新型コロナウイルス感染症リスク
新型コロナウイルスに感染した場合のリスクを知ることで、感染対策の必要性を実感することができます。 リスクの知見はある意味、自分達を正しい行動にしてくれるための道しるべとも言えます。
◇年代別陽性者数
◇年代別死者数
◇感染者のうち重症化する人
◇感染者の後遺症の割合
■年代別陽性者数
ニュースで毎日速報が流れます。現在(3月17日)累計感染者数は、449,713人となっています。 感染者の年代別データは、1月8日ですが、傾向を把握するために掲載しておきます。
テレビでよく若者は自分は重症化しない、或いは死なないと思って自粛の意識が薄いような話がでますが、 データで見ると若者自身にとっては自分の体に対するリスクは低いと言えます。
■年代別死者数
ニュースの報道は、ニュース性の高いものを優先して取り上げます。 例えば20代の力士の死。テレビなどで取り上げられましたが、20代で亡くなった方は2021年3月10日時点で3人しかいません。 メディアなので報道で認識にバイアスがかかります。 そのため、現実の状況と自分自身の認識にギャップが生じる場合があります。 そういうことが無いように全体像を把握している必要があります。
データを知っておけば政府がなぜ65歳以上にワクチン接種を急ぐのか分かりますし、 店舗のお客様の年齢構成が高い場合、早目のワクチン接種をするように働きかけをしておくことが、 お客様を守る行為になることが分かります。
■感染者のうち重症化する人
重症化リスクの高いのも高齢者で、90歳以上では6人に1人、80歳以上では7人に1人、 70歳以上では12人に1人の割合で重症化していきます。
■感染者の後遺症の割合
国立国際医療研究センターの退院患者63人の調査。
調査の結果、発症2か月後で48%、4か月後27%の方が後遺症に苦しんでいると報告されています。
後遺症については、日本ではまだ本格的な調査が発表されていません。いずれ発表されるので、注意をしておく必要があります。 なお、後遺症で悩む人が数多く訪れている「ヒラハタクリニック」(東京都渋谷区)が公開されたデータは、件数も1000件以上であり、 どのような症状の人が多いか整理してあるので、参考になります。
◎関連情報:クリニックが後遺症データを公開し注意を呼びかけ
■一言
新型コロナウイルスの情報は溢れており、人によってコロナに対しての認識は微妙に違います。 会社や店舗で、今後コロナ対策やコロナ関連の情報提供などをする場合、共通の認識が必要となります。 本ページは、会社や店舗のスタッフ、お客様との共通認識を手軽に作るための情報提供を念頭に置いて作成しています。
◆参考資料:読売新聞3月17日 特別面
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