新型コロナ運営対策コーナー

コミュニティマネジメント研究所

各業界の感染防止対策事例

 他業界の事例を知り、自社に取り入れる

パチンコ業界の感染防止&予防策

 多くのパチンコ店が感染防止の対策をとっています。 また、都道府県によっては休業再開にあたっての指導がなされているとこともあります。 取り合えず同業者の取り組みレベルを知っておくに越したことはありません。

   ◇感染防止を徹底しているベンチマーク店舗
   ◇飲食業界の感染防止対応
   ◇小売業界の感染防止対応
   ◇金融、運輸、ホテル、サービス業等の感染防止対応
   ◇その他業界の感染防止対応
   ◇パチンコ業界の感染防止対応

参考資料:パチンコ・パチスロ店営業における感染症の拡大予防ガイドライン

■パチンコ業界の感染防止対応

 パチンコ店が取り組んでいる対応と取り組めるであろう対応をあげています。 予防策はトータル的な判断ができまります。 ホールの装備によって違いがでます。 感染防止意識が高いお客様の多いホールとそうでないホールで違いがでます。 感染防止施策の中にお客様の感染防止意識の向上という視点を持っているホールとそういうものがないホールでも施策内容は違いがでます。 その中でどのような施策をチョイスをして実施して行くかで、各店のコロナ対策の差が生まれてくると思います。

<入店対応>
 ます、感染症の可能性のあるお客様の入場お断り対策が優先され、次に飛沫感染防止のためにお客様同士の社会的距離をとることをお願いし、 感染防止意識を高めてもらうための入店時の除菌消毒という流れになります。

 ①入店待ちに距離をとる足型シールやテープを貼る
 ②入店待ちのお客様にスタッフが距離をとるように声掛け
 ③手洗い消毒液を出入口(風除室)に置く
 ④発熱者に対する入店のお断りをする
 ⑤県外のパチンコ目的来店者のお断り
 ⑥お客様にマスク着用のお願い、マスクの配布
 ⑦自動ドアの手押し部分、エレベータ―のボタン部分の消毒
 ⑧混在時の入場制限(社会的距離が取れない人数の入店対応)
 ⑨朝の入場時、スタッフがお客様の手に個々に消毒液をかける

<ホール内の対応>
 まず、お客様に安心感を出すために、設備関係の除菌消毒の徹底。 接触感染の可能性が低いことをアピール。 次に社会的距離を十分とる工夫をする。 ホールの感染防止の意識の高さを分かってもらうことが重要。

 ①遊技台、ナンバーランプ、サンド、椅子などの定期的消毒
 ②玉箱やリーフレットなどの随時消毒
 ③休憩室のテーブル、椅子、備品などの定期的消毒
 ④ホール内のマッサージ器等の設備や什器の定期的消毒
 ⑤トイレのドア、便器等の定期的消毒
 ⑥自動販売機のボタンの定期的消毒
 ⑦精算機のボタン等の定期的消毒
 ⑧抗菌おしぼりの提供
 ⑨JCの消毒、JC利用時のお客様同士の距離の確保
 ⑩遊技台の間引き利用
 ⑪遊技台の間に分煙ボードなどのパーテーションの設置
 ⑫ホールの換気の強化
 ⑬マスクをつけてないお客様にマスク装着の案内をする
 ⑭お客様の要望に応じてビニール手袋を渡す
 ⑮床に落ちているパチンコ玉などは、お客様の箱に入れず回収する
 ⑯接触を減らすために各台計数を入れる
 ⑰スタッフが大きな声で挨拶をするのをコロナ対策として止める
  ※新型コロナ対策用の接客に切り替えているポスター作成

<カウンターの対応>
 お客様との会話があるので飛沫感染の防止、予防が第一。 次にお客様の接触感染に対する意識の高さで対応レベルを上げていくことになります。

 ①カウンター前にアクリルボードやビニールカーテンを付ける
 ②大きな声を出さなくてよいようにスピーカーを設置する
 ③カウンター横に手洗い消毒液を置く
 ④ソーシャルデイスタンス用のマークを床につける
 ⑤特殊景品等を渡す直前、スタッフは消毒液で手洗いをする
 ⑥特殊景品等の受け渡しにトレーを使う

<お客様サービス対応>
 基本は、お客様との一定の距離をとるように接客オペレーションを変える。 距離を取れない場合は、短時間になるように工夫する。 そして手で直接触るようなことはなるべく少なくする。 飲食物は個包装にして飛沫がかかっていないという演出をする。

 ①アメの配布等を中止する
 ②ビニール手袋をしてアメの配布する
 ③トレイの上に3つの枠を作り、それぞれアメをひとつづつ入れてお客様に差し出し、
 好みのアメを選んでもらう。スタッフはビニール手袋使用
 ④ワゴンサービスの食べ物の提供を中止する
 ⑤ワゴンサービスの食べ物をすべて個包装にする
 ⑥大きな声を避けるため会話の補助をするクリアファイルを作成する
  ※紙芝居形式で、伝えたい会話内容を書いておく

<スタッフ感染予防対応>
 まずお客様から見て、スタッフから新型コロナが感染しないという安心感を与える。 次にスタッフから見て、ホール接客をしてもお客様から感染しないという安堵感があるものにする。 という観点から判断してスタッフに指示。

 ①従業員はマスクをする※必須
 ②従業員はフェイスシールドをする
  ※お客様の顔にかなり近づく場合
  (例)マスクをしていないお客様に対する箱の上げ下げ
 ③従業員は薄いビニール手袋をする
  ※お客様のものに触れる場合
  (例)お客様のカバンの預かりサービスをする

<ホール全体>
 ①店内の窓を開け、換気をする
 ②除菌ができる空気清浄機の導入
 ③トレイでの感染防止協力の手洗いのお願い掲示
 ④便座付きトレイでの流水時の蓋閉めのお願い掲示

参考資料:パチンコ店へ新型肺炎の感染防止指導 菅長官
    :栃木県、パチンコ店のコロナ対策を巡回確認(日経新聞)

■一言

 感染防止には範囲とレベルがあります。 どれだけの範囲をどれだけのレベルで行うかについては、店舗の方針と競合店舗の関係で決まると思います。 感染防止をただの感染防止と考えるか、それとも差別化ポイントと考えるかで、かなりの違いがでると思います。
 いずれにしても絶対目標としてはクラスターを発生させないことです。 本ページが、クラスターが発生しない業界という安心安全作りをしていくためのヒントになることを願っています。

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