本当の地域密着店の作り方

店舗(パチンコホール)が地域のコミュニティ広場としての取り組みを始めた

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経営のヒントになりそうに思ったこと

 □□□ 2022年 2月の目次 □□□

 中国のウインタースポーツ人口増加から思うこと

 北京2022が今月20日に終わりました。 冬季オリンピック自体はいろいろと問題はありましたが、何とか無事に終わったというところでしょうか。 習近平さんもホッとしているのではないかと思います。 国際的なイベントを無事に終えることが出来たことは、習近平体制の維持に不可欠であり、そのための条件を一つクリアした形です。、

 ところで習近平さんは、中国選手の活躍に満足しているのでしょうか? 個人的には満足しているのではないかと考えています。 その理由は、金メダルの獲得数でアメリカを上回ったからです。 下の表を見てもらうとよく分かりますが、1位は北欧のノルウェー、2位はドイツ、そして3位は中国となっています。 メダル獲得個数では、15個しかなく、日本よりも少ないのですが、 金メダルを獲っていることで、次回の冬季オリンピックのメダル獲得の目処が立ったのではないでしょうか。

 ご存知かもしれませんが、習近平さんはウインタースポーツ人口を3億人にするという構想を掲げています。 スポーツ競技の強さは、底辺のファンや選手がどれだけ多いかである程度決まります。 もし、3億人の人がウインタースポーツをするとなるとどうなるでしょう。 今以上に優秀な選手が出てくる可能性はかなり高くなります。

 現在のウインタースポーツ人口はわかりませんが、中国スキー業界の統計によると、 2017年の間に1回でもスキーをした人は1210万人となっています。 これは中国の人口13億8000万人の1%にも満たない数字です。 基本的に中国で雪が降る地域は限られているので、妥当な数字だと思います。 しかし、政府が2016年に打ち出した方針は、2025年までにウインタースポーツにかかわる人口を3億人に増やし、 少なくとも1600億ドル(約17兆円)規模の業界を作り出すことを意図しています。
 もし、2017年にスキーウエアを作っていたとすれば、3億人の半分がスキーをするようになれば、市場規模は約12倍になるということなので、 単純に企業規模が10倍以上になるということです。 非常に魅力的です。

 いかがですか、市場が拡大していくという響きは良いと思いませんか? もし、中国にウインタースポーツで参入することができれば、右肩上がりで売上が伸びるということです。 中国政府はやるというものは絶対やるので、中国の企業家は目の色を変えて、ウインタースポーツ製品や関連グッズ、 それにウインタースポーツ施設などを急ピッチで開発しています。 スケート場やスキー場もどんどんできています。 雪が降らない地域でも、人工雪を使った年中滑れる屋内スキー場が建設しています。 上海などの都心では、ビルの中に雪を使わないスキー練習場をつくり、人気となっています。

 「参加人口の増加」なんとも良い響きではないでしょうか。 パチンコ業界も参加人口がどんどん増えてくれば、お客様を取り合うことなく、仲良く営業ができます。 しかし、現実は参加人口が減る一方です。 2020年にはとうとう710万人になってしまいました。 ピークが2930万人ですから、約75%の人がいなくなったという計算になります。 ユーザーが少ないと、生き残るためにお客様の取り合になってしまいます。 業界としても、パチンコ・スロットユーザーの拡大のために本格的に取り組む必要があるのではないでしょうか。 組合としてパチンコユーザーの拡大キャンペーンをするとか、 新規ユーザーの拡大に取り組むパチンコ店を組合が応援するなどしていかないと、 さらにさらに厳しさが増すように思います。

 中国はいろいろな分野で市場拡大の余地があります。 将来の人口減少を危惧していますが、現時点では市場拡大の余地がいたるところにあります。 それに引き換え日本は人口減少へと突入している上に、いろいろな市場の参加人口が減っています。 業界を俯瞰した場合、新規のパチンコやスロットへの参加を促す活動は必須なのではないでしょうか。

 中国の話でこんな話があったと記憶しています。 豚に寄生しているノミの話です・・・。
 3匹のノミが、一番血が吸いやすい良い場所をゲットしようとして争っていました。 そこに別のノミが来て言います。
「場所の取り合いをしている場合ではないぜ。 もうすぐお祭だよ。 この豚は丸々と太っているから、お祭の時に豚の丸焼きにされてしまう。 そうなったら、俺たち全部まる焦げだぜ!」 それを聞いた3匹は、争うのを止め、協力して豚の血を吸い、難を逃れたとさ。

 中国のウンタースポーツ参加人口拡大の話を聞きながら、 羨ましいと思うと同時に、 人口が少ない日本では、業界が一丸となって参加人口を増やす工夫をする必要があるのではなかと改めて感じました。

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 プーチン大統領の目標に対する執着に着目する!

 みなさんは『臥薪嘗胆(がしんしょうたん)』という言葉をご存知でしょうか? 簡単に言えば復讐を成功するために苦労に耐えるという意味を持つ、 呉と越の戦いから生まれた中国の故事成語です。 復讐という言葉は、あまり響きが良くないので言い直すと、 目的を達成するという意思を高く保つために、あえて自分自身に苦痛を与え、目的を達成するまで頑張るという意味合いです。
 臥薪(がしん)とは、薪(たきぎ)の上に臥(ふ)し寝ることであり、嘗胆(しょうたん)とは、苦い胆(きも)を嘗(な)めることです。 薪を敷いて寝ると痛くて寝ることができません。 痛いと思うたびに、自分が立てた目標(この場合復讐ですが)を意識して、自分を駆り立てる。 同じように苦い胆を舐めるたびに、このやろうと思いながら自分の立てた目標を意識して、目標達成のために頑張る、というものです。

 今回のロシアのウクライナへの侵攻は、西側諸国から見ると国際法を無視した野蛮な行為と見えますが、 プーチンさんにとっては、ソ連を崩壊に導いた西欧諸国に一矢報いたいという思いで、 これまで周到に準備を重ねに重ねた結果として行った行為なのではないでしょうか。 まさに中国の故事である『臥薪嘗胆』を現代で行っている国主という見方もできます。

 ロシアはソ連崩壊以後、経済はボロボロです。 度重なる経済制裁で、経済的には厳しい状態です。 ロシアのGDPは日本より低く、2020年では約1.4兆ドルです。 GDPの規模でいえばロシアは世界で11位であり、昔の超大国の面影はありません。 ちなみに日本は約5兆ドルです。 なんとあの大国ロシアの約4倍の経済規模です。
 ロシアとしては大変無念な状態です。 第二次世界大戦の敗戦国の日本より小さな経済規模。 そして、何か問題が起こると、経済制裁という形で西側諸国からの圧力がかかります。 ちなみに経済制裁は、簡単に言えばお金持ちの国が貧乏な国に行う行為ですよね。 人間で言えば、お金持ちが貧しい人に、お前は俺たちに言うことを聞かないからダメと言い、パンはあげないというようなものです。 もし、パンが欲しかったら俺たちのルールを順守して行動しろという感じですよね。

 もし、あなたがプーチン大統領の立場ならどう思うでしょうか。 経済にものを言わせて、自分達の都合の良いルールを世界のルールと言い変えて押し付けてくる西側諸国に、 いつかはNOを突き付けたいと考える気持ちも理解できるのではないでしょうか。 特に国家でなく人間に置き換えると分かりやすいと思います。 これまでロシアが西側から経済制裁を受け続けてきたのは、薪に寝るとか胆を舐める行為と同じだったのではないかとも思えてきます。 プーチンさんにとっては、これまでの経済制裁を自分の目標意識を高める手段としていたかもしれません。

 ちなみに『臥薪嘗胆』して頑張った国家は、相手国を支配、或いは滅ぼしています。 それは、目標(復讐)のために並々ならぬ努力を重ねているからです。 今回のロシアは、この『臥薪嘗胆』をして侵攻してきたなら、容易なことで収束には向かわないと思います。

 この『臥薪嘗胆』の事例はパチンコ業界ではどれくらいあるでしょうか? 例えば、地域に新規出店があり、そのために地域2番店、3番店になってしまった。 その店舗の店長や経営者が、地域一番を諦めず挑み続けるようなものです。 でも、多くの店舗は規模が小さいから、建物が古いから、資本力がないから、立地条件が悪いからなど、 いろいろと言い訳をして、早々に諦めてしまうケースが多いのではないでしょうか。 諦めると地域一番店になるという「努力」はそこでストップしてしまいます。 それで終わりです。

 私は『臥薪嘗胆』の本質は、目標に対する異常なまでの執着心だと思っています。 諦めない心が、絶え間ない努力を可能にし、力を付け、最終的に目標にたどり着く。 別の言い方をすれば、薪の上で寝たり、胆を舐めたりしないと、人間すぐに立てた目標を放棄してしまうという弱い存在であるということかもしれません。 そういう意味でプーチンさんの行動は容認できませんが、目標に対する意識の高さについては、見習う必要があるかもしれません。

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 ソニーから発想が真逆のイヤホンが発売!

 今月25日からソニーのワイヤレスイヤホン「リンクバッズ」(価格2万3千円前後)が発売されます。 このイヤホンの最大の特徴は、回りの音が良く聞こえるというものです。

 これまでのイヤホンは耳を塞ぎ、なるべく外部の余計な音が聞こえないように開発してきました。 そのために聴覚器官に外部の音を伝えないようにイヤホンの形状を工夫したり、 ノイズを打ち消すノイズキャンセリング機能などを開発してきました。 このようにイヤホンは音楽への没入感をアップさせることを最重要目的としていたのです。

 ところが、今回開発されたワイヤレスイヤホンは、耳の穴をふさがないようにして、回りの音が聞こえるように工夫されています。 従来とは真逆の発想で開発されたイヤホンです。 目指したのは究極の『ながら聴き』だったのです。 今の若い世代は、何かをしながら音楽を聴くのが当たり前になっている。 音楽を聴くライフスタイルの変化をソニーはキッチリ捉えていたということです。
 もちろん、ただ外部の音が聞こえるだけでは、質の悪いイヤホンと同じになってしまいます。 外部の音が聞こえるの中で、鮮明に音楽を聴覚器官に伝え、ユーザーに満足感を与えるかが重要です。 そして、ながら聴きをするので、長時間のイヤホン装着に耐えられる形状や材質が求められます。 それらの課題を解決して、製品化していますので、さすがソニーさんだと思います。
 ちなみに耳の形状に関しては500人の耳の型をとり、どんな耳の形にも合う形状にしたそうです。

 私はイヤホンやヘッドホンをして街を歩いている人を見ると、結構危ないと思っていました。 視覚情報は、直線的なモノしか感じることができません。 要するに目の前の情報しか拾えないので、後ろや横から何か危険が迫っても、すぐに逃げることができません。 歩道に自動車が突っ込んでくる、トラックのタイヤが脱輪して歩行者を後ろから襲ってくる、という世の中ですから、 安全に関して、もっと意識すべきだと思っていました。 だからこのソニーの新しいワイヤレスイヤホンは是非購入したいと思っています。

 恐らく今回開発された技術は遠からずインカムに取り入れられ、よりスムーズな接客を実現するのではないでしょうか。 インカムを使ってサービスの向上や作業の効率化を行っている業界はいろいろあります。 パチンコ業界もその一つです。 お客様との会話をスムーズに行うためには、外部の音が聞き取れるインカムは必要です。 また、片耳だけで声を聞くという行為は、耳に負担をかけます。 このイヤホンなら両耳でも問題ないので、使用者の負担軽減にもなるのではないでしょうか。 いずれこのソニーの技術がいろいろな業界に活かされるのではないかと楽しみにしています。

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 ウクライナを諦めないロシアに打つ手はない?

 ロシアのプーチン大統領、本当にしたたかだと思います。 ウクライナ周辺にロシア軍を展開し、虎視眈々とウクライナへ侵攻する機会を狙っています。 朝起きるとロシアがウクライナへ侵攻したニュースが流れるのではないかと、戦々恐々としてテレビをつけます。 平和から戦争へのシフトは一瞬で起こります。

 プーチン大統領は今回の状況に持ち込むために、長い間戦略を練ってきたのではないかと思います。 単なる思い付きで、やっているとは到底おもえません。 もし、プーチンさんの立場で考えると、ウクライナを叩き、親ロシア化をするための条件とは、第一にロシアの力を強くすることです。 そのためにロシア自体の経済力と軍事力の強化が基本路線となります。 しかし、自国の力だけを増強しても時間がかかり過ぎ、限界があります。

 そこで次に打つ手は、ウクライナの弱体化及び、NATO加盟国の弱体化です。 NATO加盟国が弱体化すると相対的にロシアの力が増します。 それともう一つは有力な同盟国というか支援国を得ることです。 自国単独でできないことも、支援国があると軍事的、経済的な優位を獲得できます。

 まずとりかかったのは、NATO加盟国の足並みをみだすことです。 そのためにはロシアに対する依存度を大きくすることと、加盟国でその依存度の程度を違えることで、利害の共通性を無くすことです。 下のグラフを見てもらうとロシアのLNGに西欧諸国が大きく依存していることが分かります。 ロシアがLNGを止めると言われると、依存度によって窮地に立つ国となんとかしのげる状況の国に分かれます。 そうなると共通にロシアに対峙すると言われると、窮地に立つ国は及び腰になってしまいます。 つまり、NATOが利害によって対応がまとまらない状況も考えれれます。

 カーボンニュートラルは地球にやさしいとして、ヨーロッパ諸国は進めましたが、これはロシアのLNGを前提としているので、ロシアはほくそ笑んでたのではないでしょうか。 現状の各国の対応を見ていると、個別にプーチン大統領と話をしています。 通常まとまって話をする方が、圧力を掛けやすいと思いますが、それができていません。 恐らくNATO加盟国としての総意の形成が困難なのではないかと推察しています。

 次に有力な同盟国というか支援国を得る点ですが、中国が巨大化したので、十分な支援が期待できる状態なのではないでしょうか。 中国自身も台湾を併合したいという思いがあるので、ロシアのウクライナ侵攻に対しては、是と思っている可能性が高いでしょう。 もちろん中国はしたたかですから、今回のウクライナ問題を是認する代わりに、中国の悲願である台湾併合の了承を取り付けるでしょう。 ある意味、ロシアは中国が大国として育つまで待っていたと考えることもできます。 ロシアは欧州市場を失っても中国の巨大市場があれば、何とかなるとシミュレーションをしてるのではないでしょうか。 そう考えると、これだけの布石を打った今回の作戦を何の成果もなく撤退するとは思えない気がしてきます。

 では、NATOとして策は無いのでしょうか? 1つは単純にウクライナの兵を増強する、ウクライナ支援のNATO軍をウクライナ国境に配備することです。 現在ウクライナはNATOではないので、NATO軍そのものを置くことはできませんが、国境沿いに軍隊を配備しておくというモノでしょう。 もうひとつは、NATO軍をベラルーシュ周辺に大規模に配備し、ベラルーシュからウクライナに進行することがあれば、 ベラルーシュに対してNATO軍が侵攻するという状況を作るというものです。 プーチンさんに、ウクライナに侵攻しも親ロシアのベラルーシュを失うのは収支が合わないというメッセージを送るというものです。

 実はこれは中国ではよく知られている打ち手の一つなのです。 中国の兵子法に『三十六計』というものがあります。 その中の第二計に『囲魏救趙いぎきゅうちょう』というものがあります。 中国の戦国時代に魏という国が、趙という国の都を包囲して攻め立てた時、趙国は耐えきれず斉国に救援を求めました。 その時、斉国は趙国を直接助けに行くのではなく、魏国の首都を攻撃することで趙国を助けたというものです。
 余談になりますが、店舗運営でも応用できる作戦です。 例えば、近くの競合店が「牙狼」の出玉攻勢で、自店のお客様が取られそうな感じがする。 よく観察すると「海物語」は「牙狼」の出玉攻勢をするためにキツイ営業をしていることが分かったとしましょう。 その場合、同じ「牙狼」で出玉攻勢をして張り合うのではなく、 競合店が安心してキツイ営業をしている「海物語」に対して、出玉や新台での攻勢を仕掛けるというものです。 競合店はベースにしている「海物語」のお客様がぐらつくので、「牙狼」どころではなくなってしまうというものです。

 戦略や戦術は軍事用語であり、兵法はそのエッセンスを書いたものです。 軍事運用方法も抽象度を上がるとホール運営に応用できますので、読んでみるのも面白いと思います。
 ちなみに、現在ロシアが軍事演習としてやっている行為は、『三十六計』の第一計の『瞞天過海まんてんかかい』のように見えます。 それに対して、バイデン大統領は「騙されないぞ!」というメッセージを盛んにだして牽制しています。 基本的な作戦を集めている『三十六計』は、具体的で分かりやすい兵法なので、各国が何をしているのか知る手掛かりになると思います。

 さて、ウクライナ問題ですが、ロシアの諦めにより、早く終息して欲しいものです。 万一、ウクライナの併合などの事態になると、中国が台湾併合に動き出す可能性が高まるからです。 最近、プーチン大統領がウクライナ人とロシア人は一つの民族のようなことを言い始めていますので、 中国政府が標榜している一つに中華というスローガンにダブらせてきているのが気になります。 第二次世界大戦では、列強がドイツの初動対応にミスり、ナチを台頭させてしまいました。 歴史は繰り返すと言われますが、こういう歴史は繰り返して欲しくないので、 アメリカのバイデンさんをはじめ、ヨーロッパ諸国の首脳には頑張ってもらいてと願うばかりです。

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 ワリエワ選手の悲劇をから改めて遵法を意識する!

 ショートプログラム(SP)の1位をとったカミラ・ワリエワ選手(15歳)が、女子フィギュアで4位となりました。 完璧な演技で他の選手の心を打ち砕くことから『絶望』という異名を持つ凄い選手です。 フリーの演技ではミスを連発し、とても見ていられるものではありませんでした。

 こころと身体は一体です。 こころが動揺すると身体にも影響を与えます。 ドーピングによるパッシングも、SPでは大丈夫だった演技ですが、フリーではその影響が出てしまったように思います。
 大脳神経の多くの部分は、顔や手足と結びついています。 心配や悩みがあると表情に兆候が表れ、手足の機能も低下します。 特にフィギアなどのコンマ何秒のタイミングなどが必要なスポーツでは、手足の微妙なコントロールは必須です。 そこに一瞬でも迷いが生じるとタイミングがずれて、完璧な演技は難しくなります。

 メンタルが強くないとスポーツは勝てないとよく言われます。 そのため多くのスポーツ選手がメンタルを強いくするために専門家を付けたり、 自主トレーニングをしているという話も聞きます。 恐らくワリエワ選手もメンタルを強くするためにトレーニングをしてきたと思います。 しかしそれは一般的な大会に対するプレッシャーを跳ね除けるためのもであって、 今回のドーピング問題は想定外であったと思います。 だからメンタルが保てなかった。 そう考えると、ワリエワ選手がまさか自分がドーピング問題に巻き込まれるとは思っていなかったように感じられます。

 ではなぜこのようなことが起きてしまったのでしょうか? 個人的には誰かに悪意があってやったことのようには思えません。 報道ではお祖父さんの心臓病のクスリの可能性が取り上げられています。 もしかしたら、お祖父さんがワリエワ選手のことを本気で思い、プレッシャーを受け苦しんでいる孫に善意から、 心臓がどきどきするならと自分の薬を何も知らずに与えたのかもしれません。 自分のことを思ってくれている人が、自分の身を案じて善意で勧めてくれたことを、不用意に受け入れてしまったのかもしれません。 いずれにしても受入れた自分以外を責めることはできません。 もっとも真相はまだ闇の中ですが・・・。

 誰も恨むことができないという状況は結構きついものです。 誰かに対する憎しみをバネに頑張るという話はあります。 よく臥薪嘗胆がしんしょうたんなどと言われますが、それは案外力を出せます。 しかし、そういう他者を怨む要素が全く無ければ、現状を受け入れるために自分を否定するしかなくなります。 自己否定した心で、身体を自由に動かすことはかなり難しいと思います。 そして最後に心を折ったのが、国際オリンピック委員会(IOC)の「メダル授与式は行わない」との判断ではないでしょうか。 要する位メダルを授与しないということですから、出場させながら彼女が頑張る意味を無くすという行為です。

 さらに彼女がやる気を無くす背景があります。 実は、ロシアの選手がメダルを獲ると政府から報奨金がでます。 羽鳥慎一モーニングショー(2/16)で紹介していましたが、 金メダルの場合は約600万円に加え、シーズンの結果に応じて変動はありますが、ロシア大統領奨学金が毎月約7万7500円。 ロシアの平均月収が6万6000円、平均年収79万円なので、かなりの大金です。
 もしかしたら、応援してくれている家族にお返しをしたいと考えていたかもしれませんが、 メダルの授与がないとなると、優勝してもそれが全部無しになる可能性が高いと考えられます。 もし、意図せずにドーピングをしていたなら、名誉も地位もお金も無い中での晴れ舞台とは、最悪です。

 ワリエワ選手を見て、これを店舗の教訓として考えるなら、法令違反に対して遵守の徹底というところでしょうか。 悪気はなくとも、無知や善意から意図せずに違反をしてしまう可能性もあるかもしれません。 知識不足や勘違いによる法令違反、まずないと思いますが、 改めてすべてのスタッフに最低限の法律の知識を教え、法令に違反しているところはないか、 チェックをすることも必要なのかもしれません。

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 ロシア軍のウクライナ侵攻手口から運営を考えてみる!

 連日のようにウクライナ情勢がニュースになります。 ロシアがいつウクライナを攻めるのか、世界が注目しています。 もし、そのような事態に日本が直面したら、どうなるでしょうか? 娯楽やレジャー産業は、平和と豊かさをベースとして発展していきます。 ウクライナのニュースを視るたびに、現在の日本の平和に感謝しなけばと思います。

 さて、ウクライナですが、ロシアの攻撃をどのようにかわすかを当然ながら考えています。 それではロシアの攻撃とはどのようなものでしょうか? ニュース番組WBSの原田解説キャスターが概要を説明していました。 それは次に3つです。

 ①軍事侵攻
 ②サイバー攻撃
 ③フェイク動画の拡散

 まず、①がみなさんがイメージしている軍隊によるウクライナへの侵攻です。 多量の戦車やミサイル、歩兵もいます。 ウクライナ国境付近に10万人から15万人を展開させています。 黒海にも多数の軍艦を動員しています。 これらがウクライナに物理的攻撃を仕掛けていくというものです。
 次が②のサイバー攻撃です。 いわゆる電子戦です。 現在、情報を電子機器によって集められ分析されます。 ウクライナの所有するコンピューターをはじめ電子機器を無効化できれば、軍隊の侵攻容易になります。 なぜなら、ウクライナ政府はロシア軍がいつどのようにどれくらいな規模で侵攻してきたのか分からなければ、対策が打てないからです。
 そして、③のフェイク動画の拡散です。 フェイク動画がなぜ問題になるのか? それは世界各国の動きを封じるためです。 例えば、ウクライナ軍がロシア軍に先制攻撃を仕掛けてきたことにより、ロシア軍に甚大な被害がでて、反撃をせざるを得なくなった。 という動画作って世界にバラまいたらどうでしょうか? ほとんどの国は他国への侵略は容認しませんが、相手国が先に攻撃をして、やむなく応戦したということにすれば、世界から戦争に対する支持を取り付けることができます。 侵略戦争ではなく、防衛戦争という名目を作り出すということです。
 もう一つのシナリオは、ウクライナ東部の新ロシアに人たちが、ウクライナ政府より大量殺戮されたというものです。 このケースでは、大量の死体(のようなもの)とウクライナ国旗やウクライナ軍の証拠となるものを用意し、撮影すればすぐできます。 こういう動画をバラまいて、ロシア政府としては人道上の観点からウクライナに侵攻せざるを得なかったと言えます。 この場合も、侵略戦争ではなく、正義を守り人権を守るための聖戦と言うことができます。
 これらは戦争開始の常套手段で、今はインターネットが発達しているので、ファイ動画を作成して配信することで、世界の干渉を真偽がわかるまで、排除することができます。 ウクライナ政府は戦々恐々というところでしょう。 アメリカも必要以上にロシアの動向をオープンにしているのは、これらのサーバー攻撃やフェイク動画の拡散を懸念してのことではないかと思います。

 ここまで書くと戦争の話ばかりで何の役に立つのかと思われるかもしれません。 私はこの話を聞いて、パチンコ店の運営力とロシアの侵攻のための3要素が類似していると感じました。 どういうことかというと、出玉で考えて見ましょう。

 ①軍事進攻 = 出玉規模
 ②サーバー攻撃 = ポスター、チラシ、LINE、声掛け等
 ③ファイク動画の拡散 = 当日の玉積み演出や屋台等の演出等

 いかがでしょうか。 いくら出玉をするからと言って、こっそりやっては、出玉を本当にしているかどうかは分かりにくいものです。 やはり事前の情報によるコントロールが大切です。 それに加えて、当時の出玉感のある演出も欠かせません。 この3要素がうまく連携させることができると、お客様も出玉を実感し、満足度が上がります。

 いかがでしょうか? 軍事と販促は全く違うものですが、抽象度を上げていくと似たような構造があることに気づきます。 ロシア軍の脅威を感じて、平和を祈ることも大切ですが、ロシア軍の侵攻戦略から店舗運営のやり方が学べるかもしれません。 世界平和の視点と店舗運営の視点という複眼的思考で、ニュースを視るのも有りではないでしょうか。

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 ワリエワ選手のドーピング問題から店舗の信用を考える!

 北京オリンピックで毎日熱戦が繰り広げられています。 純粋にスポーツを楽しみたいと思っている人は多いと思いますが、現実はなかなかそうではないようです。

 今一番ホットなのが、「ワリエワ選手」のドーピング問題です。 北京冬季五輪のドーピング検査を管轄する国際検査機関(ITA)が、11日にフィギアスケートのカミラ・ワリエワ選手(15歳)が、 昨年12月の大会のドーピング検査で陽性反応を示したとの声明を発表しました。 検出された薬物は、「トリメタジジン」というもので、血管を拡張させ、持久力の向上に効果があるとされるものです。 フィギアスケートは体力の消耗が激しいスポーツなので、この薬物を服用する効果は大きいと考えられています。

 ITAの声明では、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)によって昨年12月25日に検査が行われ、今月の8日にワリエワ選手に「陽性」が伝えられたということです。 ロシア反ドーピング機関は暫定資格停止処分としたが、9日に事情を聞いたうえで解除したということです。 要するに『事情』があれば「薬物OK」ということなのでしょう。

 これに納得しなかったのが国際オリンピック委員会(IOC)と国際スケート連合(ISU)の2つの国際機関ですね。 ドーピングは絶対禁止と言っているのに、『事情があればOK』では、他の選手に対して示しがつかないということでしょう。 IOCとISUとも、いかなる試合においても、たとえ練習試合でも、恐らくただの練習においても、ドーピングすることを禁止している趣旨だと思います。

 それに対してロシア・オリンピック委員会(ROC)は、「陽性反応は五輪の検査で出たものではないのでセーフ」と主張しています。 さらに「ロシア選手権では陽性だったが、その後の欧州選手権や北京五輪では陰性だったから、やっぱりセーフ」とも言っています。 要するにロシア・オリンピック委員会(ROC)は試合で使わなければ、ドーピングは問題無いという立場のようです。 身近な例で言えば、お酒ですね。 『飲むなら乗るな、乗るなら飲むな』的な発想に感じられます。

 揉めているのは、ドーピングに対する考え方が違うからということになります。 IOCとISUは、いかなる場合もドーピング禁止。 ROCは、試合だけはドーピング禁止。 もちろんどちらも譲らないので、スポーツ仲裁裁判所(CAS)で決着をつけることになりました。 ちなみにこのCASは1984年にIOCが設立した一審制の第三者機関です。

 結果はみなさんもご存知のように、CASは北京冬季五輪への出場を認める裁定を下しました。 理由は2つのようで、まず、ワリエワ選手は未成年であり、世界反ドーピング機関(WADA)が定める保護対象となるということ、 次に五輪期間中に薬物検査で陽性とはなっていないとしています。 IOCが自身が作ったCASは、IOCと反対の立場だったということです。 もっと言えば、CASがIOCの考え方、方針を否定したということですね。 そして、未成年の保護とは、罰則が適用されないという意味ではなく、過去にドーピングをしても未成年なら試合に出られると意味だったということが明らかになりました。

 裁判所は中立の立場に立ち、人々に正しい姿、あるべき姿を示し、正しい方向に導くもの?のはずです。 ということは、今後、ドーピングは試合でしなければOK、未成年なら試合にも出られるのが、正しいスポーツ界の在り方ということなのでしょう。 この決定を受けて、今後、IOCは方針転換を迫られるかもしれません。 当然、これを支持する人もいれば、そうでない人もいるでしょう。 残念ながら人の考え方はさまざまです。 納得していない人が多いようですので、今後この問題がどう発展していくか気になるところです。

 ではここで質問です。 ワリエワ選手が今回金を獲ったとして賞賛する人がどれだけいるでしょうか?
 おそらくワリエワ選手はオリンピックでドーピングはしないと思います。 ドーピングをしないで、金を獲得できたなら、それは本人の実力です。 しかし、賞賛する人は少ないように思います。 それは、彼女のこれまでの行動を問題にするからです。 これまでの行動(いわゆるストック)とは、ある意味「信用」です。 信用のある人間は、良いことをすれば、素直に賞賛されます。 しかし、信用の無い人間に対しては、良いことをしても懐疑の目が向けられます。 同じことをてもストックが評価のカギとなるのです。

 これは、企業でもパチンコ店でも同じです。 付け焼刃でコミュニティ的なことや社会貢献的なことをしても、過去の行動(ストック)がなければ、このホールは何を考えているかわからないと思われます。 こんなことをしても効果がないという人がいますが、店としてストックがないので当然の結果としか言いようがありません。 コミュニティホールづくりには、ストックを意識しなければならないのです。

 さて、長くなりましたが、ワリエワ選手に話を戻したいと思います。 裁判所がいくら肯定しても、ワリエワ選手のストックはマイナスです。 これからワリエワ選手が世界から信用されるまでは、長い道のりが待っていると思います。 また、今回のCASの判断がスポーツ界にどのような影響を及ぼすのかも気になるところです。

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 ありふれた題材を非凡なものへと変える!?

「時光代理人」という中国のアニメの第6話を見ていて、これは役に立つという名言が紹介されていたので、その話をしたいと思います。 このアニメ内容の話をすると長くなってしまうので、省略しますが、面白かったので連続して2回見てしまいました。 アニメの冒頭に英語、中国語、日本語で以下の言葉が紹介されます。

   物珍しい題材を探すのではなく、
             ありふれた題材を非凡なものへと変える
                  -エドワード・ウェストンー

 エドワード・ウェストンをネットで調べるとアメリカの写真家として活躍し、63年前に亡くなっています。 写真の大家ですので、良い写真の取り方として、被写体の物珍しさを追い求めていても、良い写真が撮れるとは限らない、 それよりも、日常にあるものを取り方を工夫する方が、良い写真を撮れると言っていたのかもしれません。 しかし、この考え方は汎用性が高く、いろいろなところで使える名言だと思います。

 例えば、これを新台入替に活用して見たらどうでしょう。 海物語やジャグラ―のような超定番機のような新台を探すのではなく、 そこそこの定番機となる可能性のある新台を、自店の運営力によりロング定番機に変えることが大切だと、読み替えてみたらどうでしょう。 結構しっくりくるのではないでしょうか。

 滅多に出てこない長寿定番機を開発されるのを待つより、自店で定番機になる可能性ある台を育成していく方が、稼働を上げる確率が高まると思います。 もちろん、そのための台運営の工夫や改善は必要です。 そして運営力を身につけたあかつきには、他者との完全差別化となり、安定した稼働や収益を約束してくれます。 メーカー頼みではこうはなりません。 それは、どの店舗もそのメーカーの長寿定番機を入れて稼働アップを図るからです。 業界全体で良くなり良いことですが、全くの他力本願となってしまいます。
 他店はともかく、自店はどのような環境でも良い成績をあげたいとなれば、自己の努力が必要となります。 今までと同じ新台入替を続けていてはダメだということになります。 もし、これまでと同じ方法しかないように思えるなら、自己の能力を上げるためのサインが出ていると考えると、道は開けます。

 実は故伊丹十三監督も同じようなことを言われていたとを記憶しています。 みんなが知っているありふれたものを、みんなが知らない視点で描くことで、ユニークな作品を作られていました。 特に「スーパーの女」は面白く、ホール経営にも役立つので、いろんな方におススメをしています。 ありふれたことを、工夫することで、非凡なものにしていくという考え方は応用範囲が広いので、 みなさんも取り入れてみてはいかがでしょうか。

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 羽生選手の努力と他の選手の努力の違いとは?

 昨日、フィギアスケート男子シングルのフリーが行われました。 優勝は圧巻の演技を見せたサイネン・チェン(米国)選手。 総合得点は、332.60点と2位の鍵山優真の310.05点を20点以上の引き離しての堂々の金メダルです。 正に王者の貫禄とでも言うような演技でした。 もちろん2位の鍵山選手も素晴らしく、初めてのオリンピックで2位銀メダルの快挙です。 お父さんと二人三脚で頑張ってきた努力が報われた、素晴らしい成績です。 3位の宇野昌麿選手も2大会連続のメダリストとなり、実力の高さを証明しました。

 それでは男子シングルで一番関心を集めたフィギア選手は誰かと聞かれると、多くの人が羽生結弦選手と答えるのではないでしょうか。 1位2位の選手より羽生選手に関心が集まる。 そして羽生選手を応援したいと思い、羽生選手の4位の成績に賞賛を送る。 1位のサイネン・チェン選手と比べると49.39点も低い、283.21点であるにも関わらず。 この理由を考察することはたいへん意味があることだと私は考えています。 なぜなら、店舗運営の勝ち残りのヒントが隠されていると思うからです。

 今回の成績を店舗の構成要素の評価というように置き換えて考えるとイメージしやすいと思います。 1位の選手というのは評価が一番良い店ということで、立地条件が良く、地域で一番規模も大きく、設備も整い、新台入替や出玉などを行っている店と考えることができます。 客観的に見て、パチンコ店が優良である条件を一番満たしている店舗だと言えます。 一方、4位の選手は、地域一番店と比較すると、立地条件か、規模か、設備か、新台入替か、出玉か、傍から見ると何かが上位の店舗より劣っていると評価されている4番店のお店と置き換えることができます。 客観的に劣っており、単純に評価すると地域で4番目に良いお店ということになります。
 人は立地条件が悪いより、良い方を好みます。 規模が大きい店舗を好む人が多くいますし、 設備も最新の良いものを好む。 新台も多い方が良いし、出玉も出す方が好まれる。 でも、誰もが評価1位の店舗を一番好むのかと言えば、必ずしもそうではないということです。

 それでは話をフィギアスケートに戻して、なぜ羽生選手が好まれるか考えて見ましょう。 羽生選手と他の選手の違いは何なのでしょうか?
 フィギアスケートのオリンピック選手は誰もが努力をしています。 恐らく通常考える努力の中でも高いレベルでの努力がされていると想像できます。 人は努力をして頑張っている姿を好みます。 コミュニティホールの十分条件でも、第3項目目に”努力”をとりあげています。 それは多くの場合、”努力”は人を引き付けるからです。
 努力をしている選手としていない選手、どちらを応援しますかと聞かれると、努力をしている選手を応援するという人が多数となります。 では二人とも努力をしていると言われると、努力という判断要素は機能しなくなります。 どちらも努力している場合は、それ以外で評価することになります。 そうなると総合成績による評価の高さが、関心度の高さになります。 でも、今回はそうなならなかった。

 今回、総合成績を差し置いて、羽生選手に関心が集まったのは、努力の質が違っていたからだと思います。 フィギアスケート選手の練習風景を見て思ったのは、ほとんどの人は本番にミスをしないための努力のように感じられました。 努力をして完璧に演じられるようにする。 一方、羽生選手の努力は挑戦です。 守りではありません。 誰もやったことが無い、『4回転アクセル』を試合で完璧に披露するための挑戦です。 練習で何度も『4回転アクセル』に挑戦し、失敗し、転倒します。 しかし、そのたびに起き上がります。 この挑戦に対する努力に心が揺さぶられます。 北京冬季五輪でメダルを獲ることはできませんでしたが、悲願であった『4回転アクセル』は世界で初めて公式に認められました。 ある意味、羽生選手の努力は報われたといえるのではないでしょうか。

 それではここで質問です。 みなさんの店舗でも、何らの努力はされていると思います。 その努力は、守りの努力なのでしょうか? それとも攻めの努力でしょうか?
 守りの努力は現状維持です。 現状維持する努力は簡単だとは思いませんが、ほとんどホールがやっていることです。 誰もがしている努力をお客様は当然と考えます。 このレベルの努力ではお客様の好感度を上げ、応援したい店舗とはなりません。
 コミュニティホールの十分条件として取り上げている努力とは、新しく魅力をつくるための努力であり、新しいことに挑戦するための努力であり、今よりもレベルを上げるための努力です。 今回の羽生選手の活躍は、”挑戦への努力”の力を私たちに教えてくれたように思います。

 どのような店舗であろうとも、”挑戦への努力”をしている店舗に対しては、応援する人が出てくると思います。 もし、何となく自分達店舗を応戦する人が少なくなってきたと感じているなら、”挑戦への努力”が疎かになっているのではないでしょうか。
 競合店が新台や出玉で良くなったからお客様を奪われたようにいう人がいますが、自店のファンはそんなことでは移動しないと思います。 他店が良くなるより、自店が悪くなったからお客様が移動したと考えるのが正解です。 それは、サイネン・チェン選手が圧倒的高得点を出しても、羽生ファンが減らないことからもわかります。

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 羽生選手のアクシデントからの活躍に刮目(かつもく)!

 昨日、フィギアスケート男子シングルのショートプログラムが行われました。 個人的には見る気は全然無かったのですが、思わず見てしまいました。 それだけ人を引き付けるモノがあったのでしょう。
 羽生結弦選手の前評判が高く、私は恐らく1位、悪くても3位までには入るだろうと思っていました。 ところが皆さんもご存知のように、まさかの8位となってしまいました。

 生中継を見ていたのですが、テレビの解説員が「ここで4回転ジャンプ!」と言ったにもかかわらず、 羽生選手はスルーして滑っていたので、プログラムを急遽組み替えたのかと思っていました。 その時の最高点が、モリシ・クビテラシビリ選手の97.98だったので、羽生選手の得点95.15を見ても、あまりピンときませんでした。 ところが、第5グループの選手が滑り始め、日本の宇野選手、鍵山選手が100点以上を出していくのを見て、遅まきながら羽生選手に大きなトラブルがあったことに気づきました。 ネットで調べて、初めて4回転ジャンプが1つ無くなっていたことを確認しました。
 4回転ジャンプのポイントは、通常14点前後。 非常に大きな得点源です。 羽生選手なら14点以上は確実に出せたと思います。 そう考えると、本当は羽生選手は最低でも109点は出せていたはずです。 1位でなくとも最低でも2位となっていたのでしょう。

 ニュースでは4回転ジャンプが飛べなかったのは、 ジャンプするタイミングの踏み出しの時にスケート靴のエッジが氷の溝にハマったのが原因であると伝えていました。 広いスケート場の中の小さな溝にハマる確率はどれくらいなのでしょうか? 恐らく何億分の1、何兆分の1というようなめったにない確率だと思います。

 このようなことが起こると個人の技術だけではなく、勝敗は運が左右してくるようにも思えます。 ここで、人によって勝負に対する考え方が分かれます。
 一つは、運があるから、努力しても限界がある。 だから、必死に努力をしても仕方がないと考える人。
 もう一つは、努力を積み重ねて、運の部分を最小にしていこうという人です。 羽生選手の例で言えば、「溝にハマったときの対処方法を練習しておくべきだった」ということになります。 前者の能力は伸びてきませんが、後者の能力はどんどん伸びていきます。 間違いなく勝つ確率が上がる人生です。

 ホール運営も同じですよね。 新台入替や出玉、景品企画、装飾変更をしても、ヒットする場合とそうでない場合があります。 前者の考え方で運営すると、運営力は向上していきませんが、後者の考え方を持つと運営力を向上させる可能性は非常に高くなります。 そういう意味で弊所では、PDCAサイクルの徹底による能力向上をおススメしています。

 さて、羽生選手に起こったアクシデントに戻ります。 これをどう解釈するかという問題もあります。 例えば、このアクシデントは3連覇を阻止しようとする天の意思が働いていると解釈することもできます。 また、羽生選手の悲願である世界初の「4回転アクセル」を成功させるための布石なので、吉兆であると解釈することもできます。 1位と「4回転アクセル」の同時を狙うとプレッシャーが凄い、だから「4回転アクセル」に集中できる環境を整えたと考えることもできるというわけです。 事実は変わりませんが、その事実をどう解釈するかは、個々人の自由です。 その解釈のやり方で、希望が持てる毎日になっていきます。

 最終的に男子シングルは誰が優勝するかはわかりません。 羽生選手に関しては、今回のアクシデントをプラスの解釈をして、この後、挑戦してくると思います。 現在、世界中の人がコロナというアクシデントに見舞われて苦しんでいます。 彼のアクシデントに対する克服は、コロナ禍にある世界中の多くの人に感動を与え、希望を与えてくれるのではないでしょうか。

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 面白企画『シャウエッセン断髪式』がヒントになる!

 日本ハムの「シャウエッセン」という”あらびきウインナー”のブランドをご存知でしょうか? 1985年から販売され続けている定番ヒット商品です。 昨年の売上は、このシャウエッセンだけで750億円というのですから、驚きです。 小さな食品メーカーにとって、10億円の売上突破は一つの目標です。 10億円の壁を超えられない会社も数多くあります。 中堅と呼ばれるためには、100億円の壁があります。 これも大変です。 さすがに日本ハムは食品メーカーの最大手なので、単品で750億円もの売上を上げるというのですから、凄いものです。

 このシャウエッセンですが、今度新しいパッケージに切り替わります。 通常、パッケージを見ると自動的に購買意欲が湧くように設計しているので、ヒット商品のパッケージは滅多に変えません。 しかし、日本ハムはこの商品のパッケージをあえて変えるというのです。 理由は何かと言えば、プラスチックゴミの削減です。 パッケージをコンパクトにして、プラゴミ量を減らすのが主な狙いです。

 写真にあるように、従来のシャウエッセンは巾着袋のようなパッケージになっていました。 わざわざこのようなデザインにしたのは、店頭で目立たせるためです。 そして、「巾着袋=シャウエッセン=あらびきウインナー=美味しい」を定着させ、他のソーセージに切り替える心理抵抗をつくるのにも役立っています。 多くの消費者は「巾着袋=美味しい」が刷り込まれているのです。 そして、このパッケージは中身がたくさん入っているように見えるという効果もあります。 正にグッドデザインなのですが、それを変更するということは、変更しなければならないという世の中の流れが出来ているということでしょう。

 最大手の日本ハムにとって、SDGsに取り組むことは当たり前のことであり、環境に配慮した商品であることは、経営上の制約条件になりつつあるのでしょう。 テレビを見ても、番組でもCMでも、環境問題やSDGsについての取り組みは当然のごとく言われてきています。 実際、世界の投資家もSDGs等への取り組みを企業評価とし、株の売買をしています。 この流れに大手であればあるほど逆らえないのでしょう。

 そこで日本ハムは、パッケージの変更に踏み切ったという感じですね。 新しいパッケージは、従来のモノより28%もプラゴミを削減できる仕様になっています。 では大きな変更なのか?というと、従来のパッケージのイメージはそのままに、巾着部分を無くしただけものです。 巾着が目印だっただけに、巾着袋のカットはさぞや無念だろうと推察できます。

 ここで日本ハムは考えます。 ただ巾着を無くしただけのパッケージにこっそり変更したらどうなるでしょうか。 この時期多くの企業が、小型化や脱プラに取り組んでいるので、ニュース性も無く、変更したことに気づかない人もいるのではないでしょうか。 巾着袋が見つからないから、他のソーセージを買う人も出てくるでしょう。 そうなると、SDGsの取り組みの為に売上が下がるという事態になりかねません。

 そこで、日本ハムはこの変化に話題性を与えて演出します。 巾着部分を『ちょんまげ』に見なして、巾着の断髪式を企画します。 しかし、ただ断髪式をやりますだけでは話題性が低いので、相撲協会とのコラボを取り付けます。 実現したのが、相撲協会監修の『シャウエッセン断髪式』です。 巾着部分を力士の髷(まげ)に見立てて、ゆかりの人たちが少しづつハサミを入れていく内容です。 関係者の中には涙を流す人もいて、本気で断髪式に取り組んでいるのが分かります。 そしてそれを動画にとり、公開。 私が見た時の動画再生回数は228.9万回でした。

 企業にとっては重大事件でも、傍から見ると別になんでもないことはたくさんあります。 例えば、パチンコ店の力をいれた新台入替や装飾変更、頑張って立てた景品企画などをイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
 だから仕方がないと現状を受け入れて諦めてしまうのか、日本ハムのように話題性を与えて、自分たちと同じ思いをお客様にも共有してもらう努力をするのかでは、大きな違いが生まれてきます。
 企業自体の持続可能性(サスティナビリティ)は、お客様と自分たち企業の持っている価値観を共有することで高まります。 コミュニティホールも、地域コミュニティが大切という価値観、人と人とのつながりが大切という価値観の共有無くしては、成立しません。 自分達の持っている価値観を、お客様とどうやって共有するか、この企画にいたるまでの経緯を想像してもらうと、 『シャウエッセン断髪式』はお客様との価値感の共有化の一つのヒントになるのではないでしょうか。

参考動画:シャウエッセン断髪式 30秒

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 ブースター接種の正しい知識を伝えよう!

 3回目の接種が中々進みません。 多くの人が3回目の接種をブースター接種と呼んでいます。 ブースターとは、「増幅器」のことで、3回目の接種は「本来ある免疫機能をさらに向上させる、増幅させる」という目的で打つので、そう呼ばれているようです。 お年寄りに『ブースター』と言っても何のことか分からないので、ブースター接種が進まない要因の一つになっているのではないでしょうか。 人は理解できないものに対して、行動を起こすのをためらうので、そんなことを考えたりしてしまいます。

 オミクロン株がピークを何時迎えるのか?などとテレビのワイドショーなどで言っていますが、 オミクロン株の感染者がいくら多くなっても、 オミクロン株にかかりにくい人(ブースター接種を終えた人)が多くならない限り、ピークにはなりません。 このままでは誰もが望まない緊急事態宣言が出てしまうかもしれません。

 政府も何とか、この状況を打開したいという思いから、2月4日に新旧のワクチン担当大臣が、新型コロナの3回目のワクチン接種を呼びかける動画をSNS上に公開しました。 やっぱり河野前大臣の影響力は大きいので、それを活用しようという試みは悪くないと思います。 動画は2人の会話です。

 河野太郎 前ワクチン担当相
「3回目を早く打とうとすると、3回目も私はモデルナになるんだろうと思いますが、堀内大臣はどうですか?」

 堀内詔子 ワクチン担当相
「私も1・2回目はモデルナでした。早く打てる方で接種する予定ですので、おそらくモデルナになるかと思います」

左遷した河野さんの力を借りるというのは、岸田さんにとって不本意なのかもしれませんが、英断だと思います。

 この間から問題となっているのは、ファイザー製のワクチン接種は人気があるのに、モデルナ製は敬遠する人が多いということです。 マスコミなどがモデルナよりファイザーの方が良いというような吹き込みし過ぎたので、その弊害が出ているようです。 もちろんマスコミは、「なぜ、モデルナを打たないの?ファイザーを打った方は、モデルナの方が抗体の増加率は高いのに!」と当然のように言っていますが、 多くの高齢者にはファイザーの方が効果も高く、副反応も少ないと思い込んでいるようです。 実際、私も義母に交差接種の話をすると知らなかったと言ってました。 最近は、コロナの話ばかりで、テレビではコロナ以外の番組を見ていると言ってましたので、最新のコロナ情報が更新されていないようです。

 みなさんのホールでは、ブースター接種について正しい知識をコミュニティ掲示板なので、お客様に伝えていますでしょうか? お客様が早めにブースター接種をすることは、お客様のためになると同時に、店舗にとってもリスク回避になります。 政府もブースター接種の接種率が遅いのでいらだっています。 ここは、政府に協力して、店内でもブースター接種についての正しい知識を提供しておくのは大切なことだと思います。

(注意)〇〇〇〇製の方が良いとか悪いというような言い方やおススメは、店舗にリスクが発生するのでやめておきましょう。 厚労省の発表やニュースの紹介が無難です。

 自店で新型コロナウイルス感染防止対策を地道にやっていても、しばらくすると風景になります。 感染防止に本気で取り組んでいることを示すためには、最新のコロナ情報を掲示するなどして、継続してアピールすることが必要です。 いつも見ているニュース番組のWBSも、わざわざ番組の冒頭の時間を使って、感染防止のためにメインデスクには2人しか座らないなど、丁寧に報告しています。 現在の状況を鑑みると多くの人に影響を与えるマスコミの姿勢として評価できると思います。
 パチンコ店でクラスターが発生することはほとんどないと思いますが、お客様がそう思うかは別です。 「デマ」や「風説」を流されないためにも、しかり自店のコロナ感染防止の対策姿勢を打ち出すことが大切です。

参考資料:新旧ワクチン大臣が3回目接種呼びかける動画を公開

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 季節感を敵にする店舗と味方にする店舗!

 商売は「商い=飽きない」と言われるようにお客様が店舗に来ることを飽きさせない工夫が必要とされます。 飽きない工夫の一つが季節の移り変わりが分かるように節目を作り、その演出をすることで、 商品構成に変化をつけ、商品をかわせるタイミングをつくり、店舗のやる気をお客様に伝えます。

 人間は習慣で動いている部分が多く、頭を使うことなく、条件反射で行動を起こします。 季節が移り変わるたびに、季節感を演出し、変化を演出することは、既に多くの人にインプットされている習慣的行為に対して、行動を促す一定のトリガーになります。 商売をする人は、これを上手く利用することで、高い販売促進効果を上げてきました。

 今日2月3日は節分でした。 節分と聞くと自動的に”豆まき”を思い浮かべます。 多くの家庭で”豆まき”をしていたので、大人になってもその時の思い出はすぐに呼び起こすことができます。 このブログを読んでいる人も、”豆まき”と聞けば、家での”豆まき”や神社やお寺の”豆まき”を容易に思い出せるでしょう。 神社仏閣は、こういう習慣を利用して参拝者を集め、お布施をもらいます。 同じようにスーパーなどは、”豆”の販売促進を行います。
 最近では”恵方巻”を連想する人の方が多いかもしれません。 百貨店の食料品売り場やスーパー、コンビニそれに寿司屋などでは、”恵方巻”に工夫を凝らし、縁起物として販売しています。 元々日本の一部の地域の習慣であったものが、近年全国に広がったとされています。
 商売としては”豆”をいくら工夫しても単価を上げる限界がありますが、 ”恵方巻”ならば、中に巻く具材を豪華にすれば、いくらでも単価を上げることができます。 販促ネタを探していたスーパーやコンビニは渡りに船で、この習慣を全国レベルにしてしまいました。 したがって2月3日に恵方巻を食べることが当たり前になっています。 ちなみに今年は北北西を向いて食べると良いそうです。

 このような季節ごとの習慣づけは、人間が生活を楽しむための工夫の一つなのだと思います。 季節ごとに違う習慣を作っているので、その季節の習慣となっている行為を実行することは、イコール強力な季節感の演出になっています。 逆に言えば、季節として習慣になっていることをやらないと、違和感を持たれるということです。 それは周りの商店などが、季節感を出すために習慣となっている行動をしてもらうための演出ををしているからです。

 季節感を味方にする店舗は、周囲の演出を利用し、さらに一工夫する店舗です。 お客様はそういう店舗を見て、頑張って商売をしていると感じます。 周囲がそういうムードなので、乗りやすいということです。
 逆に季節感を敵にする店舗は、そういうものを全くしないか、関係ない販促などをします。 何もしない店舗を見て文句を言う人はいないでしょう。 しかし、季節感もわかなければ、高揚感も湧きません。 パチンコを娯楽と考え、生活の一部と考えているような人にとっては、この想いは強くでるでしょう。 地域の商店と関係ない販促をしている店舗を見て、地域密着型の店舗とは感じないでしょう。 特に地域密着のコミュニティホールと思ってきている人にとっては、違和感が残るでしょう。

 節目の行事を店舗運営に活かすことは、季節感を演出し、多くの人の共感を得られるものです。 特に地域密着店をコンセプトとしている店舗では、欠かせないものと言えるでしょう。 そこで問題となるのは取り組み方です。

  ①とりあえず申し訳程度に取り組む店舗
  ②力を入れるが昨年と同じことをする店舗
  ③一工夫を加え、昨年と違うことをする店舗

 取り組むレベルでお客様の感じ方は違ってきます。 自店は何を目的として、節目行事に取り組み演出をするのか、期待効果をイメージすることで、 取り組むレベルを考える必要があると思います。 但し、①はやめておいた方が良いでしょう。 いい加減な取り組みは、店舗のやる気の無さを連想させ、お客様の期待感を削ぐからです。
 今年も家で”恵方巻”を食べながら、節目行事についてあれこれ考えていました。 もちろん、”豆まき”もする予定です。

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 「Tik Tok」のステルス広告疑惑を考えてみる!

 若者に人気の「Tik Tok」がステルス広告疑惑でニュースになりました。 「Tik Tok」の運営会社である日本法人バイトダンスが『ステルスマーケティング』をやっていたのではないかという疑惑です。

 『ステルスマーケティング』とは、消費者やユーザーに広告とはどこにも明記しないで、第三者や使用者を装って好評価のクチコミなどを発信し、推薦などをすることを言います。 企業からの広告宣伝はあまり信用できないが、利害関係のない第三者や実際に商品を使用した人の意見なら信用できると思っている人が多くいます。 そのような人に納得してもらうためには、実際に第三者や使用者が『良かった』と言ってもらうのが最も効果的であることは誰でもわかります。 そのために真面目に企業努力を重ね、そのような評判を取るための努力を多くの企業はしています。 この企業努力を不正な情報操作でごまかしてしまう方法の一つが、この手法です。

 バイトダンスはインフルエンサーに報酬を払い、「Tik Tok」上の動画(動物などの動画)の拡散を依頼したのですが、 インフルエンサーのツイッター投稿に広告であることを明記していなかったようです。 バイトダンスは「広告表記が必要であるという認識はなかった」として、 「関係者一同反省し徹底して、再発防止に取り組んでいく」とのことでした。

 こんなことが事件としてニュースになるの?と思う人もいるかもしれませんが、 それだけ人は、人に対して無防備であり、影響力が大きく社会的道義的に問題があるということです。 もちろん事前に利害関係があると分かれば、クチコミのように見えても、警戒して相手の口車に乗ることはありません。 しかし、利害関係がない第三者と思ってしまうと途端に無防備に近い状態になるということです。

 この事件からのヒントが、「よし、俺の店舗のPRはステルスにしよう!」というものであれば最低です。 もちろん、このブログの読者の方にそんなことを考える人はいないとは思います。 ではどのような気づきを得てもらいたいかと言うと3つあります。
 まず、どのような運営をするとお客様や第三者(地域の人や商店等)が好評価のクチコミを発信してくれるかということを考える習慣を身につけようというものです。 同じ施策でも意図を持って行う施策は効果が違います。
 次に、スタッフのクチコミの信頼性を上げるために、どのようなスタッフであるべきかを考え、それを教育や施策に落とし込むことです。 お客様から信頼されるスタッフを作るのは店長の仕事です。
 そして3つ目は、悪意のクチコミに対する日頃の備えです。 良くない風説を流された場合どうすべきか、対処方法を考えておくことも大切です。 クチコミの影響力の大きさを再認識して、自店の運営にどのように反映させるか考えて見てはいかがでしょか。

参考資料:ステルスマーケティングとコミュニティホール

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