本当の地域密着店の作り方

店舗(パチンコホール)が地域のコミュニティ広場としての取り組みを始めた

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経営のヒントになりそうに思ったこと

 □□□ 2017年4月 目次 □□□

 4月に出来た新コンビニはヒントが一杯!

 4月21日に新しい形態のコンビニがオープンしたのをご存知ですか?

 東京の東村山市のグリーンタウン美住一番街という団地にオープンしたコンビニです。

 この団地は945戸あり、その約4割が65歳以上の高齢者世帯です。 これは遅かれ早かれ日本中で起こることですね。

 高齢者の方の一番の悩みは、買い物。重いものは持てない。 それは力がないだけではなく、持つと圧迫骨折をする危険があるからです。 遠くへ行けない。車が無い。車があっても、高齢者運転の問題があります。

 ということで、近くということで団地内に、 そして持てないということで、宅配を前面に打ち出した コンビニを、セブンイレブンが作ったということです。

 それで取り組み手順を想像してみてください。
 あなたは何を第一優先としますか?

 そうです。まず第一は、商品の品揃えです。やはりこれが第一になります。 例えば、トイレットペーパーは12個入りパック(スーパーと同じ) 本は健康に関するもの。野菜が多く、価格もスーパー並み。 お弁当やお惣菜の充実。 利用者(高齢者)に合わせた商品を入れています。

 大きい店舗でも、自分の打ちたい台が無ければ行かないし、 小さな店舗でも自分の打ちたい台があれば利用する。 コミュニティホール基本講座(安心の提供)でも同じことを言ってますが、 これは業種や業態を問わず肝になります。


 第二に、商品の宅配です。品揃えが良いと次のニーズはこれです。重いものを運びたくない。
 そこで、このコンビニでは1日2回500円以上購入で、団地内無料宅配。 お弁当等の購入を視野に入れたものとなっています。 団地内なので経費の採算が取れるというところでしょう。

 ここから考えつくサービスとなると、 景品でお米などを買われたお客様には、駐車場の車まで運ぶサービスをする。 お年寄りは骨粗鬆症の人も多く、少し重いと思えば、進んでお運びするのが良いかもしません。

 さらに考える人は、家までスタッフが運ぶ宅配です。 労力がかかるので、地域が限定されるでしょうが、 自転車などで来られている人にとっては有難いですね。

 それらなら、ホールに「自転車クラブ」を作って、会員になってクラブに入ってもらう。 クラブ員の方は、無料で宅配をするということにすれば、 会員の新サービスとして、会員募集の力になるかもしれません。

 さらに自転車の特有の悩み、パンクやタイヤの空気不足に対応してあげるという サービスを付けるとどうでしょう。
 あなたが、自転車で来ているなら、 万一のために、「自転車クラブ」に入っておこうと思いませんか? ということで、早速駐輪場の自転車へ、クラブ案内をするのも悪くないかもしれません。

 これをさらにさらに発展させると、 送迎のマイクロバスを運行させようかということになるでしょう。 高齢者で足が無いから、家で日がな一日テレビを見ている人も多い。 残念ながら、それは健康によくありません。 孤独は、タバコを1日15本吸うのと同じくらい健康に悪いという報告が、 アメリカでなされていたと思います。

 高齢化が進むと遅かれ早かれ出てくる問題なので、 先行してノウハウを溜めようと、何故しないんですか? みんながやり始めてからやって差別化できますか? と私なんかは思ってしまいます。 足が悪くなり、外に出なくなる方は意外と多いものです。


 第三が、コミュニケーションの提供です。
 高齢者の方は、会話が必要ということで、まず、コンビニのスタッフとの会話。 次が、近所の人との会話ですね。
 しゃべりたいということで、コンビニの前に、コーヒーなどを飲みながら、 話ができるように、椅子とテーブルを置いて欲しいという要望があり、 5月には設置されるようです。 これは、事前アンケートで、団地の人に訊いたときに出ていたそうです。

 やはり、高齢者の方は、いろいろな意味で安心を得るために コミュニケーションを必要としているということです。 そう思うと、如何にコミュニケーションの場を提供するかを考えることになります。 じゃ、今度の改装の時に、お客様の休憩室をつくる、あるいは防音を強化する。 ということもあるでしょう。
 また、朝の待ち時間をティータイムにして、朝待ちで並ぶ人とは別に、 お茶を飲む人を集める、という発想を持つ人いるかもしれませんね。 5月は気候も良く、晴れた朝は、駐車場でお茶を飲むのもいいかもしれません。

 例えば、「健康朝会」という会をつくり、 ワゴンサービスを早めに開き、特別料金で提供する。 さらには、ワゴンサービスさんに健康に良いお茶やジュースを、 月替わりでだしてもらうなども良いかもしれません。 朝、ゆっくりしてもらって、入場してもらう。


 そして第四が、便利サービスの窓口です。
 このコンビニのオーナーは、団地を運営しているUR(都市再生機構)なので、 住民の悩みに対応する窓口をこのコンビニでしています。 どんなものかと言えば、 電球交換サービスや粗大ごみの搬出サービスです。

 これにピントきた方がいると思います。 ホールに来ている高齢者の方、同じような悩みを持たれいるかもしれない。 ちょっとした電球交換が頼めない人がいるかもしれない。

 会員になってもらったら、住所が分かるで、 そういうお困りごとも対応できるかもしれない。 おそらくそれをすれば、たいへん喜ばれると思います。
 しかし、人件費がかかります。距離も制限が必要です。
 ホールの人で不足のときに、
 「そんなことまで、やれない」 と言えばそれまでです。
 それって当たり前ですよね。当たり前には魅力はありません。

 しかし、そうでない考えをするホールがあるかもしれません。 イノベーション型コミュニティホールを目指すあなたには、 そこで発想を萎ませてもらいたくありません。

 そういう簡単なことで困っている人は、確かにいます。 一方、簡単なことなら、人のためにしてあげようという人もいます。
 お互い会員となって、
「住みよい街をつくる助け合いの会」に入りませんか、
 というのはどうでしょう。
 会員さんの中で、困っていることを、カウンターに言ってもらう。 カウンターは事務所に連絡し、会員の中で、困っている会員の近くに住んでいる人に、 困りごとを連絡する。 OKなら、名前と住所を教える。 急ぎのもので無ければ、実現できるのではないでしょうか。

 こういうことは、信用第一となりますので、「住みよい街をつくる助け合いの会」に入ってもらうときには、 会則やルール決めが必要です。 また、事前にホールお互いの顔見せをする機会を作る方法があります。 事前に知っていると、サービスを受ける方も、サービスする方も安心できるかもしれません。 そういう意味では、日頃からコミュニケーションをとる機会をつくり、 知り合いにしておくのも良いかもしれません。 まさにコミュニティですね。

 結構面倒だから、信用あるなんでも屋をやっている業者を紹介することもあるかもしれません。 これが最善というところもあるでしょう。 これは、一つのアイデアなので、ホールがおかれている環境により、対応は様々でしょう。

 以上、だらだらと書いてしまいましたが、 他業界から学ぶことは結構あるということです。 他業界がやっていることを自業界でやるのを『リンク』と言います。 同業界でやっていることをマネするのを『パクリ』と言います・
 いつも私の講座では言っていますが、『パクリ』は二番煎じなので効果が薄くおススメしません。 また、「時そば」になる恐れもあります。 一方『リンク』は最初に取り組めば業界ではオリジナル施策なので、 オンリーワンになれます。

 世の中に情報はあふれています。 コミュニティのヒントはたくさんあります。 その情報を柔軟な発想で活かしてください。

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 人を増やして売上を上げる仕組みを考える!?

 今月27日にスーパーの成城石井が世田谷区池尻に新店舗をオープンしました。 売り場面積は約140坪、商品点数約1万点と成城石井の中では最大級のお店です。 成城石井は、安さ重視ではなく、こだわりのある商品を揃えるという特徴を持ったスーパーで有名です。

 スーパー業界は売上12.9兆円で前年対比マイナス1.3%と低迷状態にあります。

 これまで成城石井は、効率的な店舗運営を目指してきました。 ところがこの基幹店は、逆に人を増やしています。

 同規模程度で通常50人のスタッフが、この店では75人と1.5倍になっています。

 コーナーごとに専門スタッフを置いて、お客様の商品購入の相談や説明をしています。 例えば、醤油だけも70種類以上の品揃えと、選択肢が多く、迷ってしまうからです。

 人間、選択肢が多く、選択に迷う場合は、購入意欲がなくなるというのは、 心理学者やマーケッターでは良く知られた事実です。

 それを防ぐ効果もあるでしょう。 そのために専門家の育成をしています。
 以前読んだ本の中に、ワインの知識を増やすため社員やパートを毎年ヨーロッパに研修に派遣していると書いてありました。 ちなみに、この池尻大橋店の店長は、ソムリエの資格を持っているとのことです。

 また、人は的確な説明をされると、相手に対して信頼感を持ちます。 心理学で言う『権威』が発生します。いわゆる先生効果です。 これにより、良いと言われたものを思わず買ってしまいます。

 執行役員の早藤正史氏は、インターネットなどの無機的な買い物が増えてきているので、 人との関わりを重視した販売業態の価値が出てきているとテレビのインタビューで言われてました。 そして、「成城石井に来て、気持ちよくお帰りいただくことが重要」であり、 人の多さが、再来店の強化、そして売上につながっているとのことでした。

 なお、成城石井の取り組みは、人を増やせば売上が上がるという単純なものではなく、 『増やせば上がる人づくり』が背景にあることは、くれぐれもお忘れなく。

 コミュニティホールを目指し、スタッフに人との関係づくりの大切さを理解してもらうときに、 店長や役職者が自信をもって話さなければなりません。 その時、それが特殊なことではなく、いろいろな企業で推進していることを知っておくことは、大きな力となります。

 業種は違いますが、同じ接客をしているので、参考になると思います。 私が、いつもセミナーや研修で言っている抽象化思考です。

 さらに、専門家の配置は、コミュニティホールの十分条件の8番目の機種情報の提供の話に通じます。 昔と違い、バラエティの強化など、機種揃えもかなり変わってきました。 お客様も高齢化し、変わってきています。 高齢化で変わるものは何か、高齢者の研究をしていると気づくものがあります。 この成城石井の執行役員が言っているように、変化すると自社もそれに合わせて変化が必要ということでしょう。

 成城石井池尻大橋店の取り組みは、参考になると思います。

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 今村復興相の更迭問題を「他山たざんの石」とするとは?

 「他山の石」とは、他人の誤りを見て、自分の修養に役立てるという意味合いです。

 今村復興相は、「東北でよかった」という失言で、アッという間の更迭になりました。 安倍総理は、この発言をたいへんマズイと思ったことは確かです。 新聞にも安倍総理の強い意向が働いたと書いてありました。

 なぜ、マズイのか。 今村復興相に対して、 東北の人が不快に思うというのは間違いないと思います。 次に東北以外の人が、人間として常識のない発言と思います。

 それを放っておくと、安倍内閣が容認している。 つまり、安倍総理の思い自体が「東北でよかった」となってしまうからです。 そうなると日本中が敵です。

 そういうレッテルが貼られると、どんなことを言っても、 どんな政策を実行しても、世間の評価はゼロになってしまう。

 「あんな思いでやっているのは、ロクなもんじゃない」

 これで終わりです。 だから、安倍総理の判断は妥当であり、誰もが支持するところとなります。

 結局、どんな思いを持っているかが最重要であり、 その思いが悪ければ、何をやっても世間は評価しないということです。

 このケースは『発言』ですが、世間が人の思いを読み取るのは、発言以外でも行われます。

  発言     = 直接的な考えの表明
  行動態度   = 間接的な考えの表明
  クリンリネス = 間接的な考えの表明

 社長や幹部で無くても、社員、アルバイトスタッフ、その組織に属する誰の発言でも、その組織の考えとみなされてしまいます。 その組織の想いや考え方に問題があるとみなされると、どんなことをしても欺瞞と思われ評価されません。 特に、信用を築いてコミュニティホールを作る場合は、なおさらです。

 不用意な発言や行動を避けるため、日頃から、自分たちは何のために業務に取り組んでいるのか、 第一とすべき目的を、常に考える習慣を身につける必要があるでしょう。
 ちなみに、ただの唱和は、往々にして思考停止を促している場合があるので、 行為が目的化してないか注意しましょう。

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 『スタッフのマインド』

 あるところに、定年を迎え、余暇を楽しく過ごしたいと願う、初老の紳士がいました。

 その紳士は、昔1度だけやったことがる、パチンコをまたやってみようと思いました。

 『どのパチンコ店がいいだろう?』

 同じお金を使うなら、使って良かったと思えるところで、 遊びたいと思いました。

 家の周囲には、数件のパチンコ店がありました。

 紳士は、一番近いパチンコ店へ行きました。
 たまたま、玄関で水をくスタッフがいました。
 彼はそのスタッフに尋ねました。
「あなたは、ホールで何をしているのですか?」
 スタッフは答えました。
「私は、ホールを歩き回り、重いパチンコ玉を上げ下げし、 台を掃除しています。大変な仕事をしています」
「そうですか、それはたいへんですね」

 彼は次のパチンコ店へ行きました。
 スタッフが、店の周りのゴミを掃除していました。
 彼はそのスタッフに尋ねました。
「あなたは、ホールで何をしているのですか?」
 スタッフは答えました。
「私は、1時間1200円で働いているのです」
「そうですか、ありがとう」

 そして、3つ目のパチンコ店に行きました。
 スタッフがのぼりを揃えていました。
 彼はそのスタッフに尋ねました。
「あなたは、ホールで何をしているのですか?」
 スタッフは答えました。
「私は、お客様の遊技の補助をしています」
「そうですか、わかりました」

 紳士は4つ目のパチンコ店に行きました。
 そして駐輪場で自転車を整理しているスタッフに尋ねました。
「あなたは、ホールで何をしているのですか?」
 スタッフは答えました。
「私は、お客様が幸せになるお手伝いをしています」
 紳士は重ねて質問をしました。
「パチンコで負けることもあるでしょう」
「ええ、だからこそ、『このホールで良かった』 と思ってもらうために私はいるのです」

 紳士は、ニッコリ笑うと、ホールの中へ入っていきました。

 *****気分転換に、ショートストーリー******

 同じようにニコッと笑て、挨拶をしても、心の中は、おなじとは限らないということです。 イノベーション型コミュニティホールで言っているマインド醸成は、4件目のマインドを目指すものです。 ちなみに、1件目、2件目のマインドで、外見がしっかりしているのを、しっかりスタッフを調教してるというそうです。

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 成熟してくると付加価値が大切になってくる!!!

 テレビを見ていると三井不動産という大手不動産会社の ベンチャー共創事業部の活動を紹介していました。

 不動産会社がベンチャー事業部?という感じでした。

 内容を聞くと、三井不動産のテナント入居企業が約5500社ある。 テナントのベンチャー企業と大企業、あるいは外部のベンチャー企業とテナント企業のマッチングの場を作り、 ベンチャー企業を応援するというものでした。

 こんなことをしている理由は、 ビルの付加価値を上げて、企業の入居を促進する。 ベンチャーを育てて、将来的な入居企業を確保する。 というモノでした。

 ビルのワンフロアーを出会いを促進する場にし、 それを「オープンイノベーションの場」と名付けて 運営企画をしていくというものです。

 一種のコミュニティをつくり、 テナントの活性化を図るというものです。

 どの産業も景気の良い時は、本業に力を入れるだけで成長することができた。 おそらく成長期で、ビルを作ればテナントが入る時期は、 こんな発想はなかったと思います。

 経営環境が厳しくなると、本業にプラスして新たな付加価値をつくり、 本業を充実させることで、さらなる成長を図る。

 ちなみに、森ビルでは、アークヒルズに『ものづくり設備』というフロアーをつくり、 これまで多かった金融関係や法律関係のテナント以外の呼び込みを行うということをやっています。

 テナントのニーズを先読みし、それを揃えることで、 入居を促進するというものです。

 パチンコ業界も同じで、本業にだけに頼って、 明るい光が見えないということであれば、 どんどん新しい付加価値を考えて、 来店動機を作りだすことが必要です。

 来店動機をつくる1つの方法が、お客様のニーズを読み、応えるというものです。 子供のいる若い主婦層を取り込みたいと思えば、敷地内に保育園を作るとか、 幼児対象の英会話教室をすることになるかもしれません。 写真好きの高齢者を取り込みたいなら、 ホール内で写真コンテストを開くのも良いかもしれません。

 ホールにコミュニティをつくるためには、交流を促進する会話のネタや活動のネタが要ります。 これを探し、提示することがイノベーション型コミュニティホールには必要です。

 成熟した他業界の差別化施策を見ると、 パチンコ店の業態進化のヒントが隠されているかもしれません。

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 危機管理で会社の業績を伸ばす思考法とは!!?

『危機管理』という言葉があります。 世の中には様々な危険があります。 大きくとらえると政治や経済から始まり、 小さなことでは家族や個人のものまであり、 しかも危険度もバラバラです。

 最近、放送大学で危機管理についての講義が始まり、 見ていてなるほどと思ったことがあります。

『危機管理』とは危険を予測し、回避することだと思っていたのですが、 説明を聞いて、それは危機管理の半分のことしか分かってないということを知りました。

 それは『危機管理』の『危』の部分だけだったのです。

 もう半分は、『危機管理』の『機』であり、『機』とは『機会』のことであり、 チャンスという意味があるということでした。

 つまり、『危機管理』とは、危険を予測し、危険を回避すると同時に、 それを自分の成長や強化、あるいは他社との優位差を確立する機会(チャンス)に変える マネジメントをするという意味であったと気づきました。

 例えば、おそらくしばらくは新台で良いものが出ないだろう(危険予測)。となったとしましょう。

 集客が難しくなる。稼働が落ちる。どうしたら、良いのか?困ったと嘆くだけで、 しかたがないと新台を買い続けるだけというのが下策。

 とりあえず出玉で乗り切るか、改装でもするか、というのは、一般的な施策で、 どのホールでもやろうと思えばできるので、中策。

 新台に良いものが出ないとすれば、競合店も同じである。 普段新台をあまり買えなかったから、競合店に負けていた。 その不利な要素がなくなった。ラッキーと考える。
 次に新台以外にどのような「力」をつけたら、新台に頼り切ったホールに勝てるのかを考える。 そして、そのために今、ホールで何を強化していくことが大切かを考えて努力をするのが上策。

 実際に新台の良いものが出なくなると、 今まで磨いてきたものが注目を浴び、競合店に対して優位に立つ。 というような感じですね。

 ちなみにあなたの企業やホールにとっての「力」とは何でしょう?
   ①スタッフの礼儀作法???
   ②メーカーを買収して遊技機の開発を指示する力??
   ③人気中古機を選定する力!
   ④いろいろなイベントを企画する力!?
   ⑤お客様との関係づくり!!

 危険を察知したら、それを如何に自社に有利なものとして生かすか。 なるほどこれが出来れば、障害や危険に出会うたびに会社は成長し、強くなっていきます。

 強い会社は不況期に拡大すると言われます。 普通の会社は不況で売れないと危険を感じ、規模を縮小するのに、 やり手の会社は、事前に準備がしてあり、これをチャンスとして販売を拡大していく。

『危機管理』の意味合いを以上のように考えると、今やるべき次の一手が見えてきませんか!?

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 熊本地震から1年 ホールの危機管理は?

 熊本地震から1年が経ちます。
 テレビをはじめ。新聞やインターネットのニュースでも熊本地震について盛んに取り上げられています。 避難生活をされている方も多く、できることがあれば協力させてもらいたいと思われている方も、 多くいらっしゃると思います。

 一方で、こういう地震報道を見て、このような災害で死者や行方不明、 けが人を出さないために。日頃の震災対応等を強化しようと、 考える方もいらっしゃると思います。

 『天災は忘れた頃にやってくる』 という言葉があります。
 物理学者で文学者の寺田寅彦のことばといわれています。
 実際、いつ起こるかわからない災害に備えるのは、 口では何とでも言えますが、実際はたいへんなことです。

 大震災が起こるたびに、万一に備えるべきという話は出ますが、 実際にそのために行動を起こし続けている人は少ないものです。
 ましてや震災などの危険を、みんなで高い意識を持って回避するということは 現実的には難しいのではないでしょうか。

 だからこそ、一部の高い意識の人が、使命感を持って万一に備えることで、 被害を最小限に抑えるという発想は、次善の策として必要だと思っています。

 コミュニティホールの講座の中で、パチンコホールは、通常時は地域の人との交流の場、 非常時は、地域の人の安全を確保する場になることを目指す、 というようなお話をさせていただいています。

 そういう意味では、パチンコホールの方が高い防災意識を持ち、 万一の場合は、お客様や地域の人を安全な場所に誘導しようという姿勢は、 具体的な地域貢献になるのではないかと思っています。

 でも、高い意識をもって、 日頃から防災についての対処方法を考えておくことが、どれだけ役に立つのだろうか? と思われるかたもおられるかもしれません。
 そこでご紹介したいのが、放送大学の講座の中で紹介されていたシミュレーションです。

 これは『災害総合シナリオシュミレータ(群馬大学 災害社会工学研究室)』というもので、 災害の発生と住民の動きを同時にシミュレーションし、被害を算出するというものです。

 シミュレーションでは三重県にある尾鷲市おわせしをモデルとしてされていました。 海辺の都市なので、主に津波被害を想定しています。結果は以下のようになっていました。

  ①避難情報取得をして20分後に行動を起こすと3201人の犠牲者
  ②避難情報取得をして10分後に行動を起こすと1190人の犠牲者
  ③避難情報取得をして直後に行動を起こすと106人の犠牲者
  ④地震発生5分後(避難情報を待たずに行動)に行動を起こすと
   犠牲者は0人

 地震が発生してからいつ行動を起こすかで、犠牲者の数が大きく変わります。 日頃から災害時にどう行動すべきか考え、共有し、訓練をし、 万一の時に迅速な行動を起こすメリットは明らかです。

 東日本大震災の時に、東京ディスニーランドのスタッフの防災行動の評価は非常に高いものでした。 それは毎月、ディズニーランドのどこかで防災訓練をしていたからできたことだと思います。

「あのホールに行っていたから、助かった」
「あのホールを選んでいて良かった」
 振り返って地域の人からこのように言われるために、 今取り組むべき行動があるのではないでしょうか。

 そして、防災に対する意識の高さをお客様にアピールすることも大切です。 いざというとき、ホールの指示に安心してしたがってもらうために!
 ※日頃から防災訓練をしていると知っていれば、あなたも安心して指示に従うことができるのではないでしょうか。
 もちろん、こういう活動はコミュニティホールの十分条件の 3番目、4番目、9番目の要素を強化するのは言うまでもありません。

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 日本人は「桜」好き!?これを稼働に結び付ける?

 桜の季節です。
 日本人は「桜」好きです。
 桜をテーマにした集客イベントや商品企画が盛んに行われています。

 「桜」ということから、室内に桜の木を持ち込んだり、 桜から桜色ということで、 展示している車の色を桜色にしたり、 桜色のカクテルを作ったりと、 いろいろなアイデアが出されています。

 この間の報道番組では、 東京都内で桜の名所見物に特化した「お花見タクシー」の企画が紹介され、 予約が一杯になっていると紹介されていました。

 私の住んでいる奈良では、桜の名所で一番有名と言えば、 おそらく吉野の千本桜というところでしょうか。 しかし同じ奈良でも、各地域で桜が見られるところが至るところにあり、 吉野まで行かなくても、そこで結構楽しめます。

 指導させてもらっているところでも、 「ここは桜が有名」というところは多く、 おそらく何処に行ってもそのような感じではないかと思います。

 皆さんも「桜」をテーマにした集客企画などを実施されているのはないでしょうか。

 コミュニティホールの十分条件の9項目は 地域の情報を提供する仕組みです。 これを「桜」と組み合わせると一つの企画ができます。

 スタッフを巻き込んで、「桜」の写真コンテストをして、 ホール内に貼り出し、スタッフのミニ写真と組み合わせて、 私が撮りましたというようにすれば、 地元の情報発信とスタッフの名前を覚えてもらえることになります。

 これが出来ると十分条件の2番目と9番目の強化ができます。 また、お客様との会話のネタになるかもしれません。

 準備が要りますが、お客様に対して「桜」写真を募集すると お客様との交流ができ、自分の写真が掲示されると 再来店動機になります。

 日本人は「桜」が大好きです。

 総付け景品で「桜餅」を出すのも良いですが、 そうではない企画も面白いかもしれません。

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「鉄腕アトム」ロボットが面白い!?

 商売で大切なことは、継続して売上を上げ続けることであることは言うまでもありません。 人気のあるものはシリーズ化される所以ゆえんです。

 それを戦略的に取り入れているのが、1つのテーマを分割して提供し、 最後まで購入すると完成するという売り方です。

 デアゴスティーニ・ジャパンという会社が一番有名だと思います。 創刊号を低価格に設定して買いやすくし、1度購入してしまうと、 人間の完成したいという欲求が働くので、止めづらく買い続けてしまう。

 4月4日に講談社から同じように売り方で、 「鉄腕アトム」のAIロボットの組み立てキットが発売されました。 毎週、鉄腕アトムのパーツが販売され、70回で完成するというものです。

 以前、デアゴスティーニ・ジャパンで「ロビ」という コミュニケーションロボットを同じスタイルで販売しています。

「鉄腕アトム」は超有名なキャラクターですので、 ニュースや報道番組でもしばしば取り上げられています。

 録画したテレビ番組を見ながら、 このシリーズをパチンコホールで組み立てていったら、 面白いのではないかとふと思いました。

 ホールに来る理由作りのキーワードの一つは『変化』です。 足を運ぶ理由の一つが、変わっているから、それを確かめるというものです。

 毎週、「鉄腕アトム」が組み立てられていく。 ホールに来られている人に中には、 「鉄腕アトム」という漫画やアニメに夢中になった人も多いと思います。

 それが、ホールに行くと徐々に完成されていく。 それをパチンコに行ったついでに見るというか確認する。 どこのパチンコ店に行っても同じなら、 面白い取り組みをしているパチンコ店に、行ってみたいと思うのではないかと。

 もちろん、完成に向けて頑張っているスタッフの写真を 「鉄腕アトム」ロボットと一緒に掲載すると好感度がアップすると思っています。 そして、作っているスタッフの名前を覚えてもらうことが出来ます。 コミュニティホールの十分条件の2番目が充実します。 ロボットの置き場所は、露出頻度とイタズラ防止からカウンターになるのでしょうか。

 これをコミュニティホールの十分条件の7番目の交流の視点から考えると この「鉄腕アトム」ロボット一緒に作る人をお客様から募集すると良いかもしれません。

 一人で作るのは不安という人がいるはずです。 ホールスタッフが作り、よくわからないというお客様にパーツの付け方を教える。 もしかしたら、詳しいお客様に教えてもらえるかもしれません。 とにかく、一緒に作るのは、交流ができ、回を重ねると交流が深まります。 クラブのタイトルは、「〇〇ホール・ロボットクラブ」でしょうか?

 さらに、この「鉄腕アトム」をホールで一括して仕入れて、 お客様に取りに来てもらえるよにすれば、来店目的を作るもできます。

 今回の「鉄腕アトム」、コミュニティホールを目指されているホールの方にとっては、 面白い発想が出来るネタではないかと思います。

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 ホール演出のチャンスを生かしていますか?

 私は、久しぶりに路線バスに乗り、「告知」を見ながら、 こんなことを考えました。

 商売人的に動いているホールと、 サラリーマン的に動いているホールに 分かれるだろうな。

 少なくとも、私が関与させていただいたホールの方は、 しっかりとこのチャンスを生かして欲しいと思いました。

 何の「告知」かと言えば、 『春の交通安全週間』の告知です。

   4月6日(木)から4月15日の10日間

 これを聞いて、もうやっている。
 あるいは、準備をしているという方も多いと思います。

 そうです。
 3月のブログにも書きましたが、 3月12日に75歳以上の高齢運転者に対して、 交通違反をした場合、罰則というか安全のためというか、
    「臨時認知機能検査」
を受けなければならなくなるという面倒な手続きが義務化されました。
 その最初の交通安全週間ということです。

 もし、私が警察だったら、国民に道交法を良く知ってもらうために、 そして、危ない高齢運転者を野放ししていると、国民から言われないように、 高齢運転者の取締を強化します。
 だからこのようなブログを書いています。

 高齢者の方が来店されるホールで、 道交法の改正を初めて知ったという方は、いらっしゃらないと思います。 何らかの告知をされていると思います。
 しかし、告知をしていたとしても、サラリーマン的な発想では、 3月12日に案内したから大丈夫となってしまいます。
 少し、頭が回る方は、以前の告知は、おそらく、 風景になっているから、改めて告知しようとされているでしょう。
 商売人の方は、この機会に再度アプローチして、 高齢者を大切にしているホールという演出をしようと、 考えておられるのではないでしょうか。

 高齢者への『告知が目的』になっている方は、 とりあえず、ホールのどこかに掲載しているから、 それでOKという人です。

 高齢者に『知ってもらうことを目的』としている人は、 今回の春の交通安全に向けて、 新たにポスターで告知をしたり、 スタッフの会話のネタとして、 話させるようにしたり、 伝え方を工夫されているはずと思います。

 私なら、カウンタースタッフに交通安全習慣の話をさせ、 道交法の改正を告げて、『お気をつけて』と気遣いトークをさせるでしょう。

 皆さんは、今年の「春の交通安全週間」に対して どのような取り組みをされていますか?

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