◆翔太は自分の殻をやぶれるのか?◆
<主役>
◆関根翔太・・・・
28歳、JACの新卒採用の一期生で主任。不振に陥った『ジャック大滝店』再生のため、
コミュニティ化の責任者に抜擢される。口には出さないが、自分はかなり優秀と思っている。
実際、入社してから順調に昇進してきている。
小さい頃から本気になって、努力をしたことはあまりない。
そこそこできると、なんとなく手を抜いてしまう。
◆北条真由美・・・
26歳、小泉社長の年の離れたお姉さんの子、姪。米国大学大学院を卒業。コミュニティ経営研究所の主任講師。
父の仕事の関係で学生時代は家族でアメリカで過ごし、最近日本へ戻ってきた。
基本的に努力が大切と思っている。大学院で、才能と業績の研究をし、偉大な業績を残す人は、
才能ではなく、たゆまぬ鍛錬によってつくられるという研究論文に出会い、
それを信じている。そのため、最大の努力もしないで、言い訳けをする姿勢を嫌う。
<日本アミューズメント・クリエイト株式会社(JAC)>
◆小泉太一・・・ 43歳、JACの社長。大手流通業勤務後にJACを継ぐために入社。現場を5年経験し、常務を経て社長になる。 社長に就任するとき、父からパチンコ業の社会的存在価値の確立を託される。 常務時代に新卒採用を企画し、関根翔太を採用。
◆高坂直樹・・・ 50歳、大学を中退し、JACの社員になる。6年前に部長に昇格。一番の古株。 昔ながらの営業手法(新台入替、出玉)がすべてと思っている。
◆山崎隆弘・・・ 36歳、新卒で就職した会社が倒産し、学生時代にアルバイトをしていたJACに入社。 店長としての実績を認められ、立て直しのため『ジャック大滝店』へ移動となる。
◆田所義男・・・ 32歳、『ジャック大滝店』の先任主任。陽気な性格で、言われたことは一生懸命にこなす。 考えるよりも、体を動かすのが得意。
◆吉村明弘・・・ 26歳、『ジャック大滝店』のリーダー。新卒採用の三期生。柔軟な思考を持っており、なんでもトライする。
◆土屋次郎・・・ 27歳、『ジャック大滝店』のリーダー。パチンコ好きで、アルバイトから社員になる。
<コミュニティ経営研究所>
◆深田一郎・・・ 45歳、コミュニティ経営研究所社長。コミュニティが事業の再生にカギと考え、ホテルやスーパーなど業界を問わず経営指導を行う。 定期的に「コミュニティ基本講座」という研修を行い、コミュニティの作り方と考え方を教えている。
<関根翔太の大学時代の友人>
◆山城裕也・・・ 28歳、大手都市銀行ミズハグループに勤務。大学時代から銀行マンを目指す。関根翔太の親友。
【著 者】 福田 耕太郎
【発 行 所】 株式会社アミュズメントプレスジャパン