本当の地域密着店の作り方

店舗(パチンコホール)が地域のコミュニティ広場としての取り組みを始めた

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経営のヒントになりそうに思ったこと

 □□□ 2025年 8月の目次 □□□

■社会貢献型ベンチャー企業を応援する!

 最近は、雨が降るとすぐに大雨、豪雨となり、川が溢れ、土砂災害の発生が当たり前のような気候になっています。 国は土砂災害を防止するために、がけ崩れや土石流、地滑りなどの土砂災害の発生する恐れがある区域を指定し、警戒避難体制の整備や開発行為の制限などを行っています。 その区域は年々増加し、2024年度末には全国で702270箇所にもなっています。

 ニュース番組WBSで、この土砂災害を防ぐための取り組みをしている会社を紹介していました。 会社名は「ソマノベース」で社長は奥川李花さんと言います。 会社は和歌山県田辺市にあります。 奥川社長はまだ若く29歳で、25歳の時に会社を立ち上げています。 土砂災害を減らす取り組みを考えたのは、 2011年の紀伊半島豪雨(死者・行方不明88人)がきっかけだったそうそうです。

 どのような活動をしているのかというと、荒れた山に苗木を植えているのです。 苗木を植えることで森林を再生させ、土砂災害のリスクを減らす活動です。 ユニークなのは、事業化の手法です。
 山からドングリを採ってきて、木の鉢と育成セットを販売し、 お客様に2年間育ててもらいます。 そして育てた苗木を送り返してもらい、 その苗木を山に植えていきます。 この苗を「MODRINAE」と呼んでいます。
 購入者はお客様というより同志ですね。 森林や防災に関心のある人にお金と労力を提供してもらい、 一緒に森林を再生させ、災害のない日本を作ろうというものです。 社会貢献型ベンチャー企業です。

 店舗独自で社会貢献に取り組むのも、会社や業界の社会的信用を向上させることに繋がりますが、 今回紹介した「ソマノベース」のような会社の企画に加わり、 応援するのも社会貢献の一つの在り方です。 「MODRINAE」の販売価格は1万2100円なので賞品とはなりませんが、 店舗と一緒にお客様に取り組みの呼びかけをすることはできると思います。
 ソマノベースは、植樹体験や研修などいりいろな企画をしているので、 植樹を通してのお客様との交流などもできるかもしれません。 興味のある方はネットで調べてみてはいかがでしょうか。

参考資料:ソマノベース HP

 

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■ビール業界から学ぶターゲット選定の大切さ!

 8月26日にキリンから「キリン 氷ゼロ スパークリング シチリア産レモン」が新発売となりました。 「氷ゼロ」というようにゼロがついています。 そうです。 これは酎ハイではなく、ノンアルコール酎ハイです。
 ニュース番組WBSでも紹介していましたが、「お酒のような飲みごたえのある」味だそうです。

 ところでみなさんは、ノンアルコール飲料を飲まれていますか? ノンアルコールはビール系(ビールテイスト)がメインですが、 最近では、酎ハイやサワー、カクテルなどのノンアルもでてきて、市場が拡大しています。 下のグラフは、サントリーさんのノンアルコールの飲料レポートですが、 2009年頃からビール系のノンアルが出始め、その後市場が拡大していることが分かります。 ビール系に遅れて、酎ハイやサワーなどのノンアルが販売数を伸ばし、 最近はビール系は頭打ちですが、酎ハイなどはまだ伸びていきそうです。 2024年の数値は見込みですが、ビールで3200万ケース(1ケース24本350ml)、 続いて酎ハイなどが894万ケース、ワイン系が97万ケースとなっています。

 伸びているノンアルですが、これまでのイメージは、 「(運転等があるので)仕方なく飲む」「味が美味しくない」 などのマイナスイメージが強いのではないでしょうか。 要するに我慢して、飲むものという感じになっているのです。

 そこでキリンはこの状況を変えたいと考え、 お客様のノンアルに対する認識を変えることを目標にしています。 どういう認識を持ってもらいたいと考えているかというと、 「生活を豊かにしてくれる飲み物」 という認識をしてもらいたいと考えています。
 要するにアルコールの代替飲料というよりも、 ノンアルコール飲料自体を食生活を豊かに演出する飲み物として、 各家庭で料理の定番飲料に欲しいといことです。

 実はビール各社は、市場拡大のため、これまで日常的にノンアルを飲む人(約440万)だけを ターゲットにするのではなくて、普段ノンアルを飲まない人(約6700万人)を 取り込みたいと考えているのです。 もし、成功すればノンアル市場は何倍にも膨れ上がるはずです。 人口減少の中でも、ターゲットを変えることで、成長していこうという試みです。

 今回、キリンのノンアルを取り上げたのは、 こういう発想はパチンコ業界にも求められているからです。 既存のユーザー層はだけを追いかける戦略だけを取っていると 来店回数アップと遊技時間の増加の最大化が施策の中心になってしまいます。 縮小している市場でこれをやれば、脱落する人を増やし、縮小を加速しかねません。
 ビール会社のように、新しいターゲットを見つけて、 パチンコ店の新しい魅力を伝えることが大切なのではないでしょうか。

 

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■『組織病』にかからないために歴史を知る!

 先日、『雪風』という映画を見てきました。 時代は太平洋戦争で、『雪風』というのは駆逐艦の名前です。 みなさんもご存知のように、大日本帝国の海軍は最初の頃は勝っていたものの、 ミッドウェー海戦から負け始めます。 主要な戦いで連戦連敗。 そして、戦艦大和の沖縄特攻作戦を最後に事実上壊滅します。
 この『雪風』は多くの負け戦に参加しながら、戦争終了まで生き残ります。 海軍ではこの船を「幸運艦」と呼んでいたそうです。

 この映画は良い映画でした。 しかし、私が近くの映画館でこの映画を見たときは、平日の夕方でしたが、観客は10人もいてなかったと思います。 ストーリー展開は悪くなく、あっという間に2時間が経ちました。 公開からまだ10日目なので、この人数の少なさはなぜなのかと考えると、 恐らく戦争映画としての迫力があまりないのが原因ではないかなどと思いました。
 この映画は、戦争の中で最後まで人命を大切にした軍艦があったことを伝えたかったのではないかと思います。 そのため戦闘シーンは少なく、雪風の乗り組み員の人柄を伝えるシーンや戦闘後の人命救助シーンが多くありました。 戦闘終了後の駆逐艦の役割は、沈没した軍艦の乗り組み員の回収などです。 救命シーンは甲板から網梯子を登ってきた人を助け上げるものばかりなので、 戦争の悲惨さはあまり伝わってきませんでした。

 私の伯父さんで元駆逐艦に乗っていた人がいました。 私が小さいころ、その伯父さんから戦争に話を聞きました。 戦争は悲惨なもので、爆弾が直撃されると、甲板は血の海となり、手や足がちぎれて散乱し、 内臓が飛び出した負傷兵なども多数いたと聞いてます。 そして、沈没すると乗り組み員は海に投げ出されますが、 近くに爆弾が落ちると、その水圧で圧死したり、口から内臓が出たりするそうです。 そして、血の匂いを嗅ぎつけて、しばらくするとサメが襲ってくるという地獄がまっているそうです。
 伯父が乗っていた駆逐艦も沈められたことがあるそうですが、 幸運にも助けられた、戦争はコリゴリだと笑って話してくれていました。

 戦争と言えば、ニュース番組のWBSで日本軍からの失敗に学ぶということで、 『失敗の本質』という本を紹介していました。 100万部を突破しているベストセラーです。 WBSで取り上げていたのが「組織病」です。 日本軍は組織として機能不全を起こしていき、無謀な戦いをし続けた。 端的に言えば、勝つはずのないバカな作戦を立てて、多くの将兵を殺したということです。 なぜ、そうなったのかと言えば、トップが個人の責任をあいまいにしている点を挙げています。

「個人責任の不明確さは、評価をあいまいにし、 評価のあいまいさは、組織学習を阻害し、 倫理よりも声の大きな者の突出を許容した」

 『失敗の本質』に関して、WBSのインタビューを受けていたユニクロの柳井正さんも、 日本企業はほとんど「抜擢」や「降格」がない、 日本は個人が責任を取らない社会なんだと、嘆いていました。
 だいたい日本の組織は空気で動いている。 「部下が上司に質問するのは当然、でもそれをしない」 指示や命令について、目的を知らなくても、疑問点があっても何も言わない。 「上司が部下に質問しない」 指示や命令の理解について、部下に確認を取らない。 「決められたようにやっていく」 というようにただの作業マンになっている。 「だいたい部下が言っていることは、忖度してウソが多い」 と愚痴っていました。

 みなさんの組織はどうでしょうか? 責任の所在が明確で、能力のある人が活躍できるようになっているでしょうか? 組織病にかからないためには、これが不可欠です。 能力のある人が活躍する場を設けるということは、 能力の無い人には退いてもらうということに他なりません。 無能な司令官や参謀を更迭せず、無謀な作戦を立て続けた大日本帝国の戦いを研究すれば、 その必要性に気づくのではないでしょうか。

 旧陸海軍のエリートにはびこった温情主義。 「アイツの名誉を回復させてやりたい」 そう言って能力のないものに作戦を任せる。 怪談家の稲川淳二の怪談話より怖い話です。 なぜなら、実害が出るからです。
 このブログを書いている時に、 「コメは買ったことがない」「売るほどある」と、一連の失言で辞任に追い込まれた江藤前農水大臣が、 自民党の新しい組織のトップに就任するというニュースをネットで見ました。 新設されるのは「農業構造転換推進委員会」で、コメ政策を中心に、今後の農業構造の転換に向けた議論をするそうです。 任せておいて、大丈夫なのでしょうか? なった限りは頑張って欲しいとは思いますが、もしかしたら歴史から学ばないのが、日本の組織風土なのかもしれません。 みなさんの組織がそうでないことを願うばかりです。

 

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■好業績のアシックスのやり方を見習う!

 みなさんはランニングシューズをお持ちでしょうか? 素人目では一見同じように見えるランニングシューズも、大きな違いがあるらしく、 走りを追及している人にとっては、強いこだわりを生むアイテムのようです。
 このランニングシューズ業界の中で好調なのがアシックスです。 株価も5年ぐらい前と比べると4倍近く上がっています。

 このアシックスですが、8月12日から新作「METASPEED RAY」の受け渡しを始めたと、 ニュース番組WBSで取り上げていました。 この新作の最大の特徴は、軽さで、片足がなんと129グラム(サイズ:27.0cm)しかなく、 しかもシューズの底にカーボンプレートを使用したことで、 地面に足をついたときの安定感が抜群に良いそうです。 価格は3万3000円と高価格帯に属しますが、機能性を高めたことで好評だということです。

 アシックスは神戸市にスポーツ工学研究所を持ち、 顧客満足度を高めるための分析を行い、それを商品開発に活かしています。 現在の業績が好調なのは、ランニングシューズに高機能を持たせることで、 価格を上げてもお客様の購入意欲は高めているためです。 一足当たりの利益を上げて、販売数量も確保し、売上も拡大させているのです。

 世の中に高機能を打ち出す商品開発はたくさんあります。 しかし、高機能であることと、売上の拡大とは必ずしも連動していません。 高機能を打ち出して商品開発をしたが、あまり売れなかった商品もたくさんあります。 高機能を開発して売れる商品と売れない商品の違いは何かと言えば、顧客満足度です。 当たり前のことですが、いくら高機能であってもお客様の満足度が高まらなければ、お客様は購入しません。
 アシックスの研究所では、まず顧客満足の分析をしているとのことです。 その顧客満足を高めるための機能を開発しているので、高機能と売上が連動しているんですね。 見習うべきポイントはここにあると思います。

 ×高機能 = 業績アップ

 ○高機能 = 顧客満足度アップ = 業績アップ

 店舗で装飾変更やいろいろなイベント企画をしたり、サービス開発をすると思います。 そういうものがどれだけお客様の満足度を高めているかチェックしていますのでしょうか。 店が施策を実行することとお客様の満足度が高まることは全く別です。 アシックスと同じようにお客様満足を研究し、いろいろな企画をしているというのであれば、 お客様満足度は向上し、稼働のアップや投資のアップの傾向が出てきます。 会員管理で言えば、来店回数のアップや来店実人数の増加などです。

 ×施策 = 業績アップ

 ○施策 = 顧客満足度アップ = 業績アップ

 店舗の施策は、業績と結びついて初めて有効な施策であったと言えます。 施策を打っても業績が向上しないということであれば、 お客様満足につながらない機能開発をしている商品と同じなのではないでしょうか。 そういうことをしていると企業体力が消耗していきます。 今の施策がどれだけお客様の満足を高めているのか、随時チェックをすることをおススメします。

随時チェックのための有効な手法がPDCAです。 弊所でもコミュニティホールに取り組むときに必ずPDCAを取り入れることを推奨しています。

参考資料:PDCAマネジメント研修

 

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■小学館の『ウラ漫』から動画活用を考える!

 ニュース番組WBSが電子コミック市場を紹介していました。 コミック市場は、中心媒体が紙から電子媒体へと大きく変化し、市場が拡大しています。 マンガアプリへの掲載やSNSへの投稿などで、マンガを発表する場が急速に増えているそうです。

 市場が拡大している中で課題となっているのが、漫画家の確保です。 マンガアプリなどを継続して見てもらうためには、一定数の漫画家の作品のアップが必要となります。 コミック市場に参入している出版社は、アプリなどが増え市場が拡大する中で、 優秀な漫画家の確保が難しくなっているのです。 WBSはその課題を解決するためにユニークな施策を実行している『小学館』を取り上げていました。

 その施策の名は、『ウラ漫』と言います。 『ウラ漫』とは、漫画家と編集者が一緒にマンガをつくる過程などを動画にまとめて公開するというものです。 漫画家を目指す人は、出版社の編集者とどのような関りがあり、どのように仕事が進んでいくのか興味を持っています。 同時に編集者に対してはその人柄や仕事のスタイルが自分と合うのかという恐れを持っています。 『ウラ漫』を見ることで、漫画家を目指す若者は、自分の漫画家としての働き方を知り、 取引先兼仕事仲間になる編集者がどのような人なのか知ることができます。

 出版社は漫画家から作品が持ち込まれることで、漫画家との縁ができ、出版事業ができます。 この『ウラ漫』を公開して以降、持ち込まれる作品数が月に90件ぐらいと、 従来の4倍以上に増加したということです。 小学館としては才能がある若者を確保する戦略上の優位を確立したようです。

 この事例を取り上げたのは、店舗の人材採用の促進や、 コミュニティホールの十分条件の1つであるスタッフの努力などを伝える手段のヒントとして、 動画活用が有効であると思ったからです。
 基本的に人は表面に見える世界を自分なりに解釈して、好悪をもったりしています。 と言っても多くの場合、表面以上を見ようとはせず、考えもしないので、 好悪を持つ手前で、関心もなく何となく流された生活をしています。

 このような中で、表面的に見える世界の「裏話や背景」を知ると途端に興味の針が振れます。 そういう裏話のテレビ番組と言えば、「ガイアの夜明け」「情熱大陸」などを挙げることができます。 例えば、8月12日は日航ジャンボ機が墜落をした日ですが、 ガイアの夜明けで、日本航空の安全への取り組み努力を紹介していました。 普段見ている日航機にそういう安全に対する使命や思いが込められていると思うと、 日本航空に対する好感度は上がります。 そうなると今度は日本航空を利用しようとか、就職を考えているなら、日本航空もいいなという感じになります。
 テレビ番組はプロが作っているので効果性は高いと思いますが、 そこまでいかなくても、スタッフが頑張っている雰囲気の動画は作成できるのではないかと思います。

 採用対策用であれば、ホールの準備や接客の様子、朝礼終礼の様子、 企画の打ち合わせや研修の様子なども動画にして、ホームページに掲載しておくというのはどうでしょう。 パチンコ店で働くイメージが持てない人にとっては、価値がるのではないでしょうか。 もちろん職場雰囲気を重視する人も興味があると思います。
 賞品を仕入れなども、手間を掛けているのであれば、 その打ち合わせの様子などを動画にしておくと、お客様にどの賞品の良さをPRし易いと思います。
 スタッフの努力ということでは、新台の入替の様子や装飾の作りの様子も動画にまとめておき、 ホームページで紹介したり、店舗で動画を流すなども考えられます。
 また、店舗のクリンリネスこだわりを伝えることにも使えます。 例えば、遊技台メンテナンス日を設けて、 遊技台に不具合がないかチェックしている様子とか、 遊技台の隅々までキレイに掃除をしている様子などを動画にまとめて公開するのも有りではないでしょうか。 店舗が遊技台を大切にしているという想いがお客様に伝われば、ファンは応えてくれると思います。

 動画の活用方法はいろいろあると思います。 店舗モニターに加え、ホームページやLINE、QRコード付きDMなどを組み合わせることで、 多面的な活用ができると思います。 まだあまり動画の活用をしていないということであれば、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

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■ロス五輪の命名権ビジネスを店舗運営に応用する!

 今月14日、2028年ロサンゼルス五輪・パラリンピックの大会組織委員会は、新たな収入源の確保のため、 競技会場のネーミングライツ(命名権)を五輪パラで初めて導入したと発表しました。 購入できるのは、主要スポンサーに限られ、AP通信によると数百万ドル規模の収益が見込まれるといわれています。
 ホンダは、バレーボール会場となる施設の命名権を獲得し、「ホンダ・センター」と命名したそうです。

 今回の五輪の命名権は、自社ブランドを浸透させたいと考えている企業にとっては、 有り難い申し出でではないかと思います。 人は何度も聞いたた言葉に対しては、敏感に反応します。 なので、五輪の放送をするたびに、自分のつけた名前が呼ばれると大きな宣伝効果期待できます。 もう一つの側面としては、自分の付けた名前に対して、愛着を持ちます。 ホンダ自身、自分の名前を付けたバレーボール会場に好感を持つでしょう。 名前というものは、付けたヒトと付けられたヒトまたはモノを固く結びつけます。

 そういう効果はある程度あるかも!と思っているなら、 名前付け効果を積極的に活用してみてはどうでしょうか?
 例えば、ファン感を他店と差別化するためにファン感名を募集するなどです。 いきなりのネーミングでハードルが高いと思えば、 3つぐらい候補をつくり、お客様にしっくりくるものを投票してもらい、 一番多かったものを、ファン感名にするのもいいかもしれません。
 うちは他店とは違い、お客様に本当の感謝を伝えたいなどと思ているなら、 名前を付けるのが一番です。 競合店と同じようにただの「ファン感謝祭」ですと言っているより、差別化ができるのではないでしょうか。

 名付けの活用としては、店舗施設に名前を付けてもらうというものありです。 工場でも工員の方が機械に名前を付けて、可愛がっているというような事例もあります。 擬人化することで、愛着が湧き、子供の世話をするように、機械の整備に取り組み、故障も少なくなるという話があります。
 店舗で活用するとすれば、遊技台に名前を付けてもらうのも悪くないと思います。 定番機を長く使用すると飽ききやすくなります。 そこで、その定番機の各台に、お客様から名前を募集し、 108番台という代わりに『山田まりん』などとしてもらえばどうでしょう。 海ファンなら海台に対して、執着があるものです。 自分の名前を付けた台があれば、その執着度合いは高くなるのではないでしょうか。 お客様の中には、遊技台に話しかける人もいたりします。 そういう人の心理を確実にくすぐると思います。
 名前の募集方法は、お客様から不満が出ないような工夫がいりますが、 名前を付けた人が台のファンになってくれる確率は高いと思います。 定番機を『大海5』などと一元的に扱うより、各台に名前をつけた方がお客様と台との距離は近くなるはずです。 また、せっかく育てた機種ファンを他店にとられないための工夫としても、『命名』は有効なのではないでしょうか。

 

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■石破おろしは単純思考を戒める反面教師!

 自民党内で石破自民党総裁を辞めさせることに熱心な人たちがいます。 理由は、選挙に負けたからです。 数々の不祥事を起こした自民党が、大きと行く票数を下げ、 参議院議員数が過半数を割った責任を総裁である石破茂さんに取ることを要求しています。 総裁は自民党の維持拡大を図らなければならない。 それができないものは、総裁職をさるべきであるという理屈です。

 石破さんは自民党の総裁ですが、同時に総理大臣です。 朝日の世論調査によると、内閣の支持率(24%→36%)が上昇している。 石破さんは総理大臣を辞めるべきかどうかを尋ねたところ、 辞める必要がない(54%)という人が多かったという結果になりました。 NHKの調査でも似たような結果が出ています。 世間は石破さんは頑張っているから、少し評価してあげようという雰囲気です。
 総理の責任問題については、総理として自民党の敗退の責任を取るべきという発想は国民にはなく、 総理が責任を取るのは、国の政策に対してであるという考えのようです。 石破さんが国政で大きな失敗をしているなら、「辞めるべき」ということになりますが、 現在、大失敗と言えるものはありません。 また、野党との答弁を聞いても、菅さんや岸田さんのような斜め上の疑問符がつくような答弁ではなく、 野党と討論をしているという感じがしているので、国政が真剣に議論されていることに、 好感を持っている国民が多いように思います。

 石破さんは自民党総裁としての立場と総理としての立場があります。 石破さんは総理を続投する意欲を示しています。 国政を俺に任せてくれと言っています。 そのためには自民党の総裁を降りるわけにはいきません。 だから総裁を辞めない。 辞めたくない人に辞めてもらうために、多くに自民党議員が頑張っているのが今の状況です。

 ところで石破さんを辞めさせたがっている国会議員は何をしたいのでしょうか? 表向き選挙の責任を取れと言うことなので、石破さんの責任を押し付けたいのだということが分かります。 けじめをつけるということでしょうが、何のためにけじめをつけるのでしょうか? 単純に考えると選挙に勝つためではないかと思います。
 普通企業では業績悪化の責任を取って社長を交代するのは、業績を好転させるためです。 自民党も同じように石破さんに辞めてもらって、自民党が昔のように党勢を拡大するためだと思います。 でも、そのようにうまく行くでしょうか?

 企業では、社長がすべての施策の責任者であり、直接間接に指示を出します。 施策が振るわず業績が上がらないとなれば、指示を出すリーダーが悪いとなって、 交代をするのは当然だと思います。 店舗の業績は、店長がすべての施策をコントロールしているので、業績が悪くなると店長が交代となります。 指示を出している人がいなくなることである意味不振の原因を無くしていると言えます。
 では自民党ではどうでしょうか? 自民党が敗退した原因はいくつかありますが、国民が自民党支持しなかったのは、 旧統一教会問題や裏金問題をはじめとする金銭的不祥事、 不適切女性ダンサーパーティー、沖縄問題発言、能登震災問題発言などなど、 数々の不祥事が自民党のイメージを下げているのが、大きいのではないでしょうか。
 これら不祥事を石破さんの指示のもとに行ったのであれば、 自民党は再生のために当然その元凶を取り除く必要があり、 石破さんの総裁辞任は国民も含め誰もが納得するのはないでしょうか。 しかしながら、そうではないことは明らかです。 自民党イメージ低下の原因でもない石破さんを取り除いても、 自民党の敗退という問題は解決しないのは自明です。

 石破おろしが成功するかどうかはわかりませんが、 やろうとしていることが、目的としている結果を引き出せるかどうかは、 きちんと考える必要があるということです。
 企業運営や店舗運営でも好調とばかりはいかないと思います。 業績が悪くなったときには原因の把握が必要です。 同じように目標を達成するためには、そのための条件(課題)をあらかじめ考えておく必要があります。 これをせずに責任者を変えるだけでは、改善につながりません。
 今回の自民党の御家騒動のように、「選挙で負けた=総裁辞任」という単純思考をしていては、 環境変化が厳しいビジネス業界では勝ち残ることはできません。 今回の「石破おろし」は、ビジネスマンにとっては、単純思考を戒める反面教師なのではないでしょうか。

 

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■お客様との交流が促進するルールを考える!

 日本の高齢化が進んでいます。 65歳以上の高齢者ですが、2000年は2204万人でしたが、2024年には3625万人とかなり増加しています。 そして、65歳以上の1人暮らし世帯数は、307万9000世帯から903万1000世帯と約3倍に急増しています。 もしかしたら、あなたの店舗に通われているお客様も、一人世帯の高齢者の方が増えているかもしれません。

 孤独はたばこを吸うよりも何倍も健康に害があるとも言われています。 一人世帯の第一の問題は、孤立していないか、ということです。
 ニュース番組WBSで紹介されていた『多世代型賃貸住宅』がユニークなので紹介したいと思います。 この住宅には若者と高齢者が入居しています。 これだけなら普通の住宅ですが、ユニークなのは、入居している若者が、 高齢者と交流を持つというルールが設定されているというところです。
 どのようなルール化というと、 ①若者は定期的に高齢者の部屋を訪ね声掛けをする。 ②若者は月1回「お茶会」を主催しなければならない。 というものです。 若者はこのルールを実行することを条件として、7万円の家賃が3.5万円に優遇されます。

 番組では、若者は定期的に入居している高齢者を尋ねに行き、季節の挨拶や体の調子を尋ねたりします。 高齢者は孫くらいの歳の若者と話をし、ご近所づきあいをします。 時には住宅の横のカフェでお茶もします。 そして、共同住宅の中にある共有スペースでお茶会を開き、 複数の若者と高齢者が楽しそうに会話をしていました。

 この住宅のオーナーは、WBSのインタビューに社会とつながりを保ちながら、 楽しく過ごしたいというニューズに応えるための受け皿とやってきけたらいいな、と話していました。
 当然入居者もこの住宅のコンセプトや理念に共感して、高齢者との交流がしくな方に入ってもらえるように、 面談して若者を選んでいるそうです。

 人は近くにいると自然と会話をする可能性は高まります。 しかし、人と人が近くにいるからと言って会話をするとは限りません。 みなさんもパチンコやスロットをしていて、 たまたま横に座った人に話しかけるというようなことはないと思います。 人は話しかける必然性がなければ、話しかけないものです。
 この『多世代型賃貸住宅』の面白さは、話しかけることをルール化しているということです。 ルール化することで、必然的に会話をするように誘導しています。 このようなルール化は、コミュニティホール作りの参考になると思います。

 例えば、『スタッフ声掛けクラブ』を作るのはどうでしょう。 スタッフの育成に協力してもらう人を勧誘する店舗クラブをつくるというものです。 対象は、別に高齢者でなくても構いません。 もちろん、お客様に入ってもらいます。 お客様からスタッフの声を掛ける正当性を与えるというものです。 お客様の中で、スタッフと気軽に会話をしたい、と思っている人も結構いると思います。
 ルールとしては、1日に1回以上、お客様からスタッフに対して、 「頑張っている?」「調子はどう?」などの声を掛けてもらう、ということではどうでしょう。 スタッフはお客様から声を掛けられた方が、断然会話はしやすいと思います。 相手に喜ばれる丁寧な対応を考えて、スタッフにはそれができるように訓練しておきます。 最初は天気、身体の調子、健康など段階的に会話が広がるような仕掛けをしてけば、お客様とスタッフの交流は進むはずです。
 人との交流は人生を豊かにします。 もし、最初にあげた一人暮らしの高齢者であれば、会話の価値は高いと思います。 店舗に来店する動機づけには十分なるのではないでしょうか。 また発展させれば、地域の行政機関との連携し、高齢者見守りの機能へと進化していく可能性もあると思います。

 みなさんも、お客様とスタッフが交流ができるルールや仕組みを考えてみてはいかがでしょか?

 

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■日本がアメリカに負けたもう一つの理由とは!

 8月15日は終戦の日です。 大日本帝国がアメリカに戦争で負けた日です。 テレビを見ると「戦争体験」という言葉がやたら出てきます。 戦争に悲惨さを語り継ぎ、もう二度と戦争を起こさないようにしようという取り組みです。 しかし、この戦争は悲惨さ以外にも学べることはたくさんあります。

 私は子供の頃、日本は優秀な技術を持っていたが、作戦がマズイために負けたと思っていました。 もし、真珠湾攻撃でもっと完全にアメリカ軍基地を破壊していたら、良かったのではないか。 ミッドウェーでも、空母攻撃にこだわらず、ミッドウェー基地を攻撃していれば、 あのような大敗北をすることは無かったのではないか、などと思っていました。
 私が小学生の頃の”マガジン”などのマンガ本の特集は、飛行機や軍艦、戦車それから戦記の解説でした。 その中で、いかに日本の飛行機や戦艦が優秀であったかを説明していました。 そして、帝国海軍や陸軍の作戦のマズさも書いていました。
 大人になって調べてみて分かったのは、アメリカは日本が勝てない体制や考え方をもっていたということです。 真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦、日本が完璧に勝っていたとしても、負ける時期が多少遅くなっただけであり、 戦う前から勝敗は決まっていたのだと分かりました。

 『永遠のゼロ(百田尚樹)』という小説の中で、主人公がアメリカの飛行機を撃墜し、 パラシュートで脱出した敵パイロットを射撃する場面がありました。 他の友軍パイロットから「抵抗できない人を狙うとは、武士道に反する恥ずべき行為」として非難されます。
 主人公は心の中で、こいつらはこの戦争を理解していないと呟きます。 アメリカの飛行機をいくら壊しても意味は無い。 すぐに代えの飛行機が用意される。 そして、経験を積んだベテランパイロットが、仲間(日本のパイロット)を殺す。 逆に言えば、ベテランのパイロットがいなければ、アメリカの飛行機は脅威ではないと。

 教訓としては、戦いには物質的な優位性と人的な優位性が必要だということです。 太平洋戦争時、日本に欠けていたのは、物質的な優位性でした。 開戦当初、現場には優秀な人材が揃っていました。 パイロットもその一つです。 しかし、大日本帝国は人を大切にしなかった。 物質が少ないために、人よりモノを大切にするように洗脳していきます。 その結果、人を粗末に扱い、多くの優秀な人材を失っていきます。 最終的に最前線に補給もしないまま、多くの人が食べるものがなくなり死んでいきます。 人材で持ちこたえていた日本の戦線は次々に崩壊していきます。

 一方アメリカは物質的な優位性はありましたが、人材があまり育っていなかった。 当初は日本に苦戦しますが、戦いの中で人材が育っていきます。 育つというのは、兵隊が死なないように最善を尽くすということです。 兵士は死ななければ戦争の体験が蓄積され、ベテランになっていきます。
 一例を挙げると、B29爆撃機ですが、日本を空襲すると結構被弾します。 海を渡って基地に帰る途中に、不時着してしまうこともしばしばです。 アメリカはそういうパイロットを救うために、帰路に潜水艦を一定の間隔で配備し、 不時着の緊急連絡が入るとすぐに潜水艦で救助に行けるようにしていました。 人の命を大切にして、ベテランに仕上げ、物質的な優位性に人的な優位性をプラスしていったんですね。

 アメリカが日本に戦争で勝ったのは、物質的な豊かさだけが要因と思われがちですが、 実際は、人を大切にする、人を育てることを最重要事項と考え、 それを地道に実行していたんですね。 これはパチンコ業界でも活かせるのではないでしょうか。 私は、どのような規模のホール企業であれ、 最終的に優秀な人材を育成しているホールが勝ちの来るのではないかと考えています。

 

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■日本の農業を守ると日本の農家を守るから考える!

 コメ高騰が起こったことにより、日本の農業の在り方について、 今後どうしていくかという話が出ています。 与野党の国会議員をはじめいろいろな人が、日本の米作りや農業に対して発言をしていますが、 その発言を聞くと微妙に違います。

 ある人は単純に「日本の農業を守らなければならない」と言っています。 またある人は「日本の農業を守るために日本の農家を守る」と言っています。 同じように「日本の農業を守るために、日本の農家を支援しなければならない」という人もいます。 その他にもいろいろな微妙な表現がありますが、日本の農業生産を維持することと、 農家が農業を続けられるように支援することをイコールにしようと考えている人が多いように思います。

 この理由を単純に考えると、農家の反発を買いたくないということだと思います。 政治家は、日本の農家が100万世帯、それにJAの組織票などを考えると、農家を敵に回すのは得策ではありません。 テレビ局も同じで、視聴者の中に農家の人がいます。 NHKでも料金を気持ちよく払ってくれているのは、農家の方が多いのではないかと思います。
 もし、「日本の農業を守るために、農家を犠牲にするかもしれない」などと発言すれば、 恐らく政治家は次の選挙での当選が危うくなり、テレビ局も視聴者が減ったりするかもしれません。

 普通に考えれば、日本の農業を守ることと、日本の農家を守ることは同じではありません。 日本の農業を守る手段として、日本の農家を守るという選択肢があります。 農業と農家は目的と手段の関係にあると言えます。
 当然、何を第一目的とするかは政治家が決めます。 もし、『農家の支援』を第一目的とすれば、これまで通り、『日本の農業』は第二目的となります。 このとき『農家の支援』は第一目的というより、 第二目的である『日本の農業』の健全化を達成するための制約条件になってしまうことなります。
 今後日本の農業政策がどうなっていくのか、おコメを食べている人は注視しておく必要があるではないでしょうか。

 ところで、この目標に立て方ですが、みなさんのホールは適正に運用していますのでしょうか。
 例えば、「お盆の稼働を○○まで上げる」という目標設定があるとします。 前年の実績と今期の状況を考えてこれくらいの数値は欲しいという目標をつくったとしましょう。 別に悪くはないと思いますが、 競合店が「お盆の稼働を○○まで上げ、お盆後の稼働を□□にする」という目標を設定したとしましょう。 どちらが自分の思うような業績を上げることができると思いますか?
 前者の店舗は頑張って稼働を○○まで上げるかもしれませんが、その後はわかりません。 後者の店舗は、お盆の稼働を後半の稼働の手段と考えて、手を打っている可能性が高く、 後半の施策との連携も考えている可能性があります。

 知恵を使って稼働を上げることに取り組んできる店舗では、 無意識に知恵を使う範囲を限定しないように、目標を設定する必要があります。 「お盆の稼働を○○まで上げる」ということで、自分やスタッフの思考を限定してしまう可能性があります。
 「お盆後の稼働を□□にする」という次の目標を加えることで、 お盆の稼働を考えると同時に、お盆後の稼働形成のために何を今しておくべきか、 意識させることができるのではないでしょうか。

 

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■農林水産省とその大臣から学ぶ!?

 コメ価格の高騰は一段落し、今では米5㎏の販売価格の推移がニュースになる程度です。 現在のコメ価格は昔と比べれば高いモノの、すべての物価が上昇している中で、 消費者の問題意識は小さくなっています。

 今年の3月7日、江藤前農林水産大臣はこんな発言をしていました。 「(2024年産米)生産量は18万トン余計に作っている。 在庫を合わせると100万トン以上の余裕がある。 全く不安視する必要が無いと私はかたく信じております」

 現在の状況が江藤さんが大臣で、市場介入せず、全く放置して招いたものであれば、 「さすがわ江藤さん、農水族議員だけあって、よく分かっている」 という好評価につながっていたのだと思います。

 残念ながらそうではなく、小泉進次郎さんが農林水産大臣となり、 政府の備蓄米を安価に大量放出したことで実現したものなので、 江藤さんの評価は大きく下がりました。 『コメ買ったことない発言』で国民の反感を買い、 小泉さんの対応力で政治的手腕に不信を招き、踏んだり蹴ったりです。

 今月8月5日にコメ価格高騰の原因が分かったということで、 小泉農水大臣がコメントを出しています。

 原因① 農林水産省がコメの需要予測を見誤った。
 原因② 農林水産省が流通実態の把握に消極的だった。
 原因③ マーケットへの情報発信や対話も不十分であった。

 上記のグラフはニュース番組WBSさんのグラフを元の作成したものです。 21年22年と見通しと実績は一致していますが、23年24年はマイナスの乖離となり、その差が大きくなっています。 このグラフから2024年は37万トンものコメ不足となっていたことになります。

 ところで、見通しを100%当てるのは難しいと思いませんか? 遊技台の稼働予測を完全に当てろと言われても無理ですよね。 なので、農水省のコメ需要予測の見誤りは原因の一つであっても、大きいモノではないでしょう。 これをインバウンドによる日本食ブームやおにぎり店の増殖など、誰もが知っている事実があるにも関わらず、 コメ需要予測の再計算もさせることもなく、ただ信じていたということになれば、それはトップの責任でしょう。 ここで言えば、農水大臣ですよね。

 原因の二つ目は、流通実態の把握をしていなかったというのは、職務怠慢ですよね。 ホールで言えば、ホールコンデータをきちっと見ていなかったということですから、 これは監督責任官庁としてあり得ない話ですね。 さすがにそういう店長はいないのではないでしょか。

 三つ目も監督責任官庁としてはダメですよね。 しかし、これは案外ホールでもやれていないケースがあるのではないでしょうか。 ”マーケット”を”お客様”にすると分かり易いのではないでしょか。
 例えばイベント企画や新サービスを始めたが、告知が不十分でお客様に十分伝わっていない。 また、イベントや新サービスについてお客様が知っているのか、また体験してどう感じているのか情報収集をしていない。 というのがこれですね。

 みなさんは、おコメを買ったりするでしょうか? 少なくとも、おコメを食べるとは思いますので、そういうときにコメが高騰したことを思い出し、 「俺は、農林水産省のようなヘマはしないように気を付けよう」と反面教師にしてみたらいかがでしょうか。
 もう少し前向きに考えるなら、店長が交代になり、前任者が業績を落としているなら、 農林水産省のようなヘマはしてないか、3つの原因をチェックして改善するという使い方も悪くないと思います。

 

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■日本と海外の所得格差と円安から考える?

 明治が「おいしい牛乳」を中国で本格的に売り始めるとニュース番組WBSで報道していました。 日本の1人当たりの牛乳の消費量は減ってきており、1994年は34.7ℓ/人あったものが、 2024年には24.8ℓ/人と28%も落ち込んでいます。 人口も減少しているので、牛乳市場には明るい希望が持てない。 そこで、中国へ進出。 上海のスーパーマーケットで、価格30元で販売を開始しているそうです。 中国で牛乳を飲むと見込まれる人は約9億人以上、 中国政府が健康のために牛乳を飲むことを推奨していることもあり、 前途洋々としているようです。

 牛乳の話を取り上げたのは、中国で1ℓの紙パックが30元(約600円)で売られている事実です。 もし、日本で「美味しい牛乳」を600円で販売したら売れるでしょうか? 恐らく売れないでしょう。 もし、中国人が牛乳を買う感覚と日本人が牛乳を買う感覚が同じなら、 おそらく上海の人は日本人の倍近くの給与があるのではないでしょうか。 それなら30元(600円)の牛乳を日本人と同じ感覚で買っても不思議ではありません。

 値段の高い安いは所得との関係で決まります。 日本人にとって4円パチンコは高くなりつつあり、1円パチンコが流行るのは所得に対する負担を減らすためです。
 2000年から日本の給与所得はほぼ横ばいですが、アメリカをはじめ、イギリス、ドイツ、フランスなどの 先進国は給与が倍になっています。 例えば、アメリカのフォードという自動車会社で働く工員は、3年勤めれば年収は日本円で1200万円になると、労使交渉の結果をテレビで報道していました。 学校を卒業して、フォードの工場で工員として働けば、3年で年収1200万円ですよ。 うらやましいですよね。
 もし、日本人の給与が他の先進国のように倍になっていたら、4円パチンコは実質的に値下がりをしていることになり、 身近な大衆娯楽というポジションをキープしていたのではないでしょうか。 大当り体験の確率は、投資金額が増えれば上がります。 給与が倍になっていれば、お小遣いが増えて、1回の遊技に使いお金が増えるので、高い確率で大当り体験が味わえる。 その結果、パチンコやスロットを遊技して、面白かったという人が増え、ここまでの凋落はなかったと思います。

 日本は賃金を安くし、円安をキープすることで、輸出を増やして外貨を稼ぐという発展途上国型の経済を推し進めました。 その結果、輸出をしている企業は伸びましたが、コロナやウクライナでの戦争をきっかけとしたモノ不足から、 輸入品の価格は高騰し、円安の日本はもろに影響を受け、現在の物価高騰を招いているという具合です。
 日本で採れる魚介類や農産物などの一級品は海外へ多く流出しています。 なぜなら、低賃金と円安の結果、日本人の購買力が無く、買えないからです。 そして、日本企業も日本人という世界から見ると低所得者を相手にしていては、 商売が伸びないので良いモノを作っている企業ほど海外に力を入れているのが現状です。

 国内を見ると一流の店は、インバウンド客がメインターゲットになっているような感じを受けます。 原材料が高騰し、人件費も上げねばならない、必然的に商品やメニューは高くなる。 一流店であれば、良いモノを仕入れるので、より高い値段になる。 この値段に喜んでお金を払える客層を考えると、必然的にインバウンド客になるのではないでしょうか。 恐らく、良いものだ、一流のものだと言っても、お金が無い人は手が出ません。 値段を下げることが出来ないのであれば、 この値段を安いと思ってくれる人に売り込むのは、自然の流れです。

 4P、20Sですが、国内でお金のかからない大衆娯楽と感じる人は、どれくらいいるのでしょうか? もし、遊技を止めていった昔の4P客や20S客が、 パチンコやスロットはお金がかかるのでやれないと思っているとしたら、 現在の日本の給与事情のままでは、戻ってこない、戻ることができない、のではないでしょうか。
 もしそうなら、一流のホテルや飲食店のように、 4P、20Sを手軽な大衆娯楽と感じてくれる可能性が高いインバウンド客を、 メインターゲットとして運営を考えてみるのは、一つの勝ち残りの方法ではないでしょうか。
 4Pや20Sを安いと感じる人に、その魅力を伝えファンになってもらう。 お金持ち(インバウンド)にはクラウン、お金の無い人(日本人)には安価な自動車。 実質的に発展途上国に転落?している日本!という視点からの考察も必要かもしれませんね。

 

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■チンパンジー化してきてないか考える?

 図書館で偶然見つけた本に面白いことが書いてありました。 その本の題名は「人は感情によって進化した」、副題は「人類を生き残らせた心の仕組み」です。 その中にチンパンジーの話が載っていました。 チンパンジーと人間との比較で、人間が繫栄した理由についての考察の中の一文です。

「チンパンジーは人間と違って、『今ここ』の世界を生きています。 過去を思い出してくやんだり、未来を想像して希望をもったりしないのです。 ・・・重大な病気になっても、健康な状態と比較することもなく、絶望もせず、ただ普通に生きているのだそうです」

 この文章を読んで、こういうチンパンジーについての観察は、 人間を考察するうえでいろいろと考えさせてくれるように思いました。 例えばこれをチェンパンジーと人間の比較ではなく、できない人とできる人に作り直すと、こんな感じになります。

「できない店長はできる店長と違って、『今ここ』の世界を生きています。 過去の施策を検証したり、未来を想像して高い目標を設定したりしないのです。 ・・・稼働が悪くなっても、過去の好調な状態と比較することもなく、絶望もせず、ただ普通に運営しているのだそうです」

 とりあえず店長で作成しましたが、どうでしょうか? 何となくしっくりくるのではないでしょうか。 経営者でこれはないと思いますが、管理職やスタッフではありそうな感じだと思います。 今の業務に忙しくて、ただ日々の仕事をこなすだけの状態です。
 チェンパンーと人の違いは「希望」を持つ能力の違いのようです。 チンパンジーは希望という概念がないので、失望もない。 ただ現状に取り組んでいる。 ある意味常に平常心ですが、実際は現状に流されるだけというものです。 人から「希望」が無くなるとチェンパンジー化するのではないでしょうか。

 確かにできる店長は、将来に希望を持ち、そこに向かって進んでいるように思います。 過去を検証し、運営のやり方を絶えずブラシュアップしていきます。 そして、新しいことを試し、高い目標を達成することにやりがいを感じていきます。
 思い返すと業界が良かったころは、できる店長が多かったように思います。 それは稼働を上げやすかったということもありますが、多くの人が「希望」を持っていたのではないでしょうか。 しかしながら、業界が継続的に縮小し、稼働が上がり難くなってから、 できない店長が多くなっていったように思います。 業界の縮小で希望を無くしたという見方もできますが、 それよりも先に「希望」を無くした人が多かったのではないでしょうか。

 8月6日に総務省から、日本の人口が2024年は90万8574人減少し、 年間で過去最高の減少幅になったと発表がありました。 出生率は過去最低の68万7689人です。
 日本の人口が縮小しているので、ほとんどの業界は減少していきます。 そういう中で勝ち残るためには、変化する現状に流されるのではなく、 工夫をして、変化に適応していくことです。
 忙しさに流されてしまう、すぐに諦める、工夫する暇がない、 その原因には「希望」の有無があるのではないでしょうか。 困難の中「希望」を持つ能力の重要性が高まっているように思います。

 

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■今日は猛暑日だからパチンコ店に行く!?

 毎日のように暑い日が続いています。 熱中症による救急搬送は先週より下がったものの、9,507人(7/28~8/3)となっています。 その前の週は、10,804人なので、約12%減少で良い傾向とは言えるでしょう。 ちなみに昨年の(7/28~8/3)は12,529人なので、昨年と比較すると約24%減少ということになります。

 ご存知のように昨年より今年は気温が高く、 奈良市で見ると7月の平均気温は29.3℃と前年より0.4℃上がっています。 最高気温も33.7℃から35.2℃と1.5℃と高くなっています。 気温が高くなっているにもの関わらず、救急搬送者数が減っているのは、 熱中症に対する警戒感が強まってるからだと推察できます。 実際、テレビなどでも熱中症に対する対策をするように繰り返し警告しています。

 言いたいことは暑さや熱中症に対する関心は非常に高まっているということです。 これを商売に上手く結び付けているのが、「猛暑割」ですね。 百貨店から飲食店まで猛暑日に買い物や飲食をすると割引を受けられるようにしています。 中には、猛暑日は基本5%引きにして、温度が1℃上がるごとに割引率が1%上がる、 というような設定をしているお店もあります。
 暑くて外出をしたくないという消費者に、 「割引」というニンジンをぶら下げて出てきてもらうという作戦ですね。 実際、どこも同じなら、猛暑割をしているお店に行って得をしたいという心理が働きます。 特に毎月のように身近な食料品などで値上げがあると、価格に敏感になっているので、 猛暑割はありがたいと感じるのではないでしょうか。

 みなさんの店舗では猛暑を利用して、何か集客の工夫をしていますでしょうか? 地域の人の特性にもよるかもしれませんが、 暑くなる前にパチンコ店に行って、快適に過ごそうという人がいるかもしれません。 お客様を観察して、そういう人が多いようなら、午前中サービスを強化して、 なるべくお客様を早めに集めてしまうのも良いかもしれません。

 サービスもいろいろ思いつくと思いますが、ニュース番組WBSを見ていて面白いかもと感じたのが、 シャープが作った「アイススラリー」が作れる冷蔵庫の活用です。 アイススラリーはシャーベット状の飲料です。 ただ難点は、ペットボトルを約16時間冷やす必要があり、 500㎖のペットボトル35本ぐらいしか引かせないのです。 ただ、アイススラリーは体を内部より冷やす効果が高いとされ、建設現場ではひっぱりだこです。 シャープでは、この冷蔵庫をフル生産しているそうですが、需要に追いついていないそうです。 この「アイススラリー」は、まだ目新しいので集客ネタになる可能性があると思います。
 使い方としては、朝、先着○○名様にアイススラリーの購入券を配布するのも、 早く来てもらう理由になるのではないでしょうか。

 いずれにしてもお客様が関心を持っていることを集客に利用するというのは、 商売の基本なので、多くの店舗ですでに取り組んでいるとは思います。 猛暑対策グッズは結構いろんな種類が出ていますので、いろいろと活用できます。 お客様に飽きが来ないように猛暑日販促イベント、頑張ってください。

 

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■ぺんてるの新商品がPOPのレベルを上げる?

 みなさんの店舗では手書きのPOPなどを作成していますでしょうか? 中には、うちは全てパソコンで作成し、印刷をしているという店舗もあるかもしれませんね。

 昔、マルチプロデューサーの秋元康さんが、同じものは目立たないから人は見ないと言っていました。 目立たせる方法の一つとして、同じものに中に違うものを入れること。 そう言って、タレントの正面の顔ばかりのポスターの中に、1つだけ後ろから撮った新人タレントのポスターを作り、貼り出したそうです。 多くの人は、たくさんのポスターの中で唯一後ろ向きに映っているポスターに注目し、その新人の容姿を知ろうとしたということです。

 違うものをつくることが注目を引き、目立たせることに繋がります。 なので、パソコンでは作れない独特の風合いがあるPOPは注意を引くと思います。 特にパソコンのPOPばかりのお店では、かなり目立つののでおススメです。
 でも、マジックなどを使って書いてみると単調な感じがして、 面白みがないというよう人もいるのではないでしょうか。 イラストを描いてもどうもぱっとしない、 これでお客様は見てくれるだろうかと心配する人もいるかもしれません。 こだわりのあるスタッフは、もっといいPOPをを作りたいと思っているものです。

 そういう人におススメのアイテムが「ぺんてる」から出ています。 ニュース番組WBSでも紹介された『スターフレークブラッシュ』(550円)です。 ラメ入りで無色透明なインクを使っています。 要するにキラキラ光るインクですね。 POPの文字の上にこのインクを塗ると光った文字になり、見た目が華やかになります。 賞品やポイント景品などのディスプレイのPOPを少し工夫するだけで、 頑張っているスタッフや店舗の思いを伝えることができます。

 商売の基本は飽きさせないことです。 これまでに無い商品を使えば、これまでに無いものができます。 新しさは、人の興味をそそります。 この『スターフレークブラッシュ』で店舗の姿勢を演出してはどうでしょう。 コミュニティホールを目指している店舗は得意におススメです。
 この商品は数量限定らしいので、購入するなら早めが良いでしょう。 この商品自体のターゲットは若い女性、小中学生です。 女性スタッフにPOPを書かせているなら、喜んで工夫をしてくれるかもしれませんね。

参考資料:ぺんてる「スターフレークブラッシュ」

 

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■「ミャクミャク寄贈200体」感動事件を考える!

 大阪で大阪・関西万博が開かれてます。 多くの人が集まるので、いろいろな事が起こります。 5月の中旬、「バルト館」で、出入り口に飾ってした「ミャクミャク」のぬいぐるみが盗まれたそうです。 リトアニアのジーカス駐日大使は再発防止のため、防犯カメラの映像を公開し、以下のような投稿をSNSにしたそうです。

 「とても寂しいことに、バルト館で一生懸命に仕事をしていたミャクミャクは、突然消えてしまいました。 皆さん、見つかったら教えてください。」

 投稿の翌日、女性が「日本でこんなことが起きてごめんなさい」と謝りながら、 ミャクミャクのぬいぐるみをバルト館のスタッフに手渡したそうです。 その後もそういう人が相次ぎ、最終的にミャクミャクのぬいぐるみが200体ほど寄贈されたということです。 中には子供たちが折り紙で作ったミャクミャクもあったそうです。

 ジーカス大使は感動すると共に、自国と日本の考え方、価値観の違いを実感したと読売新聞のインタビューに答えられています。
 日本人は、日本人が起こした窃盗事件を同じ日本人として責任を感じる人がいた。 これは西洋の価値観とは大きく異なる。 リトアニアでは、そもそも数千円程度のぬいぐるみの窃盗は深刻な犯罪と見なされないし、 他人の犯行に責任を感じて、何かしようという発想にもならない。 と話されています。

 このエピソードはリトアニアでもニュースとして取り上げられ、有名になったということです。 リトアニアでは日本人は好感を持たれ、良いイメージを持っている人が多いそうですが、 今回の件で、日本人のイメージはさらに良くなったということです。

 この事件は、日本人が行った窃盗というマイナス行為が、その後の多くの日本人の対応で、 大きなプラスへと変化した素晴らしい話です。 この話はいろいろ学ぶところがあると思いますが、私が教訓にすべきと思ったのは、考え方や価値観と行動との関係です。

 日本人は外国人と相対した時、日本人であることを強烈に意識し、身内意識というか家族意識ようなものが働きます。 自分の子供が悪いことをすれば、親が謝るというような光景はあると思います。 この事件はこれに類似しています。
 でも、知らない他人の子供が悪いことをして、自分が謝るということはありません。 それは身内意識が無いからです。 同じ日本人同士では、身内意識の範囲は近しい親族に限られます。 だから、この事件が日本館で起こった場合は、ミャクミャクを持って謝りに行く人はいないのではないでしょうか。 なので、このバルト館の話は、ほぼ単一民族として暮らしている日本人らしい話だと思います。

 この話から言えることは、人は考え方や価値観があって、はじめて行動を起こすということです。 ジーカス大使が言っていたように、リトアニアではこのような行動は起きないでしょう。 このような行動を起こす考え方や価値観が無いからです。

 パチンコ店の中で、接客接遇やサービスの強化をしようとするが、なかなかうまく行かない店があります。 研修直後や本部からスタッフが来てサービスの指導強化をしている時は、スタッフの接客接遇やサービスは良くなるのですが、 しばらくすると元に戻ってしまう。 店長が社長や本部から言われて、スタッフに頑張るように働きかけるが、維持できない。 その理由は、もしかしたらスタッフの考え方や価値観が、社長や店長と違うからかもしれません。

 リトアニアに行って、リトアニアの人にミャクミャクの寄贈のようなことを、自発的にやるように言っても、誰もしないでしょう。 寄贈という行為は分かるが、なぜそんなことしないといけないのかが分からない。 だからやらない。 行動を促す前提となる考え方や価値観がないと、人は自発的な行動はできません。
 接客接遇を強化しようとしても、サービスレベルを上げようとして上手く行かないのは、 もしかしたら、その前提となる考え方や価値観がないのかもしれませんね。

参考資料:読売新聞「EXPOインタビュー」20025年7月23日

 

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