◆◇◆ 第93話 大きな声で頑張る? ◆◇◆
むかしむかしあるところにパチンコ店の店長がいました。
ある日、社長から自社はお客様との関係を強化するため、
コミュニティホール作りを目指すように通達がきました。
店長は考えました。
コミュニティホールつくるためにお客様との会話をもっとしなければならない。
しかし、ホールはうるさくてなかなか会話ができる状況ではありません。
店長はこの問題を解決するため、スタッフに大きな声を出させることを考えました。
店長は、ホールに入り、小さな声のスタッフを見つけると、大きな声を出すように指導しました。
しかし、勤務時間の終わりになると、スタッフの声が枯れてきて、声が出なくなってきました。
◇
店長は考えました。
このままでは、社長の期待に応えることはできない。
今以上の大きな声を出す必要がある。
そこで朝礼で大声を出す練習を始めることにしました。
また、ボイストレーニングということで、スタッフをカラオケに誘い、大声で歌をうたわせました。
◇
ある日朝礼でスタッフが言いました。
「大きな声を出しても、お客様になかなか聞き取ってもらえないんですが、
どうしたらいいんでしょうか?」
<解説>
人間が聞き取りやすい声の周波数は、3000Hzです。 この周波数帯の声を多く出さないと、相手はよく聞き取れません。 騒音の中では、大きな声を出しても、この周波数帯の声が出ていないと、相手に声が伝わりません。 この周波数帯の声を出す人の声は聞き取りやすく、「よく通る声」と言われます。 ちなみに「通らない声の人」は1000Hz前後の周波数がメインとなっています。
【通る声を出す訓練ステップ】(NHKのトリセツショーより)
① 脇腹を広げ続けるように両手を腰にあて、「スー」と30秒、少しずつ息を吐く。
② 顎を引き、耳が肩の真上にくる姿勢をつくる。
③-1 うなじに右手をあて、左手の人差し指を鼻のつけねにあて、
うじなと鼻に振動を感じながら「ん~~~」とハミングする。
③-2 ハミングをしているとき、
口の奥の喉に、うずらの卵1個分のスペースを開けるイメージをもつ。
③-3 同時に、口を少しすぼめ、鼻の上あたりから声を出すように感覚を持つ。
③を1セット5秒 × 10回 ・・・1日 2~4セット
声が通らないと感じている人にはおススメです。 詳細は、NHKのアーカイブで確認してください。
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