本当の地域密着店の作り方

店舗(パチンコホール)が地域のコミュニティ広場としての取り組みを始めた

  TOP   新連載   ブログ   おススメ   お問い合せ   管理者   空白   空白

ブログ

経営のヒントになりそうに思ったこと

NHKの「時そば」を見て、考える

 最近、NHKで”落語を映像化している番組”があるのを、ご存知ですか?
 古典落語の内容を、噺家はなしかのテンポに合わせて、 そのイメージ通りの設定と演技をドラマ化したものです。

 通常は、噺家の内容から自分で映像部分は想像するのですが、 それを敢えて映像化するというものです。
 その意図は、映像時代の若者に落語の楽しさを知ってもらうためか、 あるいは、落語を聞いてイメージ化出来ない人への補助なのかわかりません。 でも、その番組を見てて面白かったと同時にあることに思いあたりました。

 「時そば」は、そばの代金をごまかす人を、主人公がはたから見ていて、 自分も同じように、そばを食べて、代金をごまかそうとする物語です。

 主人公は、観察力がするどく、ごまかした人の手口を忠実に覚えます。 そして、翌日に自分がそれを再現しようとして、大失敗をしてしまうものです。
 なぜ、そうなったのかというと、主人公は忠実に手口を再現しようとするのですが、 昨夜と違うそば屋にいったので、思うようにいかなかったのです。 それでも無理に昨日と同じ手口をやり続けるので、聴いていた(見ていた人)の笑いを誘い、 最後に大失敗をするというものです。

 自分が見てきたものを、その通りにやろうとして失敗する。 これは、他社の成功事例を見に行って、 それを自店でマネて同じようにやってみるケースと似ています。
 実際やってみるが、思ったように効果が上がらない、 なかなかうまく行かないケースと、同じではないかと気づきました。

 店舗の状況や背景がそれぞれ違うので、うまくいかない。 それに気づかず一生懸命やるが、効果がでない。 第三者からみると、状況に違いが良くわかるので、おかしく見える。

 現在のように経営環境が厳しい時代では、よくあるケースではないでしょうか。

 昔のように景気が良い時には、何をやっても良かったので、 どこかのホールが成功していると聞いて、 それを単にマネをしても通用した。 だから、同業者の成功事例の紹介がもてはやされた。
 しかし、現在はそうでなくなった。 自社にマッチした的確な施策を打たないと、効果がでない時代になった。

 「成功事例はありませんか?」と聞く方がいらっしゃいます。 もちろん、それに応えて他店の成功事例を紹介する方もいらっしゃいます。 でも、単純にマネても成功するかどかはわからないということです。
 自店に合わない他店の施策を、一生懸命にやるほど疲れることはないでしょうか。

 くれぐれも、「時そば」の主人公のようにならないように、気を付けたいものです。

          更新日:

「高齢者の交通事故」を見て、考える

 75歳以上の高齢者の方の事故が問題視されています。 それは、交通事故の死亡事故を起こす割合が増えているからです。

 10年前は7.8%だったものが、2015年では12.8%のなっています。
 高齢になると視野が狭くなり、飛び出してくる自転車や歩行者に気づきにくくなる。 同時に、対応力が衰えて、機敏な対応ができないと言われています。

 9月に起こった事故で小学生を死亡させた。
 10月に起きた事故でも小学生を死亡させた。

 事故によって、他人を死亡させるのは、たいへんなことです。 特に小学生などの幼い命を奪うというのは、加害者となった高齢者だけでなく、 そのご家族の心痛の大きさも、相当なものであると、容易に推察できます。

 できたらおじいちゃんやおばあちゃんに、 車にはあまり乗って欲しくないというのが偽らざる心情でしょう。
 そう考えると、おじいちゃんやおばあちゃんが、パチンコへ行くのは良いが、 なるべく近くのホールに行って欲しいと、家族の方は思うのではないでしょうか。

 だとすれば、
「距離が近いというのは、たいへん有利な条件」
となるはずです。

 それでは、近くのホールへ高齢者の方が積極的に足を運んでいるのかと言えば、 そうでないケースが多い。それは何故なのでしょうか?

 私は、コミュニティホールの必要条件の①の中の”機種揃えの安心”に問題があると 考えてしまうのですが・・・。

          更新日:

問題がないのに、問題が発生している?

 問題が発生している。どうも不都合なことがある。
 しかし、頑張ってその問題を改善したいと思っているのにうまくいかない。 そんなことはありませんか? そんな時、もしかしたら思い込みのワナにハマっているかもしれませんよ。

 昔、ある工場で関連会社からの部品納入が遅れることがたまにあり、困っていた。 その部品がないと組み立てがストップしてしまう。 クレームを入れるが、関連会社は計画通り生産し、予定通り出荷していると言っている。 物流業者に問い合わせると、物流に遅れはないと回答してくる。 仕入れ担当者は困ってしまった。
 結局、関連会社に行って、詳しく調べると、生産されているのは間違いなかったが、 出荷に問題があることが分かった。

 なぜ、こんなことになったのだろうか。
 関連会社の出荷システムは、納入先別に出荷荷物の置き場所が決まっており、 そこに荷造りして置くことを出荷と認識していた。 ところが、配送トラックは、定期的に工場と関連会社を巡回し、荷物を積めるだけ 積んで運ぶことをしていた。
 そして、コスト削減のため、多少の積み残しは、次回に積めば良いという指示が、 かなり以前に工場から出ていたのである。 しかし、ほとんどの場合は、荷物が満杯になることはなく、問題はなかった。

 ところが、たまにトラックの容量を超える出荷があるので、そのとき特定の部品の納入が遅れるのである。
 物流業者は、予定通り定期的にトラックが運航していたので、物流の遅れはないと工場の問い合わせに応えていた。
 分かってしまうと、そんなことに気づかないのはおかしいと思うかもしれません。 でも、あなたが当事者ならどうでしょうか?

 アルバイトに説明していることを、アルバイトは理解していると思ったりしてませんか? DMを出している行為が、単純に集客行為になっていると思っていませんか?
 もし、頑張ってやっているのに効果がでない。 何が問題か分からないと感じたら、 もしかしたら、自分の思い込みが、改善を妨げているのではないか、と 思ってみるのも良いかもしれません。

          更新日:

inserted by FC2 system