□□□ 2018年1月の目次 □□□
「食べログ」をから発想するホールの情報価値の強化とは!?
皆さんは美味しいものを食べたいと思った時、インターネットで検索しますか?
今までとは違う、何か美味しいものを食べたいと思うと、
簡単に良いお店を紹介してもらえるサイトはありがたい存在ですよね。
でも逆に、サイトの運営者は、利用者のアクセス情報を把握していますので、
本当に良いお店の情報を、利用者より正確に捉えてることが出来ます。
カカクコムが運営する「食べログ」は、今月24日に東京都内にて、「食べログアワード 2018」を発表し、
「日本が誇る美味しいお店は?」ということで、優秀店舗の表彰式を行いました。
最高は、Goldで、「この国のどこにあったとしても、生涯通い続けたいお店」ということで33店舗が選ばれました。
内訳は、東京(19店舗)、京都(5店舗)、福岡(2店舗)その他(7店舗)でした。
ちなみに次が、Silverで「一生に一度は味わっておきたい、匠の技に出会えるお店」というお店が124店舗、
次がBronzeで、「レストランを語るなら、必ず押さえておくべき名店」が423店舗となっています。
上記以外にも今年から4賞が設けられています。
その中の1つに「Best Regional Restaurants」というものがあり、
内容は「時間をかけても食べに行く価値のあるお店」だそうです。
いわゆる地方の田舎にある美味しいお店ということですね。
ニュース番組のWBSで、この賞に選ばれた「柳家」さんを紹介していました。
インタビューに対し、オーナーは、「食べログのお陰で、田舎の魅力を最大限にPRすることが出来る」と喜んでいました。
「柳家」さんは郷土料理のお店で、古民家を利用した店舗です。
中には囲炉裏があり、昔の田舎を思わせるほのぼのした空間がウリです。
座敷は6つしかなく、各部屋にスタッフがつき、食材の説明をしながら、
地元でとれた猪や鹿の肉や山菜をふるまってくれるということです。
おまかせコースが13960円/人。
知らないと行かない、行けないような高級店ですね。
長々と書きましたが、「食べログ」のやっていることは、
隠れた素晴らしい店を発掘して、情報で応援し活性化させているということです。
「食べログ」が役に立つのは、
①良いものがあるということ、そして②それが十分知れ渡っていないという2点が必要です。
情報をそういう店舗に当てると、それを知った人が喜び、そのお店の人も喜びます。
人を喜ばす情報は価値が高いと言えます。
これが情報価値のアップの1つのやり方です。
逆に誰もが知っている情報は価値がありません。また知っても誰も喜ばない、有益性を感じない情報も価値はありません。
この基本を押さえて、情報提供をすることが価値ある情報を提供するポイントです。
情報を提供するためには媒体が必要です。
ホールのコミュニティ掲示板やポスターなども、十分な情報媒体となります。
そして、もっとも強い媒体は、お客様のクチコミです。
すでに媒体を持っているので、情報の中身が重要です。
お客様から面白いと評価されるものを伝えれば、店舗の価値は上がります。
ではどのようなものは良いのか?
自店の情報価値を上げるヒントが、「食べログアワード 2018」のニュースを見ていて、
この中にあると思いました。
具体的には、「食べログ」を活用するという手もありますし、
「食べログ」の書き方、内容を参考にするというのもいいでしょう。
また表彰そのものをヒントにして、情報収集やお客様の巻き込みを考えて面白いかもしれません。
これは、コミュニティホールの十分条件の第9項目の「地元との共生」の強化につながります。
地域密着店を目指している方にも参考になると思います。
情報提供がマンネリ化していると感じているのであれば、ヒントにするもの活性化の一つのやり方ですね。
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「たんぽぽ介護センター」が
ホールのコミュニティ作りの参考になる!?
最近、介助や手続きなどで病院にいくことが多く、
その時のガードマンや看護師さん、医師や事務職の人の対応を見ています。
県内最大級の病院なので、多くに人が働いています。
対応は千差万別で、ただ作業をしているという感じの人もいれば、
親身になって看護をしてくださる方もいてます。
スタッフが笑顔で明るいと、病人も喜び、介助や見舞いにいっている側も安心します。
そして、なるべくスタッフの方の手を煩わせないようにしようと考えます。
スタッフの笑顔は、病院側がいくら強制しても維持し続けられるはずはありません。いずれは患者や家族にバレてしまいます。
人間は働く喜びを感じないのに、いつもニコニコするのは難しいですよね。
病院のように人の世話取りをする所ではなおさらです。
そのスタッフの対応の良さで、パチンコ店でも参考になると思ったのが、
3週間前のカンブリア宮殿で紹介された愛知県一宮市にある「たんぽぽ介護センター」ですね。
一宮市には以前毎月行っていたことがありましたが、業界が違うので全然知りませんでした。
「たんぽぽ介護センター」は全国でも最大規模のデイサービスセンターをされていて、
そこを利用する人がみんな笑顔なんですね。
その理由は、そこで働いてるスタッフの対応が素晴らしいからなんです。
番組の中で、この施設を見学するバスツアーの紹介を映していました。
私はその見学ツアーは、他の介護事業者の集団だろうと思っていたのですが、そうではありませんでした。
見学者は30人ぐらいいたのですが、ほとんど介護事業者ではない、他のいろいろな業種の方なんです。
では何を見に来たかというと、「たんぽぽ介護センター」のスタッフの『利用者に寄り添う姿勢』を見に来たというのです。
ディズニーランドや一流ホテルでもないのに、接客対応の参考にしようとしている。
これは凄いと思いました。
他の業界がわざわざ見に来ると言うのは、ベンチマーキングされているという高いレベルである証拠だと思います。
ここの代表者である筒井健一郎さんがおっしゃっていたのは、
「お客様だけが楽しんで、従業員がつらい思いをしていたら、従業員の対応や立ち振る舞いにそれが表れる。そうなるとお客様は来なくなる」
ということです。
この言葉は筒井氏の過去の運送会社時代の社長の経験から学び、偶然、介護業界に入ったときに確信を持ったとのことです。
それは、20年前に知り合いに頼まれて、介護施設の社長をしたときです。
介護スタッフは自分の都合を利用者に押し付けて、それが当り前としていたようです。
例えば、食事の補助も笑顔が無く、面倒臭そうについている。そして、自分の仕事を早く終わらせることだけを気にしている。
事務のスタッフは、病院からの入居者依頼には、楽に介護ができる人を選んで、面倒な人と思えば、入居を拒んで、依頼をほったらかしにしている。
社長の筒井氏が注意すると、「素人は黙っていて」と言われたそうです。
これはおかしいと思った筒井氏は、一から今の「たんぽぽ」を立ち上げて、自分の理想とする介護施設つくりあげていきました。
その時思ったのが、介護の経験はいらない。
それよりも利用者を大切にする心を持った人を雇うことに決めたそうです。
その結果、この「たんぽぽ」のスタッフは、ほとんど介護業界未経験者を採用しているそうです。
業界未経験者を集めるという発想は、どこかで聞いたことがある?
そうです。伝説のサービスで有名な長野の中央タクシーですね。
現在、「たんぽぽ」グループの総フタッフは610人で、9割がパートです。
そのスタッフがすべて素晴らしい対応をしないと、他の業界が接客対応を参考にしたいとは思わないでしょう。
ということは、全員がそういう対応ができると言うことですね。
これが実現できているというのは、筒井氏に強い信念があったからだと推察します。
人手不足の中、ともすると業務をこなすために、採用基準を妥協してしまうことは、あるのではないでしょうか。
それをしていないということですね。
そして、採用した素晴らしい人材が不信をいだき、辞めたいと思わないような、利用者に対するポリシーと施策が一貫していると思います。
実際、利用者目線の施策をいろいろと工夫して実施しています。
同時に、筒井氏のスタッフに対するケアが充実しているということです。
まさにずっと働きたく職場にしている。
番組の中でも従業員ファーストの経営と紹介されていました。
こういう職場環境だから、スタッフが安心して、利用者を楽しませることをスタッフ自らが考えるようになる。
コミュニティホールの研修でもよく言いっていますが、
始めは役職者主導で、コミュニティ化の施策を考えることが必要です。
しかし最終的には、スタッフ自らお客様のことを考えたアイデアを、提案してくるようになることが大切です。
これができるようになって、初めてホールのコミュニティ化は完成します。
その理想とするところが、介護業界に存在していたというのは、嬉しい限りです。
このブログを見ている人は、思考の柔軟性が高い人だと思いますので、
業界が違うから参考にならないとは考えていないと思います。
抽象思考をすれば、この「たんぽぽ」をヒントにいろんな施策に気づくと思います。
アーカイブでも見れると思いますので、まだ見ていない方は見ておくと参考になると思います。
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自店の機能を地元の人や企業に役立てる!?
自動運転の技術競争は激しく、頻繁にニュースに取り上げられています。
自動運転の技術の確立を目指しているのは、既存の自動車会社だけではなく、
いろいろな企業や大学などでも研究されています。
ニュース番組のWBSを見ていると、JARI(日本自動車研究所)は、公道で実証実験を行なう実験車両の安全性を試験するための「事前テストサービス」を、
日本自動車研究所内にある自動運転評価施設「Jtown」で2月より開始するとありました。
屋外では、自動車や歩行者がいる環境で、上手く機能しているのかを検証することができ、
屋内では、西日を作りだしたり、大雨を作ったりして、自動運転が機能数するのか試すことが出来るようです。
今回のサービスは、企業や大学が開発を進めるためのサービスで、自動運転の善し悪しを判定するサービスではないようです。
既存の大手自動車会社は自前のテストコースもありますが、
そういうものを持たない企業や大学にとっては、有難いサービスになります。
JARIにとっては、すでに持っている機能を貸し出すだけなので、
新たな設備もそれほど必要ではなく、経営資源の有効活用をしていると言えます。
これを見てピント来る人は、いらっしゃるのではないかと思います。
パチンコホールは、規模的にも比較的大きく、人の集客性も高い業種です。
機能もいろいろ持っています。
大きな駐車場、広い空間、休憩室、掲示板、コミュニティホールの場合はお客様との関係です。
パチンコホールの人間にとっては当たり前のことでも、
他の業界から見ると、欲しい機能を持っているというケースも出てきます。
だとすれば、先ほど紹介したJARIの機能サービスと同じことをすることが可能ということになります。
自店の機能とは無いかということを考えていくと、
それを利用したいという業界や業種が見つかる可能性が高いと思います。
例えば、ホールは人が集まる。そして大きなテレビや掲示板があるということは、広告宣伝機能を持っているというとになります。
自店のお客様あるいは同じ属性の人に対して、売り込みをかけたいと思っている地元店舗や企業がいるかもしれません。
そういう業種・業界を探し出し、相手の商品やサービスが自社との相乗効果を図ることが出来るものであれば、
相手に対し自店機能の利用を提案すると、地域企業との連携ができます。
自社や自店の資源の有効活用!
そう言う発想の取り組みは、ホール運営のマンネリ化を防いでくれるのではないでしょうか。
コミュニティホールをされている方は、十分条件の第9項目の「地域と共生する仕組み」の施策となります。
まだ取り組んでない方は、チャレンジしてみてください。
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更新日:
スタッフの集中力を上げ、活性化を行うおススメ工夫!?
お客様に好感を持ってもらうためには、
ホールスタッフのしっかりとした対応が不可欠です。
しかしながら、スタッフの調子はいつも良いとは限りません。
調子が良いかどうかは、スタッフの元気の良さで分かります。
やる気がある時は、笑顔が出やすく、集中力もあります。
そういう時は、お客様の要望によく気づき、気遣いができます。
今日のスタッフの調子はいかがでしたか?
みんなやる気が出ている様子でしたか?
私も店舗の朝礼の時、スタッフを見るとバラツキが気になりました。
それではどうするのか。
大きな声で、気合を入れるように注意しても、スタッフの気分は良くなりませんよね。
それどころか、注意されたということで、余計にテンションが下がったりします。
みなさんは、スタッフを元気にするために何かされていますか?
リッツカールトン・ホテルのように「クレド(理念)」を読む???
そうですね。
しかしなら、理屈を言って、それにスタッフが素直に反応してくれるのは、難しいものがありますよね。
ではどうすれば良いのか。
基本的に体を動かして、楽しいことをさせれば、比較的簡単にテンションを上げることができます。
実は、NHKの「ニュー勉ゼミ」という番組を見ていて、面白い方法がるのを知りました。、
京都のある学習塾の生徒をやる気にさせ、集中力をアップする方法です。
その手法を朝礼時にやると、スタッフを元気にし、集中力を上げると思うので紹介します。
用意するものは、人数分のテニスボールです。ダイソーなどの100均で2個1組で販売していたように思います。
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①まず、各自がテニスボールを1つ持ち、二人一組になります。
②そして、合図とともにその二人のペアーで、お互いにボールを同時に投げ合い、同時に受け取ります。
③それをボールを落とさずに、連続50回行うというものです。
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これで終了です。
ボールに意識が集中されるので、だらけた気分が無くなります。
そして何よりも体を動かすゲームのようなものなので、意外と楽しいです。
短時間で、結構な確率で笑顔になります。
その後で朝礼をやればどうでしょう。
みんながニコニコした中で、朝礼をするのは気持ちが良くないでしょうか。
そして、業務にかかる。
気分転換にも良いと思います。
スタッフの機嫌が良いと、お客様の反応も良くなります。
スタッフが主体的に動いてもらってこそ、コミュニティは活発化します。
コミュニティホールのようにスタッフで差別化したいという店舗の方も、
一度試してみてください。
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「ボンカレー」のコラボ新商品を見ながら感じたこと!
今の若い人は、大塚食品の「ボンカレー」を食べたことがあるでしょうか?
発売から50年以上になるロングセラー商品です。
大塚食品が「ボンカレー」を発売するきっかけは、会社にあった不良在庫のカレー粉をどのようにすれば処分できるのか、
考えた挙句に世界初の一般向けレトルトカレーを開発されたそうです。
当初は、阪神地区に限定した販売だったそうですが、人気が出て全国展開されました。
CMは印象的だったので、よく覚えています。
その「ボンカレー」がエースコックとコラボをして、カップ麺を作りました。
「カレーうどん」と「カレーラーメン」の2種類です。
特徴は、炒めた玉ねぎの甘さを活かし、ボンカレーの味を再現しているとのことです。
今回のコラボの背景としては、「ボンカレー」の購買層の高齢化があるようです。
高齢化している理由は、高齢者の需要が多くなったのではなく、
若い層が「ボンカレー」をあまり買わないからなのです。
だから、比較的若い層が食べるカップ麺とコラボして、若い層がお試しで食べる機会を増やし、
購買層の若返りを狙っているということです。
とりあえず試しに食べてもらわないと、リピーターは増えません。
ファンは増えないという当たり前の理屈です。
しかし、これは「ボンカレー」だけの話ではなく、パチンコ業界全体に言える話しではないでしょうか。
試しに打ってもらわないと話しにならない。
パチンコ人口が大幅に減っている現状を考えると、
パチンコ業界として、試しに打つ機会を積極的に作って、休眠層や、
まだパチンコをされたことのない人に、気軽に楽しんでもらう機会を積極的に作っていく必要があるのではないでしょうか。
そのために組合などが主導して、無料パチンコを地域で行うのも「有り」ではないかと思います。
毎月でなくても、1年に1回でも2回でも良いと思います。
過去のパチンコしか知らない人は、パチンコホールの遊技環境が、
格段に良くなっていることに驚かれるかもしれません。
遊技台も昔に比べると演出も凝っていて、面白いと思われるかもしれません。
とにかく手軽に打つ機会をつくり、ホールを開放することです。
今は協力し合って、パチンコファンを意識して育てる時のように思います。
たぶん中国のお話だと思います。3匹?のノミの話です。正確ではありませんが思い出したので紹介します。
3匹のノミは、ブタに取り付いていたのですが、
いつも場所取りで争っていました。
一番美味しい血を吸える場所を取り合って、喧嘩ばかりしていたんですね。
そこへ、別のノミが現れて言います。
「もうすぐ、お祭りが行われる。
お前たちは、ブタの血を吸うことを忘れ、気楽に争っているが、そんなことをしているから、このブタはマルマルと太っている。
このままでは、このブタはお祭りの日にブタの丸焼きにされてしまうぞ。
そうなったら、お前たちもブタと一緒に火あぶりだ!」
それを聞いた3匹のノミは争うのをやめて、ブタを痩せさせるために、協力して血を吸い、火あぶりを免れたというお話しです。
地域一番を争うの良いですが、今は協力してファンを増やさないと、たいへんなことになるのではないでしょうか。
この「ボンカレー」の取り組みのニュースを見ていて、そんなことを思いました。
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「甘酒」の売上急成長の情報から景品イベントを考える!
昨日、家内の買い物のオトモで、スーパーに行くと、目立つ場所に”甘酒”が置いてありました。
目立つ場所に置いているということは、販売に力を入れている商品なのだ、と思いながら見ていました。
実は先週のニュース番組WBSで楽天における”甘酒”のランキングをしていたので、なるほどと思ったしだいです。
”甘酒”は近年伸びが著しく、楽天の統計資料によれば、
甘酒の売上は、2010年を100とすれば、2017年には約3000と30倍になっています。
甘酒に関する意識が高いことが分かります。
それでは単純に甘酒を飲む量が、30倍に増えたのかというと、そうではないことは皆さんもなんとなくわかると思います。
なぜなら、自分の周りにそんなに甘酒を飲む人はいないからですよね。
だから、甘酒が流行っていると思って、単純に景品として仕入れても、
飛ぶように売れるはずはないということになります。
甘酒は「飲む点滴」とか言われているそうで、体に良い。
効能をネットでちょっと調べただけでどんどん出てきます。
・ビタミンB群が豊富なので、脂肪の燃焼が効果的になる
・コウジ酸が含まれており、頭皮を若返らせ、美しい髪を作る効果がある
・食物繊維やオリゴ糖が、腸内環境を整えてくれ、お通じなどが良くなる
・ブドウ糖が疲労回復を助け、脳の活性化を助ける
しかし、だからと言って喜んでみんなが飲みたくなるのかというとそうではないと思います。
青汁は健康に良いと昔ブームになりましたが、長くは続かなかったように思います。
理屈で健康に良いと分かっていても、飲みたくなるような何かが無いと続けることはできません。
でも、WBSの甘酒ランキングを見ていて、甘酒のブームを支えている仕掛けが、少し見えたような気がしました。
それは、甘酒を作っているメーカーなどが、甘酒を単なる飲み物ということではなく、
味噌のように習慣的に使うように、食べ物を美味しくする、あるいは健康に良いものにするものとして、
いろいろな提案をしているということでした。
要するに”甘酒”が伸びているのは、そのものを売っているからというより、”甘酒”の使い方を進化させ、
それに合わせて”甘酒”自身も進化させているからです。
WBSの中で、マルコメの担当者は、甘酒ブームを一過性のものではなく、習慣化されるような商品展開を意識していると言ってました。
そのために甘酒を積極的に料理に使うことを提案し、甘酒を使ったレシピ動画を公開しているとのことでした。
そうなんだと思い、興味を持って料理サイトのクックパッドで調べてみると、甘酒を使ったレシピが124品も出ていました。
もし、”甘酒”を提案するなら、飲むだけではなく、料理に使えるとすると、お客様の買いたいというスイッチを押せる確率が高まりますね。
何もなければ、単に”甘酒”で終わります。
でも、その効能を知れば、最近疲れているから試してみたいと思うかもしれません。
また、嫁さんに買って帰ろうと思うかもしれません。
料理に使えるとなれば、買って帰ってマンネリ化している料理にアクセントをつけようと、嫁さんに提案しようと思うかもしれません。
少なくとも購入動機は増えます。
そこでカウンタースタッフが笑顔で、「飲んでも美味しかったです」とか、「これで料理を作ったら美味しかったです」とおススメしたら、
一つぐらい買って帰ろうと思うのではないでしょうか。
・・・・・・・・・・・
健康志向が高まり、いろんな食材等の効果効能が紹介されることが多いと思います。
テレビやチラシを見ているとすべての食材が良いもののように思えてきます。
しかしながら、すべてが良いというのは、何でも良いということになり、興味が薄れてしまいます。
景品イベントに力を入れて、お客様に楽しんでもらいたいと本気で思っているなら、
店舗として何を提案したいのかを明確にして、お客様へ訴求しないとインパクトはないでしょう。
最近は、ネットで情報収集が簡単に行えますので、
景品企画を考える場合、仕入れたいと思う商品の他業界の取り組みを調べて、
自分の店舗としてお客様に提案したいことを伝えることが大切です。
手間はかかりますが、それに対してお客様は、ホールの姿勢を見て、好感を持ってくれます。
これはコミュニティホールの十分条件の3項目目で言っている「努力」の部分です。
このような取り組み方は、スタッフの能力をアップし、お客様の好反応がスタッフのやる気を育てます。
やらされ感のある景品イベントから、お客様はホールに対してどういう印象を持つかイメージしてください。
お客様からどんな声が聞こえそうですか、想像して下さい。
逆に、お客様のことを考えた景品を、カウンタースタッフがニコニコしながら、おススメしているところをイメージしてください。
いかがでしょうか?
コミュニティホールを目指している方は、お客様に認知的不協和が起こりますから、やらされ景品イベントは絶対NGです。
くれぐれも気を付けてください。
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更新日:
値下げで売上アップを狙う企業の成功のポイントとは?!
今年に入って、皆さんはスーパーマーケットに買い物にいかれましたか?
1月17日から、イオンでは100品目もの商品の値下げをしているそうです。
値下げ幅は、平均10%になるそうです。
政府はデフレ脱却ということを言っていますが、企業の動きはそのようには動いていません。
値下げと言うことでは、イオン以外でも、良品計画は2400品目の値下げをするそうです。
マクドナルドは、カフェラテを200円から150円に値下げしています。
値下げはパチンコ業界でいう出玉ですよね。
各社が値下げをしている理由は、売上アップや新規顧客の呼び込みのためです。
そうですよね。これが無ければ、ただ経営を苦しくしているだけ、ということになりますから。
ではその効果はどれ位あるのでしょうか?
イオンは昨年8月に114品目を値下げしています。
その結果、対象商品の販売個数は6割アップし、売上高は3割アップしたそうです。
日々使うものについては、消費者の価格志向は強く、
値段を下げることで消費がアップしていきます。
価格を下げることで、商品の売れ行きがアップするものは、「価格弾力性」があるといいます。
この「価格弾力性」の有り無しを見分けることが、値下げによる売上拡大の成功にポイントとなります。
これはホールでも同じことですね。
私はヒューテックにいたころ、「出玉弾力性」という表現をして、
機種ごとにスタート回数と稼働の関係、粗利と稼働の関係を調べていました。
出玉により稼働アップをしたい場合は、「出玉弾力性」がある機種を選ばないと、出玉をしても稼働は伸びす、
ただ利益を減らすだけになってしまいます。
稼働が下がったからといって、単純に出玉をしてもダメなんですね。
逆に「出玉弾力性」のある機種は、タイミングよく出玉をするとお客様が増え稼働が増えます。
新台だから出玉弾力性があるとは限りませんし、稼働の高さで決まるものはありません。
もちろん機種としての全国的な傾向はありますので、全国データで傾向を見ることができます。
しかしながら、同じ機種でも店舗ごとに出玉弾力性の強さは違いがあります。
というわかで、「出玉弾力性」は自店の機種ごとに把握しておく必要があります。
値下げで売上アップを狙う企業は、この「価格弾力性」が高い商品を選んで価格を下げています。
株高は続いていますが、消費者の意識は厳しいものがあり、それに対応している状況ですね。
値下げをしている他業界を学ぶとすれば、「出玉弾力性」を意識したホール運営ということになります。
コミュニティホールをすれば、まったく出玉をしなくて大丈夫ということではありません。
やはり、メリハリというかお客様に期待を持っていただき、楽しんでもらう必要があります。
そのためには、それを効果的にする必要があるということです。
ということで、くれぐれも自店に導入している機種の「出玉弾力性」の研究は怠らないようにしてください。
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新開発チョコレートでバレンタイン企画を盛り上げる??
バレンタイン商戦が始まっているので、ニュースでチョコレートに関するものが増えているように感じます。
その中で面白いと思ったのが、ニュース番組WBSで紹介されたネスレ日本が、スイスのバリー・カレボーと新しく開発された『ルビーチョコレート』の独占契約を結び、
サブリムルビー(1本432円)という高級なチョコレートを販売するというものです。
チョコレートの基本は、
①ダークチョコレート(カカオが多い)
②ミルクチョコレート(ミルクを配合)
③ホワイトチョコレート(カカオ豆の油脂から作ったココアバター配合)
の3種類だそうです。
バリー・カレボー社が開発したのが、赤みがかったカカオを使用して作るもので、さわやかな酸味があるベリーの風味だそうです。
これは上の3つの種類とは違う第4の種類と言うことです。
また、これが商品化されるのは世界で初めてということで、話題性はあります。
1月19日より販売されるということなので、
女性向けの情報提供としては、面白いのではないでしょうか。
景品として仕入れて、来店促進として、女性客限定でDM案内をするのも面白いと思います。
先だってバレンタインを利用した来店促進のブログを書きましたが、
その来店促進に使えると思います。
実はWBSの中でもう一つ紹介していたのが、『ブロンドチョコレート』です。
こちらはホワイトチョコレートで使うカカオ豆を焦がして偶然にできたものらいのですが、
これも上の3種類とは違う第4の種類だそうです。
このブロンドチョコレートはキャラメル風味だです。
有楽製菓が作っており、このチョコを使って、「黄金なブラックサンダー」(1080円)という商品作り、販売しています。
直営店では、『一目で義理とわかるチョコ』を全面的に打ち出して販売しています。
この商品も話題性ということでは面白いと思います。
ご存知のように、こういう販促商品の展示は、スタッフが面白がってやってくれないと盛り上がりません。
だから、スタッフにまず試食をさせて、感想を書かせてみましょう。
一番良いものをPOPにすれば良いと思います。
それぞれネットで調べるとウンチクが書いてあるので、
それにプラスすれば完璧です。
自分で食べて美味しいと思ったチョコレートをお客様に進めるのは、苦ではありません。
カウンタースタッフだけに食べさせると不公平感がでるので、おススメはできません。
スタッフみんなに食べさせて、みんながおススメをするというスタイルですね。
バレンタインデーまでに、如何に盛り上げていくかが大切です。
14日だけの展示では、ホールのやらされ感しかお客様は感じないので、早目に取り掛かりましょう。
コミュニティホールを推進している店舗では、それに加えてプラスアルファのアイデアを付加してください。
早目なら、地域のスイーツ店や料理教室とのコラボも可能だと思います。
関連:バレンタインを活用した来店促進プランはもう立てました?
・・・ 👆目次
更新日:
誰もがおや?と思う。おもしろい3D装置!!
ニュース番組WBSの中で面白い商品を紹介していますが、
その中で面白いと感じる商品(1月16日放送)がありました。
3Dの映像が浮かび上がってくる装置です。
何もないところに映像が浮き出て見えるので、
見た目にインパクトがあり、
お店で協調したいこと、訴えたいことを効果的に伝えるのではないかと思い見ていました。
装置というのは、プロペラの羽というか棒の中にLEDが仕込んであり、
それを1分間に1200回という高速で回転させ、
残像効果により、文字や絵を浮き上がらせるというものです。
既存の電子ポスターや電子イーゼルではインパクトが出せないという方には、
使ってみる価値があるかもしれません。
ネックは、まず、高速で羽が回転するので、お客様の手の届かないところに掲示する必要があります。
要するに近づけないところか、高いところなどでの使用ですね。
それと価格が結構します。テレビでは40万円からなどと表示していました。
販売している会社は、「株式会社Life is Style」というところです。
商品名は「3D Phantom」というみたいです。
論より証拠、YouTubeで動画がアップされているので、確認してみてください。
インパクトはあると思いますが、
それをどのように運営に結びつけるかというイメージを持たないと、
ただの初回ビックリモノになってしまいます。
初回はビックリしますが、2回目は慣れ、3回目は飽きてしまうということになりかねません。
購入を検討される場合、打ち出すコンテンツとホール運営の連動性で、
お客様の意識にどのようなインパクトを与えるかがイメージできるかどうかが、
判断の決めてではないでしょうか。
・・・ 👆目次
更新日:
バレンタインを活用した来店促進プランはもう立てました?
皆さんは最近チョコレートを食べたのはいつですか?
そう聞かれても思い出せない人が多いのではないでしょうか。
こんな話をするのは、バレンタインデーが近づいてきているからです。
ニュースを見ているとバレンタイン商戦が始まっていることに気づきます。
今月に入ってすぐ、銀座高島屋でバレンタインチョコの発表会が在りました。
そこで限定の品のチョコレートや、日本に初めて紹介される外国のチョコレートを紹介していました。
また、15日からは銀座ロフトでもバレンタインコーナーを作り、販売を始めています。
このお店のユニークなのは、回転ずしと同じベルトコンベアーを使い、
チョコレートやスイーツ、それに関連雑貨を乗せて動かしています。
全長が30mあるので結構な長さです。
動くものに目が魅かれるので、最初の喰いつきは悪くないようです。
ただ、商品が流れていくので、気に入ったものをじっくり見るのには適さないようです。
それに商品の横に説明書があるのですが、字が細かくて読みにくい。
読んでる途中で、次の商品がくるような感じです。
国民的なイベントとして定着してるバレンタインをお店でどのように活かしていますか?
チョコレートの年間消費量は、4000億円から4500億円といわれています。
その11%から20%がバレンタインに集中しています。
購入パターンは決まっているようで、2月に入り徐々に増え始め、14日がピークになります。
総務省統計局のデータを見ていると、普通の日の20倍くらいにはなっているようです。
市場のニーズの盛り上がりに合わせながら、景品イベントをしても面白いかもしれません。
今年のトレンドは、”かわいい”など『インスタ映え』のするものだそうです。
女性スタッフを活用して、インスタ映えのするチョコを集めてはどうでしょうか。
別にすべて購入しなくても、流行りのチョコをカウンター横で紹介しても良いと思います。
2、3購入して、若い女性客の意見を聞いて、追加購入していくのも良いでしょう。
また、近くのチョコレートを販売しているお店とのコラボも考えられます。
展示をホールでして、そのお店に買いにいってもらうのも良いですし、
ホールで販売してもよいでしょう。
1月に検討をし、段取りをして、2月の初めから商品の展示等で動き出す。
ホールとしては、地域の店舗との連携を考えるいいチャンスにすることもできます。
当然、来店促進となると何度か足を運ぶように、バレンタインアイテムを分割することも考えられます。
つまり、バレンタイン関連アイテムを一挙に出すのではなく、分割して出す。
チョコレート本体と包装、または添付するメッセージ集やメッセージを各ペン。
あるいは包装されたチョコレートに貼るシールでも良いかもしれません。
展示する日を分けます。
遊び心をつけるなら、1月中に男性客へアンケートをとるのも良いかもしれません。
スタッフがお客様を回らなくても、カウンターで少し待っている間に、
簡単なアンケートを取ってもらう方法もあります。
そのアンケートを2月の初めにポスターなどで公開し、
希望商品の一部を取り寄せるのも悪くはないかもしれません。
考えだすときりがないと思いますが、
2月14日に『総付けで義理チョコを配るのは、もう陳腐過ぎてダメだ!』
と考えられる方は、今年のバレンタイン企画は力を入れてみてはどうでしょうか。
些細な企画でも気を抜かないと言うのは、コミュニティホールの十分条件の3項目目の充実になるので、お勧めです。
関連:新開発チョコレートでバレンタイン企画を盛り上げる??
・・・ 👆目次
更新日:
「石鹸で洗う絵本」の活動に共感して店舗経営に活かす!
ニュース番組のWBSで「石鹸(せっけん)で洗う絵本」が紹介されていました。
絵本の中身は、ウサギやカエルなどが書いてあり、洗うと隠されている絵が出てきます。
始めその絵本だけが紹介されたので、「お風呂で使いう絵本」ということであれば、
子供もお風呂に入れるために買う人もいるだろうが、
手洗いの時に絵本を見させる親は少ないのではと思いました。
みなさんもどうでしょう。
小さいお子さんがいて、手を洗うのに絵本で遊ばせようと思うでしょうか?
それよりも、さっさと手を洗って、食事をさせたり、別のことをさせたいと思うのではないでしょうか?
ところが、この絵本を制作したアンファーの社員が出てきて、
この絵本は、カンボジアの子供のために作られたと聞いて、その意図が理解できました。
実は、カンボジアでは、感染症がいまだに多く、5歳未満の子供の死亡原因の33%が、
肺炎、下痢、マラリアなどの感染症なのです。
その感染症を無くすために、アンファーは「SAVE SOAP プロジェクト」という感染症予防のプロジェクトを立ち上げ、
感染症予防のための石鹸を開発し、カンボジアに提供しています。
しかしながら、手洗いを習慣化するのはたいへんなことであり、
子供の手洗い習慣化促進の施策として、「石鹸で洗う絵本」を作ったそうです。
その概要はネットでも知ることが出来ます。
「SAVE SOAP プロジェクト」
1月末からアンファーの石鹸を1つ購入すると、カンボジアに石鹸一つと絵本が届くそうです。
このアンファーのCSR※を聞いてどう思われますか?
もし、面白いということであれば、そういう活動をコミュニティ掲示板で紹介したり、
景品として期間を決めて取り扱っても面白いと思います。
通常の景品イベントも悪くはありませんが、このような社会貢献活動を応援することは、
地域密着の店舗としての社会貢献の考え方を、お客様に知ってもらう活動になるのではないでしょうか。
※CRS(企業の社会的責任):企業が倫理的観点から事業活動を通じて、自主的に社会に貢献する責任のこと
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黒ネコヤマトの新サービスをヒントに来店動機を作る!
ヤマト運輸が面白いサービスを始めました。
それはアパレルの通販を対象としたサービスです。
どういうものかと言うと、お客様がネット通販などで、アパレル業者から服など購入する際、
購入はしたものの試着したが気に入らなくて返品したい場合に対応したサービスです。
具体的には、消費者がアパレル業者から通販などで購入した商品を、ヤマトが預かります。
購入した消費者は、ヤマトが駅ビルに作った専用の試着室コーナーで試着をしてもらいます。
気に入れば、そのままお持ち帰りしてもらい、もし、気に入らないと判断すれば、その場で返品できます。
返品されたものは、ヤマトがメーカーに返しに行くというサービスです。
この利点は、いろいろあります。
まず、メーカーは実物を見ていないから購入したくないという人や、返品が手間なので購入したくないと人を取り込める可能性が高まります。
購入者にとっても、購入に関わるわずらわしさが無くなります。また、配達を頼んでも不在を気にする必要がなく、自分の都合の良い日に会社帰りに駅で受け取ることが出来ます。
ヤマトにとっては、アパレル関係の既存ユーザーのサービス向上、および新規開拓がしやすくなります。
また、宅配までしなくてよいので、二重配達なども無くなり、コストの削減ができます。
このサービスは1月からアトレ大森(東京大田区)で試験的に始まっています。
これが予想通り便利で利用が見込めるなら、東京中心に主要駅を行う計画です。
面白いアイデアだとは思いませんか?
この発想はホールでも使えるのではないでしょうか!
試着室まで作るかどうかは別ですが、パチンコユーザーの中には、宅配の受け取りがネックになっている方もいるかもしれません。
アパートで独り暮らしで、宅配ボックスがないなどです。
それなら、ホールで宅配便を預かるというのは、会員サービスとして良いかもしれません。
パチンコ店は夜11時近くまで開いていますので、自動車通勤の人は帰りに立ち寄ってもらえば良いということになります。
パチンコ店にとっては来店動機が増えるということになります。
宅配が届くと、メールを会員に送る。そしてカウンターまで取りに来てもらう。
もちろん、いつまで預かるのかなど決めないといけないでしょうが、
自店のお客様にニーズがあるなら、会員サービスの一つになるかもしれません。
やるとなれば、それなりの事前準備や体制を整える必要はあるでしょうが、
右から左にやれないということは、他店がすぐマネができないということになります。
知恵も労力も出さずに、他店との差別化できません。
実行してみることで分かることも多いと思います。
聞くよりも、見るよりも、何事もチャレンジしてみる。
3月の会社員の人事移動を見越し、新規会員の取り込みの一環として挑戦という発想になりますが・・・。
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クラウドファンディングで酒蔵を応援する、をヒントにする!
最近、クラウドファンディングを利用して、酒造メーカーが資金調達をし、新しい日本酒の開発を手がけたり、
ファンを増やしたりしているのがちょっとしたブームになっているようです。
日本酒離れが進み、日本各地にあった酒造メーカーが廃業しています。
その酒造メーカーを中国企業が買収しているという話も聞いていました。
国税庁の統計によると平成9年に2109件あった清酒製造業者数が、平成24年には1517件と15年で28%も減っています。
こういう厳しい状況の中で、クラウドファンディングを利用して、活路を見出しているのです。
クラウドファンディングは、プロジェクトのための資金を調達できない個人・団体が、
ソーシャルメディアをはじめインターネット上で企画内容と必要な金額を提示し、広く支援を呼びかける手法です。
クラウドファンディングのメリットは、資金調達だけではなく、マーケティングにも役立ちます。
①それは、クラウドファンディングの反応で、新しいお酒のニーズがどれくらいあるのか、事前リサーチの役割を果たします。
②また、インターネットを利用しているということは、若者が見ていることが多く、日本酒の若者へのPRになっています。
③それに投資をする。応援をするという行為は、投資先の酒造メーカーに対する思い入れができるので、ファンを形成しやすくなります。
④さらに、地元を離れて都心などに住んでいる人が、地元を応援するという具体的な手段になります。
以上のような理由もありますが、日本酒の開発は短期でできますので、投資をしてからの結果がすぐに分かるということで相性も良いのです。
さて、このクラウドファンディングやその考え方をコミュニティホールで活かす方法を考えてみると面白いと思いませんか?
抽象化思考をして、その本質は何かを把握し、それを具体的にコミュニティホールの施策へと落とし込んでみましょう。
クラウドファンディング × コミュニティホール
ですね。
一番ストレートなのが、お客様の中で日本酒好きな人を集めて、日本酒クラブをつくり、
みんなでクラウドファンディングを利用して、いくつかの酒造メーカーに投資をして、
お酒の新製品をゲットして、品評会をするというものです。
これはコミュニティホールの十分条件の7項目目の発想ですね。
もしかしたら、地元の酒造メーカーもクラウドファンディングを利用しているかもしれません。
そうなると、お客様と一緒に地元支援をすることになりますから、
これはコミュニティホールの十分条件の9項目目の地域共生につながりますね。
もちろんこのクラウドファンディングを研究して、
地元の酒造メーカーにクラウドファンディングを利用して、新製品を作りませんかという提案をしていくのは、
その発展形となるでしょう。
こんな風に考えていくと、どんどん発想は広がります。新しいことに挑戦するのは楽しいと思いますがいかがでしょうか。
もちろん、地域社会における自ホールの信用というモノがベースになりますので、
それまでに地道な地域貢献活動(十分条件の9項目目または3項目目)や
自店の考え方の浸透(十分条件の1項目目)などの布石が必要なのは言うまでもありません。
参考資料:コミュニティホール研修
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薩摩藩の人材育成の行事を見て、組織の強化を考える!
今年は維新から150年と言うことで、いろいろなイベントが催されるようです。
その関係だと思いますが、今年のNHKの大河ドラマは、明治維新の中心的役割を果たした西郷隆盛が主人公となっています。
良く知っているということもあり、あまり見る気は無かったのですが、途中からですが、つい見てしまいました。
私が見たときは、薩摩の子供が鎧をつけ、関ケ原の島津義弘の撤退戦を忘れないようにと「妙円寺詣り」という藩の行事を行うシーンでした。
西郷が生まれてたのは江戸末期ですから、この「妙円寺詣り」というものは、江戸の初めから200年以上も行われている行事ということになります。
この行事は何かといえば、教育ですよね。
島津家は、徳川家に対して屈服したわけではないということを家臣に浸透させ、
いつの日か徳川に代わる大名になる、そこまで行かなくても、対等の大名になるという気概があったのではないかと思います。
そういう想いが、篤姫を将軍家に輿入れさせ、
中央政権への関与を強めていき、最終的に討幕の中心になっていったのだと思いました。
藩全体が島津家は特別だ、薩摩は他の大名とは違う、そういう教育をやり続けることで、薩摩藩を盛り立てていったように感じました。
そう思うと、地域や組織を活性化するためには、薩摩藩がやったように教育は非常に大切なことではないのでしょうか。
そう思った時、頭に浮かんだのが、昨年末の読売新聞(12/29)の朝刊に出ていた、「市街地達成3割のみ」というタイトルでした。
地方都市の中心部のにぎわいを取り戻すために作られる「中心市街活性化基本計画」が、空振りに終わるケースが相次いでいます。
この10年間に商業・観光施設の整備などに、2兆3200億円を投じたようですが、実施前より悪化したケースは5割以上になります。
失敗の原因は人口の減少にあるように新聞では書いてありましたが、本当でしょうか?
人口の減少は前から分かっていることであり、それを言い訳にするのはおかしいように思います。
なぜなら、それを見越して活性化をするべきものであるはずだからです。
だから、失敗している要因は、何か別にあると思っていました。
その何かの答えが、NHKの大河ドラマを見たとき、もしかしたらこれではないかと思ったのが、地元や自分の組織に誇りをもち、愛するための教育です。
どんなに商業・観光施設の整備をしても、地元の人が、地元を素晴らしいと思い、地元を愛する心が無ければ、人は去っていきます。
逆にそういうもの有れば、幕末の薩摩藩のように地元を盛り立て、中央に負けない存在になっていきます。
これは、会社でも同じだことではないでしょうか。
会社を強くすためには、そこで働く社員やアルバイトスタッフが会社に誇りを持ち、愛するための教育(施策)を繰り返し打つことです。
そうすれば社員やアルバイトスタッフは、会社を地域NO1にしたいとか、会社を存続させていきたいという想いが湧き、工夫を重ねて強くなっていくように思います。
みなさんの会社では、会社や店舗に誇りを持ち、愛するための取り組みはどうされていますか?
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高速で走るロボットから経営システム改善のヒントをもらう!
ニュース番組WBSのトレンド卵で、前傾姿勢で走る二本足のロボットが紹介されていました。
東京大学の石川正俊教授が考えた『ACHIRES』です。
倒れる前に足を前に出して進むというものです。
まさに人が走るように前傾姿勢をとって高速で走ります。
これまで二本足のロボットが走るというのは、どちらかと言えば「早く歩く」ようなスタイルが多かったように思います。
ホンダの「アシモ」も走ると言うよりは、早く歩くというもので、体はまっすぐで傾けません。
そう言う意味では、人の走るに近い画期的なものではないでしょうか。
これを可能にする技術は何かと言えば、それは「不安定な状態を安定させる技術」というものだそうです。
原理は、別のカメラでロボットを観察し、危ないと判断するとそれに対応した動作を起こすというものです。
カメラは1秒間に600回という高速でロボットをモニターしています。そして、その映像を処理し、倒れると判断すると足を出すのです。
「危険察知の技術」と「危険回避の技術」の組み合わせですね。
倒れそうになるのを防ぐために足を出して、それを回避する。結果として走っているというものです。
この話を聞いて、急成長をしている企業の経営と似ている、と思いませんでしたか?
変化の激しい中で、急成長をしていく企業は、次々にいろんな施策を打っていきます。
もちろんすべてが成功するのもではなく、上手く行かない施策も出てきます。
そういうものを観察し、いち早く情報収集をして判断し、すぐに次の一手を打ち出していく。
その結果、走ることが出来る。つまり急成長をしていくというものです。
ユニクロの柳井正社長の本に「一勝九負」というタイトルの本があったと思いますが、
ファーストリテイリングはこのパターンの企業だと思います。
あなたの会社や店舗は、いかがでしょうか?
まず、今の経営環境の変化が激しく、新しいことを次々と挑戦していかないといけない状況と認識しているかというのが第一でしょう。
次に、いろんな施策を考えて実行しているかどうかですね。
そして、三番目にそれが上手く行っているかどうか、モニタリングというか観察やデータ収集をしているか。(危険察知①)
四番目が、それを基に実行している施策の良否を素早く見分けているか。(危険察知②)
そして、最後に施策がマズイ場合、すぐに修正や追加施策、または変更をしてるのか。(危険回避)
以上のことをチェックしてみると、走り続けるヒントが見つかるのではないでしょうか。
こういう考え方をヒントに、
『考えて見ると指示を出しても、アルバイトスタッフがホールで、実際どんな対応をしているのか確認しなかたなぁ』と思い当り、
こんど危険察知①の強化ということで、指示を出した午前中はモニタリング(≒観察)をしようという発想が出てくれば、
ブログを読んでもらった甲斐があったと考えています。
いろんなことをしてるけど上手く行かない場合、
この前傾で走るロボット『ACHIRES』を思いだして、経営システムの改善のヒントにしてはどうでしょうか。
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セブンイレブンの来店動機を作り出す戦略をヒントにする!
稼働していないものをシェアして、より快適に暮らしていくというサービスが増えてきています。
その中に自転車も含まれています。
確かに自転車は便利ですが、サイクリングでもない限り、自転車に乗り続けることはありません。
移動手段の一つでしかありません。
そこで昨年LINEは、中国の「モバイク」と提携し、
アプリ上で予約や決済をするサービスを今年の上半期を目処に行うと発表しました。
シェアリングエコノミー産業のシェアの市場予測は、2013年150億ドルから2025年には3150億ドルと
12年で21倍になると予測しています。
LINEとしてはこの成長市場に進出し、業績のアップを狙う作戦はさすがに目のつけどころが良いと思いました。
しかし、ニュース番組のWBSを見ているとセブンイレブン・ジャパンが、「ハローサイクリング」と提携し、
既に首都圏のセブンイレブン100店舗に自転車を設置して、シェア自転車を開始しているということでした。
アプリ上でシェア自転車をしているセブンイレブンを指定し、予約をする。
予約をすると暗証番号が送られてくるので、30分以内に店舗に行き、店舗に置いてあるシェア自転車のキーロックを解除して利用するというものです。
返却は、シェア自転車をしているセブンイレブンの店舗ならどこでもOKだそうです。
利用料金は、1日1000円または15分60円という設定です。
都心でちょっと行きたいところがあるときは、渋滞もなく便利な交通手段だと思います。
このサービスを今年中に首都圏の1000店舗で行う予定だそうです。
しかし、なぜセブンイレブンがシェア自転車に取り組むのか。
その理由は、店舗への来店動機の創出にあるとのことでした。
コンビニ業界の差別化はなかなかできません。
だから、来させる動機を一つでも多く作れば、それがそのコンビニを利用するきっかけになるということなんですね。
この発想は成熟した業界ではよくある話です。
パチンコ業界でも同じです。
来店動機の作り方が上手い店舗は、有利になります。
昔は、出玉と新台入れ替えが来店動機のメインでした。
それができない、あるいはその魅力が落ちて生きている中で、お客様の来店動機をどう作っていくのかは、店舗業績に関わる重要なことだといえるでしょう。
昔からあった発想は、複合化です。
パチンコ店とスーパーマーケットを併設する。
ボーリング場やコンビニ、飲食店などを併設する。
最近では電気自動車の充電基地になるというのもありでしょう。
その発想を広げて、コインランドリーやクリーニング店、そう言えばコメダ珈琲の併設もあったと思います。
難点は土地の問題ですね。
しかし、セブンイレブンをヒントにするなら、シェアをすることで、来店を促進できないかという発想です。
パチンコ人口が減っている現状では、駐車場が満車になることはなかない。
だとすれば、マンションや住宅が近くなら、シェア自転車やシェア自動車の拠点になるもの良いかもしれません。
また、駐車場の一部を有効活用できるように、地域住民へシェアサービスを行うのも良いかもしれません。
考え方としては、十分稼働をしていない自店の資源を、地域の人のために有効活用するというものです。
もちろん店舗の中できるお客様が毎日でも来たいと思わせる集まりを企画するのも、来店動機になります。
これはコミュニティホールの十分条件の第7項目の「お客様同士を知り合いにさせる仕組み」がこれにあたります。
パチンコ規制が進む中で、従来の来店動機の効果が薄れてくると考え、
新しい来店動機を作る柔軟な発想をする必要性が高まってきているように思えるのですが、いかがでしょうか?
そういう意味では、他業界の来店動機創出のアイデアは、いろいろと参考になるかもしれませんね。
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ロングヒットをしている中村屋の「中華まん」に学ぶ!
寒い季節に温かい「肉まん」は美味しいですよね。
この商品ができたのが1927年のことで、作ったのが「中華まん」で有名な「中村屋」さんなんだそうです。
当時、中村屋さんはパンやお菓子を打っていたそうなんですが、日本に百貨店できた時、なぜか強い危機感をもったとのことです。
そんな背景もあり、創業者が中国に旅行に行った時、中国の包子(パオズ)を見て、これを日本風にすれば売れるのではないかと思ったそうです。
発売当時は、天下一品「支那饅頭」と言っていました。
これはたいへんヒットし、例のごとく模倣商品が現れ、どこでも作られるようになっていったということです。
当然、どこでも作るので、供給は過剰になり、成熟していきます。
売れる「肉まん」と売れない「肉まん」が出てきます。
そん中、この中村屋の「中華まん(肉まん)」は売れ続けているので、凄いものです。
初めて作ったということは偉大ですが、売れ続けるとは別の問題です。
よくあるのが、自分が初めて作ったが、最終的に生き残れなかった。
あるいは、細々としかやれてないケースも結構あります。
しかし、この中村屋さんは、事業を拡大し続け、
現在では、百貨店向け、スーパー向け、コンビニ向けというような様々な販路向けの商品(中華まん)を開発し、売上を伸ばしています。
売れ続ける極意をニュース番組のWBSが、中村屋のFF開発部の弘中部長に聞いていました。
それに対する答えが、
「変えずに変える」ということを毎年実践している
と言うことでした。
大きく変えると、中村屋の「中華まん」に期待しているものでなくなってしまうので、それはしない。
小さくお客様に気づかれないように少し変えるのだそうです。
具体的には、毎年味を少しづつ変えているとのことです。
つまり、具材や香辛料、量、配合などを微妙に変えているのです。
これを続けることで、飽きられることなく、食べ続けられているとのことです。
考えて見れば、人の味に対する感覚は、他の食の影響を受けて微妙に変わっていきます。
それは本人も気づかないかもしれない。
だから、以前美味しいと感じられたものが、そうでなくなる可能性があるのです。
そういう微妙な変化を気にして、微調整しているのは、凄いことです。
こういう微妙な変化は味に限るモノではないと思います。
サービスでも同じことが起こっているのは、容易に想像できると思います。
他業界のサービスレベルが上がれば、それを体験した人のサービスの基準値が上がります。
その結果、今まで評価の高かった自社のサービスが、相対的に低下している、あるいはレベルが低くなっている、ということは十分考えられます。
中村屋さんの「中華まん」に学ぶところは、「変えずに変える」という微調整力です。
あなたの店舗では以前作ったサービスマニュアルが何年も変わっていない、というようなことはありませんか。
それに対してお客様はイエローカードを渡しているかもしれませんよ。
そう考えると、中村屋さんと同じように、定期的にサービスを見直す機会を持つことですね。
もちろん、サービスを実際にやっている現場のスタッフの意見を取り入れ、
ベンチマーキングと言われるように、他の業界のサービスの情報を収集して、
自社、自店のサービスを見直すのはいかがでしょうか。
(蛇足)くれぐれも、サービス研究(積極的情報収集)もしていない幹部がなんとなく集まって、
サービス改善を話し合うようなことは、時間の無駄になるのでやめた方が良いと思います。
まず、改善のアイデアがでません。無理に社長がやれと言っても全然だめです。
サービスに関心が無い人が改善できるレベルの時代は昔のことです。
そういう光景を見てきて・・・・・・・・!!!
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誰もが考えてもみなかった脅威の節水技術から学ぶ!
人の頭は省エネモードで動いていると言われています。
その典型は、今あるものを疑いもなく使っている。
いちいちテレビを見て、風呂に入って、トイレに行って、台所を見て、改善する必要があるとは思わないからです。
それは、脳が現状を受け入れて、当たり前と思っているからです。
これが何も考えてない証拠と言われています。
そんな当たり目と思っていることを改善する人や物を見ると凄いと思ってしまいます。
実は昨年、ニュース番組のWBSで紹介された「節水ノズル」がそれです。
わずか15人の町工場である「DGタカノ」という会社が開発した、既存の水道の蛇口に取り付ける節水器具です。
これは、洗い物をするための水を、最大95%も節水できるというものです。
実際にテレビで実験をしていましたが、この「節水ノズル」と「通常ノズル」を同じ量と思える水を流し、
そこへ汚れた板を置くと、「節水ノズル」に置いた板はどんどん汚れが落ちていきました。
水の量をは一見同じように見えたのですが、計測してみると「節水ノズル」の方は、「通常ノズル」の5分の1以下しか水が流れていませんでした。
つまり、5分の1の水しか流していないのに、洗浄力がかなり高くなっているのです。
そのからくりは、「節水ノズル」からでる水が、球状になっているのです。
人間の目では、通常のノズルからでる水と区別がつかないのですが、カメラをスローで再生すると、確かにノズルから水が球状になって連続して出ています。
球状になっているので、その水を汚れに当てると、毎回水が当たる衝撃が生じ、その衝撃で汚れが剥がれ落ちていくのです。
ボクシングをイメージしてもらうと分かり易いかもしれません。
「通常ノズル」の水は、最初、ボクシングでいうパンチを出すのですが、その後はそのパンチを相手に押し当て続けている状態です。
押し当て続けるので力はいります。しかしながら相手は圧迫感はあるが、ダメージは少ないというようなものです。
力を水量と考えれば、力の割にダメージが少ないというイメージです。
一方「節水ノズル」は、球状になった水が毎回当たるので、連続パンチを出している状態です。
パンチが一つずつ当たるとダメージを与えることができるように、汚れを落としていきます。
この水が玉状になる流れを『脈動流』というそうです。
この「節水ノズル」は、蛇口から水を出す力を利用し、空気を吸い込んで水と空気を混ぜ、『脈動流』を作っているのです。
飲食店などでは、食器洗いの水道代が大幅に削減できるので、どんどん普及しており、15万個以上売れているそうです。
取り付けるだけで節水ができるので、100店舗以上展開しているある飲食店では、年間3000万円ぐらいの節約になると言っています。
身近な当り前は、完成されてモノではなく、まだまだ改良できることを示している事例だと思います。
ここから何を学ぶか、私はとりあえず2つのことが浮かびました。
1つは、現状の施策は完璧なものではなく、改善できる余地がまだまだある。
ただそれを今は見つけられないのだという発想です。
ホンダの創業者である本田宗一郎が言うように、この世に完璧なものはなく、
よくできたものでも完成度は7割から8割ぐらいと考えることです。
そうするとまだまだ改善できるという気持ちが湧き、工夫をしていく意欲が湧きます。
これ以上変えようがないと思った瞬間に、思考が停止してしまうので、
この「節水ノズル」は、どんなことでもまだまだ変えることができるということを教えてくれていると思います。
もう一つは、何かをした場合、最初は威力があるが、その後はインパクトが無くなるのは、
「通常ノズル」式の施策であると考えることです。
要するにマンネリ化が「通常ノズル」式の施策です。
効果を毎回出したいなら、『脈動流』的な発想で、施策を打ち出す必要があるということです。
身近な例で、総付けでモノを配るを考えて見ましょう。
ただ、配っただけでは、最初の配布にはインパクトはありますが、それ以降はインパクトが無い、というようなものです。
これを毎回総付けのモノを欲しいと思わせるようにする。
例えば、コーヒーカップを配るというのはどうでしょう。
ただ、配るだけでは、ありがとうで終わりです。
違うモノをまた配ったとしても、だんだん慣れてきます。
どうしても総付けの日にホールに行ってもらいたいとは思わないでしょう。
もし、この配布するコーヒーカップが、5つセットの色違いカップを毎月1個配布するとしたらどうでしょう。
今月、コーヒーカップを受け取れば、来月も再来月も来ないと、セットは完成しません。
そこで、今月コーヒーカップを配ったときに、予告をして、どうせなら集めようと思わせるようにします。
そうなると毎月の総付けコーヒーカップは、集客の動機付けとして働くことができるのではないでしょうか。
当然4つまで集めれば、最後の1個はどうしても欲しいと思い、無理をしても来るのではないでしょうか。
このように連続することで、毎回来店動機が強く形成されていく、
そういう工夫をしていくことの重要さをこの「節水ノズル」が教えてくれているように思います。
皆さんは、この「節水ノズル」の話を聞いてどう思われたでしょうか?
この「節水ノズル」は、WBSで12月11日に放送されたものです。結構衝撃を受けました。
誰もが当り前と思っていることを変えていくことは面白いとは思いませんか?
現状に満足せず、そういう取り組みを地道にしていくことが、
会社や店舗を急激に発展させる起爆剤になるような気がしました。
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新年、明けまして、おめでとうございます!
3日前の12月29日の夜のテレビでは、元日は雨という週間天気予報でしたが、幸い予報通りにはならず、晴れた穏やかな元旦となりました。
午前0時になるとまず、家の神棚にお参りをします。そして午前中にいつもの神社へ参拝に行きます。
私がいつも行っている神社は、「石上神宮」というところで、
歴史の教科書にでている『七支刀の剣』で有名なところです。
同じ神社でも、参拝者が段々増えていく神社と、そうでない神社があるように思います。
この石上神宮は昔はそんなに参拝者がいなかったように思うのですが、
20年前くらいから徐々に増え始め、10年前に目立って増えてきました。
そしてここ4,5年は、正月参拝者用の駐車場を、毎年拡張しているように思います。
奈良県の有名神社では、大和の国の一宮でもある三輪神社、初代天皇である神武天皇を祭っている橿原神宮、春日大社等があります。
それに比べるとまだまだ少ないですが、いつも初詣をしている神社の参拝者数が増えていくのを見ると、
御利益があるので増えているように感じ、悪い気はしません。
これはパチンコホールを選ぶ感覚と同じですね。
多くの人が入っていると、勝てるから来ているのではないかと錯覚を起こしてしまう。
だから、稼働が大切ということになります。
しかし、店舗の入りを見て入店を決める人は、その店のファンなのかというと、そうではないということになります。
本当に大切なのは、入店の多寡に関係なく、その店に来てくれる人なので、
あなたが本当に大切にすべきお客様は誰何か?と訊かれた時に、役職者をはじめスタッフ全員が、同じ認識を持っていないとマズイということになります。
ではタダの遊技者が、店舗のファンになり応援してくれる要因とはなんでしょうか?
いろいろ考えられますが、スタッフの心遣いが第一のように思いますがいかがでしょうか。
実は、今日の昼、神社に参った帰りに、うどん屋さん寄りました。
そこでは、うどんの玉を1個から3個まで追加料金なしで、選んで注文できます。
私は、いつも3玉を頼むので、その日もうどんを注文し、麺を3玉入れるように頼みました。
ところが、持ってきたうどんはどう見ても2玉分しか入っていません。
まあ、これでもいいかと思ったのですが、スタッフの対応を見るために、あえて呼び出しボタンを押し、「これは2玉だ」と言ったのです。
最初に出てきたスタッフは、注文票を見て、3玉と書いてあるので、「これは3玉のうどんです」と答えました。
私は注文票と違う品が出てきたので、クレームをつけたにも関わらず、厨房では注文票に基づいて作っているので、これが3玉と言い張ります。
私は、一週間前にも同じものを頼んでいたので、その時と量が明らかに違うと言うと、
そのスタッフは、先輩の女性スタッフに相談しました。
するとその先輩女性は「申し訳けありません。麺が不足しているようでしたら、もう1玉つぎ足します」と言ってくれました。
私としては、スタッフの対応を観たかっただけなので、「とりあえずこれで食べてみるので、構わない」と言い、これで良しとしました。
後は帰りのレジで対応を見ようと思いました。
実は、あまり期待していなかったのですが、私がレジで会計をしているところを、先輩女性スタッフが見つける声を掛けてきました。
そして、再度謝罪し、状況を聞かせてくれました。
いつもの厨房係が休んでいて、不慣れな人間が作っていたようです。
私は、声を掛けてくれたことが期待以上でしたので、「また来るよ」と言って帰りました。
最初のスタッフは全然ダメでしたが、先輩女性スタッフの対応で、また来ようと思ったわけです。
これがいわゆる「お客様に無関心でない態度」というもので、離反防止の最大の対応です。
こんなことがあったので、店舗のファンを作るには、心遣いが一番大切という思いを強くしています。
あなたは、こういう心遣いができるスタッフのいる店舗は応援したいと思いませんか?
もちろんこの後、若いスタッフの対応が良くなって行かないと、お客様に対する基本姿勢の取り組みが、
店としてできていないと判断して、この店を応援する気持ちが薄れていくでしょう。
それは今後の課題ということになります。
このうどん屋さんの体験は、個人的には良い接客事例に遭遇したということで、
今年は元旦からツイテいると思っています。
私は積極的に良い事を見るようにしていけば、良い年になると思っています。
どうぞ本年もよろしくお願いします。
皆さんも、良い年でありますように!
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