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経営のヒントになりそうに思ったこと
■半導体産業の人材育成からP業界を考える!
熊本にアスカインデックス半導体実技総合大学校(アスカ半導体大学)という半導体製造の実習ができる民間の教育機関があります。 これが大盛況であるとニュース番組WBSで紹介していました。
ご存知のように熊本に世界の大手半導体のTSMCの工場ができ、 建設地である菊陽町は半導体関連企業が相次いで進出し、活況を呈しています。 工場や機械はお金があればなんとかなりますが、 それを動かしていくためには、優秀な人材が必要なのです。 そのために人材を教育する機関が非常に重宝されています。 その中の一つがこのアスカ半導体大学なのです。
半導体製造はいわゆる『装置産業』ですが、優秀な人材は不可欠です。
昔、パチンコホール業も『装置産業』と言っていた人が多かったと思います。
良い遊技機を入れれば、その遊技機がお金を稼いでくれる。
そういう認識が主流になっていたように思います。
実際、昔は人気遊技機を入れるだけで儲かった。
極端に言えば、スタッフはどうでもよかった。
最低限、お客様に失礼が無ければOKでした。
だから遊技機購入に血眼になった。
正に『装置産業』でした。
しかし、10年前ぐらいから、人気新台を入れても集客ができないホールがでてきた。
人気台を入れても運営がマズイと人が来なくなった。
類似例は、遊園地業界ですね。この業界も『装置産業』と言われていました。
東京ディズニーランド(TDL)の出現で、人材が差別化のキーポイントになることを実証しました。
『装置産業』にアグラをかき、人材育成を怠った遊園地は廃業していきましたよね。
今の若い人は、TDLが当たり前なので、「そうなの?」という感じかもしれませんが・・・。
番組の中でアスカ半導体大学の学長と記憶していますが、取材に答えて言っていました。 「いくら高額な装置を入れても、装置だけではダメで、優秀なエンジニアが必要」 これは、パチンコホール業界にも言えるのではないでしょうか。 遊技台の稼働や寿命を延ばせるノウハウを知っているスタッフがいる店舗とそうでない店舗は、差がつくのは必然ではないでしょうか。 そのノウハウを個人のノウハウとして持っている会社と会社のノウハウとして持っている会社では、また違いが出てくるでしょう。 「いくら高額な遊技機を入れても、遊技機だけではダメで、優秀な運営スタッフが必要」なのではないでしょうか。
(参考までに)ノウハウの構築を進める上で大切なのがデータによる検証です。
この検証はホールコンだけではだめです。
なぜなら、お客様が見えないからです。
お客様を見ることで、ホールコンの指標が集客要素としての意味をもってきます。
ノウハウを構築するためのお客様が見える「遊技機診断」の開発をおススメします。
開発に興味はあるが、そこまで人材資源をさけないホール様向けに、診断代行サービスもしていますので、
お気軽にお問い合わせください。
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■フジテレビ問題から変化と企業経営を考える!
フジテレビが大変なことになっているようです。
CM差し止めが80社近く(22日時点)になっているようです。
メインでCMを流してくれる大手企業が150社ぐらいあり、
それらの企業が差し止めに動いているのですから、大きな騒動です。
CM収入と言えば、テレビ局の大きな収入源なので、それが絶たれると大変な事態に発展してしまいます。
でも、なぜこのような事態になってしまったのでしょうか?
簡単に言えば、フジテレビが業務運営において、”おかしなこと”をやっていたことが原因です。 この”おかしなこと”が人権問題と結びつけられ、 なおかつフジテレビの社長の記者会見が不適切であったため、 フジテレビという企業自体の体質の問題とされ、 今では同業者をはじめ、他業界からもパッシングを受けているというような感じですよね。
当初、世間の非難は元スマップの中居正広氏だけに向けられていたように思いますが、 それが燎原の火というか、ロサンゼルスの大火のように燃え広がり、 中居正広氏からフジテレビ、フジテレビからそこへCMを平気で出している企業へと波及しています。 そのためそれぞれの企業も社会的正義のためと自己防衛のために動いているように見えます。
私がこの問題で受けた印象は、フジテレビの港浩一社長が、世の中の価値観の変化によるリスクを、
あまりにも認識していなかったことが『引き金になった』ということなのではないかと思いました。
昔はそれで通たことが、今では全く通らないようになってきているという自覚が無かっただけだと思います。
簡単に言えばこういうことです。
今飲酒運転をする人はいないと思います。
なぜなら、今は飲酒運転は明確に「悪」だとされているからです。
そういう時代になったにも関わらず、大酒を飲んで我が物顔で運転していたということではないでしょうか。
捕まるのは時間の問題だったのでしょう。
では、港浩一社長だけが間抜けだったのか? 私はそうでもないのではないと思っています。 記者会見の構成メンバーは、自分たちの立場を理解してくれそうなメンバーを集めたのではないでしょうか。 港社長はプロデューサーあがりで、現場を良く知っています。 他局の内情もそれなりに知っていたと思います。 だから、甘えが出てしまったのかもしれません。 お互い様だから穏便にしようね、というような意図があるように見えてしまいます。 これは真実でないかもしれませんが、少なくともそういう憶測をさせる会見のように思います。 だから、今、各局は自分に火の粉が来ないように必死になっていのではないでしょうか。
人の価値観や価値基準は変化していきます。
これまで当たり前であったことが当たり前で無くなり、
良かったことが悪とされます。
今回、テレビ局業界の問題ですが、
少し前に自動車業界ので数多くの不正問題が表面化したことは記憶に新しいと思います。
昔は良かったが、今はダメという構造は探してみるといくらでも見つけられると思います。
この流れを見誤ると企業の命取りになってしまいます。
業界での常識は、世の中の変化とともに、修正を余儀なくされてしまいます。
今のやり方がどこまで通用するのか、今回のフジテレビのように人権問題とリンクするものは完全アウトになるでしょう。
過去のやり方に捕らわれて、目先の利益を追うと大変なことになるという事例ではないでしょうか。
ドイツの哲学者マルクス・ガブリエルさんが、『倫理資本主義』を提唱しています。 彼は、ノーベル経済学賞を受賞したミルトン・フリードマンの「企業の目的は利益追求である」という有名な言葉に背を向け、 「企業の目的は善行であり、善行によって利益を得ることである」と主張しています。 この考えは一考に値するのではないでしょうか。
参考資料:「倫理資本主義の時代」マルクス・ガブリエル著 ハヤカワ新書
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■ブラジルのダイソーからスタッフ教育を学ぶ!
ダイソーはみなさんご存知と思います。 そうです。 100均のお店です。 このダイソーがブラジルでも大人気で、170店舗(2024年11月時点)も出店しています。
ブラジルのダイソーは100円均一ではなく、それよりも3倍ほど高い価格設定をしているそうです。 品揃えは日本とほぼ同じですが、 輸送費に関税、現地の人件費など、もろもろの費用がかかるので、日本より高く価格を設定しています。 それでも人気があり、多くの人が訪れます。
ニュース番組WBSでは、この様子を紹介していました。
店内を映していましたが、日本と同じような商品が並んでいます。
番組では、この快進撃のカギを社員に対するきめ細やかな教育指導にあるとして、その様子を映していました。
見ていると、事務所でミーティングが終わった後、スタッフ全員で計算ドリルをしていました。
ブラジルでは貧困家庭も多く、日本と違い学校に通えてない人も多いそうです。
だから、雇った人の中には、計算や暗算ができない人もいるとのことです。
ダイソーは雇ったスタッフに毎日勉強の時間を設けて、計算能力を上げているのです。
ダイソー・ブラジルの大野恵介CEOも「算数の能力を最低限身につけないと、彼らの将来はない」とWBSのインタビューに答え、
その重要性を強調していました。
暗算ができることで、お客様にすぐにおつりが渡せるなど、
お客様サービスの向上へと繋がっているのです。
スタッフの反応は好意的で、「紙を使わなくても計算ができるようになった」
「ダイソーなら成長できる」とインタビュー答えています。
お客様が買い物がしやすいと喜び、スタッフは自分の能力が上る喜び、会社は繁盛して喜ぶという、
プラスの連鎖ができています。
ところで、皆さんの店舗ではスタッフの能力を上がるための何かをしていますのでしょうか? 能力を上げることで、お客様が喜び、スタッフも喜ぶ。 そして店舗も繁盛するというプラスの連鎖ができます。 もちろん、計算ドリルは必要ないかもしれませんが、現場を見ているとスタッフの能力で向上させたいものは何がしかあると思います。 スタッフ教育でつくるプラスの連鎖を考えている方には、この取り組みは参考になるのではないでしょうか。
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■日本郵政の『ゆうゆうポイント』から考える!
昨年の話になりますが、日本郵政がポイントサービスを始めました。 名前は『ゆうゆうポイント』。 全国の郵便局で2024年11月18日から始まっています。 みなさんはご存知でしたでしょうか?
このポイントはパチンコ店の来店ポイントと同じです。
事前にアプリを登録し、来局すればポイントが貯まります。
貯まったポイントはオリジナル商品と交換が可能です。
ニュース番組WBSは、インターネットの普及で郵便局の利用は減少傾向にあり、
このポイントで利用促進につなげる狙いがあると解説をしていました。
さて、果たして上手くいくでしょうか?
皆さんはどう思いますか?
来店ポイントを付けるだけで、お客様がどんどん来てくれるようになったという体験がある方は、上手く行くと思うかもしれません。
でも、そうでない店舗も多いのではないでしょうか。
私は個人的にあまり変わり映えはしないのではないかと思っています。
なぜなら、来店ポイントを貯めるために、用もないのに郵便局に立ち寄る人はほとんどいないと考えるからです。
つまり、ポイントを貯めること自体が、来店動機にはならない、来局増加に寄与しない、効果としては薄いのではないでしょうか。
ポイントはあくまでも脇役であり、主役は来店を促すための企画です。 郵便局で○○(企画)があるから、行ったついでにポイントを貯めることはあると思います。 来局回数を増やしたいなら、この○○が必要です。 11月から郵便客を見ていますが、来店を促す面白そうな企画が郵便局にあったようには思えません。 これではせっかくの『ゆうゆうポイント』も活用されないのではないでしょうか。
企画を実行する場合は、事前に企画を成功させるための要件を明確にし、
漏れがないかチェックをするという行為を習慣化することで、
失敗を避け、成功確率を高めることができると思います。
これはパチンコ店のイベント企画でも同じです。
郵便局は毎月利用するので、頑張って欲しいと思いますが、
大丈夫かなと心配になります。
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最後になりましたが、、今日は阪神淡路大震災の日です。 早いもので、あれから30年が経ちます。 新聞やテレビでも特集を組んだりしているので、ご存知の方も多いと思います。 私も、揺れで飛び起き、家族を守るためタンスを抑えた記憶が甦ってきます。 震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
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■店長の知らないところで事件は起きている!?
伊丹空港で食事をした時のことです。 空港のレストランはどこも混んでいて、しかたなく娘家族と一緒にハンバーガーショップに入りました。 空港のハンバーショップなので、マクドの3倍くらいの値段がします。 高いけれど孫たちがお腹を空かしているので、そこにしました。
注文してから作り始めるので、ハンバーガーが出来上がるまでに時間がかかります。 家内と娘は会話に夢中になっていました。 私はなんとなく店内をみていると、20歳代の若い女性スタッフが、 お客様が残していったトレーや紙コップ、包装紙などがあるテーブルに行くのが見えました。 テーブルを片付けるために来たんだと思いながら見ていると、 テーブルの1mぐらい前から掃除用の布巾をテーブルに放り投げました。 顔をよく見るとふてくされたような顔です。
私は、「なんだここのスタッフは!」と思いました。 まだ、客数が少なく、隅の方なので見ている人は私以外いなかったように思います。 イヤイヤデーブルを片付けに来ているのが分かります。 値段は高いし、スタッフの教育ができていない。 クジで言えば、ハズレを引いた感じでした。 昼時にもかかわらず空いている理由が分かったように思いました。
私はもしかしたらと思って、店内を見ると「セルフ」の文字が見えました。 この店は、客が食べた後、自分でトレー片付け、ゴミを捨てるというスタイルということに気づきました。 初めての店であり、高いハンバーガーを出している。 ハンバーガーは出来たらもって来てくれるので、 セルフとは気づかずに食べた後の片付けをせずに出たのでしょう。 スタッフの態度から、この店ではたびたびこのようなことが起こっているのではないかと思いました。
店舗のルールに従わないお客様に腹を立てるのは分かりますが、
掃除の布巾を放り投げ、イヤイヤ片づける姿は見るのは不快でしかありませんでした。
おそらく店長は知らないと思います。
店長は、スタッフは頑張って接客?をしてくれている、
店舗の運営をしてくれていると思っているでしょう。
しかし、こういうスタッフを無くすのが現場管理者の仕事なのではないでしょうか。
そういえば訪問したパチンコ店の店長にスタッフの接客について尋ねると、
ほとんどの店長は良くやっていると言っていたのを思い出します。
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■ロスの大火事で虚偽に基づく責任追及!?
ロサンゼルスで大火事が発生していることは、みなさんもご存知と思います。
なぜ、これほどの大火事になったのか!?
その原因についてトランプ時期大統領が人的なミスと断定し、
カリフォルニア州知事ニューサムさんの辞任を要求しています。
トラップ時期大統領は自身のSNSで、
「(カリフォルニア州知事は)辞任すべきだ。
全て彼のせいだ‼」とし、その理由として、
消防予算を削減したこと、それと「スメルト」という小魚を守るため、
ダウ建設に反対し、消化のための水源を失ったことをあげています。
この主張だけを聞くと、トランプの主張はもっともだということになるのですが、
これに対してカリフォルニア州知事が反論しています。
ニューサム州知事は、消防予算の削減に対して、2019年と比べて消防職員数と予算は約2倍に増加させているとし、
スメルト(小魚)を守るため水源を失ったということに対しても、水不足は起きていないと主張しています。
お気づきのようにここで問題となっているのは、『事実に基づいた主張』をしているかどうかということです。
よくあるのは解釈の違いです。
事実は共通であるが、それをそのように解釈するかの違いは、見識や人の置かれた立場、過去の経験などで違いが出てきます。
しかし、今回は事実が違うということです。
SNSの投稿でよく問題になる虚偽情報による社会的混乱の誘発です。
これをアメリカの次期大統領が行ったかどうか、多くのメディアの注目が集まりました。
そして、ファクトチェックを行った結果、トランプさんの主張が虚偽であると断定しています。
ニューサム州知事は民主党で、トランプさんの共和党と違います。
さらにニューサム州知事は、民主党の大統領候補に名前があがる有力政治家ということで、
トランプさんが政敵を叩くために故意に行っている可能性が高いとされているようです。
事実に基づかない問題解決は成果を生みません。
もし、生んだとすれば後々たいへんなことになります。
それは原因と結果の錯誤をもたらすので、混乱を招いていきます。
ひと昔前のパチンコ業界でも、店舗の収入を減らせば(出玉や赤字)、お客様の勝ち率が上がるという思い込みがありました。
事実は、大勝ちする客が増えるのであり、勝ち率はそれほどあがりません。
つまり、ホールが求める勝ち体験者はそれほど増えないのです。
なので、ただ出せばお客様が勝ち、店舗に再来店してくれると思い込んだホールは、
急速に体力を消耗していきました。
現状では、出玉をしても単純にお客様が増えることは無いということが、
経験知として積まれていると思います。
権力闘争は経営ではないので、事実に基づかなくても、政敵をおとしめることができればいいのかもしれません。
しかし、それを多くの人が容認してしまうとたいへんなことになってしまいます。
身近な事例では、ヒトラーが一番有名ではないでしょうか。
第一世界大戦に負けた責任をユダヤ人のせいにして、政権を取ります。
その後の混乱と混迷はご存知の通りです。
経営についてはもちろんですが、世の中の動きについても事実かどうか、
チェックをしていくことを習慣にすべきではないでしょうか。
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■エビデンスの追求はホール運営でも必要!
京都大学に経済研究所先端政策分析研究センターという研究機関があります。 1月11日に京都大学芝蘭会館というところで創立20周年記念シンポジウムがあり、行ってきました。 コロナ前はセミナーの案内が来るたびに参加していたのですが、 コロナ後は初めての参加で久しぶりです。
話の内容は、「先端政策研究」とあるように、政府や自治体の政策の話ですが、
それをエビデンスに基づいて政策の有効性を高める研究をしていますので、
その現状報告というような感じです。
ちなみにエビデンスとは、主張や意見を裏付けるための客観的な事実やデータを指します。
エビデンス自体は「科学的根拠」「合理的根拠」「証拠」「形跡」の意味を持ち、
医療やビジネスなどの幅広い分野で使われていますので、みなさんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。
話の中で面白かったのは、教育政策に対する分析で、小学生のクラスの大きさと学力の話でした。
小学生のクラスは大人数から、だんだん少人数へと推移していますが、
どちらの方が平均学力が高いと思いますか?
普通に考えると、少人数の方が生徒一人ひとりに目が届きやすく、教えやすいので、
少人数のクラスの方が平均学力が高いのではないかと思うのではないでしょうか。
しかし、検証してみるとそうではないようです。
大人数のクラスの方が平均学力が高いそうなんです。
各学校のクラス人数と学力テストを統計的に分析すれば、すぐに出てきそうです。
この分析を基に、学力を上げるためにクラス人数を増やすということになるのでしょうか?
店舗には様々なデータがあると思います。 ホールコンのデータ、会員管理のデータ、競合店調査をしているのならそのデータ、 その他にもいろいろなデータを取られているでしょう。 そのデータを分析して相関関係が見つかると、真理が見えてきたようで嬉しいものですが、 問題はその読み方ですね。 相関関係と因果関係は違います。 相関関係があっても因果関係がないということは、ままあることです。
先ほどの学校の話に戻すと、実はなぜ大人数のクラスの方が学力が高いのかをさらに調査分析しています。
そして分かったことは、大人数のクラスになった親が子供の学力の進捗を心配して、
塾などに熱心に通わせていることが分かったそうです。
逆に少人数のクラスになった親は、先生に任せておけば何とかなるだろうと、
安直に構えて、子供の勉強に対するフォローが少なかったということです。
なので、さらに分析を進めると、大人数のクラスで学力の低い子は、
かなり低いということが分かったそうです。
もし、大人数のクラスの方が平均学力が高くなると、
”クラスの大きさが学力向上に影響を与える”と勘違いして、
教育政策を行うと、親のフォローがない子供がどんどん落ちこぼれていくという
好ましくない結果を生むことになったということです。
データを取って分析をすることは必要ですが、
ただ分析をすればいいことではないことは明らかです。
正しい政策が導き出せるよう分析をし、エビデンスをつくる。
これは政策だけでなく、店舗の施策も同じことです。
シンポジウムで、正しい政策を打つために、データの分析ができる人材の育成が急務であると言っていましたが、
それはパチンコ店でも同じなのではないでしょうか。
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■衰退業界であるスキー場で毎年増客!
前回の話はキャンプ場でしたが、今回はスキー場の話です。 夕方、食事をする時にテレビを見ているのですが、たまたま見た4チャンネルの『暮らしのケーザイ(塾)』という番組で、 利用者が増加し続けるスキー場を取り上げていました。 このスキー場は琵琶湖の北にあるスキー場で『グランスノー奥伊吹』というスキー場です。
スキー場業界は、スキー人口が最盛期の3割以下に落ち込んでいる衰退業界です。 にもかかわらず、利用者が増え続けているのです。 新型コロナが流行した2020年はさすがに大きく減少しましたが、 2021年にはすでにコロナ前よりも入場者は増加、現在26万293人となっています。 ちなみに2010年は10万人強だったので、その増加ぶりが凄いことがわかると思います。
パチンコ店で言えば、2010年に稼働数が10000アウトであったものが、 2023年には2万6千アウトになったというようなものですね。 業界自体は同じように衰退していることを考えると、その凄さが分かると思います。 この増え続けている理由を整理して、紹介していました。 店舗運営の参考になると思うので紹介します。
番組では、このように増えた理由は、「お客様の満足度」へのこだわりというものに集約できるとしていました。
そして、そのこだわりは
①サービス
②雪質
③食事
の3つに大別しています。
まず、サービスですが、どのようなものかというと、「そこまでするか!」というようなものです。
なんと、駐車場からゲレンデまで、屋外にエスカレータを付けています。
駐車場からスキー用具をもってゲレンデまで行くのは大変です。
そこで、お客様のあったらいいなを実現し、駐車場からゲレンデまでの坂を坂道や階段から、エスカレータに変えたということです。
もちろん屋根や壁がついており、それが透明な円形のトンネルになっています。
雪が降っても快適です。
私も、こんなスキー場があると初めて知りました。
そして、スキー用具の貸出。特にスキーウェアは注目で、毎年、最新モデルを用意。
今年は500着導入したそうです。
多くのスキー場では、古いモデルのスキーウェアが多いのですが、ここは最新です。
お客様がレジャーを楽しみにしてこられ、古いスキーウェアでテンションがあるがるのかといえば、
下がりますよね。
カップルが来て、そんなスキーウェアは借りたくないと思うでしょう。
家族で来ても、古いスキーウェアでは、家族の思い出としてなんか寂しいですよね。
スキーウェアは趣味でワンシーズンに何回も行く人なら、毎年最新モデルを買うかもしれませんが、
多くの人は、ワンシーズンにせいぜい1,2回ですから、所有というより借りた方が、
経済てきなのですね。
だからと言って、古いスキーウェアでは満足度が下がってしまいます。
だから、最新モデルなんですね。
ちなみにシーズンが終わるとすべてブックオフに売ってしまうそうです。
そして、その資金を来シーズンのスキーウェアの購入費用に充てています。
次は雪質です。
実は温暖化の影響で、滋賀でも雪は降らなくなってきています。
だから雪の量が少ないし、雪質も悪くなる。
そこで導入したのが、「人工降雪機」です。
水の霧を吹いて雪をつくる機械です。
これを大量導入して、雪質と雪のボリュームを確保していました。
しかし、温暖化が進み、気温が下がらなくなりつつあります。
「人工降雪機」は気温が低いことを前提として、空中に霧を散布して雪にします。
だから気温が下がらないと、なかなか雪をつくることができません。
それでは、スキー場のオープンが遅れ、スキーを楽しみにしているお客様は不満です。
そこで昨年導入したのが、「人工造雪機」です。
「降雪」ではなく「造雪」ですね。
これはコンテナで氷を作り、それを削って雪をつくるというもので、
これは気温が高くても雪をつくることができる優れものです。
これを何と昨年8機導入。費用は12億円。
長期的な温暖化を視野に決断したそうです。
これを導入したことで、今シーズンは他のスキー場がオープンする半月も前に、
オープンできたそうです。
言うまでもなく、他のスキー場がやっていないのですから、この『グランスノー奥伊吹』スキー場に多くの人が集まったのは自然の流れです。
来場されたお客様は、雪質が良く、雪の量も十分と好評です。
三つ目が食事です。
メニューが豊富で、ボリュームがある、そして本格的な調理器具を入れて、美味しさも追及しています。
豪華な食事が多く価格は高めかなと思いましたが、
価格は「山価格」ではなく、街の価格に合わせているそうです。
その証拠に自販機のドリンクなどは、100円など「山価格」ではありません。
レジャーを楽しんで満足度を上げるために、晴れ価格に見合ったものを提供しているのです。
でも、スキー場のレストランは混んでいて、利用しづらいという声がありました。
そこで導入したのが、「席のWEB予約」です。
せっかくスキー場に来たのに、レストランで30分も40分も待つのは時間の無駄です。
この予約サイトを使くことで、効率的な時間の使い方ができる。
また、この予約のメリットは、利用開始と終了が決まっていることです。
利用時間は40分です。
レストランとしても、長居するお客様がいなくなるので、
客回転が良くなり、売上を上げることができます。
正にウインウインの関係ですね。
他にもお客様の満足度を上げるための取り組みをしているとのことでした。 そして、これらができるのは、すべて「直営」だからできるとオーナーの草野さんは語っていました。 全体を見ながら、どうすればお客様の満足度を上がることができるのかを考えることが大切で、 一部の利益(例えば、レストラン)を最大化しようとすると、スキー場の価値体験が下がることもある、 だからそれをしなようにするためには、直営でなければコントロールできないということなんですね。
いかがでしょうか。
この『グランスノー奥伊吹』スキー場は、今後もお客様の声を聞いて、
お客様の満足度向上のために、さらに投資をしていくそうです。
ここまですれば、お客様もついていくだろうと思えるような経営をしています。
毎年毎年、改善をしているということなので、凄いと思います。
なぜなら、多くの企業は一度改善すると安心し、さらなる改善をしないところが多いからです。
それを毎年するということは、毎年、改善課題を発見しているということですね。
本当に顧客志向にならないとできないことです。
他業界の成功事例をパチンコ業界に取り込むことができれば、 業界初となり、競合店との差別化ができます。 これは参考になると思えるかどうかは、『抽象思考』ができるかどうかにかかっているので、 頭を柔らかくして、事例の抽象度を上げて観るようにしてください。 もちろん、他業界の事例をそのまま真似るのはNGです。 自業界用にアレンジする必要があるので、その点はお忘れなく。
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■キャンプ場の多くが赤字で、NTTの狩場に!
みなさんはアウトドアライフでキャンプをされますか? 全国のキャンプ場の約4割が公営で、その多くが赤字ということです。 NTT東日本は、昨年11月に「NTT Landscape」という新会社を設立して、 キャンプ場の運営に参入するということです。
なぜ、参入するかというと、NTTが持っているDX化のノウハウで、 キャンプ場の運営コストを削減することができ、 黒字化できるという目算があるからです。 2025年に中山湖や伊豆エリアのキャンプ場から手を付け、 2029年年度末には運営キャンプ場を15か所もする計画です。 人口減少によるキャンプ人口減少を商機として、事業を拡大していくようです。
自治体によるキャンプ場運営のコスト削減は限界にきていると、 このニュースを報道したWBSでは説明していました。 なるほどそうかもしれませんが、自治体が売上の拡大を諦め、コスト削減だけに目を向けているような印象で、 まるで考えることを放棄しているような感じを受けました。 恐らく、自治体を運営しているのは公務員なのでしょう。 彼らは遊んでいるわけではなく、頑張っていると思います。 しかし、本当に自ら考えてアイデアを出そうとしているのでしょうか。
あるホールでこんな光景を見ました。 店長が主任たちに、今度の連休で集客につながるアイデアを何か出すように言いました。 打合せが終わり、一番古参の主任がすぐに行動を起こしました。 景品業者に電話を掛けています。 業者に何か良いアイデアがないか聞いているのです。 そして、その聞いたアイデアをメモし、店長に渡していました。 そして、「なかなか良いアイデアは出ないものです」と言っていました。
WBSで自治体のコスト削減が限界に来ているという話を聞いたとき、この記憶がよみがえりました。 1月5日のブログで書いた大河ドラマ「蔦屋重三郎」(蔦重)の第一話の蔦重のように、 他人に頑張れというだけで自らは考えない、それを自らは一生懸命にやっていると思い込んでいる。 などと思ったりしました。 実際は、自治体に行って「どれだけ改善のアイデアを出し方」をチェックしなければ分かりません。 運営に忙殺されて、日々流されていたのか、それとも100も200もアイデアを出すも、ダメだったのか、 それは分かりません。 しかし、私の身近に後者を見たことがないので、何となく前者のような気がしてしまいます。
キャンプ場の経営はコスト削減だけではなくて、売上の拡大というものもあります。 WBSもニュースを短く伝えるので、分かり易くするため「少子化=市場縮小=売上減少」という単純なロジックで説明したのでしょう。 このロジックは売上の拡大、維持ができない時に使われる定番ですよね。 もちろん、このロジックを優良企業のトップは容認しないので、 使っているのはそれ以外の企業という感じです。
では、なぜ優良企業のトップは「少子化=市場縮小=売上減少」を使わないのでしょうか? それは、そういうロジックを認めると、部下が考えることを止めることを知っているからです。 考えることを止めたものの末路は、他者に席を譲ることになります。 これはキャンプ場に限らず、どこの業界でも同じです。 それを言い訳にしていると身を売ることになってしまいます。 みなさんも、言い訳の罠(気が付かない思考停止)にはまらないように気を付けてください。
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■今年の大河ドラマはホールの運営の参考になる!?
みなさんはNHKの大河ドラマを見てますでしょうか? 私は内容によって見たり、見なかったりしています。 あまりにも荒唐無稽なストリーで、「おかしい」と独断と偏見で判断した時点で、 見るのを止めています。
今回の主人公は「蔦屋重三郎」(蔦重)という人です。 私は全く知識がなく、元禄(江戸時代)の商売人という認識だけです。 今日5日は初回なのでとりあえず見ることにしました。 途中から見たのですが、見ていて、 「これはいい」と思うところがあったので、紹介したいと思います。
蔦重が幕府の老中 田沼意次 に謁見した時の場面です。 そのころ「吉原」という遊郭は衰退期に入っていました。 理由は、「吉原」と競合する遊郭が多くできてきたからです。 「吉原」は幕府公認の遊郭で格式が高いとされてきて、長い間人気でした。 しかし、低価格で手軽に遊べる遊郭(競合店)ができてきたので、お客様を奪われたんですね。
蔦重は老中に「吉原」の窮状を訴えて、 他の遊郭の取り締まりを強化してもらおうと考えます。 老中は幕府の最高権力者なので、窮地を救ってくれると思ったんですね。 蔦重は、幕府公認の「吉原」の衰退は、幕府の威信を傷つけるもので、 他の遊郭を規制すべきと主張します。
それに対して老中田沼(渡辺謙)は、蔦重に言います。
「『吉原』の魅力が無くなったのではないか?」
蔦重は、魅力はあり、女たちはキレイで、お客様のために一生懸命であると反論します。
それに対して、田沼は、
「それなら、集客の工夫が足りないのではないか?」
と切り返します。
そして、続けて蔦重に言います。
「お前は、集客のためにどんな工夫をしているのだ!?」
蔦重はそこで気づきます。 自分は「吉原」を人任せで、誰かになんとかしてもらいたいと思っていただけだと。 そして、自分自身、「吉原」にお客様を来させるための知恵を全く出していなかった。 集客ができない責任を、すべて幕府や競合店のせいにしていたと。 これで第一話が終わります。
当然第二話以降は、「吉原」という江戸時代の娯楽の殿堂を、 試行錯誤しながら再生させる知恵を出していくという流れでしょう。 予告を見ましたが、パチンコ店経営に応用できるヒントが結構ありそうです。
パチンコ業界でも、自店の衰退を業界の衰退や遊技台、競合店を原因と考え、 自店の工夫を忘れている人を見かけます。 衰退の原因ではなく問題点を見つけなければダメです。 問題点とは、自分がコントロール可能な原因のことです。 これを見つけられなければ、改善はできません。 そのことを第一話で蔦重に気づかせているところに、 この作者の問題解決の面白さを伝えたいという思いがくみ取れます。
私はとりあえず見ていきたいと思っています。 工夫するとはどうすることなのか、そのヒントをくれると期待しています。 地域密着やコミュニティホールを目指している方にはおススメのドラマだと思います。
※問題と問題点の違い、原因と問題点の違いなど、問題形成の基本的スキルは、 ビジネスの役立ちます
参考情報:問題解決入門研修
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■30年の節目に防災運動を定番企画にする!
今年の正月は静かなモノでした。 昨年は正月に能登の震災、2日は日航機と海保機との事故など、 大きな事件が発生していました。 それに比べると今年は平和な感じです。
地域密着やコミュニティホールを目指されている店舗では、 お客様に向けてどのような企画を考えておられるでしょうか? 今年の1月17日は、阪神淡路大震災の発生から30年目になる節目の年です。 昨年の能登の震災のこともあり、地震に対する注意喚起にチカラが入ると思います。 特にNHKは特集を組むと思います。 なので、私のおススメは震災がらみの防災企画を前後にやるのがおススメです。
高齢者のなどが多い店舗では、お客様がテレビを見ている確率は高いと思います。
テレビではこれから17日にかけて、阪神淡路大震災を取り上げると予想されるので、防災意識は高まると推測されます。
それに合わせた企画を組むことで、お客様に企画を乗り組む意義を理解してもらいやすいと思います。
理解してもらいやすいということは、話題にすることに抵抗感がないということです。
自然な会話を発生させると同時に、企画によりお客様の防災意識の向上や防災準備の手伝いができることは、
現実的にお客様のためになることです。
「やっぱりこのホールに来ていて良かった」と思ってもうらうことができると思います。
実際問題として、お客様の防災対策は進んでいるでしょうか? 全てのお客様が、転倒防止用具をすべての家具に装着し、非常時のためのヘルメットやリックを用意し、 3日分の食料や水を用意し、簡易トイレも準備、自宅や勤め先のハザードマップも確認している。 万一の場合の家族の集合場所や連絡方法も話し合っている。 いざとなればいつでも安全な場所に逃げる準備が整っている、などと思いますか? 中にはそういう奇特な人もいるかもしれませんが、多くの人はそうではないはずです。
いつか来ると分かっていても、完璧に準備をして待っていることはなかなかできることではありません。
それが人間というものではないでしょうか。
気を張り詰めると身体が持たないからです。
なので、地域の人に貢献し、共に生きていく店舗としては、定期的にお客様や地域住民の方に注意喚起をし、
昨年より今年と、一歩でも防災準備を進めるお手伝いをしていくことで、
お客様や地域の人々の安全を推進していくことに取り組んではいかがでしょうか。
弊所ではこれを
「無理しないボチボチ防災運動」
と名付けておススメしています。
企画内容は、地域の事情やお客様の現状により様々ですが、
店舗で定期的に開催し続けるというのが特徴です。
防災についてお客様に対して、どのようなステップで啓発していくかロードマップを作っておくと、
シリーズ企画となり、お客様にも店舗の取り組みが良く分かると思います。
最初は様子見をしているお客様も、企画が進んでいくと徐々に参加していくというのが理想です。
参加すれば少しでも防災が進む、リスクが少なくなる、地域で必要とされる店舗として取り組む意義は十分あると思います。
みなさんの店舗でも取り組んでみてはいかがでしょうか。
今なら17日までに準備はできると思います。
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■大仏殿を参拝して、信じさせる工夫を考える!
新年あけましておめでとうございます。 元旦と言えば1年の最初の始まりの日です。 本来、日というか時間に切れ目は無いのですが、 あえて切れ目をつくって、頭の中を整理しやすいようにしているという感じですね。
元旦と言えば初詣ですが、みなさんはどこかの寺院に参拝される予定をお持ちでしょうか? 仕事が忙しくて、それどころではないという方も多いと思います。 でも、年が新しくなり、気持ちを切り替えて、新たな目標に向かっていくという行為は、大切なことではないでしょうか。
過去の苦い思いやこだわりを持ていると、心が重くなります。
”思い”と”重い”は読み方で言えば同じ言葉です。
日本は言霊を大切にしています。
同じ言葉には、何らかの類似性が存在しているのではないでしょうか。
確かに会社の”思い”、上司や部下への”思い”、家族への”思い”など、持ちすぎると心が”重く”なりませんか?
完璧な人はいませんので、足らないところがあるのが普通です。
それを”残念な思い”として引きずっていると、心に良くないばかりか、身体にもよくありません。
そこで、それらの”思い”をリセットとして、心を軽くする儀式を初詣と考えるのはどうでしょう。
私は朝5時半過ぎに家を出て、東大寺へ初詣に行きました。 家の近くということもありますが、何と言っても、元旦の0時から8時までは、拝観料が無料なのです。 そして何より、大仏殿正面の中門から、堂々と入ることができます。 この門は普段はとしていますので、正面から入ることはできません。 しかし、年に2回だけ開門される、その1日が元旦です。
到着したのは朝6時過ぎ、まだ外は暗く、参拝者もまばらです。 恐らく新年を迎えた0時過ぎは、たくさんの人で賑わっていたと思います。 出店もたくさん出ていましたが、ほとんどが5時で休憩に入り、真っ暗です。 お祭り騒ぎから一転して、この時間は静寂な雰囲気が漂い、 大仏殿から漏れてくる光は、光明(こうみょう)を感じさせるもがあります。
大仏様のご尊顔を仰ぎ、合掌し、日頃の感謝を念じます。 東大寺は家が近いので散歩コースにしています。 たびたびお邪魔をしているので、年に1回はきちんとお礼に来ているような感じですね。
ご存知とは思いますが、奈良時代の大仏は金ピカでした。 理由は仏の荘厳な世界をイメージするためと聞いたことがあります。 なぜ、そのようなことをするのかというと、救われるためには、仏の世界を身近なものとして感じる必要があったからだそうです。 今風に言えば、イマーシブ(没入感)ですね。 天皇や貴族はイマーシブ体験をすることで、気分を高め、仏の加護を信じ、救われていったのかもしれません。
人は信じることができて初めて本気を出すことができます。 そのための工夫を東大寺に行くと感じることができます。 でもこれは宗教だけの話ではないと思います。 会社や店舗でも、社員やスタッフが、会社の方針や目標の実現を信じることができて、 初めて本気が出るのではないでしょうか。 特にこれまでにない会社の方針や目標を掲げた場合、 リアルな実現イメージを感じさせる工夫は必須のように思います。
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