本当の地域密着店の作り方

店舗(パチンコホール)が地域のコミュニティ広場としての取り組みを始めた

コミュニティホール十分条件

お客様との信頼関係をつくるための条件


5.お客様本人を知る仕組み

定義:

 お客様の名前をはじめとする情報を知り、情報を蓄積するための仕掛け(システム)と、 お客様にお客様とお客様の会話を覚えていることをそれとなく知らせる仕掛け(システム)のこと

現状:

 多くのホールでは、お客様の顔を覚えることは、当たり前にされている。 お客様との会話を記憶して対応しているスタッフも結構います。

 それではお客様の何%を知っていますかということになると、ほとんどのホールはそれほど多くない。 実際、常連客と呼ばれる来店頻度の高いお客様しか覚えていないホールがほとんどです。

 しかし、お客様の立場から見れば、2週間に1回でも、その店に行けば、常連客のような気持ちになる。 よそに行かずにその店だけという顧客シェアの高いお客様は、特にそう思っています。

 そういう方をスタッフが覚えていないということは、 お客様にどうでもよい扱いをされていると感じさせることになり、離反のきっかけを作ります。 だから、そういうお客様を覚える仕組みが必要となります。

  

仕組みの一例:

〇お客様情報を蓄積できる会員管理システムを導入する。または作る。

〇入会申込書の情報項目を詳しく設定し、入会時の情報収集を徹底する。

〇入会時から5回までの来店は必ず声掛けをし、収集した情報で会話をする。

〇会員カードを手渡しされたら、名前を呼ぶルールにする。

〇インカムでお客様の会話を共有する。

〇お客様との会話はメモを残し、データベース化する。

〇新規会員が入会して帰るとき、カウンターに立ちよれば、名前で連絡をしてもらい、相手の名前を呼んでお礼挨拶をする。

〇入会時に時間を取り、申込書を利用して、趣味など詳しい話を聞く。

 (注意)以上の例は単なる思考の触媒にしかすぎません。これを参考に新たなやり方、仕組みを作ることをお奨めします。

関連参考資料:

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