり、 平成、令和と多くの日本人に影響を与えた人物でした。 みなさんも、ぞれぞれの心の中に、長嶋さんについての記憶があると思います。

 私が長嶋さんについて一番記憶に残っているのは、 長嶋さんという人は、現役時代、いつも頭の中には、 ホームランを打ってグランドを周るシーンばかりを描いていたという言葉です。 それもどのように周ればファンが喜ぶのかまで、イメージしていたみたいです。 いつ誰から聞いたのかは、大昔のことなので覚えていませんが、 その言葉を聞いて、長嶋さんは完全プラス思考の人なのだと思いました。 そして、長嶋さんを誰からも愛される魅力的な人物にしたのは、 そういう思考習慣があるからだろうと個人的に納得していました。

 面白い人と面白くない人は何が違うのでしょうか? 有名なある人が、面白い人は、常に楽しいこと面白いことばかりを考えている人で、 面白くない人は、常につまらないこと、 面白くないことばかり考えている人と単純明快に答えていました。
 人が人と話をする時、いつも考えていることが口から出てしまいます。 楽しい話や面白い話をする人と接すると、単純にこの人は面白いと思います。 同じように、愚痴や暗い話をする人は面白くない人と感じてしまいます。 長嶋さんは、絶えず楽しいこと、明るい未来を描いていただと思います。 「巨人軍は永久に不滅です」という言葉も、 いつもそう思っていたからこそ出てきた言葉だと思います。

 人を引っ張っていく人は、明るい未来を描かなければなりません。 頭の中に明るい未来を描いているからこそ、 周囲の人に頑張ろうと元気づけることができると思います。 みなさんは、未来に対して長嶋さんのように、ハッピーなイメージを持っているでしょうか?

 長嶋さんの追悼番組を見ていて、 「空振り三振」の写真が名シーンとして、紹介されていました。 コメンテーターが、長嶋さんはファンを喜ばしたいという思いが非常に強い人だった。 だから、空振り三振もどうすれば、ファンが喜ぶのかを研究していたと話していました。 そこで思いついたのが、大きめのヘルメットを被ってのフルスイング。 紹介された写真は、確かに空振りしてヘルメットが吹っ飛んでいました。

 この話を聞いて、長嶋さんがホームランを打ってグランドを周るイメージを、 絶えず描いていたのは、ファンを喜ばせたいという一念で、 やっていたのではないかと思いいたりました。
 ホームランはランニングホームランでもない限り、本来回らなくても問題は無いはずです。 でも、ホームランを打つと打者は周ります。 何のため? おそらく見ている観客への楽しさの演出と長嶋さんは思っていたのではないでしょうか。
 長嶋さんのホームランイメージは、自分自身がホームランを打つためではなく、 観客やファンを喜ばすための工夫なのだと理解しました。 これだけ、野球ファンのことを想った人なので、多くの野球ファンから愛されたのも当然だと思います。

 さて、みなさん。 みなさんは店舗(ホール)の未来をどのように描いているでしょうか? どのような未来図を描くべきなのでしょうか? その未来であなたは笑っていますでしょうか? お客様は笑っていますでしょうか? スタッフは笑っていますのでしょか?

 

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■下手な言い訳は墓穴を掘る!?

 お昼の食事時間にテレビを見ていると、 「私は日本の農業を守る」と笑顔で、コメ問題の解説者(専門家?)が出てきました。 そして、JA全農のおコメがなぜ市場に出てこないのか、 落札した約20万トンの64%がまだ全農にあるのかを自信たっぷりに説明していました。

 この解説者は、視聴者(消費者)のみなさんはおコメ流通の大変さを知らないから、 お気楽な事ばかり言っている、というような感じで、その大変さを話していました。
 例えば、おコメは精米をしなければならない。 JA全農は、通常業務の精米を消費者におコメを届けるために一生懸命やっている。 今回、落札した備蓄米は、それに上乗せして精米をしないといけない。 通常精米と備蓄米の精米の二刀流をしなけばならい。 備蓄米が大量に出てこないというが、 JA全農はそればかりにかかり切っているわけでないので、仕方がない。 現状でも、JA全農はキャパ以上に頑張っている。 JA全農が備蓄米を出し渋っているように勘違いするのを止めて下さい。 というような感じですね。

 流通にしても、JA全農に大量の備蓄米があるというが、 精米したからといって勝手に問屋に持て行くことはできない。 問屋さんから買いたいという意向がないと流れないのは当たり前じゃないですか。 問屋さんも精米を野ざらしにするわけにはいかず、ちゃんと倉庫に入れないといけない。 品質管理が大切なんです。 そういう倉庫の空きがないと問屋さんも、備蓄米を取り扱うことができない。
 視聴者のみなさんが、おコメは勝手に流れていくものと勘違いしているのじゃないですか。 おコメの流通というものは、単に商品を運べば済むというものではない。 問屋の購入意向と品質管理のキャパで制約を受ける。 そういうものを調整しながらでしか、流れない、流せないのです。 知らない人は「流れないのはけしからん」というが、それはおコメの流通をしないからなんだ。 視聴者のみなさんもそこら辺を理解して欲しい。 というような感じだったと思います。

 要するに堂々とテレビに出てきて、 JA全農が落札したコメが流れないことの正当性を言っているんですね。 この人は、どこかの農業に関係した財団のお偉いさんだったと思いますが、 この人の発言を聞いて、よほど恵まれたぬるい環境で働いて年を取ったんだなと思いました。

 もし、パチンコ店で店長をやっていて、予算をつけてもらい、 稼働を上げるように社長に言われたとして、 頑張ったが結果稼働が上がらなった場合、こんな言い訳をして通るでしょうか?
 「社長、稼働を上げるのは大変なんですよ。 遊技台を買ったとしても、今の遊技台はダメ台ばかりです。 出玉にしてもPRは表立ってできませんし、 出玉予算も限られています。 ユーザーも物価高で苦しんでいるので、財布のヒモも固くなっています。 気楽に予算をつけるから何とかなると思わないでください。」
 コメの解説者の発言の内容は、パチンコ業界で例えれば、こんな感じでしょうか。 こなことを説明されて、店長の言い訳に理解を示す社長がいるでしょうか。 今回、JA全農は政府からおコメを押し付けられたのではなく、 自分の意志で落札しているので、この解説者の言い訳には驚いてしまいます。

 解説者の言い訳を聞いているとJA全農には、 頭が弱い人が集まっているのだろうかと思ってしまいます。 JA全農はおコメの流通のプロですよね。 つまり、現状のJA全農の精米能力と稼働状況は把握しているはずです。 その上で、今回の備蓄米放出の主旨を理解して、放出量の約95%を落札した。 結果精米能力がないと言い訳をする。 ということは、JA全農自身、自分の精米能力を計算できなかったということになります。 いくら何でもJA全農はそこまで○○ではないと思います。 だとすれば、現状の余力の精米能力で出荷するだけでOKとしているとなります。 備蓄米がすぐに放出しないように、JA全農が意図的にダムになっている、 という構図に見えるのは私だけでしょうか。
 解説者がJA全農といえども完ぺきではなく、精米能力以上に落札してしまったと言えば、 JA全農に悪意はないと思うのですが、解説者の話を聞くと、どうも悪意があるように感じます。

 また、解説者の言い訳で分かったことは、今、問屋におコメがたくさんあるということです。 倉庫に保管できないから送れないというのは、倉庫が満杯だということですよね。 コメ不足といいながら、JA全農と取引がある問屋にはおコメが倉庫にたくさんある。 JA全農はコメの流通に精通しているはずなので、その状況を良く知っていると推察できます。
 つまり、JA全農は自分が落札しても、 問屋が備蓄米を買いに来ないことを知っていたということになります。 知っていながら、第一回の備蓄米放出量の約95%を自分の流通ルート用に確保した。 備蓄米が流れないのは当然ですよね。
 この解説者はその構造を知っていることを自慢げに言っていました。 JA全農が落札した備蓄米は初めから流れないことも知らないのか、 コメの流通を知らない人間は困るというように、 流れない理由を説明していました。

 さすがコメ流通の専門家、JA全農が備蓄米を流す気がないことを、初めから知っていたんですね。 そして彼は言います。 「JA全農は悪くない!」 この人の頭の構造はどうなっているかわかりません。 年を取ることと能力がアップするとは限りません。 環境が変わると逆に能力が下がります。 もちろん、すべての人ではなく、環境変化に対応できない人ですが。 もちろん、認知症のリスクも無視はできなと思います。

 コメの問題は、忖度する人が多く、何を言っているかわからない発言が多いと思います。 例えば、JAを含め多くの人が、「おコメの価格が高くないと、農家は儲からない」と言います。 農家の方に「今回のコメ高騰で儲かりましたか?」と聞くと、「儲かっていない」と言います。 ここから言えることは、「高いコメ価格 ≠ 農家の儲け」ではないということですよね。 農家の問題をコメ価格に誘導して、利益を得ようとしている人がいるということです。
 くしくもドン・キホーテの社長が、コメ流通は5次問屋まであるのはおかしいのでは? という意見書を小泉農水大臣に提出しました。

 今回のおコメ騒動のテレビを見ていると、 専門家と言われる人の中に、とんでもない言い訳をする人が出てきています。 これも小泉大臣のお蔭です。
 みなさんはお忙しとは思いますが、たまにテレビを見て、 こんな言い訳は通用しないだろうと感じたら、部下指導にそれを引用し、 下手な言い訳はしないように事前に注意を促す、というのも有りかもしれません。 『下手な言い訳は墓穴を掘るぞ』とね。
 ただ、言い訳があまりにバカらしくて途中で聞きたくなくなるかもしれません。 実は私も途中でチャンネルを変えることもしばしばですから・・・。

 

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■小泉大臣の『行動力のあるバカ』の力を考える!

 テレビでは毎日ように小泉進次郎農林水産大臣のニュースが流れます。 今、日本で一番注目される人になっているのではないでしょうか。 小泉さんが最初に宣言したように、スーパーなどの店頭に2000円台の備蓄米が並びました。 政府の対応は遅いというのが常識でしたが、今回の対応は異例の速さであり、 宣言した通りの価格になりました。

 どうして異例の速さでできたのかでしょうか? その秘密を暴露した人がいます。 野村哲郎元農水大臣ですね。 5月31日、鹿児島県鹿屋市で開催された自民党の国政報告会において、 野村さんは「自分で決めて自分で発表してしまう。ルールを覚えてもらわないといけない」と述べ、 党内での協議や手続きを重視するべきだと強調しました。
 要するに、農水大臣と言えども、 自民党の農林部会と調整を取らずにやることは自民党ではルール違反になることがわかります。 農政と深く関わり合いがあることから、今回のコメ高騰の事態を招いたのも、 江藤前大臣の行動も、この部会が関係している可能性が高いと推察できます。 そういう部会に相談もなく決めたことはダメだというのです。
 野村さんの発言で、小泉さんが自民党の農林部会に相談しなかったことが、 速さの最大の秘訣だったことがわかります。

 野村さんをネットで調べると、鹿児島県農協中央会常務理事などを務めた方で、農協を支持基盤としている議員さんのようです。 今回のJA全農は備蓄米を落札したにも関わらず、市場に流すことができなかったいうことで、 JAは非難の対象になっています。 小泉さんの備蓄米はスグ市場に出てきたのに、江藤さんの備蓄米はJAが抱え込んで出てこない。 どうなっているの?と思っている方も多いと思います。
 最近、テレビではJAに行った備蓄米に全く触れないのも不思議です。 日本のメディアは、世界の報道自由度ランキングで70位(G7で最下位。もちろんロシヤや北朝鮮より上位)なので、仕方がないのかもしれませんね。
 こんな状態の時に農林部会に相談したらどうなるでしょうか。 私が農林部会のメンバーなら、JA全農と調整をとって、JAの顔をつぶさないようにしろと言うでしょう。 小泉備蓄米とのコントラスト効果で、江藤備蓄米が異様に遅い対応に見えるからです。

 しかし、小泉さんは相談に来なかった。 野村さんは顔を潰されたも同じですよね。 スルーされたわけなので、JAから見れば野村さんは頼りにならないと映りますよね。 野村さんにとってはいい迷惑です。
 政治は世の中の人の暮らしを良くすることですが、 選挙が絡むと誰が良くしたかが問題になります。 世の中が良くなっても、自分が絡んでいないと選挙には落ちてしまいます。 野村さんの許せない気持ちは分からないでもありません。 ただでさえ少ない自民党議員が減ってしまう可能性がある。 ある意味、自民党の危機です。
 もちろん、もしかしたら、野村さんには小泉進次郎以上の妙案があったのかもしれません。 だから相談に来いと言ったのかもしれません。 そういう可能性も否定はできないので、付け加えておきます。

 先月5月23日のブログで『行動力のあるバカ』の話をしました。 小泉さんは、周囲の顔色をうかがうことなく、行動しています。 自民党の大きな大きな支持基盤であるJAの意向を忖度することなく、 それに関連する族議員との調整もとることなく、行動を起こしました。 賢い人から見ればまさに『バカがやる所業』でしょう。 だからできたとも言えます。

 賢い人は昔の経験があるので、バカなことはしません。 昔の経験とは、過去の政治環境に基づいて、上手く行った手法です。 今の政治環境に最適化した施策は、昔の経験からは間違ったやり方となります。 周囲が反対するのを覚悟でやるのは苦労します。 とりあえず前例にとらわれず、 非難やこれから発生する問題を引き受ける覚悟で実行した小泉さんは、 『行動力のあるバカ』であり、日本の閉塞感を打ち破る可能性があると思います。 もちろん、結果は良くなるかどうかはわかりませんが、期待は持てます。

 パチンコ業界も閉塞感がある業界です。 パチンコ業界にも、これまでの常識にとらわれず新しいことに挑戦していく、 『行動力のあるバカ』が求められているのではないでしょうか。

 

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