□□□ 2026年7月の目次 □□□
■イオンモール熊本の爆発事故から考える!
みなさんご存知のように、7月28日16時27分頃に熊本県に大きな地震が発生しました。
災害大国日本などと言われていますが、本当によく災害が発生します。
今回の地震は、わずか10年前に大地震が起こった場所でまた発生しました。
「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉がありますが、
今回の地震は、まだ復興途中で、地震の怖さを忘れてもいないのにやってきています。
本当に迷惑な話です。
今回の地震で一番ショックを受けたのは、イオンモール熊本の爆発事故です。
イオンモール熊本は、災害発生の避難所でもあったとニュースで報道していたと思います。
その避難場所が爆発事故で使えなくなる。
イオンモールは地域との連携を進めており、災害対策もしているだろうと考えると、
もし、今回のようなことが無ければ、地域の人々にとって本当に頼りになる存在となったはずです。
しかしながら、一寸先は闇。
今回の事故は、何が起こるか分からいのが現実であることを思い知らされたように感じます。
また、他の避難所でも地震が発生して、使用できなくなった避難所も複数あると報じられていました。
最近、災害対応型の商業施設や店舗のニュースを目にしますが、
地震の発生に伴い、一定数が使えない状態になる可能性があることを考えると、
避難所などはまだまだ不足しているのではないのでしょうか。
パチンコホールの中にも、災害対応型のホールがありますが、
もっと必要なのではないでしょうか。
熊本のように10年でまた大地震が起きることは稀かもしれません。
しかし、地域の人々が安心して暮らしていくためには、
そういうものに対する備えは必要です。
今回の教訓を活かすとすれば、備えはぎりぎりではなく、
地震で避難所が使えなくなるリスクを想定したものが必要です。
パチンコ店の中には、避難所として機能できる店舗が結構あると思います。
多くの店舗が、率先して災害対策店舗への取り組みをしていけば、
業界イメージが上がるのではないでしょうか。
最後になりましたが、今回の熊本地震で被災された方のに、
心よりお見舞い申し上げます。
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■丸亀製麺の今年のテーマから指示の在り方を考える!
丸亀製麺がプリンの販売を始めました。
ご存知のように、丸亀製麺と言えば、主力商品はうどんです。
その丸亀さんが7月7日からプリンを販売開始しました。
味は「ブルーハワイ」「マンゴー」「あんきなこ」「あんみつ風」の4つ。
価格は340円なので、手ごろと言えば手ごろです。
客単価を上げるため、飲食店がスイーツの販売をするのは珍しくないと思いますが、
このプリンの生地は、なんと「うどん」なんですね。
ホームページに「うどんプリンができるまで」という項目があるので、
興味にある方は、また見ていただければと思います。
このニュースはニュース番組WBSでも取り上げていましたが、
面白いと思ったのは、開発理由です。
丸亀製麺は、毎年テーマを決めて店舗経営に当たっているようで、
今年のテーマは
「もっと、うどんであなたを驚かせたい」
なのだそうです。
そして、今回のうどんプリンの開発は、このテーマを形にしたものだということです。
おそらく丸亀さんは、お客様を驚かせるためにどうしたらいいのか、
いろいろと議論したのでと思います。
そして、「驚き」とはなにか、人はどういう時に「驚く」のか、など言葉の深堀をしながら、
うどんの活用方法を考えたのではないでしょうか。
「うどん」 × 「驚き」
こういう『お題の設定』がユニークな商品開発につながっていったものと推察できます。
この『お題の設定』は非常に大切で、これが悪いと良いアイデアはでません。
例えば、先ほどのテーマを、「新しいうどん商品を開発する」としたらどうでしょう。
こういうありふれたお題では、なかなか思考が働かないのではないでしょうか。
これはP店の店舗でも同じことが言えます。
店長が「何か良い賞品を探してくれ」と役職者に頼むのと、
「『賞品で、お客様を驚かせたい』というテーマで賞品を探してくれ」と言って役職者に頼むのでは、
かなり違ってくるのではないでしょうか。
なかなか役職者に指示を出しても、良い提案がでないと感じているなら、
もしかしたら指示の出し方が、役職者の発想を刺激しないものになってるのかもしれません。
指示した相手から、もっと良いアイデアを出させたいなら、
指示の内容を、丸亀製麺さんのように工夫するのも悪くないと思います。
参考資料:丸亀製麺HP うどんプリン
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■店舗価値を上げるリニューアルを考える!
リニューアルをしてお客様を呼び戻したい!
集客が思うようにできないと、そんなことを考える人もいるのではないでしょうか。
莫大な費用をかけて、現在のホールを大きくしたり、キレイにして、採算がとれるのかどうかは、別物です。
もし、採算が取れると判断しているなら、
いたるところでパチンコ店のリニューアルオープンがあるはずですが、
そういう話はあまり聞きません。
昔からホール業界にいてる方は、新しくするればお客様が来てくれるのでは?
という誘惑は捨てきれないのではないでしょうか。
昔は、汚いホールや狭いホールも結構多かったので、そういう中で建て替えやリニューアルをすると、
新規性と快適な環境を求めて多くのパチンコユーザーが集まったように思います。
しかし、現在は多くのホールが、それなりに綺麗で、快適であり、
リニューアルによって「差別化」とまではいかないのではないでしょうか。
ある意味業界の店舗レベルが向上した結果で、喜ばしいことですが、
一方では、リニューアルのコストパフォーマンスを下げてしまうという結果を招いているように思います。
定期的に店舗のメンテナンスを行うことは、お客様にホールのやる気を見せる意味でも、
大切なことだと考えています。
会社によっては、店舗の劣化に関係なく、ホールのリニューアル(外装・内装)を長期に計画して、
定期的に改装工事を行っているパチンコホール企業もあります。
企業は提供する商品やサービスの品質は三種類あり、パチンコホール企業の場合、
第一次品質は遊技台、第二次品質は店舗や店舗設備、第三次品質はスタッフの接客接遇となります。
ちなみに飲食店と対比すると、第一次品質は料理そのもの、第二次品質は店舗や食器、
第三次品質は従業員の接客接遇となります。
現在、第一次品質の改善はみなさん当然されていると思います。
では第二次品質の改善はどうでしょうか?
せっかくなので、効果のある改善(リニューアル)をして、集客に役立てたいと思っても、
昔ながらの考え方での改善して、効果がイメージできるでしょうか?
ちなみに私が思っている昔ながらの改善は、店舗の自己満足的改善で、
お客様にとっての店舗価値のアップに繋がっていないものをイメージしています。
そういうものは時間が経てば、すぐに新規性という価値を失いもとの状態に戻っていきます。
もちろんリニューアル自体が無駄とは言っていません。
店舗が汚れてきて、補修が必要になってきてもそのままにしてある店舗を見て、
「改装費をケチって出玉をしてくれている」
という風に思うお客様は少ないと思います。
多くの人は、改装費もないくらい儲かっていないということは、
「もしかしたら、ぼったくり経営を考えているのでは?」
と思ったりします。
特にお客様の数が少ないと、警戒心が増すように思います。
こういう状態になるとマイナスのスパイラルが働くので、ジリ貧になる最悪のケースです。
これを避ける意味でも、リニューアル(メンテナンス工事)は必要です。
長々となりしたが、リニューアル効果を長く持たせるためには、
お客様にとっての店舗価値があるためのリニューアルが必要だということです。
今なら防災関係の設備を揃えることによる防災対応型店舗へのリニューアルが有効だと考えています。
もうすでに防災対応型の店舗もありますので、違和感はないと思います。
リニューアルするたびに地域密着の頼れる店舗になっていくという状況を作ることは、
地域密着型店舗、コミュニティホール型店舗を実践しているというイメージを、
お客様や地域の人々に与えるので、たいへん好ましいと考えます。
個人的におススメしたいのは、防災対応型トイレです。
防災時でも使える快適なトイレがある。
災害時には、外からでも利用できるようにして置けば、申し分ないと思います。
綺麗なトイレには女性が集まります。
話題性をつくりたいなら、地域一番のトレイを作ることをおススメします。
豪華なトレイのイメージができなのであれば、
NHKの「所さん!事件ですよ」で「驚きのアイデアで人気!観光スポット」で取り上げられていた
刈谷パーキングエリアのトイレは参考になるのではないでしょうか。
参考資料:刈谷ハイウエイオアシスのデラックストイレ
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■酷暑を乗り切る企画に「麻辣湯」!?
みんさんは「麻辣湯(マーラータン)」を食べたことがあるでしょうか。
最近、若い世代を中心に人気となっているということで、
ニュース番組のWBSで「麻辣湯」を取り上げていました。
「麻辣湯」は中国発祥の香料を使った麵料理で、中国では一般的な大衆の食べ物だということです。
WBSでは中国の大手「麻辣湯」専門チェーン『毎味毎客』が日本に上陸したということで、
取材をしていました。
最大の特徴は、麺に入れる具材を自分で選ぶところにあります。
棚が4段ほどあり、具材が90種類以上並んでいます。
具材は、肉、海鮮、野菜等です。
それを自分の好みで容器に入れ、店に渡します。
ちなみに値段は1g=4.4円で計算され、基本料金に上乗せされます。
そして、スープ(6種類)を選び、最後に辛さ(5段階)を選びます。
要するに自分の好みにカスタマイズして食べるラーメンのような感じです。
私は見ていて面倒くさいと思ったのですが、若い人には、
具材を選ぶ楽しさや野菜を手軽に摂取できるというヘルシーさが受けて、人気だそうです。
不思議なものでそれまで「麻辣湯」を見かけたことは無かったのですが、
大阪の商店街を歩くと「麻辣湯」という文字が視界に入ってきます。
コンビニに行っても、「麻辣湯」のカップヌードル風が確かにあります。
意識しないと本当に気づかないものですね。
連日の暑さもあり、「麻辣湯」の辛さに心が魅かれています。
辛さの好みもあるので、すべての人におススメとはいきませんが、
辛いモノが好きな方は、結構はまるのではないでしょうか。
ということで、端玉賞品として「麻辣湯」のカップヌードル風は面白いのではないかと思います。
医食同源ドットコムの『中華房 麻辣湯』は、
2024年9月からコンビニなどで1900万個以上売れた話題商品です。
現在では、その人気を背景に実店舗の出店もしています。
若い人はもう知っているという反応かもしれませんが、
年齢が高くなると「知らないヒット商品」になると思います。
若い人に人気がある「麻辣湯」はいかがでしょうか?とおススメすれば、
試しに買う人もいると思います。
パチンコ店に来て、新しい美味しさを知ったというのも、立派な価値体験です。
お客様に味の評価を聞くことで、関係づくりにもなります。
端玉賞品として、夏を乗り切る企画の一つとして、「麻辣湯」取り上げてみてはいかがでしょうか。
もし、「麻辣湯」専門が地域にあれば、コラボ企画も面白いと思います。
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■遊技人口減少の理由が変化している!?
今月の20日は海の日でした。
海と言えば、全国の海水浴場がダンダン減少しています。
海水浴場は、1990年度には1379箇所あったのですが、2024年度には969箇所と、
ピーク時に比べ30%も減少してしまいました。
海水浴場が減少した理由は何だと思いますか?
海洋汚染による水質悪化なのでしょうか?
海岸の侵食による砂浜の減少なのでしょうか?
実は、単純に海水浴客が大幅に減少したからなんです。
1985年には海水浴客が3790万人いたのですが、
2024年には440万人にまで激減しています。
ピークから比べるとなんと約88%も減っているんですね。
海水浴客がいないのに海水浴場をオープンしても意味がありません。
もっと言えば、海水浴場も利益が出なけば続けていけません。
海水浴客というお客様が減少すれば、海の家や周辺商店は儲かりません。
儲からないどころか、海水浴客のために安全対策費用などの経費で大赤字になります。
このような状態になると海水浴場を止めるのは自然な流れですよね。
この状況は、なんとなくP業界に似ているのではないでしょうか。
遊技人口の大幅な減少により、パチンコ店がどんどん潰れていく構図と瓜二つです。
なぜ、海に行かないのだろうか?
これについて、日本財団は「海と日本人」に関する意識調査を2019年と2024年に行っています。
2019年の海に行かない理由のベスト5は以下の通りです。
<2019年>
1位 日焼けが嫌だ
2位 体がべたつくのが嫌だ
3位 海で泳ぐのが好きではない
4位 海でしたいことがない
5位 水着になりたくない
海水浴をした時に不快な体験を理由として、海に行きたくないと回答しています。
それでは、5年後の2024年はどうなっているのでしょうか。
<2024年>
1位 家から遠い
2位 海に行く発想がない
3位 時間がない
4位 日焼けが嫌だ
5位 行くのが疲れる
2024年の回答を見てみると、2019年と回答がダブったのが、「日焼けが嫌だ」という部分だけです。
他の回答を見てみると「海水浴をする」というイメージまで到達していません。
厳密に言えば「日焼け」は海以外でも起こるので、
この回答も「海水浴」というイメージまで到達しているか、怪しいものです。
2024年の回答結果から言えることは、5年間で、日本人の意識の中には、
「夏は海水浴」という考え方というか常識が、無くなりつつあることが分かります。
これは海水浴場にとっては、ショッキングな結果だったのではないでしょうか。
多くの海水浴場に関わっている人は、『夏に海水浴は当たり前!』と思っているはずです。
ところが、だんだんと『夏に海水浴をしないのは当たり前!』になってきているのです。
さて、この結果を見て、これは海水浴という遊びだけの話と言い切れるでしょうか。
どこの業界でも、そこにいる人は、いつも身近に接しているので、業界の大前提を疑いません。
あえて言えば、『パチンコ店が身近にあるから、遊びに来るのは当たり前!』という感覚ですね。
年齢が高い世代は別として、若い世代はそういう『身近な遊び』であるという感覚を、
本当に持っているのでしょうか。
パチンコに行かない理由が、「良い台が無い」「勝てない」という理由であれば、
パチンコを身近な遊びとしてイメージしていると思いますが、
このアンケートのように「家から遠い」「パチンコに行く発想がない」「時間がない」
「遊技が疲れる」というな理由であれば、
『身近な遊び』という意識が無くなってきているのだと思います。
パチンコ人口の減少の理由は、昔と変わらず、ずっと同じと思っているとすれば、
大きな間違いかもしれません。
減少の理由は、知らない間に変わっている可能性が十分あるからです。
業界として、パチンコ人口を増やそうと考えるなら、
日本財団のように定期的に調査をして、
パチンコ人口減少の理由を把握し続けることが大切ではないでしょうか。
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■幸運の女神を門前払いしている可能性を考える!
スイスで創業した「ON(オン)」というブランドのスポーツシューズをご存知でしょうか。
穴が空いた独自のソウル構造が特徴のシューズです。
踏むとソウルに空いている穴がつぶれ、足を上げる時の反発力になり、
快適に走れる構造になっています。
また、デザインがスポーツシューズっぽくないことから、服装に合わせやすいと高い評価をされています。
経済ニュース番組のWBSで、日本の販売現場とスイスの工場の様子が報道されていました。
この「ON」ですが、世界でどれくらい売れているかというと、
2025年12月の通期では、売上高は約6028億円にもなっています。
この規模で、前年に比べ30%も伸びているのですから、凄い企業です。
創業が2010年ですので、わずか15年で急激に大きくなっています。
みなさん、アシックスというスポーツメーカーをご存知だと思いますが、
このアシックスの売上が約6413億円(2025年通期)です。
アシックスの創業は1949年ですので、アシックスが76年かけて達成してきた規模に、
僅か15年で追いついたということですね。
アシックスは「ON(オン)」の成功を見て、悔しい思いをしているのではないでしょうか?
実は、この「ON(オン)」の独特のデザインですが、ONの創業者は、
このデザインをアシックスやナイキに持っていったそうです。
売り込みですね。
ONの創業者は当初、自分で作るという発想はなかったんですね。
ところがこの2社に全く相手にされなかったと言います。
おそらく、ろくに検討もされず、追い払われたんでしょう。
プロから見たら、素人が何を提案しているだろう!?という感じだったのでがないでしょうか。
そのひどい扱いが幸いして、創業を決意、現在に至るとWBSでは紹介していました。
もし、15年前にアシックスがONの創業者の売り込みを受け入れていれば、
今頃売上は倍の規模、1兆2000億円になっていたかもしれません。
幸運が来ても、取り込めないことがあるという事例ですね。
もし、ONの創業者がシューズ作りを諦めていれば、当然ONというシューズは存在せず、
アシックスが幸運を逃したという意識もなかったと思います。
幸運を取り逃がしたことが分からないので、ある意味心の平穏があるのかもしれません。
それが良いことなのかどうかは別にして・・・。
こういう「ON」のような企業の出現は、特殊なケースかもしれません。
でも、もしかしたら「ON」のようなチャンスは巡ってきているかもしれません。
業界にいる人間は、業界の常識にしばれて、徐々に新しい発想ができない状態になっていきます。
業界人から見て、くだらない、ダメに決まっていると考える中に、
「ON」のような宝が隠れている可能性があるものです。
業界に染まり切っていないスタッフや社員の素直な意見に耳を傾けることは、
もしかしたら、幸運の女神を招き入れることになるかもしれません。
自身に新しい発想ができないときこそ、業界の常識を超えている意見に、
真剣に耳を傾けてみることも必要ではないでしょうか。
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■部下が頭を使う仕事の出し方を意識する!
毎日30℃を超える暑さが続くと、ダンダン考えるのが面倒になってきます。
異常な暑さは、人の思考を鈍らせる天敵です。
業界が右肩上がりの時は、考えなくても業績は好調になるので、問題はないのですが、
業界が縮小してくると、いろいろと考えて知恵を出さないと、競合店から置いていかれます。
集客や他店対策、お客様の満足度を向上させる方法など、考えることはたくさんあります。
でも、なかなか考えることができない、という方もいるのではないでしょうか。
暑さは人の思考を鈍らせますが、
今時、ホールや事務所にクーラーがない店舗はほとんどないのではないでしょうか。
ということは、ほとんどのホールは、集客や他店対策、お客様の満足度の向上など、
次々に手を打っている状態でしょう!と言いたいところですがどうでしょう?
このブログを読まれている多くのみなさんは、働いておられると思います。
働くという行為は2つに分けることができます。
1つは「作業」(定型業務)です。
もう一つは仕事(非定型業務)です。
「作業」はやるべきこと、正解が決まっているので、頭を使い必要がありません。
例えば、クリンリネスの実行などですね。
掃除の手順は決まっているのでは、あまり頭を使うことはないと思います。
一方、「仕事」は、正解は決まっていないので、頭を使う必要が出てきます。
例えば、今度の海の日は、通常2万稼働の海の稼働を、4万稼働以上にしたいなどですね。
どうすれば、4万稼働になるのか、確立されたノウハウや手順が決まっていない場合、
当たり前ですが自分で考えなければなりません。
要するに正解はないので、正解を自分の頭で考えることが要求されます。
人を育てると言いますが、人を育てる人は、部下に「仕事」を出します。
達成課題を明確にして、部下に工夫させます。
人を育てない人は、部下に「作業」をさせます。
要求する工夫レベルは、作業の効率化などです。
作業で達成すべき課題についての要求はしません。
先ほどの海の稼働で言えば、部下を育てない人は、
部下にこれこれの装飾をするように指示を出したり、DMも送るように指示を出しますが、それだけです。
部下に対して、4万稼働をするための装飾を考えるようにとか、
少なくとも通常の倍の来店を見込めるDMを考えるように言いません。
なので、部下は店長に言われた通りの装飾を設置する作業をします。
DMも作くればOKなので、とりあえず過去のDMを参考に作り上げて安心します。
改善とかPDCAとかと対極にある働き方です。
さて、こういう作業をさせていて、部下の能力はアップするでしょうか?
おそらく、何年勤めていても、能力は育たないでしょう。
これは部下にと言っても、会社にとっても不幸なことです。
業界の競争が激しくなる中では、頭を使わなければ勝ち残っていくことは難しくなります。
そういう意味では、部下やスタッフにも、もっと頭を使って、
知恵と工夫をしてもらう必要があります。
スタッフも何があっても食べていけるように、日頃から能力を磨いておく必要があります。
クーラーも無い昔なら、スタッフが頭を使わない原因は異常な暑さと言い逃れることもできますが、
おそらく現在は、上司の部下に対する仕事の与え方にある、と言えるのではないでしょうか。
大切なのは部下が頭を使う気になるのを待つのではなく、頭を使う状況に追い込むことです。
そのためにレビューは欠かせません。
レビューをきっちりすることで、部下は否応なく頭を使う存在になっていくと思います。
関連資料:『仕事の質が上がらない』が当り前になっていませんか?
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■奈良薬師寺の写経から来店動機付けを考える!
先日、奈良の薬師寺に行ってきました。
薬師寺は世界遺産にも登録されている古いお寺ですが、
奈良ではそういうお寺がいくつもあるので珍しくもありません。
ではなぜ行くのか。
他県から来た人にとっては結構珍しいから、案内がてら一緒に行きます。
薬師寺に行くといつも思うことがあります。
「ここのお坊さんはお話がうまい」
この日も休憩所兼講演所で休んでいると、事前に予約している観光客が多く入ってきて、
そこに薬師寺のお坊さんが現れて、薬師寺の説明が始まりました。
お坊さんは、挨拶を早々に済ませると観光客に問いかけます。
「奈良には、有名なお寺がたくさんあります。
みなさんが知っている、一番有名なお寺はどこでしょうか?」
観光客のおじいちゃん、おばあちゃんは答えます。
「東大寺!!」
するとお坊さんはニッコリ笑って諭します。
「みなさん、みなさんは長く生きていらっしゃいます。
生きていく上で大切なスキルを持たれていると思います。
みなさん、みなさんは今、どこにいるかご存知ですよね。
快適に生きていく上で、大切なスキルは『忖度(そんたく)』です。
ご存知ですよね。
それは、もう一度、お伺いします。
奈良には、有名なお寺がたくさんあります。
みなさんが知っている、一番有名なお寺はどこでしょうか?」
すると観光客は笑いながら、答えます。
「薬師寺!!」
というような感じで、聴衆である観光客の方とコミュニケーションを取りながら、
薬師寺の成り立ち、ご本尊の説明などをしていきます。
みなさん退屈することなく、説明に聞き入っていました。
奈良の古くからある大きなお寺と、街中にある一般のお寺の大きな違いは何かというと、
葬式などをしないということが挙げられます。
そのため檀家のような組織が無く、お寺の修繕や建て替えの費用を集めることが、たいへんらしいのです。
国宝等があるので、国からお金も出ていますが、全額ではありません。
建て替えや修繕費などの50%からケースによって85%は負担してもらえそうですが、
20億の建物なら、自己負担は10億から3億ぐらいになります。
県からの補助金もあるそうですが、それでも自己負担はある程度する必要があります。
薬師寺さんの場合、お金を払って写経セットを買うことで、寄付ができる仕組みを作っています。
写経セットといっても簡単なもので、写経手本とその上に置く半紙です。
写経手本の上に半紙を置くと、下の文字が見えるしかけになっており、
それを筆でなぞれば写経ができるというものです。
そして、写経の最後に自分が叶えたい願いを書ける欄もあるそうです。
お坊さんの話では、価格は2000円ですが、書いたお経を薬師寺に持ってくると、
それを預かって願いが成就するように、毎日勤行を上げたもらえるということです。
時間があれば、薬師寺に写経をする場所もあるのですが、
そうでない方は、家に持って帰ることもできます。
この話を聞いて、再度来てもらうためのうまい仕組みではないかと思いました。
モノを渡すだけでは、一方通行です。
でも書いたものを持ってくると、祈願成就をしてくれるのであれば、
「また薬師寺に行こうかな」ということになります。
1度目は単なる観光でも、2度目は願い事を叶えるための参拝になります。
もし、書いたことが本当に成就したなら、信心深い人は、3度目はお礼にくるのではないでしょうか。
ファンを増やす仕組みとしては、悪くないと思いながら、聞いていました。
パチンコホール業も、お客様を再来店をさせることは非常に重要なテーマです。
ひとりでも多くの人を再来店させる工夫をることは大切なことです。
みなさんは、どのような取り組みをされているでしょうか。
もし、あまり取り組んでいないというのであれば、取り組んでみてはいかがでしょう。
薬師寺さんのやり方をヒントにするのもいいかもしれません。
例えば、取寄せ賞品の中に簡単なアンケート用紙を入れておき、
お客様に賞品を渡すときに、アンケートを持って来てもらうお願いをするなどですね。
賞品を食べた評価と感想、取寄せ希望商品などが書くようにして、
「お客様の声を賞品に活かして、賞品を良くしていきたい」ということで協力をお願いする、
というような感じですね。
賞品を購入していただいたご縁を大切にし、全員が持ってこなくても、
1人でも2人でもアンケートを持って来られたら前進です。
少しづつでも、お客様との距離が縮まり、自店のファンが増えます。
再来店の仕掛け、意識して取り組んでみてはいかがでしょうか。
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■第一次品質ができていない居酒屋は最悪!!
みなさんは飲食店に入って、すぐに「失敗したな!」と感じたことはありませんか?
先日、友人と食事をし、居酒屋でも寄ろうということになりました。
私自身、居酒屋は滅多にいかないので、どの店が良いのかはわかりません。
分らないときは名の知れた居酒屋チェーンに行くのが無難なのですが、
なぜか、たまたま地元の居酒屋に行ってしまいました。
店に入ると愛想は良く、店の作りも悪くはありません。
若いスタッフが働いており、接客対応もそこそこ出来ています。
入店して、個室を案内されました。
その日は暑く、夜になっても30℃以上はあったと思います。
食事をして、ぶらぶら1kmほどあるいたので、また汗が噴き出ています。
早速、飲み物を注文することにしました。
暑さが厳しいと、ビールよりも氷が入ったドリンクが飲みたくなります。
そこで、レモンサワーを頼みました。
突き出しが出て、頼んだ料理が出てきて、それからドリンクが出てきました。
心の中では、まず「ドリンク」が先だろう、などと思いながら、
とりあえず、友人と乾杯しました。
そのとたん、私は「失敗した!」と思いました。
氷は入っているが冷たくない、しかも、レモンサワーが薄くて、かすかな味しかしない。
ドリンクをすぐに持ってきたので冷えていないならまだわかるが、
注文して料理が出た後に持ってきて冷えていない。
しかも、サワーの元をケチっているのか味が薄い。
つまり、時間が経って冷たくなるほど、レモンサワーじゃなくて、ただの水を飲むことになる。
最悪です。
実際、半分くらい残しました。
飲食店の第一次品質は、料理やドリンクです。
これが出来ていない。
簡単なレモンサワーがまともにつくれない。
この一点で、この店は二度と来たくないと思いました。
第二次品質の店舗の作りや料理の皿が良くても、
第三次品質の接客が良くても、
アウトです。
パチンコホール業界で言えば、台の整備状況と品揃えです。
台の整備状況が悪し、打ちたいと思える台はない。
そんな店舗には二度と行きませんよね。
如何に丁寧な接客をしようが、サービスをしようがアウトです。
さらに言えば、地域密着型の店舗にしようが、コミュニティホールにしようが、
商売の基本中の基本である商品の品質管理が出来ていなければ、100%上手くいきません。
少なくとも持続可能な商売とはなりません。
弊所のコミュニティホール研修でも、コミュニティホール取り組み前の大前提(必要条件)として、
品質管理の大切さは強調しています。
本当はすぐ出たかったのですが、また歩くのは面倒なので、
そこにいましたが、基本時には一刻も早く、その店を出たかったというのが本音でした。
店舗内では、さすがに店の悪口は言えないので、店を出てから友人に店の評価を聞くと、
レモンサワーを飲んで、「なんじゃこりゃ?!」と思ったと言ってました。
遠方から来た友人には悪いことしてしまったと反省しました。
みなさんの店舗では、こんな品質の商品を提供していないとは思います。
当然ですが、そのために定期的に店長自ら台の調子を調べているとは思います。
この居酒屋の店長も、定期的に自店のメニューの試食をしたら、
もっとまともな居酒屋になるのにと思いながら、
友人をホテルまで送っていきました。
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■「セブン-イレブン」創業当時の発想から学ぶ!
7月11日と言えば、何の日でしょか?
最近テレビのCMでよく耳にするのが、「セブン-イレブンの日」ですね。
当たり前ですが、CMはセブンイレブンのCMです。
昔も、こんなCMを流していたことがあったのかどうかは知りませんが、
私からすると、販促強化を頑張っているな、という感じです。
セブンイ-レブンの創業者である鈴木敏文さんが、5月に亡くなられました。
ブログ(2026/5/27)にも書きましたが、一つの業界をつくり上げた偉大な経営者でした。
鈴木さんの著書は、読み返すとなるほどと再度感心する内容が結構あり、
いつでも触れることができるように、私の書棚でもよく見えるところに置いています。
ある社長と話していて、P業界の多くの社長は、良い台が出てくれば、
”再びパチンコ業界は活気づいてくる”と考えている人が多いと言われていました。
この発想は社長だけではなく、店長も持っているようです。
しかし、本当でしょうか?
大手ホール企業ならお金があるので、良い台が出てくれば、大量購入して、
一時期は集客ができるかもしれませんが、
お金がないホールや、中小ホールは逆に新台効果で、大きなホールのパチンコユーザーが集中し、
苦しくなると予測しています。
そして、無理して新台を買ったホールは、採算が取れず、
ますます苦しい立場に追いやられていくのではないでしょうか。
特に、店舗規模で集客の優劣が決まるという発想に捉われている業界人にとっては、
致命的なことになると思っています。
なので、Pホール業界の衰退を加速させる恐れがある、というのが私の見方です。
店舗規模と言えば、セブン-イレブン創業時の流通業界は、
Pホール業界と同じように店舗規模が絶対的というような感じでした。
「各地でスーパーが進出し、商店街のかなりの部分が衰退している状況で、
小型店が成り立つわけがない」というのが、当時の流通業界の常識でした。
つまり、ほとんどの人は小型店は早晩淘汰されると思っていたんですね。
ところが鈴木敏文さんは、「小型店でも生産性を高めれば大型店と共存共栄が可能になる」
という仮説を立てて、コンビニ開発に挑みます。
要するに鈴木さんは、小型店の衰退の原因を、規模が原因とは思ってなかったということですね。
規模ではなく、生産性が悪いことが原因で、成り立たなくなっていると洞察していました。
なので、生産性を高めるシステムを構築することで、小型店も商売として成立するとして、
物流改革を一から取り組み、現在のコンビニ業界をつくりあげたというわけです。
この当時の流通業界の常識は、今のP業界にも当てはまるものがあるように感じます。
大型店の方が有利という考え方は、その典型ですよね。
なぜ、大型店が有利なのかを真剣に考えると、
今は中型店、小型店でも十分対抗できる環境にあることが分かると思います。
そうなると、中小店舗の衰退の真の原因は、店舗規模ではないことが分かってくるのではないでしょうか。
真の衰退の原因を見つけて、それを排除することによって、
中小型店でも、競合する大型店と共存することができます。
これが分かっているホール企業は、
真の意味で運営ノウハウを持っている企業と言えるのではないでしょうか。
セブンイレブンは、日本国中、どこにでもあります。
もし、自店は規模が小さいから存続が難しいとか、
良い新台がでないから運営が苦しいなどという考えが浮かんだら、
「セブンイレブン」はそういう業界常識に捉われなかったから大きくなれたんだと思って、
自店は業界常識の罠(わな)に捉われないことを決意してはどうでしょう。
そして、自店を発展させる要因を見つけることに頭を働かせることをおススメします。
関連資料:流通業界に革命を起こした鈴木敏文さんを思う!
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■「サントリー生ビール〈夏生〉」で関係づくりをする!
7月7日といえば七夕祭りです。
関西では7月8日に梅雨が明け、本格的な夏が来ています。
今年は昨年以上の暑さになると予想されています。
ヨーロッパでも異常な暑さが報告されています。
暑くなると「暑さ対策」の文字が印象に残ります。
さて、暑さ対策と言えば、冷たいビールで一息つきたいと思っている方も多いと思います。
当然、お客様の多くも冷たいビールを楽しみにしている方も多いと思います。
ところで、5月17日のブログで紹介した
「サントリー生ビール〈夏生〉」を覚えていますでしょか?
そうです。
サントリーが開発した、気温が35度以上になっても飲みたくなビールです。
調査の結果、人は気温が35度以上になると、ビールより、
氷などが入ったハイボールなどを好むようになります。
ちなみにアイスクリームは28度まで、それ以上暑くなると、
かき氷や氷系のアイスのニーズが高まる、というのと同じ現象が起こるというのです。
7月7日から販売開始なので、読者の中には、ラッキーセブンの7日に合わせて、
賞品として販売された方もいるかもしれませんね。
「サントリー生ビール〈夏生〉」ですが、評判は総じて良いようです。
ネットで調べると、爽快さ・軽さ・夏向けの飲みやすさが高く評価される一方、
コクやパンチを求める層には物足りないという声もあるようです。
今の世の中、万人受けするものはないので、評価が分かれるのは当然だと思います。
良かったという人と、良くなかったという人、どちらが多いかというと、
良い評価の人が多数派なので、一応企画を進めた手前、安心しています。
◎良かったという人の意見
・爽快感・キレが評価されて夏向けに最適
・軽快な喉越しで、暑い日に飲みやすい
・香りがほんのり柑橘系で爽やか
◎もう一つだったという人の意見
・コク・苦味が弱く、パンチ不足
・ホップの強い香りや濃厚さが足りない
総合すると、「夏生」は、“夏に特化した軽快ビール”としての完成度は高く、評判は良好。
ただし、濃厚系やクラフト寄りの味を求める人には、合わない可能性という結果のようです。
あなたの店舗が商品として「夏生」を仕入れたなら、
こういう人におススメですと書いたPOPなどを用意して、
口頭でもおススメしてみてはどうでしょうか。
<・・・・猛暑日(35℃以上)のおススメ・・・>
◇暑い日にスッキリ飲みたい
◇食事と合わせて軽く楽しみたい
◇キレ重視のラガーが好き
・・・・・・・・という方に!
暑さを会話ネタにして、コミュニケーションを取るのは一番簡単な方法です。
「夏生」を販売した後は、必ず評価を聞くようにしましょう。
お客様との関係づくりに役立ちます。
これからますます暑くなるので、暑さネタでお客様との距離を縮めていってください。
関連資料:お客様のために猛暑特化商品を仕入れる!
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■愛犬同伴型の高級リゾートホテルから考える!
東京建物リゾートは、愛犬同伴型のラグジュアリーリゾートホテルを展開しています。
ワンちゃんと一緒にお泊りができる高級リゾートホテルです。
愛犬家の中には、旅行に犬を連れていき、一緒に泊りたいと思っている人も結構いると思います。
いつも家族同様に可愛がってはいるものの、いざ、旅行になると、いろいろなことを考えると、
どうしてもワンちゃんを近くのドックホテルなどに預けて、
旅行に行くことになってしまうという人が多いのではないかと思います。
でも、他人の迷惑を考えると仕方がないと思うのは一般常識人の考え方ですよね。
そこに強い商機を見出すのは、商売人の頭を持った人です。
東京建物には、その商売人の頭を持った人がいるということです。
犬と一緒に泊れるホテルを作ったら喜ばれるのではないだろうか、
ということで、愛犬同伴ホテルを作っています。
商売に十分なっているのでしょう。
現在、全国9か所で展開しています。
ニュース番組WBSでは、7月3日に開業する「レジーナリゾート由布院」のプレミアムゾーン「圍-Kakoi-」の紹介をしていました。
この「Kakoi」は全ての部屋にドッグランができる庭(100㎡超)がついています。
しかも、愛犬がケガをしないように、ウッドチップが施設されています。
そして浴室から庭を駆け回る愛犬の様子が見えるようになっています。
ゆったりお風呂に入りながら、愛しい愛犬の遊ぶ姿を見ることができる設計です。
食事も愛犬と一緒に部屋で食べることができます。
では、ワンちゃんにどんな食事が出るのでしょうか。
WBSでは例として、『鯛の季節野菜添え(L)』3600円を紹介していました。
もちろん、食材は人間でも食べれると美味しいと感じる高級食材です。
何より感心したのが、この「Kakoi」は、”人間ファースト”ではなく、”犬ファースト”で設計されているという点です。
例えば、部屋の床も、犬が足を滑らせて転ばない材質を選んで使用しています。
犬の安全や健康のためのチェック項目が「100項目」もあるそうです。
それをすべてクリアするという徹底ぶりです。
これなら、飼い主の方が何の心配もなく、愛犬を連れてくることができます。
さらに従業員は、ドッグトレーナーやペットシッター、ペット介護士などのペット関連資格を持っている人を採用。
ハードに加えてソフトも充実させています。
愛犬家なら、いくら払っても泊まりたいと思うのではないでしょうか。
ちなみに、ラグジュアリースイートは、1泊2食付きで10万8900円からです。
ペット同伴ホテルは結構あると思いますが、
ここまでするとかなりの差別化となるのではないでしょうか。
全ての人を満足させるオールマイティーなサービスはありません。
戦後間もなくのように人のニーズやウォンツを極端に抑え込まれた時期は別として、
現在のように生活の差ができ、ニーズやウォンツが多様化してくると、
それに合わせたサービスを開発していくことが、商売繁盛の近道になります。
お客様のニーズやウォンツ別に施設やサービスを開発することで、
新業態が生まれ、更なるニーズやウォンツを引き出し、業界は発展していきます。
それでは、パチンコホール業界はどうでしょうか。
店舗の大きさは様々ですが、基本的には単一業態ではないでしょうか。
多くの経営者は、お客様のニーズやウォンツを1つとしか見ていない、
1つにしか対応させていないことが原因であるように思います。
そうは言ってもお客様のニーズやウォンツをセグメントし、それに焦点を当てることは、
対象となるお客様の絶対数を減らすことになるので、
採算性が悪くなるというようなことを言う人もいます。
もし、今、ホールが6割稼働しているなら、そうかもしれないということになりますが、
2割稼働前後でしかもジリ貧傾向であれば、地元のお客様のニーズやウォンツを調べ、
新しい業態を開発するのも一つの方法だと考えます。
その際、参考になるのは、
今回紹介した「レジーナリゾート由布院」の「圍-Kakoi-」のような徹底した取り組みです。
従来のパチンコホールに毛の生えたような程度では、お客様は他のホールとの違いが分かりません。
何より、働いているスタッフも競合店と自店の違いが分からないと思います。
これでは、特定のニーズやウォンツをもった人を引き付ける魅力はでないと思います。
地域密着型をしているはずなのに、上手く行かない。
コミュニティホールにしているつもりだけれど、上手く行かない。
そういうニーズやウォンツをもった人のために、どれだけ工夫をしているのでしょうか。
「圍-Kakoi-」は、ベンチ―マックとして、かなり有力な事例ではないでしょうか。
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■『リアルアンドロイド』の量産化から考える!
一家に一台、人間そっくりな『リアルアンドロイド』が、話し相手やお手伝いさんとして家にいる。
そんな時代が来るかもしれません。
読売新聞(2026/7/14)を見ていると、”中国発「リアル」アンドロイド”という見出しが、
目見入りました。
中国広東省神深圳市のロボットメーカー「優必選科技」(UBテック・ロボティクス)の
アンドロイド「U1」の紹介です。
このアンドロイドは、シリコン製の皮膚に身を包み、
人間の感情を認識・表現できる生成AIを搭載しています。
人間の20種類以上の感情を90%以上の精度で認識するそうです。
そして、頭部に埋め込まれた33の駆動部を駆使して、300種類以上の表情を作り出します。
ほほ笑みやまばたきもできます。
まるで人間と対話をしているような感覚で話ができるようです。
ここまでのニュースなら、それに近いアンドロイドは日本でも作っていたね、
ということでスルーしていたでしょう。
しかし、私が驚いたのは販売価格が載っていたことです。
価格が上半身型が約280万円、全身型が約400万円、歩行機能もある最上位モデルは、
約2100~2400万円ということです。
歩かないタイプなら一般の家庭でも買えそうな金額です。
量産体制に入り、来年からは海外にも販売するというのです。
中国では6月初旬から受注を開始したところ、1か月で1万3000台以上の注文が入ったそうです。
これから量産技術が進歩していけば、もっと値段が下がると思います。
量産してネットワーク化していくと、アンドロイドの動きを制御する動きは、
一段と人間化していくでしょう。
歩行タイプが1台500万円前後にでもなれば、クルマを持つ感覚で欲しくなるのではないでしょうか。
中国では、人型ロボットがマラソンをしたり、ボクシングや太極拳をしたり、踊ったりしています。
中国の広州市では今年の5月から人型ロボットを警察官として機能させています。
昔、ホンダの二足歩行ロボットの『アシモ』を見て、凄いと思った時代が懐かしく思い出されます。
そのころは日本が人型ロボットの先進国だったと思っていましたが、
あっという間に中国が抜いていったという感じです。
この『リアルアンドロイド』ですが、
パチンコホールのサービスカウンターをさせてみると話題を呼び、集客効果が期待できるかもしれません。
歩かないタイプなら、約400万円なので遊技台8台分でしょうか。
へたな新台を入れるより、話題性があるのではないでしょうか。
機能はよく分かりませんが、カスタマイズができるなら、お客様の顔を記録し、
顔認証を使って、「いつもありがとうございます」とか
「先だって購入された取寄せ賞品のお味は、いかがでしたでしょうか?」
「さらには、最近目にかかれていないので、心配しておりましたが、おかわりございませんでしたしょか?」
などの会話ができるかもしれません。
お客様が「孫」の話をしたりすると、それをデータベースに残していて、
ある日の会話で、「そういえば、そろそろお孫様も、小学校にご入学ですよね」
などと会話をしてくれそうです。
あのお店に行くと、いろんな話ができると評判になるのではないでしょうか。
ところで『リアルアンドロイド』との会話で、人間の自己重要感は上がるのでしょか?
機械が私を覚えている、認識している、だから私は価値がある人間と思えるのか、ということです。
機械はあくまでも、私という存在を、データとして記憶しているだけであり、
私という価値を認めているわけではありません。
お客様にしても、顔認証されていて、『リアルアンドロイド』と話ができるから、
私はここの常連客だと大きな顔ができるかといえばそうでもないように思います。
あくまでも、人間が人間を認識する、その存在を人間が記憶することで、
人は自分自身を価値がある人間だと思うことができるのではないでしょうか。
そういう意味では、いくら『リアルアンドロイド』が普及したとしても、
人による接客の価値はゆるがないと思います。
でも実際はどうなのでしょうか。
個人的な予測としては、本当に接客ができる人と、そうでない人の格差が鮮明になっていくように思います。
人の顔を覚えられ、お客様との関係づくりができるような人は、
『リアルアンドロイド』に取って代わると思いますが、
そうでない人は、『リアルアンドロイド』に取って代わられるのではないでしょうか。
人の顔を思えられず、いい加減な対応しかできないなら、
『リアルアンドロイド』の方が不快な思いをしなくて済むからと、人気が出るように思います。
世界の中でも、日本人はペットでも機械でも人間扱いし、
名前を付けたりする奇妙な習性を持っている民族です。
いい加減な接客なら『リアルアンドロイド』に代わって欲しいと願い、
その方が自己重要感が上がる、と言い出すことも十分考えられます。
今、二足歩行ロボットは、あらゆるところに進出していくと言われいます。
その理由は、人間仕様の社会に二足歩行ロボットはマッチしているからです。
『リアルアンドロイド』の量産化が始まったことで、
人間社会はまた大きく変わるかもしれません。
この量産化で、人間にしかない価値を発揮できる人間しか、
勝ち残れない社会になっていくかもしれません。
これからの若い世代に求められているのは、
どのような分野でも『リアルアンドロイド』以上の能力を身につけることかもしれませんね。
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■若手の離職実態調査2026の結果を見て考える!
ニュース番組WBSで、リクルート マネジメント ソリューションズが行っている
大卒者や大学院卒の入社3年目までの社員を対象とした、
社員の離職実態調査(2026年)を紹介していました。
企業にしてみると、人手不足の中、やっと採用した新卒者が早期に止められるのは、大きな痛手です。
そこで企業としては、離職を防ぐための対策を行うのですが、
新卒者の離職の芽をつぶすのは、なかなか容易ではなさそうです。
早期離職理由の最大の原因は、
「労働環境や労働条件が良くない(労働時間、休日の取り易さなど)」(22.4%)が一番上位で、
3年前の調査と同じ傾向です。
しかし、2位以下の理由は結構入れ替わっています。
3年間2位だった「給与水準に満足できない」(8.0%)は7位に後退し、
2位は「仕事で自分の能力や持ち味を発揮できない」(21.6%)となっています。
この結果を見て、そうだろうと納得する方も結構いるのではないでしょうか。
企業は新卒者を離職させないために、当然何らかの手を打ちます。
労働環境や労働条件も改善し、給与も上げようとします。
労働環境や労働条件は改善徐々にやっていくことになりますが、
お給与はすぐに上げることは可能です。
特に物価上昇の中で、賃金は上昇傾向にあるので、利益の出ている企業では取り組みやすい問題です。
その結果、2026年の調査では給与の不満は大きく後退。
出てきたのが「仕事で自分の能力や持ち味を発揮できない」です。
この項目は、前回調査では6.6%しかなく、順位は12番目でした。
ところが、今回の調査では2位に躍り出てきています。
労働環境や労働条件の改善の一環として、
新卒者に負荷がかかるような仕事は与えない、という選択をしている企業が、
増えているのではないかとみているようです。
WBSでは、残業が少ないなど、職場環境が整っているものの、
成長する機会が少ない『ゆるブラック』の改善が企業価値の向上につながる、
と担当者のコメントを紹介していました。
『ゆるブラック企業』とは、ホワイトな労働環境ではあるが、成長機会ややりがいが少なく、
スキルアップが難しい企業のことです。
こういう調査を見て、役に立たないと思う人もあるでしょう。
今回の「仕事で自分の能力や持ち味を発揮できない」が離職理由で2番目に多いと聞いて、
入社3年未満で、どのような能力をもっているか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
また、『ゆるブラック』の改善と聞いて、
残業やしんどい思いをすることもなく、楽々働けて、個人の持ち味や能力を発揮できる、
そんな職場がどこにあるのか、と思う人も少なくないと思います。
個人の持ち味は人それぞれです。
その中の誰かに合わせると、他の誰かは合わないということになります。
10人新卒者がいると、10種類の適応職場が必要になります。
そんな理想的な企業は、本当にあるのでしょうか?
加えて、売り手市場の中で、自社の理想の人材を採用するのは難しいでしょう。
理想の人材を採用して、その人材に合った職場提供は価値があるかもしれませんが、
そうでない場合、そこまでやる必要があるのだろうか、とういう疑問もでてきます。
では、こういう調査は役に立たないのでしょうか?
退職してしまうかどうかは、入社した人と企業との適合性の高さで決まります。
コメントでは、企業の適合性を上げることを取り上げていますが、
別に新入社員の適合性を上げても、いいわけです。
新入社員を、どのように企業の価値観に合わせていくか、
という観点から退職防止を取り組んでもいいわけです。
また、これは新卒に限らずアルバイトでも言えることです。
当然ですが、企業の社会的価値がしっかりと確立されていることが前提です。
それがあれば、自社や自店での働き甲斐を伝えていくことも可能ではないでしょか。
新しく採用した人が何を望んできるか、どういう思考の傾向があるか、
それを押さえながら新人教育をしていくのは大切な事です。
そういう意味で、こういう調査は参考になるのではないでしょか。
参考資料:「若手の離職実態調査2026」の分析結果を発表
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■サッカーワールドカップの関心の高さから学ぶ!
7月1日の読売新聞の第一面に「日本 16強逃す」と書いてありました。
ほとんどの方がご存知のようにブラジルに逆転負けをしてしまいました。
日本は前半戦で1点をゴールしました。
多くのサッカーファンの方は、この時点では、
もしかしたらブラジルに勝てると思っていたのではないでしょうか。
しかし、後半戦では守勢にまわることが多く、最終的に2得点を許し負けてしまいました。
テレビで放送されたのは30日未明でしたが、
視聴率は15.6%もあったそうです。
関西地区の世帯の瞬間最高視聴率は、19.4%で、
試合終了間際の午前3時55分。
結果だけでも早く知りたいと、無理に起きてテレビをつけた人も多かったのではないでしょうか。
日本のサッカーワールドカップ2026は終わってしまいました。
サッカーの世界大会ですが、なぜ、これほどまで人気が高いのでしょうか。
私は、人は人が頑張る姿、高いレベルで頑張る姿を見るのが好きだからだと思っています。
サッカーというスポーツが好きなら、どんなサッカーの試合でも熱狂的になるはずですが、
そうではありません。
高いレベルで試合をする姿が無いと、興奮しません。
やっていることが同じでも、試合のレベル差でファンの熱狂度は天と地の差があります。
ワールドカップは高いレベルで試合を見せる舞台として、最高の演出をしていると思います。
高いレベルの試合を見せる仕掛けとして、世界大会が機能していることは、
全てのスポーツに言えることです。
そして、DX化が進んだ現代では、その頑張った努力の結果である選手のパフォーマンスを、
最高に見せる映像技術、分析データ結果表示技術も進化しています。
一瞬のパフォーマンスを見逃すことなく捉え、何度も再生して見せます。
それにより人はさらに深く感動し、その映像を頭に刻み込ませます。
その結果、見ている人の一層のファン化が進んでいきます。
この努力を見せる、頑張りを見せるという行為は、それを見た人の好感度をアップさせます。
これは、店舗のお客様ファンの獲得にも応用ができるものです。
ありていに言えば、お客様に喜んでもらうための努力や頑張りをすることです。
もう少し拡大すると、お客様の地域やお客様が好感を持つモノに対しての支援や応援活動も含まれます。
この店舗を通して、お客様を少しでもハッピーにする努力を行い、
それをさりげなく伝えることで、お客様の好感度はアップしていきます。
お客様から「頑張っているね」と思われる、そういう運営を継続的に行うことが、
自店のファンを獲得し続けることになると思います。
関連資料:十分条件の③ 努力を知ってもらう仕組み
(蛇足)努力や頑張りは進化が必要です。
つまり、同じレベルの努力はNGということです。
定期的にレベルアップしていく必要があります。
想像してみて下さい。
ワールドカップ出場選手が、前大会と同じ努力を頑張ってしていましたと言って、
評価する人がいるのでしょうか。
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