◆気象ニュースに注意を払いコミュニケーション!
気象ニュースはTVで頻繁に流れています。 特に、朝は通勤や通学のための必要情報ということで、お天気ニュースが画面に表示されています。
人間生活はお天気とは切っても切れない関係にあり、 日常の軽いコミュニケーションのネタとしては非常に重宝されるものです。 親しい人でも、そうでない人でも気軽に話題に出せます。
■お天気の情報をスタッフで共有する
それでは質問です。 あなたのお店では、お天気の情報をどれくらい活用していますか? それでは朝礼時の様子をチェックしてみましょう。
□1.今日の一日のお天気の流れを確認している。
□2.お天気によるお客様への気遣いを確認している。
□3.お天気の変化に伴うサービスや運営の変化をチェックしている。
□4.新たな中長期のお天気情報を共有している。
お天気ぐらい店舗に来る前に確認し、調べておくのは当たり前という人もいるかもしれません。 しかしながら、店舗のコミュニケーション能力をアップさせるためにお天気情報を活用するとなると話は違ってきます。 スタッフ全員がお客様との会話を促進し、お客様への気遣いなどに実践し、レベルアップを上げるとなると、 個人にお天気情報の収集を任せるというのではムラが出てしまいます。 ムラがあるとお客様の店舗に対する評価は下がってしまいます。 それはマズイですよね。
■今日一日のお天気の流れを確認する
お天気は一日の中でも目まぐるしく変化をすることがあります。 朝から雨が降っていても、昼からは晴れるかもしれません。 逆に今は晴れていても夕方からは雨が降るかもしれません。 それによりお客様に声を掛ける言葉が違ったり、ホールの運営に修正が生じたり、新たな仕事が発生したりします。
だから「うちのスタッフは雨が振り出してもすぐにノボリ旗をしまわない」などと言う前に、 まずは一緒に働くスタッフ(役職者も含め)の間でお天気の情報を共有していることが大切です。 ホールという室内にいる人間はタイムリーに外の変化に気づくとはかぎりません。 それは窓から外が見えていても、同じです。 お客様の遊技フォローを頑張っているスタッフほど、お客様に注意が集中し、気づきが遅くなってしまいます。 まず、これがチェックの一番目です。
■お天気によるお客様への気遣い
一日のお天気の変化を知っていると、お客様へ気遣いの言葉を掛けることができます。
例えば、今は晴れているけど、夕方から雨が降る場合なら、
「今日は夕方から雨になりそうなので、お気を付け下さい」などと声を掛けるができます。
反対に、今は雨が降っていて、夕方から晴れるなら、
「夕方には雨が止むようなので、傘などのお忘れものに注意して下さい」
というような会話ができます。
夏なら「今日は最高気温が38度まで上昇するので、・・・」
冬なら「今日は昼から寒くなるので、・・・」
という感じですね。
いずれにしてもお客様を気遣う言葉などを掛けることができるので、好感度は上がります。
スタッフの中には新人もいるかもしれません。
言わないと案外気づかないこともあります。
それを朝礼等で確認するのは意義のあることです。
■お天気の変化に伴うサービスや運営のチェック
皆さんの店舗でもお天気に伴い、サービスが変化したり、運営の段取りが変化していると思います。
朝から雨が降れば、貸出用の傘を用意したり、タオルを用意したりするかもしれません。
でも、昼から晴れるというのであれば、いつまでも貸出用の傘やタオルを出しておくのはカッコ悪いので、
片付ける必要があるかもしれません。
ノボリ旗も雨が降ればしまわなければならないですし、街頭やネオンも雨が降って外が暗く成れば、
早目に店頭する必要があるかもしれません。
一日の天気の流れを共有し、その対応をスタッフに問いかけることで、やるべきことを理解し、
言われなくても自然とカラダが動くスタッフができてくるのではないでしょうか。
■新たな中長期のお天気情報の共有
日本気象協会などから、中長期の予報がでます。 それも会話のネタになります。 「今年は、〇〇〇〇みたいですね」というのは、お天気の会話を発展させます。 特に新しい中期の気象予報があった場合、お客様に伝える価値は上がります。 そして、この情報はホールのサービス開発の段取りに影響を与えるものとなります。 もちろん、お客様とのつながりや関係づくりを大切にする店舗にとってはです。
これまでのアイデアタマゴに書いている「熱中症対策企画」「暑い日企画」などが天気に関するものです。
そういう企画は当然事前準備がいります。そうしないとお客様が対策してから店舗が提案しても、インパクトは薄いものなってしまいます。
だからお天気情報の先取りは重要です。
長期予報で梅雨が長引くなら、こんな商品を景品コーナーに揃えて置けばお客様が喜んで下さる。
あるいは夏が去年よりもっと暑くなるなら、このような商品を強化しようなどです。
事前準備が早めにできると同時に、スタッフに対して新たにつくるサービスの予告ができ、意図も伝わります。
お客様へのサービスを強調している役職者や店長が、お客様サービスの開発に取り組んでいる姿を見せることは、
スタッフの信用を勝ち得るベースとなります。
☆アイデアタマゴ
天気に関係する商品はいろいろあます。 視野を広げるとインフルエンザや花粉症なども関連してきます。 さらに広げると健康との関連も出てきます。
天気を切り口のお客様とコミュニケーションをとり、 お客様の気遣いとして、天気に関連した景品を取り寄せたり、新たなサービスを作ったりしたことをお客様に知らせる。 また、行政とコラボして情報提供を行うことも可能です。
お天気の情報を活かして面白い景品を取り寄せたり、新たなサービスを考えることに挑戦してはどうでしょうか。 そう言う場合、役に立つのがランキングなどです。 インターネットやテレビでそう言う情報を集め、活用することも意識してみましょう。
このアイタマを書いている時期が花粉が飛び回り始める時期なので、それを参考までに書いておきます。
<花粉症対策グッズ>・・・WBSが紹介した東急ハンズのランキング
1位 PITTA MASK (アラクス) 512円
2位 花粉を水に変えるマスク+4 (DRC医薬)1080円
3位 ピュアサプライ (大竹商事) 14904円
4位 ハイドロ銀チタン・メガネ (DRC医薬)4104円
5位 イハダ アレルスクリーンEX 50g (資生堂)972円
1位はカラフルマスクで、個人的に興味のあるのは、3位の顔に近寄る花粉を吹き飛ばすコンパクト装置ですね。 5位の顔にスプレーをかけ、花粉を避ける資生堂の製品も面白そうです。
■一言
商品を紹介する場合は、一番良いのは自分(スタッフ)で確かめることです。 その体験をポップなどにして貼っていくとと、お客様も興味が湧くと同時に、 わざわざ試してくれているということで、 ホールの努力を感じてくれます。 つまり、コミュニティホールの十分条件の第3項目を自然と満たすことができます。 もちろん、スタッフは自分が試したので自信をもって案内でき、接客対応が良くなります。
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